JP5047403B1 - 光学結像装置 - Google Patents

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Abstract

縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面11、13を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材12、14を、第1、第2の反射部材12、14の反射面11、13が平面視して交差した状態で、第1、第2の反射部材12、14を当接又は近接して配置した光学結像装置10において、第1、第2の反射部材12、14をそれぞれ積層された複数の反射体15〜18で形成し、第1、第2の反射部材12、14の各反射体15〜18の反射面11、13の位置を平行にずらした。これによって、多数の観察者が同時に注視する空間に高精細な三次元の実像を安価に形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空中に三次元の実像(立体像)を形成する光学結像装置に関する。
従来、観察者が注視する空間に物体の立体像を簡便に形成する装置として、並べて平行配置された多数の反射面をそれぞれ有する第1、第2の反射部材を、平面視してそれぞれの反射面が直交するように、当接又は近接して重ねて配置し光学結像装置が、例えば特許文献1、2に提案されている。この光学結像装置では、物体から放射される光を第1の反射部材の一側から入射させて内部の反射面で反射し、その反射光を第2の反射部材の反射面で再度反射させて、外部に放出させ、第1、第2の反射部材を中心として物体と面対称の位置で収束させて立体像を結像させている。
WO2009/131128号公報 特開2011−90117号公報
特許文献1、2の反射部材(光制御パネル)は、例えば、アルミニウム等の金属蒸着膜からなる反射面が一面側に形成された一定厚みの透明板を、反射面が一方側に配置されるように多数枚積層して積層体を構成し、この積層体から各反射面に対して垂直な切り出し面が形成されるように切り出して2枚の分割パネル(反射部材)を作製して、一方の分割パネルに形成されている反射面に対して、他方の分割パネルに形成されている反射面が直交するように向かい合せに密着させて形成した複合パネル(光学結像装置)を用いて作製される。なお、透明板の厚さが反射面の間隔(ピッチ)に相当し、積層体から切り出す際の幅で複合パネル(分割パネル)の幅が決定される。
ここで、第1、第2の反射部材に用いる反射面の間隔(ピッチ)が小さいほど、物体表面の1点から放射される放射角度差の小さな光同士を、また物体表面の近接した点から放射される光同士を、光制御パネルを介して収束させることができるので、高解像度(高精細)の立体像を結像することができる。そのため、各反射面を形成する透明板の厚さをできるだけ薄くすることが必要になる。一方、立体像を長時間に亘って安定して結像させるためには、反射面間の各ピッチが変化しないことが必要である。そのため、透明板は機械的かつ熱的に変形し難い(剛性が高く、熱膨張係数が小さい)材質であることが望ましく、例えば石英ガラスで形成することが好ましい。しかしながら、透明板を石英ガラスで製造する場合、厚さが薄くなるほど面積の大きな板を作製することが困難(例えば、厚さが0.7mmでは1辺1000mm程度の正方形板の製造が可能であるが、厚さが0.35mmでは1辺200mm程度の正方形板の製造が限界となる)になると共に、製作コストも上昇する。その結果、高精細な立体像を、多数の観察者が同時に観察することが可能な大面積の光制御パネル(即ち、反射部材)を安価に製造することができないという問題が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、多数の観察者が同時に注視する空間に高精細な三次元の実像を形成することが可能な安価な光学結像装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る光学結像装置は、縦に並べて平行配置された帯状の反射面を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材を、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差した状態で、前記第1、第2の反射部材を当接又は近接して配置した光学結像装置において、
前記第1、第2の反射部材をそれぞれ多数の前記反射面を備えて積層された複数の反射体で形成し、前記第1、第2の反射部材の前記各反射体の前記反射面の位置を平行にずらしている。
ここで、「第1、第2の反射部材の反射面が平面視して交差した状態」とは、段違いに(即ち、高さを変えて)重ねて配置した第1の反射部材と第2の反射部材を、反射面に直交する平面上に投影した際に、この平面上に形成される投影図において、第1の反射部材の反射面の投影部と第2の反射部材の反射面の投影部が交差している状態をさす(以下、同様)。
前記目的に沿う第2の発明に係る光学結像装置は、縦に並べて平行配置された帯状の反射面を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材を、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差した状態で、前記第1、第2の反射部材を当接又は近接して配置して形成した光反射手段を複数備え、平面視した前記光反射手段は台形状となってその中心線は1点で交わり、しかも、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差する交差角度を二等分する二等分線の少なくとも一つは前記中心線に一致している光学結像装置において、
前記第1、第2の反射部材をそれぞれ多数の前記反射面を備えて積層された複数の反射体で形成し、前記第1、第2の反射部材の前記各反射体の前記反射面の位置を平行にずらしている。
第1、第2の発明に係る光学結像装置において、前記反射体に前記反射面は一定のピッチで配置され、前記反射体の厚みは前記反射面のピッチの0.1〜10倍の範囲にあることが好ましい。
第1、第2の発明に係る光学結像装置において、前記第1、第2の反射部材はそれぞれ2層構造となって、隣り合う前記反射体の前記反射面の位置はピッチの1/2ずらすことが好ましい。
また、前記第1、第2の反射部材はそれぞれ3以上10以下のS層構造となって、隣り合う前記反射体の前記反射面の位置はピッチの1/Sずらすことが好ましい。
前記目的に沿う第3の発明に係る光学結像装置は、縦に並べて平行配置された帯状の反射面を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材を、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差した状態で、前記第1、第2の反射部材を当接又は近接して配置した光学結像装置において、
