JP5043405B2 - コンテンツ表示装置、およびコンテンツ表示装置の制御方法 - Google Patents

コンテンツ表示装置、およびコンテンツ表示装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置において、同時表示される複数種別のコンテンツを効率的に表示するための技術に関する。
例えば地上/BSデジタル放送やいわゆるワンセグ(1セグメント)放送などの多重放送サービスでは、従来、映像コンテンツとともにデータ放送コンテンツや文字・字幕コンテンツなど複数種別のコンテンツが画面上に同時表示されるよう構成されている。そして、このような表示画面上の複数コンテンツ同時表示に関しては、例えばデジタル放送ではARIB(社団法人電波産業会)により「STD−B24」や「TR−B14」などの運用規定が定められている。
上記規定によると、コンテンツ表示装置は複数コンテンツを同時表示するために、まず「PMT(Program Map Table)」と呼ばれる表示予定コンテンツの識別情報を示すテーブルを取得する。そして、例えばPMTに「映像コンテンツ」、「データ放送コンテンツ」、「字幕コンテンツ」の識別情報が示されている場合には、コンテンツ表示装置は、まず表示画面上に各コンテンツの表示枠3つを確保する。つづいて実際のコンテンツデータの取得後に、確保したそれぞれの枠に該当コンテンツの表示を行うよう構成されている(非特許文献1、2等参照)。
ARIB STD−B24(デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式) ARIB TR−B14(地上デジタルテレビジョン放送運用規定)
しかし、PMTは主に放送局が事前に作成したものであるため、放送内容の変更やその他原因によって、コンテンツ表示装置が取得したPMTには例えば「字幕コンテンツ」の識別情報が含まれていても、実際に字幕コンテンツのデータそのものは送信されない、といった事態も発生している。すると、上記従来のコンテンツ表示装置は、実際には表示すべきコンテンツが無い字幕の表示枠を確保することになり、有限な表示領域を無駄にしてしまう、という課題がある。
以上の課題を解決するために、本発明は、PMTのようなコンテンツ表示予定の有無を示すテーブルを取得しその表示枠を確保した後に、表示予定のコンテンツデータそのものが取得されない場合には、確保した表示枠を他の表示のために消去する機能を備えるコンテンツ表示装置を提供する。
具体的には、複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置であって、各種別毎に画面への同時表示予定の有無を示すテーブルを取得するテーブル取得部と、テーブルに従ってコンテンツ表示予定枠を画面上に表示する枠表示部と、表示予定のデータを取得したか判断する判断部と、取得したとの判断結果である場合に枠を利用しそのコンテンツを表示する表示部と、取得しないとの判断結果である場合には枠を他の表示のために消去する消去部と、を有するコンテンツ表示装置である。また、このような構成を備えるコンテンツ表示装置の計算機による制御方法も提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、PMTなどのテーブルによって表示すべきコンテンツの識別情報が示されたにも関わらず実際には表示すべきコンテンツデータが取得されない場合に、確保していた無駄な表示枠を解放し他のコンテンツの表示枠とすることができる。したがって有限の表示領域を有効に活用することができる、という効果を奏する。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1、5、6、7、11について説明する。また、実施例2は、主に請求項2、8について説明する。また、実施例3は、主に請求項3、9について説明する。また、実施例4は、主に請求項4、10について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例のコンテンツ表示装置におけるコンテンツの表示画面の一例を表す概略図である。この図1(a)に示すように、コンテンツ表示装置が取得したPMTには、表示画面上に表示すべきコンテンツの種別「0x06(字幕)」と、該コンテンツのPID(パケット識別子)「1」が示されている。そこで本実施例のコンテンツ表示装置は、図1(b)に示すようにPID「1」で識別される字幕コンテンツを表示するための表示予定枠γを表示画面上に予め確保する。なお、字幕のPIDは「1」とは限らないが、本発明では便宜上字幕のPIDを「1」、また映像コンテンツのPIDを「2」、データ放送のPIDを「3」として以下説明を行う。
また、上記PMTには、同時に表示すべきその他コンテンツとして、種別「0x02(映像)」や、種別「0x0D(データ放送)」がそれらコンテンツのPIDとともに示されている。そこで、同じく図1(b)に示すようにそれらコンテンツを表示するための枠α、βも同様に表示画面上に確保する。
その後このコンテンツ表示装置は、PMTで示されるPIDを有する「映像コンテンツ」と「データ放送コンテンツ」は受信したものの、所定時間内にPID「1」で示される字幕コンテンツを受信することは無かった。すると、本実施例のコンテンツ表示装置は、予め確保しておいた字幕データ用の表示枠γを消去する。そして図1(c)に示すように、表示枠α内に取得した映像を表示する。またデータ放送については、消去した表示枠γの領域も加えて確保した新規の表示枠β'内に表示する、という具合である。
このように本実施例のコンテンツ表示装置は、実際にデータが取得されなかったコンテンツの表示枠を消去し、その消去された枠のあった領域を他のコンテンツの表示に利用する。したがって、有限の表示領域を有効に活用することができる。
<機能的構成>
