JPWO2016199540A1 - 空中映像表示装置 - Google Patents

空中映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016199540A1
JPWO2016199540A1 JP2017523167A JP2017523167A JPWO2016199540A1 JP WO2016199540 A1 JPWO2016199540 A1 JP WO2016199540A1 JP 2017523167 A JP2017523167 A JP 2017523167A JP 2017523167 A JP2017523167 A JP 2017523167A JP WO2016199540 A1 JPWO2016199540 A1 JP WO2016199540A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
screen
optical plate
light
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017523167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6361828B2 (ja
Inventor
将也 木下
将也 木下
博久 北野
博久 北野
誠 神
誠 神
修志 池永
修志 池永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Publication of JPWO2016199540A1 publication Critical patent/JPWO2016199540A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6361828B2 publication Critical patent/JP6361828B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/28Reflectors in projection beam
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/006Systems in which light light is reflected on a plurality of parallel surfaces, e.g. louvre mirrors, total internal reflection [TIR] lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/50Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images the image being built up from image elements distributed over a 3D volume, e.g. voxels
    • G02B30/56Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images the image being built up from image elements distributed over a 3D volume, e.g. voxels by projecting aerial or floating images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/02Diffusing elements; Afocal elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/10Projectors with built-in or built-on screen
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/60Projection screens characterised by the nature of the surface

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

空中映像表示装置(1)は、平面視で互いに直交する複数の反射面を有する光学プレート(2)と、投影装置(3)と、鏡面ミラー(4)と、スクリーン(5)とを備える。鏡面ミラー(4)は、光学プレート(2)に対して映像Mの結像側とは反対側に、光学プレート(2)と間隔をあけて配置される対向ミラー(4a)を含む。投影装置(3)およびスクリーン(5)は、光学プレート(2)に対して映像(M)の結像側とは反対側に、対向ミラー(4a)と光学プレート(2)との間の光路を挟むように配置されている。投影装置(3)から出射された投影光は、対向ミラー(4a)で反射されてスクリーン(5)に入射し、スクリーン(5)で反射された後、同一の対向ミラー(4a)で反射されて光学プレート(2)に入射する。

Description

本発明は、空中に映像を表示する空中映像表示装置に関するものである。
従来から、光学プレートを用いて被観察物の実像を空中に結像させ、その実像を観察者に観察させる表示装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この表示装置では、被観察物からの光を、光学プレート(2面コーナーリフレクタアレイ)で反射させ、被観察物とは反対側の空中に導くことにより、空中に被観察物の実像を結像させるようにしている。
通常、空中に結像する映像は、光学プレートに対して被観察物と面対称となる位置に結像する。このため、観察者に見やすい映像を提供すべく、光学プレートから大きく離れた位置に映像を結像させる場合には、光学プレートに対して被観察物を大きく離すことが必要となり、光学プレートに対して被観察物側の空間が大きくなる。この点、特許文献1では、被観察物と光学プレートとの間の光路中に少なくとも1枚の反射鏡を配置し、反射鏡で光路を折り曲げることで、光学プレートに対して被観察物側の空間を小さくして、表示装置の小型化を図っている。
