JP5048162B1 - ゴルフ練習具およびそのセット - Google Patents

ゴルフ練習具およびそのセット Download PDF

Info

Publication number
JP5048162B1
JP5048162B1 JP2012022741A JP2012022741A JP5048162B1 JP 5048162 B1 JP5048162 B1 JP 5048162B1 JP 2012022741 A JP2012022741 A JP 2012022741A JP 2012022741 A JP2012022741 A JP 2012022741A JP 5048162 B1 JP5048162 B1 JP 5048162B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
golf
practice tool
golf practice
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012022741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013158474A (ja
Inventor
慎悟 平田
Original Assignee
慎悟 平田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 慎悟 平田 filed Critical 慎悟 平田
Priority to JP2012022741A priority Critical patent/JP5048162B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048162B1 publication Critical patent/JP5048162B1/ja
Publication of JP2013158474A publication Critical patent/JP2013158474A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

【課題】随時持ち運んで、手振りを防いでスイングを矯正する練習を行うことができるゴルフ練習具およびそのセットを提供する。
【解決手段】ゴルフ練習具1は、一対の棒2,2が連結部材としての突起3,4により着脱可能に連結され、連結された長さがゴルフクラブのグリップ部の長さに相当するので、随時持ち運ぶことができる。また、棒2,2を着脱可能に連結するので、手首に力が入った状態で練習すると、棒2,2の連結が解除され、ゴルフクラブあるいはこれに相当するものがなくても単独で機能して、手振りを防いでスイングを矯正する練習を行うことができる。ゴルフ練習具セットは、ゴルフ練習具1を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフスイングの練習に適したゴルフ練習具に関する。
木製のゴルフクラブでは、スイング時に手首を捻った上で球を打たないと飛距離が出ない。これに対し、現在主流となっている金属製のゴルフクラブでは、スイング時にはゴルフクラブの重みによる慣性モーメントにしたがった体の動きにより腕を動かせばよい。そのため、手首を動かす(以下「手振り」とも称す。)と、空振りしたり、球が不本意な方向に飛んで行ったり、飛距離が伸びなかったりして良いショットが得られないことが多い。また、体を使わずに手の力のみに頼って打つことになるため、仮に良いショットが得られても体調に左右されて再現性を得にくい。
このことは、ハーフスイング時のみならず、アプローチや、いわゆるライン出しと呼ばれるコントロールショットを含む、手首の力を使う必要がない他のショットでも同様である。さらに、フルスイング時であっても、トップ位置までゴルフクラブを上げる際には手首の力を使うけれども、その後は振り下ろすだけなので同様である。つまり、手振りは、良好なショットを実現するには、全てのゴルフスイングで共通して防ぐことが望まれる。そのため、手振りを防いでスイングを矯正するゴルフ練習具が種々提案されている(例えば特許文献1〜5参照)。
特開平10−76037号公報 特開2008−61963号公報 特表2008−541845号公報 特開2009−297495号公報 特開2010−178943号公報
