JP5050447B2 - 化学洗浄廃液の処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、PWR型原子力発電プラントの蒸気発生器等の伝熱管、その他の金属化合物が付着した被洗浄体を化学洗浄する際に排出される化学洗浄廃液の処理方法に関し、特にキレート剤を用いる洗浄により発生する鉄イオンや銅イオンを含む化学洗浄廃液の処理方法に関するものである。
PWR型原子力発電プラントの蒸気発生器等の伝熱管、その他の器壁には、水、蒸気等との接触により、鉄や銅を含む金属化合物が付着する。このような被洗浄体に付着した鉄や銅を含む金属化合物の付着物を除去するために、EDTA(エチレンジアミン4酢酸塩)等のキレート剤を用いる洗浄方法がある。この方法は、キレート剤を含む洗浄液を付着物と接触させて鉄化合物を溶解させる鉄溶解工程と、キレート剤を含む洗浄液を付着物と接触させて銅化合物を溶解させる銅溶解工程とを含み、それぞれの工程から鉄や銅等のキレート化合物を含む廃液が発生する。鉄溶解工程廃液中には、洗浄液中に含まれるアンモニアのほか、ヒドラジンが酸化されて発生するアンモニアが混入し、銅溶解工程廃液中には、洗浄液中に含まれるアンモニアのほか、炭酸アンモニウムや炭酸水素アンモニウムなどから生成するアンモニウムイオンを含むアンモニウム化合物が混入する。
このような化学洗浄廃液の処理方法としては、できるだけ廃棄物を小容量とするために加熱処理が行われる。ところが廃液中にはアンモニアやアンモニウム化合物などのアンモニア発生性化合物が含まれるため、加熱処理を行うと、アンモニアが発生し、周囲の作業環境を悪化させる。このような点を改善する処理方法として特許文献1には、あらかじめ硫酸を添加して廃液のpHを7以下に調整し、液中のアンモニアを硫酸アンモニウムとしてから加熱乾燥処理を行っている。
このような特許文献1の化学洗浄廃液の処理方法では、実際の洗浄にあたっては50〜400mもの化学洗浄廃液が発生することから、加熱処理設備が大型化するほか、処理速度が10〜40kg/m・hのため加熱処理に伴う時間が長くなり、コスト高となる。銅洗浄廃液に含まれるEDA(エチレンジアミン)と水の沸点が近く、分離が困難である。また硫酸でpHを調整した場合、濃縮液のpHが低下して加熱処理設備が腐食し、濃縮物は固形化できず、廃棄物(硫酸分)が増大する。そして硫酸でpHを調整しても、鉄および銅洗浄廃液のいずれにおいてもアンモニアおよび硫酸が少なからず水蒸気と共に蒸気側へ漏洩し、蒸気側へ漏洩したアンモニア等は一部大気に放出される。吸収塔などでアンモニアを吸収させると、この吸収液が新たに廃棄物として発生する。またpH調整しても廃液タンクからアンモニアが漏洩し、臭気(臭い)発生の問題がある。
特開2002−346544号公報
本発明の課題は、廃液を減容化して、小型の装置により短時間で加熱乾燥処理を行うことができ、これにより廃棄物(硫酸分)や吸収液等の二次廃棄物の増大を防ぎ、しかもアンモニアなどの臭気の漏洩を防止して、効率よく加熱乾燥して廃棄物を減容化することができる化学洗浄廃液の処理方法を提案することである。
本発明の他の課題は、RO膜処理の透過液の窒素濃度を低くすることができる化学洗浄廃液の処理方法を提案することである。
本発明は、次の化学洗浄廃液の処理方法である。
(1) 金属化合物が付着した被洗浄体のキレート剤を用いる化学洗浄により発生する化学洗浄廃液の処理方法であって、
キレート化合物およびアンモニア発生性化合物を含む化学洗浄廃液をRO膜処理で濃縮する濃縮工程と、
濃縮工程の濃縮液をpH制御することなく加熱乾燥する加熱乾燥工程と、
加熱乾燥工程から発生する気体を、酸素とともに酸化触媒と接触させて窒素と水に分解する触媒分解工程と
を含む化学洗浄廃液の処理方法。
(2) 化学洗浄廃液が鉄洗浄廃液および銅洗浄廃液を含む上記(1)記載の方法。