また、例えば特許文献2では、光制御パネルと、表示部と、鏡部材(第1の鏡部材)とを有する光学結像装置が開示されている。光制御パネルは、複数の帯状の反射部を平行に配置した第1の光制御部材と、同じく複数の帯状の反射部を平行に配置した第2の光制御部材とを、互いの反射部が交差するように重ねて配置して構成されている。表示部は、光制御パネルと同一の高さ位置に配置されており、例えば液晶ディスプレイで構成されているが、平面または立体の物体であってもよい。鏡部材は、光制御パネルと隙間を介して平行に配置されている。
表示部からの映像光は、鏡部材で反射した後、光制御パネルに入射し、光制御パネルの第1の光制御部材および第2の光制御部材で反射して、光入射側(鏡部材側)とは反対側の空中に導かれる。これにより、表示部に表示された映像の実像が空中に結像される。鏡部材によって、表示部から光制御パネルに向かう映像光の光路を折り曲げることにより、光制御パネルに対して光入射側の空間を小さくし、これによって、装置の小型化、薄型化を図っている。
特開2010−262229号公報(請求項1、9、段落〔0027〕、図1、図2等参照) 特許5667729号公報(請求項1、段落〔0013〕、〔0016〕〜〔0021〕、図1、図2等参照)
ところが、特許文献1および2のように、単に、物体(被観察物、表示部に表示された映像など)の実像を空中に結像させる構成では、映像表現の自由度が低い。例えば、平面の映像のみならず、凹凸や段差のある映像を空中に結像させることができれば、映像表現の自由度を増大させることができるが、特許文献1および2では、映像表現の自由度を増大させるための構成については一切検討されていない。
また、特許文献2のように、液晶ディスプレイに表示された映像の実像を空中に結像させる構成において、明るい、高輝度の実像(空中映像)を結像させるためには、液晶ディスプレイの光源を高出力化する必要がある。光源の高出力化は、光源の大型化を招き、液晶ディスプレイの大型化(特に厚さの増大)につながるため、装置全体の厚さが増大する可能性がある。
さらに、特許文献2では、液晶ディスプレイから出射される光のうちで空中映像の結像に寄与する光の割合(光利用効率)を高め、なおかつ、空中映像の歪みを少なくすることについては全く検討されていない。このため、明るさと少ない歪みとを同時に満足する空中映像を提供することができない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、薄型の構成で、明るく、歪みの少ない空中映像を提供できるとともに、映像表現の自由度を増大させることができる空中映像表示装置を提供することにある。
本発明の一側面に係る空中映像表示装置は、平面視で互いに直交する複数の反射面を有する光学プレートを備え、前記光学プレートに光を入射させて前記複数の反射面で反射させ、該光学プレートに対して光入射側とは反対側の空中に前記光を集めることにより、前記空中に映像を結像する空中映像表示装置であって、前記映像を表す投影光を出射する投影装置と、前記投影光が照射されるスクリーンと、入射光を反射させる鏡面ミラーとをさらに備え、前記鏡面ミラーは、前記光学プレートに対して前記映像の結像側とは反対側に、前記光学プレートと間隔をあけて配置される対向ミラーを含み、前記投影装置および前記スクリーンは、前記光学プレートに対して前記映像の結像側とは反対側に、前記対向ミラーと前記光学プレートとの間の光路を挟むように配置されており、前記投影装置から出射された前記投影光は、前記対向ミラーで反射されて前記スクリーンに入射し、前記スクリーンで反射された後、同一の前記対向ミラーで反射されて前記光学プレートに入射する。
上記の構成によれば、薄型の構成で、明るく、歪みの少ない空中映像を提供できるとともに、映像表現の自由度を増大させることができる。
本発明の実施の一形態に係る空中映像表示装置の全体の構成を模式的に示す説明図である。 上記空中映像表示装置に適用可能な拡散反射型のスクリーンの反射特性を示す説明図である。 上記空中映像表示装置に適用可能な再帰反射型のスクリーンの反射特性を示す説明図である。 上記空中映像表示装置に適用可能な鏡面反射型のスクリーンの反射特性を示す説明図である。 上記空中映像表示装置のスクリーンの表面形状の一例を示す説明図である。 上記スクリーンの表面形状の他の例を示す説明図である。 上記スクリーンの表面形状のさらに他の例を示す説明図である。 上記スクリーンの表面形状のさらに他の例を示す説明図である。 参考例としての映像の結像位置を示す説明図である。 上記空中映像表示装置の他の構成を模式的に示す説明図である。 上記空中映像表示装置の光学プレートの概略の構成を示す斜視図である。 上記光学プレートを構成する板状部材の斜視図である。 上記光学プレートを構成する他の板状部材の斜視図である。 2次元での実像の結像原理を示す説明図である。 3次元空間での光線の反射を模式的に示す説明図である。 3次元空間において、複数の光線が別々の反射面を介して1点に集光する様子を模式的に示す説明図である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本明細書において、数値範囲をa〜bと表記した場合、その数値範囲に下限aおよび上限bの値は含まれるものとする。また、本発明は、以下の内容に限定されるものではない。
(空中映像表示装置の全体構成)
図1は、本実施形態の空中映像表示装置1の全体の構成を模式的に示す説明図である。空中映像表示装置1は、空中に映像Mを実像として表示するものであり、光学プレート2と、投影装置3と、鏡面ミラー4と、スクリーン5とを備えている。
光学プレート2は、入射光を内部で反射させて、該光学プレート2に対して光入射側とは反対側の空中に集めることにより、空中に映像Mを結像する。光学プレート2としては、例えば、互いに直交する反射面(平面視でL字型)を同一面上にアレイ状に並べた1層構造のものや、複数の反射面を平行に並べた層を2層設けるとともに、各層の間で反射面が平面視で直交するように2層を積層した2層構造のものを用いることができる。なお、光学プレート2の詳細な構成については後述する。投影装置3は、映像Mを表す投影光を出射する装置(プロジェクタ)である。
