JP2010032326A - 原子炉内作業装置および作業方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置型装置の特長である施工ツールの正確な位置決めが可能で、大きな作業反力を受けられるという利点と、遊泳型装置の特長である1回の装置投入で広い範囲の施工作業が可能であるという利点とを兼ね備えた炉内作業装置および作業方法を得る。
【解決手段】複数の関節軸を介して回動可能に連結されたロボットアーム部202と、このロボットアーム部に設けられ、作業の対象とする構造物を把持するグリッパ部202A,202Bとを備え、グリッパ部はロボットアーム部に固定された作業の手先となるグリッパ指301Aと前記炉内構造物を把持する固定側のグリッパ指301Bと、その把持位置を新たに装置の固定設置位置として元の固定側のグリッパを手先とする機能を有し、装置全体の移動中における作業施工を実施可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は主に沸騰水型原子炉の原子炉内の構造物を対象とする点検、補修および予防保全等の作業を実施する原子炉内作業装置および作業方法に関するものである。
図18を参照して、原子炉圧力容器101の内部構成を説明する。図18は、上部蓋体を撤去した状態の沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器と、その内部に設置されている炉内構造物を示すものである。
原子炉圧力容器101の内部においては、円柱形状の炉心シュラウド102が複数のシュラウドサポートレグ103によって支持されて設置されており、この炉心シュラウド102の内側には、燃料集合体を支持するための上部格子板104および炉心支持板105が備え付けられている。
また、炉心シュラウド102と原子炉圧力容器101との間には炉水を循環させるためのジェットポンプ106が備え付けられており、ジェットポンプ106の下端面にはシュラウドサポートプレート107が設置されている。
原子炉圧力容器101の底部には、制御棒駆動機構ハウジング(CRDハウジング)108が林立して溶接してあり、原子炉圧力容器101の上端面位置は作業員が各種作業を実施するためのオペレーションフロア109となっている。
このような原子炉圧力容器101を有する商用の原子力発電プラントにおいては、定期的な供用期間中検査が実施されており、プラントの健全性を維持するために炉内構造物の溶接部を中心として、き裂欠陥の発見、補修、予防保全等の対策を実施している。
これらの作業は、放射線の被爆の防護の観点から、原子炉圧力容器および原子炉ウェル内に水を充満させた状態で行う必要があり、遠隔地から作業装置を施工個所に対して設置して操作する必要がある。
従来、このような作業を実施するための装置としては、作業装置を炉内構造物上に固定設置して作業を行う設置型装置と、装置自身を炉水中で遊泳させて作業を行う遊泳型装置とが利用されている。
設置型装置としては、多関節マニピュレータを炉水面上方より吊下し、炉内構造物やガイドパイプに固定設置して作業を行う装置(特許文献1参照)、原子力圧力容器の下鏡部にあるCRDハウジングの下端部からCRDハウジング内に多関節マニピュレータを挿入して作業を行う装置(特許文献2参照)などが提案されている。
一方、遊泳型装置としては、複数のスラスタを備えて任意の方向への遊泳移動を行い、検査作業を実施する装置(特許文献3参照)、あるいは遊泳機能に加えスラスタを用いて炉心シュラウド等の壁面に吸着させ、壁面上を移動させながら作業を行う装置(特許文献4参照)などが提案され、利用されている。
特開2003−337192号公報 特開平7−35892号公報 特許第3011583号公報 特開2005−188954号公報
上述した原子炉内作業装置において、設置型装置については装置を炉内構造物に固定することができるため、施工ツールの正確な位置決めが可能であり、研磨などの反力が発生する作業が行い易いという利点がある。
しかしながら、1箇所の設置箇所において施工可能な領域は限定されており、広域範囲を施工対象とする際には必要に応じて装置の設置位置を変える必要がある。例えば、炉底部領域に装置を設置する際には、炉内への挿入時に、途中に配置されている燃料集合体や制御棒、制御棒案内管などを撤去する必要があり、これらの炉内機器の取り外しや作業装置の設置作業には多大な時間がかかるため、施工期間が長くなるという課題がある。
一方、遊泳型装置の場合には一旦、装置を炉内へ投入すれば自ら遊泳して移動することができるため、広い範囲に亘って作業を行うことができるという利点がある。ただし、遊泳型装置は炉内構造物に対して装置の位置を支持固定することができないため、外力に対する位置の保持が難しく、炉水の流動がある環境での作業、あるいは磨き作業などの反力が発生する作業には向かない。