JP5044199B2 - 水中遠隔操作機器の制御装置及びその制御方法 - Google Patents

水中遠隔操作機器の制御装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数台の水中遠隔操作機器を制御する水中遠隔操作機器の制御装置及びその制御方法に関する。
近年、原子力発電プラントの炉内構造物に対して応力腐食割れの発生が報告され、炉内構造物の溶接部を中心とした各部位について、検査、保全及び補修等を施工する必要性が高まっている。
従来、この種の検査、保全及び補修等を施工するときに、作業ロボットを遠隔操作することにより、満水した原子炉内部においてケーブルの巻き取り、繰り出し等を行って上述の作業を施工することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、軽水炉、例えば沸騰水型原子炉の炉内構造物の検査、保全及び補修等の作業については、オペレーティングフロア上を走行する燃料取替機、補助台車及び炉内構造物等との干渉を避けるため、燃料取替機及び補助台車を用いる燃料交換等の炉内作業とは並行作業を行わずにシリーズ作業を施工するために、沸騰水型原子炉の定期検査におけるクリチカル工程の中で作業が施行されるのが一般的である。このために、炉内の保全及び補修等の作業システムについても、定期検査におけるクリチカル工程の確保を前提としたシステムが開発されている。
特開平10−123287号公報
上述した従来の原子力発電プラントの炉内構造物の検査、保全及び補修等を施工するときに、作業ロボットを遠隔操作することにより、満水した原子炉内部においてケーブルの巻き取り、繰り出し等を行って上述の作業を施工している。
しかしながら、炉内構造物の溶接部を中心とした各部位は比較的に炉底部に集中し、しかも、炉内機器の狭隘部にも存在する。さらに、作業員の放射線による被曝低減の目的で、満水した原子炉内部において検査、保全及び補修等の作業を施工しなければならない。このために、水中を遊泳するビークル等の水中遠隔操作機器が炉内機器の狭隘部に挟まって身動き取れない状況に陥る可能性がある、という課題があった。
また、これらの原子炉内部において検査、保全及び補修等の作業を施工する上での上述の不具合に対処する期間が長期化し、沸騰水型原子炉の定期検査におけるクリチカル工程に影響を与える、という課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、原子力発電プラントの炉内機器の狭隘部においても、水中を遊泳するビークル等の水中遠隔操作機器が自在に走行し作業ができるように取扱い性に優れ、信頼性が高くしかも作業期間の短縮化を図れる水中遠隔操作機器の制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の水中遠隔操作機器の制御装置においては、原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器と、この水中遠隔操作機器に共通する通信ラインである通信バスラインと、前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報を多重化するセンサ情報多重化手段と、前記水中遠隔操作機器それぞれを連結する連結手段と、前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を監視する操作監視機器と、を有し、前記水中遠隔操作機器は、この水中遠隔操作機器それぞれに設けたレーザマーカと、このレーザマーカのレーザ光で照射された面を映像として監視するカメラと、を備え、第1の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、第2の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、かつ、前記第2の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、前記第1の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、位置及び姿勢を移動させ、任意の位置及び姿勢に誘導することを特徴とするものである。
また、本発明の水中遠隔操作機器の制御装置においては、原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器と、この水中遠隔操作機器に共通する通信ラインである通信バスラインと、前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報を多重化するセンサ情報多重化手段と、前記水中遠隔操作機器それぞれを連結する連結手段と、前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を監視する操作監視機器と、を有し、前記通信バスライン及び前記センサ情報多重化手段の少なくとも一方が故障したときに、前記水中遠隔操作機器と操作監視機器との間に設けられ給電する電源ラインにスラスタを駆動するスラスタ駆動信号を重畳する手段を具備することを特徴とするものである。
