JP3951633B2 - ナビゲーション装置並びにそのプログラム。 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、操作性のよいナビゲーション装置並びにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音声によって表示される地図の拡大/縮小を指示できるカーナビゲーションシステムとして、特開2000−29490号公報に記載されたようなシステムがあった。このカーナビゲーションシステムでは、使用者が音声により「地図を拡大してください」と発声すると、音声認識によって命令を認識し、地図を拡大することができる。
また、このカーナビゲーションシステムでは、音声により命令を入力する際に、使用者が命令を意図していない会話をカーナビゲーションシステムが受信してしまいシステムが誤動作することを防止するために、PTT(Push-To-Talk)スイッチを設けている。そして、使用者がPTTスイッチを押しながらマイクを介して音声入力する場合には、マイクを介しての音声入力処理を実行するが、PTTスイッチを押していない場合には音声入力処理を実行しないようにすることによって、誤動作を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のカーナビゲーションシステムでは、音声のみを用いて命令を入力するため、単なる地図の拡大/縮小のような言葉で表現することが容易な命令については実行できるが、地図上のある部分についての処理を行いたい場合のように、言葉では説明が難しい処理の命令には対応しきれず操作性が悪い。また、音声入力ではなく方向キーを用いてスクロールを行い、さらに、拡大/縮小ボタンを押して地図の拡大/縮小を実行することもできるが、この場合にも、多くのボタン操作が必要となり、操作性が悪いという問題があった。
また、使用者は、地図情報の操作を直接行うための方向キーや決定キーの他に、音声入力をするためのPTTスイッチを更に押さなければならず、やはり、操作に多くのボタン操作が要求されるため、操作性が悪いという問題がある。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、操作性のよいナビゲーション装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるナビゲーション装置においては、現在位置を含む地図情報を表示する表示部、及びこの表示部に対して書かれた手書き図形の座標を取得する座標入力手段を備えたディスプレイ部と、音声を受信する音声入力手段と、この音声入力手段からの音声を認識する音声認識手段と、衛星からの電波を受信するアンテナと、このアンテナが受信した電波に基づいて上記現在位置を特定し、この特定した現在位置に対応した地図情報を上記表示部に表示するとともに、上記座標入力手段への上記座標の入力の始まりの時間より予め定められた時間まで遡った時点から上記座標の入力の終わりの時間より予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間とし、上記音声認識手段で認識された音声のうち上記有効期間にかかる音声に基づいて上記地図情報を縮小又は拡大するかを決定し、上記座標入力手段からの座標情報に基づいて上記地図情報の拡大率又は縮小率及び表示範囲を決定することにより、上記地図情報の表示スケール及び表示範囲を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、この発明にかかるナビゲーション装置においては、現在位置を含む地図情報を表示する表示部、及びこの表示部に対して書かれた手書き図形の座標を取得する座標入力手段を備えたディスプレイ部と、音声を受信する音声入力手段と、この音声入力手段からの音声を所定時間記憶するバッファと、衛星からの電波を受信するアンテナと、このアンテナが受信した電波に基づいて上記現在位置を特定し、この特定した現在位置に対応した地図情報を上記表示部に表示するとともに、上記座標入力手段への上記座標の入力の始まりの時間より予め定められた時間まで遡った時点から上記座標の入力の終わりの時間より予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間とし、この有効期間および上記バッファに記憶された音声に基づき上記有効期間にかかる音声を認識し、この認識された音声に基づいて上記地図情報を縮小又は拡大するかを決定し、上記座標入力手段からの座標情報に基づいて上記地図情報の拡大率又は縮小率及び表示範囲を決定することにより、上記地図情報の表示スケール及び表示範囲を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0005】
また、上記制御手段は、上記座標入力手段への上記手書き図形の入力を検知した場合には、上記表示部が上記現在位置に基づく上記地図情報のスクロールを実行中であっても、上記スクロールを停止することを特徴とするものである。
【0006】