図2は、本実施例のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ表示装置」(0200)は、複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置である。「複数種別のコンテンツ」とは、データ種別の異なる複数のコンテンツをいい、例えばコンテンツがデジタル放送コンテンツであれば、「映像コンテンツ」、「データ放送(BMLブラウザ用)コンテンツ」、「字幕コンテンツ」、チャンネル情報やコンテンツタイトル、あるいは電子番組表情報などの「番組情報コンテンツ」などが挙げられる。
なお、本明細書ではコンテンツ表示装置としてデジタル放送コンテンツの表示装置を例に挙げ説明しているが、もちろんそれに限定されない。例えばDVDやハードディスクのような記録媒体から読み出したコンテンツに対して本発明を適用することも可能である。またテレビ電話など、放送に限らず通信を利用したアプリケーションに本発明を適用しても良い。いずれにせよ、後述するように複数種別のコンテンツを画面上に同時表示する際にテーブルを利用して各コンテンツの表示枠を予め確保する形態のものであれば、本発明はどのようなコンテンツ表示装置であっても構わない。
そして、この「コンテンツ表示装置」(0200)は、図2に示すように「テーブル取得部」(0201)と、「枠表示部」(0202)と、「判断部」(0203)と、「表示部」(0204)と、「消去部」(0205)と、からなる。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやRAM(主メモリ)、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザインターフェースなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、RAM上に展開したプログラムをCPUなどで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「テーブル取得部」(0201)は、テーブルを取得する機能を有する。「テーブル」とは、各種別毎に画面への同時表示予定の有無を示すテーブルをいい、例えばコンテンツがデジタル放送コンテンツであれば、「PMT(Program Map Table)」が挙げられる。このテーブル取得部は、例えば「チューナ」や「復調回路」、あるいはその他通信インターフェースなどで実現することができる。
図3は、このテーブル取得部で取得されるテーブルの一例であるPMTを表す概念図である。この図にあるように、例えばPMTはデジタル放送波のTS(トランスポートストリーム)パケットとして取得することができる。またPMTの本体には、図に示すように、「stream_type」と「elementary_PID」が対になった情報が複数含まれており、これによって表示画面に表示すべき表示予定のコンテンツと、そのコンテンツのPIDが示される。
例えば「stream_type:0x06」であれば、表示すべきコンテンツの一つが字幕コンテンツであり、かつ、その字幕コンテンツのPID(パケット識別子)は「elementary_PID:1」であることが分かる。また、そのPMTが、さらに「stream_type:0x02」や「stream_type:0x0D」を含んでいれば、上記字幕コンテンツと同時に画面上に表示すべきコンテンツは「MPEG2ビデオ」や「データ放送」であることが分かる、という具合である。
このようにPMTなどのテーブルによって、表示画面上に同時に表示すべきコンテンツに関する情報を知ることができる。
「枠表示部」(0202)は、テーブルに従ってコンテンツ表示予定枠を画面上に表示する機能を有する。この枠表示部は、具体的には、例えば「CPU」や「RAM」などの演算装置や、「表示処理回路」や「ディスプレイ」などの表示装置を用いた以下のような処理によって実現することができる。すなわちPMTなどのテーブルに含まれるstream_typeによって、例えば表示画面上に同時に表示すべきコンテンツが「映像コンテンツ」、「データ放送コンテンツ」、「字幕コンテンツ」であることが判断できる。すると、コンテンツ表示装置のディスプレイサイズや各コンテンツに必要な枠サイズの情報などから、「CPU」の演算処理によってそれぞれのコンテンツ表示予定枠のレイアウト情報を算出し、「RAM」に格納する。なお、このレイアウト情報はオーバーレイ表示やマルチウィンドウ表示なども含め様々な表示形態に応じたレイアウト情報であって良い。そして、そのレイアウト情報に従って、「表示処理回路」にて例えば図1(b)に示すように各表示予定枠α、β、γを描画し、「ディスプレイ」に表示する、という具合である。なお、この枠表示部は、上記のように実際に表示画面上に表示予定枠を描画しなくても構わない。例えば、レイアウト情報を生成することで、表示画面上の表示予定枠を確保するまでの処理であっても良い。
そして、このように表示(確保)されたコンテンツ表示予定枠内に、実際に取得した表示予定の各コンテンツを表示する。しかし、本実施例では、以下の構成によって表示予定のコンテンツが実際には取得されなかった場合に、その未取得コンテンツに係る表示予定枠を消去することを特徴とする。
「判断部」(0203)は、表示予定のデータを取得したか判断する機能を有する。この判断部は、例えばPMTなどのテーブルで示される表示予定コンテンツのPIDに関して、実際にチューナにて受信し復調したTSパケットのPIDと一致するか否かの判断を「CPU」の論理演算処理によって行うことで実現することができる。また、この判断処理は、予め所定時間を設け、その所定時間内に表示予定のコンテンツデータを取得したか判断するよう構成することが望ましい。
図4は、この判断部での判断処理の対象となるコンテンツデータの一例を表す概念図である。この図4(a)にあるように、PIDが「1」で示される字幕コンテンツのTSパケット、同じく「2」で示される映像コンテンツのTSパケット、「3」で示されるデータ放送コンテンツのTSパケットが、本実施例のコンテンツ表示装置のチューナや復調回路にて受信、復調され取得される。そして、例えばPMTなどのテーブルにてPID1,2,3が示されていれば、判断部では表示予定の字幕コンテンツ「1」、映像コンテンツ「2」、データ放送コンテンツ「3」のデータをそれぞれ取得した、と判断する。