記目的を達成するため、本発明の水中遠隔操作機器の制御方法においては、原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器それぞれを連結手段で連結するステップと、この水中遠隔操作機器を共通の通信ラインである通信バスラインを介して通信するステップと、前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報をセンサ情報多重化手段を介して多重化するステップと、前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を操作監視機器を介して監視するステップと、を有し、前記操作監視機器を介して監視するステップは、第1の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、第2の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、かつ、前記第2の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、前記第1の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、位置及び姿勢を移動させ、任意の位置及び姿勢に誘導するステップを有することを特徴とするものである。
また、本発明の水中遠隔操作機器の制御方法においては、原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器それぞれを連結手段で連結するステップと、この水中遠隔操作機器を共通の通信ラインである通信バスラインを介して通信するステップと、前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報をセンサ情報多重化手段を介して多重化するステップと、前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を操作監視機器を介して監視するステップと、前記通信バスライン及び前記センサ情報多重化手段の少なくとも一方が故障したときに、前記水中遠隔操作機器と操作監視機器との間に設けられ給電する電源ラインにスラスタを駆動するスラスタ駆動信号を重畳するステップと、を有することを特徴とするものである。
本発明の水中遠隔操作機器の制御装置及びその制御方法によれば、複数台の水中遠隔操作機器に共通する通信バスラインを設けることにより、搭載するセンサの仕様変更を容易に行うことができ、また、水中遠隔操作機器複数台を容易に連結することができるので水中遠隔操作機器を相互監視し操作性を高めることが可能である。かくして、原子力発電プラントの炉内機器の狭隘部においても、点検や検査等の作業を同時に行うことができ、取扱い性に優れ、信頼性が高くしかも作業時間の短縮を図ることができる。
以下、本発明に係る水中遠隔操作機器の制御装置及びその制御方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置の構成を示すブロック図である。
本図に示すように、原子力発電プラントの原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器を有している。ここでは、2台の水中遠隔操作機器1a,1bを例示し、水中遠隔操作機器1aのみを具体的に図示して説明する。この水中遠隔操作機器1a,1bの複数のセンサ14a,14b〜14nのセンサ情報を多重化するセンサ情報多重化手段が設けられている。また、これらの水中遠隔操作機器1a,1bには、各水中遠隔操作機器1a,1bを連結するための連結手段が設けられている。この連結手段として、例えば、上記ケーブル3やチェーンを用いることも可能である。
また、この水中遠隔操作機器1a,1bの相互の位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を監視するために操作監視機器2が備えられている。この水中遠隔操作機器1a,1bと操作監視機器2とはケーブル3により接続されている。このケーブル3は、共通の通信ラインである通信バスライン4、給電ケーブルである電源ライン5及び映像信号等を伝達する信号ライン6を有している。
また、このケーブル3は、水中遠隔操作機器1a,1bのそれぞれのコネクタ7a,7bに接続されている。この水中遠隔操作機器1aのコネクタ7aには、送受信回路8、電源回路9及び切換回路10が接続されている。この電源回路9は、水中遠隔操作機器1a,1bのそれぞれの回路に対応した電気を供給している。
送受信回路8には、駆動コントローラ11が接続されている。この駆動コントローラ11には、ドライバ回路12a,12b〜12nが接続されている。このドライバ回路12a,12b〜12nには、それぞれモータ13a,13b〜13n及びセンサ14a,14b〜14nが接続されている。このモータ13a,13b〜13nは、スラスタ15a,15b〜15n内に内蔵されている。
また、駆動コントローラ11にはレンズドライバ回路16、監視するテレビカメラ17、このテレビカメラ17のレンズを駆動するレンズ駆動モータ18、原子炉内の水中における深度を計測する深度計19、水中遠隔操作機器1a,1bの傾きを計測する傾斜計としてのジャイロスコープ20、加速度計及び所定箇所からの水中遠隔操作機器1a、1bの距離を計測する距離計21が接続されている。この駆動コントローラ11や図9に示すシリアル伝送器77a,77b等を用いて、水中遠隔操作機器1a,1bに共通の通信バスライン4で通信を行う多重通信の信号処理を行っている。