また、上記制御手段は、上記音声入力手段に表示スケールを指定した音声命令が入力された場合には、上記座標入力手段からの座標を地図情報の中心として上記地図情報を表示し直すことを特徴とするものである。
【0007】
また、上記制御手段は、上記座標入力手段に上記手書き図形が入力された場合に、上記表示部に上記手書き図形を表示するととともに、上記手書き図形が入力されてから予め定められた時間経過後は、上記手書き図形の表示を消すことを特徴とするものである。
【0008】
また、上記制御手段は、上記表示部に表示された上記手書き図形の表示の取り消しタイミングと、上記音声入力手段に入力される音声命令の有効期間終了タイミングとを同期させることを特徴とするものである。
【0009】
また、上記制御手段は、上記手書き図形の高さ対上記表示部の地図表示領域の高さの比に対応する第1の拡大率が、上記手書き図形の幅対上記表示部の地図表示領域の幅の比に対応する第2の拡大率よりも大きい場合には、上記第2の拡大率に基づいて上記地図情報の表示を拡大し、上記第1の拡大率が上記第2の拡大率よりも小さい場合には、第1の拡大率に基づいて上記地図情報の表示を拡大することを特徴とするものである。
【0010】
また、上記座標入力手段は、曲線の手書き図形に対してX軸及びY軸の座標情報を複数出力し、上記制御手段は、上記手書き図形の複数の座標情報のうち、上記X軸の座標情報の最高値及び最小値並びに上記Y軸の座標情報の最高値及び最小値に基づいて矩形の表示範囲を決定することを特徴とするものである。
【0014】
また、この発明のプログラムはコンピュータに、ディスプレイに現在位置に基づく地図情報を表示するステップと、使用者により入力される上記地図情報上の座標値を検知する検知ステップと、この検知ステップで上記座標値の入力の始まりの時間より予め定められた時間まで遡った時点から上記座標値の入力の終わりの時間より予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間とし、マイクから入力された音声のうち上記有効期間にかかる音声命令を認識する音声認識ステップと、上記マイクに入力された音声のうち上記有効期間外に入力された音声命令に反応せず、上記音声認識ステップで認識された上記有効期間の音声命令及び上記検知ステップで入力された座標値に基づいて、上記ディスプレイに表示される上記地図情報を変更する表示変更ステップと、を実行させるためのものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この実施の形態1のナビゲーション装置を説明する機能ブロック図であり、例えば、車に備え付けられるカーナビゲーション装置、また携帯可能なハンディタイプのナビゲーション装置又は、携帯電話等の携帯端末である。
図において、1はディスプレイであり、現在位置を含む地図情報を表示する表示部、及びこの表示部に重ねて設けられ表示部上になぞられた手書き図形の座標を検知するタッチパネル2(座標入力手段)を備えている。3は、音声を受信する音声入力手段であるマイク、4は衛星からの電波を受信するGPS(Global Positioning System)アンテナ、5はこのGPSアンテナ4が受信した電波に基づいて現在位置を特定し、この特定した現在位置に対応した地図情報を表示部に表示する地図表示制御部5a、及び、タッチパネル2が操作された時間に基づいて、音声入力の有効期間を判定する有効期間判定部5bを備えた制御手段である。
【0016】
そして、制御手段5はマイク3からの音声に基づいた地図情報を縮小又は拡大するかの決定、及びタッチパネル2からの座標情報に基づいた地図情報の拡大率又は縮尺率の決定を実行することにより、地図情報の表示スケールを変更する処理を実行する。また、地図情報を記憶する記憶部6から地図情報を読取るとともに、方向キー、決定ボタン等を有する操作部7からのキー操作を受け付け、経路案内などの公知の様々なナビゲーション処理を実行する。ここで、地図表示制御部5aは、地図情報のみならず通常のナビゲーションに必要な文字、カーソル、或いは、タッチパネル2に入力された軌跡等の表示を制御する。
8はタッチパネル2への座標入力に同調して、マイク3から入力される音声のうち、特定期間の音声を認識する音声認識部である。ここで、音声認識は、公知の音声認識技術を使用することができる。
【0017】
<操作及び表示変更動作>
次に、このナビゲーション装置の地図情報の表示変更操作及びその動作について、図2〜5を用いて説明する。
(1)範囲指定拡大表示操作
図2は、この実施の形態1の範囲指定拡大動作を説明する表示部の表示例である。
図2(a)は通常のナビゲーション実行状態を示しており、現在位置に応じて地図情報がスクロールし、表示位置が順次移動している。ここで、範囲指定拡大操作を行う場合には、図2(b)に示すように使用者は拡大したい範囲をタッチパネル2上に手書きする。タッチパネル2は、位置センサーを備えており利用者が指で触れた位置を特定し、座標値に変換することができる。この座標値を受け取った制御手段5は、座標値の軌跡10aを表示部に表示する。さらに使用者は、この範囲を拡大したいことをマイク3に向かって発話する。例えば、「詳細」、「詳細表示」、「詳細地図」、「拡大」等の複数の音声命令を範囲指定拡大表示操作に対応づけることができる。