前記第1、第2の反射部材は、それぞれ多数の前記反射面を備えた複数の反射体を有する多層構造となって、
奇数層及び偶数層の前記反射体の前記反射面は、それぞれ縦方向の位置を一致させて均等配置され、しかも、平面視して前記奇数層の前記反射体の隣り合う前記反射面の中央位置に、前記偶数層の前記反射体の前記反射面が配置されている。
第1、第2の発明に係る光学結像装置においては、第1、第2の反射部材をそれぞれ積層された複数の反射体で形成し、第1、第2の反射部材の各反射体の反射面の位置を平行にずらしているので、第1、第2の反射部材内に設けられた反射面のピッチ(間隔)は、第1、第2の反射部材をそれぞれ形成する各反射体の反射面のピッチより小さくすることができる。これにより、例えば、第1の反射部材により、物体表面の1点から放射される放射角度差の小さな光同士を、また物体表面の近接した点から放射される光同士をそれぞれ反射し、第1の反射部材で反射した各反射光を、第2の反射部材で再度反射して収束させることができ、高解像度の立体像を結像することができる。
そして、反射面のピッチの大きな(即ち低解像度の)反射体を用いて、反射面のピッチの小さな第1、第2の反射部材を構成するので、第1、第2の反射部材の大面積化を安価に達成することができ、多数の観察者が同時に高精細な立体像を観察することが可能な光学結像装置を安価に製造できる。
第1、第2の発明に係る光学結像装置において、反射体の反射面が一定のピッチで配置され、反射体の厚みが反射面のピッチの0.1〜10倍の範囲にある場合、反射体に入射した光の中で、反射面で1回だけ反射して反射体を通過する光の割合を増加させることができ、鮮明な(精細な)立体像を形成することができる。ここで、反射体の厚みが反射面のピッチの10倍を超えると、反射面で1回反射した反射光が隣りの反射面で反射されて、1回目の反射が生じた反射面に入射して再び反射されることが繰り返され、鮮明な立体像が得られない。一方、反射体の厚みが反射面のピッチの0.1倍未満の場合、反射体の反射面で反射される光が少なくなって鮮明な立体像が得られない。
第1、第2の発明に係る光学結像装置において、第1、第2の反射部材がそれぞれ2層構造となって、隣り合う反射体の反射面の位置がピッチの1/2ずれている場合、反射体の反射面のピッチの半分のピッチで反射面が並んだ第1、第2の反射部材を容易に形成することができ、高解像度の立体像を容易に得ることができる。
第1、第2の発明に係る光学結像装置において、第1、第2の反射部材がそれぞれ3以上10以下のS層構造となって、隣り合う反射体の反射面の位置がピッチの1/Sずれている場合、反射体の反射面のピッチの1/Sのピッチで反射面が並んだ第1、第2の反射部材を容易に形成することができ、より高解像度の立体像を容易に得ることができる。
第3の発明に係る光学結像装置においては、立体像を結像する光が、第1層〜第S層のいずれか1の反射体の反射面で1回反射して第1、第2の反射部材を通過する光と、第1層〜第S層の各反射体の反射面で順次反射しながら第1、第2の反射部材を通過する光から構成されるので、結像に関与する光が多くなって、明るい立体像が得られる。ここで、「S」は2以上の任意の整数を示す。
なお、第1、第2の発明に係る光学結像装置においては、各反射部材の中で1回又は複数回反射することもあり得、複数回の場合はより明るい立体像が得られる。
本発明の第1の実施例に係る光学結像装置の斜視図である。 同光学結像装置による光の反射を説明する斜視図である。 同光学結像装置による光の反射を説明する側断面図である。 同光学結像装置による光の反射を説明する平面図である。 本発明の第2の実施例に係る光学結像装置の斜視図である。 同光学結像装置による光の反射を説明する側断面図である。 同光学結像装置による光の反射を説明する平面図である。 本発明の第3の実施例に係る光学結像装置の平面図である。 同光学結像装置の光反射手段の作製方法の説明図である。 同光学結像装置の光反射手段の作製方法の説明図である。 (A)〜(C)は光反射手段の別の作製方法の説明図である。 本発明の第4の実施例に係る光学結像装置の説明図である。 (A)、(B)は図12の領域Zにおける光の反射状況を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の第1の実施例に係る光学結像装置10は、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面11を備える透明物質からなる第1の反射部材12と、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面13を備える透明物質からなる第2の反射部材14を、第1、第2の反射部材12、14の反射面11、13が平面視して交差、例えば直交した状態で、第1、第2の反射部材12、14を当接して配置して構成されている。
ここで、第1の反射部材12は積層された複数、例えば2つの反射体15、16からなる2層構造となって、反射体15、16には反射面11が一定のピッチで配置され、各反射体15、16の反射面11の位置は、反射面11のピッチの1/2だけ平行にずれている。また、第2の反射部材14は積層された複数、例えば2つの反射体17、18からなる2層構造となって、反射体17、18には反射面13が一定のピッチ(例えば、反射面11のピッチと同一)で配置され、各反射体17、18の反射面13の位置は、反射面13のピッチの1/2だけ平行にずれている。以下、詳細に説明する。
第1の反射部材12の反射体15、16及び第2の反射部材14の反射体17、18をそれぞれ形成する透明物質は、例えば、ガラス又は透明合成樹脂である。ここで、ガラスは石英ガラスが好ましく、透明合成樹脂はアクリル樹脂が好ましい。なお、石英ガラスは、剛性が高く、熱膨張係数が小さいため、石英ガラスを用いて反射体15〜18を構成すると、反射体15〜18にそれぞれ形成した反射面11、13のずれや間隔変化を防止することができる。
また、反射面11、13は、金属反射面(例えば、金属めっき層又は金属蒸着層)であって、金属は、例えば、アルミニウム又は銀である。そして、アルミニウムで金属反射面を形成すると、反射率の高い反射面を安価に形成することができる。
第1、第2の反射部材12、14は、表裏両面に金属反射面がそれぞれ形成された一定厚みの透明物質からなる透明板を、金属反射面同士が向かい合って配置されるように多数枚積層して積層体を作製し、次にこの積層体から各金属反射面に対して垂直な切り出し面が形成されるように切り出すことにより反射体15〜18を作製して、得られた反射体15〜18の反射面11、13がそれぞれ平行になるように、段違いに当接配置する(例えば、反射体15、17の上方に反射体16、18を配置する)と共に、反射体15、17の反射面11、13の位置に対して、反射体16、18の反射面11、13の位置を反射面11、13のピッチの1/2だけずらして、図示しない第1の拘束部材を用いて反射体15、16、反射体17、18をそれぞれ固定することにより作製する。ここで、透明板の厚みが反射面11、13のピッチに相当し、積層体から切り出す際の厚みで反射体15〜18の厚み(幅)が決定される。
