JP3027962U - グリップ習得用のゴルフ練習具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯に便利であって、しかも、ライターとし
ても使用できるグリップ習得用のゴルフ練習具を提供す
る。 【解決手段】 それぞれ使い捨てのライターがその点火
部を上端に露出するように差し込まれる基部ライター収
納ケースと、先部ライター収納ケースとの組合せからな
り、両方を直列に連結し得るように、基部ライター収納
ケースの上端に雄型を、先部ライター収納ケースの下端
にそれに回転不能に嵌め込まれる雌型を形成し、両収納
ケースの外面に、連結において基本グリップで握る指当
りを凹凸により形成した。両ライター収納ケースの上端
に、ライターの点火部を背後で囲む突出壁を設け、ライ
ターを差し込む中空の下端部にライターが止められる受
けを形成すれば、さらに目的達成に有効である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ライターまたはライター収納ケースとしても使用できるグリップ 習得用のゴルフ練習具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフにおいては、グリップが最も大切な基本であって、ここが緩んだり、間 違った向きに握ったりしていると、どんなに良いスイングをしようと思ってもで きないというように、グリップをなおざりにすると、いつまでたってもゴルフが 上達しないとされるため、殊に初心者にはグリップ習得用のゴルフ練習具の使用 が薦められる。

【０００３】 従来のグリップ習得用のゴルフ練習具は、プラスチック製の長い棒状であって 、それに両手の握り形を凹凸形状において形成したもので、指の当りが凹んでい るために、それに合わせて基本のグリップで握りながらスイングして使用され、 何度も握っているうちに、自然と基本グリップを習得できるものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来のグリップ習得用のゴルフ練習具は、上記のように、一体成形された重く 長い棒状であって、携帯に不都合であることから、普通にはそれを家庭に置いて 、暇を見つけてはそれを握ることにより、グリップの練習をしているが、その暇 を持てない人も多いことから、若しも、通勤の電車の中でも練習できれば、極め て好都合である。

【０００５】 一方、ライターは、携帯できる程に小型であるため、愛煙家が常にポケットに 入れているように心掛けられ、それを忘れると非常に不都合が感じられることに なる。なお、使い捨てのライターの場合であると、ライター本体のボンベを安全 に被覆するために、収納ケースに納められているものがある。

【０００６】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、携帯に便利であって、しかも、ライ ターとしても使用できるグリップ習得用のゴルフ練習具を提供することを目的と した。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、この考案は、それぞれ使い捨てのライターがそ の点火部を上端に露出するように差し込まれる基部ライター収納ケースと、先部 ライター収納ケースとの組合せからなり、両方を直列に連結し得るように、基部 ライター収納ケースの上端に雄型を、先部ライター収納ケースの下端にそれに回 転不能に嵌め込まれる雌型を形成し、両収納ケースの外面に、連結において基本 グリップで握る指当りを凹凸により形成したことを特徴とするグリップ習得用の ゴルフ練習具を提供するものである。

【０００８】 両ライター収納ケースの上端に、ライターの点火部を背後で囲む突出壁を設け 、ライターを差し込む中空の下端部にライターが止められる受けを形成すれば、 さらに目的達成に有効である。

【０００９】

【作 用】

グリップ習得用のゴルフ練習具を上記のように構成したから、両方のライター 収納ケースを分離すればポケットに入る程度に短く、また、内部が中空であって 、それに仕舞われるライターも使い捨ての軽量なものであるために、携帯に非常 に便利であって、ライターとして使用できることは勿論、両方を連結すればグリ ップの練習をすることができる。

【００１０】 グリップには、オーバーラッピンググリップ、インターロッキンググリップ、 ベースボール（ナチュラル）グリップ等の基本形態があるが、両方の収納ケース に亘ってそのいずれか一つまたは二つに該当するように指当りを形成する。二個 の連結で長くなるために、このようないずれの基本形態を採るにしてもその形成 が可能である。また、両方の収納ケースが回転不能に連結されているので、ボー ルを真っ直ぐ（直角方向）に飛ばす基本的なスクェアグリップや、球筋が右に曲 がる弱い握りとなるスライスグリップばかりでなく、左に曲げる強い握りとなる フックグリップも確実になすことができる。