さらに、上述の操作監視機器2は、コネクタ22を介してケーブル3に接続されている。このコネクタ22には、水中遠隔操作機器1a,1bとの信号を伝送する送受信回路23、それぞれの回路に対応した電気を供給する電源発生器24及び監視モニタ28が接続されている。この送受信回路23には、操作コントローラ25が接続されている。この操作コントローラ25には、制御状態表示器26及び操作器27が接続されている。
このように構成された本実施の形態において、ケーブル3の通信バスライン4を共通化することにより複数台の水中遠隔操作機器1a,1bのケーブル数を増加することなく接続することができる。また、それぞれの水中遠隔操作機器1a,1bに搭載するセンサの仕様変更や個数増加があってもケーブル3の仕様を変更する必要が生じない。
本実施の形態によれば、複数台の水中遠隔操作機器に共通する通信バスラインを設けることにより、搭載するセンサの仕様変更を容易に行うことができる。また、水中遠隔操作機器複数台を容易に連結することができるので、水中遠隔操作機器を相互監視し操作性を高めることが可能である。かくして、原子力発電プラントの炉内機器の狭隘部においても、点検や検査等の作業を同時に行うことができ、取扱い性に優れ、信頼性が高くしかも作業時間の短縮を図ることができる。
図2は、本発明の第2の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置を示す構成図であり、図3は、本発明の第2の実施の形態の3台連結した水中遠隔操作機器の制御装置を示す構成図であり、図4は、本発明の第2の実施の形態の直接連結した水中遠隔操作機器の制御装置の構成を示す説明図で、(a)はその分離した状態を示す斜視図、(b)はその連結した状態を示す斜視図である。本図は、図1の装置にレーザマーカ30aを追加して設けたものであり、図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
本図に示すように、水中遠隔操作機器1aと水中遠隔操作機器1bをケーブル3介して操作監視機器2に接続している。この水中遠隔操作機器1aにはテレビカメラ17aとレーザマーカ30a, 30bを設けて、炉内構造物31の検査作業等を施工している。一方、水中遠隔操作機器1bにはテレビカメラ17bとレーザマーカ30bが同様に設けられている。この水中遠隔操作機器1a及び炉内構造物31を監視エリア32の範囲に収まる位置に配置し、作業監視を行うことができる。
図3は、水中遠隔操作機器1a,1b,1cの3台を連結した実施例である。このような構成においても、炉内構造物31の狭隘な箇所に潜り込むことが可能である。
図4は、水中コネクタを用いて水中遠隔操作機器1a,1bを直接連結する例を示す。この水中遠隔操作機器1aの下部には給電端子49が設けられている。水中遠隔操作機器1bの上部には、給電端子49に合致する受電端子34が設けられている。水中遠隔操作機器1bの内部には、充電器35、バッテリ36が内蔵されている。
このように構成された本実施の形態において、原子力発電プラントの原子炉内の水中を移動し検査しかつ作業を行う水中遠隔操作機器1aを水中に残し引き上げることなく、水中遠隔操作機器1bを介して充電することができる。
本実施の形態によれば、水中遠隔操作機器1aを引き上げることなく、原子力発電プラントの炉内機器の狭隘部においても、点検や検査等の作業が継続して行われ、作業時間の短縮を図れ、さらに水中遠隔操作機器1aの移動距離を格段に短縮化して信頼性を高めることができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置を示す構成図であり、図6は、本発明の第3の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置の変形例を示す構成図ある。本図は、図1の水中遠隔操作機器1a,1bの代わりに薄型水中遠隔操作機器40a,40bの交互教示方法を示すものである。
本図に示すように、炉内構造物31の一部であるシュラウド44の外壁に薄型水中遠隔操作機器40a,40bが配置されている。この薄型水中遠隔操作機器40a,40bそれぞれにレーザマーカ42a,42bと、このレーザマーカ42a,42bのレーザ光41aで照射された面を映像として監視するテレビカメラ43a,43bとを備えている。なお、図6においては、薄型水中遠隔操作機器40a,40bには、レーザマーカ42a,42bと、レーザマーカ42a,42bのレーザ光41aで照射された面を映像として監視するテレビカメラ43a,43bが上下2段に設けられている。
また、この薄型水中遠隔操作機器40a,40bそれぞれに原子炉内の水中における深度を計測する深度計19が設けられている。この深度計19は、例えば、フォトダイオード位置検出素子を利用した位置センサ(PSD)が用いられる。薄型水中遠隔操作機器40a,40bの傾きを計測するために、一例としてジャイロスコープ20が傾斜計として配置されている。また、薄型水中遠隔操作機器40a,40bそれぞれの距離や炉内構造物31の所定箇所からの距離を計測する距離計21を有している。
このように構成された本実施の形態において、一方の薄型水中遠隔操作機器40aが備えたレーザマーカ42aからのレーザ光41aが照射される。このレーザ光41aが照射された他方の薄型水中遠隔操作機器40bの映像をカメラ43bで撮影する。すなわち、薄型水中遠隔操作機器40a,40bのレーザマーカ42a,42bのレーザ光41aで照射された面を映像として監視するテレビカメラ43a,43bを介して、それぞれの映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように位置及び姿勢を移動させ、任意の位置及び姿勢に誘導することができる。