(3) 触媒分解工程が、金属酸化物触媒を含む酸化触媒と接触させる工程である上記(1)または(2)記載の方法。
(4) 濃縮工程におけるRO膜処理の透過液をさらにRO膜処理で処理する第2のRO膜処理工程含む上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の方法。
(5) 濃縮工程のRO膜処理および/または第2のRO膜処理をpH6〜8で行う上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の方法。
本発明において、処理の対象となる化学洗浄廃液は、PWR型原子力発電プラントの蒸気発生器等の伝熱管、その他の金属化合物が付着した被洗浄体を化学洗浄する際に排出される化学洗浄廃液であって、キレート化合物およびアンモニア発生性化合物を含む化学洗浄廃液である。上記の化学洗浄方法は、鉄溶解工程と銅溶解工程とを含む。上記の化学洗浄方法で用いるキレート剤としては、EDTA(エチレンジアミン4酢酸塩)、NTA(ニトリロ三酢酸塩)などが挙げられる。キレート剤を含む洗浄液を用いる洗浄より排出される化学洗浄廃液には、鉄や銅のキレート化合物のほか、アンモニア発生性化合物が含まれる。ここでアンモニア発生性化合物とは、常温または加熱により、アンモニアガスを発生する化合物であり、アンモニアのほか、炭酸アンモニウムや炭酸水素アンモニウム等のアンモニウム化合物などが含まれる。
鉄溶解工程では、還元性雰囲気下でマグネタイトを還元して鉄イオンとし、その鉄イオンとEDTA等のキレート剤とのキレート化合物を形成させて、この形態で蒸気発生器外へ排出する。ここで用いる洗浄液は、マグネタイトを還元してキレート化合物を形成できるものであれば制限はないが、好ましい洗浄液として、EDTA:0.05〜2重量%のほかに、ヒドラジン:0.001〜1重量%および/またはアンモニア:0.01〜1重量%を含む水溶液がある。鉄溶解工程では、ヒドラジンを用いる場合は、ヒドラジンが分解してアンモニアが生成する。またアンモニアを用いる場合は、アンモニアがそのまま排出される。このため鉄溶解工程から排出される鉄洗浄廃液には、生成する鉄その他の金属のキレート化合物、過剰のEDTA等のキレート剤などのほかに、アンモニア、アンモニウム化合物などのアンモニア発生性化合物が混入している。鉄洗浄廃液の一般的な組成例としては、EDTA:0.5〜1重量%、ヒドラジン:0.01〜0.1重量%、アンモニア:0.1〜0.5重量%、鉄イオン:500〜2000mg/L、pH9〜11のものが挙げられる。
銅溶解工程では、アンモニア、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等のアンモニアまたはアンモニウム塩を含む反応促進剤を使用し、酸素(空気)、過酸化水素等の酸化剤を用いた酸化性雰囲気下で金属銅を銅イオンとし、その銅イオンとEDTA等のキレート剤とを反応させて安定なキレート化合物を形成させ、この形態で蒸気発生器外に排出する。ここで用いる洗浄液は、金属銅を銅イオンとしてキレート化合物を形成できるものであれば制限はないが、好ましい洗浄液として、EDTA:0.05〜2重量%のほかに、アンモニア0.01〜1重量%、炭酸アンモニウム0.01〜1重量%および/または炭酸水素アンモニウム0.01〜1重量%を含む水溶液がある。銅溶解工程では、用いられるアンモニア、炭酸アンモニウムおよび/または炭酸水素アンモニウムは、アンモニアおよび/またはアンモニウムイオンとして排出される。このため銅溶解工程から排出される銅洗浄廃液には、生成する銅その他の金属のキレート化合物、過剰のEDTA等のキレート剤などのほかに、アンモニア、アンモニウム化合物などのアンモニア発生性化合物が混入している。銅洗浄廃液の一般的な組成例としては、EDTA:0.3〜1重量%、アンモニア:0.1〜0.5重量%、炭酸アンモニウムまたは炭酸水素アンモニウム:0.02〜0.1重量%、銅イオン:10〜500mg/L、pH9〜11のものが挙げられる。
