JP2008265548A - 頭部保護エアバッグ袋体の配設構造 - Google Patents

頭部保護エアバッグ袋体の配設構造 Download PDF

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【課題】ピラーの上部に設けられるジャンプブラケットの取付け剛性を向上させて、頭部保護エアバッグ袋体の展開性能を向上させることを目的とする。
【解決手段】頭部保護エアバッグ袋体12の展開方向を規制可能なガイド壁16Aを有するジャンプブラケット16(展開方向規制手段)を、車両前後方向におけるピラー10の位置においてルーフサイドレール20とルーフリインフォースメント22とを連結する連結部材14と一体化している。このため、ジャンプブラケット16の取付け剛性を向上させることが可能である。また頭部保護エアバッグ袋体12の展開時に、その展開圧によるジャンプブラケット16の変形を抑制することができ、該ジャンプブラケット16が有するガイド壁16Aにより、頭部保護エアバッグ袋体12の展開方向を所定方向に規制して、該頭部保護エアバッグ袋体12の展開性能を向上させることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭部保護エアバッグ袋体の配設構造に関する。
センターピラーガーニッシュの上端部に近接するルーフサイドレールに、頭部保護エアバッグ袋体の展開時に該エアバッグ袋体の展開方向を車室内側方向に制御するジャンプ台(ジャンプブラケット)を配設した頭部保護エアバッグ袋体の配設構造が開示されている(特許文献1参照)。またセンターピラーの上部において、ルーフパネルセンターリインフォースメントとルーフサイドレールインナとを連結部材により連結した構造が開示されている(特許文献2参照)。
特許3125729号公報 特開2005−59649号公報
上記した特許文献2に記載の連結部材を、頭部保護エアバッグ袋体の位置まで車両下方に延設した場合において、ジャンプブラケットをルーフサイドレールに取り付けるためには、該ジャンプブラケットを、車室内側から見て連結部材に跨るように配置し、例えば該連結部材の前後においてジャンプブラケットをルーフサイドレールに固定することが考えられる。しかしながら、この場合、走行時等におけるジャンプブラケットと連結部材との干渉音の発生を防止する観点から、該ジャンプブラケットを連結部材から離間させて配置する必要があり、該ジャンプブラケットの取付け剛性を向上させることは難しいと考えられる。
本発明は、上記事実を考慮して、ピラーの上部に設けられるジャンプブラケットの取付け剛性を向上させて、頭部保護エアバッグ袋体の展開性能を向上させることを目的とする。
請求項1の発明は、車両前後方向においてピラーの位置に対応して設けられ、ルーフパネルの車幅方向両側で夫々車両前後方向に延設されたルーフサイドレールと該両ルーフサイドレールの間で前記ルーフパネルの車室側に配設されたルーフリインフォースメントとを連結する連結部材と、該連結部材と一体化され、前記ピラーの車室側に配設されたピラーガーニッシュの上端部に向かって延設され頭部保護エアバッグ袋体の展開方向を規制可能なガイド壁を有する展開方向規制手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の頭部保護エアバッグ袋体の配設構造では、頭部保護エアバッグ袋体の展開方向を規制可能なガイド壁を有する展開方向規制手段を、車両前後方向におけるピラーの位置においてルーフサイドレールとルーフリインフォースメントとを連結する連結部材と一体化しているので、展開方向規制手段の取付け剛性を向上させることが可能である。このため、頭部保護エアバッグ袋体の展開時に、その展開圧による展開方向規制手段の変形を抑制することができ、該展開方向規制手段が有するガイド壁により、頭部保護エアバッグ袋体の展開方向を所定方向に規制して、該頭部保護エアバッグ袋体の展開性能を向上させることが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の頭部保護エアバッグ袋体の配設構造において、前記展開方向規制手段は、前記連結部材に沿う接合部において該連結部材に接合されていることを特徴としている。
請求項2に記載の頭部保護エアバッグ袋体の配設構造では、展開方向規制手段が、連結部材に沿う接合部において該連結部材に接合されているので、該展開方向規制手段の取付け状態が安定している。このため、展開方向規制手段が有するガイド壁により、頭部保護エアバッグ袋体の展開方向をより安定的に規制することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の頭部保護エアバッグ袋体の配設構造によれば、ピラーの上部に設けられるジャンプブラケットの取付け剛性を向上させて、頭部保護エアバッグ袋体の展開性能を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の頭部保護エアバッグ袋体の配設構造によれば、展開方向規制手段が有するガイド壁により、頭部保護エアバッグ袋体の展開方向をより安定的に規制することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る頭部保護エアバッグ袋体の配設構造Sは、ピラー10の上方位置における頭部保護エアバッグ袋体12の配設構造に係り、連結部材14と、展開方向規制手段の一例たるジャンプブラケット16とを有して構成されている。
連結部材14は、車両前後方向においてピラー10の位置に対応して設けられ、ルーフパネル18の車幅方向両側で夫々車両前後方向に延設されたルーフサイドレール20と該両ルーフサイドレール20の間でルーフパネル18の車室44側に配設されたルーフリインフォースメント22とを連結する部材である。
ここで、ルーフサイドレール20は、インナパネル24とアウタパネル26とを接合して構成され、車体上部の車幅方向両側において車両前後方向に夫々延設された車両の骨格部材である。具体的には、ルーフサイドレール20は、インナパネル24とアウタパネル26とを、少なくとも車幅方向内側の接合部28において接合して構成されている。インナパネル24とアウタパネル26との間には、アウタリインフォースメント30が挟み込まれて、接合部28において共に接合されている。またインナパネル24とアウタリインフォースメント30とは、車幅方向外側の接合部38において、ピラーインナパネル32の上端部を挟み込んだ状態で接合されている。
アウタパネル26の下部は、ピラーアウタパネル34に連なっている。ピラー10を外れた位置においては、ピラーアウタパネル34は、接合部38においてインナパネル24及びアウタリインフォースメント30と接合されており、これによりルーフサイドレール20が閉断面に構成されている。接合部38におけるアウタリインフォースメント30の車幅方向外側面には、連結部材14を取り付けるためのナット36が例えば溶接されている。図3に示されるように、接合部38には、該ナット36に締結されるボルト50を通すための貫通孔52が設けられている。
ルーフパネル18は、両側のルーフサイドレール20間に跨って配設された外装部材であって、該ルーフパネル18の車体下側に位置するアッパリインフォースメント40と、該アッパリインフォースメント40の下面に接合されたルーフリインフォースメント22とにより補強されている。またルーフパネル18の車幅方向端部は、接合部28において、アッパリインフォースメント40と共にルーフサイドレール20に接合されている。この接合部28は、ルーフパネル18とルーフサイドレール20との境界において車体前後方向に延びる、いわゆるモヒカン溝部42に位置している。アッパリインフォースメント40の両端部のうち、接合部28よりも車幅方向内側の部分には、車両が側面衝突を受けた際に車体上部の変形を車幅方向に促進する当接促進部40Aが設けられている。
ルーフリインフォースメント22は、ルーフパネル18の車室44側において車幅方向に延設されたルーフパネル18の補強部材であって、例えば端部22Aにおいて接合部28と車幅方向に対向するように配設されている。具体的には、ルーフリインフォースメント22は、車体前後方向においてピラー10の位置に対応して設けられている。またルーフリインフォースメント22は、車両下方に凸となる断面略ハット形に構成されており、前後のフランジ部22Bにおいてアッパリインフォースメント40の下面に接合されて閉断面に構成されている。ルーフリインフォースメント22の端部22Aは、ルーフサイドレール20の接合部28と車幅方向に近接対向しており、ルーフサイドレール20が、側面衝突により、ルーフリインフォースメント22に対して車幅方向内側へ所定量相対移動することで、該接合部28に対して車幅方向に当接するように構成されている。
図2に示されるように、ルーフリインフォースメント22の底部22Cの車両前後方向中央部は、車室44側から見て車両上方に凹んだ凹部22Dとなっており、該凹部22Dは、例えばルーフリインフォースメント22の全長にわたって形成されている。このように凹部22Dを設けているのは、ルーフリインフォースメント22の断面係数を高めて曲げ剛性を向上させるためである。
ここで改めて連結部材14について詳述すると、図2,図3において、該連結部材14は、例えば車室44側に凸となる断面略ハット形に形成された金属部品であり、ルーフサイドレール20のインナパネル24への取付け時に該インナパネル24に当接するフランジ部14Aと、車室44側への凸部の頂面である縦壁部14Bとを有して構成されている。図3に示されるように、フランジ部14Aには、ボルト50を通すための貫通孔14Hが例えば1箇所形成されている。
連結部材14における縦壁部14Bの上部の端縁14Cは、ルーフリインフォースメント22の端部22Aに対して、部分的に車幅方向に対向している。連結部材14におけるフランジ部14Aの上部には、端縁14Cよりも更に車幅方向内側へ延びる一対の延長部14Dが形成されており、該延長部14Dは、例えばルーフリインフォースメント22における前後の底部22Cの上面に夫々接合されている。
なお、連結部材14の構成は、図示の例に限られるものではない。例えば連結部材14の延長部14Dを、ルーフリインフォースメント22における底部22Cの下面にボルト締結するようにしてもよいし、また延長部14Dをルーフリインフォースメント22に固定せずに、該ルーフリインフォースメント22とアッパリインフォースメント40との間に差し込んだ状態としてもよい。連結部材14は、側面衝突時にルーフサイドレール20からルーフリインフォースメント22へ効率的に荷重が伝達されるようにするための荷重伝達部材であるため、側面衝突時に連結部材14からルーフリインフォースメント22へ荷重伝達可能な構成となっていればよい。即ち、ルーフリインフォースメント22と連結部材14とが連結されているとは、ボルト締結や溶接等により常時連結されている構成だけでなく、側面衝突時にルーフサイドレール20と連結部材14とが当接して荷重伝達可能となる構成も含まれる。
図1において、ジャンプブラケット16は、ピラー10の車室44側に配設されたピラーガーニッシュ46の上端部46Aに向かって延設され頭部保護エアバッグ袋体12の展開方向を規制可能なガイド壁16Aを有する、例えば金属板のプレス成形品である。図示の例では、ガイド壁16Aは、ピラーガーニッシュ46の上端部46Aよりも更に車両上方におけるルーフヘッドライニング48の裏面に向けて延びている。即ちガイド壁16Aは、頭部保護エアバッグ袋体12の展開時に、該頭部保護エアバッグ袋体12がピラーガーニッシュ46とピラー10との間に入り込むことを規制できる構成となっていればよい。
このジャンプブラケット16は、連結部材14に沿う接合部16Bにおいて該連結部材14の例えば縦壁部14Bに接合されている。この縦壁部14Bは、例えば平面状に形成されているので、接合部16Bも該縦壁部14Bと平行な平面状に構成されている。縦壁部14Bが例えば円弧面状に形成されている場合には、接合部16Bもその曲率に対応した円弧面状に構成される。
ジャンプブラケット16において、ガイド壁16Aと接合部16Bとの間の部分は、頭部保護エアバッグ袋体12に対する下側支持部16Cとなっており、該下側支持部16Cは折曲げ部16Dにおいて接合部16Bの下縁に連なっている。接合部16Bの上縁から先の部分は、折り畳み状態の頭部保護エアバッグ袋体12の外形に沿って例えば円弧状に湾曲した上側支持部16Eとなっている。
図1から図3に示されるように、ジャンプブラケット16における例えば上側支持部16Eから下側支持部16Cにかけての領域には、例えば車幅方向外側に凸となる縦長のビード16Fが例えば3箇所設けられている。このビード16Fは、上側支持部16E、接合部16B、折曲げ部16D及び下側支持部16Cを補強して、頭部保護エアバッグ袋体12の展開圧によるガイド壁16Aの変位を抑制するために設けられている。本実施形態では、上記のように、ビード16Fが車幅方向外側に凸に形成されているので、該ビード16Fの一部が連結部材14の縦壁部14Bと接合される接合部16Bとなっている。なお、ビード16Fを車幅方向内側に凸に形成した場合には、該ビード16F以外の一般面が接合部16Bとなる。このビード16Fをガイド壁16Aまで延長して設けてもよい。