一方、図4(b)に示すように、枠を表示してから所定時間内に上記のように取得したTSパケットの中に、例えばPIDが「2」、「3」で示されるTSパケットは含まれているが、PID「1」で示される字幕コンテンツのTSパケットは含まれていなかった。そして、取得したPMTなどのテーブルにはPID「1」が含まれている場合、この判断部では、PID「1」で示される表示予定のデータについて取得しないと判断する、という具合である。
なお、上記例ではPID(パケット識別子)の一致を判断することで表示予定データの取得有無を判断しているが、それ以外にも、例えばPMTのコンテンツ種別(stream_type)の情報と、コンテンツデータ本体のデータ形式やコンテンツ管理情報などからその取得有無を判断するよう構成しても良い。
このようにコンテンツ表示予定枠が表示されているコンテンツに関して、実際のコンテンツデータそのものの取得有無を判断部にて判断することで、後述する表示予定枠の消去などの分岐フラグを立てることができる。
「表示部」(0204)は、判断部(0203)での判断結果が取得したとの判断結果である場合に、枠表示部(0202)にてすでに表示済の枠を利用しそのコンテンツを表示する機能を有する。この表示部は、例えば「表示処理回路」や「ディスプレイ」によって実現することができる。
図5は、画面上に表示済のコンテンツ表示予定枠を利用した表示部のコンテンツ表示画面の一例を表す概略図である。この図5(a)にあるように、PMTなどのテーブルに従って、コンテンツ表示予定枠α、β、γが表示され、取得した映像コンテンツとデータ放送コンテンツがそれぞれ枠α、βに表示されている。ここで、字幕コンテンツが取得されその旨が判断部にて判断されると、図5(b)にあるように字幕コンテンツ「今日のフェンシング大会において・・・」がその表示枠γに表示される、という具合である。
「消去部」(0205)は、判断部(0203)での判断結果が取得しないとの判断結果である場合に、枠表示部(0202)にてすでに表示済の枠を他の表示のために消去する機能を有する。この消去部も、例えば「表示処理回路」や「ディスプレイ」によって実現することができる。具体的には、例えば図5(a)に示すように、表示画面上に字幕コンテンツ(PID「1」)を表示するための枠γが確保、表示されている。しかし、所定時間内にそのPID「1」で示されるコンテンツデータを取得しなかった場合、その旨判断部にて判断され、枠γは消去される。そして、図1(c)に示すように、その枠は例えばデータ放送コンテンツの表示に利用される、という具合である。
このように、実際にデータが取得されなかったコンテンツの表示枠を消去し、その消去枠のあった領域に他のコンテンツを表示することができ、有限の表示領域を有効に活用することができる。
なお、以下の実施例も含む本発明のコンテンツ表示装置は、例えば液晶テレビディスプレイなどの各種ディスプレイ装置やPC用モニタ装置、携帯電話装置などさまざまな装置に組み込まれて利用されて構わない。また本発明は、特に携帯電話装置において有効であるといえる。なぜならば、一般的に処理能力の低い携帯電話装置では、複数種別のコンテンツの同時表示においてオーバーレイ表示やマルチウィンドウ表示などができないことが多い。そのため本発明のコンテンツ表示装置のように不必要な表示枠を消去して有限の表示領域を有効に利用することで、処理能力の低い携帯電話装置でも複数種別のコンテンツの効率的な同時表示を容易に行うことができるようになるからである。
あるいは、本発明のコンテンツ表示装置は、放送/蓄積混合表示型サービスにおける複数コンテンツの同時表示に適用しても効果的である。なぜならば放送/蓄積混合表示型サービスでは、放送映像コンテンツ以外のコンテンツ(データ放送コンテンツや字幕コンテンツなど)は夜中などに予めHDD(大容量域億媒体)に蓄積される。そのため、記憶容量が足りないなどで蓄積コンテンツの破棄や蓄積失敗などが発生した場合、表示すべきコンテンツデータそのものを取得(蓄積)していない、という事態も発生しやすいからである。
<その他の機能的構成>
なお、上記実施例にて記載したように表示するコンテンツがデジタル放送コンテンツであれば、コンテンツ表示装置はさらに以下のような構成を備えていると良い。
図6は、本実施例のコンテンツ表示装置における、別の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の別の「コンテンツ表示装置」(0600)は、上記同様、「テーブル取得部」(0601)と、「枠表示部」(0602)と、「判断部」(0603)と、「表示部」(0604)と、「消去部」(0605)と、からなる。そして、このコンテンツ表示装置は、さらに「デジタル放送受信部」(0606)を備えることを特徴とする。
「デジタル放送受信部」(0606)は、複数種別のコンテンツを取得するための機能を有する。また、「複数種別のコンテンツ」にはデジタル放送に含まれるデータ、放送映像、が含まれている。このデジタル放送受信部は、例えばデジタル放送用の「チューナ」や「復調部」、「TSデコーダ(デマルチプレクサ)」、などで実現することができる。具体的には、「チューナ」にて受信したデジタル放送波を「復調部」にて復調しトランスポートストリーム(TS)として取り出す。そして、そのTSを「TSデコーダ」にて映像TSや音声TS、字幕TSやデータ放送TSに分離、変換し、各コンテンツデータを取得する、という具合である。
<ハードウェア的構成>