また、設置型装置のように装置と炉内構造物との相対的な位置関係を剛に固定することができないため、施工ツールの絶対位置決めが難しいという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、設置型装置の特長である施工ツールの正確な位置決めが可能で、大きな作業反力を受けられるという利点と、遊泳型装置の特長である1回の装置投入で広い範囲の施工作業が可能であるという利点とを兼ね備えた炉内作業装置および作業方法を得ることを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明では、原子炉内の構造物を対象とする点検、補修、予防、保全およびこれらに関連する作業を実施する原子炉内作業装置であって、複数の関節軸を介して回動可能に連結されたロボットアーム部と、このロボットアーム部に設けられ、前記作業の対象とする構造物を把持するグリッパ部とを備え、前記グリッパ部は前記ロボットアーム部に固定された作業の手先となるグリッパと前記炉内構造物を把持する固定側のグリッパと、その把持位置を新たに装置の固定設置位置として元の固定側のグリッパを手先とする機能を有し、装置全体の移動中における前記作業施工を実施可能としたことを特徴とする炉内作業装置を提供する。
また、本発明では、複数の関節を介してロボットアーム部を回動させ、前記ロボットアーム部に設けたグリッパ部により炉内構造物を把持するとともに、前記グリッパ部の手先部位のグリッパを用いて炉内構造物を把持させ、その把持位置を新たに装置の固定設置位置とし、元の固定側のグリッパを手先として使用して、装置全体を移動させながら施工を実施することを特徴とする炉内作業方法を提供する。
本発明によれば、設置型装置の特長である施工ツールの正確な位置決めが可能で、大きな作業反力を受けられるという利点と、遊泳型装置の特長である1回の装置投入で広い範囲の施工作業が可能であるという利点とを得ることができる。
以下、本発明に係る原子炉内作業装置および作業方法の実施形態について、図1〜図17を参照して説明する。なお、原子炉圧力容器の内部構成については、図18を参照する。
[第1実施形態](図1〜図15、図18)
図1は、本実施形態による原子炉内作業装置の主要構成部分を概略的に説明するための断面図である。
図1に示すように、この原子炉内作業装置1は一例として、図18に示した炉心支持板105に吊下げ状態で設置される構成となっている。すなわち、この原子炉内作業装置1は縦長柱状の設置機構部203と、この設置機構部203の下端側に支持されて原子炉内で作業を行う作業用のロボットアーム部201とを備えている。
設置機構部203は吊下げ用ワイヤ814を介して炉上から吊下され、炉心支持板105に上端部を支持されて、炉心支持板105の下方に着脱可能に挿入される構成となっている。この設置機構部203の一側部には、縦方向に沿ってボールねじ812およびリニアガイド813が設けられている。
ボールねじ812およびリニアガイド813には連結台座501が昇降可能に設けてあり、この連結台座501に作業アーム202としてのロボットアーム部201がその両端に設けられたグリッパ部202A,202Bの一方を介して連結されている。
ロボットアーム部201は複数本、例えば2本のアーム201A,201Bを3次元的に屈曲可能に連結した構成のものであり、これらのアーム201A,201Bのうち、一端側のアーム201Bが設置機構部203に対して関節群204Cを介して支持されている。
なお、以下の説明においては、ロボットアーム部201の連結台座501側である固定設置端側を「ベース側」と称し、その反対側を「手先側」と称する。
図1では機構を模式的に示しており、7つの関節を3つの関節群204A,204B,204Cに分けて示している。すなわち、関節群204Cではベース側からのロール回転、ピッチ回転、ロール回転の3軸の関節を含む構成としてあり、関節群204Aでは手先側からのロール回転、ピッチ回転、ロール回転の3軸の関節を含む構成としてある。また、関節群204Bでは、残りのピッチ回転軸を表している。
このように、ロボットアーム部201は、ベース側からロール回転、ピッチ回転、ロール回転、ピッチ回転、ロール回転、ピッチ回転、ロール回転の7つの回転関節を組合せた機構となっている。
そして、この関節構成により、7自由度の運動自由を有することになり、ロボットアーム部201単体で、作業アーム202のベース側に対する手先側の位置と姿勢とを任意に設定して動作できるようにしてある。
また、一般の産業用マニピュレータなどでは、ベース側の関節ほど装置自重による負荷が大きくなるため、本実施形態では、駆動出力も大きくなるような構造を採用しているが、本実施形態のロボットアーム部201においては、ベース側と手先側との駆動出力の偏りは無い構成としており、ベース側と手先側とのいずれがベース側になっても同様に機能する構成としてある。
なお、本実施形態では関節の数を7軸としているが、関節の数は必ずしも7軸に限定する必要はなく、より多くの冗長な自由度を持たせ、複雑な姿勢を取ることができるようにしてもよい。また、作業姿勢を限定して6軸以下にしてもよく、回転軸方向の組合せについても、これに限定するものではない。さらに、このように回転関節を組合せたシリアルリンク機構に限定するものではなく、ベース側と手先側との位置と姿勢の関係を変化することができる機構であればよい。
このような回転関節を駆動する機構としては、図示を省略するが、一般的なロボットアームと同様に、サーボモータ、減速器、ブレーキを組合せたものを利用することができる。
また、関節の角度はモータに取付けられた回転角センサであるレゾルバによって検出する構成としており、各関節の位置制御および速度制御、トルク制御を行えるようになっている。
