JP5047599B2 - 遊技媒体計数機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報が記録された記録媒体を受け付けて、該記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて管理装置で管理されている遊技媒体数に対して計数した遊技媒体数を加算する加算要求を該管理装置に対して送信する遊技媒体計数機に関する。
従来より、特許文献1に示すように、会員コードがディスプレイに表示された携帯電話が近接されると、該会員コードを読み取って管理装置に送信すると共に、遊技媒体が投入されると、該遊技媒体数を計数して計数値を管理装置に送信する遊技媒体計数機が知られている。これら会員コード及び計数値を受信した管理装置では、該会員コードに対応する口座で、該計数値が管理(いわゆる貯玉)される。
特開2003−220262号公報(図1,段落0026,0027)
しかしながら、上記特許文献1に示すように、記録媒体の一例である携帯電話が近接されることで、遊技者識別情報の一例である会員コードが読み取られる遊技媒体計数機では、前記計数される遊技媒体の正規の所有者の記録媒体から遊技者識別情報の読取を行う前や読取を行った後に、他人の記録媒体から遊技者識別情報の読取が行われると、該他人の遊技者識別情報が管理装置に送信され、管理装置において、前記正規の所有者の計数遊技媒体数が当該他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、遊技者識別情報が記録された記録媒体を受け付けて、該記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて管理されている遊技媒体数に対して計数した遊技媒体数を加算する加算要求を管理装置に対して送信する遊技媒体計数機において、正規の所有者の計数遊技媒体数が他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できるようにすることにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
まず請求項1に係る発明は、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報(会員ID)に対応付けて該遊技者が遊技により獲得した遊技媒体数(貯玉数)を管理する管理装置(50)と通信可能とされ、前記遊技者識別情報が記録された記録媒体(携帯電話5)が近接された(かざされた)ことに基づいて、該近接された記録媒体から遊技者識別情報を非接触で取得する記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)と、遊技媒体(パチンコ玉)の投入を受け付けて、該受け付けた遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)と、前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている管理遊技媒体数に対する、前記遊技媒体計数手段により計数した計数遊技媒体数の加算を要求する加算要求を、前記管理装置に対して送信する加算要求送信手段(通信部31)と、を備える遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を実施する旨の取得操作を受け付ける取得操作受付手段(取得ボタン38a)を備え、前記遊技媒体計数手段による計数が開始されたこと、及び、前記取得操作受付手段により取得操作を受け付けたことを条件として、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化し、該記録媒体受付手段により一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、前記遊技媒体計数手段による計数が終了するまでは前記記録媒体受付手段に前記記録媒体が近接されても当該記録媒体に記録されている遊技者識別情報の取得を不能動化し、前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことを条件として、前記取得した一の遊技者識別情報の前記管理遊技媒体数に対する前記計数遊技媒体数の加算要求を前記加算要求送信手段により送信することを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)により遊技者識別情報(会員ID)を取得したこと又は前記遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)による計数が終了したことに基づいて計時を開始する計時手段(制御部32)と、前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記計時手段により予め定められた所定時間が計時されたことを条件として、該取得している遊技者識別情報を無効とする無効化手段(制御部32)と、をさらに備えることを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項3に係る発明は、請求項1に記載した遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)により遊技者識別情報(会員ID)を取得したこと又は前記遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)による計数が終了したことに基づいて計時を開始する計時手段(制御部32)と、前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記計時手段により予め定められた所定時間が計時されたことを条件として、該遊技者識別情報を取得している旨を報知する取得報知手段(ディスプレイ37)と、をさらに備えることを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)により遊技者識別情報(会員ID)を取得している状態で前記遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)による計数が一旦停止し、前記加算要求送信手段(通信部31)による加算要求の送信が行われる前に該遊技媒体計数手段による計数が再開されたことに基づいて、前記取得操作受付手段(取得ボタン38a)による取得操作の受付及び前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化することを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項5に係る発明は、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報(会員ID)に対応付けて該遊技者が遊技により獲得した遊技媒体数(貯玉数)を管理する管理装置(50)と通信可能とされ、前記遊技者識別情報が記録された記録媒体(携帯電話5)が近接された(かざされた)ことに基づいて、該近接された記録媒体から遊技者識別情報を非接触で取得する記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)と、遊技媒体(パチンコ玉)の投入を受け付けて、該受け付けた遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)と、前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている管理遊技媒体数に対する、前記遊技媒体計数手段により計数した計数遊技媒体数の加算を要求する加算要求を、前記管理装置に対して送信する加算要求送信手段(通信部31)と、を備える遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を実施する旨の取得操作を受け付ける取得操作受付手段(取得ボタン38a)を備え、前記取得操作受付手段により取得操作を受け付けたことを条件として、当該取得操作の受付前に前記記録媒体受付手段により取得している遊技者識別情報を無効とすると共に、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化し、該記録媒体受付手段により一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、前記遊技媒体計数手段による計数が終了するまでは前記記録媒体受付手段に前記記録媒体が近接されても当該記録媒体に記録されている遊技者識別情報の取得を不能動化し、前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことを条件として、前記取得した一の遊技者識別情報の前記管理遊技媒体数に対する前記計数遊技媒体数の加算要求を前記加算要求送信手段により送信することを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項6に係る発明は、請求項5に記載した遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)により計数した遊技媒体数を特定可能な計数値特定記録媒体(計数カード)を発行する発行処理(計数カード発行処理)を行う発行処理手段(制御部32)と、前記発行処理を行う旨の発行操作を受け付ける発行操作受付手段(発行ボタン38c)と、をさらに備え、該発行操作受付手段により発行操作を受け付けたことに基づいて、前記記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)による遊技者識別情報(会員ID)の取得の有無に拘わらず、前記発行処理手段により前記発行処理を行うことを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載した遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記取得操作受付手段(取得ボタン38a)により取得操作を受け付けたこと又は前記記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)により遊技者識別情報(会員ID)を取得したことに基づいて計時を開始する計時手段(制御部32)をさらに備え、前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記計時手段により予め定められた所定時間が計時されたことを条件として、該取得している遊技者識別情報を無効とする無効化手段(制御部32)と、をさらに備えることを特徴とする遊技媒体計数機である。
また請求項8に係る発明は、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報(会員ID)に対応付けて該遊技者が遊技により獲得した遊技媒体数(貯玉数)を管理する管理装置(50)と通信可能とされ、前記遊技者識別情報が記録された記録媒体(携帯電話5)が近接された(かざされた)ことに基づいて、該近接された記録媒体から遊技者識別情報を非接触で取得する記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)と、遊技媒体(パチンコ玉)の投入を受け付けて、該受け付けた遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段(獲得玉カウンタ33)と、前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている管理遊技媒体数に対する、前記遊技媒体計数手段により計数した計数遊技媒体数の加算を要求する加算要求を、前記管理装置に対して送信する加算要求送信手段(通信部31)と、を備える遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことを条件として、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化し、該記録媒体受付手段により一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、該取得した一の遊技者識別情報の前記管理遊技媒体数に対する前記計数遊技媒体数の加算要求を前記加算要求送信手段により送信することを特徴とする遊技媒体計数機である。
さらに請求項9に係る発明は、請求項8に記載した遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)であって、前記記録媒体受付手段(携帯電話リーダ35)による遊技者識別情報(会員ID)の取得に応じて、前記加算要求送信手段(通信部31)による加算要求の送信を行うことを特徴とする遊技媒体計数機である。
まず請求項1に係る遊技媒体計数機によれば、計数が開始されたこと及び取得操作を受け付けたことを条件として、一の遊技者識別情報の取得が能動化され、該一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、計数が終了するまでは記録媒体が近接されても遊技者識別情報の取得が不能動化され、計数が終了したことを条件として、前記取得した一の遊技者識別情報の管理遊技媒体数に対する計数遊技媒体数の加算要求が送信されるので、正規の所有者の計数遊技媒体数が他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項2に係る遊技媒体計数機によれば、他人が少量の遊技媒体の計数及び取得操作を行って遊技者識別情報を取得させた状態で放置しておいた場合であっても、所定時間が計時されたことを条件として、該取得している遊技者識別情報が無効とされるので、次に遊技媒体の計数を行った遊技者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項3に係る遊技媒体計数機によれば、他人が少量の遊技媒体の計数及び取得操作を行って遊技者識別情報を取得させた状態で放置しておいた場合であっても、所定時間が計時されたことを条件として、該遊技者識別情報を取得している旨が報知され、次に遊技媒体の計数を行う遊技者がその旨を認識することができるので、該遊技者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項4に係る遊技媒体計数機によれば、他人が少量の遊技媒体の計数及び取得操作を行って遊技者識別情報を取得させた状態で放置しておいた場合であっても、加算要求の送信が行われる前に計数が再開されたことに基づいて、取得操作の受付及び遊技者遊技者識別情報の取得が能動化され、次に遊技媒体の計数を行う遊技者が自己の遊技者識別情報を取得させることができるので、該遊技者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項5に係る遊技媒体計数機によれば、取得操作を受け付けたことを条件として、既に取得している遊技者識別情報が無効とされると共に、一の遊技者識別情報の取得が能動化され、該一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、計数が終了するまでは記録媒体が近接されても遊技者識別情報の取得が不能動化され、計数が終了したことを条件として、前記取得した一の遊技者識別情報の管理遊技媒体数に対する計数遊技媒体数の加算要求が送信されるので、正規の所有者の計数遊技媒体数が他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項6に係る遊技媒体計数機によれば、他人が取得操作を行って遊技者識別情報を取得させた状態で放置しておいた場合であっても、発行操作を受け付けたことに基づいて、遊技者識別情報の取得の有無に拘わらず計数値特定記録媒体の発行処理が行われるので、記録媒体を所持していない遊技者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項7に係る遊技媒体計数機によれば、他人が取得操作を行って遊技者識別情報を取得させた状態で放置しておいた場合であっても、所定時間が計時されたことを条件として該取得している遊技者識別情報が無効とされるので、記録媒体を所持していない遊技者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
また請求項8に係る遊技媒体計数機によれば、計数が終了したことを条件として一の遊技者識別情報の取得が能動化され、該一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、該取得した一の遊技者識別情報の管理遊技媒体数に対する計数遊技媒体数の加算要求が送信されるので、正規の所有者の計数遊技媒体数が他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
さらに請求項9に係る遊技媒体計数機によれば、他人が少量の遊技媒体の計数を行って遊技者識別情報を取得させた場合であっても、該遊技者識別情報の取得に応じてすぐに加算要求が送信されるので、正規の所有者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る遊技用装置(玉貸ユニット20)は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報(会員ID)が記録された記録媒体(携帯電話5)と、認証情報(暗証番号)の入力とを受け付けて、該認証情報に基づき遊技者が認証されたことを条件として、記録媒体から取得した遊技者識別情報から特定される貯蓄遊技媒体数(貯玉数)を遊技に再使用させる貯玉再プレイ処理を行うものである。
また本発明に係る遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機30)は、遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報(会員ID)が記録された記録媒体(携帯電話5)を受け付けて、該記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて管理装置50で管理されている遊技媒体数(貯玉数)に対して計数した遊技媒体数を加算する加算要求を該管理装置50に対して送信する貯玉処理を行うものである。ここでパチンコ玉計数機30には、記録媒体から遊技者識別情報を取得するための条件が異なる、第1実施形態,第2実施形態,及び第3実施形態が含まれる。
さらに本発明に係る遊技用システム1は、図1に示すように、遊技場内に設けられる、前記玉貸ユニット20と、前記パチンコ玉計数機30と、これら玉貸ユニット20及びパチンコ玉計数機30と通信可能な管理装置50と、からなる。なお遊技場内には、管理装置50と通信可能な監視カメラ制御装置40が設けられており、また遊技場外の電子マネー管理センタには、管理装置50と通信可能な電子マネー管理装置6が設けられている。
以下においては、まず第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30を含む遊技用システム1について説明し、次に第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、次に第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。なお、以下においては、遊技機がパチンコ機10であり、遊技媒体がパチンコ玉であり、遊技者が所有する貯蓄遊技媒体数が貯玉数である例について説明する。また、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」,ステップを「S」と略記する。
[1.第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30を含む遊技用システム1]