【0018】
この音声命令を受け付けた制御手段5は、図2(c)に示すように、手書き図形10aで指定された範囲がちょうど入るように地図情報を変更し、指定範囲を表示部に拡大表示する。そして、図2(d)に示すように、図2(c)の軌跡10bを消去し、範囲指定拡大操作の処理を終了する。
【0019】
(2)範囲指定縮小表示操作
図3は、この実施の形態1の範囲指定縮小表示の動作を説明する表示部の表示例である。
図3(a)は通常のナビゲーション実行状態を示しており、範囲指定縮小表示操作を行う場合には、図3(b)に示すように使用者は縮小表示したい中心範囲をタッチパネル2上に手書きする。さらに、使用者は、この範囲を縮小表示したいことをマイク3に向かって発話する。例えば、「広域」、「広域表示」、「広域地図」、「縮小」等の複数の音声命令を範囲指定縮小表示操作に対応づけることができる。
【0020】
この音声命令を受け付けた制御手段5は、図3(c)に示すように手書き図形10aで指定された範囲が中心にくるように地図情報を変更(スクロール)する。ここで、まず最初に図3(b)に示すように表示部の表示領域一杯に枠11を表示し、スクロール前の表示領域を示す。次に、図3(c)に示すように、地図情報を多段階で枠11とともに移動表示させる。この第一段階目の表示により、使用者に地図情報が指示範囲を中心にスクロールしたことを容易に認識させることができる。
【0021】
次に第二段階として、手書き図形10aの大きさと図3(b)の枠11で示された地図情報の表示領域との比率に基づいて、図3(b)の表示領域が縮小後(図3(c))に概略手書き図形10aの大きさとなるように段階的に縮小表示する。例えば、手書き図形10aと表示領域との幅の比が、1:5である場合には、縮小表示後の地図情報は、5倍の広域表示となる。
その手順は次の通りである。まず、図3(d)に示すように初期の表示範囲を示す枠13aを表示する。次段階として、地図情報を縮小(広域)表示し、その縮小率に合わせて枠13bを表示する。このとき、枠13aは枠13bによって置き換えられる。以後、順次、枠13c、13dと段階的に縮小表示していく。
【0022】
目的の縮小率まで縮小表示すると、初期の表示範囲が枠13dに示す大きさにまで縮小される。ここで、枠13a〜dは、初期の表示範囲を示すため、使用者は縮小処理が実行されたこと及びその縮小率がどのくらいであったかを容易に知ることができる。
そして最後に、残った枠13dを消し、通常のナビゲーション画面に戻る。なお、図3(b)及び(c)の枠表示は、オプションであり行わなくともよい。
【0023】
(3)スケール指定表示操作
図4は、この実施の形態1のスケール指定拡大表示の動作を説明する表示部の表示例である。
図4(a)は通常のナビゲーション実行状態を示しており、スケール指定表示操作を行う場合には、図4(b)に示すように使用者は表示したい範囲の中心位置をタッチパネル2上に手書きする。この場合には、一点だけの指定でよい。さらに、使用者は、表示したいスケールをマイク3に向かって発話する。例えば、「25メートル」、「60キロ」等の発話を行う。
【0024】
この音声命令を受け付けた制御手段5は、図4(c)に示すように手書きで指定された点が中心にくるように地図情報を変更する。このとき、枠11をスクロールとともに移動表示してもよい。次に、表示スケールをマイク3に入力された音声命令のスケールに変換して表示する。そして、最後に図4(d)に示すように、指定点を消去し、スケール指定表示操作の処理を終了する。ここで、現在の表示スケールが音声入力された表示スケールよりも広域である場合には、図4(d)に示すように操作後に拡大表示され、詳細である場合には、図5(d)のように操作後に縮小表示される。
【0025】
以上のように、この実施の形態では、位置情報の入力に操作性のよいタッチパネル等のポインティングデバイスと、手を使わずに命令入力ができる音声認識を並列使用することで、多数の操作を必要とせず簡単に所望の表示が得られる使い勝手のよいナビゲーション装置を得ることができる。
【0026】
<有効な音声命令の判定>
次に、タッチパネル操作に基づく音声命令の判定について説明する。図6は、音声命令とタッチパネル操作のタイミングを説明するタイミングチャートである。20は使用者によるタッチパネル操作を表わしている。使用者は、操作時に最初にタッチパネル2に触れタッチパネル2をプレスし、触れた状態のまま指を移動し手書き図形を描く、図形を描き終わり停止状態になり、最後にタッチパネル2から指をリリースする。この一連の動作の時間が期間Cであり、この期間Cに入力された音声は有効な音声命令として認識される。また、期間Cの前後期間(期間B,D)も予め定められた時間だけ音声の有効期間として設定されている。一方、その時間を超えた期間は、不反応期間として、例え、音声が入力されたとしても音声命令として認識されず、上述(1)〜(3)の動作は実行されない。