しかしながら、特許文献1〜5に記載のゴルフ練習具は、大掛かりであったり長すぎたりして持ち運びができなかったり、それ自体は持ち運びができてもゴルフクラブあるいはこれに相当するものに付けないと使えなかったりするので、随時持ち運んで練習に供することができなかった。
本発明の目的は、随時持ち運んで、手振りを防いでスイングを矯正する練習を行うことができるゴルフ練習具およびそのセットを提供することにある。
<1> 複数のグリップ用の棒と、これらを着脱可能に連結する連結部材とを有し、前記棒が前記連結部材により連結された長さがゴルフクラブのグリップ部に相当することを特徴とするゴルフ練習具である。
<2> 一対の前記棒から構成される<1>に記載のゴルフ練習具である。
<3> 連結力が異なる複数の前記連結部材を備える<1>または<2>に記載のゴルフ練習具である。
<4> 両端に孔が形成された一対のグリップ用の棒と、前記孔に挿入することにより前記棒を着脱可能に連結する突起とを有し、前記棒が前記突起により連結された長さがゴルフクラブのグリップ部に相当することを特徴とするゴルフ練習具である。
<5> 長さの異なる複数の前記突起を備える<4>に記載のゴルフ練習具である。
<6> 表面粗さの異なる複数の前記突起を備える<4>または<5>に記載のゴルフ練習具である。
<7> 前記突起は、前記棒に着脱可能に取り付けられる<4>から<6>のいずれかに記載のゴルフ練習具である。
<8> 前記孔は、前記棒の一端と他端とで異なる深さに形成される<4>から<7>のいずれかに記載のゴルフ練習具である。
<9> 前記孔は、前記棒の一端と他端とで異なる粗さに形成される<4>から<8>のいずれかに記載のゴルフ練習具である。
<10> 前記突起を挿通し、この突起とともに前記棒を連結する磁石を有する<4>から<9>のいずれかに記載のゴルフ練習具である。
<11> 前記突起は傾斜が形成される<4>から<10>のいずれかに記載のゴルフ練習具である。
<12> 前記棒は、前記突起の長短の目安となる印が周方向に沿って付される<11>に記載のゴルフ練習具である。
<13> 重さが異なる複数の<1>から<12>のいずれかに記載のゴルフ練習具を備えることを特徴とするゴルフ練習具セットである。
本発明のゴルフ練習具によれば、棒が連結された長さがゴルフクラブのグリップ部に相当するので、随時持ち運ぶことができる。また、棒を着脱可能に連結するので、手首に力が入った状態で練習すると、棒の連結が解除される。これにより、ゴルフクラブあるいはこれに相当するものがなくても単独で機能して、手振りを防いでスイングを矯正する練習を行うことができる。
本発明のゴルフ練習具セットによれば、本発明のゴルフ練習具を備えるので、随時持ち運んで、手振りを防いでスイングを矯正する練習を行うことができる。
図1(a)は本発明における第1の形態のゴルフ練習具の側面図であり、図1(b)はそのI−Iの矢印方向から視た図である。 図2は、グリップ用の棒の側面図である。 図3(a)、(b)は、棒の向きを変えて連結した本発明のゴルフ練習具の側面図である。 図4(a)〜(c)は、各突起の拡大側面図である。 図5(a)、(b)は、互いに突起挿入孔の深さを変えた棒の側面図である。 図6(a)、(b)は表面に刻みを形成した突起の、図6(c)〜(e)は突起挿入孔の内面の、それぞれ一例を示す図である。 図7は、本発明における第2の形態のゴルフ練習具の要部斜視図である。 図8は、第2の形態の各突起の側面図である。 図9は、本発明における第3の形態のゴルフ練習具の側面図である。 図10は、本発明における第4の形態のゴルフ練習具の側面図である。 図11は、本発明における第5の形態のゴルフ練習具の側面図である。
本発明の各実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。
〔第1の形態〕
図1(a)は本発明における第1の形態のゴルフ練習具の側面図、図1(b)はそのI−Iの矢印方向から視た図、図2はグリップ用の棒の側面図、図3(a)、(b)は棒の向きを変えて連結した本発明のゴルフ練習具の側面図、図4(a)〜(c)は各突起の拡大側面図である。また、図5(a)、(b)は互いに突起挿入孔の深さを変えた棒の側面図であり、図6(a)、(b)は表面に刻みを形成した突起の、図6(c)〜(e)は突起挿入孔の内面の、それぞれ一例を示す図である。