まず図1〜図7を参照して、第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30を含む遊技用システム1の構成について説明する。この遊技用システム1では、紙幣2,ビジタカード3,会員カード4,及び携帯電話5が使用される。紙幣2は貨幣の一例であって、ここでは図4(b)に示すように、1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類が使用される。この紙幣2がビジタカード3又は会員カード4を受け付けている玉貸ユニット20に挿入されると、入金処理が行われる。
ビジタカード3は遊技用記録媒体の一例であって、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさであるプリペイド残額を特定可能な情報であるカードIDが、ICチップのEEPROMに記録されている。このカードIDは、後述する図7(a)に示すように、ビジタカード3である旨を示すアルファベット(ここではV)と、該ビジタカード3を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)との組み合わせからなるIDであり、管理装置50のハードディスク53で記憶されているプリペイド残額DBでは、該カードIDに対応付けて、プリペイド残額が管理されている。
このビジタカード3は、以下のようにして発行される。まず図示しないカード発行機において、貨幣を受け付けた後、発行するプリペイド残額の選択を受け付けると、該カード発行機でストックされているビジタカード3のうちの1枚からカードIDが読み取られ、該読み取ったカードIDと前記選択されたプリペイド残額とが管理装置50に対して送信される。次に該管理装置50において、該送信されてきたカードIDとプリペイド残額とが対応付けてプリペイド残額DBで記憶されると、記憶完了通知がカード発行機に対して返信される。そして該カード発行機において、前記カードIDを読み取ったビジタカード3が発行される。このビジタカード3が玉貸ユニット20に挿入されると、カードIDから特定されるプリペイド残額を使用したカード玉貸処理が行われる。
会員カード4は遊技用記録媒体の一例であって、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさであるプリペイド残額を特定可能な情報であるカードIDが、ICチップのEEPROMに記録されている。このカードIDは、後述する図7(a)に示すように、会員カード4である旨を示すアルファベット(ここではM)と、該会員カード4を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)との組み合わせからなるIDであり、管理装置50のハードディスク53で記憶されているプリペイド残額DBでは、該カードIDに対応付けて、プリペイド残額が管理されている。
また会員カード4は会員用記録媒体の一例であって、予め会員登録を行った遊技者に対して発行され、該遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報である会員IDが、ICチップのEEPROMに記録されている。この会員IDは、後述する図7(b)に示すように、該会員カードIDの発行遊技場を示すアルファベット(ここではA)と、遊技者を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)との組み合わせからなるIDであり、管理装置50のハードディスク53で記憶されている会員情報DBでは、該会員IDに対応付けて、暗証番号,貯玉数,再プレイ中のユニットID,及び属性情報(氏名等)が管理されている。
この会員カード4は、以下のようにして発行される。即ち遊技場において、遊技者が登録を希望する暗証番号と、該遊技者の属性情報(ここでは氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)が受け付けられて会員登録が行われると、該遊技場に納入されている会員カード4のうちの1枚から会員IDが読み取られ、管理装置50において、該読み取った会員IDと前記受け付けられた暗証番号及び属性情報とが対応付けて会員情報DBで記憶されて、前記会員IDを読み取った会員カード4が発行される。この会員カード4が玉貸ユニット20に挿入されると、カードIDから特定されるプリペイド残額を使用したカード玉貸処理が行われ、また会員IDに対応する貯玉数を遊技に再使用させる貯玉再プレイ処理が行われる。また会員カード4がパチンコ玉計数機30に挿入されると、会員IDに対応付けて管理されている貯玉数に対して計数したパチンコ玉数を加算するための貯玉処理が行われる。
これらビジタカード3及び会員カード4は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板において、ICチップR/W又はICチップリーダが発信している電磁波を受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルが電磁波を受信することにより発生する誘導起電力を電源として作動するパッシブ型のICチップとを搭載している、ICカードである。このICチップは、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行され、またEEPROMに記録されている情報が非接触で読み書きされる。
携帯電話5は、通話機能,インターネット接続機能,電子メール送受信機能,及び予めダウンロードされたプログラムを実行するプログラム実行機能等を備えると共に、ディスプレイ,操作キー,及びバイブレータ等を備える一般的なものである。また携帯電話5は、該携帯電話5の電源で作動するアクティブ型のICチップを搭載している。このICチップは、CPU,RAM,ROM,EEPROM,通信モジュール等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行される。このICチップは、チップIDにより該ICチップを個々に識別可能とされている。
また携帯電話5は記録媒体の一例であって、遊技者を個々に識別可能であると共に当該遊技者が所有する貯蓄遊技媒体数(ここでは貯玉数)を特定可能な遊技者識別情報である前記会員IDが記録されたものであり、ここでは前記ICチップのEEPROMに会員IDが記録されている。ここでICチップのEEPROMでは、図2に示すように、(a)基本データ,(b)貯玉再プレイ履歴,及び(c)貯玉景品交換履歴が記録されている。
まず図2(a)に示す基本データとしては、前記チップIDに対応付けて電子マネー残額が記録されている。これらチップID及び電子マネー残額は、図1に示す電子マネー管理装置6においても、対応付けて管理されている。この携帯電話5に記録されている電子マネー残額及び電子マネー管理装置6で管理されている電子マネー残額は、図示しない電子マネーチャージ機や電子マネー管理装置6が提供するウェブサイト上で電子マネーの加算が行われた場合に加算更新され、玉貸ユニット20において該電子マネーを使用してパチンコ玉を貸与するための電子マネー玉貸処理が行われた場合や、その他の買い物に使用された場合に、減算更新される。
また該基本データとしては、会員IDが記録されている。この会員IDは、後述する図3に示すD1〜D3で、会員登録が行われた場合に記録される。さらに該基本データとしては、処理要求フラグが記録されている。この処理要求フラグは、遊技者が、前記電子マネー玉貸処理を要求するか、又は前記貯玉再プレイ処理を要求するかを選択した結果を示すフラグであり、後述する図3に示すD5で、電子マネー玉貸処理が選択された場合には電子マネー玉貸フラグ「0」,貯玉再プレイ処理が選択された場合には貯玉再プレイフラグ「1」が記録される。
また図2(b)に示す貯玉再プレイ履歴としては、貯玉再プレイが行われた日付に対応付けて、当日に該貯玉再プレイに使用された使用玉数が記録されている。この使用玉数は、貯玉再プレイが行われる毎に加算更新される。さらに図2(c)に示す貯玉景品交換履歴としては、貯玉数を使用した景品交換が行われた日付に対応付けて、該景品交換に使用された使用玉数と、該景品交換された景品の種類が記録されている。これら日付,使用玉数,及び景品の種類は、遊技場の景品カウンタにおいて貯玉数を使用した景品交換が行われた場合に、該景品カウンタに設けられているICチップR/Wから送信されてくるそれらのデータを受信して記録される。
この携帯電話5では、以下のようにして、ICチップのEEPROMに会員IDが記録される。まず遊技者が、携帯電話5のインターネット接続機能により、ある遊技場(ここではA店)の管理装置50が提供するウェブサイトにアクセスして、会員登録フォームの送信を要求すると、図3のD1〜D3に示すA店登録フォームの画面が、該ウェブサイトから携帯電話5に対して配信されて、まずD1に示す画面がディスプレイに表示される。このD1では、当該遊技者がA店の会員として登録済であるか否か(即ちA店の会員カード4の発行を受けているか否か)の選択を受け付けるために、「1.A店会員登録済」,及び「2.A店会員未登録」の各選択肢が表示される。
このD1で「1.A店会員登録済」が選択されると、ウェブサイトから配信されているD2に示す画面がディスプレイに表示される。このD2では、当該遊技者に対して発行されたA店の会員カード4の会員ID,及び該会員カード4の発行時に登録された暗証番号の入力欄が表示される。
このD2で各入力欄に入力され、「登録」ボタンが操作されると、該入力された会員ID及び暗証番号が、携帯電話5から管理装置50に対して送信される。すると該管理装置50においては、送信されてきた会員ID及び暗証番号と、図7(b)に示す会員情報DBで記憶している会員ID及び暗証番号との照合が行われ、照合OKである場合には、当該会員ID及び貯玉使用プログラムが、該管理装置50から携帯電話5に対して送信(ダウンロード)される。
一方、D1で「2.A店会員未登録」が選択されると、ウェブサイトから配信されているD3に示す画面がディスプレイに表示される。このD3では、当該遊技者が登録を希望する暗証番号,及び当該遊技者の属性情報(ここでは氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)の入力欄が表示される。
このD3で各入力欄に入力され、「登録」ボタンが操作されると、該入力された暗証番号及び属性情報が、携帯電話5から管理装置50に対して送信される。すると該管理装置50においては、会員ID(遊技場に納入された会員カード4に記録されていない会員ID)が付与され、該付与された会員IDと送信されてきた暗証番号及び属性情報とが対応付けて図7(b)に示す会員情報DBで記憶され、当該会員ID及び貯玉使用プログラムが、該管理装置50から携帯電話5に対して送信(ダウンロード)される。
会員ID及び貯玉使用プログラムが送信されてきた携帯電話5においては、該会員ID及び貯玉使用プログラムがICチップのEEPROMで記録される。ここで遊技者が、携帯電話5のプログラム実行機能により、ICチップのEEPROMで記録されている貯玉使用プログラムを起動すると、D4に示すメニュー画面がディスプレイに表示される。このD4では、メニューの選択を受け付けるために、「1.要求選択」,「2.貯玉再プレイ履歴」,「3.貯玉景品交換履歴」,及び「4.会員情報変更」の各選択肢が表示される。
このD4で「1.要求選択」が選択されると、D5に示す要求選択画面がディスプレイに表示される。このD5では、当該遊技者が、前記電子マネー玉貸処理を要求するか、又は前記貯玉再プレイ処理を要求するかの選択を受け付けるために、「0.電子マネー玉貸処理」,及び「1.貯玉再プレイ処理」の各選択肢が表示される。このD5で「0.電子マネー玉貸処理」が選択されると、ICチップのEEPROMで、貸与要求情報である電子マネー玉貸フラグ「0」が処理要求フラグとして記録され、「1.貯玉再プレイ処理」が選択されると、ICチップのEEPROMで、再遊技要求情報である貯玉再プレイフラグ「1」が処理要求フラグとして記録される(図2(a))。
なおD4で「2.貯玉再プレイ履歴」が選択されると、図2(b)に示す貯玉再プレイ履歴がディスプレイに表示され、「3.貯玉景品交換履歴」が選択されると、図2(c)に示す貯玉景品交換履歴がディスプレイに表示される。またD4で「4.会員情報変更」が選択されると、図示しないが、登録された暗証番号,及び変更を希望する属性情報(ここでは氏名,住所,及び電子メールアドレス)の入力欄が表示され、各入力欄に入力して「登録」ボタンが操作されると、ICチップのEEPROMで記憶されている会員IDと、該入力された暗証番号及び属性情報とが、携帯電話5から管理装置50に対して送信される。すると該管理装置50においては、送信されてきた会員ID及び暗証番号と、図7(b)に示す会員情報DBで記憶している会員ID及び暗証番号との照合が行われ、照合OKである場合には、該会員IDに対応付けて記憶されている属性情報が、送信されてきた属性情報に変更される。
この携帯電話5が、ICチップR/Wである携帯電話R/W25又はICチップリーダである携帯電話リーダ35に近接される(かざされる)と、該ICチップR/W又はICチップリーダと携帯電話5に搭載されているICチップとの間で相互認証が行われた後、該ICチップのEEPROMに記録されている基本データが非接触で読み書きされる。
図1に戻り、パチンコ機10は遊技機の一例であって、玉貸ユニット20に対応して設けられ、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応する玉貸ユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。このパチンコ機10は、遊技場内に配置された遊技島(図示外)において該パチンコ機10の機種等に従って設置されている。
このパチンコ機10は、図4(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及び返却ボタン16を備え、図1に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。この遊技制御基板11からは、発射ハンドルが操作されている間、継続的な打込信号が出力され、該出力された打込信号は、玉貸ユニット20のパチンコ機用通信部21bから制御部22に入力される。
払出制御基板12は、玉貸ユニット20の玉貸通信部21aと通信可能に接続され、これにより、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10と玉貸ユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。
残度数表示器14は、玉貸ユニット20のカードリーダ24にて受け付けているビジタカード3又は会員カード4のカードIDから特定されるプリペイド残額に相当する残度数を表示するための表示器である。ここで残度数は、プリペイド残額が所定の比率で変換されたもの(例えば100円=1度数)である。この残度数表示器14では、玉貸通信部21aから残度数を示す度数表示信号が入力されることにより、残度数が表示される。
玉貸ボタン15は、玉貸ユニット20のカードリーダ24にて受け付けているビジタカード3又は会員カード4のカードIDから特定されるプリペイド残額を使用したカード玉貸処理を行うための玉貸操作を受け付けるボタンである。この玉貸ボタン15が操作されたことにより、玉貸通信部21aに貸出入力信号が入力され、該入力の検出によって、玉貸ユニット20の制御部22が、玉貸ボタン15が操作された旨を認識する。
返却ボタン16は、玉貸ユニット20のカードリーダ24にて受け付けているビジタカード3又は会員カード4を玉貸ユニット20の外部に排出するための排出操作を受け付けるものである。この返却ボタン16が操作されたことにより、玉貸通信部21aに返却入力信号が入力され、該入力の検出によって、玉貸ユニット20の制御部22が、返却ボタン16が操作された旨を認識して、カードリーダ24にて受け付けているカードの排出制御を行い、該カードがカード挿入口24aから排出されて遊技者に返却される。
このパチンコ機10において、玉払出装置13から払い出されたパチンコ玉は、上皿に供給され、発射ハンドルの操作により遊技領域の内部に打ち込まれて、遊技が行われる。そして該打ち込まれたパチンコ玉が、遊技領域に形成された入賞口に入賞すると、払出制御基板12から発せられる払出信号に基づいて、賞球として玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて、上皿又は下皿に供給される。
以下、遊技用システム1の各構成要素について説明する。
まず玉貸ユニット20について説明する。この玉貸ユニット20は遊技用装置の一例であって、図1及び図4(a)に示すように、パチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられ、ビジタカード3の挿入に基づいてカード玉貸処理を行い、会員カード4の挿入に基づいてカード玉貸処理又は貯玉再プレイ処理を行い、ビジタカード3又は会員カード4が挿入されている状態における紙幣2の挿入に基づいて入金処理を行い、携帯電話5の近接に基づいて電子マネー玉貸処理又は貯玉再プレイ処理を行うものである。この玉貸ユニット20は、ユニットIDにより該玉貸ユニット20を個々に識別可能とされている。
この玉貸ユニット20は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図4(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口23a,貯玉数表示器28,テンキー26,暗証入力ランプ27,貯玉再プレイボタン29,携帯電話近接部25a,及びカード挿入口24a等を備え、図4(b)に示すように、その内部に紙幣識別機23,制御部22,玉貸通信部21a,パチンコ機用通信部21b,管理装置用通信部21c,携帯電話R/W25,及びカードリーダ24等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
玉貸通信部21aは、前述の如く、パチンコ機10の払出制御基板12と通信可能に接続されており、パチンコ機用通信部21bは、前述の如く、パチンコ機10の遊技制御基板11と通信可能に接続されている。管理装置用通信部21cは、管理装置50の後述する場内通信部51aと通信可能に接続されており、玉貸ユニット20と管理装置50との間における通信を司るものである。ここで管理装置用通信部21cから送信される情報には、該情報の送信元である玉貸ユニット20を特定可能なように、制御部22のEEPROMに記憶されている前記ユニットIDが含まれる。
制御部22は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、玉貸ユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能の詳細については後述する。
紙幣識別機23は貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここではカードリーダ24でビジタカード3又は会員カード4の挿入を受け付けている状態で、紙幣挿入口23aから挿入され搬送されてきた紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2が前記4種類の紙幣のうちのいずれの紙幣であるかを識別する(いずれの紙幣でもなければ正規の紙幣ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた紙幣が正規の紙幣2(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であれば、識別結果(識別された紙幣2に応じた入金金額)を制御部22に出力する。なお識別が完了した正規の紙幣2は、紙幣通路23bを通じて玉貸ユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。なお正規の紙幣ではないと識別した場合,及びカードリーダ24でビジタカード3又は会員カード4の挿入を受け付けていない場合には、受け付けた紙幣2を紙幣挿入口23aから返却する。
カードリーダ24は、カード挿入口24aから挿入されたビジタカード3を受け付けて、該ビジタカード3のICチップに記録されているカードIDを読み取るものである。またカード挿入口24aから挿入された会員カード4を受け付けて、該会員カード4のICチップに記録されているカードID及び会員IDを読み取るものである。このカードリーダ24は、前記ICカードであるビジタカード3及び会員カード4のICチップに対応したICチップリーダである。
