JP5046765B2 - プロセス制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、2種類の流体の混合するプロセス制御システムに係わり、特に混合比が“1対1”のときでも、十分な流量の混合流体を確保させるプロセス制御システムに関する。
例えば、ビールの醸造工程には、2種類の流体を混合して所望の濃度、所望の温度の混合流体を製造する工程が存在する。このような2種類の流体を混合するプロセス制御システムとして、従来、図2に示すシステムがある。
この図に示すプロセス制御システム101は、第1流体、第2流体を混合して混合流体を生成する流体混合設備102と、流体混合設備102を制御して、設定された混合比で、第1流体、第2流体を混合させて、設定された流量の混合流体を生成させる制御装置103とを備えている。
流体混合設備102は、前段プロセスから供給される第1流体を取り込む第1流体管104と、第1流体管104に取り付けられ、制御装置103から供給される第1流体操作量に応じた流量だけ第1流体を通過させる流量調節弁105と、前段プロセスから供給される第2流体を取り込む第2流体管106と、第2流体管106に取り付けられ、制御装置103から供給される第2流体操作量に応じた流量だけ第2流体を通過させる流量調節弁107とを備えている。また、第1流体管104から供給される第1流体と第2流体管106から供給される第2流体とを混合させる混合流体管108と、混合流体管108に取り付けられ、制御装置103から供給される混合流体操作量に応じた流量だけ混合流体を通過させる流量調節弁109と、混合流体管108に取り付けられ、混合流体の流量を測定して、混合流体流量測定値を出力する流量センサ110と、混合流体管108に取り付けられ、混合流体の流量値以外の測定項目(濃度、温度などの別要素)を測定して、別要素測定値を出力する別要素センサ111とを備えている。
制御装置103は、別要素の設定値(別要素設定値)が設定される別要素設定器112と、別要素センサ111から出力される別要素測定値と別要素設定器112に設定された別要素設定値とを取り込んでPID演算を行い、別要素操作量(混合比操作量)を出力する別要素PID演算部113と、別要素PID演算部113から出力される別要素操作量を第1流体操作量に変換する折線変換部114と、別要素PID演算部113から出力される別要素操作量を第2流体操作量に変換する折線変換部115と、混合流体の流量設定値が設定される流量設定器116と、流量センサ110から出力される混合流体流量測定値と流量設定器116に設定されている流量設定値とを取り込んで、PID演算を行い、混合流体操作量を出力する流量PID演算部117とを備えている
そして、別要素センサ111から出力される別要素測定値と、別要素設定器112に設定された別要素設定値とを使用したPID演算、変換演算を行って、第1流体操作量、第2流体操作量を生成するとともに、これら第1流体操作量、第2流体操作量を第1流体管104、第2流体管106に取り付けられた各流量調節弁105、107に各々、供給し、第1流体、第2流体の混合比を制御する。また、この動作と並行し、流量センサ110から出力される混合流体流量測定値と、流量設定器116に設定されている流量設定値とを使用したPID演算を行って、混合流体操作量を生成するとともに、この混合流体操作量を混合流体管108に取り付けられた流量調節弁109に供給し、混合流体の流量を制御する。
特開平07−072934号公報
ところで、従来のプロセス制御システム101では、別要素PID演算部113から出力される別要素操作量が“100%”であるとき、折線変換部114から出力される第1流体操作量を“100%”にし、折線変換部115から出力される第2流体操作量を“0%”にする。また別要素PID演算部113から出力される別要素操作量が“0%”であるとき、折線変換部114から出力される第1流体操作量を“0%”にし、折線変換部115から出力される第2流体操作量を“100%”にして、第1流体、第2流体の混合比を調整させるようにしている。このため、第1流体、第2流体の混合比が“1対1”のとき、第1流体管104、第2流体管106に取り付けられた各流量調節弁105、107の開度が各々“50%”になり、十分な流量の混合流体を得ることができないという問題があった。