さらに、駆動機構についても、上述の構成に限定するものではなく、油圧駆動および(または)水圧駆動による回転アクチュエータなど他の手段を利用してもよい。
次に、図2〜図6を参照して、ロボットアーム部201の両端に搭載して炉内構造物を把持する機能および施工を実施するためのグリッパ機構等について説明する。
図2(a)は、図1に示したグリッパ部202A,202Bを示す断面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線に沿う側断面図である。
これらの図2(a),(b)に示すように、グリッパ部202A,202Bは、一面が開口する筐体320内に平行な1対のねじ軸306A,306Bを設け、これらの各ねじ軸306A,306Bにそれぞれナット307A,307Bを介して1対のグリッパ指301A,301Bを互いに対向する配置で螺着し、各ねじ軸306A,306Bの回転によってナット307A,307Bを移動させ、これによりグリッパ指301A,301Bを互いに接離する方向に動作できる構成としたものである。両グリッパ指301A,301Bの指先端側の対向面にはそれぞれテーパ状凹部からなる把持対象物固定用の嵌合溝313が形成されている。
そして、これらのグリッパ指301A,301Bの接離方向の動作により、例えば原子炉内構造物であるシュラウドサポートレグ103を把持することができるようになっている。
この2本指構成のグリッパ指301A,301Bの開閉については、筐体320内に設けられたサーボモータ302、減速器303、ブレーキ304およびレゾルバ305からなるアクチュエータを用いる構成となっており、各指用の2本のねじ軸306A,306Bを回転させ、指部材に結合したナット部307A,307Bを駆動することで行う。
このように、各指のねじ軸306A,306Bの回転方向が互いに反対方向になるように、互いのねじ軸306A,306Bをギア308A,308Bを介して連結するとともに、サーボモータ302の出力軸302Aを片側のねじ軸306Aにギア308A,308B,308Cを介して伝達することにより、1つのサーボモータを用いて2本指構成のグリッパ指301A,301Bの開閉動作を行う構成としてある。
なお、本実施形態では指の開閉動作用のねじ軸に、台形ねじを用いている。このため、指を開く方向に外力が加わってもバックドライブを起こしにくく、対象物を把持した後にアクチュエータ出力を低下させても、把持力を維持することができる。このため、サーボモータを用いる構成であっても、少ない消費エネルギにより確実な把持固定を維持することができる。グリッパ部202A,202Bは、ロボットアーム部201に対して自由に着脱できる構成となっている。
また、グリッパ部202A,202Bには、ロボットアーム部201から切り離して原子炉内に投入および回収を行うことができるように、吊下げ用のワイヤ312を取付けてある。
また、筐体320には下端部にはオスユニット側にはキー溝311を設けた台板にオスユニットとしてのテーパシャンク309が設けられ、その先端にプルスタッドボルト310が設けられている。
図3は、ロボットアーム部201と、グリッパ部202A,202Bとの連結に適用されるメスユニットの構成を示す断面図である。すなわち、図1に示したロボットアーム部201の両端に備えられる関節群204A,204B,204C等とグリッパ指301A,301Bとの連結部に設けられるテーパシャンク機構用部材を示している。ここでは、図2に示したグリッパ部202A,202Bとの連結を例として説明する。
この連結部には、例えば工作機などの工具脱着機構として利用されている公知の構造を活用することができる。図2に示したテーパシャンク機構は、テーパシャンク309およびプルスタッドボルト310からなるオスユニットとして構成してあり、図4のメスユニットは、図2のオスユニットに嵌合するテーパ401と、ボールチャック402およびエアシリンダ403からなり、メスユニットと対をなす機構としてある。
この構成が、図1に示したグリッパ部202A,202Bに適用されている。例えば、グリッパ部202A,202Bにオスユニットを設け、ロボットアーム部201側にメスユニットを設けている。
この構成により、オスユニット側のプルスタッドボルト310をメスユニット側のエアシリンダ403によって引き寄せることで、テーパ部401に接触摩擦が発生して固定される。
また、オスユニット側にはキー溝311が設けてあり、メスユニット側のキー部材404と合わせることにより主軸まわりの回転位置決めを行い、グリッパ指301A,301Bの先端の正確な向きに設定することができる構成としてある。
グリッパ部202A,202Bをロボットアーム部201と着脱することができるようにするため、指機構の駆動用の動力・信号線ケーブル等については、ロボットアーム部201と別個の系統として配線する構成としてある。
また、ロボットアーム部201と切り離して炉内に投入および回収を行うことができるように、グリッパ部202A,202Bには吊下げ用のワイヤ312を取付けてある。
図4は、ロボットアーム部201と設置機構部203との連結を行う構成、すなわち連結台座501の構成を示す構成図である。
この図4に示すように、連結台座501は肉厚なブロック状部分とその下部に垂下する肉薄部分とを有する形状とされており、この連結台座501の肉薄部分にグリッパ固定用の突起部、すなわち凸形のグリッパ固定用テーパ部502が設けられている。
そして、連結台座501の肉厚なブロック状部分に、図1に示したボールねじ812が螺挿されている。
この構成により、上述のロボットアーム部201と設置機構部203とが、設置機構部203の連結台座501をグリッパで把持することによって連結固定される。
アームで作業を行う際には、設置機構部との連結位置および姿勢が基準の座標となるため、連結部で位置や姿勢の誤差が発生しないように正確に固定する必要がある。
そこで、本実施形態では、グリッパ指301A,301Bが把持する連結台座501に四角錐形状のグリッパ固定用テーパ502が設けてあり、グリッパ指301A,301Bには、このグリッパ固定用テーパ502に嵌合する図2に示した溝形状313が設けてある。
このように、四角錐形状のグリッパ固定用テーパ502を用いることにより、小さい位置誤差および姿勢誤差で連結固定することが可能となっている。また、グリッパ指301A,301Bには施工作業用のツールを搭載して施工を行えるようにしてある。
このような本実施形態の作業装置1が炉内構造物に対して行う施工作業としては、炉内構造物に対する目視検査(VT検査)、超音波探傷検査(UT検査)、磨き作業、溶接作業、き裂発生抑止のための予防保全作業などである。
溶接作業としては、き裂封止のための水中レーザ封止溶接を実施する。これは、炉水が満たされている炉内環境において、施工対象に対してチャンバを押し付け、その内部をアルゴンなどの不活性ガスで満たすことで部分的な気中空間を形成し、そこに溶接フィラーの送り込みとレーザビーム光の照射によりフィラーを融着させて封止を行うものである。
予防保全作業としては、レーザピーニングを実施する。これは、構造材料表面の応力改善手法の一手法であり、高エネルギのパルスレーザを材料表面に照射し、そのとき発生するプラズマの衝撃力により、材料の応力をき裂が発生し難い圧縮応力の状態にするものである。
図5は、グリッパ部に施工作業用ツールを搭載する例として、VT検査を行う場合のグリッパ部を示す構成図である。
VT検査は、炉内構造物のき裂の有無確認などの外観検査を行うものであり、CCDカメラ601と、対象物を照射するための水中照明装置602とを指先に搭載している。同様にしてUT検査を行う場合は、グリッパ部の指先にUTセンサプローブを搭載して活用する。また、レーザピーニングを行う場合は、レーザ発振器によって発振されたレーザ光を伝達する光ファイバ、照射面にレーザの焦点をあわせるためのレンズ、レーザ焦点位置を制御するための焦点調整移動機構などを指先に搭載して施工を行うことが望ましい。
VT検査およびUT検査等のように、小形の施工ツールの場合には、グリッパ機構に搭載して使用することができるが、施工作業によっては、その施工ツールの体積が大きいためグリッパ部に搭載できないものがある。例えば、グラインダを利用した磨き作業や、チャンバ式の溶接作業などが挙げられる。
このような場合には、それぞれ専用の施工ツールヘッドを用意し、グリッパ部と同様にテーパシャンクを用いてロボットアーム部と着脱できるようにし、炉内または炉外においてグリッパ部と施工ツールヘッドとを切り替えて装着することにより、施工を実施する。
図6は、施工ツールヘッドの例として、チャンバ式溶接作業用のヘッド機構を示す構成図である。
図6に示すように、この施工ツールヘッドは主に、施工部をガス封入することにより、部分気中環境を形成するためのチャンバ701、密閉用パッキン702、パージ用ガスチューブ703、溶接フィラー704、送り機構705、レーザ照射機構706、光ファイバ707、施工ツールヘッドの吊下げ用ワイヤから構成される。
また、ロボットアーム部201との連結については、グリッパ部202A,202Bと同様に、ツールシャンク機構を利用して行う。なお、ここでは、グリッパ部202A,202Bと施工ツールヘッドとを付け替えて利用する例を示したが、グリッパ部で施工ツールヘッドを把持して利用する方法を採用してもよい。
図7は、ロボットアーム部201を炉内構造物上に固定設置するための設置機構部203を詳しく図示した断面構成図である。
この図7に示す例では、設置機構部203は炉心支持板105の上面に装置を設置するための構成を示している。
設置機構部203は、炉心支持板上に着座設置するための上端設置台座801、胴体部となる円筒形状のマスト部802、マスト部全体を旋回動作させるための旋回軸機構803、設置機構部203とロボットアーム部201とを連結するための連結台座501、および連結台座501を昇降させるための昇降軸機構804を備えた構成とされている。
炉心支持板105の上面には、燃料支持金具や制御棒案内管の位置を固定するためのガイドピン805が設置されており、このガイドピン805を利用して上端設置台座801のガイドピン受け806を貫通させることで装置全体の方位を固定する。
設置機構部203の下端部に配置されている下端設置台座807は、CRDハウジング108の内面に挿入され、設置機構部203に加わる水平方向の力や転倒する向きのモーメントに対して、上端設置台座801と下端設置台座807とによって抗する構成となっている。
なお、下端設置台座807は、CRDハウジング108と接するため、設置機構の旋回動作が行えるように受動的に回転できる構成となっている。