図1(a)、(b)に示すように、本発明の第1の形態のゴルフ練習具1は、一対の棒2,2と、連結部材としての突起3,4および磁石5とから構成されている。
一対の棒2,2は、同じ長さで同一形状の柱状に形成され、それぞれ、左手または右手で把持するためのグリップ用の棒として機能する。この棒2,2は、突起3,4および磁石5により長手方向に着脱可能に連結され、双方を交換して使用することができるようになっている。そして、連結された際の長さDが、ゴルフクラブのグリップ部に相当するように形成されている。ここで、ゴルフクラブのグリップ部に相当する長さとは、市販のゴルフグリップの長さに合わせて形成すればよいことを意味し、通常20〜30cm程度であり、25cm前後が好ましい。なお、図1(a)において、長さDには、棒2,2の合計長さのみならず、2つの磁石5,5の厚さが含まれているが、その厚さは通常1cm未満であり、棒2の長さからすれば僅かであるから、厳密に考慮する必要はない。つまり、棒2,2の合計長さが、1cm程度の長短はあっても、概ねゴルフクラブのグリップ部の長さに相当していればよい。
棒2の太さは、使用者の性別、手の大きさに合わせて適宜選択して調製すればよく、例えば、市販のゴルフグリップでは、56、58、60、62といったものが男性用(M)と女性用(L)とで、それぞれあるので、これに合わせてもよい。
また、特に図2に示すように、棒2は、長手方向両端の中央部に、突起3,4の形状に対応して形成され、突起3,4がそれぞれ挿入される突起挿入孔6,7が設けられている。この突起挿入孔6,7は、両者で孔の深さが異なるように形成されている。具体的には、突起挿入孔6の方が突起挿入孔7より深く形成されている。
突起3,4は、棒2に着脱可能に取り付けられており、幅は同一であるが、突起3の方が突起4より長く形成されている。図1の例では、短い方の突起4が突起挿入孔6,7に挿入されて棒2,2が連結されている。なお、突起3,4および突起挿入孔6,7は、角部が、双方の接触により突起挿入孔6,7が使用を繰り返すうちに擦れて外れやすくなる事態を防ぐ観点から、円弧状に形成されている。
磁石5は、棒2の長手方向両端に取り付けられており、棒2,2が直接接触することで、使用を重ねるにしたがい、摩擦で突起3,4による連結が緩むのを防ぐために、補助的に備えられた連結部材であり、突起3,4を挿通する突起挿通孔5aが形成されている。磁石5としては、通常は永久磁石を使用する。磁石5の厚さは、通常1cm未満であり、コスト、使用感、意匠性等の観点から、棒2,2間の摩擦を防止できれば、薄いほど好ましい。なお、磁石5は、接着剤等により棒2に付ければよいが、棒2が磁性体であれば磁力により付けてもよい。また、棒2の内部に埋め込むようにしてもよい。
そして、図1の例では、突起挿入孔6,7それぞれの深さと、2つの磁石5,5の突起挿通孔5a,5aの深さとの合計が、短い方の突起4の長さと概ね一致するように形成されている。なお、棒2の角部は、隙間が生ずることにより指を挟まないようにするために、円弧状に切り欠かないように形成されている。同様の観点から、棒2,2間に挟む磁石5は、棒2と同一径になるように形成されている。
ゴルフ練習具1は、特にハーフスイング、アプローチ等の手首の力を使う必要がなく、相対的にスイング力が弱いゴルフスイングを練習する際に使用される。これらのスイング練習時に、手首に力が入っていると、図1においてsをスイング方向とした場合、利き手でない方の手で握っている棒2はs方向にのみ力が加わるのに対し、利き手で握っている棒2はs方向とは径方向に逆の方向である例えばt方向やt’方向にも力が加わる。そのため、手首に力が入った状態で練習すると、突起4がいずれか(通常は利き手で握った側、つまり図1(a)の例では右側)の棒2の突起挿入孔7から外れて連結が解除されてしまう。また、手首に入る力が一回のスイングで連結が解除されるほど強くなくても、手首に力が入った状態であると、突起4による棒2,2間の連結は緩くなり、連結が緩んだ状態で同様なスイングを続ければ、結果として突起4が棒2の突起挿入孔7から外れて連結が解除されてしまう。さらに、無理にスイングを続けなくても、手首に力が入っていて棒2,2間の連結が緩むのであれば、連結の解除を防ぐために、緩くなる度に連結を当初状態に修正したり、手首に力が入らないようにスイングを矯正せざるを得なくなる。つまり、突起4が棒2から外れたり、棒2,2間の連結が頻繁に緩くなるようだと手首に力が入っており正しいスイングをしていないことがわかり、突起4が外れないように手振りを防いでスイングを矯正することができる。