鏡面ミラー4は、入射光を反射させる少なくとも1枚のミラーで構成されている。この鏡面ミラー4は、対向ミラー4aを含んでいる。対向ミラー4aは、光学プレート2に対して映像Mの結像側とは反対側に、光学プレート2と間隔をあけて向かい合って配置されている。対向ミラー4aは、光学プレート2と平行に配置されていてもよいが、本実施形態では、光学プレート2との間隔が、投影装置3側よりもスクリーン5側において大きくなるように配置されている。
スクリーン5は、投影装置3からの投影光の照射によって映像が投影されるとともに、照射された投影光を反射させる反射型のスクリーンである。図2A〜図2Cは、反射型のスクリーンのバリエーションを示すとともに、各スクリーンの反射特性を示している。反射型のスクリーンには、入射光をあらゆる方向に反射する拡散反射型、入射光を主に入射方向と逆方向に反射する再帰反射型、入射光をほぼ正反射する鏡面反射型がある。本実施形態では、スクリーン5として、上記3種類のスクリーンのいずれを用いることもできるが、中でも、投影光に対して鏡面反射する方向への指向性が高い鏡面反射型スクリーンを用いている。鏡面反射型スクリーンの半値角は、20〜40°に設定されている。なお、半値角とは、スクリーンゲイン(投射光に対する反射光の輝度の比率)がピークゲインに対して半分になる角度を表す。鏡面反射型スクリーンには、パールスクリーンやシルバースクリーン等が含まれる。
図3A〜図3Dは、スクリーン5の表面形状を模式的に示している。スクリーン5において、投影光が照射される面(以下、投影面とも称する)は、平面11であってもよいし(図3A参照)、単一の凹面または凸面からなる曲面12であってもよいし(図3B参照)、凹凸が形成された凹凸面13であってもよい(図3C、図3D参照)。また、上記の凹凸面13は、凹部14と凸部15とが連続してつながることによって形成されていてもよいし(図3C参照)、複数の面(例えば面16・17)の不連続な段差によって形成されていてもよい(図3D参照)。上記の段差は、同一面上に並べた複数の面16・17を、これらの面に垂直な方向に相対的にずらすことによって不連続に(離れて)形成されている。このとき、上記の段差は、間隙を介して対向する2面16・17を、対向方向と垂直な方向に互いにずらすことによって不連続に形成されているとも言える。なお、3つ以上の面を不連続に並べて段差を形成してもよい。また、面16・17をつなげることによって、凹凸が連続してつながった凹凸面13を形成してもよい。
つまり、凹凸面13は、凹部14と凸部15とを含み、凹部14と凸部15とが連続してつながっていてもよいと言える。また、凹凸面13は、複数の面(例えば面16・17)を含み、複数の面は、同一面上に並べた位置から、各面に垂直な方向に相対的にずれて互いに離れて位置していてもよいと言える。
上記した投影装置3およびスクリーン5は、図1に示すように、光学プレート2に対して映像Mの結像側とは反対側に、対向ミラー4aと光学プレート2との間の光路を挟むように配置されている。
上記の構成において、投影装置3から出射された投影光は、対向ミラー4aで反射されてスクリーン5に入射し、スクリーン5で反射された後、同一の対向ミラー4aで反射されて光学プレート2に入射する。光学プレート2では、入射した投影光が内部で反射され、光学プレート2に対して光入射側とは反対側の空中に集まり、映像Mが結像される。したがって、観察者は、空中に結像された映像Mを観察することができる。なお、空中に結像した映像Mは、スクリーン5に投影された映像の実像である。
図1の構成では、空中に結像した映像M(2次元映像)のサイズは、縦120mm×横190mmであった。なお、このときの装置の各パラメータは、以下の通りである。
光学プレート2の有効域(入射光を映像の結像側に反射させる領域):350mm×350mm
投影光の光束の中心光線L1(図1で一点鎖線の光線)の光路上で、光学プレート2から映像Mまでの距離:300mm
映像Mの中心から観察者の視点までの距離:500mm
投影装置:サンワサプライ社製 400−PRJ014BK
なお、図1のように装置を鉛直方向(上下方向)に立てて配置する場合において、光学プレート2の互いに直交する反射面(後述する反射膜21b・31b(図7、図8参照)が形成された面)は、映像Mを空中に結像する原理上、鉛直方向(厳密には、鉛直方向の、光学プレート2の面に沿った成分の方向)に対してどちらも45°の角度(一方の反射面が+45°の角度であれば、他方の反射面は−45°の角度)となるように配置されているものとする。例えば、図6のXY面内で、X軸およびY軸の両方に対して45°となる方向が上記鉛直方向となるように、光学プレート2が配置されているものとする。なお、映像Mの結像原理については後述する。
以上のように、本実施形態では、投影装置3によってスクリーン5に映像を投影し、その投影した映像の実像(映像M)を、光学プレート2によって空中に結像させるようにしている。このように、投影装置3とスクリーン5とを用いることにより、投影装置3を、対向ミラー4aと光学プレート2との間の光路に対してスクリーン5とは反対側に配置して、空中映像表示装置1を全体的にコンパクトに構成することができる。しかも、鏡面ミラー(対向ミラー4a)によって、入射光(投影光)の光路を折り曲げているので、空中映像表示装置1の厚み(対向ミラー4aと光学プレート2との対向方向の幅)も薄型化できる。また、スクリーン5への投影光の入射と、光学プレート2への投影光の入射とを、共通の(1枚の)対向ミラー4aを用いて行うため、低コストで薄型の構成を実現できる。
また、投影装置3を、対向ミラー4aと光学プレート2との間の光路に対して、スクリーン5とは反対側に配置する構成では、薄型化を図り得る対向ミラー4aと光学プレート2との間隔の範囲内であれば、投影装置3を大型化しても、装置全体の薄型化に支障をきたすことはない。したがって、投影装置3の大きさの許容範囲を広げることができ、装置の薄型化に支障を来たさない範囲で、投影装置3として光源が高出力で大型のものを用いることが可能となる。その結果、装置の薄型の構成で、明るい(高輝度の)映像Mを観察者に提供することが可能となる。