旋回軸機構803は設置機構部の上方に取付けられており、サーボモータ808、減速器809、およびブレーキ810によるアクチュエータを用いてマスト部の旋回動作を行えるようになっている。
サーボモータ808には回転角センサであるレゾルバ811が備わっており、任意の旋回角度に調整できるようになっている。昇降軸機構804は、同様にサーボモータ808、減速器809、ブレーキ810の構成の機構によってマスト部802内のボールねじ812を駆動する。
ロボットアーム部201との連結部である連結台座501は、リニアガイド813上を上下にスライドするようになっており、ボールねじ812の回転によって昇降する。
昇降軸の駆動用のサーボモータ808にも回転角センサが備えてあり、連結台座501の昇降位置を任意に調整できる構成としてある。
設置機構部203の上端には、クレーンやホイストで装置の上げ下げをするためのワイヤ814が取付けられており、このワイヤ814を用いて炉内構造物上への設置や回収を行う。
ロボットアーム部と設置機構部との連結については、グリッパ部の構成として上述したように、グリッパで設置機構部203の連結台座501を把持することで行う。
なお、詳細な説明については後述するが、本実施形態の作業装置1はロボットアーム部201を設置機構部203から切り離してアーム部自身が移動して作業を行うことが可能である。
このような作業形態の構成で、かつ施工にグリッパ部202A,202Bではなく専用の施工ツールヘッドを搭載して行う必要がある場合には、グリッパ部202A,202Bの把持による連結ではなく、ロボットアーム部201と設置機構部203とをテーパシャンク機構によって直接連結する方式を採用してもよい。
その場合には、グリッパ部202Aで炉内構造物を把持した後に、ベース側の連結を切り離し、その切り離し部位に施工ツールヘッドを装着するという使用が可能である。
図8は、本実施形態による装置を制御するシステムの構成を示している。
この図8に示すように、装置を制御するための制御盤901は、図18に示したオペレーションフロア109上に設置する。本実施形態の装置1(図8では「902」)と制御盤901とは、動力および信号用の伝送ケーブル、エアシリンダ903駆動用のエアチューブによって接続してある。
制御盤901には、サーボモータ904を制御し、またモータのブレーキ905を制御するためのモータコントローラ回路906、サーボモータ904の回転角センサ907の値を取得するための角度検知回路908、圧縮エアの圧力制御弁・制御回路909を備え、さらにこれらを統括して装置全体の動作計画および各軸の指令値の算出等を行うための制御演算CPU回路910を備えた構成としてある。さらに、制御盤901は、オペレータが操作するための操作盤911に接続してある。
そして、この操作盤911は、装置の状態を示す状態表示モニタ912と、装置の動作指令を行うためのマウスやジョイスティックなどの操作指令器913、これらの情報処理を行う指令処理CPU回路914から構成してある。
本実施形態の装置駆動制御については、オペレータの作業指示に基づいて半自動的に行われる。すなわち、選択された作業内容を実施するために必要なグリッパ部または施工ツールヘッド先端の位置姿勢軌道を制御演算CPU回路910によって設計し、その軌道を実現するためのロボットアーム部の各関節角度を算出して各軸の角度制御を実施することで自動制御が行われる。
図9は、この自動制御における、シュラウドサポートレグ103周りの領域の施工を対象とした場合における装置の設置、施工、および回収の作業の流れを説明するフローチャートである。
図9に示すように、本実施形態の作業では、ロボットアーム部201にグリッパ部202A,202Bが装着され(S101)、グリッパ部202で設置機構部の連結台座が把持固定される(S102)。そして、装置が炉内に吊下げられて着座設置され(S103)、設置機構部の旋回動作による方位調整が行われる(S104)。
次に、設置機構203部の昇降動作により高さ調整が行われ(S105)、ロボットアーム部201が炉内へ展開される(S106)。
また、施工箇所が設置機構の設置箇所を基点とした動作範囲内にあるかの判断が行われ(S107)、動作範囲内にある場合(YES)には、グリッパ部202Aまたは施工ツールヘッドが施工箇所に位置決めされて施工が実施される(S108)。
一方、施工箇所が設置機構の設置箇所を基点とした動作範囲内にない場合(NO)には、グリッパ部202Aでシュラウドサポートレグが把持され(S109)、グリッパ部202Bの把持が開放される(S110)。また、施工箇所がグリッパ部202Aの把持箇所を基点とした動作範囲内にあるかの判断が行われ(S111)、この判断がYESの場合にはグリッパ部202Bが施工箇所に位置決めされて施工が実施される(S112)。
また、ステップS111の判断がNOの場合には、施工の実施に施工ツールヘッドが必要かの判断が行われ(S113)、この判断がYESの場合には、グリッパ部202Bが取外され(S114)、さらに施工ヘッドが装着されて(S115)、施工ツールヘッドが施工箇所に移動されて施工が実施される(S116)。
そして、ステップS113の判断がNOの場合は、グリッパ部202Bが施工箇所に位置決めされて、施工が実施される(S117)。