また、従来のスイングを矯正するゴルフ練習具であれば、手振りのクセが残っていても練習を続けられたが、ゴルフ練習具1では、手振りのクセがあると棒2,2の連結が解除されて練習ができなくなるので、より完全に手振りのクセを防ぐことができるという利点がある。なお、ゴルフのプレイに際しては、スイング前後で手首を使う場合も想定されるので、棒2の連結が解除されたり緩んだりすることを、手首を使うクセの解消の指標とすればよく、常に棒2の連結が維持されるように練習するということではないのは言うまでもない。
また、ゴルフ練習具1は、長手方向のどちら側を向けて練習してもよい。つまり、図1(a)の例で逆の長手方向を向けて練習する場合は、突起4は深い方の突起挿入孔6に挿入されるので、突起4が利き手で握った側の棒2から外れにくくなり、より簡単な練習をすることができる。
棒2は、突起挿入孔6,7で深さが異なるので、例えば図3(a)に示すように、一方の棒2の向きを反対にして長い方の突起3を双方の棒2,2の深い方の突起挿入孔6,6に挿入するようにしてもよい。図3(a)の例では、双方の突起挿入孔6,6の深さと、2つの磁石5,5の突起挿通孔5a,5aの距離との合計が、長い方の突起3の長さと概ね一致するように形成されている。
また、突起3,4は着脱可能なので、例えば図3(b)に示すように、図3(a)のような棒2,2の向きのまま突起3,4の取付位置のみを交換して、突起挿入孔7に隙間を空けた状態としてもよい。
図3(a)に示すように、長い方の突起3により棒2,2を連結した場合には、手振りのクセが強く、図1に示したように短い突起4で連結した場合ではすぐに外れてしまう使用者が、より簡単な練習を行うことができる。また、フルスイングのように、振り下ろす動作については手首の力を使う必要がないが、スイングとしては強い力を伴うために、手振りが生じやすくなるゴルフスイングに適用することができる。なお、このことは、図1(a)の状態において、上述したようにゴルフ練習具1を逆の方向に向けた場合も同様である。
一方、図3(b)に示すように、深い方の突起挿入孔6,6間に短い方の突起4を挿入して隙間cを空けた状態とした場合には、図3(a)の状態はもとより、図1(a)で示したように突起挿入孔7に隙間を空けずに突起4を挿入した場合よりも、棒2との接触箇所が少ないため突起4が外れやすくなる。そのため、図1に示した状態での練習において突起4が外れないようになったら、さらに確実に手振りを防ぐための練習をすることができる。
つまり、ゴルフ練習具1は、突起3,4の長さ、突起挿入孔6,7の深さ双方を変えるとともに、突起3,4を棒2から着脱可能としたため、上達度や目的に応じて、難易度の異なる多段階な練習を行える。また、実際のゴルフクラブのスイング時に、グリップ部を強く握ると、ゴルフクラブの重さを利用した慣性モーメントにしたがってスムーズに打つことができず、結果として手振りをしてしまうことが多くなる傾向があるが、多段階の練習を行うことで、このグリップ部を強く握るクセの解消を併せて図ることもできる。つまり、長い方の突起3を深い方の突起挿入孔6に挿入して練習する際には、棒2,2を強く握ってでも両者の連結が解除されないよう練習することにより、まずは強い手振りのクセを防ぐことができる。そして、短い方の突起4の挿入を、浅い方の突起挿入孔7、深い方の突起挿入孔6と変更するに連れて、棒2,2を強く握ることによる手首のブレだけで連結が解除されやすくなるため、棒2,2の連結が解除されないように練習することにより、グリップ部を強く握るクセの解消を図ることができる。なお、突起3,4は、着脱可能としたことで、使用を繰り返すことによる摩擦で、棒2から外れやすくなった場合に交換できるという利点もある。
また、例えば図4(a)〜(c)に示すように、突起は、既に説明した突起3,4(図4(a)、(b)をそれぞれ参照)の他、突起4よりもさらに短い突起8を準備することが好ましい。これにより、より多段階な練習を行うことができる。なお、図4の例では、突起の長さを三段階としているが、さらに多段階の突起を準備してもよい。
さらに、例えば図5(b)に示すように、棒の一方を突起挿入孔の深さを変えた棒9とし、棒2の突起挿入孔6,7よりもそれぞれ深い突起挿入孔10,11を形成してもよい。この場合は、突起の長さを変えなくても、突起を挿入する突起挿入孔の深さを変えることにより、多段階な練習を行うことができる。なお、図5(a)では、図5(b)の棒9との比較のため、棒2を示している。