そして、光学結像装置10は、第1の反射部材12と第2の反射部材14を段違いに、しかも、第1の反射部材12の反射面11と第2の反射部材14の反射面13が平面視して直交した状態で当接配置させて、図示しない第2の拘束部材を用いて第1、第2の反射部材12、14同士を固定することにより作製する。なお、反射体15及び反射体16、反射体17及び反射体18をそれぞれ固定して第1、第2の反射部材12、14を形成する第1の拘束部材と、第1、第2の反射部材12、14同士を固定する第2の拘束部材の各作用を備えた反射体固定部材を構成して、反射体15〜18を一体的に固定するようにしてもよい。
ここで、反射体15〜18を切り出す際の厚みは、第1、第2の反射部材12、14の強度や第1、第2の反射部材12、14の縦寸法及び横寸法に応じて調整する必要があるが、例えば、0.5〜10mmである。また、反射体15〜18の幅(厚み)は、反射面11、13のピッチに対して0.1〜10倍の範囲(好ましくは0.9〜1.1倍の範囲、より好ましくは1倍)である。
続いて、本発明の第1の実施例に係る光学結像装置10の作用について説明する。
図2〜図4に示すように、光学結像装置10の第1の反射部材12の一側(反射体15の反射体16との非当接側)に、第1の反射部材12と隙間を設けて配置した物体Mの異なる2点M1、M2から放射された光が第1の反射部材12(反射体15)の一側の面上の入光部19から入射すると、入射した光は反射体15内に進入し、反射面11のa1点で反射され、その反射光は反射体15の他側の面上かつ反射体15と当接する反射体16の一側の面上の出入光部20を介して反射体16内に進入する。次いで、反射体16内に進入した反射光は反射体16内を通過し、反射体16の他側の面上かつ反射体16と当接する反射体17の一側の面上の出入光部21を介して反射体17内に進入する。そして、反射体17内に進入した反射光は、反射面13のb1点で再び反射し、その再反射光は反射体17の他側の面上かつ反射体17と当接する反射体18の一側の面上の出入光部22を介して反射体18内に進入し、反射体18の他側の面上の出光部23から第2の反射部材14(反射体18)の外部に放出される。
また、物体Mの異なる2点M1、M2から放射された別の光が第1の反射部材12(反射体15)の一側の面上の入光部24から入射すると、入射した光は反射体15内に進入し、反射体15の他側の面上かつ反射体15と当接する反射体16の一側の面上の出入光部25を介して反射体16内に進入する。次いで、反射体16内に進入した光は反射面11のa2点で反射され、その反射光は反射体16の他側の面上かつ反射体17と当接する反射体17の一側の面上の出入光部26を介して反射体17内に進入し、反射体17内を通過し、反射体17の他側の面上かつ反射体18と当接する反射体18の一側の面上の出入光部27を介して反射体18内に進入する。そして、反射体18内に進入した反射光は、反射面13のb2点で再び反射し、その再反射光は反射体18の他側の面上の出光部28から第2の反射部材14(光学結像装置10)の外部に放出される。
反射面11と反射面13は、平面視して直交させて配置されているため、反射体18の出光部23、28から第2の反射部材14の外部に放出される再反射光の中で、第1の反射部材12に入射した入射光が反射面11のa1点、a2点で1回目の反射をして、その反射光が第2の反射部材14の反射面13のb1点、b2点で2回目の反射を起こすと、2回目の反射光である再反射光と物体Mから反射面11に入射した入射光は、平面視して平行になる(図4参照)。このため、物体Mの異なる点M1、M2から放射されて、光学結像装置10に入射した光の中で、反射面11、13で連続してそれぞれ1回ずつ反射して光学結像装置10の外部に放出された再反射光は、光学結像装置10を挟んで物体Mと対称の位置に収束し(点M1´、M2´)、光学結像装置10を挟んで物体Mと対称の位置に物体像M´が生成する。
ここで、第1の反射部材12の反射体15の反射面11で反射した反射光は、第2の反射部材14の反射体17の反射面13で、第1の反射部材12の反射体16の反射面11で反射した反射光は、第2の反射部材14の反射体18の反射面13でそれぞれ再び反射する場合について説明したが、第1の反射部材12の反射体15、16のいずれか一方の反射面11で1回反射し、続いて第2の反射部材12のいずれか一方の反射体17、18の反射面13で2回目の反射をした反射光であれば、光学結像装置10を挟んで物体Mと対称の位置に収束することができ、物体像M´を結像する。
また、反射体15〜18の幅は、反射面11、13のピッチに対して10倍以下であるので、反射面11、13で初めに反射した反射光が、隣りの反射面11、13(初めに反射した反射面11、13に対向する反射面)で反射されて、初めに反射した反射面11、13に入射して再び反射されることが繰り返されることを防止できる。また、反射体15〜18の幅を、反射面11、13のピッチの0.1倍以上とすることで、反射体15〜18の反射面11、13の面積を広くして反射される光の量を多くすることができる。これにより、鮮明な像を形成することができる。
更に、第1の反射部材12の各反射体15、16の反射面11の位置は、反射面11のピッチの1/2ずれているので、物体Mの同一点から放射されて光学結像装置10に入射する放射角度の差の小さな入射光では、一方の入射光は第1の反射部材12の反射体15の反射面11で反射し、他方の入射光は第1の反射部材12の反射体16の反射面11で反射することができる。また、第2の反射部材14の各反射体17、18の反射面13の位置も、反射面13のピッチの1/2ずれている。このため、反射体15の反射面11で反射した反射光と反射体16の反射面11で反射した反射光は反射角度差が小さくても、一方の反射光は第2の反射部材14の反射体17の反射面13で反射し、他方の反射光は第2の反射部材14の反射体18の反射面13で反射することができる。その結果、物体Mの同一点から光学結像装置10に入射する放射角度の差の小さな入射光を用いて物体像M´を生成することができ、高精細な像を形成することができる。
なお、物体Mの1点から放射されて光学結像装置10に入射し、第1の反射部材12の反射体15、16の反射面11で1回反射し、第2の反射部材14を通過して第2の反射部材14、即ち光学結像装置10の外部に放出される反射光、又は第1の反射部材12の反射体15、16を通過し、第2の反射部材14の反射面13で1回反射し、光学結像装置10の外部に放出される反射光は、光学結像装置10に入射する入射光とは、平面視して平行ではない。このため、第2の反射部材14の外部に放出される反射光同士は交わることがなく、像は形成されない。