上記の鉄溶解工程および銅溶解工程は、この順序または逆の順序で独立して行う2液式の洗浄方法のほかに、鉄溶解工程に続いて酸素を吹き込んで銅溶解工程を行う1液式の洗浄方法がある。これらの工程または洗浄方法の終了時点で、洗浄液を洗い流す水洗工程、防錆工程等の後処理工程があり、これらの後処理工程から排出される後処理廃液も本発明の処理の対象となる。1液式の洗浄方法の洗浄廃液の一般的な組成例としては、EDTA:0.5〜1重量%、ヒドラジン:0.01〜0.1重量%、アンモニア:0.1〜0.5重量%、炭酸アンモニウムまたは炭酸水素アンモニウム:0.02〜0.1重量%、鉄イオン:500〜2000mg/L、銅イオン:50〜500mg/L、pH9〜11のものが挙げられる。また水洗工程の洗浄廃液の一般的な組成例としては、EDTA:0.005〜0.01重量%、ヒドラジン:0.0001〜0.001重量%、アンモニア:0.001〜0.005重量%、炭酸アンモニウムまたは炭酸水素アンモニウム:0.0002〜0.001重量%、鉄イオン:5〜20mg/L、銅イオン:0.5〜5mg/L、pH7〜8のものが挙げられる。
本発明の処理の対象となる化学洗浄廃液は、上記の洗浄工程から排出される廃液であり、キレート化合物およびアンモニウム化合物を含むが、これらの濃度は各工程で使用する洗浄液、およびこの洗浄液で溶解する付着物の組成により決まる。蒸気発生器等の被洗浄体の容積は決まっているので、洗浄液の容量はそれによって決まる。このため付着物の組成、量にしたがって洗浄液の組成、濃度等を変えて付着物を溶解するので、付着物の組成、量にしたがって洗浄廃液の組成、濃度等が変わる。後処理廃液は、水が主体となる低濃度の廃液である。
本発明では、上記の各工程で発生する廃液を混合して処理してもよいが、各工程で発生する廃液ごとに分別して処理してもよい。各工程で発生する廃液は、キレート化合物その他の成分の濃度が異なるため、分別して処理する方がRO膜処理の効率がよく、また発生時期が異なるため、RO膜処理と並行して他の廃液を貯留したり、あるいは他の処理工程を行うことができるので好ましい。水洗工程廃液などの特に低濃度の廃液には、RO膜処理その他の処理を行うことなく、そのまままたは中和等の簡単な処理により放流できるものがあるので、分析により放流基準を満たしているかどうかを判定し、分別して放流することができる。
本発明では、化学洗浄廃液をまず濃縮工程においてRO膜処理により濃縮する。本発明では、RO膜処理による濃縮に際し、キレート化合物およびアンモニア発生性化合物を含む化学洗浄廃液のpHを調整しなくてもよいが、pH6〜8でRO膜処理を行うのが好ましい。廃液のpHが上記範囲外の場合は、鉱酸(硫酸、塩酸など)、有機酸(クエン酸、グリコール酸など)の添加や炭酸ガスの注入など、望ましくは炭酸ガスの注入でpH6〜8に調整するのが好ましい。上記範囲にpHを調整することによって、RO膜処理の透過液のアンモニア性窒素濃度等の窒素濃度を低減することができる。pH調整は硫酸、塩酸でもできるが、最終的に加熱乾燥後の乾燥物は焼却するので、硫酸や塩酸を使用すると焼却炉の腐食をもたらす恐れがある。これに対し炭酸ガスでpH調整する場合、その心配がない。pH調整によって透過液のアンモニア性窒素濃度を低減できるので、放流基準にCOD、SS、pH、油分の他にアンモニア性窒素が含まれる場合に対応可能となる。