さらに、例えば図6(a)、(b)に示すように、突起3,4の表面に、それぞれ斜方に刻み3a,4aを形成するとともに、刻み4aのピッチを刻み3aよりも広くすることで、粗さを変更して突起挿入孔からの抜けやすさに差異を生じさせ、多段階な練習を可能としてもよい。この場合は、図示したように突起3,4の長さは同じであってもよい。なお、刻み3a,4aは径方向に沿って形成してもよいし、長手方向に沿って形成してもよく、さらには、ピッチを不規則に形成したり、ジグザグ状に形成する等、通常刻みを形成する際に想定され得るどのようなパターンに形成してもよい。ただし、多段階な練習を行えるようにするという本発明の目的と、刻みの形成の容易さを考慮すれば、図示したように斜方に規則的に形成することが好ましい。また、表面の粗さは、突起3,4で材質を異ならせることにより変更してもよい。
一方、図6(c)に示すように、突起挿入孔6,7の内面は平滑に形成するが、例えば図6(d)、(e)に示すように、突起挿入孔6,7の内面に、図6(a)、(b)に示した突起3,4の刻み3a,4aと同様な刻み6a,7aを形成し、突起の抜けやすさに差異を生じさせ、多段階な練習を可能としてもよい。この場合は、突起挿入孔6,7の深さは同じであってもよい。
ゴルフ練習具1は、重い方が慣性モーメントにしたがって打ちやすくなるため、手振りを防止しやすい観点から好ましい。そして、徐々に手振りをしないようになってきたならば、実際のゴルフクラブによりスイングした際に適応しやすくするために、一般的なゴルフクラブと同程度の重さ、具体的には300g程度のもの、あるいはさらに軽いものを用いることが好ましい。そのため、目的に応じた使用を可能とするために、重さが異なるものを複数本備えたゴルフ練習具セットとすることが好適である。
ゴルフ練習具セットとした場合に、ゴルフ練習具1の重さを変えるには、棒2の材料や材質を変えればよく、例えば、一方は金属製で他方はゴム製にしたり、一方は金属製で他方は木製にしたり、さらには同じ金属製やゴム製であっても重い材質のものと軽い材質のものとを用意すればよい。
なお、棒2は、実際のゴルフクラブのグリップ部が金属製やゴム製であることからすると、これらと同様な材料を用いることが好ましい。
また、磁石5の材料を変えたり、磁石5の取付枚数を増やしたりして、ゴルフ練習具1の重さを調整してもよい。
〔第2の形態〕
図7は本発明における第2の形態のゴルフ練習具の要部斜視図であり、図8は第2の形態の各突起の側面図である。図7に示すように、第2の形態のゴルフ練習具20は、突起21に、先端側(他方の棒の突起挿入孔への挿入側)から切り欠いて傾斜22が形成されている。これにより、棒2のグリップ位置を周方向に沿って変えて行けば、長さの異なる突起を準備しなくても、同じ突起21により段階的な練習ができる。また、長さの異なる突起を準備すれば、さらに多段階の練習ができる。
さらに、ゴルフ練習具20は、棒2の長手方向先端の近傍に、周方向に沿って所定間隔で目印23が付されている。これにより、目印23の位置に合わせて棒2を握れば、突起21の所望の長さの位置で練習できるので、練習の難易度を変える際に、その都度、突起21を棒2から外して、所望の長さの位置に合わせてから再度連結する作業を省略することができる。
また、突起の傾斜22は、図8(a)に示す突起24のように、径方向両端から中央に向かって隆起するように形成してもよいし、図8(b)に示す突起25のように、そのような傾斜22を長手方向両端に形成してもよい。さらに、図8(c)に示す突起26のように、突起21と同様な一方向のみへの傾斜22を、長手方向の両端に平行に形成してもよいし、図8(d)に示す突起27のように、長手方向の両端に、側面視で台形状になるように逆方向に形成してもよい。さらに、図8(b)〜(d)に示した両側に傾斜22を形成した突起25,26,27では、双方の傾斜22,22を周方向に沿って互いにずらして形成してもよい。中央に隆起する傾斜22を形成した突起24,25は、第1の形態のゴルフ練習具1において用いる、傾斜がない突起3からレベルアップを図る際に特に有効に活用できる。また、一方向のみへの傾斜を長手方向両端に形成した突起26,27では、一種類の突起で、より多段階な練習をすることができる。なお、突起挿入孔の形状も、突起の形状に合わせて変更してもよい。