さらに、グリッパ部202Bで別のシュラウドサポートレグを把持する工程(S118)と、グリッパ202Bの把持を開放する工程(S119)と、施工箇所がグリッパ部202Bの把持箇所を基点とした動作範囲内にあるかの判断を行う工程(S120)とを備えている。
この判断がYESの場合には、施工の実施に施工ツールヘッドが必要かについて、さらに判断され(S121)、またステップS120の判断がNOである場合には、ステップS109に戻り、グリッパ部202Aでシュラウドサポートレグが把持される。
また、ステップS121の判断がYESの場合には、グリッパ部202Bが取出され(S122)、施工ツールヘッドが装着されるとともに(S123)、施工ツールヘッドが施工箇所に移動されて施工が実施される(S124)。
また、ステップS121の判断がNOの場合には、グリッパ部202Aが施工箇所に位置決めされて施工が実施すされる(S125)。
図10〜図17は、以上の工程に基く設備動作概念を示す説明図である。なお、以下の説明には図18も参照する。
まず、図10および図11を参照して、施工対象箇所が装置設置位置から近い場合における作業方法について説明する。
図10に示すように、グリッパ部202A,202Bを含むロボットアーム部201を設置機構部203に搭載した状態で、炉水面上方よりオペレーションフロア109上にある燃料交換台車や天井クレーンを使用して炉内に吊下し、炉心支持板105上に設置機構部203を着座させて装置を設置して固定する。
このとき、炉心支持板105上のガイドピン805を利用して設置機構部203の方位を固定する。
次に、図11に示すように、設置機構部203で旋回および昇降の動作を行い、作業位置に応じてアームの展開方向および昇降高さを調節する。
その後、ロボットアーム部201を動作させてアームを設置機構部203の外側に展開させる。施工対象箇所が装置設置位置に近い場合には、そのままグリッパ部202Aに搭載した施工機器を用いて作業を実施する。
ここで、施工ツールヘッドが必要な作業である場合には、装置を原子炉内に投入する前に、グリッパ部202Aに代えて施工ツールヘッドを搭載しておけばよい。また、炉内でグリッパ部202Aと施工ツールヘッドとを付け替えて利用してもよい。グリッパ部202Aと施工ツールヘッドとを付け替えて利用する方法の場合には、まず取外すグリッパ部202Aが上方を向くようにロボットアーム部201の姿勢を取り、グリッパ部202Aを切り離して引き上げる。
そして、同様に施工ツールヘッドをテーパシャンク309が下向きになるようにして吊下げ、ロボットアーム部201の連結部に挿入させて連結する。
次に、図12〜図15を参照して、施工対象箇所が装置設置位置から遠い場合における作業方法について説明する。
図12に示すように、この方法では、手先側のグリッパにて炉内構造物を把持した後にロボットアーム部201を設置機構部203から切り離してロボットアーム部自身を移動させて施工を行う。
この手順については、まずロボットアーム部201の新たな固定支持端とする炉内構造物を、グリッパ部202Aで把持する。ここでは、シュラウドサポートレグ103の横面を把持する。
次に、これまでロボットアーム部201の固定支持端となっていたグリッパ部202Bの指を開き、設置機構部203からアームを切り離す。
これにより、図13に示すように、グリッパ部202Aで把持している箇所を中心とした領域においてグリッパ部202Bをアームの新たな手先として作業を実施することができ、作業領域を拡大することができる。
なお、施工ツールヘッドが必要な作業である場合には、グリッパ部202Bを切り離して施工ツールヘッドに付け替えて実施する。
また、図14に示すように、さらに広範囲の作業を行う場合には、再度アームの移動動作を行う。すなわち、アームの手先となっていたグリッパ部202Bを新たな固定支持端とするために、移動方向にある炉内構造物をグリッパ部202Bで把持し、これまでロボットアーム部の固定支持端となっていたグリッパ部202Aの指を開き、ロボットアーム部201の移動動作を行う。
これにより、図15に示すように、グリッパ部202Bで把持した箇所を中心とした領域において、グリッパ部202Aを手先として作業を行うことが可能となる。
次に、各種施工を行うためのロボットアーム部201の手先位置の動作方法について説明する。
VT検査は検査対象物と非接触の作業であり、また一つのアーム姿勢で検査できる領域が広いことから、検査箇所がカメラの画角に入るようにロボットアーム部201を制御して手先の位置姿勢を調整する。
一方、UT検査やレーザ溶接作業、レーザピーニング作業は検査箇所および施工点が小さなスポット領域となるため、手先を精度良く動作させて必要な面領域の施工を実施する必要がある。
これらの施工は炉内構造物の溶接線とその近傍領域に適用されるが、この領域において施工抜けが無いように施工パスを設定し、そのパス上を手先の施工機器が追従するようにロボットアーム部201の制御を行う。このようにして各種施工を実施する。
次に、装置を炉外へ回収する手順について説明する。
装置を回収する際には、上述した装置の設置手順、ロボットアーム部201の展開、移動手順の逆の手順を取って実施する。
すなわち、ロボットアーム部201の移動動作を行った場合には、逆の手順で移動動作を行い、設置機構部203の連結台座501をグリッパ部で把持することで連結を行い、ロボットアーム部201を設置機構部内203に収納する。