図7は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、コンテンツ表示装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して複数種別のコンテンツの同時表示処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、コンテンツ表示装置は、複数種別のコンテンツを取得するための「テレビアンテナ」(0701)と、「チューナ」(0702)と、「復調部」(0703)と、「TS(トランスポートストリーム)デコーダ」(0704)と、を備えている。また、その取得したコンテンツを出力するための「音声デコーダ」(0705)と、「映像デコーダ」(0706)と、「表示処理回路」(0707)と、「ディスプレイ」(0708)と、「スピーカ」(0709)と、も備える。
また、ユーザからの入力操作を受け付ける「操作部」(0711)と、放送局ごとのデータ放送コンテンツを記憶する「NVRAM」(0712)と、その他の各種データやプログラムを格納する「ROM」(0713)と、各種演算処理を行うための「RAM」(0714)や「CPU」(0715)と、外部装置/ネットワークとの通信を行う「通信I/F部」(0716)も備える。そして、それらが「システムバス」(0710)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また「RAM」は、「ROM」から各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「RAM」や「ROM」、「NVRAM」などにはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
ここでコンテンツ表示装置は、まず以下のような処理によってPMTなどのテーブルを取得し、「ディスプレイ」上にコンテンツ表示予定枠を表示(確保)する。具体的に、コンテンツ表示装置は「テレビアンテナ」より入力されたデジタル放送信号を、「チューナ」及び「復調部」の処理を経てトランスポートストリーム(TS)に変換する。そしてそのトランスポートストリームを、「TSデコーダ」により映像、音声、その他コンテンツデータ(BMLブラウザデータ、字幕データなど)、またPMTデータのTSパケットに分離する。つづいて予め所定PIDが規定されているPMTを、TSパケットのPIDを利用して判別し、そのPMTに含まれる情報から表示予定のコンテンツのコンテンツ種別、例えば「0x06(字幕)」、「0x02(映像)」、「0x0D(データ放送)」、や、そのPIDの情報、例えばPID=「1」、「2」、「3」を取得し、「RAM」に格納する。
そして、その「RAM」に格納したコンテンツ種別の情報を「CPU」にて判断し、各コンテンツ種別に対応したコンテンツ表示予定枠に関して、図1(b)のように表示画面上での表示位置や大きさなどを定めたレイアウト情報を取得し、そのレイアウト情報を「RAM」に格納する。また場合によっては、コンテンツ表示装置は「ディスプレイ」上にレイアウト情報などで示されるコンテンツ表示予定枠を描画、表示する。
またこのレイアウト情報は、例えば「操作部」にて受け付けた字幕表示オフや映像コンテンツの拡大化などのユーザ設定に応じて生成、取得されるよう構成すると良い。また「操作部」にて受け付けたユーザからの入力操作によって、チャンネル情報やコンテンツタイトルなどの番組情報コンテンツも同時表示されるよう設定されていれば、「通信I/F」にて取得し「NVRAM」等に格納されている番組情報コンテンツ用のコンテンツ表示予定枠を含むレイアウト情報を取得しても良い。
つづいて、コンテンツ表示装置は、以下のような処理によって表示予定のデータを取得したかの判断や、その判断結果に基づく表示枠を利用したコンテンツ表示、あるいは表示予定データが無い表示予定枠の消去を行う。具体的には、同様に「テレビアンテナ」より入力されたデジタル放送信号を変換、分離して得られた映像、音声、その他コンテンツデータ(BMLブラウザデータ、字幕データなど)のTSパケットを取得する。そして、その分離されたTSパケットのPIDの中に、上記PMTに含まれ「RAM」に格納されている表示予定コンテンツのPIDと一致するものがあるか否かの判断を「CPU」の論理演算処理によって実行する。そしてPIDが一致するTSパケットがあれば、表示予定のコンテンツデータを取得した、とコンテンツ表示装置は判断する。
また「RAM」に格納された表示予定コンテンツのPIDについて、所定時間以内に分離、取得したTSパケットのPIDの中に一致するものが無かった場合、表示予定コンテンツのデータを取得しなかった、とコンテンツ表示装置は判断する。なお、所定時間のカウントは、例えば「CPU」の内部クロックや、外部タイマなどを利用して行うと良い。
そして「RAM」に格納されたレイアウト情報に含まれる各コンテンツ表示予定枠に関して、表示予定のデータを取得しなかったと判断されたPIDに基づく表示予定枠を消去する、及びその他のコンテンツ表示予定枠へ転用する修正処理が実行される。あるいはディスプレイ上に表示予定枠が既に描画されていれば、該当する表示予定枠の消去処理や他の表示予定枠との合成描画処理が実行される。
そして、「RAM」に格納されたレイアウト情報に応じて、以下のように取得した複数種別のコンテンツが「ディスプレイ」に同時表示される。まず、映像コンテンツデータは、分離された映像ストリームを「映像デコーダ」にてデコードすることで取得される。また、「データ放送コンテンツ」や「字幕コンテンツ」については、まずBMLブラウザデータストリームや字幕データストリームを「RAM」に転送し、格納する。なおRAMは不揮発性メモリでもかまわない。そしてRAMに転送後、「CPU」の演算処理により、各データストリームを「データ放送コンテンツ」や「字幕コンテンツ」として生成することで取得される。
そして取得された各コンテンツデータが、レイアウト情報で示されるコンテンツ表示予定枠に表示されるよう「表示処理回路」にて重畳、合成処理などされて「ディスプレイ」に出力される。また分離されたデータのうち、音声ストリームは「音声デコーダ」にてデコードされ、同期情報に基づいて対応する映像の「ディスプレイ」への出力と同期して「スピーカ」よりへ出力される。このようにして、表示データの有無に応じて表示予定枠が修正され効率的に画面資源を利用した形での複数種別のコンテンツ同時表示が実現される、という具合である。