【００１１】

【実施例】

次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。

【００１２】 図面は、一実施例を示したもので、そのグリップ習得用のゴルフ練習具Ｐは、 基部ライター収納ケース１と先部ライター収納ケース２との組合せからなるもの であって、それぞれに使い捨てライター３，３が装填される。

【００１３】 基部ライター収納ケース１は、主に下位となる左手５で握る指当り７が外周に 窪みとして形成され、先部ライター収納ケース２は、主に上位となる右手６で握 る指当り８が同じく窪みとして形成される。また、それぞれ内部がライター３を 差し込む中空９となっているが、軽量化のためにライター３には短いものを使用 したので、下端部にそれが止められる受け１１を設け、それが仕切り壁状に形成 される。この受け１１に止められた状態において、ライター３の上端の点火部１ ３が収納ケース１，２の上に露出している。

【００１４】 両収納ケース１，２の上端には、点火部１３の背後を囲む突出壁１５が突設さ れ、基部ライター収納ケース１の上端には、その突出壁１５を含めて雄型１７が 形成され、先部ライター収納ケース２の下端にはその雄型１７に嵌まる雌型１９ が形成される。そして、雄型１７と雌型１９との結合により、一連に両手の指当 り７，８が普通のグリップ習得用のゴルフ練習具と同じように連続するようにな っている。

【００１５】 この実施例の場合、グリップとしての指当り７の形状については、オーバーラ ッピンググリップやインターロッキンググリップに適応するようにした。図３が オーバーラッピンググリップでの使用状態を示したものである。先部ライター収 納ケース２については、突出壁１５が上端に突出しているので、それが正面から 見て背後となるように握ると、正しいグリップとなりそれを目印として正確にス イングすることができる。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案のグリップ習得用のゴルフ練習具によれば、分 離してポケットやカバンに仕舞うことができ、しかも、軽量であるから、携帯に 便利であって、例えば、通勤の途中の車中や、散歩の途中等においても、それを 組み立てることによって、グリップの練習が可能となり、時間を有効に利用でき るために、忙しい身であっても、ゴルフの上達を早めることができる。しかも、 ライターとしても使用できるために、都合が良いことはもとより、殊に愛煙家に は携帯が常に心掛けられるので、練習のための時間の有効利用が促進され、さら に、話題を誘いお洒落感覚で使用し得るという優れた効果がある。

【００１７】 加えて、ライターの点火部を背後で囲む突出壁を設けたので（請求項２）、そ れを目印にグリップを適合させて正確なスイングの練習が可能であり、また、ラ イターが止められる受けを形成したときには、グリップの基本に忠実な指当りを 全て形成しても軽量化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のグリップ習得用のゴルフ練習具を組
立て状態において示す側面から見た縦断面図である。

【図２】同ゴルフ練習具の分解した正面から見た縦断面
図である。

【図３】同ゴルフ練習具の使用状態を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ｐ グリップ習得用のゴルフ練習具 １ 基部ライター収納ケース ２ 先部ライター収納ケース ３ ライター ７，８ 指当り ９ 中空 １１ 受け １３ 点火部 １５ 突出壁 １７ 雄型 １９ 雌型

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 それぞれ使い捨てのライターがその点火
   部を上端に露出するように差し込まれる基部ライター収
   納ケースと、先部ライター収納ケースとの組合せからな
   り、両方を直列に連結し得るように、基部ライター収納
   ケースの上端に雄型を、先部ライター収納ケースの下端
   にそれに回転不能に嵌め込まれる雌型を形成し、両収納
   ケースの外面に、連結において基本グリップで握る指当
   りを凹凸により形成したことを特徴とするグリップ習得
   用のゴルフ練習具。
2. 【請求項２】 両ライター収納ケースの上端に、ライタ
   ーの点火部を背後で囲む突出壁を設け、ライターを差し
   込む中空の下端部にライターが止められる受けを形成し
   たことを特徴とする請求項１記載のグリップ習得用のゴ
   ルフ練習具。