図5に示すように、本発明の第2の実施例に係る光学結像装置29は、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面30を備える透明物質からなる第1の反射部材31と、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面32を備える透明物質からなる第2の反射部材33を、第1、第2の反射部材31、33の反射面30、32が平面視して交差、例えば直交した状態で、第1、第2の反射部材31、33を当接して配置して構成されている。
ここで、第1の反射部材31は積層された複数、例えば3つの反射体34、35、36からなる3層構造となって、反射体34、35、36には反射面30が一定のピッチで配置され、各反射体34、35、36の反射面30の位置は、反射面30のピッチの1/3だけ平行にずれている。また、第2の反射部材33は積層された複数、例えば3つの反射体37、38、39からなる3層構造となって、反射体37、38、39には反射面32が一定のピッチ(例えば、反射面30のピッチと同一)で配置され、各反射体37、38、39の反射面32の位置は、反射面32のピッチの1/3だけ平行にずれている。以下、詳細に説明する。
第1の反射部材31の反射体34〜36及び第2の反射部材33の反射体37〜39をそれぞれ形成する透明物質は、第1の実施例の光学結像装置10の反射体15〜18の形成に用いたものと同一の透明物質を使用することができる。また、反射面30、32は金属反射面とすることができ、光学結像装置10の反射面11、13と同様の材質及び方法を用いて形成することができる。そして、反射体34〜39にそれぞれ形成した反射面30、32のずれや間隔変化を防止するには、透明物質として石英ガラスを用いることが好ましく、反射率の高い反射面30、32を安価に形成するには、アルミニウムで金属反射面を形成することが好ましい。
第1、第2の反射部材31、33は、光学結像装置10の反射体15〜18と同様の作製方法で作製した反射体34〜39を用いて形成することができ、第1の反射部材31は、反射体34〜36を、反射体34〜36の反射面30が平行になるように段違いに当接配置する(例えば、反射体34の上方に反射体35、反射体35の上方に反射体36を配置する)と共に、反射体34〜36の反射面30の位置に対して、上下に隣り合う反射体34〜36の反射面30の位置を反射面30のピッチの1/3だけずらして、図示しない第1の拘束部材を用いて反射体34〜36を固定することにより作製する。また、第2の反射部材33は、反射体37〜39を、反射体37〜39の反射面32が平行になるように段違いに当接配置する(例えば、反射体37の上方に反射体38、反射体38の上方に反射体39を配置する)と共に、反射体37〜39の反射面32の位置に対して、上下に隣り合う反射体37〜39の反射面32の位置を反射面32のピッチの1/3だけずらして、図示しない第1の拘束部材を用いて反射体37〜39を固定することにより作製する。
そして、光学結像装置29は、第1の反射部材31と第2の反射部材33を段違いに、しかも、第1の反射部材31の反射面30と第2の反射部材33の反射面32が平面視して直交した状態で当接配置させて、図示しない第2の拘束部材を用いて第1、第2の反射部材31、33同士を固定することにより作製する。なお、反射体34〜36及び反射体37〜39をそれぞれ固定して第1、第2の反射部材31、33を形成する第1の拘束部材と、第1、第2の反射部材31、33同士を固定する第2の拘束部材の各作用を備えた反射体固定部材を構成して、反射体34〜39を一体的に固定するようにしてもよい。
ここで、反射体34〜39を切り出す際の厚みは、第1、第2の反射部材31、33の強度や第1、第2の反射部材31、33の縦寸法及び横寸法に応じて調整する必要があるが、例えば、0.5〜10mmである。また、反射体34〜39の幅(厚み)は、反射面30、32のピッチに対して0.1〜10倍の範囲(好ましくは1〜5倍の範囲、より好ましくは2〜3倍)である。
続いて、本発明の第2の実施例に係る光学結像装置29の作用について説明する。
図6、図7に示すように、光学結像装置29の第1の反射部材31の一側(反射体34の反射体35との非当接側)に、第1の反射部材31と隙間を設けて配置した物体Kの異なる2点K1、K2から放射された光が第1の反射部材31(反射体34)の一側から入射すると、入射した光は反射体34内に進入し、反射面30のc1点で反射され、その反射光は反射体34の他側の面から反射体34と当接する反射体35の一側の面を介して反射体35内に進入する。次いで、反射体35内に進入した反射光は反射体35内を通過し、反射体35の他側から反射体35と当接する反射体36の一側の面を介して反射体36内に進入し、反射体36内を通過して反射体36の他側の面から反射体36と当接する第2の反射部材33の反射体37の一側の面を介して反射体37内に進入する。そして、反射体37内に進入した反射光は、反射面32のd1点で再び反射し、その再反射光は反射体37の他側の面から反射体37と当接する反射体38の一側の面から反射体38内に進入し、反射体38内を通過して反射体38の他側から反射体38と当接する反射体39の一側の面から反射体39内に進入し、反射体39内を通過して反射体39の他側の面から反射体39(第2の反射部材33)の外部、即ち光学結像装置29の外部に放出される。
また、物体Kの2点K1、K2から放射された別の光は、第1の反射部材31の反射体34の一側から入射し反射体34内に進入し、反射体34の他側の面から反射体34と当接する反射体35の一側の面を介して反射体35内に進入して、反射面30のc2点で反射され、その反射光は反射体35の他側の面から反射体35と当接する反射体36の一側の面を介して反射体36内に進入する。次いで、反射体36内に進入した反射光は反射体36内を通過し、反射体36と当接する第2の反射部材33の反射体37の一側の面を介して反射体37内に進入する。そして、反射体37内に進入した反射光は、反射体37の他側の面から反射体37に当接する反射体38の一側の面を介して反射体38内に進入して、反射面32のd2点で再度反射され、その再反射光は反射体38の他側から反射体38と当接する反射体39の一側の面を介して反射体39内に進入し、反射体39内を通過して反射体39の他側の面から反射体39(光学結像装置29)の外部に放出される。
更に、物体Kの2点K1、K2から放射された他の光は、第1の反射部材31の反射体34の一側から反射体34内に進入し、反射体34内に進入した光は、反射体34内を通過し反射体34の他側の面から反射体34に当接する反射体35の一側の面を介して反射体35内に進入し、反射体35内に進入した光は、反射体35内を通過し、反射体35の他側の面から反射体35に当接する反射体36の一側の面を介して反射体36内に進入する。次いで、反射体36内に進入した光は反射面30のc3点で反射され、その反射光は反射体36の他側の面から反射体36と当接する第2の反射部材33の反射体37の一側の面を介して反射体37内に進入する。そして、反射体37内を通過した反射光は反射体37の他側の面から反射体37と当接する反射体38の一側の面を介して反射体38内に進入し、反射体38内を通過して反射体38の他側の面から反射体38と当接する反射体39の一側の面を介して反射体39内に進入し、反射面32のd3点で再度反射され、再反射光は反射体39内を通過して反射体39の他側の面から反射体39(第2の反射部材33)の外部、即ち光学結像装置29の外部に放出される。
図7に示すように、反射面30と反射面32は、平面視して直交させて配置されているため、第2の反射部材33の外部に放出される再反射光の中で、第1の反射部材31に入射した入射光が反射面30のc1点、c2点、c3点で1回目の反射をして、その反射光が第2の反射部材33の反射面32のd1点、d2点、d3点で2回目の反射を起こすと、2回目の各反射光(各再反射光)と物体Kから反射面30のc1点、c2点、c3点にそれぞれ入射した入射光は、平面視して平行になる(図7参照)。このため、物体Kの異なる2点K1、K2から放射されて、光学結像装置29に入射した光の中で、反射面30、32で連続してそれぞれ1回ずつ反射して光学結像装置29の外部に放出された再反射光は、光学結像装置29を挟んで物体Kと対称の位置に収束し、光学結像装置29を挟んで物体Kと対称の位置に物体像K´が生成する。
ここで、第1の反射部材31の反射体34の反射面30で反射した反射光が第2の反射部材33の反射体37の反射面32で、第1の反射部材31の反射体35の反射面30で反射した反射光が第2の反射部材33の反射体38の反射面32で、第1の反射部材31の反射体36の反射面30で反射した反射光が第2の反射部材33の反射体39の反射面32でそれぞれ再び反射する場合について説明したが、第1の反射部材31の反射体34〜36のいずれか1の反射面30で1回反射し、続いて第2の反射部材33のいずれか1の反射面32で2回目の反射をした反射光であれば、光学結像装置29を挟んで物体Kと対称の位置に収束することができ、物体像K´を結像する。
ここで、反射体34〜39の幅は、反射面30、32のピッチに対して10倍以下にするので、反射面30、32で初めに反射した反射光が、隣りの反射面30、32(初めに反射した反射面30、32に対向する反射面)で反射されて、初めに反射した反射面30、32に入射して再び反射されることが繰り返されることを防止できる。また、反射体34〜39の幅を、反射面30、32のピッチの0.1倍以上とすることで、反射体34〜39の反射面30、32の面積を広くして反射される光の量を多くすることができる。これにより、明るい像を形成することができる。
更に、第1の反射部材31の各反射体34〜36の反射面30の位置は、反射面30のピッチの1/3ずれているので、物体Kの同一点から放射されて光学結像装置29に入射する放射角度の差の小さな入射光は、第1の反射部材31の反射体34〜36の反射面30のいずれか1で反射することができる。また、第2の反射部材33の反射体37〜39の反射面32の位置も、反射面32のピッチの1/3ずれている。このため、反射体34〜36でそれぞれ反射した反射光の反射角度差が小さくても、反射光は第2の反射部材33の反射体37〜39の反射面32のいずれか1で反射することができる。その結果、物体Kの同一点から光学結像装置29に入射する放射角度差の小さな入射光を用いて物体像K´を生成することができ、高精細な像を形成することができる。
なお、物体Kの1点から放射されて光学結像装置29に入射し、第1の反射部材31の反射体34〜36のいずれか1の反射面30で1回反射し、第2の反射部材33を通過して光学結像装置29の外部に放出される反射光、又は第1の反射部材31の反射体34〜36を通過し、第2の反射部材33の反射体37〜39のいずれか1の反射面32で1回反射し、光学結像装置29の外部に放出される反射光は、光学結像装置29に入射する入射光とは、平面視して平行ではない。このため、光学結像装置29の外部に放出される反射光同士は交わることがなく、像は形成されない。
図8、図9に示すように、本発明の第3の実施例に係る光学結像装置40は、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面41を備える透明物質からなる第1の反射部材42と、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面43を備える透明物質からなる第2の反射部材44を、第1、第2の反射部材42、44の反射面41、43が平面視して交差、例えば直交した状態で、第1、第2の反射部材42、44を当接して配置して形成した光反射手段45を複数(N個)備え、平面視した光反射手段45の中心線Pは1点で交わっている。なお、図8では、反射面41、43を明示するため、第1、第2の反射部材42、44及び反射面41、43をそれぞれ重ねて示している。
図9に示すように、第1の反射部材42は、積層された複数、例えば2つの反射体46、47からなる2層構造となって、反射体46、47には反射面41が一定のピッチで配置され、各反射体46、47の反射面41の位置は、反射面41のピッチの1/2だけ平行にずれている。また、第2の反射部材44は積層された複数、例えば2つの反射体48、49からなる2層構造となって、反射体48、49には反射面43が一定のピッチ(例えば、反射面41のピッチと同一)で配置され、各反射体48、49の反射面43の位置は、反射面43のピッチの1/2だけ平行にずれている。そして、第1の反射部材42の反射体46、47の反射面41と第2の反射部材44の反射体48、49の反射面43が平面視して交差する交差角度を二等分する二等分線の少なくとも一つは中心線Pに一致する。
ここで、光反射手段45は、例えば、形状が同一サイズの台形であって、光反射手段45の中心線Pが1点で交わるように並べた場合、光学結像装置40は平面視して正N角形となる。そして、各光反射手段45の中心線Pが交わる一点を中心とする領域には、反射面41、43が配置されない正N角形の孔が形成されるので、この孔内に平板状の遮光部50を嵌入し、物体(図示せず)は遮光部50の一方側(図8では遮光部50の下方)に配置する。遮光部50を設けることで、物体からの光の中で、反射面41、43で反射せずに光学結像装置40を通過する光(無反射の通過光)を遮断することができる。また、物体からの光の中で、光学結像装置40に小さな入射角度で入射して反射面41、43で1回だけ反射して光学結像装置40を通過する光も効率的に遮断することができる。これによって、反射面41、43で1回反射による物体の鏡像(虚像)が、実像に対してゴースト又はノイズとして出現するのを抑制することができる。
なお、Nは、例えば、4〜100の範囲の整数である。そして、Nが大きいほど、光反射手段45に含まれる反射面41、43に対する中心線P上にある反射面41、43の割合が向上する。中心線P上にある反射面41、43の割合が向上することによって、反射面41、43でそれぞれ1回ずつ反射して光学結像装置40を通過する光の割合を相対的に増加させる(反射面41、43で1回だけ反射して光学結像装置40を通過する光の割合を相対的に減少させる)ことができ、実像を明るくすることができると共に、物体の鏡像の出現を抑制することができる。