図1において、ジャンプブラケット16の位置に配設された頭部保護エアバッグ袋体12は、ルーフヘッドライニング48の端末部48Aによって覆われている。即ち、ルーフヘッドライニング48の車幅方向の端末部48Aは、一般部48Bから車両下方側へ屈曲垂下されており、該ルーフヘッドライニング48の端末部48Aの外側に、長尺状に折り畳まれた頭部保護エアバッグ袋体12が格納されている。またルーフヘッドライニング48及びピラーガーニッシュ46の組付後の状態では、該ルーフヘッドライニング48の端末部48Aの端縁にピラーガーニッシュ46の上端部46Aが車室内側から重ねられた状態で配置されている。
ルーフヘッドライニング48は、例えば合成樹脂を用いて構成された基材54と、該基材54の車室44側を覆う表皮56とにより構成され、頭部保護エアバッグ袋体12が展開する際に、その展開圧により端末部48Aがピラーガーニッシュ46の上端部46Aから外れて車室内側へ開くように構成されている。頭部保護エアバッグ袋体12は、該頭部保護エアバッグ袋体12により押し広げられたルーフヘッドライニング48とピラーガーニッシュ46の上端部46Aとの間の隙間から、ジャンプブラケット16のガイド壁16Aにより展開方向を規制されて車室44内へ展開するようになっている。
図3に示されるように、ジャンプブラケット16は、予め接合部16Bにおいて連結部材14の縦壁部14Bに例えば溶接により接合されて一体化された状態で、ルーフサイドレール20に対してボルト50を用いて締結されるように構成されている。
図2に示されるように、頭部保護エアバッグ袋体12は、例えば最も車両前方側のピラー(図示せず)から最も車両後方側のピラー(図示せず)までの間にわたり、ルーフサイドレール20に沿って折畳み状態で配設されている。また図1に示されるように、頭部保護エアバッグ袋体12は、ジャンプブラケット16の位置においては、該ジャンプブラケット16の上側支持部16Eから下側支持部16Cにかけての領域に配設され、例えば上側支持部16E及び下側支持部16Cに当接した状態に配設されている。
更に、図2に示されるように、頭部保護エアバッグ袋体12の上側周縁部には、車両前後方向に所定の間隔で取付け部12Aが形成されており、頭部保護エアバッグ袋体12は、これらの取付け部12Aにおいて、ルーフサイドレール20等に例えばボルト締結されている。ルーフサイドレール20のインナパネル24には、そのボルト(図示せず)を通すための貫通孔24Aが設けられ、該貫通孔24Aに対応するインナパネル24の車幅方向外側面には、図示しないナットが例えば溶接されている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、頭部保護エアバッグ袋体の配設構造Sでは、頭部保護エアバッグ袋体12の展開方向を規制可能なガイド壁16Aを有するジャンプブラケット16が、連結部材14と一体化されているので、該連結部材14に跨がるようにジャンプブラケット16を配設する場合と比較して、該連結部材14とジャンプブラケット16との間に余分な隙間がなく、該ジャンプブラケット16の取付け剛性が高い。特にジャンプブラケット16は、連結部材14の縦壁部14Bに沿う形状の接合部16Bにおいて該連結部材14に接合されて一体化されているので、取付け状態が安定している。このように、頭部保護エアバッグ袋体の配設構造Sでは、製造コストを増加させることなく、簡単な構成でジャンプブラケット16の取付け剛性を高めることが可能である。またジャンプブラケット16を連結部材14に一体化することで、ルーフサイドレール20に対する該ジャンプブラケット16についての取付け点数を削減することが可能である。
また連結部材14とジャンプブラケット16との間に余分な隙間がないことから、ルーフヘッドライニング48とルーフサイドレール20との間の限られたスペースにおいて、頭部保護エアバッグ袋体12の取付けスペースをより多く確保することが可能である。更にジャンプブラケット16は、連結部材14に一体化された状態でルーフサイドレール20に取り付けられるので、頭部保護エアバッグ袋体12を含むエアバッグモジュール(図示せず)の製造の際に、ジャンプブラケット16を該エアバッグモジュールに取り付ける必要がない。
次に頭部保護エアバッグ袋体12の展開時の作用について説明する。車両の側面衝突又はロールオーバが図示しないセンサにより検知されると、図示しないインフレータが作動して、頭部保護エアバッグ袋体12に対して多量のガスが供給され、これによって頭部保護エアバッグ袋体12が膨張展開し始める。すると、ルーフヘッドライニング48の端末部48Aが、該頭部保護エアバッグ袋体12の展開圧によりピラーガーニッシュ46の上端部46Aから外れて、図1において二点鎖線で示されるように車室内側へ開く。頭部保護エアバッグ袋体12は、該頭部保護エアバッグ袋体12により押し広げられたルーフヘッドライニング48とピラーガーニッシュ46の上端部46Aとの間の隙間から、ジャンプブラケット16のガイド壁16Aにより展開方向を規制されて車室44内へ展開する。
このとき、ジャンプブラケット16における上側支持部16E、接合部16B、折曲げ部16D及び下側支持部16Cは、ビード16Fにより補強されているので、頭部保護エアバッグ袋体12の展開圧によるジャンプブラケット16の変形、特にガイド壁16Aの変位を抑制することができる。このため、ガイド壁16Aにより、頭部保護エアバッグ袋体12の展開方向を所定方向に安定的に規制して、該頭部保護エアバッグ袋体12の展開性能を向上させることが可能である。頭部保護エアバッグ袋体12の展開性能が向上することで、該頭部保護エアバッグ袋体12の展開過程において、乗員頭部(図示せず)との干渉が生じ難くなる。なお、頭部保護エアバッグ袋体12の展開性能を向上させるためには、頭部保護エアバッグ袋12を、車室44内において、ピラーガーニッシュ46やサイドウインドウ(図示せず)に沿って、車両下方へ展開させることが望ましい。
なお、展開方向規制手段の一例としてジャンプブラケット16を挙げて説明したが、展開方向規制手段はこれに限られるものではなく、頭部保護エアバッグ袋体12がピラーガーニッシュ46とピラー10との間に展開することを抑制できるものであればよい。
またジャンプブラケット16は、接合部16Bにおいて連結部材14に接合されて一体化されているものとしたが、これに限られず、鋳造や鍛造等によって、連結部材14とジャンプブラケット16とを一体成形するように構成してもよい。即ち、展開方向規制手段の一例たるジャンプブラケット16が連結部材14に一体化されているとは、当初連結部材14とは別に製造したジャンプブラケット16が該連結部材14に取り付けられて一体化された構成だけでなく、ジャンプブラケット16に相当する部位が連結部材14と一体成形された構成も含まれる。
頭部保護エアバッグ袋体の配設構造を示す断面図である。 車室側から見た頭部保護エアバッグ袋体の配設構造を示す斜視図である。 車室側から見た頭部保護エアバッグ袋体の配設構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 ピラー
12 頭部保護エアバッグ袋体
14 連結部材
16 ジャンプブラケット(展開方向規制手段)
16A ガイド壁
16B 接合部
18 ルーフパネル
20 ルーフサイドレール
22 ルーフリインフォースメント
44 車室
S 頭部保護エアバッグ袋体の配設構造

Claims (2)

  1. 車両前後方向においてピラーの位置に対応して設けられ、ルーフパネルの車幅方向両側で夫々車両前後方向に延設されたルーフサイドレールと該両ルーフサイドレールの間で前記ルーフパネルの車室側に配設されたルーフリインフォースメントとを連結する連結部材と、
    該連結部材と一体化され、前記ピラーの車室側に配設されたピラーガーニッシュの上端部に向かって延設され頭部保護エアバッグ袋体の展開方向を規制可能なガイド壁を有する展開方向規制手段と、
    を有することを特徴とする頭部保護エアバッグ袋体の配設構造。
  2. 前記展開方向規制手段は、前記連結部材に沿う接合部において該連結部材に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ袋体の配設構造。
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