本実施の形態によれば、薄型水中遠隔操作機器40aからレーザ光41aを任意の位置に向けてレーザマーカ42aから照射し、他方の薄型水中遠隔操作機器40bがこのレーザ光で照射された面の映像をテレビカメラ43bで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように炉内構造物31(例えば、シュラウド44)外壁に沿って位置や姿勢を移動させる構成とし、任意の位置や姿勢に誘導することを可能としている。
本実施の形態によれば、水中遠隔操作機器1aを水中に残したまま引き上げることなく、原子力発電プラントの炉内機器の狭隘部においても、薄型水中遠隔操作機器40a,40bの交互教示を実現でき、信頼性を高めることができる。
図7は、本発明の第4の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る画像処理を用いたナビゲーションシステムを示す構成図であり、図8は、本発明の第4の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る画像処理を用いたナビゲーションシステムの変形例を示す構成図である。本図は、図1の水中遠隔操作機器の制御装置に係る画像処理を用いたナビゲーションシステムを示すものであり、図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
本図に示すように、水中遠隔操作機器の制御装置において、水中遠隔操作機器1aには、監視するテレビカメラ17、このレンズを駆動するレンズ駆動モータ18、対象物を照明する照明具37が雲台38を介して送信器39に取り付けられている。水中遠隔操作機器1bを監視する水中遠隔操作機器1aのテレビカメラ17からの画像から水中遠隔操作機器1bの座標を検知することができる。この座標データを基にして水中遠隔操作機器1bの動作範囲を制限したり、目標位置に移動制御することができる。
このように構成された本実施の形態の操作監視機器2において、水中遠隔操作機器1aに搭載したテレビカメラ17は雲台・ZOOM・FOCUS操作器45より操作されて、適切な画像が得られる。このテレビカメラ画像は、映像キャプチャー46を介して画像処理装置47に伝達される。画像処理装置47において、テレビカメラ画像は制御状態表示器26で観察しながら座標データとして処理される。この処理された座標データは、ビークル駆動制御装置48に伝達され、水中遠隔操作機器1bは、動作範囲を制限され、目的位置に移動制御される。
すなわち、図8に示すように、操作監視機器2において、画像入力手段50より画像が入力され、また教示位置入力手段52により教示位置が入力されて、画像処理装置51によって画像処理が行われる。この画像処理は、制御状態表示器26で観察しながら、動作エリア54内の水中遠隔操作機器1bの位置を移動目標位置55に接近するように処理し、座標データとして処理される。また、この画像処理装置51により生成される座標データは、ビークル駆動制御装置53に伝達され、水中遠隔操作機器1bの動作範囲の制限及び目的位置への移動制御に使用される。
本実施の形態によれば、水中遠隔操作機器の制御装置に係る画像処理を用いることにより、ナビゲーションシステムとして、原子力発電プラントの炉内機器おける3次元測位として位置情報を入手することができる。すなわち、水中遠隔操作機器を監視するテレビカメラ画像から水中遠隔操作機器の座標を検知し、この座標データを基に水中遠隔操作機器の動作範囲を制限し、目標位置に移動制御することができる。かくして、炉内機器の狭隘部においても、点検や検査等の作業を同時に行うことができ、取扱い性に優れ、信頼性が高くしかも作業時間の短縮を図ることができる。
図9は、本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例の基本構成を示す説明図で、(a)はその従来例の構成図、(b)はその対応例の構成図である。本図は、図1の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例を示すものであり、図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
従来は、駆動コントローラ11と操作コントローラ25との間は、シリアル伝送器77a,77bを介してケーブル3が接続されている。また、電源発生器24と電源回路9とは、ケーブル3が接続されている。
これに対して、本実施の形態においては、操作コントローラ25と電源回路9とは、変復調器78を介してケーブル3が接続されている。
すなわち、この駆動コントローラ11やシリアル伝送器77b等から構成される通信バスライン及びセンサ情報多重化手段56の少なくとも一方が故障した場合を考慮する。このときは、操作コントローラ25からの指示に基づき、ケーブル3を経由して変復調器79を介してリレー回路80に伝達される。この操作コントローラ25からリレー回路80に信号を伝達する仕方には、下記の3種類の方法がある。
(1)供給電源の電圧レベルを操作信号に準じて変え、ビークル内のリレーを切替え、ビークルの移動及び回転を制御する。
(2)供給電源ラインに操作信号に準じて周波数変調した信号を重畳し、フィルタで信号分別してリレーを切替えて、ビークルの移動や回転を制御する。
(3)供給電源ラインにパルス幅の変えた信号を重畳し、パルス幅に準じてリレーを切替えて、ビークルの移動や回転を制御する。