また、第1流体管104、第2流体管106、混合流体管108に各々、流量調節弁105、107、109を設けなければならないことから、設備コスト、メンテナンスコストを低く抑えることが難しく、流量調節弁の使用数を少なくしてコスト低減を図りたいという強い要望があった。
本発明は上記の事情に鑑み、各流体の混合比が、例えば“1対1”であるときでも、十分な流量の混合流体を確保することができるとともに、流量調節弁の使用数を減らして、設置コスト及びメンテナンスコストを低減させることができるプロセス制御システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、第1流体が流れる第1流体管と、第2流体が流れる第2流体管と、前記第1流体管と第2流体管との下流側に接続され、前記第1流体と第2流体が混合して流れる混合流体管とを備え、第1流体と第2流体とを混合して1つの混合流体を生成するプロセス制御システムにおいて、前記混合流体管に設置され、混合流体の流量を測定する流量センサと、前記第1流体管および第2流体管にそれぞれ設置され、前記第1流体および第2流体の流量を調節する各流量調節弁と、前記流量センサから出力される混合流体流量測定値と予め設定されている混合流体流量設定値とに基づき、混合流体操作量を演算する混合流体流量演算系と、前記混合流体管に設置され、前記混合流体の流量とは別の要素を測定する別要素センサと、この別要素センサから出力される混合流体の別要素測定値と予め設定されている別要素設定値とに基づき、第1流体と第2流体の混合比を演算する混合比演算系と、前記混合比演算系で得られた混合比に応じて、前記混合流体流量演算系で得られた混合流体操作量を前記第1流体及び前記第2流体に分配して、前記各流量調節弁に対する各流量操作量を演算する流体流量演算系とを備えたことを特徴としている。
この場合、前記流体流量演算系は、各流体の流量操作量を演算する際、前記混合比演算系で得られる混合比に対応する上限リミット値を求め、この上限リミット値により、前記流体流量演算系で得られる混合流体操作量を上限リミットした後、上限リミット済みの混合流体操作量を各流体に分配して、各流体の流量操作量を演算するようにしている。
本発明によるプロセス制御システムでは、各流体の混合比が“1対1”であるときでも、十分な流量の混合流体を確保させることができるとともに、流量調節弁の使用数を低減させて、設置コスト、メンテナンスコストを低減させることができる。
図1は本発明によるプロセス制御システムの一実施形態を示す概略構成図である。
この図に示すプロセス制御システム1は、第1流体、第2流体を混合して混合流体を生成する流体混合設備2と、流体混合設備2を制御して、設定された混合比で、第1流体、第2流体を混合させて、設定された流量の混合流体を生成させる制御装置3とを備えている。
流体混合設備2は、前段プロセスから供給される第1流体を取り込む第1流体管4と、第1流体管4に取り付けられ、制御装置3から供給される第1流体操作量に応じた流量だけ第1流体を通過させる流量調節弁5と、前段プロセスから供給される第2流体を取り込む第2流体管6と、第2流体管6に取り付けられ、制御装置3から供給される第2流体操作量に応じた流量だけ第2流体を通過させる流量調節弁7とを備えている。また、第1流体管4から供給される第1流体と第2流体管6から供給される第2流体とを混合させる混合流体管8と、混合流体管8に取り付けられ、混合流体の流量を測定して混合流体流量測定値を出力する流量センサ9と、混合流体管8に取り付けられ、混合流体の流量値以外の測定項目(濃度、温度、導電率、成分値などの別要素)を測定して別要素測定値を出力する別要素センサ10とを備えている。
制御装置3はPLC(プログラマブルコントローラ)で構成でき、混合流体の流量設定値SV1が設定される流量設定器11と、流量センサ9から出力される混合流体流量測定値PV1と流量設定器11に設定されている流量設定値SV1とを取り込んでPID演算を行い、混合流体操作量MV1を出力する流量PID演算部12と、流量PID演算部12から出力される混合流体操作量MV1に予め設定されている係数“2”を乗算して、第1流体の流量、第2流体の流量を各々、最大出力“100%”にするのに必要な混合流体操作量を出力する乗算器13とを備えている。また、別要素の設定値(別要素設定値)SV2が設定される別要素設定器14と、別要素センサ10から出力される別要素測定値PV2と別要素設定器14に設定された別要素設定値SV2とを取り込んでPID演算を行い、別要素操作量(混合比操作量)MV2を出力する別要素PID演算部15と、予め設定されている係数“100”から別要素PID演算部15で得られた別要素操作量を減算して、“100%”に対する別要素操作量の補数値を出力する減算器16と、減算器16から出力される補数値、別要素PID演算部15で得られた別要素操作量のうち、大きい方を選択し、最大別要素操作量として出力するハイセレクタ17とを備えている。