また、投影装置3から出射された投影光は、対向ミラー4aで反射されてスクリーン5に入射し、スクリーン5で反射された後、同一の対向ミラー4aで反射されて光学プレート2に入射する。このように、スクリーン5での反射光を、入射光の光路から分離して光学プレート2に入射させているため、スクリーン5に映像を投影する構成であっても、投影された映像の実像を光学プレート2によって空中に結像させることができる。
しかも、対向ミラー4aからスクリーン5に投影光を入射させ、スクリーン5で反射された投影光を同じ対向ミラー4aに入射させる構成とすることにより、スクリーン5に垂直に近い方向から投影光を入射させ、かつ、スクリーン5に垂直に近い方向に投影光を出射させることができる。これにより、スクリーン5に入射した投影光を効率よく反射させて、対向ミラー4aを介して光学プレート2に効率よく入射させることができ、上記投影光の、映像Mの結像に寄与する割合(光利用効率)を増大させることができる。また、スクリーン5から垂直に近い方向に投影光が出射されるため、対向ミラー4aおよび光学プレート2を介して空中に結像される映像Mとして、歪みの少ない映像を得ることができる。つまり、上記のように投影光の光路を設定することにより、明るく(高輝度で)、かつ、歪みの少ない映像Mを空中に結像させることができる。
また、投影装置3とスクリーン5とを用いて空中に映像Mを結像させる構成では、スクリーン5として、図3A〜図3Dで示したいずれかの形状のものを選択することができる。この場合、空中に結像される映像Mの結像面も、スクリーン5の形状に応じた形状となる。例えば、スクリーン5の投影面が、平面11、曲面12、凹凸面13である場合、空中に結像される映像Mの結像面も、それぞれ、平面、曲面、凹凸面(凹凸が連続した形状や不連続な段差形状を含む)となる。したがって、結像面に結像する映像Mとして、平面のみならず、曲面、凹凸、段差のある映像Mを実現することができ、映像表現の自由度を増大させることができる。
また、投影装置3およびスクリーン5を用いて空中に映像Mを結像する構成では、光学プレート2、対向ミラー4aおよびスクリーン5の相対的な位置関係や角度を調整することにより、水平面に対する映像Mの角度(アオリ角)や結像位置を自由に調整することができる。したがって、観察者が観察しやすい位置に映像Mを結像させることが容易となる。特に、映像Mのアオリ角の設定に自由度が高まり、観察者の目線に対して浮遊感があり、かつ、見やすい映像Mを提供することができる。
また、図1のA部では、光学プレート2とスクリーン5とが近接しており、これらが干渉しやすく、また、光学プレート2の端部が、対向ミラー4aからスクリーン5に入射する投影光と近接しており、これらが干渉しやすい。しかし、本実施形態のように、光学プレート2との間隔が投影装置3側よりもスクリーン5側において大きくなるように対向ミラー4aを配置することにより、上記した光学部材同士の干渉および光学部材と光束との干渉を回避しながら、光学プレート2と対向ミラー4aとの間隔を狭くして、装置の薄型化を図ることが可能となる。
また、スクリーン5は、上述のように、拡散反射型、再帰反射型、鏡面反射型のいずれであってもよいが、鏡面反射型スクリーンであることで、スクリーン5に入射した投影光をほぼ鏡面反射させて、光学プレート2に効率よく入射させることができる。特に、鏡面反射型スクリーンの半値角が40°以下であることにより、スクリーン5に入射して反射される投影光のうち、対向ミラー4aを介して光学プレート2に向かう光の割合を増大させることができる。その結果、スクリーン5に入射した投影光に対して、映像Mの結像に寄与する光の割合を向上させることができる。また、鏡面反射型スクリーンの半値角が20°以上であることにより、光学プレート2に入射する投影光の光量を、光学プレート2の入射領域全体にわたってほぼ均一にすることができる。その結果、入射位置による光量差(光量ムラ)によって、映像Mの色ムラや輝度ムラなどの画質劣化が生じるのを低減することができる。例えば、映像Mの中心(設計中心)で明るく、端部で暗くなるというような輝度ムラが生じるのを低減できる。
ところで、図1に示すように、投影光の光束の中心光線L1のスクリーン5に対する入射角と反射角との和(角度α)は、15〜35°であることが望ましい。角度αが上記範囲であることにより、光路分離を行いながら、歪みの少ない明るい映像Mを空中に結像させることが確実に可能となる。ちなみに、角度αが15°未満であると、スクリーン5への投影光の入射角が90°に近づきすぎるため、スクリーン5で反射された投影光を、入射光の光路と分離して光学プレート2に導くことが困難となる。また、角度αが35°よりも大きいと、スクリーン5での反射によって斜め方向に投影光が出射されるため、投影光の利用効率(映像Mの結像に寄与する光の割合)が低下しやすくなり、また、対向ミラー4aおよび光学プレート2を介して空中に結像する映像Mに歪みも生じやすくなる。
また、スクリーン5の投影面は、平面11、曲面12、凹凸面13のいずれであってもよいが、平面11である場合は、スクリーン5の最も簡易な構成で、平面の映像Mを空中に結像させることができる。一方、スクリーン5の投影面が凹凸面13である場合は、空中に結像する映像Mに凹凸や段差を与えて、観察者に映像Mの立体感や浮遊感をより感じさせることが可能となる。このような凹凸面13は、上述したように、凹部14と凸部15とを連続してつなげる、あるいは、複数の面16・17によって不連続な段差を形成することによって確実に形成することができる。
ところで、スクリーン5の投影面を平面11で構成して、平面の映像Mを空中に結像させる場合、図1に示すように、光学プレート2の面法線Pと、映像Mの結像面の法線Qとのなす角度βは、15〜60°であることが望ましい。なお、上記面法線P・Qは、どちらも、中心光線L1の光路と交わる点における面法線とする。この場合、観察方向が著しく制限されることなく、観察者に所定の大きさの映像Mを観察させることが可能となる。
ちなみに、角度βが15°よりも小さいと、映像Mの結像面が光学プレート2に対して平行に近づき、かつ、光学プレート2の光出射側の面の真上に近づく。このため、そのような映像Mの結像面の位置に対応するように、スクリーン5も光学プレート2に対して映像Mと面対称となる位置に配置する必要がある。この場合、光学プレート2の面法線方向からは、映像Mを観察できず(スクリーン5からの投影光が光学プレート2の内部で反射されずに素通しとなる場合があるため)、観察できる方向が一部に限られる可能性がある。さらに、対向ミラー4aを介して投影光の光路を折り返す構成では、スクリーン5が光学プレート2と干渉するおそれもある。一方、角度βが60°よりも大きくなると、図4の参考例で示すように、光学プレート2から出射される投影光の光束幅が狭くなるため、映像Mの結像領域が小さくなる。
(空中映像表示装置の他の構成)
図5は、空中映像表示装置1の他の構成を模式的に示す説明図である。同図のように、空中映像表示装置1の鏡面ミラー4は、対向ミラー4aに加えて、光路折り返しミラー4bをさらに含んでいてもよい。光路折り返しミラー4bは、入射光を反射させて光路を折り返すミラーであり、スクリーン5に対して光学プレート2側に配置されている。
また、図5では、スクリーン5に映像を適切な大きさで投影すべく、投影装置3と対向ミラー4aとの間の光路中に平凸レンズ6を配置し、投影光をスクリーン5上に集光させている。なお、用いる投影装置3の仕様や、投影装置3とスクリーン5との位置関係によっては、平凸レンズ6の配置を省略することもできる。
この構成では、投影装置3から出射された投影光は、平凸レンズ6、対向ミラー4aおよび光路折り返しミラー4bで順に反射されてスクリーン5に入射し、スクリーン5で反射された後、同一の光路折り返しミラー4bおよび同一の対向ミラー4aで順に反射されて光学プレート2に入射する。以降は、図1の構成の場合と同様であり、光学プレート2によって空中に映像Mが結像される。
図5の構成では、空中に結像した映像M(2次元映像)のサイズは、縦120mm×横190mmであった。なお、このときの装置の各パラメータは、以下の通りである。
光学プレート2の有効域(入射光を映像の結像側に反射させる領域):350mm×350mm
投影光の光束の中心光線L1の光路上で、光学プレート2から映像Mまでの距離:300mm
映像Mの中心から観察者の視点までの距離:500mm
投影装置:サンワサプライ社製 400−PRJ014BK
平凸レンズ:レンズ直径40mm、焦点距離400mm
なお、光学プレート2の互いに直交する反射面が鉛直方向に対して±45°の角度となっている点は、図1の構成と同様である。
以上のように、鏡面ミラー4を複数のミラー(対向ミラー4a、光路折り返しミラー4b)で構成して、投影光の光路を折り曲げることにより、スクリーン5のサイズを維持しながら(空中に大きい映像Mを結像させながら)、装置をさらに薄型化することが可能となる。また、図示はしないが、鏡面ミラー4を3枚以上のミラーで構成して上記と同様に光路を折り曲げることにより、装置のさらなる薄型化を図ることも可能である。
(光学プレートの詳細)
次に、上述した光学プレート2の詳細について説明する。図6は、光学プレート2の概略の構成を示す斜視図である。光学プレート2は、2種の基板20・30を積層して構成されている。基板20は、基板20・30の積層方向(例えばZ方向)に垂直な面内で互いに垂直な2方向のうちの一方向(例えばX方向)に、複数の板状部材21を隣接して並べることによって形成されており、基板30は、上記2方向のうちの他の方向(例えばY方向)に、複数の板状部材31を隣接して並べることによって形成されている。
図7は、1つの板状部材21の斜視図であり、図8は、1つの板状部材31の斜視図である。板状部材21は、透明な樹脂(例えばアクリル樹脂)からなり、Y方向に延びる直方体状の本体21aの側面、すなわち、YZ面に沿った2面のうちの一方の面に、反射膜21bを蒸着することによって形成されている。板状部材31は、透明な樹脂(例えばアクリル樹脂)からなり、X方向に延びる直方体状の本体31aの側面、すなわち、ZX面に沿った2面のうちの一方の面に、反射膜31bを蒸着することによって形成されている。反射膜21b・31bは、例えばアルミニウムのような金属膜で構成されており、入射光が全て反射するように膜厚が適切に制御されている。
Y方向に延びる複数の板状部材21をX方向に隣接して並べることにより、複数の反射膜21bが、板状部材21のX方向の幅に応じた間隔でX方向に並んで位置する。同様に、X方向に延びる複数の板状部材31をY方向に隣接して並べることにより、複数の反射膜31bが、板状部材31のY方向の幅に応じた間隔でY方向に並んで位置する。そして、このような複数の板状部材21・31の配置により、各板状部材21の反射膜21b(反射面)と各板状部材31の反射膜31b(反射面)とは、平面視で(Z軸方向から見て)互いに直交する位置関係となる。
図9は、2次元(ZX平面内)での実像の結像原理を示している。点光源Pから発せられた複数の光線は、Z軸に平行な反射面(反射膜21b)でそれぞれ反射され、X軸に対して点光源Pとは反対側の位置P’(点光源PとX軸に対して対称な位置)に集光する。これにより、位置P’にて、点光源Pの実像が結像される。
図10は、3次元空間(XYZ座標系)での光線の反射を模式的に示している。3次元空間では、点光源Oから発せられた光線Aを、ZX平面内の光線a1と、YZ平面内の光線a2とに分解し、図9に倣って、それぞれの光線a1・a2のZX平面内またはYZ平面内での反射を考えることで、光線AのZ軸との交点を求めることができる。つまり、ZX平面内の光線a1は、YZ面に平行な反射面(反射膜21b)で反射された後、Z軸に向かい、YZ平面内の光線a2は、ZX面に平行な反射面(反射膜31b)で反射された後、Z軸に向かう。これらの光線a1・a2は、Z軸上の1点、つまり、点O’で交わる。したがって、光線Aは、反射膜21bおよび反射膜31bにて計2回反射した後、Z軸上の点O’に向かうことになる。