この水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例の具体例について図10〜図12に基づいて説明する。
図10は、本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例を示す説明図で、(a)はその構成図、(b)はブロック図であり、図11は、本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理の変形例を示す説明図で、(a)はその構成図、(b)はブロック図であり、図12は、本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理の変形例を示す説明図で、(a)はその構成図、(b)はブロック図である。本図は、図1の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例を示すものであり、図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
一例として、図10においては、水中遠隔操作機器の一種であるビークル69の通信バスライン及びセンサ情報多重化手段56の少なくとも一方が故障したときに、指令信号変換回路57から電圧変換器58を経由してスラスタ15a,15b〜15nを駆動させるスラスタ駆動信号を、水中遠隔操作機器1と操作監視機器2との間に設けられた電源ライン64に供給している。
このように構成された本実施の形態の操作監視機器2おいて、供給電源の電圧レベルを操作信号に準じて変更し、ビークル69内のリレーを切替えて、ビークル69の移動、回転を制御している。
他の例として、図11においては、通信バスライン及びセンサ情報多重化手段56の少なくとも一方が故障したときに、指令信号変換回路57から周波数変換器59を経由して重畳回路61にスラスタ15a,15b〜15nを駆動させるスラスタ駆動信号を、ビークル69と操作監視機器2との間に設けられ給電ケーブルである電源ライン64に重畳している。この周波数変換器59には、発信器60が接続されている。
このように構成された本実施の形態の操作監視機器2において、供給電源ラインに操作信号に準じて周波数変調した信号を重畳し、バンドパスフィルタ62a、62b〜62nで信号分別してリレーを切替え、ビークル69の移動、回転を制御している。
また、他の例として、図12においては、通信バスライン及びセンサ情報多重化手段56の少なくとも一方が故障したときに、指令信号変換回路57からパルス幅変換回路63,63a,63b〜63nを経由して重畳回路61にスラスタ15a,15b〜15nを駆動させるスラスタ駆動信号を、ビークル69と操作監視機器2との間に設けられ給電する電源ライン64に重畳している。
このように構成された本実施の形態の操作監視機器2において、供給電源ラインにパルス幅の変えた信号を重畳し、パルス幅に準じてリレーを切替え、ビークル69内のリレーを切替えて、ビークル69の移動、回転を制御している。
本実施の形態によれば、通信バスライン及びセンサ情報多重化手段56の少なくとも一方が故障したときに、水中遠隔操作機器1と操作監視機器2との間に設けられ給電ケーブルである電源ライン64にスラスタ15a,15b〜15nを駆動するスラスタ駆動信号を重畳する。かくして、通信バスライン及びセンサ情報多重化手段56の少なくとも一方が故障したときでも、スラスタ15a,15b〜15nを駆動させて、図2に示す炉内構造物31の狭隘部から水中遠隔操作機器1を容易に引き上げることができるので、保守点検に要する時間を短縮することができ、取扱い性に優れ、信頼性の向上を図ることができる。
図13は、本発明の第6の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る説明図で、(a)はその脱出シリンダの構成図、(b)はその励振機を内蔵した状態を示す外形図、(c)はその励振機を振動している状態を示す外形図ある。本図は、図1の水中遠隔操作機器1a,1bの代わりに適用されるビークル69の脱出方法を示すものである。
本図に示すように、水中遠隔操作機器1の一種であるビークル69が、例えば、図2に示す炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときに、この狭隘部等から脱出する脱出方法を示す。図13(a)には、この脱出方法として、脱出シリンダ65が例示されている。この脱出シリンダ65は、シリンダ66と、このシリンダ66に圧縮して内蔵されているバネ67とを備えている。
このように構成された本実施の形態のビークル69において、炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときには、圧縮して内蔵されているバネ67を解除して蹴るようにして、狭隘部等に挟まれたビークル69を開放することができる。
図13(b)には、この脱出方法として、励振機68が例示されている。
このように構成された本実施の形態のビークル69において、炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときには、図13(c)に示すように、励振機68を稼動させてビークル69を矢印のように振動させて、狭隘部等に挟まれたビークル69を開放することができる。