また、本コンテンツ表示装置が前述の放送/蓄積混合型サービスに対応していれば、さらに「HDD」(0717)などの大記憶容量の記憶媒体を備えていても良い。その場合には、この「HDD」に蓄積されているデータ放送コンテンツや字幕コンテンツが「映像デコーダ」に出力され、上記処理と同様にその表示予定枠に表示されることになる。そして、記憶容量が足りない等の原因で上記表示すべきコンテンツが蓄積されていなければ、その表示予定枠が消去される、という具合である。
<処理の流れ>
図8は、本実施例のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置の制御方法であって、まず、各種別毎に画面への同時表示予定の有無を示すテーブルを取得する(ステップS0801)と、テーブルに従ってコンテンツ表示予定枠を画面上に表示する(ステップS0802)。その後、例えば所定時間以内に表示予定のデータを取得したか判断する(ステップS0803)。
そしてステップS0803での判断の結果が取得したとの判断結果である場合には、ステップS0802にて表示した枠を利用しそのコンテンツを表示する(ステップS0804A)。一方、ステップS0803での判断の結果が取得しないとの判断結果である場合には、取得しなかったと判断されたコンテンツに係る枠を他の表示のために消去し(ステップS0804B)、例えば該他のコンテンツの表示枠として利用する。
図9は、本実施例のコンテンツ表示装置における処理の流れの、さらに詳細な一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、操作部のユーザ操作によって未起動状態のテレビ起動が行われ(ステップS0901)、例えばテレビアンテナより入力されたデジタル放送信号の復調変換処理によって前述のようにトランスポートストリームが取得され、TSデコーダにて各種データストリームに分離される。そしてそのデータストリームの中からテーブルであるPMTを検出した(ステップS0902)場合、PMTにて示される字幕コンテンツの表示予定有無の判定をCPUにて行う(ステップS0903)。
ここでPMTから字幕コンテンツが無いと判定された場合は、字幕コンテンツ用の表示予定枠の表示(確保)は行わない(ステップS0904)。一方、字幕コンテンツがあると判定された場合、例えば操作部で受け付けたユーザの字幕表示オン/オフ設定の判定などの後、該字幕表示設定オンの場合には字幕コンテンツ用の表示予定枠を取得する(ステップS0905)。
その後、CPUの処理によって、所定時間内にデータストリーム中から字幕コンテンツが検出されるか否かをチェックする(ステップS0906)。そして字幕コンテンツを取得したと判断された場合には、CPUはステップS0905にて取得した字幕コンテンツ用の表示予定枠にその字幕コンテンツ「今日のフェンシング大会において・・・」などの表示を行う(ステップS0907)。一方、字幕コンテンツを所定時間内に取得できなかったと判断された場合、CPUはステップS0905にて取得した字幕コンテンツ用の表示予定枠の消去を行い(ステップS0907)、例えばBMLデータ放送コンテンツ用の表示枠が拡大される。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ表示装置によって、実際にデータが取得されなかったコンテンツの表示枠を消去し、その消去された枠のあった領域を他のコンテンツの表示に利用することができる。したがって、有限の表示領域を有効に活用することができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、上記実施例1を基本として、所定時間内に表示予定のコンテンツそのものが取得されず該表示予定枠を消去した後にそのコンテンツを取得した場合に、表示予定枠を復活表示し、コンテンツをその枠内に表示することを特徴とするコンテンツ表示装置である。
<機能的構成>
図10は、本実施例のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ表示装置」(1000)は、実施例1を基本として、「テーブル取得部」(1001)と、「枠表示部」(1002)と、「判断部」(1003)と、「表示部」(1004)と、「消去部」(1005)と、からなる。なお、これら「テーブル取得部」と「枠表示部」と「判断部」と「表示部」と「消去部」については上記実施例にて既に記載済みであるので、その説明は省略する。
そして、本実施例の特徴点は、コンテンツ表示装置が、さらに「制御部」(1006)を有する点である。
「制御部」(1006)は、消去部(1005)による枠の消去後に枠消去に係るデータを取得したとの判断結果を判断部(1003)が得た場合には、そのコンテンツの表示予定枠を枠表示部(1002)に表示させる機能を有する。この制御部は、具体的には、例えば「CPU」や「RAM」などの演算装置や、「表示処理回路」や「ディスプレイ」などの表示装置を用いた上記処理によって実現することができる。
このようにして、枠の表示が消去された後でも、その消去枠に係るコンテンツの取得によってコンテンツを表示することができる。
また表示予定枠の表示に関して、1回目のコンテンツ表示予定枠の消去後はPMTなどのテーブル取得ではなくコンテンツそのものの取得によって行われることなる。したがって、枠表示に関する処理手順を減らすことができるので、コンテンツ表示装置の処理負荷を低減することもできる。また、この2回目以降のコンテンツ表示予定枠の表示を、例えば1回目のレイアウト情報などを再利用して実行することで、そのレイアウト情報などの生成取得処理の処理負荷を省くこともできる。
<処理の流れ>
図11は、本実施例のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