濃縮工程におけるRO膜処理の透過液については、放流基準を満足していると判定されたものは、分別して放流することができる。RO膜処理は、公知のRO膜およびモジュールを用い、加圧ポンプで廃液を加圧して供給し、塩類、その他の物質と水とを分離する。RO膜は塩類を分離する半透膜であり、モジュールはこのRO膜を取り付けた平膜型、チューブラ型、スパイラル型、中空糸型等のモジュールを用いることができる。RO膜処理は廃液の濃度、組成等により、1段または2段のRO膜装置により、一過式または循環式で処理を行うことができる。すなわちRO膜処理の透過液は水質を確認し、放流基準を満足しているものは放流することができる。放流基準を満足しない場合は、第2のRO膜処理工程において再びRO膜処理を行い、水質基準を満足させて放流することができる。濃縮液は加熱乾燥工程において加熱乾燥(蒸発乾固)させる。この場合、第2のRO膜処理工程においても、濃縮工程におけるRO膜処理と同様に、pH6〜8でRO膜処理を行うのが好ましい。廃液のpHが上記範囲外の場合は、上記と同様にpH6〜8に調整するのが好ましい。
加熱乾燥工程は、RO膜処理で濃縮した濃縮液を、pH制御することなく加熱乾燥する。本発明で処理対象とする廃液はアンモニア発生性化合物を含み、RO膜処理の濃縮液にはこれが濃縮されるため、RO膜処理の濃縮液を加熱乾燥するとアンモニアが発生する。従来はアンモニアの発生を防止するために、硫酸によりpH制御していたが、本発明では積極的にアンモニアを発生させ、発生したアンモニアを後工程で除去することにより、pH制御に伴う不利を避けることができる。
加熱乾燥工程は、廃液を高温に保つことにより、廃液中の水分、アンモニア等の揮発性成分を蒸発させる工程である。この工程に用いる加熱乾燥装置としては、任意の形式、構造のものが用いられるが、例えば加熱ディスクに廃液を吹き付けて加熱乾燥するものが挙げられる。加熱温度は制限されないが、例えば110〜180℃、好ましくは120〜150℃とすることができる。
触媒分解工程では、加熱乾燥工程から発生する水蒸気およびアンモニアを含む気体を、酸素とともに気相で酸化触媒と接触させてアンモニアを窒素と水に分解する。EDAを含む廃液を117℃以上の温度で加熱乾燥する場合は、揮発するEDAをアンモニアとともに分解処理する。酸化触媒としては、酸化チタン、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化鉄、酸化銅、酸化バナジウム等の金属酸化物またはその複合体が用いられる。これらの金属酸化物はそのまま触媒として用いることもできるが、アルミナ、チタニア等の担体に担持して使用することもできる。アンモニアの分解反応は次の式(1)で示される。
4NH+3O→2N+6HO・・・・・・・・・・・・・(1)
触媒分解反応の温度は触媒の活性、被処理気体の組成等により異なるが、一般的には150〜500℃、好ましくは180〜300℃とすることができる。加熱が必要な場合は、被処理気体、混入する酸素(空気)または触媒層等を加熱することができる。加熱乾燥装置で110〜180℃、好ましくは120〜150℃で加熱乾燥した場合は、触媒分解装置では加熱を行わなくても、触媒層における発熱により、触媒分解を行うことができるが、分解処理が安定するまでは加熱が必要な場合もある。
触媒分解工程では、加熱乾燥工程から発生する気体を、酸素とともに気相で酸化触媒と接触させることにより、アンモニアを触媒酸化して窒素と水に分解する。このような被処理気体は、加熱乾燥装置をカバーで覆い、ブロア等で吸引することにより、酸素を混入して触媒層に導入することができる。廃液貯槽、その他の処理設備をカバーで覆い、ブロア等で吸引することにより、発生するアンモニア等の臭気を吸引して、加熱乾燥工程から発生する気体とともに触媒層に導入して触媒酸化することもできる。
加熱乾燥工程から発生する乾燥物は焼却工程で焼却することにより、キレート剤は分解され、鉄や銅は酸化物として残留するが、全体として減容化することができる。