本実施の形態によれば、ビークル69が図2に示す炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときでも、脱出シリンダ65又は励振機68を稼動させて、この狭隘部等から解放することができるので、保守点検に要する時間を短縮することができ、取扱い性に優れ、信頼性の向上を図ることができる。
図14は、本発明の第7の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に適用されるビークル69の浮力調整シリンダ70の説明図で、(a)はそのピストン72を押し込んだ状態を示す構成図、(b)はそのピストン72を押し出した状態を示す構成図である。本図は、図1の水中遠隔操作機器の制御装置に係る浮力調整シリンダ70を示すものである。
本図に示すように、水中遠隔操作機器1の一種のビークル69内部又は外部に連結して、このビークル69の浮力を調整する浮力調整シリンダ70を備えている。浮力調整シリンダ70は、シリンダ71と、このシリンダ71内を移動するピストン72とを有している。このピストン72は、図示しない形状記憶合金やシャフトモータで移動する構造となっている。また、シリンダ71内には、ヒータ73を設け、シリンダ71内の液体74を加熱することにより、形状記憶合金を変形させることができる。 このように構成された本実施の形態のビークル69おいて、通常の保守点検作業のときには、図14(b)に示すように、このピストン72は押し出され、シリンダ入口71aから炉水が排出された状態にあり、浮力を作用させている。
もしビークル69が図2に示す炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときには、図14(a)に示すように、このピストン72は押し込まれ、シリンダ入口71aから炉水を取り入れた状態にし、浮力が作用しない状態にする。または、これとは逆に、炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときには、このピストン72は押し出され、シリンダ入口71aから炉水が排出された状態にし、浮力が作用する状態とすることも可能である。
本実施の形態によれば、ビークル69が図2に示す炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときでも、ビークル69の内部または外部に連結して浮力調整シリンダ70を設けることにより、ビークル69の浮力を調整して、狭隘部等に挟まれたビークル69を開放することができる。かくして、狭隘部等に挟まれたビークル69の保守点検に要する時間を短縮することができ、取扱い性に優れ、信頼性の向上を図ることができる。
図15は、本発明の第8の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置にシャフトモータ75a,75bを内蔵した状態を示す説明図である。本図は、図1の水中遠隔操作機器の制御装置にシャフトモータ75a,75bを内蔵した状態を示すものであり、図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
本図に示すように、水中遠隔操作機器1の一種であるビークル69は、このビークル69内部に設けた移動及び位置を保持するスライド機構、バランスを調整するバランス調整並びに衝撃力を利用する衝撃力利用手段として機能するシャフトモータ75a,75bを内蔵している。
このように構成された本実施の形態のビークル69において、この内蔵するシャフトモータ75a,75bは、ビークル69の移動及び位置を保持するスライド機構、バランスを調整するバランス調整、衝撃力を利用する衝撃力利用手段として機能する。
本実施の形態によれば、ビークル69が図2に示す炉内構造物31の狭隘部等に挟まれたときでも、ビークル69に左右方向に設置されたシャフトモータ75a、上下方向に設置された75bを設けることにより、ビークル69の移動及び位置を保持するスライド機構、バランスを調整するバランス調整、衝撃力を利用する衝撃力利用手段として機能させることができる。このように、シャフトモータ75a,75bを設けることにより、狭隘部等に挟まれたビークル69を解放することができる。かくして、狭隘部等に挟まれたビークル69の保守点検に要する時間を短縮することができ、取扱い性に優れ、信頼性の向上を図ることができる。
図16は、本発明の第9の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係るケーブル屈曲ユニット76の説明図で、(a)はその基本構成を示す構成図、(b)はその実施例を示す斜視図である。本図は、図1の水中遠隔操作機器1の制御装置にケーブル屈曲ユニット76を設けた状態を示すものである。
本図に示すように、図1の水中遠隔操作機器の制御装置のケーブル3にはケーブル屈曲ユニット76が外装されている。例えば、このケーブル屈曲ユニット76は、ケーブル3の外側に、形状記憶合金81を3本等配分配置することにより構成されている。