また、本実施例の処理の流れは実施例1を基本として、図8に示すステップS0803(表示予定データの取得有無を判断するステップ)までは同一であるため該ステップまでの処理の流れの記載は省略する。そしてこの図にあるように、判断の結果が取得しないとの判断結果である場合には、取得しなかったと判断されたコンテンツに係る枠を他の表示のために消去する(ステップS1101)。その後、枠消去に係るデータを取得したか否かを判断し(ステップS1102)、枠消去に係るデータを取得したとの判断結果が出力された場合には、その取得したと判断されたコンテンツデータの表示予定枠を表示させ(ステップS1103)、その枠を利用して取得したコンテンツを表示する(ステップS1104)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のコンテンツ表示装置によって、枠の表示が消去された後でも、その消去枠に係るコンテンツの取得によってコンテンツを表示することができる。
また表示予定枠の表示に関して、1度目のコンテンツ表示予定枠の消去後はPMTなどのテーブル取得ではなくコンテンツそのものの取得によって行われることなる。したがって、枠表示に関する処理手順を減らすことができるので、コンテンツ表示装置の処理負荷を低減することもできる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、上記実施例2を基本として、ユーザの操作入力が行われている場合には、消去部による枠の消去後に該枠消去に係るデータを取得した場合でも、前記再度のコンテンツ表示予定枠の表示を行わないよう構成されたことを特徴とするコンテンツ表示装置である。したがって、例えばコンテンツ表示装置の操作中に、急に操作対象のコンテンツ表示領域が狭くなることによる誤操作や視認性の悪化を防止することができる。
<機能的構成>
図12は、本実施例のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ表示装置」(1200)は、実施例2を基本として、「テーブル取得部」(1201)と、「枠表示部」(1202)と、「判断部」(1203)と、「表示部」(1204)と、「消去部」(1205)と、「制御部」(1206)と、からなる。なお、これら「テーブル取得部」と「枠表示部」と「判断部」と「表示部」と「消去部」と「制御部」については上記実施例にて既に記載済みであるので、その説明は省略する。
そして、本実施例の特徴点は、コンテンツ表示装置が、さらに「操作判断部」(1207)と、「第二制御部」(1208)と、を有する点である。
「操作判断部」(1207)は、枠表示部(1202)に表示されているコンテンツに対して利用者による入力操作が行なわれているか判断する機能を有する。この操作判断部は、具体的には例えば操作パネルなどの「入力デバイス」や、「CPU」と「RAM」などの演算装置などによって実現することができる。
図13は、枠表示部にて表示されているコンテンツに対するユーザの入力操作の一例を表す概念図である。この図にあるように、例えばディスプレイ上の表示枠β'内にデータ放送コンテンツ「本日のヘッドラインニュース」の見出しが表示されている。そしてユーザは見出しを選択してニュースの詳細な内容を表示するために、キー操作によって選択カーソルを操作している、という具合である。そして操作判断部では、このような操作が行われているか否かを例えば以下のような処理によって判断すると良い。
まず、ユーザがキー操作によってコンテンツに対してBMLブラウザなど関連アプリケーションの操作を行うと、操作されたキーの情報はイベントとしてCPUに伝達される。そしてCPUはこのイベント受信によって「ユーザ操作実行中」のフラグをオンとしてRAMに格納する。つづいてCPUは内部クロックを用いて所定時間の計測を行う。そして時間計測中に新たなイベントを検出すると、CPUは内部クロックを用いた所定時間の計測をリセットし、新たにその時点からの時間計測を開始する。このようにしてフラグがオンになっている間はコンテンツに対するユーザによる入力操作が行なわれていると判断する。
また上記計測によって所定時間の経過が通知されると、CPUは「ユーザ操作実行中」フラグをオフにする。そして、このように「ユーザ操作実行中」フラグがオフである間はユーザの入力操作が行われていないと判断する、という具合である。
なお、上記所定時間は一律の設定値であっても良い。あるいは例えばROM内にイベントと所定時間との対応付けの一覧表を持ち、CPUがイベントを受信した時にその一覧表から操作されているイベントを特定することで、そのイベントに応じて設定された所定の時間の計測を開始するよう構成されていても良い。
「第二制御部」(1208)は、操作判断部(1207)での判断結果が、入力操作が行なわれているとの判断結果である場合には、そのコンテンツの表示予定枠を枠表示部(1202)に表示させないように制御する機能を有する。
具体的には、上記説明したようにTSデコーダにて分離、取得されたコンテンツデータが、枠消去に係るデータであることがそのPIDなどから判断される。すると、CPUはRAMにて「ユーザ操作実行中」フラグがオンになっているか参照する。そして、「ユーザ操作実行中」フラグがオンであれば、その消去された枠の再表示(確保)を実行しない。一方、「ユーザ操作実行中」フラグがオフであれば、実施例2にて記載したようにそのコンテンツの表示予定枠の再表示(確保)を行い、例えば取得した字幕コンテンツ「本日のフェンシング大会において・・・」をその枠内に表示する、という具合である。
<処理の流れ>
図14は、本実施例のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
また、本実施例の処理の流れは実施例2を基本として、図11に示すステップS1101(枠を他のコンテンツ表示のために消去するステップ)までは同一であるため該ステップまでの処理の流れの記載は省略する。そしてこの図にあるように、枠を他のコンテンツ表示のために消去し(ステップS1401)、消去により生じる領域を利用し他のコンテンツを表示する(ステップS1402)。