本発明によれば、キレート剤を用いる化学洗浄により発生するキレート化合物およびアンモニア発生性化合物を含む化学洗浄廃液を、RO膜処理で濃縮し、pH制御することなく加熱乾燥し、加熱乾燥工程から発生する気体を、酸素とともに触媒酸化してアンモニアを分解するようにしたので、廃液を減容化して、小型の装置により短時間で加熱乾燥処理を行うことができ、これにより廃棄物(硫酸分)や吸収液等の二次廃棄物の増大を防ぎ、しかもアンモニアなどの臭気の漏洩を防止して、効率よく加熱乾燥して廃棄物を減容化することができる。
また本発明によれば、濃縮工程のRO膜処理および/または第2のRO膜処理をpH6〜8で行うことにより、RO膜処理の透過液の窒素濃度を低くすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明の実施形態の化学洗浄廃液の処理方法を示すフロー図である。図1において、1は鉄洗浄廃液貯槽、2は銅洗浄廃液貯槽、3は水洗廃液貯槽である。4はRO装置で、RO膜4aにより濃縮室4bと透過室4cに区画され、RO膜処理を行うように構成されている。5は加熱乾燥装置で、加熱ディスク5aにより加熱乾燥を行うように構成されている。6は触媒分解装置で、触媒層6aを内蔵し、触媒による接触分解を行うように構成されている。7は焼却装置、8は被洗浄体、9は水質確認調整槽である。
被洗浄体8の洗浄方法は、ライン10よりEDTA等のキレート剤を含む洗浄液を被洗浄体8に導入し、必要により洗浄液を循環、攪拌して洗浄を行う。洗浄方法は、鉄溶解工程および銅溶解工程を独立して行う2液式の洗浄方法でもよく、また鉄溶解工程に続いて酸素を吹き込んで銅溶解工程を行う1液式の洗浄方法でもよい。これらの工程または洗浄方法の終了時点で、洗浄液を洗い流す水洗工程、防錆工程等の後処理工程があり、これらの各工程から排出される廃液が処理の対象となる。
上記の洗浄工程において生成するキレート化合物およびアンモニア発生性化合物を含む廃液は、被洗浄体8からライン11を通して排出され、廃液を各工程ごとに分別して、弁V1〜4を順次開くことにより、鉄洗浄廃液はライン12から鉄洗浄廃液貯槽1に貯留し、銅洗浄廃液はライン13から銅洗浄廃液貯槽2に貯留し、水洗廃液はライン14から水洗廃液貯槽3に貯留するが、低濃度廃液の場合はライン15から水質確認調整槽9に送って放流基準を満足するかを確認し、必要により放流基準に調整してライン16から放流する。
鉄洗浄廃液貯槽1の鉄洗浄廃液は、弁V5、8を開き、高圧ポンプP1によりライン16からRO装置4に供給してRO膜処理を行い、濃縮室4bの濃縮液はライン19から鉄洗浄廃液貯槽1に循環する。透過室4cの透過液はライン20から取り出し水質確認調整槽9に送って放流基準を満足するかを確認し、必要により放流基準に調整してライン16から放流する。濃縮液の循環により、濃縮液が所定濃度に濃縮された時点で、弁V9を開き、ポンプP2によりライン21から加熱乾燥装置5に供給して加熱乾燥を行う。この間銅洗浄廃液貯槽2への銅洗浄廃液の貯留を行う。
銅洗浄廃液貯槽2の銅洗浄廃液は、弁V6、12を開き、高圧ポンプP1によりライン17からRO装置4に供給してRO膜処理を行い、濃縮室4bの濃縮液はライン22から銅洗浄廃液貯槽2に循環する。透過室4cの透過液はライン20から取り出し水質確認調整槽9に送って上記と同様にして放流する。濃縮液の循環により、濃縮液が所定濃度に濃縮された時点で、弁V10を開き、ポンプP2によりライン24から加熱乾燥装置5に供給して加熱乾燥を行う。この間水洗廃液貯槽3への水洗廃液の貯留を行う。
水洗廃液貯槽3の水洗廃液は、弁V7、13を開き、高圧ポンプP1によりライン18からRO装置4に供給してRO膜処理を行い、濃縮室4bの濃縮液はライン23から水洗廃液貯槽3に循環する。透過室4cの透過液はライン20から取り出し水質確認調整槽9に送って上記と同様にして放流する。濃縮液の循環により、濃縮液が所定濃度に濃縮された時点で、弁V11を開き、ポンプP2によりライン25から加熱乾燥装置5に供給して加熱乾燥を行う。
加熱乾燥装置5では、RO装置4の濃縮液をポンプP2により加熱ディスク5aに供給し、pH制御することなく、加熱乾燥を行う。加熱乾燥により、水蒸気とともにアンモニアその他の揮発性成分が発生する。またEDAを含む化学洗浄廃液の場合は、EDAの蒸気が発生する。従来はこれらの発生を防止していたが、ここではこれらの発生を止めることなく加熱乾燥を行うため、pH制御することなく、高温で加熱乾燥を行うことができ、加熱乾燥の効率を高めることができる。
加熱乾燥装置5で発生する水蒸気を含む気体は、ライン30からブロアBで吸引して酸素を混入し、触媒分解装置6に導入して触媒層6aを通過させ、触媒分解を行う。加熱が必要な場合は、被処理気体、混入する酸素(空気)または触媒層等を加熱することができるが、加熱乾燥装置5で110〜180℃、好ましくは120〜150℃で加熱乾燥した場合は、触媒分解装置6では加熱を行わなくても、触媒層6aにおける発熱により、触媒分解を行うことができるが、スタート時には加熱することができる。触媒分解反応により、被処理気体に含まれるアンモニアは触媒酸化され、窒素と水に分解される。このとき鉄洗浄廃液貯槽1、銅洗浄廃液貯槽2、水洗廃液貯槽3からライン31、32、33を通してブロアBで吸引することにより、発生するアンモニア等の臭気成分を含む排気を同時に処理し、脱臭することができる。
加熱乾燥装置5から得られる乾燥物はライン26から焼却装置7に送って焼却し廃棄物を減容化する。乾燥物に含まれるキレート剤等の有機物は、主として二酸化炭素と水に分解され、鉄や銅等の無機物はそれぞれ酸化物として残る。この残った金属酸化物(燃焼灰)はライン27から取り出す。
図2は本発明の他の実施形態の化学洗浄廃液の処理方法を示すフロー図であり、図1とほぼ同様の構成となっており、図1と同符号は同一または相当部分を示す。図2では、ライン16の先に第2のRO装置40が設けられ、RO膜40aにより区画された濃縮室40bからライン41が水質確認調整槽9に連絡し、透過室40cからライン42が最終水質確認調整槽47に連絡している。鉄洗浄廃液貯槽1、銅洗浄廃液貯槽2、水洗廃液貯槽3および水質確認調整槽9には、ライン43、44、45、46が連絡している。
図2の化学洗浄廃液の処理方法も図1とほぼ同様に処理されるが、鉄洗浄廃液貯槽1、銅洗浄廃液貯槽2、水洗廃液貯槽3の廃液をRO装置4でRO膜処理する際、ライン43、44、45から炭酸ガス等のpH調整剤を注入してpH6〜8に制御することにより、RO膜処理の透過液のアンモニア性窒素濃度等の窒素濃度を低減することができる。
RO装置4のRO膜処理の透過液の水質が放流基準を満足しない場合は、第2のRO膜装置40において再びRO膜処理を行い、水質基準を満足させてライン48から放流することができる。この場合もライン46から炭酸ガス等のpH調整剤を注入してpH6〜8に制御することにより、第2のRO膜装置40のRO膜処理の透過液のアンモニア性窒素濃度等の窒素濃度を低減することができる。第2のRO膜装置40のRO膜処理の濃縮液はライン41から水質確認調整槽9に循環する。濃縮液の循環により、濃縮液が所定濃度に濃縮された時点で、弁V14を開き、ポンプP2によりライン28から加熱乾燥装置5に供給して加熱乾燥を行う。また水質確認調整槽9で発生するアンモニア等の臭気成分を含む排気は、ライン34を通してブロアBで吸引して触媒分解装置6に導入することにより脱臭することができる。透過室40cの透過液はライン42から取り出し最終水質確認調整槽47に送って上記と同様にして水質確認し、ライン48から放流する。
図1および図2では、鉄洗浄廃液貯槽1、銅洗浄廃液貯槽2、水洗廃液貯槽3を設けて、それぞれ鉄洗浄廃液、銅洗浄廃液、および水洗廃液を貯留するようにしているため、鉄溶解工程および銅溶解工程を独立して行う2液式の洗浄方法に適しているが、鉄溶解工程に続いて酸素を吹き込んで銅溶解工程を行う1液式の洗浄方法の場合には、鉄洗浄廃液貯槽1と銅洗浄廃液貯槽2とを1槽にして、鉄―銅洗浄廃液を貯留することができる。この場合でも、水洗廃液は低濃度の廃液が生じるため、水洗廃液貯槽3を別に設けるのが好ましい。
以下、本発明の実施例について説明する。実施例中、%は重量%である。
実施例1:
蒸気発生器のキレート剤を用いる化学洗浄廃液のうち鉄洗浄廃液(廃液量:3m、EDTA:1.0%、ヒドラジン:0.1%、アンモニア:0.5%、鉄イオン:1,000mg/L、pH9)を、東レ株式会社製のスパイラル型モジュール(ベッセル4B(エレメント1本入))を備えたRO装置を用いてRO処理し濃縮した。その結果、pHはアルカリ性で、COD:20mg/L未満、T-N:約2500mg/Lの透過水が2.7m得られ、pH調整後放流した。一方、EDTA:10%、ヒドラジン0.3%、アンモニア:6.0%、鉄イオン:10,000mg/L,pH10の濃縮液が得られた。得られたこの濃縮液をディスク式加熱乾燥装置に0.08m/h・mで供給し、120℃で加熱乾燥した。その結果、EDTAおよびEDTA鉄を主体とする固形分約30kg(見かけ比重1.5、容量:約20L)が生成した。これを焼却したところ、酸化鉄を主体とする燃焼灰が約4.0kg得られた。加熱処理に伴い発生した水蒸気およびアンモニアを含む気体をブロアで吸引して空気と混合し、鉄−マンガン系触媒を2,100kg充填した触媒層で,処理温度280℃で処理した結果、アンモニアは触媒分解され、アンモニア:10ppm未満の処理ガスが得られた。
実施例2:
上記化学洗浄廃液のうち銅洗浄廃液(廃液量:3m、EDTA:0.2%,炭酸アンモニウム:0.02%、銅イオン:30mg/L、pH10)を実施例1と同様にしてRO処理で濃縮した。その結果、pHは弱アルカリ性で、COD:10mg/L未満、T−N:10mg/L未満の透過水が2.8m得られ、そのまま放流した。一方、EDTA:2.0%、アンモニア:0.3%、銅イオン:300mg/L、pH11の濃縮液が得られ、実施例1と同様に加熱乾燥を行った。その結果、EDTAおよびEDTA銅を主体とする固形分約6.5kg(見かけ比重1.5、容量約5L)が生成した。これを焼却したところ、酸化銅を主体とする燃焼灰が約0.1kg得られた。加熱処理に伴い発生したアンモニアを含むガスについても実施例1と同様に処理し、アンモニア:10ppm未満の処理ガスが得られた。
実施例3:
蒸気発生器のキレート剤を用いる化学洗浄廃液のうち鉄溶解工程に続いて酸素を吹き込んで銅溶解工程を行った廃液(廃液量:3m、EDTA:1.0%、ヒドラジン:0.1%、アンモニア:0.4%、炭酸水素アンモニウム:0.02%、鉄イオン:1,800mg/L、銅イオン:500mg/L、pH10)を、実施例1と同様にしてRO処理で濃縮した。その結果,pHはアルカリ性(pH11)で、COD:20mg/L未満、T−N:約2,000mg/Lの透過水が2.7m得られ、pH調整後放流した。一方、EDTA:約10%、アンモニア:約3.0%、鉄イオン:約18,000mg/L、銅イオン:約5,000mg/L、pH9の濃縮液が得られ、実施例1と同様に加熱乾燥を行った。その結果、EDTA鉄およびEDTA銅を主体とする固形分約35kg(見かけ比重:0.5、容量:約70L)が生成した。これを焼却したところ、酸化鉄および酸化銅を主体とする燃焼灰が約8kg得られた。加熱乾燥処理に伴い発生したアンモニアを含むガスについても実施例1と同様に処理し、アンモニア:10ppm未満の処理ガスが得られた。
実施例4:
上記化学洗浄廃液のうち鉄溶解工程に続いて酸素を吹き込んで銅溶解工程を行った廃液(廃液量:3m、EDTA:1.0%、ヒドラジン:0.1%、アンモニア:0.4%、炭酸水素アンモニウム:0.02%、鉄イオン:1,800mg/L、銅イオン:500mg/L、pH10)に、炭酸ガスを吹き込んでpH8に調整した。pH調整後、実施例1と同様にしてRO処理で濃縮した。その結果、pHはアルカリ性(pH10)で、COD:20mg/L未満、T−N:約200mg/Lの透過水が2.7m得られ、pH調整後放流した。また廃水に硫酸を添加し廃液のpHを6に調整してRO処理で濃縮した場合、透過水はpHほぼ中性(pH7.5)、COD:20mg/L未満、T−N:約20mg/LとさらにT−Nを低減できた。一方、EDTA:約10%、アンモニア:約4.0%、鉄イオン:約18,000mg/L、銅イオン:約5,000mg/L、pH8の濃縮液が得られ、実施例1と同様に加熱乾燥を行った。その結果、EDTA鉄およびEDTA銅を主体とする固形分約35kg(見かけ比重:0.5,容量:約70L)が生成した。これを焼却したところ、酸化鉄および酸化銅を主体とする燃焼灰が約8kg得られた。加熱乾燥処理に伴い発生したアンモニアを含むガスについても実施例1と同様に処理し、アンモニア:10ppm未満の処理ガスが得られた。
実施例5:
実施例3で処理した透過水(廃液量:2.7m、COD:20mg/L未満、T−N:2,000mg/L、pH11)に、炭酸ガスを吹き込んでpH8に調整した。pH調整後、第2のRO装置で再びRO処理して濃縮した。その結果,pHは弱アルカリ性(pH8)で、COD:10mg/L未満、T−N:約100mg/Lの透過水が2.5m得られ、そのまま放流した。一方、EDTA:約0.05%、アンモニア:約2.0%、鉄イオン:約50mg/L、銅イオン:約20mg/L、pH8の濃縮液が得られ、実施例1と同様に加熱乾燥を行った。その結果、乾燥物はほとんど得られなかった。加熱乾燥処理に伴い発生したアンモニアを含むガスについても実施例1と同様に処理し、アンモニア:10ppm未満の処理ガスが得られた。
PWR型原子力発電プラントの蒸気発生器等の伝熱管、その他の金属化合物が付着した被洗浄体を化学洗浄する際に排出される化学洗浄廃液の処理方法、特にキレート剤を用いる洗浄により発生する鉄イオンや銅イオンを含む化学洗浄廃液の処理方法に適用できる。
実施形態の化学洗浄廃液の処理方法を示すフロー図である。 別の実施形態の化学洗浄廃液の処理方法を示すフロー図である。
符号の説明
1 鉄洗浄廃液貯槽、 2 銅洗浄廃液貯槽、 3 水洗廃液貯槽
4 RO装置、 4a RO膜、 4b 濃縮室、 4c 透過室、
5 加熱乾燥装置、 5a 加熱ディスク、 6 触媒分解装置、
6a 触媒層、 7 焼却装置、 8 被洗浄体、 9 水質確認調整槽
40 第2のRO装置、 47 最終水質確認調整槽

Claims (5)

  1. 金属化合物が付着した被洗浄体のキレート剤を用いる化学洗浄により発生する化学洗浄廃液の処理方法であって、
    キレート化合物およびアンモニア発生性化合物を含む化学洗浄廃液をRO膜処理で濃縮する濃縮工程と、
    濃縮工程の濃縮液をpH制御することなく加熱乾燥する加熱乾燥工程と、
    加熱乾燥工程から発生する気体を、酸素とともに酸化触媒と接触させてアンモニアを窒素と水に分解する触媒分解工程と
    を含む化学洗浄廃液の処理方法。
  2. 化学洗浄廃液が鉄洗浄廃液および銅洗浄廃液を含む請求項1記載の方法。
  3. 触媒分解工程が、金属酸化物触媒を含む酸化触媒と接触させる工程である請求項1または2記載の方法。
  4. 濃縮工程におけるRO膜処理の透過液をさらにRO膜処理で処理する第2のRO膜処理工程含む請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 濃縮工程のRO膜処理および/または第2のRO膜処理をpH6〜8で行う請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
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