このように構成された本実施の形態の水中遠隔操作機器において、ケーブル3の外側に配置した形状記憶合金81に通電することによって収縮することができる。この収縮によって、ケーブル3を矢印が示すように2自由度方向の任意姿勢に屈曲可能である。本実施の形態によれば、水中遠隔操作機器の制御装置のケーブル3に形状記憶合金81より作製されたケーブル屈曲ユニット76が外装され、1自由度又は2自由度の能動屈曲を行えるようにすることにより、ケーブル3の障害物干渉を回避することができる。かくして、水中遠隔操作機器の取扱い性を向上させ、信頼性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第10の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置について説明する。例えば、図1に示す水中遠隔操作機器1には、搭載電子部品の一種であるテレビカメラ17より放射線耐久性能の弱い材料で形成した図示しない照射レベル検知用部材が内蔵されている。また必要に応じて、この照射レベル検知用部材が劣化したことを検知してテレビカメラ17が故障する前に水中遠隔操作機器1を回収する図示しない回収手段が設けられている。
本実施の形態によれば、搭載電子部品より放射線耐久性能の弱い材料で構成した照射レベル検知用部材を搭載し、その照射レベル検知用部材が劣化したことを検知して搭載電子部品が故障する前に水中遠隔操作機器を回収することにより、水中遠隔操作機器の信頼性の向上を図ることができる。
さらに、本発明は、上述したような各実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の各実施例を組み合わせて、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置を示す構成図。 本発明の第2の実施の形態の3台連結した水中遠隔操作機器の制御装置を示す構成図。 本発明の第2の実施の形態の直接連結した水中遠隔操作機器の制御装置の構成を示す説明図で、(a)はその分離した状態を示す斜視図、(b)はその連結した状態を示す斜視図。 本発明の第3の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置を示す構成図。 本発明の第3の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置の変形例を示す構成図。 本発明の第4の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る画像処理を用いたナビゲーションシステムを示す構成図。 本発明の第4の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る画像処理を用いたナビゲーションシステムの変形例を示す構成図。 本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例の基本構成を示す説明図で、(a)はその従来例の構成図、(b)はその対応例の構成図。 本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理例を示す説明図で、(a)はその構成図、(b)はブロック図。 本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理の変形例を示す説明図で、(a)はその構成図、(b)はブロック図。 本発明の第5の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る異常発生対応処理の変形例を示す説明図で、(a)はその構成図、(b)はブロック図。 本発明の第6の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る説明図で、(a)はその脱出シリンダの構成図、(b)はその励振機を内蔵した状態を示す外形図、(c)はその励振機を振動している状態を示す外形図。 本発明の第7の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係る説明図で、(a)はその浮力調整シリンダのピストンを押し込んだ状態を示す構成図、(b)はそのピストンを押し出した状態を示す構成図。 本発明の第8の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置にシャフトモータを内蔵した状態を示す説明図。 本発明の第9の実施の形態の水中遠隔操作機器の制御装置に係るケーブル屈曲ユニットの説明図で、(a)はその基本構成を示す構成図、(b)はその実施例を示す斜視図。
符号の説明
1,1a,1b,1c…水中遠隔操作機器、2…操作監視機器、3…ケーブル、4…通信バスライン、5…電源ライン、6…信号ライン、7a,7b…コネクタ、8…送受信回路、9…電源回路、10…切換回路、11…駆動コントローラ、12,12a,12b〜12n…ドライバ回路、13a,13b〜13n…モータ、14,14a,14b〜14n…センサ、15a,15b〜15n…スラスタ、16…レンズドライバ回路、17,17a,17b…テレビカメラ、18…レンズ駆動モータ、19…深度計、20…ジャイロスコープ、21…距離計、22…コネクタ、23…送受信回路、24…電源発生器、25…操作コントローラ、26…制御状態表示器、27…操作器、28…監視モニタ、30a,30a…レーザマーカ、31…炉内構造物、32…監視エリア、34…受電端子、35…充電器、36…バッテリ、37…照明具、38…雲台、39…送信器、40a,40b…薄型水中遠隔操作機器、41a…レーザ光、42a,42b…レーザマーカ、43a,43b…テレビカメラ、44…シュラウド、45…雲台・ZOOM・FOCUS操作器、46…映像キャプチャー、47…画像処理装置、48…ビークル駆動制御装置、49…給電端子、50…画像入力手段、51…画像処理装置、52…教示位置入力手段、53…ビークル駆動制御装置、54…動作エリア、55…移動目標位置、56…通信バスライン及びセンサ情報多重化手段、57…指令信号変換回路、58…電圧変換器、59…周波数変換器、60…発信器、61…重畳回路、62a,62b〜62n…バンドパスフィルタ、63,63a,63b〜63n…パルス幅変換回路、64…電源ライン、65…脱出シリンダ、66…シリンダ、67…バネ、68…励振機、69…ビークル、70…浮力調整シリンダ、71…シリンダ、71a…シリンダ入口、72…ピストン、73…ヒータ、74…液体(水)、75a,75b…シャフトモータ、76…ケーブル屈曲ユニット、77a,77b…シリアル伝送器、78,79…変復調器、80…リレー回路、81…形状記憶合金。