その後、設置機構部203ごと装置全体を引き上げて炉外に回収する。以上のように、シュラウドサポートレグ103周りの施工を行うものである。
[第2実施形態]
次に、図16(a),(b)を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
この実施形態は、前述の第1実施形態で示した着脱型グリッパ202A,202Bに代えて、別のロボットアーム部201を連結して利用するものである。
例えば、図16(a)に示すように、2個の連結口を有する連結ジョイント1701を用いて直接ロボットアーム部201同士を連結することで、図16(b)に示すように、全体のアーム長を長くすることができ、より広範囲の施工を行うことができる。
また、構成関節自由度数が倍になるため、ロボットアーム部を複雑な形状に変化させることができ、施工経路上の障害となる炉内構造物を姿勢の変化で回避するという使用方法を採用することができる。
この場合、装置を炉内に投入する前に、複数のロボットアーム部201を連結させておき、まとめて設置機構部203に搭載して吊下ろせばよい。または、炉内での施工ツールヘッドの着脱のように、一旦装置を炉内に設置した後に、連結用のロボットアーム部201を連結ジョイント1701を取付けた状態で近傍に吊下げ、その場で連結する方法を採用してもよい。
本実施形態によれば、複数の関節軸からなるロボットアーム部と、その両端に炉内構造物を把持するためのグリッパ部とを兼ね備えた機構構造を有し、手先のグリッパを用いて炉内構造物を把持し、その把持位置を新たに装置の固定設置位置とするとともに、元の固定側のグリッパを手先として適用することで、装置全体を移動させながら施工を実施することができる。
また、ロボットアーム部とグリッパ部とが自由に着脱できる構造となっており、炉内構造物の把持用グリッパと施工機器を搭載した施工ツールヘッドとを交換して利用することができる。
また、上記の作業装置を、炉内構造物上に設置するための設置装置に搭載して炉内に設置することができる。
また、設置装置には、ロボットアーム部を水平方向に旋回動作させる機構を搭載することができる。
また、設置装置には、ロボットアーム部を上下方向に昇降移動させる機構を搭載することができる。
また、上記作業装置において、ロボットアーム部と設置装置との連結を、設置装置の連結台座をグリッパ部を用いて把持することで行うことができる。
また、着脱式のグリッパ部に代えて別のロボットアームを結合させてアームの本数を自由に変えることができる。
また、複数のロボットアーム同士の結合部に施工ツールヘッドを備えるものとすることができる。
[第3実施形態]
図17(a),(b)は、本発明の第3実施形態を示す説明図である。
本実施形態によれば、図17(a)に示すような3個の連結口を有する連結ジョイント1801を用いる。そして、2本のロボットアーム部201と施工ツールヘッド1801とを連結して利用する。
また、それぞれのロボットアーム部201にはグリッパ部202A,202Bを搭載し、両方のグリッパ部で炉内機器を把持固定する。
このように、2本のロボットアーム部201,201を用いて支持固定することで閉リンク構造が形成されるため、1本のロボットアーム部201を利用するときよりも大きな発生力や高い機構剛性を得ることができる。
これにより、磨き作業などの施工反力の大きい作業や、重量の大きな施工ツールヘッドを搭載した際にも安定して作業を実施することが可能である。
また、施工ツールヘッドに代えて、さらに別の1本のロボットアーム部を連結させ、3本のアーム構成とすることにより、ロボットアーム部の移動動作とアームを利用した作業とを並行して実施することが可能である。
[他の実施形態]
なお、以上の実施形態においては、沸騰水型原子炉の炉底部領域、特にシュラウドサポートレグ103周りの領域に適用する場合について例示したが、本発明の利用についてはこの作業領域に限定されるものではない。
すなわち、グリッパ部の指形状を適用箇所の炉内構造物の形状に合わせて変更すれば、炉底部中心領域、上部格子板および炉心支持板の上下領域など、種々の領域への適用が可能である。
このように、多関節構造を有するロボットアームに対し、炉内構造物に支持固定しながらアーム自体を移動させる機能を付加することにより、遊泳型装置と設置型装置の両者の利点を兼ね備えた施工装置を実現することができる。
また、本発明では、炉内構造物の形状を計測し、構造物の設計寸法と実物との形状誤差を補正する処理を組合せて利用することができ、その場合には、作業の精度を高めることができる。例えば、グリッパ部や施工ツールヘッド部に超音波センサ、レーザ距離計などの距離計測用センサ、またカメラ画像を利用して対象物との距離や傾き、3次元形状を計測することで、目標とする手先の位置姿勢を補正して修正することができる。