その後、枠消去に係るコンテンツのデータを取得するか判断し(ステップS1403)、取得したとの判断結果が出力されると、ステップS1402にて表示されている他のコンテンツに対して利用者が入力操作を実行しているか否かが判断される(ステップS1404)。そして判断の結果、入力操作が実行されていないとの判断結果が出力されると、ステップS1403で取得したと判断されたコンテンツの表示予定枠の表示を行い(ステップS1405)、その枠を利用し該コンテンツの表示が実行される(ステップS1406)。
一方、判断の結果、入力操作が実行されているとの判断結果が出力されると、該入力操作が終了するまでは、ステップS1403で取得したと判断されたコンテンツの表示予定枠の表示は行わない、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ表示装置によって、ユーザが消去枠を利用して表示されているコンテンツに対して何らかの操作を実行中であれば、消去枠に係るデータを取得しても表示予定枠及びコンテンツの表示を実行しないよう制御することができる。したがって例えばコンテンツ表示装置の操作中に、急に操作対象のコンテンツ表示領域が狭くなることによる誤操作や視認性の悪化を防止することができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、上記実施例のいずれかを基本として、判断部での判断結果を例えばディスプレイに表示するなどしてユーザに報知する機能をさらに備えることを特徴とするコンテンツ表示装置である。
図15は、ユーザへ判断結果を報知するための表示画面の一例を表す概略図である。この図にあるように、表示画面上の表示枠λに「字幕コンテンツ取得なし」と表示することで、ユーザは字幕コンテンツそのものが取得されていないため字幕コンテンツの表示が無いことを知ることができる。このように、判断部での判断結果をユーザに報知することで、例えば表示画面上に字幕コンテンツが表示されないのは字幕コンテンツが取得されないからなのか、それ以外の原因、例えばユーザ設定により字幕コンテンツ表示がオフに設定されているからなのか、等をユーザが知ることができる。
<機能的構成>
図16は、本実施例のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ表示装置」(1600)は、実施例1を基本として、「テーブル取得部」(1601)と、「枠表示部」(1602)と、「判断部」(1603)と、「表示部」(1604)と、「消去部」(1605)と、からなる。また、上記その他の実施例を基本として、図示していない「制御部」、「操作判断部」や「第二制御部」などを有していても良い。なお、これら「テーブル取得部」と「枠表示部」と「判断部」と「表示部」と「消去部」、また「制御部」、「操作判断部」、「第二制御部」については上記実施例にて既に記載済みであるので、その説明は省略する。
そして、本実施例の特徴点は、コンテンツ表示装置が、さらに「報知部」(1606)を有する点である。
「報知部」(1606)は、判断部(1603)での判断結果を利用者に報知する機能を有する。この報知部での報知方法はさまざまな方法であって良く、例えばディスプレイ上の所定枠にその旨のテキストやアイコンを表示したり、OSD(オンスクリーン・ディスプレイ)表示したりする報知方法が挙げられる。あるいはLEDを所定間隔で明滅させたり、スピーカから判断結果を示すメッセージを出力したり、所定のBEEP音を出力したりする報知方法も挙げられる。また、その報知内容は、判断結果に加えてユーザ設定を示す情報を同時に表示したり、PMTなどのテーブルに関する情報などを同時に表示したりしても良い。そして、この報知部は、具体的にはその報知方法に応じて例えば「ディスプレイ」や「スピーカ」、「表示処理回路」や「音声処理回路」などの出力装置や、「CPU」や「RAM」などの演算装置によって実現することができる。
<処理の流れ>
図17は、本実施例のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置の制御方法であって、まず、各種別毎に画面への同時表示予定の有無を示すテーブルを取得する(ステップS1701)と、テーブルに従ってコンテンツ表示予定枠を画面上に表示する(ステップS1702)。その後、例えば所定時間以内に表示予定のデータを取得したか判断する(ステップS1703)。
そしてステップS1703での判断の結果が取得したとの判断結果である場合には、ステップS1702にて表示した枠を利用しそのコンテンツを表示する(ステップS1704A)。一方、ステップS1703での判断の結果が取得しないとの判断結果である場合には、取得しなかったと判断されたコンテンツに係る枠を他の表示のために消去し(ステップS1704B)、例えば該他のコンテンツの表示枠として利用する。そして、ステップS1703での判断結果を、例えばディスプレイにその旨のテキスト表示をするなどしてユーザに対して報知する(ステップS1705)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のコンテンツ表示装置によって、判断部での判断結果をユーザに報知することができる。したがって例えば表示画面上に字幕コンテンツが表示されないのは字幕コンテンツが取得されないからなのか、それ以外の原因、例えばユーザ設定により字幕コンテンツ表示がオフに設定されているからなのか、等をユーザが知ることができる。