さらに、制御装置3は、ハイセレクタ17から出力される最大別要素操作量で、予め設定された最大別要素操作量係数“10000”を除算して、最大別要素操作量の逆数を出力する除算器18と、除算器18から出力される最大別要素操作量の逆数を使用して、乗算器13から出力される混合流体操作量の上限値側をリミットし、第1流体の流量、第2流体の流量が各々、“100%”を越えないようにするリミッタ19と、最大別要素操作量係数“10000”と対応するように設定されている係数“0.01”とリミッタ19から出力されるリミット処理済みの混合流体操作量と別要素PID演算部15から出力される別要素操作量とを乗算して、第1流体操作量を出力する乗算器20と、最大別要素操作量係数“10000”と対応するように設定されている係数“0.01”とリミッタ19から出力されるリミット処理済みの混合流体操作量と減算器16から出力される補数値とを乗算して、第2流体操作量を出力する乗算器21とを備えている
上記構成において、流量PID演算部12は、流量センサ9から出力される混合流体流量測定値PV1と流量設定器11に設定されている流量設定値SV1とを使用したPID演算を行って混合流体操作量MV1を生成する。また、乗算器13は、混合流体操作量MV1に対して予め設定されている係数“2”を乗算して、第1流体の流量、第2流体の流量を各々、最大出力“100%”にするのに必要な混合流体操作量を生成する。
一方、この動作と並行し、別要素PID演算部15は、別要素センサ10から出力される別要素測定値PV2と別要素設定器14に設定された別要素設定値SV2とを使用したPID演算を行って別要素操作量MV2を生成する。また、減算器16は、予め設定されている係数“100”から別要素PID演算部15で得られた別要素操作量を減算する補数演算を行って別要素操作量の補数値を生成する。ハイセレクタ17は、別要素操作量、別要素操作量の補数値のうち、大きい方を選択する。また、除算器18は、最大別要素操作量係数“10000”に対する逆数を演算する。そして、リミッタ19は、除算器18から出力される逆数を用いて乗算器13から出力される混合流体操作量の上限値側をリミットする。
さらに、乗算器20は、予め設定されている係数“0.01”と、リミット処理済みの混合流体操作量と、別要素PID演算部15から出力される別要素操作量を乗算して、第1流体操作量を生成する。また、乗算器21は、予め設定されている係数“0.01”と、リミット処理済みの混合流体操作量と、減算器16から出力される補数値とを乗算して、第2流体操作量を生成する。そして、これら第1流体操作量、第2流体操作量を第1流体管4、第2流体管6に取り付けられた各流量調節弁5、7に各々、供給し、第1流体、第2流体の混合比、混合流体の流量を制御する。
このように、この実施形態では、流量PID演算部12、乗算器13などによって構成される混合流体流量演算系によって、流量センサ9で得られた混合流体の流量測定値と予め設定されている混合流体流量設定値とを使用したPID演算、2倍演算を行い、混合流体操作量を演算するとともに、別要素PID演算部15、減算器16などによって構成される混合比演算系によって、別要素センサ10で得られた混合流体の別要素と予め設定されている要素設定値とを使用したPID演算を行い、第1流体、第2流体の混合比を示す別要素操作量(混合比操作量)、補数値を演算し、ハイセレクタ17、除算器18、リミッタ19、乗算器20、21などによって構成される流体流量演算系によって、混合比演算系で得られた混合比に応じて、混合流体流量演算系で得られた混合流体操作量を第1流体、第2流体に分配し、これら第1流体、第2流体の流量操作量を演算するようにしているので、第1流体、第2流体の混合比が“1対1”であるときでも、十分な流量の混合流体を確保させることができるとともに、流量調節弁の使用数を低減させて、設置コスト、メンテナンスコストを低減させることができる。