本発明の第1実施形態による作業装置の構成を示す作業装置全体の構成図。 (a),(b)は、図1に示した作業装置のグリッパを示す構成図。 図1に示したロボットアーム部の着脱機構示す構成図。 図1に示したロボットアーム部の連結台座を示す構成図。 本発明の第1実施形態におけるVT検査機能付きグリッパを示す構成図。 本発明の第1実施形態における水中溶接施工ツールヘッドを示す構成図。 図1に示したロボットアーム部を示す詳細説明図。 本発明の第1実施形態を示す制御装置構成図。 本発明の第1実施形態におけるシュラウドサポートレグ周りの施工における動作の流れを示すフローチャート。 本発明の第1実施形態におけるシュラウドサポートレグ周りの施工における動作説明図。 本発明の第1実施形態におけるシュラウドサポートレグ周りの施工における動作説明図。 本発明の第1実施形態におけるシュラウドサポートレグ周りの施工における動作説明図。 本発明の第1実施形態におけるシュラウドサポートレグ周りの施工における動作説明図。 本発明の第1実施形態におけるシュラウドサポートレグ周りの施工における動作構成図。 本発明の第1実施形態を示すシュラウドサポートレグ周りの施工における動作構成図。 (a),(b)は、本発明の第2実施形態を示す構成図。 (a),(b)本発明の第3実施形態を示す説明図。 原子炉圧力容器の内部を示す全体構成図。
符号の説明
101 原子炉圧力容器
102 炉心シュラウド
103 シュラウドサポートレグ
104 上部格子板
105 炉心支持板
106 ジェットポンプ
107 シュラウドサポートプレート
108 CRDハウジング
109 オペレーションフロア
201 ロボットアーム部
202 作業アーム
202A グリッパ部
202B グリッパ部
203 設置機構部
204A 関節群
204B 関節群
204C 関節群
301A グリッパ指
301B グリッパ指
302 サーボモータ
302A 出力軸
303 減速器
304 ブレーキ
305 レゾルバ
306A ねじ軸
306B ねじ軸
307A ナット
307B ナット
308A ギア
308B ギア
308C ギア
309 テーパシャンク
310 プルスタッドボルト
311 キー溝
312 吊下げ用ワイヤ
313 テーパ嵌合用溝機構
401 テーパ
402 ボールチャック
403 エアシリンダ
404 キー
501 連結台座
502 グリッパ固定用テーパ
601 CCDカメラ
602 水中照明装置
701 チャンバ
702 密閉用パッキン
703 パージ用ガスチューブ
704 溶接フィラー
705 溶接フィラー送り機構
706 レーザ照射機構
707 光ファイバ
801 上端設置台座
802 マスト部
803 旋回軸機構
804 昇降軸機構
805 ガイドピン
806 ガイドピン受け
807 下端設置台座
808 サーボモータ
809 減速器
810 ブレーキ
811 レゾルバ
812 ボールねじ
813 リニアガイド
814 吊下げ用ワイヤ
901 制御盤
902 装置
903 エアシリンダ
904 サーボモータ
905 ブレーキ
906 モータコントローラ回路
907 回転角センサ
908 角度検知回路
909 エア制御弁・回路
910 制御演算CPU回路
911 操作盤
912 状態表示モニタ
913 操作指令器
914 操作指令CPU回路
1701 連結ジョイント
1801 連結ジョイント
1802 施工ツールヘッド

Claims (8)

  1. 原子炉内の構造物を対象とする点検、補修、予防、保全およびこれらに関連する作業を実施する原子炉内作業装置であって、複数の関節軸を介して回動可能に連結されたロボットアーム部と、このロボットアーム部に設けられ、前記作業の対象とする構造物を把持するグリッパ部とを備え、前記グリッパ部は前記ロボットアーム部に固定された作業の手先となるグリッパと前記炉内構造物を把持する固定側のグリッパと、その把持位置を新たに装置の固定設置位置として元の固定側のグリッパを手先とする機能を有し、装置全体の移動中における前記作業施工を実施可能としたことを特徴とする炉内作業装置。
  2. 前記ロボットアーム部と前記グリッパ部とは自由に着脱できる構成を有し、炉内構造物の把持用グリッパと施工機器を搭載した施工ツールヘッドとの交換利用を可能とした請求項1記載の炉内作業装置。
  3. 炉内構造物上に設置する設置装置に前記ロボットアーム部を搭載し、炉内に設置可能とした請求項1または請求項2記載の炉内作業装置。
  4. 前記設置装置には、前記ロボットアーム部を水平方向に旋回動作させる機構が搭載されている請求項3に記載の炉内作業装置。
  5. 前記設置装置には、前記ロボットアーム部を上下方向に昇降移動させる機構が搭載されている請求項3または請求項4に記載の炉内作業装置。
  6. 前記ロボットアーム部と前記設置装置との連結は、前記設置装置の連結台座がグリッパ部により把持することで可能な構成とした請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の炉内作業装置。
  7. 着脱式の前記グリッパ部に代え、または前記グリッパ部とともに、別のロボットアームを結合させてアームの本数を可変とした請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の炉内作業装置。
  8. 請求項1から請求項7までに記載の作業装置を使用して、複数の関節を介してロボットアーム部を回動させ、前記ロボットアーム部に設けたグリッパ部により炉内構造物を把持するとともに、前記グリッパ部の手先部位のグリッパを用いて炉内構造物を把持させ、その把持位置を新たに装置の固定設置位置とし、元の固定側のグリッパを手先として使用して、装置全体を移動させながら施工を実施することを特徴とする炉内作業方法。
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