また、本発明の第3の実施例に係る光学結像装置40の作用(光学結像装置40の一側に入射する光を、反射面41と反射面43でそれぞれ1回ずつ反射して、反射光として光学結像装置40の他側から光学結像装置40の外部に放出する作用)は、第1の実施例に係る光学結像装置10の作用と同一なので、説明は省略する。
台形状の光反射手段45は、例えば、以下のようにして作製することができる。
先ず、第1の実施例の光学結像装置10の第1、第2の反射部材12、14の作製と同様の方法で第1、第2の反射部材42、44を形成するための原反射部材51、52(原反射部材51は2つの反射体46、47からなる2層構造であり、原反射部材52は2つの反射体48、49からなる2層構造である)をそれぞれ作製し、図10に示すように、原反射部材51、52を段違いに、しかも、原反射部材51の反射面41と原反射部材52の反射面43が平面視して直交した状態で当接配置させて、図示しない拘束部材を用いて原反射部材51、52同士を固定して原光反射手段53を形成する。
次いで、図10に示すように、原光反射手段53を水平に配置し、平面視した原光反射手段53内の原反射部材51の反射面41と原反射部材52の反射面43との交差角度(90度)を二等分する各二等分線の方向が、左右方向に対して直交するように原光反射手段53をその中心周りで回転する。そして、台形の上底及び下底が左右方向に平行となって、台形の中心線が二等分線の中の1つと一致するように光反射手段45を原光反射手段53から切り出す。ここで、平面視した物体の外接円の半径R、平面視して正N角形の光学結像装置40の中心と各頂点との距離をRとすると、上底の長さLは2R・sin(180°/N)、下底の長さLは2R・sin(180°/N)である。そして、切り出した台形状の光反射手段45を、各光反射手段45の中心線Pが一点で交わるように連接させて並べ、中央部に正N角形の孔が形成された正N角形を作製し、正N角形の孔に不透明性部材で形成された正N角形の遮光部50を装入することにより、光学結像装置40が作製される。
また、台形状の光反射手段45は、例えば、以下のようにしても作製することができる。
先ず、原光反射手段53を水平に配置し、平面視した原光反射手段53内の原反射部材51の反射面41と原反射部材52の反射面43との交差角度(90度)を二等分する各二等分線の方向が、左右方向に対して直交するように原光反射手段53をその中心の周りで回転する。そして、図11(A)に示すように、原光反射手段53から、例えば、一方の辺が反射面41、43との交差角度を二等分する二等分線に平行で、一方の辺に直交する他方の辺が二等分線に直交する矩形状の基部材54を切り出す。次いで、図11(B)に示すように、基部材54から高さが基部材54の一方の辺の長さに等しく、各頂点が対向する他方の辺上にそれぞれ存在し、中心線が反射面41、43との交差角度を二等分する二等分線の1つと一致するように二等辺三角形状の基部材片55を切り出し、図11(C)に示すように、二等辺三角形状の基部材片55を台形状に組合わせて光反射手段45を形成する。ここで、光反射手段45を形成した際に、中央部に配置される二等辺三角形状の各基部材片55の中心線は連続して直線状になって、台形状の光反射手段45の中心線と一致するようにする。また、各基部材片55の全側面は遮光処理して、隣り合う各基部材片55間において、基部材片55の側面を介して光が入射するのを防止する。
ここで、二等辺三角形状の基部材片55の底辺に対向する頂点の角度θを小さくする程、光反射手段45の組合せで形成される正N角形の光学結像装置40においてNを大きくでき、光学結像装置40に含まれる反射面41、43に対する中心線P上にある反射面41、43の割合を向上することができる。これによって、反射面41、43でそれぞれ1回だけ反射して光学結像装置40を通過する光の割合を相対的に増加させることができ、実像を明るくできると共に、物体の鏡像の出現を抑制することができる。
本発明の第3の実施例に係る光学結像装置40において、光反射手段45を構成する原反射部材51、52を、原反射部材51は2つの反射体46、47からなる2層構造とし、原反射部材52は2つの反射体48、49からなる2層構造としたが、原反射部材を3つの反射体からなる3層構造とすることもできる。ここで、原反射部材を3層構造とする場合、各反射体の反射面を一定のピッチで配置し、各反射体の反射面の位置は、上下に隣り合う反射体の反射面の位置がピッチの1/3ずれるように配置する。
なお、3層構造からなる原反射部材を用いて作製した光反射手段を使用した光学結像装置の作用(光学結像装置の一側に入射した光を、第1の反射部材を構成する3層配置された反射体のいずれか1の反射体の反射面で1回だけ反射させて第1の反射部材を通過させ、第2の反射部材を構成する3層配置された反射体のいずれか1の反射体の反射面で更に1回だけ反射させて第2の反射部材を通過させて、反射光として光学結像装置の他側の外部に放出する作用)は、第2の実施例に係る光学結像装置29の作用と同一なので、説明は省略する。
図12に示すように、本発明の第4の実施例に係る光学結像装置56は、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面57(図13(A)、(B)参照)を備える透明物質からなる第1の反射部材58と、縦に並べて平行配置された多数の帯状の反射面59(図13(A)、(B)参照)を備える透明物質からなる第2の反射部材60を、第1、第2の反射部材58、60の反射面57、59が平面視して交差、例えば、直交した状態で、第1、第2の反射部材58、60を当接して配置して構成されている。
光学結像装置56の一部拡大した状態を、図13(A)、(B)に示す。なお、図13(B)は、図13(A)を紙面内の中心軸(図示せず)の回りに90度回転させた状態を示している。
第1の反射部材58は、複数、例えば5つの反射体61、62、63、64、65を有する5層構造(多層構造の一例)となって、反射体61〜65の中で奇数層の反射体61、63、65の反射面57は、縦方向の位置を一致させて均等配置、即ち一定のピッチで配置されており、偶数層の反射体62、64の反射面57は、縦方向の位置を一致させて均等配置、即ち、奇数層の反射体61、63、65の反射面57のピッチと同一のピッチで配置されている。そして、平面視して奇数層の反射体61、63、65の隣り合う反射面57の中央位置に、偶数層の反射体62、64の反射面57が配置されている。したがって、各反射体61〜65の反射面57の位置は(第1の反射部材58の反射面57の位置は)、反射面57のピッチの1/2だけ平行にずれている。