また、この実施形態では、流体流量演算系によって、第1流体、第2流体毎の流量操作量を演算する際、混合比演算系で得られる混合比に対応する上限リミット値を求め、この上限リミット値で、流体流量演算系で得られる2倍化された混合流体操作量の上限側をリミットした後、上限リミット済みの混合流体操作量を第1流体、第2流体に分配して、第1流体、第2流体毎の流量操作量を演算するようにしているので、混合流体流量操作量を第1流体、第2流体に分配する際、各流量調節弁5、7の開度が“100%”以上にならないように規制しつつ、第1流体、第2流体の混合比が“1対1”であるときでも、十分な流量の混合流体を確保させることができる。また、流量調節弁の使用数を低減でき、設置コスト、メンテナンスコストを低減することができる。
次に、本発明の実施形態を具体例を用いて説明する。なお、図1において、第1流体、第2流体ともに、流量調節弁5,7が開度100%のとき、合流後の流量センサ9が最大レンジでの流量を得られるとします。また、第1流体1と第2流体の混合においては、要求比率を保持することをプロセスの最優先の目的とする。
<具体例1>
流量PID演算部12からの制御出力を“100%”、濃度や温度などの別要素の制御ループを構成する別要素PID演算部15からの制御出力を“50%”とした場合、乗算器13の演算結果“200”と除算器18の演算結果“200(=10000/50)”は同値となるため、リミッタ19からは“200”が出力される。別要素PID演算部15からの、第1流体の流量調節弁5及び第2流体の流量調節弁7への要求比率は“50:50”となるため、流量調節弁5,流量調節弁7へはそれぞれ”100(=50×200×0.01)%”出力がされる。これにより、流量要求に対してフルレンジでの制御が可能となる。
これに対して図2に示す従来制御では、流量PID演算部117の演算結果により流量調節弁109は“100%”全開となるが、別要素PID演算部113からの第1流体の流量調節弁105及び第2流体の流量調節弁106への制御出力はそれぞれ50%”ずつとなるため、元流量が半分程度しか供給できないこととなる。
<具体例2>
流量PID演算部12からの制御出力を“80%”、別要素PID演算部15からの制御出力を“60%”とした場合、乗算器13の演算結果“160”と除算器18の演算結果“166.7(=10000/60)”により、リミッタ19からは“160が出力される。また、別要素PID演算部15からの第1流体の流量調節弁5及び第2流体の流量調節弁7への要求比率は“60:40”となるため、流量調節弁5,7へはそれぞれ“96%”,“64%”が出力される。これにより、比率を保持しつつ流量要求に対してのフルレンジでの制御が可能となる。
これに対して図2に示す従来制御では、流量PID演算部117により流量調節弁109は80%”開度となるが、別要素PID演算部113からの、第1流体の流量調節弁105及び第2流体の流量調節弁106への制御出力はそれぞれ“60%”,“40%”となるため、元流量が目的の6割強程度しか供給できないこととなる。
<具体例3>
流量PID演算部12からの制御出力を“75%”、別要素PID演算部15からの制御出力を“75%”とした場合、乗算器13の演算結果“150(=75)×2)”と除算器18の演算結果“133.3(=10000/75)”により、リミッタ19からは“133.3(=400/3)”が出力される。また、別要素PID演算部15からの第1流体の流量調節弁5及び第2流体の流量調節弁7への要求比率は“75:25”となるため、流量調節弁5,7へはそれぞれ“100%”,“33.3%”が出力される。この場合、第1流体の流量調節弁5は100%”開度となっており、比率を保持するために、流量調節弁7へは“33.3%”までの制御出力に制限されることにより、流量としては目的の9割弱のレンジでの制御となる。
これに対して図2に示す従来制御では、流量PID演算部117により流量調節弁109は“75%”開度となるが、別要素PID演算部113からの第1流体の流量調節弁105及び第2流体の流量調節弁106への制御出力はそれぞれ“75%”,“25%”となるため、元流量が目的の2/3程度しか供給できない。
<具体例4>
流量制御ループを構成する流量PID演算部12からの制御出力を“60%”、別要素PID演算部15からの制御出力を“90%”とした場合、乗算器13の演算結果“120”と除算器18の演算結果“111.1(=10000/90)”により、リミッタ19からは“111.1”が出力される。別要素PID演算部15からの第1流体の流量調節弁5及び第2流体の流量調節弁7への要求比率は“90:10”となるため、流量調節弁5,7へはそれぞれ“99.9%”,“11.1%”が出力される。これにより、比率を保持しつつ流量要求に対してのフルレンジでの制御が可能となる。