実施例1のコンテンツ表示装置におけるコンテンツの表示画面の一例を表す概略図 実施例1のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1のコンテンツ表示装置のテーブル取得部で取得されるテーブルであるPMTの一例を表す概念図 実施例1のコンテンツ表示装置の判断部での判断処理の対象となるコンテンツデータの一例を表す概念図 実施例1のコンテンツ表示装置の表示部での、画面上に表示済のコンテンツ表示予定枠を利用したコンテンツ表示画面の一例を表す概略図 実施例1のコンテンツ表示装置における機能ブロックの、さらに別の一例を表す図 実施例1のコンテンツ表示装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例1のコンテンツ表示装置における処理の流れの、さらに詳細な一例を表すフローチャート 実施例2のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例3のコンテンツ表示装置の枠表示部にて表示されているコンテンツに対するユーザの入力操作の一例を表す概念図 実施例3のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4のコンテンツ表示装置においてユーザへ判断結果を報知するための表示画面の一例を表す概略図 実施例4のコンテンツ表示装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例4のコンテンツ表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0200 コンテンツ表示装置
0201 テーブル取得部
0202 枠表示部
0203 判断部
0204 表示部
0205 消去部

Claims (11)

  1. 複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置であって、
    コンテンツの識別情報を示すテーブルを取得するテーブル取得部と、
    前記テーブルで示されるコンテンツの識別情報に従ってコンテンツ表示予定枠を画面上に表示する枠表示部と、
    枠表示部がコンテンツ表示予定枠を画面上に表示後、前記コンテンツの識別情報で示されたコンテンツのデータを取得したか判断する判断部と、
    判断部での判断結果が取得したとの判断結果である場合にコンテンツ表示予定に対応するコンテンツを表示する表示部と、
    判断部での判断結果が取得しないとの判断結果である場合には他のコンテンツを表示するために当該コンテンツ表示予定枠を消去する消去部と、
    を有するコンテンツ表示装置。
  2. 判断部は、前記コンテンツ表示予定枠の表示後、予め設けられた所定の時間内に前記コンテンツのデータを取得したかを判断することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  3. 消去部による消去後にコンテンツ表示枠消去に係るデータを取得したとの判断結果を判断部が得た場合にはそのコンテンツ表示予定枠を枠表示部に表示させる制御部をさらに有する請求項1または2に記載のコンテンツ表示装置。
  4. 表示されているコンテンツ表示予定枠内のコンテンツに対して利用者による入力操作が行なわれているか判断する操作判断部と、
    入力操作が行なわれているとの判断結果である場合には消去部による消去後にコンテンツ表示予定枠消去に係るデータを取得した場合でもそのコンテンツ表示予定枠を枠表示部に表示させないように制御する第二制御部と、
    をさらに有する請求項に記載のコンテンツ表示装置。
  5. 判断部での判断結果を利用者に報知する報知部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載のコンテンツ表示装置。
  6. 複数種別のコンテンツを取得するためのデジタル放送受信部を有し、
    前記複数種別のコンテンツにはデジタル放送に含まれるデータ、放送映像、が含まれている請求項1から5のいずれか一に記載のコンテンツ表示装置。
  7. 複数種別のコンテンツを画面上に同時表示可能なコンテンツ表示装置の制御方法であって、
    コンテンツの識別情報を示すテーブルを取得するテーブル取得ステップと、
    前記テーブルで示されるコンテンツの識別情報に従ってコンテンツ表示予定枠を画面上に表示する枠表示ステップと、
    枠表示ステップにてコンテンツ表示予定枠を画面上に表示後、前記コンテンツの識別情報で示されたコンテンツのデータを取得したか判断する判断ステップと、
    判断ステップでの判断結果が取得したとの判断結果である場合に枠に対応するコンテンツを表示する表示ステップと、
    判断ステップでの判断結果が取得しないとの判断結果である場合には他のコンテンツを表示するために当該コンテンツ表示枠を消去する消去ステップと、
    を計算機に実行させるコンテンツ表示装置の制御方法。
  8. 消去ステップによる消去後にコンテンツ表示予定枠消去に係るデータを取得したとの判断結果を判断ステップにて得た場合には、そのコンテンツの表示予定枠を枠表示ステップにて表示させる制御ステップをさらに有する請求項7に記載のコンテンツ表示装置の制御方法。
  9. 表示されているコンテンツ表示予定枠内のコンテンツに対して利用者による入力操作が行なわれているか判断する操作判断ステップと、
    入力操作が行なわれているとの判断結果である場合には消去ステップによる消去後にコンテンツ表示予定枠消去に係るデータを取得した場合でもそのコンテンツ表示予定枠を枠表示ステップにて表示させないように制御する第二制御ステップと、
    をさらに有する請求項8に記載のコンテンツ表示装置の制御方法。
  10. 判断ステップでの判断結果を利用者に報知する報知ステップをさらに有する請求項7から9のいずれか一に記載のコンテンツ表示装置の制御方法。
  11. 複数種別のコンテンツを取得するためのデジタル放送受信ステップを有し、
    前記複数種別のコンテンツにはデジタル放送に含まれるデータ、放送映像、が含まれている請求項7から10のいずれか一に記載のコンテンツ表示装置の制御方法。
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