また、第2の反射部材60は、複数、例えば5つの反射体66、67、68、69、70を有する5層構造(多層構造の一例)となって、反射体66〜70の中で奇数層の反射体66、68、70の反射面59は、縦方向の位置を一致させて均等配置、即ち一定のピッチで配置されており、偶数層の反射体67、69の反射面59は、縦方向の位置を一致させて均等配置、即ち、奇数層の反射体66、68、70の反射面59のピッチと同一のピッチで配置されている。そして、平面視して奇数層の反射体66、68、70の隣り合う反射面59の中央位置に、偶数層の反射体67、69の反射面59が配置されている。したがって、各反射体66〜70の反射面59の位置は(第2の反射部材60の反射面59は)、反射面59のピッチの1/2だけ平行にずれている。
第1の反射部材58の反射体61〜65及び第2の反射部材60の反射体66〜70をそれぞれ形成する透明物質は、第1の実施例の光学結像装置10の反射体15〜18の形成に用いたものと同一の透明物質を使用することができる。また、反射面57、59は金属反射面とすることができ、光学結像装置10の反射面11、13と同様の材質及び方法を用いて形成することができる。そして、反射体66〜70にそれぞれ形成した反射面57、59のずれや間隔変化を防止するには、透明物質として石英ガラスを用いることが好ましく、反射率の高い反射面57、59を安価に形成するには、アルミニウムで金属反射面を形成することが好ましい。
第1、第2の反射部材58、60は、光学結像装置10の反射体15〜18と同様の作製方法で作製した反射体61〜70を用いて形成することができ、第1の反射部材58は、反射体61〜65を、反射体61〜65の反射面57が平行になるように段違いに当接配置する(例えば、反射体61の上方に反射体62、反射体62の上方に反射体63、反射体63の上方に反射体64、反射体64の上方に反射体65を配置する)と共に、平面視して奇数層の反射体61、63、65の隣り合う反射面57の中央位置に、偶数層の反射体62、64の反射面57が配置されるように、図示しない第1の拘束部材を用いて反射体61〜65を固定することにより作製する。
また、第2の反射部材60は、反射体66〜70を、反射体66〜70の反射面59が平行になるように段違いに当接配置する(例えば、反射体66の上方に反射体67、反射体67の上方に反射体68、反射体68の上方に反射体69、反射体69の上方に反射体70を配置する)と共に、平面視して奇数層の反射体66、68、70の隣り合う反射面59の中央位置に、偶数層の反射体67、69の反射面59が配置されるように、図示しない第1の拘束部材を用いて反射体66〜70を固定することにより作製する。
そして、光学結像装置56は、第1の反射部材58と第2の反射部材60を段違いに、しかも、第1の反射部材58の反射面57と第2の反射部材60の反射面59が平面視して直交した状態で当接配置させて、図示しない第2の拘束部材を用いて第1、第2の反射部材58、60同士を固定することにより作製する。なお、反射体61〜65及び反射体66〜70をそれぞれ固定して第1、第2の反射部材58、60を形成する第1の拘束部材と、第1、第2の反射部材58、60同士を固定する第2の拘束部材の各作用を備えた反射体固定部材を構成して、反射体61〜70を一体的に固定するようにしてもよい。
ここで、反射体61〜70を切り出す際の厚みは、第1、第2の反射部材58、60の強度や第1、第2の反射部材58、60の縦寸法及び横寸法に応じて調整する必要があるが、例えば、0.5〜10mmである。また、反射体61〜70の幅(厚み)は、反射面57、59のピッチに対して0.1〜10倍の範囲(好ましくは1〜5倍の範囲、より好ましくは2〜3倍)である。
続いて、本発明の第4の実施例に係る光学結像装置56の作用について説明する。
図12に示すように、光学結像装置56の第1の反射部材58の一側(反射体61の反射体62との非当接側)に、第1の反射部材58と距離を有して物体Tを配置した際に、光学結像装置56を中心として物体Tと面対称の位置に物体像(立体像)T´を結像する光は、図13(A)、(B)に示すように、光学結像装置56の第1の反射部材58の反射体61〜65のいずれか1の反射体の反射面57で1回反射して第1の反射部材58を通過し、第2の反射部材60の反射体66〜70のいずれか1の反射体の反射面59で1回反射して第2の反射部材60を通過する光路W1を採る光と、第1の反射部材58の第1〜第5層の各反射体61〜65の反射面57で順次反射しながら第1の反射部材58を通過し、第2の反射部材60の第1〜第5層の各反射体66〜70の反射面59で順次反射しながら第2の反射部材60を通過する光路W2を採る光から構成される。
ここで、物体Tと第1の反射部材58との距離は、例えば、第1の反射部材58の厚みの50倍以上に設定することが好ましい。なお、図12では、物体Tから放出された光が光学結像装置56を介して結像する状況を定性的に示すため、物体Tと第1の反射部材58との距離を小さくして示すと共に、光学結像装置56内の光の反射状況は省略している。
図12の領域Zにおける光の入射及び反射の一例として、図13(A)、(B)に、第1の反射部材58(反射体61)の一側から入射し、第1〜第3層の反射体61〜63を順次通過して第4層の反射体64の一側の面を介して反射体64内に進入し反射面57で反射し、第5層の反射体65の一側の面を介して反射体65内に進入し反射体65の他側の面(第1の反射部材58の他側)から放出され、反射体65と当接する第2の反射部材60の反射体66の一側の面を介して反射体66内に進入し、第1〜第3層の反射体66〜68を順次通過して第4層の反射体69の一側の面を介して反射体69内に進入し反射面59で反射し、第5層の反射体70の一側の面を介して反射体70内に進入し反射体70の他側の面(第2の反射部材60の他側)から外部、即ち光学結像装置56の外部に放出される光路W1を示す。
また、図13(A)、(B)に、第1の反射部材58の一側から入射し、第1層の反射体61を通過して第2層の反射体62の一側の面を介して反射体62内に進入し反射面57で反射し、反射体62の他側の面を介して第3層の反射体63内に進入し、第3、第4層の反射体63、64を順次通過し、第5層の反射体65の一側の面を介して反射体65内に進入し反射体65の他側の面(第1の反射部材58の他側)から放出され、反射体65と当接する第2の反射部材60の一側から入射し、第1〜第4層の反射体66〜69を順次通過して第5層の反射体70の一側の面を介して反射体70内に進入し反射面59で反射して、反射体70の他側の面(第2の反射部材60の他側)から外部、即ち光学結像装置56の外部に放出される光路W1を示す。
更に、図13(A)、(B)に、第1の反射部材58(反射体61)の一側から入射し、第1〜第5層の各反射体61〜65の反射面57で順次反射して、反射体65の他側の面(第1の反射部材58の他側)から放出され、反射体65と当接する第2の反射部材60の反射体66の一側の面を介して反射体66(第2の反射部材60)内に進入し、第2の反射部材60の第1〜第5層の各反射体66〜70の反射面59で順次反射して、反射体70の他側の面(第2の反射部材60の他側)から外部、即ち光学結像装置56の外部に放出される光路W2を示す。