これに対して図2に示す従来制御では、流量PID演算部117により流量調節弁109は“60%”開度となるが、別要素PID演算部113からの、第1流体の流量調節弁105及び第2流体の流量調節弁106への制御出力はそれぞれ“90%”,“10%”となるため、元流量が目的の8割強程度しか供給できない。
<具体例5>
流量制御ループを構成する流量PID演算部12からの制御出力を“50%”、別要素PID演算部15からの制御出力を“40%”として場合、乗算器13の演算結果“100”と除算器18の演算結果“250”により、リミッタ19からは“100”が出力される。また、別要素PID演算部12からの第1流体の流量調節弁5及び第2流体の流量調節弁7への要求比率は“40:60”となるため、流量調節弁5は“40%”,流量調節弁7は“60%”の出力となる。これにより流量要求に対してフルレンジでの制御が可能となる。
これに対して図2に示す従来制御では、流量PID演算部117の演算結果により流量調節弁109は“50%”開度に調節される。また、別要素PID演算部113からの第1流体の流量調節弁105及び第2流体の流量調節弁106への制御出力はそれぞれ“40%”,“60%”となり、流量要求に対してフルレンジでの制御となる。このように従来制御では、別要素制御の比率要求を満たして、かつ目的流量に対してフルレンジでの流量制御が行なえる場合はこの具体例5のように流量制御ループの制御出力が“50%”以下の場合であり、本来の流量計のフルレンジでの制御は行なうことができない。
本発明によるプロセス制御システムの一実施形態を示す概略構成図である。 従来から知られているプロセス制御システムの一例を示す概略構成図である。
符号の説明
1:プロセス制御システム
2:流体混合設備
3:制御装置
4:第1流体管
5:流量調節弁
6:第2流体管
7:流量調節弁
8:混合流体管
9:流量センサ
10:別要素センサ
11:流量設定器(混合流体流量演算系)
12:流量PID演算部(混合流体流量演算系)
13:乗算器(混合流体流量演算系)
14:別要素設定器(混合比演算系)
15:別要素PID演算部(混合比演算系)
16:減算器(流体流量演算系)
17:ハイセレクタ(流体流量演算系)
18:除算器(流体流量演算系)
19:リミッタ(流体流量演算系)
20:乗算器(流体流量演算系)
21:乗算器(流体流量演算系)

Claims (2)

  1. 第1流体が流れる第1流体管と、第2流体が流れる第2流体管と、前記第1流体管と第2流体管との下流側に接続され、前記第1流体と第2流体が混合して流れる混合流体管とを備え、第1流体と第2流体とを混合して1つの混合流体を生成するプロセス制御システムにおいて、
    前記混合流体管に設置され、混合流体の流量を測定する流量センサと、
    前記第1流体管および第2流体管にそれぞれ設置され、前記第1流体および第2流体の流量を調節する各流量調節弁と、
    前記流量センサから出力される混合流体流量測定値と予め設定されている混合流体流量設定値とに基づき、混合流体操作量を演算する混合流体流量演算系と、
    前記混合流体管に設置され、前記混合流体の流量とは別の要素を測定する別要素センサと、
    この別要素センサから出力される混合流体の別要素測定値と予め設定されている別要素設定値とに基づき、第1流体と第2流体の混合比を演算する混合比演算系と、
    前記混合比演算系で得られた混合比に応じて、前記混合流体流量演算系で得られた混合流体操作量を前記第1流体及び前記第2流体に分配して、前記各流量調節弁に対する各流量操作量を演算する流体流量演算系と、
    を備えたことを特徴とするプロセス制御システム。
  2. 請求項1に記載のプロセス制御システムにおいて、
    前記流体流量演算系は、前記各流量調節弁に対する各流量操作量を演算する際、前記混合比演算系で得られる混合比に対応する上限リミット値を求め、この上限リミット値により、前記流体流量演算系で得られる混合流体操作量を上限リミットした後、上限リミット済みの混合流体操作量を前記第1流体及び前記第2流体に分配して、前記各流量調節弁に対する各流量操作量を演算する、
    ことを特徴とするプロセス制御システム。
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