〔第3の形態〕
図9は、本発明における第3の形態のゴルフ練習具の側面図である。図9に示すように、第3の形態のゴルフ練習具30は、ゴルフ規則中の付属規則IIに規定される本来のゴルフクラブのグリップ部の形状に模して、若干先細りに形成されている。具体的には、先端側の棒31が基端側の棒32よりも傾斜状に細く形成されている。このゴルフ練習具30では、棒31,32で太さが異なり、交換することはできないため、棒31の基端側と棒32の先端側とにのみ、突起(図9の例では突起4)により両者を連結するための同じ深さに形成された突起挿入孔33,34が、それぞれ形成されている。
なお、本形態以外のゴルフ練習具においても、突起挿入孔は同じ深さにしてもよい。また、連結可能であれば互いに異なる長さや形状であってもよい。ただし、ゴルフスイングを矯正するという本発明の目的からすると、偏ったスイングのクセが付くことは好ましくないため、通常はその目的の範囲で互いの長さや形状が限定される。
この他、各形態のゴルフ練習具は、上述の付属規則IIにしたがった範囲で、リブを設けたり、らせん状の窪みを形成してもよい。
〔第4の形態〕
図10は、本発明における第4の形態の側面図である。図10に示すように、第4の形態のゴルフ練習具40は、連結部材として突起3,4のみを備え、磁石を備えないこと以外は、第1の形態のゴルフ練習具1と同様の構成となっている。
〔第5の形態〕
図11は、本発明における第5の形態の側面図である。図11に示すように、第5の形態のゴルフ練習具50は、連結部材として磁石5のみを備え、突起を備えず、かつ磁石5に突起挿通孔を形成しないこと以外は、第1の形態のゴルフ練習具1と同様の構成となっている。この形態では、磁気の異なる複数の磁石を準備しておき、上達度に応じて次第に磁気の弱い磁石に変更できるようにしておくことが好ましい。
なお、第1〜3の形態のゴルフ練習具においても、突起を用いた練習で棒の連結が解除されない程度に上達した場合に、磁石5のみにより棒を連結し、さらに確実に手振りを防ぐための練習を行うこともできる。
以上、本発明の各実施の形態を詳細に説明したが、本発明のゴルフ練習具およびそのセットは、上記各実施の形態に限定されない。例えば、突起は、いずれかの棒と一体的に取り付けてもよい。また、着脱可能に棒を連結可能であれば、他の手段を、単独あるいは突起や磁石とともに、連結部材として用いてもよい。
さらに、棒は三本以上あってもよい。ただし、棒が多数あると、製造しにくくなるのみならず、手首の動きとは別の原因で連結が解除される虞があるため、通常は一対の棒とする。
本発明は、手振りを防ぐゴルフスイングの練習に用いることができる。
1 ゴルフ練習具
2 棒
3 突起
3a 刻み
4 突起
4a 刻み
5 磁石
5a 突起挿通孔
6 突起挿入孔
6a 刻み
7 突起挿入孔
7a 刻み
8 突起
9 棒
10 突起挿入孔
11 突起挿入孔
20 ゴルフ練習具
21 突起
22 傾斜
23 目印
24 突起
25 突起
26 突起
27 突起
30 ゴルフ練習具
31 棒
32 棒
33 突起挿入孔
34 突起挿入孔
40 ゴルフ練習具
50 ゴルフ練習具
D 長さ
c 隙間

Claims (3)

  1. 複数のグリップ用の棒と、これらを着脱可能に連結する連結部材とを有し、前記棒が前記連結部材により連結された長さがゴルフクラブのグリップ部に相当し、かつ連結力が異なる複数の前記連結部材を備えることを特徴とするゴルフ練習具。
  2. 前記棒の両端に孔が形成され、前記孔に挿入することにより前記棒を着脱可能に連結する前記連結部材としての突起を備え、かつ前記孔は前記棒の一端と他端とで異なる深さおよび異なる内面の粗さの少なくともいずれかに形成される請求項1に記載のゴルフ練習具。
  3. 重さが異なる複数の請求項1または2に記載のゴルフ練習具を備えることを特徴とするゴルフ練習具セット。