ここで、反射体61〜70の幅は、反射面57、59のピッチに対して10倍以下にするので、反射面57、59で初めに反射した反射光が、隣りの反射面57、59(初めに反射した反射面57、59に対向する反射面)で反射されて、初めに反射した反射面57、59に入射して再び反射されることが繰り返されることを防止できる。また、反射体61〜70の幅を、反射面57、59のピッチの0.1倍以上とすることで、反射体61〜70の反射面57、59の面積を広くして反射される光の量を多くすることができる。更に、物体Tの物体像T´を結像する光は、第1の反射部材58の反射体61〜65のいずれか1の反射体の反射面57で1回反射し、第2の反射部材60の反射体66〜70のいずれか1の反射体の反射面59で1回反射して光学結像装置56を通過する光路W1を採る光と、第1、第2の反射部材58、60の第1〜第5層の各反射体61〜65、66〜70の反射面57、59でそれぞれ順次反射して光学結像装置56を通過する光路W2を採る光から構成される。これにより、明るい物体像T´を形成することができる。
そして、第1の反射部材58の各反射体61〜65の反射面57の位置は、反射面57のピッチの1/2だけ平行にずれているので、物体Tの同一点から放射されて光学結像装置56に入射する放射角度の差の小さな入射光は、第1の反射部材58の反射体61〜65の反射面57のいずれか1で反射することができる。また、第2の反射部材60の反射体66〜70の反射面59の位置も、反射面59のピッチの1/2ずれている。このため、第1の反射部材58の反射体61〜65でそれぞれ反射した反射光の反射角度差が小さくても、反射光は第2の反射部材60の反射体66〜70の反射面59のいずれか1で反射することができる。その結果、物体Tの同一点から光学結像装置56に入射する放射角度差の小さな入射光を用いて物体像T´を生成することができ、高精細な像を形成することができる。
以上、本発明を、実施例を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施例に記載した構成に限定されるものではなく、請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施例や変形例も含むものである。更に、本実施例とその他の実施例や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、第1〜第3の実施例に係る光学結像装置において、第1、第2の反射部材を当接して配置したが、第1、第2の反射部材を近接して(例えば、第1、第2の反射部材の幅の0.1〜2倍の距離に相当する隙間を設けて)配置してもよい。
また、第2の実施例に係る光学結像装置において、第1、第2の反射部材をそれぞれ3層構造としたが、S層(S=4〜10)とすることもできる。この場合、隣り合う反射体の反射面の位置はピッチの1/Sずらす。
10:光学結像装置、11:反射面、12:第1の反射部材、13:反射面、14:第2の反射部材、15、16、17、18:反射体、19:入光部、20、21、22:出入光部、23:出光部、24:入光部、25、26、27:出入光部、28:出光部、29:光学結像装置、30:反射面、31:第1の反射部材、32:反射面、33:第2の反射部材、34、35、36、37、38、39:反射体、40:光学結像装置、41:反射面、42:第1の反射部材、43:反射面、44:第2の反射部材、45:光反射手段、46、47、48、49:反射体、50:遮光部、51、52:原反射部材、53:原光反射手段、54:基部材、55:基部材片、56:光学結像装置、57:反射面、58:第1の反射部材、59:反射面、60:第2の反射部材、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70:反射体

Claims (6)

  1. 縦に並べて平行配置された帯状の反射面を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材を、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差した状態で、前記第1、第2の反射部材を当接又は近接して配置した光学結像装置において、
    前記第1、第2の反射部材をそれぞれ多数の前記反射面を備えて積層された複数の反射体で形成し、前記第1、第2の反射部材の前記各反射体の前記反射面の位置を平行にずらしたことを特徴とする光学結像装置。
  2. 縦に並べて平行配置された帯状の反射面を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材を、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差した状態で、前記第1、第2の反射部材を当接又は近接して配置して形成した光反射手段を複数備え、平面視した前記光反射手段は台形状となってその中心線は1点で交わり、しかも、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差する交差角度を二等分する二等分線の少なくとも一つは前記中心線に一致している光学結像装置において、
    前記第1、第2の反射部材をそれぞれ多数の前記反射面を備えて積層された複数の反射体で形成し、前記第1、第2の反射部材の前記各反射体の前記反射面の位置を平行にずらしたことを特徴とする光学結像装置。
  3. 請求項1又は2記載の光学結像装置において、前記反射体に前記反射面は一定のピッチで配置され、前記反射体の厚みは前記反射面のピッチの0.1〜10倍の範囲にあることを特徴とする光学結像装置。
  4. 請求項3記載の光学結像装置において、前記第1、第2の反射部材はそれぞれ2層構造となって、隣り合う前記反射体の前記反射面の位置はピッチの1/2ずれていることを特徴とする光学結像装置。
  5. 請求項3記載の光学結像装置において、前記第1、第2の反射部材はそれぞれ3以上10以下のS層構造となって、隣り合う前記反射体の前記反射面の位置はピッチの1/Sずれていることを特徴とする光学結像装置。
  6. 縦に並べて平行配置された帯状の反射面を備える透明物質からなる第1、第2の反射部材を、前記第1、第2の反射部材の前記反射面が平面視して交差した状態で、前記第1、第2の反射部材を当接又は近接して配置した光学結像装置において、
    前記第1、第2の反射部材は、それぞれ多数の前記反射面を備えた複数の反射体を有する多層構造となって、
    奇数層及び偶数層の前記反射体の前記反射面は、それぞれ縦方向の位置を一致させて均等配置され、しかも、平面視して前記奇数層の前記反射体の隣り合う前記反射面の中央位置に、前記偶数層の前記反射体の前記反射面が配置されていることを特徴とする光学結像装置。
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