携帯電話R/W25は記録媒体受付手段の一例であって、携帯電話5を受け付けて、該受け付けた携帯電話5から、会員IDと、遊技者の選択に基づいて送信される再遊技要求情報(貯玉再プレイフラグ)又は貸与要求情報(電子マネー玉貸フラグ)を取得するものである。また携帯電話R/W25は、受け付けた携帯電話5から、チップID及び電子マネー残額を取得すると共に、電子マネー玉貸処理が行われたことに基づいて、該電子マネー玉貸処理に使用された使用金額を減算した後の電子マネー残額を記録する(書き込む)ものである。
具体的には、携帯電話R/W25は、「ケイタイ TOUCH」と表示されている携帯電話近接部25aを中心とした半球型の空間に向けて、携帯電話5のICチップにアクセスするための電磁波を発信しており、携帯電話5が携帯電話近接部25aに近接される(かざされる)ことにより当該空間に入ってくると、該携帯電話5のICチップから、図2(a)に示す会員ID,処理要求フラグ,チップID,及び電子マネー残額を取得し、電子マネー玉貸処理が行われた場合には、該電子マネー玉貸処理に使用された使用金額を減算した後の電子マネー残額に書き換える。また携帯電話R/W25は、携帯電話5からデータを取得すると、バイブレータを起動する起動信号を該携帯電話5に対して送信する。該携帯電話5では、この起動信号の受信に基づいてバイブレータが起動されるので、遊技者は携帯電話5が受け付けられた旨を把握することができる。
テンキー26は認証情報受付手段の一例であって、遊技者を認証するための認証情報の入力を受け付けるものであり、ここでは認証情報として、図7(b)に示す会員情報DBで記憶されている暗証番号の入力を、0〜9までの10個の数字キーの操作により受け付ける。
暗証入力ランプ27は再受付促進報知手段の一例であって、後述する一致判定手段(制御部22)により一致しないと判定されたことを条件として、認証情報である暗証番号の入力を促す入力促進報知を行うものであり、ここでは制御部22の制御で点灯することにより、該入力促進報知を行う。
貯玉数表示器28は、管理装置50から送信されてきて制御部22のRAMで記憶されている貯玉数を表示するための表示器であり、ここでは5桁の7セグメント表示器である。この貯玉数表示器28では、貯玉再プレイ処理が行われたことに基づいて制御部22のRAMで記憶されている貯玉数が減算更新されると、それに合わせて表示されている貯玉数も減算表示される。
再プレイボタン29は、玉貸ユニット20のカードリーダ24にて受け付けている会員カード4の会員IDに対応付けて管理装置50で管理されている貯玉数を対応するパチンコ機10での遊技に再使用させるための再プレイ操作を受け付けるボタンである。
ここで前記制御部22の機能について説明する。この制御部22は、[1]ビジタカード3又は会員カード4の挿入に基づいてカード玉貸処理を行う機能と、[2]ビジタカード3又は会員カード4が挿入されている状態における紙幣2の挿入に基づいて入金処理を行う機能と、[3]携帯電話5の近接に基づいて電子マネー玉貸処理を行う機能と、[4]会員カード4の挿入に基づいて貯玉再プレイ処理を行う機能と、[5]携帯電話5の近接に基づいて貯玉再プレイ処理を行う機能とを備えている。
まず[1]ビジタカード3又は会員カード4の挿入に基づいてカード玉貸処理を行う制御部22は、カードリーダ24が該ビジタカード3又は会員カード4から読み取ったカードIDを管理装置50に対して送信し、該カードIDに対応付けて図7(a)に示すプリペイド残額DBで管理されているプリペイド残額を管理装置50から受信すると、該プリペイド残額をRAMで記憶して、残度数表示器14で残度数を表示する処理を行う。
この状態で玉貸ボタン15が操作されて貸出入力信号が入力されると、制御部22は、RAMで記憶しているプリペイド残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、プリペイド残額≧玉貸設定金額であれば、該玉貸設定金額を使用金額として特定し、プリペイド残額<玉貸設定金額であれば、該プリペイド残額を使用金額として特定して、該特定した使用金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示する処理と、RAMで記憶しているプリペイド残額から使用金額を減算更新すると共に残度数表示器14で表示している残度数を減算表示する処理と、挿入されているビジタカード3又は会員カード4から読み取ったカードIDと使用金額とを含む使用金額情報を管理装置50に対して送信する処理とを行う。
また[2]ビジタカード3又は会員カード4が挿入されている状態における紙幣2の挿入に基づいて入金処理を行う制御部22は、カードリーダ24が該ビジタカード3又は会員カード4から読み取ったカードIDと紙幣識別機23により識別された紙幣2に応じた入金金額とを含む入金金額情報を管理装置50に対して送信し、該カードIDに対応付けて図7(a)に示すプリペイド残額DBで管理されているプリペイド残額に対して該入金金額が加算更新された後のプリペイド残額を管理装置50から受信すると、該プリペイド残額をRAMで記憶して、残度数表示器14で表示している残度数を更新する処理を行う。
また[3]携帯電話5の近接に基づいて電子マネー玉貸処理を行う制御部22は、携帯電話R/W25により受け付けた携帯電話5に記録されている電子マネーを使用して対応するパチンコ機10での遊技に使用されるパチンコ玉を貸与するための貸与処理である電子マネー玉貸処理を行う貸与処理手段として機能するものであり、ここでは携帯電話R/W25により貸与要求情報(電子マネー玉貸フラグ)を取得したことを条件として、該貸与処理を行う。
具体的には、ビジタカード3又は会員カード4の挿入を受け付けていない状態で、携帯電話近接部25aに携帯電話5の近接を受け付けると、制御部22は、携帯電話R/W25により該携帯電話5から電子マネー玉貸フラグを取得したことを条件として、該携帯電話5から取得した電子マネー残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、電子マネー残額≧玉貸設定金額であれば、該玉貸設定金額を使用金額として特定し、電子マネー残額<玉貸設定金額であれば、該電子マネー残額(ただし1度数に満たない100円未満の端数は切り捨て)を使用金額として特定して、該特定した使用金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示する処理と、使用金額を減算した後の電子マネー残額を携帯電話5に記録する(書き込む)処理と、前記受け付けた携帯電話5から取得した会員IDと当該玉貸ユニット20のユニットIDとを管理装置50に対して送信する処理と、前記受け付けた携帯電話5から取得したチップIDと使用金額とを含む使用金額情報を管理装置50を介して電子マネー管理装置6に対して送信する処理とを行う。
また[4]会員カード4の挿入に基づいて貯玉再プレイ処理を行う制御部22は、テンキー26により入力を受け付けた暗証番号に基づき、当該暗証番号を入力した遊技者が認証されたことを条件として、カードリーダ24により受け付けた会員カード4から取得した会員IDから特定される貯玉数の遊技への再使用を許容する再使用許容処理を行う再使用許容処理手段として機能するものであり、ここでは管理装置50から受信した貯玉数をRAMで記憶して、貯玉数表示器28で貯玉数を表示する処理を、再使用許容処理として行う。
具体的には、会員カード4の挿入を受け付けると、制御部22は、暗証入力ランプ27を点灯して、テンキー26による暗証番号の入力を待機すると共に、カードリーダ24により読み取った会員IDを管理装置50に対して送信し、該会員IDに対応付けて図7(b)に示す会員情報DBで管理されている暗証番号及び貯玉数の受信を待機する。次に制御部22は、テンキー26により入力された暗証番号と管理装置50から受信した暗証番号とが一致するか否かを判定し、一致する(即ち遊技者が認証された)ことを条件として、管理装置50から受信した貯玉数をRAMで記憶して、貯玉数表示器28で貯玉数を表示する再使用許容処理を行う。
また制御部22は、貯玉数を対応するパチンコ機10での遊技に再使用させるための再遊技使用処理である貯玉再プレイ処理を行う再遊技使用処理手段として機能するものである。即ち、前記再使用許容処理が行われている状態で再プレイボタン29が操作されると、RAMで記憶している貯玉数と予め設定された再プレイ設定玉数(例えば500円に相当する125個)とを比較して、貯玉数≧再プレイ設定玉数であれば、該再プレイ設定玉数を使用玉数として特定し、該特定した使用玉数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示する処理と、RAMで記憶している貯玉数から使用玉数を減算更新すると共に貯玉数表示器28で表示している貯玉数を減算表示する処理と、挿入されている会員カード4から読み取った会員IDと使用玉数とを含む使用玉数情報を管理装置50に対して送信する処理とを、貯玉再プレイ処理として行う。なお貯玉数<再プレイ設定玉数である場合には、貯玉再プレイ処理は行われない。
さらに[5]携帯電話5の近接に基づいて貯玉再プレイ処理を行う制御部22は、テンキー26により入力を受け付けた暗証番号に基づき、当該暗証番号を入力した遊技者が認証されたことを条件として、携帯電話R/W25により受け付けた携帯電話5から取得した会員IDから特定される貯玉数の遊技への再使用を許容する再使用許容処理を行う再使用許容処理手段として機能するものであり、ここでは携帯電話R/W25により再遊技要求情報(再プレイフラグ)を取得したことを条件として、管理装置50から受信した貯玉数をRAMで記憶して、貯玉数表示器28で貯玉数を表示する処理を、再使用許容処理として行う。
具体的には、携帯電話5の近接を受け付けると、制御部22は、暗証入力ランプ27を点灯して、テンキー26による暗証番号の入力を待機すると共に、携帯電話R/W25により取得した会員IDを管理装置50に対して送信し、該会員IDに対応付けて図7(b)に示す会員情報DBで管理されている暗証番号及び貯玉数の受信を待機する。次に制御部22は、テンキー26により入力された暗証番号と管理装置50から受信した暗証番号とが一致するか否かを判定し、一致する(即ち遊技者が認証された)ことを条件として、管理装置50から受信した貯玉数をRAMで記憶して、貯玉数表示器28で貯玉数を表示する再使用許容処理を行う。
また制御部22は、前記再使用許容処理手段により貯玉数の遊技への再使用が許容された携帯電話5から取得した会員IDを記憶する遊技者識別情報記憶手段として機能するものであり、ここでは該会員IDをRAMで記憶する。また管理装置用通信部21cは、該遊技者識別情報記憶手段で記憶される会員IDと当該玉貸ユニット20のユニットIDとを管理装置に対して送信する遊技者識別情報送信手段として機能するものである。
また制御部22は、携帯電話R/W25により携帯電話5を受け付けたことに基づいて、該受け付けた携帯電話5から取得した会員IDと前記遊技者識別情報記憶手段で記憶している会員IDとが一致するか否かを判定する一致判定手段として機能するものである。また制御部22は、該一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、貯玉数を対応するパチンコ機10での遊技に再使用させるための再遊技使用処理である貯玉再プレイ処理を行う再遊技使用処理手段として機能するものである。また制御部22は、該一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、暗証入力ランプ27を点灯する処理を行う。
即ち、前記再使用許容処理が行われている状態で携帯電話5の近接を受け付けると、制御部22は、携帯電話R/W25により取得した会員IDとRAMで記憶している会員IDとが一致するか否かを判定する。ここで会員IDが一致する(即ち同一人の携帯電話5を受け付けた)と判定されると、RAMで記憶している貯玉数と予め設定された再プレイ設定玉数(例えば500円に相当する125個)とを比較して、貯玉数≧再プレイ設定玉数であれば、該再プレイ設定玉数を使用玉数として特定し、該特定した使用玉数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示する処理と、RAMで記憶している貯玉数から使用玉数を減算更新すると共に貯玉数表示器28で表示している貯玉数を減算表示する処理と、受け付けた携帯電話5から取得した会員IDと使用玉数とを含む使用玉数情報を管理装置50に対して送信する処理とを、貯玉再プレイ処理として行う。即ち会員IDが一致すると判定された場合には、暗証番号の入力無しで、貯玉再プレイ処理が行われる。なお貯玉数<再プレイ設定玉数である場合には、貯玉再プレイ処理は行われない。
一方、会員IDが一致しない(即ち遊技者が変わって別人の携帯電話5を受け付けた)と判定されると、制御部22は、暗証入力ランプ27を点灯して、テンキー26による暗証番号の入力を待機し、該テンキー26により入力された暗証番号と管理装置50から受信した暗証番号とが一致するか否かを判定し、一致する(即ち遊技者が認証された)ことを条件として、前記再使用許容処理手段により、管理装置50から受信した貯玉数をRAMで記憶して、貯玉数表示器28で貯玉数を表示する再使用許容処理を行うと共に、前記遊技者識別情報記憶手段により、該再使用許容処理手段により貯玉数の遊技への再使用が許容された携帯電話5から取得した会員IDを記憶し、前記遊技者識別情報送信手段により、該記憶した会員IDを管理装置に対して送信する処理を行う。
また制御部22は、対応するパチンコ機10での遊技の終了を検出する遊技終了検出手段として機能するものであり、ここでは対応するパチンコ機10の遊技制御基板11から出力されてパチンコ機用通信部21bに入力される打込信号の入力が所定時間(例えば5分間)以上無いと判定されたことを条件として、該パチンコ機10での遊技の終了を検出する。
ここで前記再使用許容処理手段として機能する制御部22は、該遊技終了検出手段により遊技の終了を検出したことに基づいて、前記遊技者識別情報記憶手段で記憶されている会員IDを無効とする無効化処理を行うものであり、ここでは記憶されている会員IDを消去する処理を、無効化処理として行う。
さらに前記再使用許容処理手段として機能する制御部22は、後述する遊技終了通知送信手段(場内通信部51a)から送信されてきた遊技終了通知を受信したことに基づいて、前記無効化処理を行うものである。
次にパチンコ玉計数機30について説明する。パチンコ玉計数機30は遊技媒体計数機の一例であって、遊技場内の所定箇所(例えば遊技島の端部等)に設けられ、携帯電話5又は会員カード4が受け付けられていることを条件として貯玉処理を行うと共に、該携帯電話5及び会員カード4を所持していない遊技者であるビジタに対して図示しない計数カード(図示外)を発行する計数カード発行処理を行うものである。このパチンコ玉計数機30は、計数機IDにより該パチンコ玉計数機30を個々に識別可能とされている。
このパチンコ玉計数機30は、横長の箱型の形状を呈するものであり、図5に示すように、その上面に獲得玉投入口30a,携帯電話近接部35a,ディスプレイ37,取得ボタン38a,及び確認ボタン38bを備え、その前面に会員カード挿入口34a,及び計数カード発行口36aを備え、その内部に通信部31,制御部32,獲得玉カウンタ33,会員カードリーダ34,携帯電話リーダ35,計数カードR/W36,及び計数カードストッカ36bを備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
通信部31は、管理装置50の後述する場内通信部51aと通信可能に接続されており、パチンコ玉計数機30と管理装置50との間における通信を司るものである。ここで通信部31は加算要求送信手段の一例であって、携帯電話リーダ35により受け付けた携帯電話5から取得した会員ID,又は会員カードリーダ34により受け付けた会員カード4から読み取った会員IDに対応付けて管理装置50で管理されている貯玉数に対する、獲得玉カウンタ33により計数したパチンコ玉数である計数遊技媒体数(以下「計数値」とも称する。)の加算を要求する加算要求を、管理装置50に対して送信するものである。この第1実施形態では、確認ボタン38bが操作されたことに基づいて、携帯電話5が受け付けられている場合には、該携帯電話5から取得した会員IDと獲得玉カウンタ33により計数した計数値とを含む加算要求を送信し、会員カード4が受け付けられている場合には、該会員カード4から読み取った会員IDと獲得玉カウンタ33により計数した計数値とを含む加算要求を送信する。この通信部31から送信される情報には、該情報の送信元であるパチンコ玉計数機30を特定可能なように、制御部32のEEPROMに記憶されている前記計数機IDが含まれる。
制御部32は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、パチンコ玉計数機30に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能の詳細については後述する。
獲得玉カウンタ33は遊技媒体計数手段の一例であって、獲得玉投入口30aからパチンコ玉の投入を受け付けて、該受け付けたパチンコ玉を計数するものである。この獲得玉カウンタ33で計数された計数値は、制御部32のRAMで記憶される。また計数が終了したパチンコ玉は、遊技島に設けられるパチンコ玉回収樋(図示外)に排出される。
会員カードリーダ34は会員用記録媒体受付手段の一例であって、会員カード挿入口34aから挿入された会員カード4を受け付けて、該会員カード4のICチップに記録されている会員IDを読み取るものである。この会員カードリーダ34は、前記ICカードである会員カード4のICチップに対応したICチップリーダである。
携帯電話リーダ35は記録媒体受付手段の一例であって、携帯電話5を受け付けて、該受け付けた携帯電話5から会員IDを取得するものである。具体的には、携帯電話リーダ35は、「ケイタイ TOUCH」と表示されている携帯電話近接部35aを中心とした半球型の空間に向けて、携帯電話5のICチップにアクセスするための電磁波を発信しており、携帯電話5が携帯電話近接部35aに近接される(かざされる)ことにより当該空間に入ってくると、該携帯電話5のICチップから、図2(a)に示す会員IDを取得する。この携帯電話リーダ35における会員IDの取得は、後述する制御部32の制御により、能動化又は不能動化される。また携帯電話リーダ35は、携帯電話5から会員IDを取得すると、バイブレータを起動する起動信号を該携帯電話5に対して送信する。該携帯電話5では、この起動信号の受信に基づいてバイブレータが起動されるので、遊技者は携帯電話5が受け付けられた旨を把握することができる。
計数カードR/W36は、後述する計数カード発行処理が行われる場合に、該計数カードR/W36の後方に設けられている計数カードストッカ36bから搬送されてきた図示しない計数カードを受け付けて、該計数カードの磁気ストライプに記憶されている計数カードIDを読み取り、獲得玉カウンタ33による計数値を該磁気ストライプに記録し(書き込み)、該計数カードを計数カード発行口36aから排出して発行するものである。
ディスプレイ37は、各種のメッセージを表示すると共に、獲得玉カウンタ33による計数値を表示する表示装置である。このディスプレイ37の表示内容については、図6を参照して後述する。
取得ボタン38aは取得操作受付手段の一例であって、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を実施する旨の取得操作を受け付けるボタンである。この第1実施形態における取得ボタン38aの操作は、後述する制御部32の制御により、能動化又は不能動化される。確認ボタン38bは、加算要求の送信又は計数カード発行処理を行う旨の確認操作を受け付けるボタンである。これら取得ボタン38a及び確認ボタン38bの操作は、これらボタンが接続されている制御部32により検出される。
ここで前記制御部32の機能について説明する。まず制御部32は、この第1実施形態では、取得ボタン38aの操作の能動化及び不能動化を制御するものであり、ここでは取得ボタン38aの操作が能動化状態であるか不能動化状態であるかのステータスを管理していて、該ステータスを能動化状態に更新することにより取得ボタン38aの操作を能動化する制御を行い、該ステータスを不能動化状態に更新することにより取得ボタン38aの操作を不能動化する制御を行う。具体的には、獲得玉カウンタ33による計数が開始されると(図10のS300)、取得ボタン38aの操作のステータスを能動化状態に更新し(同S301)、該取得ボタン38aが操作されると(同S310)、前記管理しているステータスを参照して、取得ボタン38aの操作のステータスが能動化状態であるか否かを判定し(同S311)、能動化状態である場合には、取得ボタン38aの操作を有効として受け付ける。また取得ボタン38aが操作されると(同S311でYES)、取得ボタン38aの操作のステータスを能動化状態から不能動化状態に更新する(同S313)。このステータスが不能動化状態である場合には、取得ボタン38aが操作されても、該操作を無効とする。
また制御部32は、この第1実施形態では、携帯電話リーダ35による会員IDの取得の能動化及び不能動化を制御するものであり、ここでは携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化状態であるか不能動化状態であるかのステータスを管理していて、該ステータスを能動化状態に更新することにより会員IDの取得を能動化する制御を行い、該ステータスを不能動化状態に更新することにより会員IDの取得を不能動化する制御を行う。そして第1実施形態では、獲得玉カウンタ33による計数が開始されたこと、及び、取得ボタン38aにより取得操作を受け付けたことを条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を能動化し、該会員IDを取得したことを条件として、該携帯電話リーダ35による会員IDの取得を不能動化する。具体的には、前述の如く、獲得玉カウンタ33による計数が開始された後、取得ボタン38aが操作されると(図10のS311でYES)、会員IDの取得のステータスを能動化状態に更新し(同S312)、携帯電話5が受け付けられると(同S320)、前記管理しているステータスを参照して、会員IDの取得のステータスが能動化状態であるか否かを判定し(同S321)、能動化状態である場合には、携帯電話リーダ35により携帯電話5から会員IDを取得する(同S322)。また携帯電話リーダ35により携帯電話5から会員IDを取得すると、会員IDの取得のステータスを能動化状態から不能動化状態に更新する(同S324)。このステータスが不能動化状態である場合には、携帯電話5を受け付けても会員IDを取得しない。
また制御部32は、携帯電話リーダ35により受け付けた携帯電話5から取得した会員IDを記憶する遊技者識別情報記憶手段として機能するものであり、ここでは該会員IDをRAMで記憶する(図10のS322)。
また制御部32は、携帯電話リーダ35により会員IDを取得している状態で獲得玉カウンタ33による計数が一旦停止し(図10のS326)、加算要求送信手段である通信部31による加算要求の送信(同S328における確認ボタン38bの操作)が行われる前に獲得玉カウンタ33による計数が再開されたこと(同S330)に基づいて、取得ボタン38aによる取得操作の受付(同S332)及び携帯電話リーダ35による会員IDの取得(同S312)を能動化する制御を行うものである。具体的には、S332において、前記S301と同様の処理を行う。
また制御部32は、携帯電話リーダ35により会員IDを取得したこと又は獲得玉カウンタ33による計数が終了したことに基づいて計時を開始する計時手段として機能するものであり、ここでは携帯電話リーダ35により会員IDを取得すると(図10のS322)、該制御部32に設けられているタイマによる計時を開始する(同S323)。また制御部32は、携帯電話リーダ35により会員IDを取得している状態で該計時手段により予め定められた所定時間(例えば30秒間)が計時されたことを条件として(同S329)、該取得している会員IDを無効とする無効化処理を行う無効化手段として機能するものであり、ここでは取得している会員ID(即ち遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMで記憶している会員ID)を消去する処理を、無効化処理として行う(同S331)。さらに制御部32は、該無効化処理を行うと、タイマによる計時を停止する。
また制御部32は、前記加算要求送信手段により加算要求を送信するまでに、会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受け付けると共に、携帯電話リーダ35により携帯電話5を受け付けたことを条件として、前記挿入されている会員カード4を排出するための排出処理を行う排出処理手段として機能するものであり、ここでは会員カードリーダ34に対する会員カード4の排出指令を、排出処理として行う。
さらに制御部32は、獲得玉カウンタ33により計数したパチンコ玉数を特定可能な計数値特定記録媒体(計数カード)を発行する発行処理(計数カード発行処理)を行う発行処理手段として機能するものであり、計数カードR/W36により計数値を計数カードに記録して排出する処理と、該計数カードに記録されている計数カードIDと計数値とを含む計数カード発行情報を管理装置50に対して送信する処理を、計数カード発行処理として行う。この第1実施形態では、パチンコ玉の計数終了後において、前記遊技者識別情報記憶手段により会員IDを記憶しておらず、かつ会員カードリーダ34により会員カード4を受け付けていないときに、確認ボタン38bの操作を受け付けたことに基づいて、計数カード発行処理を行う。
次に図6を参照して、ディスプレイ37の表示内容について説明する。このディスプレイ37では、まずD11に示すように、パチンコ玉の投入を促す旨が表示されている。このD11の状態で、獲得玉投入口30aからパチンコ玉が投入されて、獲得玉カウンタ33によりパチンコ玉の計数が開始されると、取得ボタン38aの操作が能動化され、D12に示すように、計数の進行に応じて計数値が変動表示されると共に、貯玉をする会員遊技者に対して取得ボタン38aの操作又は会員カード4の挿入を促す旨が表示される。
このD12の状態で、取得ボタン38aが操作されると、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化されて、D13に示すように、携帯電話5の受付を促す旨が表示される。このD13の状態で、携帯電話5が携帯電話近接部35aに近接されると、携帯電話リーダ35により該携帯電話5から会員IDが取得され、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、D14に進む。またD12の状態で、会員カード挿入口34aから会員カード4が挿入されると、会員カードリーダ34により該会員カード4から会員IDが読み取られ、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、D14に進む。
D14では、計数終了後の確定した計数値,計数が終了した旨が表示されると共に、追加のパチンコ玉の投入又は確認ボタン38bの操作を促す確認ボタン操作要求画面が表示される。このD14の状態で、確認ボタン38bが操作されると、携帯電話5又は会員カード4を受け付けている場合には、加算要求の送信が行われ、携帯電話5及び会員カード4を受け付けていない場合には、計数カード発行処理が行われる。また追加のパチンコ玉が投入されると、計数が再開されて、該計数の進行に応じて計数値が変動表示され、計数が終了すると、D14に戻る。
なおD12の状態で、取得ボタン38aの操作及び会員カード4の挿入が行われずに、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、図示しないが、計数終了後の確定した計数値,計数が終了した旨が表示されると共に、追加のパチンコ玉の投入を促す旨,貯玉をする場合には取得ボタン38aの操作又は会員カード4の挿入を促す旨,及びビジタに対して確認ボタン38bの操作を促す旨が表示される。ここで取得ボタン38aが操作されると、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化されて、D13に進み、会員カード4が挿入されると、D14に進み、確認ボタン38bが操作されると、計数カード発行処理が行われる。またD13の状態で、携帯電話5の受付が行われずに、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、図示しないが、計数終了後の確定した計数値,計数が終了した旨が表示されると共に、追加のパチンコ玉の投入を促す旨,及び携帯電話5の受付を促す旨が表示される。ここで携帯電話5が受け付けられると、携帯電話リーダ35により該携帯電話5から会員IDが取得されて、D14に進む。
次に監視カメラ制御装置40について説明する。監視カメラ制御装置40は、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられ、パチンコ機10やパチンコ玉計数機30を監視する複数の監視カメラを制御するコンピュータである。この監視カメラ制御装置40では、各監視カメラにより撮影された映像が所定時間分(例えば10分間分)だけ一時的に記憶される。また監視カメラ制御装置40は、管理装置50の後述する場内通信部51aと通信可能に接続されており、該管理装置50から保存要求を受信すると、パチンコ玉計数機30を監視する監視カメラで撮影された映像のうちの所定時間分(例えば直近5分間分)が別途記憶される。
次に管理装置50について説明する。この管理装置50は、会員IDに対応付けて、当該会員IDの遊技者が所有する貯蓄遊技媒体数(ここでは貯玉数)を管理するものである。この管理装置50は、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられ、図1に示すように接続される場内通信部51a,場外通信部51b,制御部52,及びハードディスク53等を備えているコンピュータである。
場内通信部51aは、前述の如く、玉貸ユニット20の管理装置用通信部21c,パチンコ玉計数機30の通信部31,及び監視カメラ制御装置40と通信可能に接続されている。場外通信部51bは、電子マネー管理装置6と通信可能に接続されている。この場外通信部51bからは、玉貸ユニット20から送信されてきた、チップIDと使用金額とを含む使用金額情報が、電子マネー管理装置6に対して送信される。
制御部52は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク53に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、管理装置50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部52は、次に述べるハードディスク53が記憶している各DBの記憶内容を更新する処理を行うものである。また制御部52は遊技終了判定手段として機能するものであるが、これについては図7を参照して後述する。
記憶装置であるハードディスク53は、図7(a)に示すプリペイド残額DBを記憶している。このプリペイド残額DBでは、「V」で始まるビジタカード3のカードID又は「M」で始まる会員カード4のカードIDに対応付けて、プリペイド残額を記憶している。このプリペイド残額DBでは、カード玉貸処理が行われた玉貸ユニット20から送信されてくる、カードIDと使用金額とを含む使用金額情報を管理装置50が受信すると、制御部52の制御により、該カードIDに対応付けて記憶されているプリペイド残額から該使用金額が減算更新される。また入金処理が行われた玉貸ユニット20から送信されてくる、カードIDと入金金額とを含む入金金額情報を管理装置50が受信すると、制御部52の制御により、該カードIDに対応付けて記憶されているプリペイド残額に対して該入金金額が加算更新される。
またハードディスク53は、図7(b)に示す会員情報DBを記憶している。この会員情報DBでは、会員IDに対応付けて、暗証番号,貯玉数,再プレイ中のユニットID,及び属性情報を記憶している。この会員情報DBでは、遊技場において会員登録が行われると、図示しない入力装置等により入力された会員ID,暗証番号,及び属性情報が記憶され、また図3のD3に示すように携帯電話5において会員登録が行われると、制御部52により付与された会員IDと、該携帯電話5により入力された暗証番号,及び属性情報が記憶される。
また会員情報DBでは、貯玉処理が行われたパチンコ玉計数機30から送信されてくる、会員IDと計数値とを含む加算要求を管理装置50が受信すると、制御部52の制御により、該会員IDに対応付けて記憶されている貯玉数に対して該計数値が加算更新される。また会員情報DBでは、貯玉再プレイ処理が行われた玉貸ユニット20から送信されてくる、会員IDと使用玉数とを含む使用玉数情報を管理装置50が受信すると、該会員IDに対応付けて記憶されている貯玉数から該使用玉数が減算更新される。
また会員情報DBでは、再使用許容処理が行われた玉貸ユニット20の遊技者識別情報送信手段(管理装置用通信部21c)から送信されてくる、該再使用が許容された携帯電話5から取得されて制御部22のRAMで記憶される会員IDと当該玉貸ユニット20のユニットIDとを管理装置50が受信すると、制御部52の制御により、該会員IDと共に送信されてくるユニットIDが、該会員IDに対応付けて、再プレイ中のユニットIDとして記憶される。即ち、この会員情報DB(ハードディスク53)は、玉貸ユニット20の遊技者識別情報送信手段(管理装置用通信部21c)から送信されてきた会員IDとユニットIDとを対応付けて記憶する再遊技中装置記憶手段として機能するものである。
ここで前記制御部52は、玉貸ユニット20の遊技者識別情報送信手段(管理装置用通信部21c)から会員IDが送信されてきたことに基づいて、該送信されてきた会員IDが前記再遊技中装置記憶手段で記憶されているか否かを判定する遊技終了判定手段として機能するものである。また遊技終了判定手段として機能する制御部52は、電子マネー玉貸処理が行われた玉貸ユニット20の遊技者識別情報送信手段(管理装置用通信部21c)から会員IDが送信されてきたことに基づいて、該送信されてきた会員IDが前記再遊技中装置記憶手段で記憶されているか否かを判定する。また前記場内通信部51aは、該遊技終了判定手段により会員IDが記憶されていると判定されたことを条件として、当該会員IDに対応付けて再遊技中装置記憶手段で記憶されているユニットIDの玉貸ユニット20に対して遊技終了通知を送信する遊技終了通知送信手段として機能するものである。
具体的には、例えば図7(b−1)に示すように、ユニットIDがU−0001の玉貸ユニット20から、A00001の会員IDを受信すると、制御部52は、図7(b)に示す会員情報DBにおいて、該A00001の会員IDに対応する再プレイ中のユニットIDの記憶欄に、U−0123が記憶されていると判定するので、該U−0123の玉貸ユニット20に対して遊技終了通知を送信する。また制御部52は、前記受信したA00001の会員IDに対応する再プレイ中のユニットIDを、該会員IDと共に送信されてくるユニットIDであるU−0001に更新する。
また図7(b−2)に示すように、ユニットIDがU−0002の玉貸ユニット20から、A00002の会員IDを受信すると、制御部52は、図7(b)に示す会員情報DBにおいて、該A00002の会員IDに対応する再プレイ中のユニットIDの記憶欄にユニットIDが記憶されていないと判定するので、該受信したA00002の会員IDに対応する再プレイ中のユニットIDとして、該会員IDと共に送信されてくるユニットIDであるU−0002を記録する。
なお図7(b−3)に示すように、パチンコ玉計数機30から、A00001の会員IDを含む加算要求を受信した場合にも、制御部52は、図7(b)に示す会員情報DBにおいて、該A00001の会員IDに対応する再プレイ中のユニットIDの記憶欄に、U−0123が記憶されていると判定するので、該U−0123の玉貸ユニット20に対して遊技終了通知を送信する。また制御部52は、前記受信したA00001の会員IDに対応する再プレイ中のユニットIDを消去する。
次に図8〜図9を参照して、玉貸ユニット20の作用及び効果について説明する。まず玉貸ユニット20は、図示しないが、ビジタカード3の挿入,会員カード4の挿入,及び携帯電話5の近接を待機している、受付待機状態にある。
この受付待機状態でビジタカード3が挿入されると、玉貸操作,紙幣2の挿入,及び返却操作を待機する、ビジタカード受付中状態となる。ここで玉貸操作(即ち玉貸ボタン15の操作)を受け付けると、前記カード玉貸処理が行われ、紙幣2の挿入を受け付けると、前記入金処理が行われ、返却操作(即ち返却ボタン16の操作)を受け付けると、挿入されているビジタカード3が排出されて返却される。
また受付待機状態で会員カード4が挿入されると、玉貸操作,紙幣2の挿入,再プレイ操作,及び返却操作を待機する、会員カード受付中状態となる。ここで玉貸操作(即ち玉貸ボタン15の操作)を受け付けると、前記カード玉貸処理が行われ、紙幣2の挿入を受け付けると、前記入金処理が行われ、再プレイ操作(即ち再プレイボタン29の操作)を受け付けると、前記貯玉再プレイ処理が行われ、返却操作(即ち返却ボタン16の操作)を受け付けると、挿入されている会員カード4が排出されて返却される。
また受付待機状態で携帯電話5が近接されると、図8に示す携帯電話受付時処理が行われる。この携帯電話受付時処理では、携帯電話近接部25aに携帯電話5が近接されると、携帯電話R/W25により、該受け付けた携帯電話5から会員ID,処理要求フラグ,チップID,及び電子マネー残額を取得すると共に、バイブレータの起動信号を該携帯電話5に対して送信して、S101に進む。
S101では、カードリーダ24でビジタカード3の挿入を受付中であるか否かを判定する。このS101でビジタカード3を受付中である(YES)と判定された場合には、処理を終了して(S160)、前記ビジタカード受付中状態を継続する。一方、S101でビジタカード3を受付中でない(NO)と判定された場合には、S102で、カードリーダ24で会員カード4の挿入を受付中であるか否かを判定する。このS102で会員カード4を受付中である(YES)と判定された場合には、処理を終了して(S160)、前記会員カード受付中状態を継続する。一方、S102で会員カード4を受付中でない(NO)と判定された場合には、S103に進む。
S103では、携帯電話5から取得した処理要求フラグが電子マネー玉貸フラグであるか否かを判定する。このS103で電子マネー玉貸フラグである(YES)と判定された場合には、貸与処理手段により、前記電子マネー玉貸処理を行って(S130)、処理を終了する(S160)。
これによれば、玉貸ユニット20において、1つの携帯電話5のみで貯玉再プレイ処理及び電子マネー玉貸処理の両方が可能となるので、遊技者の利便性が向上すると共に、携帯電話5で貯玉再プレイ処理又は電子マネー玉貸処理の選択が可能となるので、貯玉再プレイ処理又は電子マネー玉貸処理を選択するための操作部を玉貸ユニット20に設ける必要がなく、玉貸ユニット20の製造コストを低減できる。
一方、S103で電子マネー玉貸フラグでない(NO)、即ち貯玉再プレイフラグであると判定された場合には、S104で、一致判定手段により、携帯電話5から取得した会員IDと制御部22のRAMで記憶している会員IDとが一致するか否かを判定する。
このS104で会員IDが一致しない(NO)、即ち遊技者が変わって別人の携帯電話5を受け付けたと判定された場合には、該会員IDに対応付けて管理装置50で管理されている暗証番号と貯玉数を取得するために、該会員IDを管理装置に対して送信し(S150)、制御部22の制御により、暗証入力ランプ27を点灯して、入力促進報知を行い(S151)、テンキー26による暗証番号の入力を待機する(S152)。このS152で暗証番号の入力が有る(YES)と判定された場合には、制御部22の制御により、暗証入力ランプ27を消灯して(S153)、管理装置50から暗証番号と貯玉数を受信済であるか否かを判定する(S154)。このS154で暗証番号と貯玉数を受信済であると判定された場合には、S155に進む。
S155では、S152で入力された暗証番号とS154で受信した暗証番号とが一致するか否かを判定する。このS155で一致する(YES)と判定された場合にはS156に進み、一致しない(NO)と判定された場合には、暗証番号再入力要求・判定処理として、S151〜S153,及びS155の処理を再度行う(S159)。この再度のS155で一致する(YES)と判定された場合にはS156に進み、一致しない(NO)と判定された場合には処理を終了する(S160)。
S156では、再使用許容処理手段により、S154で受信した貯玉数を制御部22のRAMで記憶して、貯玉数表示器28で貯玉数を表示する再使用許容処理を行い、S157で、遊技者識別情報記憶手段(制御部22のRAM)により記憶中の会員IDを携帯電話5から取得した会員IDに更新し、S158で、遊技者識別情報送信手段により、該記憶した会員IDを管理装置50に対して送信し、S140で、再遊技使用処理手段により、前記貯玉再プレイ処理を行って、処理を終了する(S160)。
一方、前記S104で会員IDが一致する(YES)、即ち同一人の携帯電話5を受け付けたと判定された場合には、暗証番号の入力無しに、再遊技使用処理手段により、前記貯玉再プレイ処理を行って(S140)、処理を終了する(S160)。
これによれば、玉貸ユニット20において、携帯電話5を受け付ける毎に、該受け付けた携帯電話5から取得した会員IDと、貯玉数の遊技への再使用が許容された携帯電話5から取得した会員IDとがとが一致するか否かが判定され(S104)、一致すると判定されたことを条件として、暗証番号の入力無しで貯玉再プレイ処理が行われるので、貯玉再プレイ処理を行う毎に暗証番号を入力する必要がないと共に、携帯電話5の取り忘れを防止できる。
なお、携帯電話5を最初だけ受け付けて、その後は再プレイボタン29の操作で貯玉再プレイ処理を行い、遊技終了時には図示しない終了ボタンを操作するような玉貸ユニットの場合には、遊技者が終了ボタンの操作を忘れてパチンコ機10を離れてしまうと、第三者が再プレイボタン29を操作することで貯玉再プレイ処理が行われてしまうという不都合があるが、本発明によれば、貯玉再プレイ処理を行う毎に携帯電話5を受け付けるので、かかる不都合がない。
また玉貸ユニット20は、前記受付待機状態において、図9に示す遊技終了判定処理を行っている。この遊技終了判定処理(S200)では、遊技終了判定手段により、対応するパチンコ機10から出力された打込信号の入力が5分間以上無いか否かを判定する(S201)。このS201で打込信号の受信が5分間以上無い(YES)と判定された場合には、制御部22のRAMで記憶している会員IDを管理装置50に対して送信し(S210)、再使用許容処理手段により、制御部22のRAMで記憶している会員ID及び貯玉数を消去する無効化処理を行い(S203)、貯玉数表示器28の貯玉数表示を消去して(S204)、処理を終了する(S220)。
これによれば、玉貸ユニット20において、対応するパチンコ機10での遊技の終了が検出されると、記憶されている会員IDが無効とされて、再使用許容状態が解除されるので、当該パチンコ機10での遊技が終了しているにも拘わらず、再使用許容状態が継続することによる不都合を回避することができる。
一方、前記S201で打込信号の入力が5分間以内に有る(NO)と判定された場合には、管理装置50から送信されてくる遊技終了通知の受信が有るか否かを判定する(S202)。この遊技終了通知は、管理装置50において、あるパチンコ機10で遊技をしていた遊技者が別のパチンコ機10を移動したことで、当該遊技者の会員IDが別の玉貸ユニット20から管理装置50に対して送信されたことにより、該会員IDに対応付けて会員情報DBで記憶されているユニットIDの玉貸ユニット20(即ち移動前の玉貸ユニット20)に対して送信されるものである。このS202で遊技終了通知の受信が無い(NO)と判定された場合には、前記S201に戻る。一方、S202で遊技終了通知の受信が有る(YES)と判定された場合には、前記S203に進む。
これによれば、玉貸ユニット20において、遊技終了通知を受信すると、記憶されている会員IDが無効とされて、再使用許容状態が解除されるので、遊技者がパチンコ機10を移動して当該パチンコ機10での遊技が終了しているにも拘わらず、再使用許容状態が継続することによる不都合を回避することができる。
ここで再使用許容状態が継続することによる不都合とは、具体的には、対応するパチンコ機10での遊技が終了しているにも拘わらず、貯玉数表示器28で貯玉数が継続して表示されていると、当該パチンコ機10が他人により占拠されていると勘違いして、遊技者が当該パチンコ機10での遊技を敬遠することにより、パチンコ機10の稼働が低下するというものがあるが、本発明によれば、再使用許容状態が解除されるので、かかる不都合がない。
次に図10を参照して、第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30の作用及び効果について説明する。まずパチンコ玉計数機30の制御部32は、取得ボタン38aの操作及び携帯電話リーダ35による会員IDの取得のステータスとして、不能動化状態である旨を管理している。またパチンコ玉計数機30は、図示しないが、パチンコ玉の投入を待機しており、獲得玉投入口30aからパチンコ玉が投入されると、該投入されたパチンコ玉が獲得玉カウンタ33により計数される。
またパチンコ玉計数機30では、図10に示すように、獲得玉カウンタ33による計数の開始を待機しており(S300)、該計数が開始された(YES)と判定された場合には、制御部32の制御により、取得ボタン38aの操作を能動化して(S301)、S310に進む。この第1実施形態では、計数が開始されないとS310以降には進まず、取得ボタン38aの操作が有っても該操作は無効とされ、また携帯電話リーダ35により携帯電話5を受け付けても会員IDの取得は行われないので、計数が開始されないと取得ボタン38aの操作及び会員IDの取得が不能動化されていることになる。
S301の処理を行ったパチンコ玉計数機30は、取得ボタン38aの操作(S310),携帯電話5の受付(S320),会員カード4の受付(S335),確認ボタン38bの操作(S340)を待機する。
このS310で取得ボタン38aの操作が有る(YES)と判定された場合には、前記管理している取得ボタン38aの操作のステータスを参照して、該ステータスが能動化状態であるか否かを判定する(S311)。このS311で能動化状態でない(NO)、即ち前記管理しているステータスが不能動化状態であると判定された場合には、取得ボタン38aの操作を無効として、S310に戻る。一方、S311で能動化状態である(YES)と判定された場合には、取得ボタン38aの操作を有効に受け付けて、制御部32の制御により、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を能動化すると共に(S312)、取得ボタン38aの操作を不能動化して(S313)、前記図6のD13に示す画面をディスプレイ37に表示して、S314に進む。
S314では、会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受付中であるか否かを判定する。このS314で会員カード4を受付中でない(NO)と判定された場合には、S310に戻る。一方、S314で会員カード4を受付中である(YES)と判定された場合には、該受付中の会員カード4を排出する処理を行って(S315)、S310に戻る。
前記S320で携帯電話5の受付が有る(YES)、即ち携帯電話近接部35aに携帯電話5が近接されたと判定された場合には、前記管理している携帯電話リーダ35による会員IDの取得のステータスを参照して、該ステータスが能動化状態であるか否かを判定する(S321)。このS321で能動化状態でない(NO)、即ち前記管理しているステータスが不能動化状態であると判定された場合には、前記受け付けた携帯電話5から会員IDを取得しないで、S310に戻る。
一方、S321で能動化状態である(YES)と判定された場合には、携帯電話リーダ35により、前記受け付けた携帯電話5から会員IDを取得し、遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMにより、該取得した会員IDを記憶すると共に(S322)、バイブレータの起動信号を該携帯電話5に対して送信して、タイマによる計時を開始し(S323)、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を不能動化して(S324)、S325に進む。
S325では、獲得玉カウンタ33による計数中であるか否かを判定する。このS325で計数中でない(NO)と判定された場合には、S327に進む。一方、S325で計数中である(YES)と判定された場合には、該計数の停止を待機する(S326)。このS326で計数が停止した(YES)と判定された場合には、S327に進む。
S327では、前記図6のD14に示す確認ボタン操作要求画面をディスプレイ37に表示して、確認ボタン38bの操作(S328),タイマによる所定時間(30秒間)の計時(S329),又は計数の再開(S330)を待機する。ここで計数が再開される前に確認ボタン38bの操作が有った(S328でYES)と判定された場合には、後述するS342からS343に進んで、加算要求の送信を行う。
また計数が再開される前にタイマによる計時時間が30秒を経過した、即ち計時手段により予め定められた所定時間が計時されたと判定された場合には、無効化手段により、制御部32のRAMで記憶している会員IDを消去する無効化処理を行って(S331)、タイマによる計時を停止し、取得ボタン38aの操作を能動化して(S332)、S310に戻る。
これによれば、正規の所有者の計数値を横取りしようとする不正を意図する他人が、少量のパチンコ玉の計数(S300でYES)及び取得操作(S310でYES)を行って会員IDを取得させた状態(S322)で放置しておいた場合であっても、所定時間が計時されたことを条件として(S329でYES)、該取得している会員IDが無効とされるので、次にパチンコ玉の計数を行った正規の所有者の計数値が前記他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。なお前記他人が計数させた少量の計数値も、正規の所有者の会員IDに対応付けて貯玉されるか、又は該正規の所有者に対して発行される計数カードに記録されることになる。
また確認ボタン38bの操作(即ち加算要求の送信)が有る前及びタイマにより所定時間が計時される前に計数が再開された(S330でYES)と判定された場合には、取得ボタン38aの操作を能動化して(S332)、S310に戻る。そして該S310で取得ボタン38aの操作が受け付けられると、S311でYESと判定されるので、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を能動化し(S312)、S320で携帯電話5が受け付けられると、S321でYESと判定されるので、携帯電話リーダ35により、該受け付けた携帯電話5から会員IDを取得して、該取得した会員IDを記憶する(S322)。
これによれば、正規の所有者の計数値を横取りしようとする不正を意図する他人が、少量のパチンコ玉の計数(S300でYES)及び取得操作(S310でYES)を行って会員IDを取得させた状態(S322)で放置しておいた場合であっても、加算要求の送信が行われる前に計数が再開されたことに基づいて、取得操作の受付(S332)及び会員IDの取得(S312)が能動化され、次にパチンコ玉の計数を行う正規の所有者が自己の会員IDを取得させることができるので、該正規の所有者の計数値が前記他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
ここでS326〜S332の処理を行わないと、前記他人が会員IDを取得させた後、計時手段である制御部32のタイマにより所定時間(ここでは30秒)が計時される前に、正規の所有者がパチンコ玉の計数を行った場合には、S331の無効化処理が行われず、前記取得している他人の会員IDが無効とされないので、他人の少量の計数値+正規の所有者の計数値と他人の会員IDを含む加算要求が管理装置50に対して送信されて、正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうが、このS326〜S332の処理を行うことにより、前記他人が会員IDを取得させた後、前記所定時間が計時される前に、正規の所有者がパチンコ玉の計数を行った場合(S330でYES)であっても、取得操作の受付(S332)及び会員IDの取得(S312)が能動化され、正規の所有者が自己の会員IDを取得させることができるので、該正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。なお前記他人の少量の計数値も、正規の所有者の会員IDに対応付けて貯玉されるか、又は該正規の所有者に対して発行される計数カードに記録されることになる。
前記S335で会員カード4の受付が有る(YES)、即ち会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受け付けたと判定された場合には、遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMに会員IDの記憶が有るか否かを判定する(S336)。このS336で会員IDの記憶が無い(NO)と判定された場合には、前記S324に進む。一方、S336で会員IDの記憶が有る(YES)と判定された場合には、S335で受け付けた会員カード4を排出する処理を行って(S337)、S310に戻る。
前記S340で確認ボタン38bの操作が有る(YES)と判定された場合には、獲得玉カウンタ33による計数中であるか否かを判定する(S341)。このS341で計数中である(YES)と判定された場合には、S310に戻る。一方、S341で計数中でない(NO)、即ち計数が終了していると判定された場合には、S342に進む。
S342では、遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMに会員IDの記憶が有るか否かを判定する。このS342で会員IDの記憶が有る(YES)と判定された場合には、加算要求送信手段である通信部31により、制御部32のRAMで記憶している会員IDと計数値とを含む加算要求を管理装置50に対して送信し(S343)、該記憶している会員IDを消去して(S344)、処理を終了する。
一方、S342で会員IDの記憶が無い(NO)と判定された場合には、会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受付中であるか否かを判定する(S345)。このS345で会員カード4を受付中である(YES)と判定された場合には、加算要求送信手段である通信部31により、該受付中の会員カード4から取得した会員IDと計数値とを含む加算要求を管理装置50に対して送信し(S346)、該受付中の会員カード4を排出する処理を行って(S347)、S310に戻る。
一方、S345で会員カード4を受付中でない(NO)と判定された場合には、遊技者が携帯電話5及び会員カード4を所持していないビジタであるので、前記計数カード発行処理を行って(S348)、S310に戻る。なお遊技場内の景品カウンタに設けられた景品交換コンピュータ(図示外)において、該計数カード発行処理により発行された計数カードが受け付けられると、該景品交換コンピュータの計数カードリーダにより計数カードから読み取った計数カードID及び計数値が、管理装置50に対して送信される。該管理装置50においては、送信されてきた計数カードID及び計数値と、ハードディスク53で記憶している計数カードID及び計数値との照合が行われ、照合OKであれば、その旨が景品交換コンピュータに対して返信される。景品交換コンピュータにおいては、該照合OKが返信されてきたことに基づいて、計数カードから読み取った計数値の範囲内で景品交換が可能となる。
以上に説明した第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30によれば、計数が開始されたこと(S300でYES)及び取得操作を受け付けたこと(S310でYES)を条件として、会員IDの取得が能動化され(S312)、該会員IDを取得したこと(S322)を条件として、以後の会員IDの取得が不能動化されるので(S324)、正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
即ち、第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30によれば、計数が開始されたことが、会員IDの取得が能動化されるための条件であるため、他人が予め会員IDを取得させておくことは不可能であり、また取得操作を受け付けたことが、会員IDの取得が能動化されるための条件であるため、携帯電話5を近接させるだけではなく取得ボタン38aの操作が必要であることから、計数の開始後に他人が素早く会員IDを取得させるような行為も困難であり、さらに一旦会員IDが取得されると以後の会員IDの取得が不能動化されるため、正規の所有者が会員IDを取得させた後に他人が会員IDを取得させることも不可能である。従って、正規の所有者の計数値と他人の会員IDを含む加算要求が管理装置50に対して送信されるおそれが低減されるので、正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
[2.第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30を含む遊技用システム1]
第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30は、第1実施形態に係るパチンコ玉計数機30と比較して、第1に、図11(a)に示すように、発行ボタン38cを備える点と、第2に、制御部32の機能と、第3に、図11(b)に示すように、ディスプレイ37の表示内容のみが異なるものである。以下、これらの各相違点と、第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30の作用及び効果について説明する。
まず第1の相違点に関し、発行ボタン38bは発行操作受付手段の一例であって、計数カード発行処理を行う旨の発行操作を受け付けるボタンである。この発行ボタン38cの操作は、該発行ボタン38cが接続されている制御部32により検出される。
次に第2の相違点に関し、制御部32は、第1実施形態と異なり、取得ボタン38aの操作の能動化及び不能動化は制御しない。従って取得ボタン38aの操作は、常に能動化されている。
また制御部32は、この第2実施形態では、携帯電話リーダ35による会員IDの取得の能動化び不能動化を制御するものであり、第1実施形態と同様に、ここでは携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化状態であるか不能動化状態であるかのステータスを管理しており、該ステータスを能動化状態に更新することにより会員IDの取得を能動化する制御を行い、該ステータスを不能動化状態に更新することにより会員IDの取得を不能動化する制御を行う。そして第2実施形態では、取得ボタン38aにより取得操作を受け付けたことを条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を能動化する。具体的には、取得ボタン38aの操作を受け付けると(図12のS310)、会員IDの取得のステータスを能動化状態に更新し(同S312)、携帯電話5が受け付けられると(同S320)、前記管理しているステータスを参照して、会員IDの取得のステータスが能動化状態であるか否かを判定し(同S321)、能動化状態である場合には、携帯電話リーダ35により携帯電話5から会員IDを取得する(同S322)。また携帯電話リーダ35により携帯電話5から会員IDを取得すると、会員IDの取得のステータスを能動化状態から不能動化状態に更新する(同S324)。このステータスが不能動化状態である場合には、携帯電話5を受け付けても会員IDを取得しない。
また制御部32は、第1実施形態と同様に、携帯電話リーダ35により受け付けた携帯電話5から取得した会員IDを記憶する遊技者識別情報記憶手段として機能するものであり、ここでは該会員IDをRAMで記憶する(図12のS322)。
また制御部32は、取得ボタン38aにより取得操作を受け付けたことを条件として(図12のS310)、当該取得操作の受付前に携帯電話リーダ35により取得している会員IDを無効とする無効化処理を行う無効化手段として機能するものであり、ここでは取得している会員ID(即ち遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMで記憶している会員ID)を消去する処理を、無効化処理として行う(同S310’)。
また制御部32は、取得ボタン38aにより取得操作を受け付けたこと又は携帯電話リーダ35により会員IDを取得したことに基づいて計時を開始する計時手段として機能するものであり、ここでは携帯電話リーダ35により会員IDを取得すると(図12のS322)、該制御部32に設けられているタイマによる計時を開始する(同S323)。また前記無効化手段として機能する制御部32は、携帯電話リーダ35により会員IDを取得している状態で該計時手段により予め定められた所定時間(例えば30秒間)が計時されたことを条件として(同S362)、該取得している会員IDを無効とする前記無効化処理を行うものである。さらに制御部32は、該無効化処理を行うと、タイマによる計時を停止する。
また制御部32は、前記排出処理手段,及び前記発行処理手段として機能するものである。ここで発行処理手段として機能する制御部32は、パチンコ玉の計数終了後において、発行ボタン38cにより発行操作を受け付けたことに基づいて(図12のS350)、携帯電話リーダ35による会員IDの取得の有無(即ち前記遊技者識別情報記憶手段による会員IDの記憶の有無)に拘わらず、計数カード発行処理を行うものである(同S348)。なお発行処理手段として機能する制御部32は、第1実施形態と同様に、パチンコ玉の計数終了後において、前記遊技者識別情報記憶手段により会員IDを記憶しておらず、かつ会員カードリーダ34により会員カード4を受け付けていないときに、確認ボタン38bの操作を受け付けたことに基づいて、計数カード発行処理を行う。
次に第3の相違点に関し、ディスプレイ37では、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、図6に示すD14に代えて、図11(b)のD14’に示す画面が表示される。このD14’では、計数終了後の確定した計数値,計数が終了した旨が表示されると共に、貯玉をする会員遊技者に対して確認ボタン38bの操作を促す旨,及びビジタに対して発行ボタン38cの操作を促す旨が表示される。このD14’の状態で、確認ボタン38bが操作されると、携帯電話5又は会員カード4を受け付けている場合には、加算要求の送信が行われ、携帯電話5及び会員カード4を受け付けていない場合には、計数カード発行処理が行われる。また発行ボタン38cが操作されると、制御部32のRAMによる会員IDの記憶の有無に拘わらず、計数カード発行処理が行われる。
次に図12を参照して、第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30の作用について説明する。なお第1実施形態において説明した図10と同様の処理については、同じステップ番号を付して、説明を省略する。まずパチンコ玉計数機30の制御部32は、携帯電話リーダ35による会員IDの取得のステータスとして、不能動化状態である旨を管理している。またパチンコ玉計数機30は、図示しないが、パチンコ玉の投入を待機しており、獲得玉投入口30aからパチンコ玉が投入されると、該投入されたパチンコ玉が獲得玉カウンタ33により計数される。
またパチンコ玉計数機30では、図12に示すように、取得ボタン38aの操作(S310),携帯電話5の受付(S320),会員カード4の受付(S335),確認ボタン38bの操作(S340),発行ボタン38cの操作(S350)を待機していると共に、タイマによる計時中であるか否かの判定(S360)を行っている。
このS310で取得ボタン38aの操作が有る(YES)と判定された場合には、無効化手段により、制御部32のRAMで記憶している会員IDを消去する無効化処理を行い(S310’)、前記S312,及びS314〜S315の処理を行って、S310に戻る。
前記S320で携帯電話5の受付が有る(YES)、即ち携帯電話近接部35aに携帯電話5が近接されたと判定された場合には、前記S321〜S324の処理を行って、S310に戻る。
前記S335で会員カード4の受付が有る(YES)、即ち携帯電話5の受付無しに、会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受け付けたと判定された場合には、前記S336〜S337の処理を行って、S310に戻る。
前記S340で確認ボタン38bの操作が有る(YES)と判定された場合には、獲得玉カウンタ33により計数された計数値が有るか否かを判定する(S340’)。このS340’で計数値が無い(NO)、即ち獲得玉カウンタ33による計数が行われていないと判定された場合には、S310に戻る。一方、S340’で計数値が有る(YES)と判定された場合には、前記S341〜S348の処理を行って、処理を終了する。
前記S350で発行ボタン38cの操作が有る(YES)と判定された場合には、獲得玉カウンタ33により計数された計数値が有るか否かを判定する(S351)。このS351で計数値が無い(NO)、即ち獲得玉カウンタ33による計数が行われていないと判定された場合には、S310に戻る。一方、S351で計数値が有る(YES)と判定された場合には、獲得玉カウンタ33による計数中であるか否かを判定する(S352)。このS352で計数中である(YES)と判定された場合には、S310に戻る。一方、S352で計数中でない(NO)、即ち計数が完了していると判定された場合には、S353に進む。
S353では、遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMに会員IDの記憶が有るか否かを判定する。このS353で会員IDの記憶が有る(YES)と判定された場合には、該記憶している会員IDを消去し(S354)、前記計数カード発行処理を行って(S348)、S310に戻る。
一方、S353で会員IDの記憶が無い(NO)と判定された場合には、会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受付中であるか否かを判定する(S355)。このS355で会員カード4を受付中である(YES)と判定された場合には、会員カードリーダ34に挿入されている会員カード4を排出する処理を行い(S356)、前記計数カード発行処理を行って(S348)、処理を終了する。
これによれば、正規の所有者の計数値を横取りしようとする不正を意図する他人が、取得操作(S310でYES)を行って会員IDを取得させた状態(S322)で放置しておいた場合であっても、発行操作(S350でYES)を受け付けたことに基づいて、会員IDの取得の有無に拘わらず(即ちS353でYESであるかNOであるかに拘わらず)計数カード発行処理が行われるので、携帯電話5を所持していない遊技者の計数値が前記他人の会員IDに対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
ここでパチンコ玉計数機30に発行ボタン38cが設けられていなければ、他人が予め会員IDを記憶させておいた状態で、携帯電話5を所持していない遊技者(即ち計数値の正規の所有者)により確認ボタン38bが操作されると、前記他人の会員IDと正規の所有者の計数値とを含む加算要求の送信(S334)が行われて、該正規の所有者の計数値が当該他人の会員IDに対応付けて管理されてしまうが、該正規の所有者は、計数カードが発行されないことにより、自己の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理されてしまったことを認識することができるので、遊技場の店員に報告する等の対処をすることができる。この報告を受けた遊技場の店員は、管理装置50を操作して他人の会員IDに対応付けられて管理されてしまった計数値を減算すると共に、該計数値を記録した計数カードを正規の所有者に対して発行することにより、該正規の所有者に実害が及ばないようにすることができるが、これら管理装置50の操作及び計数カードの発行という作業が必要となるため手間が掛かる。そこで本発明の第2実施形態では、パチンコ玉計数機30に発行ボタン38cを設け、該発行ボタン38cの操作(発行操作)を受け付けたことに基づいて、会員IDの記憶の有無に拘わらず計数カード発行処理が行われるように構成したので、携帯電話5を所持していない遊技者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理されてしまうことがなく、従って前記管理装置50の操作及び計数カードの発行という作業を行う手間が省ける。
なお携帯電話5を所持している遊技者が、予め自己の会員IDを記憶させておいた状態で、発行ボタン38cを誤って操作すると、計数カード発行処理が行われ、計数値が記録された計数カードが発行されるので、自己の会員IDと該計数値とを含む加算要求の送信は行われないが、該遊技者が自己の会員IDに対応付けて管理されている貯玉数に対する計数値の加算(即ち貯玉)を希望する場合には、遊技場の店員が景品交換カウンタに設けられているPOS装置を操作することにより、計数カードに記録されている計数値を当該遊技者の会員IDに対応付けることができるので、該遊技者に実害は及ばない。また、たとえ貯玉ができなくても、計数カードに記録されている計数値を使用した景品交換はできるので、該遊技者に実害は及ばない。
図12において、S310で取得ボタン38aの操作が無く(NO)、S320で携帯電話5の受付が無く(NO)、S335で会員カード4の受付が無く(NO)、S340で確認ボタン38bの操作が無く(NO)、S350で発行ボタン38cの操作が無い(NO)と判定された場合には、S360で、タイマによる計時中であるか否かを判定する。このS360で計時中でない(NO)と判定された場合には、S310に戻る。一方、S360で計時中である(YES)と判定された場合には、獲得玉カウンタ33による計数中であるか否かを判定する(S361)。このS361で計数中である(YES)と判定された場合には、S310に戻る。一方、S361で計数中でない(NO)、即ち計数が終了していると判定された場合には、タイマによる計時時間が30秒を経過したか否かを判定する(S362)。このS362でタイマによる計時時間が30秒を経過していない(NO)と判定された場合には、S310に戻る。一方、S362でタイマによる計時時間が30秒を経過した(YES)、即ち計時手段により予め定められた所定時間が計時されたと判定された場合には、無効化手段により、制御部32のRAMで記憶している会員IDを消去する無効化処理を行い(S363)、タイマによる計時を停止して、S310に戻る。
これによれば、正規の所有者の計数値を横取りしようとする不正を意図する他人が、取得操作(S310でYES)を行って会員IDを取得させた状態(S322)で放置しておいた場合であっても、所定時間が計時されたことを条件として(S362でYES)、該取得している会員IDが無効とされるので、携帯電話5を所持していない正規の所有者が確認ボタン38bを誤って操作しても、該正規の所有者の計数値が前記他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
以上に説明した第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30によれば、取得操作を受け付けたこと(S310でYES)を条件として、既に取得している会員IDが無効とされると共に(S310’)、会員IDの取得が能動化されるので(S312)、正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
即ち、第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30によれば、他人が予め会員IDを取得させておいても、取得操作を受け付けると該会員IDが無効とされ、また取得操作を受け付けたことが、会員IDの取得が能動化されるための条件であるため、正規の所有者が会員IDを取得させた後に他人が素早く会員IDを取得させるような行為も困難である。従って、正規の所有者の計数値と他人の会員IDを含む加算要求が管理装置50に対して送信されるおそれが低減されるので、正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
[3.第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30を含む遊技用システム1]
第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30は、第1実施形態及び第2実施形態に係るパチンコ玉計数機30と比較して、第1に、図13(a)に示すように、取得ボタン38a及び確認ボタン38bを備えずに、発行ボタン38cのみを備える点と、第2に、制御部32の機能と、第3に、図13(b)に示すように、ディスプレイ37の表示内容のみが異なるものである。以下、第2及び第3の相違点と、第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30の作用及び効果について説明する。
まず第2の相違点に関し、制御部32は、この第3実施形態では、携帯電話リーダ35による会員IDの取得の能動化を制御するものであり、獲得玉カウンタ33による計数が終了したことを条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得を能動化する制御を行う。具体的には、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると(図14のS400)、携帯電話5の受付を待機する状態となり(同S410)、携帯電話5が受け付けられると(同S410)、携帯電話リーダ35により、該受け付けた携帯電話5から会員IDを取得する(同S411)。ここで前記加算要求送信手段として機能する通信部31は、携帯電話リーダ35による会員IDの取得に応じて、前記加算要求の送信を行う(同S412)。
また制御部32は、前記発行処理手段として機能するものである。ここで発行処理手段として機能する制御部32は、パチンコ玉の計数終了後において、発行ボタン38cにより発行操作を受け付けたことに基づいて(図14のS430)、計数カード発行処理を行うものである(同S431)。
次に第3の相違点に関し、ディスプレイ37では、前記D11の状態で、獲得玉投入口30aからパチンコ玉が投入されて、獲得玉カウンタ33により計数が開始されると、D12”に示すように、計数の進行に応じて計数値が変動表示され、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、D14”に示すように、計数終了後の確定した計数値,計数が終了した旨が表示されると共に、貯玉をする会員遊技者に対して携帯電話5の受付又は会員カード4の挿入を促す旨,及びビジタに対して発行ボタン38cの操作を促す旨が表示される。このD14”の状態で、携帯電話5の受付又は会員カード4の挿入が行われると、加算要求の送信が行われる。また発行ボタン38cが操作されると、計数カード発行処理が行われる。
次に図14を参照して、第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30の作用及び効果について説明する。まずパチンコ玉計数機30は、図示しないが、パチンコ玉の投入を待機しており、獲得玉投入口30aからパチンコ玉が投入されると、該投入されたパチンコ玉が獲得玉カウンタ33により計数される。
またパチンコ玉計数機30では、図14に示すように、獲得玉カウンタ33による計数の終了を待機しており(S400)、該計数が終了した(YES)と判定された場合には、携帯電話5の受付(S410),会員カード4の受付(S420),及び発行ボタン38cの操作(S430)を待機する。この第3実施形態では、計数が終了しないとS410以降には進まず、携帯電話リーダ35により携帯電話5を受け付けても会員IDの取得は行われないので、計数が終了していない状態では会員IDの取得が不能動化されていることになり、計数が終了するとS410以降に進んで携帯電話5の受付を待機する状態となり、携帯電話リーダ35により携帯電話5を受け付けると会員IDの取得が行われるので、計数が終了した状態で会員IDの取得が能動化されたことになる。
このS410で携帯電話5の受付が有る(YES)、即ち携帯電話近接部35aに携帯電話5が近接されたと判定された場合には、携帯電話5から会員IDを取得し(S411)、確認操作等を受け付けることなく、該取得した会員IDと計数値とを含む加算要求を管理装置50に対して送信して(S412)、処理を終了する。
前記S420で会員カード4の受付が有る(YES)、即ち携帯電話5の受付無しに、会員カードリーダ34により会員カード4の挿入を受け付けたと判定された場合には、確認操作等を受け付けることなく、該受け付けた会員カード4から取得した会員IDと計数値とを含む加算要求を管理装置50に対して送信し(S421)、該受け付けた会員カード4を排出する処理を行って(S422)、処理を終了する。
前記S430で発行ボタン38cの操作が有る(YES)と判定された場合には、前記計数カード発行処理を行って(S431)、処理を終了する。
以上に説明した第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30によれば、計数が終了したこと(S400でYES)を条件として会員IDの取得が能動化されるので、正規の所有者の計数遊技媒体数が前記他人の遊技者識別情報に対応付けて管理されてしまうことを防止できる。
即ち、第3実施形態に係るパチンコ玉計数機30によれば、計数前や計数中に他人が予め会員IDを取得させておくことは不可能である。従って、正規の所有者の計数値と他人の会員IDを含む加算要求が管理装置50に対して送信されるおそれがないので、正規の所有者の計数値が他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
また他人が少量のパチンコ玉の計数を行って会員IDを取得させた場合(S411)であっても、該会員IDの取得に応じて、確認操作等を受け付けることなく、加算要求が送信されるので(S412)、正規の所有者の計数値が前記他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。
[3.本発明の変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、ビジタカード3及び会員カード4が、ICチップにより情報を記録するICカードである例について説明したが、これらカードは、接触式の集積回路,磁気ストライプ,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により情報を記録するものでも良い。またこれらの形状はカード型には限られず、コイン型であっても良い。
上記の実施形態では、ビジタカード3及び会員カード4のICチップにプリペイド残額が記録されていない例について説明したが、これに限らず、該ビジタカード3及び会員カード4のICチップにプリペイド残額が記録されていても良い。また上記の実施形態では、会員カード4及び携帯電話5のICチップに貯蓄遊技媒体数(貯玉数)が記録されていない例について説明したが、これに限らず、該会員カード4及び携帯電話5のICチップに貯玉数が記録されていても良い。