JP2012022741A 2012-02-06 2012-02-06 ゴルフ練習具およびそのセット Expired - Fee Related JP5048162B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012022741A JP5048162B1 (ja) 2012-02-06 2012-02-06 ゴルフ練習具およびそのセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012022741A JP5048162B1 (ja) 2012-02-06 2012-02-06 ゴルフ練習具およびそのセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5048162B1 true JP5048162B1 (ja) 2012-10-17
JP2013158474A JP2013158474A (ja) 2013-08-19

Family

ID=47189436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012022741A Expired - Fee Related JP5048162B1 (ja) 2012-02-06 2012-02-06 ゴルフ練習具およびそのセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5048162B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121955U (ja) * 1977-03-04 1978-09-28
JPS63120659U (ja) * 1987-01-31 1988-08-04
JP3027962U (ja) * 1996-02-14 1996-08-20 尚栄 橋本 グリップ習得用のゴルフ練習具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121955U (ja) * 1977-03-04 1978-09-28
JPS63120659U (ja) * 1987-01-31 1988-08-04
JP3027962U (ja) * 1996-02-14 1996-08-20 尚栄 橋本 グリップ習得用のゴルフ練習具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013158474A (ja) 2013-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210154546A1 (en) Grips for a Handle on a Hockey Stick
CA2526606A1 (en) Golf swing training device and method
US8162773B1 (en) Golf putting accessory
US6808460B2 (en) Swing control weight
KR100907302B1 (ko) 골프클럽용 그립
WO2007023693A1 (ja) パタークラブおよびパタークラブ用のグリップ
JP5048162B1 (ja) ゴルフ練習具およびそのセット
US10556163B2 (en) Grip for golf club
KR101835959B1 (ko) 골프 클럽의 그립 및 이러한 그립과 골프 장갑의 조립체
TW201642937A (zh) 通用揮動訓練設備
KR200412086Y1 (ko) 골프클럽용 그립
JP2022526691A (ja) スライス防止用ゴルフティー
JP2006334067A (ja) パタークラブ及びパターヘッド
US11931635B1 (en) Ball tossing device
KR200486533Y1 (ko) 퍼팅 방향의 조절이 용이한 골프 퍼터
JP2009279236A (ja) パター用ウエイト及びその使用方法
JP3225594U (ja) ラケットのグリップ構造
JP2005342215A (ja) ゴルフクラブパター
JP5055056B2 (ja) ラケット
WO2013150914A1 (ja) ゴルフクラブ用グリップおよびゴルフクラブ
KR20160002531U (ko) 홀컵을 정면으로 바라보고 퍼팅하는 퍼터
JP6404137B2 (ja) パター
JP2005160690A (ja) ゴルフパター用グリップ
JP2019042428A (ja) ゴルフパター
JP6426124B2 (ja) けん玉

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees