JP5821518B2 - 光学素子および映像表示装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、画像表示器において表示される画像をフレネルレンズにより結像し、フレネルレンズの画像表示器とは反対側の空間に、平面映像(空間像)を表示する映像表示装置が知られている。
特許文献2には、再帰性透過材を用いて空間像を表示する構成の装置が開示されている。
これによれば、結像素子の透過部の内部に異方性拡散材を配置することによって、光学素子を薄型化することができる。
これによれば、投射装置から投射された投射光を異方性拡散材において効率よく拡散させることができる。
図1は、本実施形態の光学素子を示す図であり、(A)は平面図、(B)は角部の拡大斜視図である。図2は、本実施形態の光学素子に用いる再帰性透過材を示す図であり、(A)は平面図、(B)は角部の拡大斜視図である。図3は、光学素子の構成を示す断面図である。
再帰性透過材4は、図2(A)、(B)に示すように、矩形状の板材7に、光を透過させるための複数の四角柱状の開口部8が設けられた構成を備える。素子面Sに垂直な方向から見た開口部8の平面形状は正方形である。なお、本明細書における「素子面」とは、再帰性透過材4を構成する板材7の主面(光を入射もしくは射出させる面)と定義する。板材7は2つの主面を有しているため、いずれか一方の面を素子面と定義すればよい。
複数の開口部8は、板材7の各辺に沿って互いに等ピッチとなるように配置されている。開口部8の4つの内壁面のうち互いに直交する2つの内壁面には、例えば金属反射膜が形成されており、これら2つの内壁面が反射面9となっている。これら2つの反射面9は、いわゆる2面コーナーリフレクターを構成している。
このような構成の再帰性透過材4は、光入射面1a側に位置する像を光射出面1b側の空間における光射出面1bに対する面対称位置に結像させる結像素子である。
図4(A)は、異方性拡散材の機能について説明するための図であり、図4(B)は再帰性透過材の機能について説明するための図である。
異方性拡散材3は、図4(A)に示すように、素子面Sの法線方向に対して光の入射角度θが大きい光を透過するとともに、入射角度θが小さい光(略垂直な光)を拡散する機能を有する。一方、再帰性透過材4は、図4(B)に示すように、素子面Sの法線方向に対して光の入射角度θが小さい光を透過させるとともに、入射角度θが大きい光を光射出面1b側の空間に集光する機能を有する。
図5は、映像表示装置の構成および機能について説明するための図である。
映像表示装置100は、上記した光学素子1と、光学素子1の光入射面1aに対して斜め側方(斜め下方)に位置する表示装置(画像生成装置)5と、光入射面1aに向かって投射光を射出するプロジェクター(投射装置)6と、を備えて構成されている。
このように、異方性拡散材3および再帰性透過材4の2つの材料を組み合わせることで構成される光学素子1を用いることで、空間像Zの後方にもう1つの映像を映し出すことができる。
また、再帰性透過材4の開口部8内に異方性拡散材3を充填する構成とすることによって、光学素子1において再帰性透過材4と異方性拡散材3との位置が面方向で一致する。このような構成により光学素子1の薄型化が可能となるので、映像表示装置100の全体的な小型化も図れる。
次に、第2実施形態の光学素子の構成について述べる。
図6は、第2実施形態の光学素子の構成を示す断面図である。図7(A)は、異方性透過材よりも再帰性透過材の方がプロジェクター側に位置する場合の図であり、図7(B)は、再帰性透過材よりも異方性拡散材の方がプロジェクター側に位置する場合の図である。
本実施形態における異方性拡散材13は、平面視において再帰性透過材4と同等の大きさを有する矩形状を呈する板材であり、所定の厚さを有している。異方性拡散材13は、素子面Sの法線方向に対する拡散軸Pの傾斜角度が、素子面Sの中央から外側に行くに従って大きくなるとともに(θ1<θ2<θ3)、その傾斜方向が中心軸に対して対称となるように構成されている。
このような異方性拡散材13は、一面側に向かって拡散軸Pの傾斜角度が外側に向かって拡がるような構成となっており、他面側が再帰性透過材4と接している。
一方、表示装置5から射出した光Lcは再帰性透過材4の反射面9において反射され、光射出面1b側の空間に集光される。このようにして光学素子10の表示装置5とは反対側の空間に空間像Zが表示される。
これに対して、図7(B)に示すように、再帰性透過材4よりも光入射面1a側に異方性拡散材13が位置する構成とした場合には、異方性拡散材13によって拡散された投射光Lpが再帰性透過材4で反射してしまい、異方性拡散材13によって映し出される映像が乱れてしまうという問題が生じることになる。
Claims (5)
- 光入射面側に位置する像を光射出面側の空間に結像させる結像素子と、
前記光射出面の法線方向を含み、前記法線方向に対して所定の範囲の角度で入射した光を拡散させ、前記所定の範囲の角度よりも大きい角度から入射した光を透過させる異方性拡散材と、を備え、
前記結像素子が、前記所定の範囲の角度で入射した光を直進させるとともに、前記所定の範囲の角度よりも大きい角度で入射した光を当該結像素子の素子面に対する面対称の位置に結像させ、
前記異方性拡散材は、前記所定の範囲の角度が、前記素子面の中央から外側に行くに従って大きくなるとともに、前記所定の範囲の角度が前記素子面の中心軸に対して対称になっている
ことを特徴とする光学素子。 - 前記結像素子が、光を透過させる複数の矩形状の透過部を有し、前記透過部の4つの壁面のうち、少なくとも互いに直交する2つの壁面が反射面とされた再帰性透過材からなり、
前記透過部の内部に前記異方性拡散材が配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 前記結像素子が、光を透過させる複数の矩形状の透過部を有し、前記透過部の4つの壁面のうち、少なくとも互いに直交する2つの壁面が反射面とされた再帰性透過材からなり、
前記再帰性透過材と前記異方性拡散材とが厚さ方向で積層されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の光学素子と、
前記光学素子の光入射面に対して斜め側方に配置された画像生成装置と、
前記光入射面に向かって投射光を射出する投射装置と、を備え、
前記画像生成装置は、前記光学素子に対して垂直になるように配置されている
ことを特徴とする映像表示装置。 - 前記光学素子の結像素子が異方性拡散材よりも前記投射装置側に配置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。
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