上記の実施形態では、記録媒体である携帯電話5に搭載されているICチップがアクティブ型のICチップである例について説明したが、これに限らず、該携帯電話5に搭載されるICチップはパッシブ型のICチップであっても良い。
上記の実施形態では、記録媒体が携帯電話5である例について説明したが、該記録媒体は、ICチップを搭載しており、記録媒体受付手段(携帯電話R/W25,携帯電話リーダ35)に近接されて受け付けられるものであれば良い。例えば該記録媒体は、ICチップを搭載したICカードであっても良く、この場合には、該ICカードに、貯玉再プレイフラグ又は電子マネー玉貸フラグを遊技者が選択するためのスイッチを設けても良く、また遊技者により選択された貯玉再プレイフラグ又は電子マネー玉貸フラグがICチップR/Wから書き込まれるようにしても良い。また該記録媒体は、ICチップを搭載した携帯情報端末(PDA)であっても良い。
上記の実施形態では、図3のD5に示すように、携帯電話5において、電子マネー玉貸処理が選択されると電子マネー玉貸フラグが記録され、貯玉再プレイ処理が選択されると貯玉再プレイフラグが記録される例について説明したが、これに限らず、デフォルトでは電子マネー玉貸フラグが記録されており、貯玉再プレイ処理が選択されたときのみ貯玉再プレイフラグが記録されるようにしても良く、またこれとは逆に、デフォルトでは貯玉再プレイフラグが記録されており、電子マネー玉貸処理が選択されたときのみ電子マネー玉貸フラグが記録されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図2(a)に示すように、携帯電話5のICチップにおいて、1つの処理要求フラグの記録欄に、電子マネー玉貸処理が選択されている場合には電子マネー玉貸フラグ「0」,貯玉再プレイ処理が選択されている場合には貯玉再プレイフラグ「1」のいずれかのフラグが記録される例について説明したが、これに限らず、電子マネー玉貸フラグの記録欄と、貯玉再プレイフラグの記録欄とを別個に設け、いずれか一方の記録欄に処理要求フラグが記録されるようにしても良い。
上記の実施形態では、遊技者識別情報が、会員登録をした会員に対して付与された会員IDである例について説明したが、これに限らず、該遊技者識別情報は、前記会員カードIDであっても良く、また会員登録していない遊技者を個々に識別可能な、例えば携帯電話3の電話番号や電子メールアドレスであっても良い。
上記の実施形態では、図3のD2に示すように、会員登録済の遊技者が携帯電話5でも会員登録を行うと、該遊技者に対して既に発行されている会員カード4の会員IDが管理装置50から送信されてきて該携帯電話5のICチップに記録される例について説明したが、これに限らず、該会員カード4の会員IDとは別の新たな会員IDが管理装置50において付与され、該付与された会員IDが管理装置50から送信されてきて該携帯電話5のICチップに記録されるようにしても良く、この場合には、管理装置50において、属性情報が一致する会員IDが有れば、それら会員IDを対応付けて登録しておくことにより、会員カード4又は携帯電話5のいずれが受け付けられた場合であっても、各会員IDに対応付けて管理されている貯玉数を合算して使用できるようになる。
上記の実施形態では、会員ID(遊技者識別情報)がICチップに記憶される例について説明したが、これに限らず、該会員IDは、バーコードや二次元コードとして表示されるものであっても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技機がパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシンや、遊技媒体としてパチンコ玉を使用するスロットマシンであるパロット(登録商標)等であっても良い。ここで遊技媒体がメダルである場合には、貸与処理はメダル貸処理となり、貯蓄遊技媒体数は貯メダル数となる。
上記の実施形態では、玉貸処理が行われた場合に、遊技用装置(玉貸ユニット20)と遊技機(パチンコ機10)との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該遊技機に設けられた玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて貸与される例について説明したが、これに限らず、遊技用装置に設けられた図示しない玉払出装置からパチンコ玉が払い出されて貸与されるようにしても良い。
上記の実施形態において、玉貸ユニット20で玉貸処理(カード玉貸処理,電子マネー玉貸処理)が行われる際に、消費税等の間接税が減算されるようにしても良い。また玉貸ユニット20で貯玉再プレイが行われる際に、手数料に相当する遊技媒体数が減算されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図1及び図4(b)に示すように、玉貸ユニット20において、貨幣として紙幣2を受け付けて入金処理が行われる例について説明したが、これに限らず、貨幣として紙幣2及び/又は硬貨を受け付けて入金処理が行われるようにしても良い。また貨幣は、紙幣2や硬貨のような実物以外にも、例えば電子マネーカードにより使用可能な電子マネー,クレジットカードにより使用可能な与信金額,デビットカードにより使用される預金残高等であっても良い。またビジタカード3に対する入金と会員カード4に対する入金とで、入金できる金額に差を設ける(例えばビジタカード3に対する入金では1000円のみ,会員カード4に対する入金ではすべての金種)ようにしても良い。
上記の実施形態では、図1及び図4(a)に示すように、認証情報である暗証番号の入力を受け付ける認証情報受付手段が、玉貸ユニット20の前面に設けられたテンキー26である例について説明したが、これに限らず、該認証情報受付手段は、玉貸ユニット20の前面から突設された突出部において遊技者に向くように備えられたタッチパネル式のディスプレイに表示されるテンキーであっても良い。
上記の実施形態では、図1及び図4(a)に示すように、玉貸ユニット20において認証情報の入力を促す入力促進報知を行う再受付促進報知手段が、該玉貸ユニット20の前面に設けられた暗証入力ランプ27である例について説明したが、これに限らず、該再受付促進報知手段は、玉貸ユニット20の前面に設けられたディスプレイや、玉貸ユニット20の前面から突設された突出部において遊技者に向くように備えられたディスプレイであっても良く、これらディスプレイでは、入力促進報知として、認証情報の入力を促すメッセージを表示すれば良い。また貯玉数表示器28を再受付促進報知手段として機能させ、例えば「PUSH」等の文字を入力促進報知として表示することにより、認証情報の入力を促すようにしても良い。
上記の実施形態では、パチンコ玉計数機30から管理装置50に対して、会員IDと計数値が含まれる加算要求が送信される例について説明したが、これに限らず、会員IDと計数値とを別個に送信するようにしても良い
上記の実施形態では、図7に示すように、1台の管理装置50でプリペイド残額DBと会員情報DBとを管理している例について説明したが、これに限らず、該管理装置として、プリペイド残額DBを管理する残額管理装置と、会員情報DBを管理する会員管理装置とを別個に設けるようにしても良い。さらに管理装置のウェブサーバとして機能する部分を、別個のコンピュータとしても良い。
上記の実施形態では、図8のS155に示すように、認証情報(暗証番号)の照合が玉貸ユニット20において行われる例について説明したが、これに限らず、該認証情報の照合は、管理装置50において行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、認証情報が暗証番号である例について説明したが、これに限らず、該認証情報が、例えば指紋,声紋,虹彩等の生体情報であっても良い。
上記の実施形態では、認証情報(暗証番号)が、図7(b)に示すように、管理装置50の会員情報DBで記憶されている例について説明したが、これに限らず、該認証情報は、会員カード4や携帯電話5のICチップに記憶されていても良い。
上記の実施形態では、図8に示すように、玉貸ユニット20において、ビジタカード3の受付中(S101)や、会員カード4の受付中(S102)には、携帯電話5を受け付けても、電子マネー玉貸処理や貯玉再プレイ処理が行われない例について説明したが、これに限らず、ビジタカード3の受付中や会員カード4の受付中に携帯電話5を受け付けた場合であっても、電子マネー玉貸処理や貯玉再プレイ処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図8に示すように、玉貸ユニット20において、入力された暗証番号が一致すると判定された場合に(S155)、第1に記憶中の会員IDを取得した会員IDに更新する処理が行われ(S156)、第2に記憶した会員IDを管理装置50に送信する処理が行われ(S157)、第3に受信した貯玉数を記憶して表示する処理が行われる(S158)例について説明したが、これら第1〜第3の各処理を行う順序は特に限定されない。
上記の実施形態では、図9のS201に示すように、対応するパチンコ機10から打込信号が5分間送信されてこない場合に、該パチンコ機10での遊技の終了を検出する例について説明したが、これに限らず、例えば玉貸処理又は貯玉再プレイ処理を行ってから所定時間(125個のパチンコ玉を発射するために必要な時間+α)が経過した場合に、該パチンコ機10での遊技の終了を検出するようにしても良い。
上記の実施形態において、ディスプレイ37をタッチパネル式とし、取得ボタン38a,確認ボタン38b,及び/又は発行ボタン38cは、該タッチパネル式のディスプレイ37に表示されるボタンとしても良い。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が不能動化されると、携帯電話リーダ35により会員IDの取得を行わない例について説明したが、これに限らず、制御部32が行う不能動化の制御には、図10及び図12に示すS322において、携帯電話リーダ35により会員IDは取得するが、該取得した会員IDを記憶せずに無効とするような処理も含まれる。
上記の第1実施形態及び第2実施形態において、特別な操作を受け付ける特別操作受付手段(例えば不能動化解除鍵)を設け、携帯電話リーダ35により会員IDを取得したことによって会員IDの取得が一旦不能動化されても、前記特別操作受付手段により特別な操作を受け付けたこと(即ち遊技場の店員による不能動化解除鍵の操作を受け付けたこと)を条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化されるようにしても良い。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、図10及び図12のS340に示すように、パチンコ玉計数機30において、確認ボタン38bの操作を受け付けたことに基づいて、S341又はS340’以下の処理に進む例について説明したが、これに限らず、獲得玉カウンタ33による計数が終了して所定時間が経過したら、自動的にS341又はS340’以下の処理に進むようにしても良い。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、計時手段である制御部32のタイマにより計時される所定時間が30秒間である例について説明したが、該所定時間は任意に変更可能である。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、図10のS331及び図12のS363に示すように、パチンコ玉計数機30において、無効化手段(制御部32)による無効化処理が、記憶している遊技者識別情報(会員ID)の消去である例について説明したが、これに限らず、該無効化処理は、遊技者識別情報に対応付けて無効フラグを記憶する処理や、該遊技者識別情報の記憶を有効記憶領域から無効記憶領域に移す処理であっても良い。
上記の第1実施形態では、図10に示すように、獲得玉カウンタ33による計数が開始されたことを条件として(S300でYES)、取得ボタン38aの操作が能動化され、該取得ボタン38bの操作を受け付けたことを条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化される例について説明したが、これに限らず、取得ボタン38aの操作は常に能動化されており、該取得ボタン38bの操作を受け付けた後に、獲得玉カウンタ33による計数が開始されたことを条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化されるようにしても良い。即ち獲得玉カウンタ33による計数が開始されたこと、及び、取得ボタン38bにより取得操作を受け付けたことを条件として、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化されるものであれば良い。
上記の第1実施形態では、図10のS323に示すように、計時手段として機能する制御部32が、携帯電話リーダ35により会員IDを取得したことに基づいて、タイマによる計時を開始する例について説明したが、これに代えて、獲得玉カウンタ33による計数が終了したことに基づいて計時を開始するようにしても良く、この場合には、S361の判定を行う必要がなくなる。即ち計時手段は、携帯電話リーダ35により会員IDを取得したこと又は獲得玉カウンタ33による計数が終了したことに基づいて計時を開始するものであれば良い。
上記の第1実施形態では、図10のS331に示すように、携帯電話リーダ35により会員IDを取得している状態で計時手段により予め定められた所定時間(30秒間)が計時されたことを条件として、無効化手段により、該取得している会員IDを無効とする無効化処理(即ち遊技者識別情報記憶手段である制御部32のRAMで記憶している会員IDを消去する処理)が行われる例について説明したが、該無効化手段に代えて、取得報知手段により、該会員IDを取得している旨を報知するようにしても良い。例えばディスプレイ37を取得報知手段として機能させ、図6のD15に示すように、会員IDを取得済みである旨を報知するようにしても良く、また取得報知手段として機能するランプを備えるようにしても良い。これによれば、正規の所有者の計数値を横取りしようとする不正を意図する他人が、少量のパチンコ玉の計数(S300でYES)及び取得操作(S310でYES)を行って会員IDを取得させた状態(S322)で放置しておいた場合であっても、所定時間が計時されたことを条件として(S329でYES)、該会員IDを取得している旨が報知され、次にパチンコ玉の計数を行う正規の所有者がその旨を認識することができるので、該正規の所有者の計数値が前記他人の会員IDに対応付けて管理(貯玉)されてしまうことを防止できる。なお前記他人が計数させた少量の計数値も、正規の所有者の会員IDに対応付けて貯玉されるか、又は該正規の所有者に対して発行される計数カードに記録されることになる。
上記の第2実施形態では、図12のS323に示すように、計時手段として機能する制御部32が、携帯電話リーダ35により会員IDを取得したことに基づいて、タイマによる計時を開始する例について説明したが、これに代えて、取得ボタン38aにより取得操作を受け付けたことに基づいて計時を開始するようにしても良い。即ち計時手段は、取得ボタン38aにより取得操作を受け付けたこと又は携帯電話リーダ35により会員IDを取得したことに基づいて計時を開始するものであれば良い。
上記の第2実施形態では、図12に示すように、発行ボタン38cが操作された場合のみならず、確認ボタン38bが操作されたときに会員IDが記憶されておらず会員カード4が受け付けられていない場合にも、計数カード発行処理が行われる例について説明したが、これに限らず、発行ボタン38cが操作された場合のみ計数カード発行処理が行われ、確認ボタン38bが操作された場合には計数カード発行処理が行われないようにしても良い。
上記の第3実施形態では、図14に示すように、計数が終了するとS410以降に進んで携帯電話5の受付を待機する状態となり、携帯電話リーダ35により携帯電話5を受け付けると会員IDの取得が行われることにより、会員IDの取得が能動化される例について説明したが、これに限らず、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、携帯電話リーダ35による会員IDの取得が能動化状態であるか不能動化状態であるかのステータスを管理していて、該ステータスを能動化状態に更新することにより会員IDの取得を能動化する制御を行い、該ステータスを不能動化状態に更新することにより会員IDの取得を不能動化する制御を行うようにしても良い。具体的には、獲得玉カウンタ33による計数が終了すると、会員IDの取得のステータスを能動化状態に更新し、携帯電話5が受け付けられると、前記管理しているステータスを参照して、会員IDの取得のステータスが能動化状態であるか否かを判定し、能動化状態である場合には、携帯電話リーダ35により携帯電話5から会員IDを取得して、会員IDの取得のステータスを能動化状態から不能動化状態に更新し、不能動化状態である場合には、携帯電話5を受け付けても会員IDを取得しないように構成しても良い。
上記の第3実施形態では、図14に示すように、携帯電話リーダ35により会員IDを取得すると、確認操作等を受け付けることなく、加算要求の送信が行われる例について説明したが、これに限らず、携帯電話リーダ35により会員IDを取得した後、確認操作等を受け付けたことに基づいて、加算要求の送信が行われるようにしても良い。
最後に、上記の実施形態に記載した発明に対応する「従来技術」,「発明が解決しようとする課題」,及び「発明の効果」を説明する。
かかる従来技術として、特開2002−172262号公報(図6,段落0113〜0115)を示す。この従来技術には、遊技機に対応して設けられ、管理装置と通信可能な遊技用装置において、装着部に装着された携帯電話から会員登録番号を読み取ると共に、暗証番号の入力を受け付け、該暗証番号の照合がOKであれば、携帯電話から読み取った会員登録番号に対応付けて管理装置で管理されている貯玉数の遊技への再使用が許容され、携帯電話を装着部から取り外すまでの間は、再遊技ボタンが操作される毎に、前記貯玉数の範囲内でパチンコ玉が払い出される、いわゆる貯玉再プレイを行うものが記載されている。
しかしながら、上記従来技術に示す遊技用装置では、例えば電話の着信や電子メールの受信等により、記録媒体の一例である携帯電話を装着部から取り外すと、再遊技使用処理の一例である貯玉再プレイを再開するためには、携帯電話を装着部に装着する毎に、認証情報の一例である暗証番号の入力が必要となって、面倒である。また携帯電話を装着部に装着することで、遊技終了時に携帯電話を取り忘れるおそれもある。
そこで、上記の実施形態に記載した発明では、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、遊技者を個々に識別可能であると共に当該遊技者が所有する貯蓄遊技媒体数(貯玉数)を特定可能な遊技者識別情報(会員ID)が記録された記録媒体(携帯電話5)を受け付けて、該受け付けた記録媒体から遊技者識別情報を取得する記録媒体受付手段(携帯電話R/W25)と、前記遊技者を認証するための認証情報(暗証番号)の入力を受け付ける認証情報受付手段(テンキー26)と、該認証情報受付手段により入力を受け付けた認証情報に基づき、当該認証情報を入力した遊技者が認証されたことを条件として、前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報から特定される貯蓄遊技媒体数の遊技への再使用を許容する再使用許容処理(貯玉数の記憶及び表示)を行う再使用許容処理手段(制御部22)と、を備える遊技用装置(玉貸ユニット20)であって、前記再使用許容処理手段により貯蓄遊技媒体数の遊技への再使用が許容された記録媒体から取得した遊技者識別情報を記憶する遊技者識別情報記憶手段(制御部22)と、前記記録媒体受付手段により記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報と前記遊技者識別情報記憶手段で記憶している遊技者識別情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段(制御部22)と、該一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記貯蓄遊技媒体数を前記対応する遊技機での遊技に再使用させるための再遊技使用処理(貯玉再プレイ処理)を行う再遊技使用処理手段(制御部22)と、前記一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記認証情報の入力を促す入力促進報知を行う報知手段(暗証入力ランプ27)と、をさらに備えることを特徴とする遊技用装置を構成した。これによれば、記録媒体を受け付ける毎に、該受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報と、貯蓄遊技媒体数の遊技への再使用が許容された記録媒体から取得した遊技者識別情報とが一致するか否かが判定され、一致すると判定されたことを条件として、認証情報の入力無しで再遊技使用処理が行われるので、再遊技使用処理を行う毎に認証情報を入力する必要がないと共に、記録媒体の取り忘れを防止できる。
また前記遊技用装置(玉貸ユニット20)であって、前記対応する遊技機(パチンコ機10)での遊技の終了を検出する遊技終了検出手段(制御部22)をさらに備え、前記再使用許容処理手段(制御部22)は、該遊技終了検出手段により遊技の終了を検出したことに基づいて、前記遊技者識別情報記憶手段で記憶されている遊技者識別情報を無効とする無効化処理(貯玉数の記憶及び表示の消去)を行うことを特徴とする遊技用装置を構成した。これによれば、対応する遊技機での遊技の終了が検出されると、記憶されている遊技者識別情報が無効とされて、再使用許容状態が解除されるので、当該遊技機での遊技が終了しているにも拘わらず、再使用許容状態が継続することによる不都合(例えば当該遊技機が他人により占拠されていると勘違いして、遊技者が当該遊技機での遊技を敬遠することにより、遊技機の稼働が低下する)を回避することができる。
また前記遊技用装置(玉貸ユニット20)であって、前記記録媒体受付手段(携帯電話R/W25)により受け付けた記録媒体(携帯電話5)に記録されている電子マネーを使用して前記対応する遊技機(パチンコ機10)での遊技に使用される遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(玉貸処理)を行う貸与処理手段(制御部22)をさらに備え、前記記録媒体受付手段は、前記受け付けた記録媒体から、前記遊技者の選択に基づいて送信される前記再遊技使用処理を要求する再遊技要求情報(貯玉再プレイフラグ)又は前記貸与処理を要求する貸与要求情報(電子マネー玉貸フラグ)を取得し、前記一致判定手段(制御部22)は、該記録媒体受付手段により前記再遊技要求情報を取得したことを条件として、前記受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報(会員ID)と前記遊技者識別情報記憶手段(制御部22)で記憶している遊技者識別情報とが一致するか否かを判定し、前記貸与処理手段は、前記記録媒体受付手段により前記貸与要求情報を取得したことを条件として、前記貸与処理を行うことを特徴とする遊技用装置を構成した。これによれば、1つの記録媒体で再遊技使用処理及び電子マネーによる貸与処理の両方が可能となるので、遊技者の利便性が向上すると共に、記録媒体で再遊技使用処理又は貸与処理の選択が可能となるので、再遊技使用処理又は貸与処理を選択するための操作部を遊技用装置に設ける必要がなく、遊技用装置の製造コストを低減できる。
また、上記の実施形態に記載した発明では、遊技者を個々に識別可能である遊技者識別情報(会員ID)に対応付けて、当該遊技者が所有する貯蓄遊技媒体数(貯玉数)を管理する管理装置(50)と、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、前記遊技者識別情報が記録された記録媒体(携帯電話5)を受け付けて、該受け付けた記録媒体から遊技者識別情報を取得する記録媒体受付手段(携帯電話R/W25)と、前記遊技者を認証するための認証情報(暗証番号)の入力を受け付ける認証情報受付手段(テンキー26)と、該認証情報受付手段により入力を受け付けた認証情報に基づき、当該認証情報を入力した遊技者が認証されたことを条件として、前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている貯蓄遊技媒体数の遊技への再使用を許容する再使用許容処理(貯玉数の記憶及び表示)を行う再使用許容処理手段(制御部22)と、を備える遊技用装置(玉貸ユニット20)と、からなる遊技用システム(1)であって、前記遊技用装置は、前記再使用許容処理手段により貯蓄遊技媒体数の遊技への再使用が許容された記録媒体から取得した遊技者識別情報を記憶する遊技者識別情報記憶手段(制御部22)と、前記記録媒体受付手段により記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報と前記遊技者識別情報記憶手段で記憶している遊技者識別情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段(制御部22)と、該一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記貯蓄遊技媒体数を前記対応する遊技機での遊技に再使用させるための再遊技使用処理(貯玉再プレイ処理)を行う再遊技使用処理手段(制御部22)と、前記一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記認証情報の入力を促す入力促進報知を行う報知手段(暗証入力ランプ27)と、をさらに備えることを特徴とする遊技用システムを構成した。これによれば、遊技用装置において、記録媒体を受け付ける毎に、該受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報と、貯蓄遊技媒体数の遊技への再使用が許容された記録媒体から取得した遊技者識別情報とが一致するか否かが判定され、一致すると判定されたことを条件として、認証情報の入力無しで再遊技使用処理が行われるので、再遊技使用処理を行う毎に認証情報を入力する必要がないと共に、記録媒体の取り忘れを防止できる。
さらに前記遊技用システム(1)であって、前記遊技用装置(玉貸ユニット20)は、前記遊技者識別情報記憶手段(制御部22)で記憶される遊技者識別情報(会員ID)と当該遊技用装置を個々に識別可能な遊技用装置識別情報(ユニットID)とを前記管理装置(50)に対して送信する遊技者識別情報送信手段(管理装置用通信部21c)をさらに備え、前記管理装置は、該遊技者識別情報送信手段から送信されてきた遊技者識別情報と遊技用装置識別情報とを対応付けて記憶する再遊技中装置記憶手段(ハードディスク53の会員情報DB)と、前記遊技者識別情報送信手段から遊技者識別情報が送信されてきたことに基づいて、該送信されてきた遊技者識別情報が前記再遊技中装置記憶手段で記憶されているか否かを判定する遊技終了判定手段(制御部52)と、該遊技終了判定手段により遊技者識別情報が記憶されていると判定されたことを条件として、当該遊技者識別情報に対応付けて前記再遊技中装置記憶手段で記憶されている遊技用装置識別情報の遊技用装置に対して遊技終了通知を送信する遊技終了通知送信手段(場内通信部51a)と、をさらに備え、前記遊技用装置は、該遊技終了通知送信手段から送信されてきた遊技終了通知を受信したことに基づいて、前記遊技者識別情報記憶手段で記憶されている遊技者識別情報を無効とする無効化処理(貯玉数の記憶及び表示の消去)を前記再使用許容処理手段(制御部22)により行うことを特徴とする遊技用システムを構成した。これによれば、管理装置において、再使用許容状態にある遊技用装置から遊技者識別情報が送信されてくると、該遊技用装置識別情報と該遊技用装置の遊技用装置識別情報とが対応付けて記憶され、遊技者が遊技機を移動したことにより、当該遊技者識別情報が別の遊技用装置から送信されてくると、該遊技者識別情報に対応付けて記憶されている遊技用装置識別情報の遊技用装置(即ち移動前の遊技用装置)に対して遊技終了通知が送信され、当該遊技用装置において、記憶されている遊技者識別情報が無効とされて、再使用許容状態が解除されるので、遊技者が遊技機を移動して当該遊技機での遊技が終了しているにも拘わらず、再使用許容状態が継続することによる不都合(例えば当該遊技機が他人により占拠されていると勘違いして、遊技者が当該遊技機での遊技を敬遠することにより、遊技機の稼働が低下する)を回避することができる。
図1は本発明に係る玉貸ユニット及びパチンコ玉計数機を含む遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。 図2は携帯電話のICチップで記憶している記憶内容の一例を表す図である。 図3は携帯電話のディスプレイに表示される表示内容の一例を表す図である。 図4(a)は玉貸ユニット及びパチンコ機の正面図であり、図4(b)は同玉貸ユニットの断面右側面図である。 図5は第1実施形態に係るパチンコ玉計数機の一例を表す斜視図である。 図6は第1実施形態に係るパチンコ玉計数機のディスプレイに表示される表示内容の一例を表す図である。 図7は管理装置のハードディスクで記憶しているDBの記憶内容の一例を表す図であり、(a)はプリペイド残額DB,(b)は会員情報DBである。 図8は玉貸ユニットが行う携帯電話受付時処理の一例を表すフローチャートである。 図9は玉貸ユニットが行う遊技終了判定処理の一例を表すフローチャートである。 図10は第1実施形態に係るパチンコ玉計数機が行うメインルーチンの一例を表すフローチャートである。 図11は第2実施形態に係るパチンコ玉計数機の一例を表す図であり、(a)は斜視図,(b)はディスプレイに表示される表示内容である。 図12は第2実施形態に係るパチンコ玉計数機が行うメインルーチンの一例を表すフローチャートである。 図13は第3実施形態に係るパチンコ玉計数機の一例を表す図であり、(a)は斜視図,(b)はディスプレイに表示される表示内容である。 図14は第3実施形態に係るパチンコ玉計数機が行うメインルーチンの一例を表すフローチャートである。
符号の説明
1…遊技用システム
4…会員カード
5…携帯電話
10…パチンコ機
20…玉貸ユニット
21c…管理装置用通信部
22…制御部
25…携帯電話R/W
26…テンキー
27…暗証入力ランプ
30…パチンコ玉計数機
31…通信部
32…制御部
33…獲得玉カウンタ
34…会員カードリーダ
35…携帯電話リーダ
36…計数カードR/W
37…ディスプレイ
38a…取得ボタン
38b…確認ボタン
38c…発行ボタン
50…管理装置
51a…場内通信部
52…制御部
53…ハードディスク

Claims (9)

  1. 遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報に対応付けて該遊技者が遊技により獲得した遊技媒体数を管理する管理装置と通信可能とされ、
    前記遊技者識別情報が記録された記録媒体が近接されたことに基づいて、該近接された記録媒体から遊技者識別情報を非接触で取得する記録媒体受付手段と、
    遊技媒体の投入を受け付けて、該受け付けた遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段と、
    前記記録媒体受付手段により前記記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている管理遊技媒体数に対する、前記遊技媒体計数手段により計数した計数遊技媒体数の加算を要求する加算要求を、前記管理装置に対して送信する加算要求送信手段と、
    を備える遊技媒体計数機であって、
    前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を実施する旨の取得操作を受け付ける取得操作受付手段を備え、
    前記遊技媒体計数手段による計数が開始されたこと、及び、前記取得操作受付手段により取得操作を受け付けたことを条件として、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化し、該記録媒体受付手段により一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、前記遊技媒体計数手段による計数が終了するまでは前記記録媒体受付手段に前記記録媒体が近接されても当該記録媒体に記録されている遊技者識別情報の取得を不能動化し、前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことを条件として、前記取得した一の遊技者識別情報の前記管理遊技媒体数に対する前記計数遊技媒体数の加算要求を前記加算要求送信手段により送信することを特徴とする遊技媒体計数機。
  2. 請求項1に記載した遊技媒体計数機であって、
    前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得したこと又は前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことに基づいて計時を開始する計時手段と、
    前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記計時手段により予め定められた所定時間が計時されたことを条件として、該取得している遊技者識別情報を無効とする無効化手段と、をさらに備えることを特徴とする遊技媒体計数機。
  3. 請求項1に記載した遊技媒体計数機であって、
    前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得したこと又は前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことに基づいて計時を開始する計時手段と、
    前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記計時手段により予め定められた所定時間が計時されたことを条件として、該遊技者識別情報を取得している旨を報知する取得報知手段と、をさらに備えることを特徴とする遊技媒体計数機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技媒体計数機であって、
    前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記遊技媒体計数手段による計数が一旦停止し、前記加算要求送信手段による加算要求の送信が行われる前に該遊技媒体計数手段による計数が再開されたことに基づいて、前記取得操作受付手段による取得操作の受付及び前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化することを特徴とする遊技媒体計数機。
  5. 遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報に対応付けて該遊技者が遊技により獲得した遊技媒体数を管理する管理装置と通信可能とされ、
    前記遊技者識別情報が記録された記録媒体が近接されたことに基づいて、該近接された記録媒体から遊技者識別情報を非接触で取得する記録媒体受付手段と、
    遊技媒体の投入を受け付けて、該受け付けた遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段と、
    前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている管理遊技媒体数に対する、前記遊技媒体計数手段により計数した計数遊技媒体数の加算を要求する加算要求を、前記管理装置に対して送信する加算要求送信手段と、
    を備える遊技媒体計数機であって、
    前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を実施する旨の取得操作を受け付ける取得操作受付手段を備え、
    前記取得操作受付手段により取得操作を受け付けたことを条件として、当該取得操作の受付前に前記記録媒体受付手段により取得している遊技者識別情報を無効とすると共に、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化し、該記録媒体受付手段により一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、前記遊技媒体計数手段による計数が終了するまでは前記記録媒体受付手段に前記記録媒体が近接されても当該記録媒体に記録されている遊技者識別情報の取得を不能動化し、前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことを条件として、前記取得した一の遊技者識別情報の前記管理遊技媒体数に対する前記計数遊技媒体数の加算要求を前記加算要求送信手段により送信することを特徴とする遊技媒体計数機。
  6. 請求項5に記載した遊技媒体計数機であって、
    前記遊技媒体計数手段により計数した遊技媒体数を特定可能な計数値特定記録媒体を発行する発行処理を行う発行処理手段と、
    前記発行処理を行う旨の発行操作を受け付ける発行操作受付手段と、をさらに備え、
    該発行操作受付手段により発行操作を受け付けたことに基づいて、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得の有無に拘わらず、前記発行処理手段により前記発行処理を行うことを特徴とする遊技媒体計数機。
  7. 請求項5又は6に記載した遊技媒体計数機であって、
    前記取得操作受付手段により取得操作を受け付けたこと又は前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得したことに基づいて計時を開始する計時手段と、
    前記記録媒体受付手段により遊技者識別情報を取得している状態で前記計時手段により予め定められた所定時間が計時されたことを条件として、該取得している遊技者識別情報を無効とする無効化手段と、をさらに備えることを特徴とする遊技媒体計数機。
  8. 遊技者を個々に識別可能な遊技者識別情報に対応付けて該遊技者が遊技により獲得した遊技媒体数を管理する管理装置と通信可能とされ、
    前記遊技者識別情報が記録された記録媒体が近接されたことに基づいて、該近接された記録媒体から遊技者識別情報を非接触で取得する記録媒体受付手段と、
    遊技媒体の投入を受け付けて、該受け付けた遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段と、
    前記記録媒体受付手段により受け付けた記録媒体から取得した遊技者識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている管理遊技媒体数に対する、前記遊技媒体計数手段により計数した計数遊技媒体数の加算を要求する加算要求を、前記管理装置に対して送信する加算要求送信手段と、
    を備える遊技媒体計数機であって、
    前記遊技媒体計数手段による計数が終了したことを条件として、前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得を能動化し、該記録媒体受付手段により一の遊技者識別情報を取得したことを条件として、該取得した一の遊技者識別情報の前記管理遊技媒体数に対する前記計数遊技媒体数の加算要求を前記加算要求送信手段により送信することを特徴とする遊技媒体計数機。
  9. 請求項8に記載した遊技媒体計数機であって、
    前記記録媒体受付手段による遊技者識別情報の取得に応じて、前記加算要求送信手段による加算要求の送信を行うことを特徴とする遊技媒体計数機。
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