図11は、3次元空間において、点光源Oから発せられた複数の光線が、別々の反射面を介して1点に集光する様子を模式的に示している。点光源Oから発せられた複数の光線は、図10と同様にして、YZ面に平行な反射面(反射膜21b)およびZX面に平行な反射面(反射膜31b)で反射され、Z軸上の同じ点O’に集光する。これにより、点O’にて、点光源Oの実像が結像される。
なお、実際には、各反射面の高さ方向(Z軸方向)における光線の入射位置のずれや、各反射面の配置精度などにより、集光状態にずれが生じるが、このずれは実像の観察において無視できるほど小さいものとする。また、光線の中には、各反射面で3回以上反射するような複雑な経路を辿る光線も存在するが、そのような光線も無視できるものとする。
本実施形態では、2種の基板20・30を積層することで、各反射面(反射膜21b・31b)がZ軸方向にずれた光学プレート2を構成しているが、反射膜21b・31bが同一基板上に位置するようなプレートを光学プレート2として用いてもよい。つまり、光学プレート2は、2つの反射面が直交し、かつ、各反射面の法線を含む平面がプレートの厚み方向と直交するように、基板上に各反射面を形成したものであってもよい。
(その他)
以上で説明した本実施形態の空中映像表示装置は、以下のように表現されてもよい。
本実施形態の空中映像表示装置は、平面視で互いに直交する複数の反射面を有する光学プレートを備え、前記光学プレートに光を入射させて前記複数の反射面で反射させ、該光学プレートに対して光入射側とは反対側の空中に前記光を集めることにより、前記空中に映像を結像する空中映像表示装置であって、前記映像を表す投影光を出射する投影装置と、前記投影光が照射されるスクリーンと、入射光を反射させる鏡面ミラーとをさらに備え、前記鏡面ミラーは、前記光学プレートに対して前記映像の結像側とは反対側に、前記光学プレートと間隔をあけて配置される対向ミラーを含み、前記投影装置および前記スクリーンは、前記光学プレートに対して前記映像の結像側とは反対側に、前記対向ミラーと前記光学プレートとの間の光路を挟むように配置されており、前記投影装置から出射された前記投影光は、前記対向ミラーで反射されて前記スクリーンに入射し、前記スクリーンで反射された後、同一の前記対向ミラーで反射されて前記光学プレートに入射する。
前記対向ミラーは、前記光学プレートとの間隔が、前記投影装置側よりも前記スクリーン側において大きくなるように配置されていることが望ましい。
前記鏡面ミラーは、前記スクリーンに対して前記光学プレート側に配置されて、入射光の光路を折り返す光路折り返しミラーをさらに含み、前記投影装置から出射された前記投影光は、前記対向ミラーおよび前記光路折り返しミラーで順に反射されて前記スクリーンに入射し、前記スクリーンで反射された後、同一の前記光路折り返しミラーおよび同一の前記対向ミラーで順に反射されて前記光学プレートに入射してもよい。
前記スクリーンは、鏡面反射型スクリーンであり、前記スクリーンのゲインがピークゲインに対して半分になる角度を表す半値角が、20〜40°であることが望ましい。
前記投影光の光束の中心光線の前記スクリーンに対する入射角と反射角との和は、15〜35°であることが望ましい。
前記スクリーンにおいて、前記投影光が照射される面は、平面であってもよい。
前記光学プレートの面法線と、前記映像の結像面の法線とのなす角度が、15〜60°であることが望ましい。
前記スクリーンにおいて、前記投影光が照射される面は、凹凸が形成された凹凸面であってもよい。
前記凹凸面は、凹部と凸部とを含み、前記凹部と前記凸部とは、連続してつながっていてもよい。つまり、前記凹凸面は、凹部と凸部とが連続してつながることによって形成されていてもよい。
前記凹凸面は、複数の面を含み、前記複数の面は、同一面上に並べた位置から、前記各面に垂直な方向に相対的にずれて互いに離れて位置していてもよい。つまり、前記凹凸面は、複数の面の段差によって形成されており、前記段差は、同一面上に並べた複数の面を、前記面に垂直な方向に相対的にずらすことによって形成されていてもよい。
本発明は、光学プレートを用いて空中に映像を結像させる空中映像表示装置に利用可能である。
1 空中像表示装置
2 光学プレート
3 投影装置
4 鏡面ミラー
4a 対向ミラー(鏡面ミラー)
4b 光路折り返しミラー(鏡面ミラー)
5 スクリーン
11 平面
13 凹凸面
14 凹部
15 凸部
16 面
17 面
21b 反射膜(反射面)
31b 反射膜(反射面)
M 映像

Claims (10)

  1. 平面視で互いに直交する複数の反射面を有する光学プレートを備え、前記光学プレートに光を入射させて前記複数の反射面で反射させ、該光学プレートに対して光入射側とは反対側の空中に前記光を集めることにより、前記空中に映像を結像する空中映像表示装置であって、
    前記映像を表す投影光を出射する投影装置と、
    前記投影光が照射されるスクリーンと、
    入射光を反射させる鏡面ミラーとをさらに備え、
    前記鏡面ミラーは、前記光学プレートに対して前記映像の結像側とは反対側に、前記光学プレートと間隔をあけて配置される対向ミラーを含み、
    前記投影装置および前記スクリーンは、前記光学プレートに対して前記映像の結像側とは反対側に、前記対向ミラーと前記光学プレートとの間の光路を挟むように配置されており、
    前記投影装置から出射された前記投影光は、前記対向ミラーで反射されて前記スクリーンに入射し、前記スクリーンで反射された後、同一の前記対向ミラーで反射されて前記光学プレートに入射する、空中映像表示装置。
  2. 前記対向ミラーは、前記光学プレートとの間隔が、前記投影装置側よりも前記スクリーン側において大きくなるように配置されている、請求項1に記載の空中映像表示装置。
  3. 前記鏡面ミラーは、前記スクリーンに対して前記光学プレート側に配置されて、入射光の光路を折り返す光路折り返しミラーをさらに含み、
    前記投影装置から出射された前記投影光は、前記対向ミラーおよび前記光路折り返しミラーで順に反射されて前記スクリーンに入射し、前記スクリーンで反射された後、同一の前記光路折り返しミラーおよび同一の前記対向ミラーで順に反射されて前記光学プレートに入射する、請求項1または2に記載の空中映像表示装置。