Claims (4)

  1. 原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器と、
    この水中遠隔操作機器に共通する通信ラインである通信バスラインと、
    前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報を多重化するセンサ情報多重化手段と、
    前記水中遠隔操作機器それぞれを連結する連結手段と、
    前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を監視する操作監視機器と、
    を有し、
    前記水中遠隔操作機器は、この水中遠隔操作機器それぞれに設けたレーザマーカと、このレーザマーカのレーザ光で照射された面を映像として監視するカメラと、を備え、第1の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、第2の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、かつ、
    前記第2の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、前記第1の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、位置及び姿勢を移動させ、任意の位置及び姿勢に誘導することを特徴とする水中遠隔操作機器の制御装置。
  2. 原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器と、
    この水中遠隔操作機器に共通する通信ラインである通信バスラインと、
    前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報を多重化するセンサ情報多重化手段と、
    前記水中遠隔操作機器それぞれを連結する連結手段と、
    前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を監視する操作監視機器と、
    を有し、
    前記通信バスライン及び前記センサ情報多重化手段の少なくとも一方が故障したときに、前記水中遠隔操作機器と操作監視機器との間に設けられ給電する電源ラインにスラスタを駆動するスラスタ駆動信号を重畳する手段を具備することを特徴とする中遠隔操作機器の制御装置。
  3. 原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器それぞれを連結手段で連結するステップと、
    この水中遠隔操作機器を共通の通信ラインである通信バスラインを介して通信するステップと、
    前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報をセンサ情報多重化手段を介して多重化するステップと、
    前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を操作監視機器を介して監視するステップと、
    を有し、
    前記操作監視機器を介して監視するステップは、第1の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、第2の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、かつ、前記第2の水中遠隔操作機器が備えたレーザマーカからのレーザ光を、前記第1の水中遠隔操作機器が前記レーザ光で照射された面の映像をカメラで撮影し、映像の任意の位置にレーザ光が映し出されるように、位置及び姿勢を移動させ、任意の位置及び姿勢に誘導するステップを有することを特徴とする水中遠隔操作機器の制御方法。
  4. 原子炉内の水中を移動し、検査しかつ作業を行う複数台の水中遠隔操作機器それぞれを連結手段で連結するステップと、
    この水中遠隔操作機器を共通の通信ラインである通信バスラインを介して通信するステップと、
    前記水中遠隔操作機器の複数のセンサ情報をセンサ情報多重化手段を介して多重化するステップと、
    前記水中遠隔操作機器それぞれの位置及び姿勢並びに前記原子炉内の炉内構造物との位置及び姿勢を操作監視機器を介して監視するステップと、
    前記通信バスライン及び前記センサ情報多重化手段の少なくとも一方が故障したときに、前記水中遠隔操作機器と操作監視機器との間に設けられ給電する電源ラインにスラスタを駆動するスラスタ駆動信号を重畳するステップと、
    を有することを特徴とする水中遠隔操作機器の制御方法。
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