  4. 前記スクリーンは、鏡面反射型スクリーンであり、
    前記スクリーンのゲインがピークゲインに対して半分になる角度を表す半値角が、20〜40°である、請求項1から3のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  5. 前記投影光の光束の中心光線の前記スクリーンに対する入射角と反射角との和は、15〜35°である、請求項1から4のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  6. 前記スクリーンにおいて、前記投影光が照射される面は、平面である、請求項1から5のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  7. 前記光学プレートの面法線と、前記映像の結像面の法線とのなす角度が、15〜60°である、請求項6に記載の空中映像表示装置。
  8. 前記スクリーンにおいて、前記投影光が照射される面は、凹凸が形成された凹凸面である、請求項1から5のいずれかに記載の空中映像表示装置。
  9. 前記凹凸面は、凹部と凸部とを含み、
    前記凹部と前記凸部とは、連続してつながっている、請求項8に記載の空中映像表示装置。
  10. 前記凹凸面は、複数の面を含み、
    前記複数の面は、同一面上に並べた位置から、前記各面に垂直な方向に相対的にずれて互いに離れて位置している、請求項8に記載の空中映像表示装置。
JP2017523167A 2015-06-11 2016-05-13 空中映像表示装置 Active JP6361828B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015118499 2015-06-11
JP2015118499 2015-06-11
PCT/JP2016/064265 WO2016199540A1 (ja) 2015-06-11 2016-05-13 空中映像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016199540A1 true JPWO2016199540A1 (ja) 2018-03-29
JP6361828B2 JP6361828B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=57504527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017523167A Active JP6361828B2 (ja) 2015-06-11 2016-05-13 空中映像表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10139719B2 (ja)
JP (1) JP6361828B2 (ja)
WO (1) WO2016199540A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105966A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ソニー株式会社 画像表示装置
JP2020056806A (ja) * 2017-02-10 2020-04-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御装置
JP2020064086A (ja) * 2017-02-21 2020-04-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 空中映像出力装置
WO2019030991A1 (ja) * 2017-08-07 2019-02-14 コニカミノルタ株式会社 空中映像表示装置
GB2575864B (en) * 2018-07-26 2023-02-08 Innerscene Ltd Deep view display screen

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000056256A (ja) * 1998-08-04 2000-02-25 Hitachi Ltd 凹面鏡を用いた画像表示装置
JP2003029206A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Olympus Optical Co Ltd 両眼画像表示装置
JP2009186873A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Seiko Epson Corp 反射スクリーンとその製造方法
JP2010503899A (ja) * 2006-09-20 2010-02-04 アップル インコーポレイテッド 3次元ディスプレイシステム
US20110037834A1 (en) * 2009-08-14 2011-02-17 Innovision Labs Co., Ltd. Imaging device for generating and displaying images to simulate movement of three-dimensional objects
WO2012073362A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 パイオニア株式会社 デスクトップディスプレイシステム
JP2013195914A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Dainippon Printing Co Ltd 反射スクリーン、映像表示装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2144448B1 (en) * 2007-03-30 2019-01-09 National Institute of Information and Communications Technology Floating Image Interaction Device
JP2010262229A (ja) 2009-05-11 2010-11-18 National Institute Of Information & Communication Technology 表示装置
JP5498853B2 (ja) * 2010-05-21 2014-05-21 スタンレー電気株式会社 表示装置
JP5667729B2 (ja) 2012-06-07 2015-02-12 株式会社アスカネット 光学結像装置
US9715117B2 (en) * 2012-10-31 2017-07-25 G. B. Kirby Meacham Autostereoscopic three dimensional display
US9097849B2 (en) * 2013-03-07 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Display device

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000056256A (ja) * 1998-08-04 2000-02-25 Hitachi Ltd 凹面鏡を用いた画像表示装置
JP2003029206A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Olympus Optical Co Ltd 両眼画像表示装置
JP2010503899A (ja) * 2006-09-20 2010-02-04 アップル インコーポレイテッド 3次元ディスプレイシステム
JP2009186873A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Seiko Epson Corp 反射スクリーンとその製造方法
US20110037834A1 (en) * 2009-08-14 2011-02-17 Innovision Labs Co., Ltd. Imaging device for generating and displaying images to simulate movement of three-dimensional objects
WO2012073362A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 パイオニア株式会社 デスクトップディスプレイシステム
JP2013195914A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Dainippon Printing Co Ltd 反射スクリーン、映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6361828B2 (ja) 2018-07-25
US10139719B2 (en) 2018-11-27
WO2016199540A1 (ja) 2016-12-15
US20180164671A1 (en) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6361828B2 (ja) 空中映像表示装置
US11630250B2 (en) System for use in imaging in air
US9753361B2 (en) Transparent display including a screen with patterned light deflective elements
JP5594272B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
US9097849B2 (en) Display device
JP6225550B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP6376065B2 (ja) 空中映像表示装置
CN113436560B (zh) 成像光学系统及显示装置
TWI497116B (zh) 立體影像顯示裝置及立體影像顯示方法
US8912982B2 (en) Display device
US20240036340A1 (en) One-way homogeneous beam expanding screen and three-dimensional display device
US10261399B2 (en) Projection system
CN110462489B (zh) 图像显示装置和图像显示元件
WO2022030538A1 (ja) 空間浮遊映像情報表示システムおよびそれに用いられる光源装置
WO2018154849A1 (ja) 空中映像出力装置
WO2019030991A1 (ja) 空中映像表示装置
JP2014178652A (ja) 光学素子、表示装置及び光学素子の製造方法
JP6953728B2 (ja) スクリーン、映像表示装置
JP2007264448A (ja) 表示装置
CN110178071B (zh) 被配置为显示依赖于观看位置的图像的显示屏
JP5667729B2 (ja) 光学結像装置
JP3658246B2 (ja) 画像表示装置および画像投影装置
WO2012046296A1 (ja) 空間映像表示装置
JP5397912B2 (ja) 反射型再帰性フロントスクリーンおよび反射型立体表示用スクリーン
JP2019105724A (ja) 空中映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180406

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180406

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6361828

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150