【0027】
従って、タッチパネル2への手書き図形の入力タイミングに従って、この入力タイミングから予め定められた時間前又は後までの期間を音声入力の有効期間とするため、この有効期間B〜Dにかかる利用者の発話22〜24は、有効なものとしてタッチパネル操作と関連付けられ、上述(1)〜(3)の動作は実行のために用いられる。一方、この有効期間外の不反応期間A又はEでは、音声命令の入力とはみなされないため、発話21及び25は無効となり、装置の誤動作を防止することができる。
以上のように構成することにより、タッチパネル2への手書き図形の入力が、従来の技術のPTTスイッチの役割も兼ねるため、従来のように音声入力のためにPTTスイッチを押すという動作を省略することができる。従って、一操作で、地図情報上の位置の指定と音声入力を有効にする操作を行うことができるため、必要な操作が少なく、操作性が良くなる。
【0028】
<制御手段の動作詳細>
次に、上述の動作を実現するための制御手段5の動作を図7〜10のフローチャートに基づいて説明する。なお、特にことわらない限り下記の動作詳細は、制御手段5が行う。
まず、ナビゲーション装置がナビゲーションのメイン処理を実行しており、現在位置に対応した地図情報を表示部に表示する際、図7に示す表示変更ルーチンが定期的に呼び出される。
この表示変更ルーチンが呼び出されると(ステップS1)、制御手段5は、タッチパネル2に手書き図形が入力されたか検知する。もし、入力されている場合には、地図表示制御部5aがタッチパネル2から手書き図形に対応する座標情報を取得し、表示部に軌跡を表示する(ステップS2)。一方、有効期間判定部5bも同座標情報を受け取り、この座標情報が入力された時間に基づいて、音声入力の有効期間を判定する。例えば、座標入力の始まりの時間から予め定められた時間まで溯った時点から座標入力の終わりの時間から予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間として判定する(ステップS3)。この期間の結果は、音声認識部8に出力される。
【0029】
次に、音声認識部8は、有効期間判定部8からの有効期間の判定結果を受信し、この判定結果に基づいて、特定期間(すなわち有効期間)にマイク3に入力された音声を認識する(ステップS4)。ここで、音声認識部8は、有効期間判定部5bが判定結果を出す前に、先行して音声認識を開始しているようにしてもよいし、マイク部3に入力された音声を所定時間記憶しておくバッファを設け、判定結果が出た後に、時間を溯って有効期間の音声を認識するようにしてもよい。なお、有効期間以外の不反応期間では音声認識を行わないようにして、命令の誤入力を防ぐことができる。
【0030】
続いて、有効期間内に有効な音声命令の入力及びタッチパネル操作が行われたかが判断される(ステップS5)。両操作が有効期間内に適切に行われていない場合には、地図表示制御部5aがステップS2で取得した座標情報をクリアするとともに、表示部に表示されている軌跡を消去し(ステップS6)、ステップS11でメインルーチンに戻る。ここで、利用者は軌跡の表示が消えるため、音声入力の有効期間が終了したことを知ることができる。
一方、ステップS5で、2つの操作が有効期間内に適切に行われたと判断された場合には、ステップS4で認識された音声命令に従って、ステップS8の拡大処理、ステップS9の縮小処理、ステップS10のスケール変更処理にそれぞれ分岐する。
【0031】
ステップS8の拡大処理では、地図表示制御部5aが図8に示すように、拡大処理を実行する。まず、ステップS2で取得した手書き図形の複数の座標値からX座標の最小値Xminと最大値Xmaxとを求め、これらの最小値Xminと最大値Xmaxの差から手書き図形の領域幅Wを求める(ステップS81)。
続いて、同様に手書き図形の複数の座標値からY座標の最小値と最大値とを求め、これらの最小値Yminと最大値Ymaxの差から手書き図形の領域高Hを求める(ステップS82)。
そして、表示部の表示領域11の幅Vwを高さVhとすると、Vw/Vh<W/Hの場合にはVw/Wに従って拡大率を決定する。一方、そうでない場合には、Vh/Hに従って拡大率を決定する(ステップS83)。
最後に、決定した拡大率に基づき地図情報を拡大し、かつ、手書き図形で選択された領域の地図情報のX軸の最小値とY軸上の最小値に基づいて、表示範囲を定め、表示部に表示する(ステップS84)。
【0032】
以上のように、制御手段は、手書き図形の座標の高さを幅で割った比率が、表示部の地図表示領域の高さを幅で割った比率よりも小さい場合には、手書き図形の幅対地図表示領域の幅の比に応じた比率に基づいて拡大率を決定し、手書き図形の座標の高さを幅で割った比率が、表示部の地図表示領域の高さを幅で割った比率よりも大きい場合には、手書き図形の高さ対地図表示領域の高さの比に応じた比率に基づいて拡大率を決定するため、選択範囲を正しく表示させることができる。すなわち、手書き図形の場合には、縦横比が表示部の表示領域の縦横比と必ずしも一致しないため、適切な拡大率制御を行わないと手書き図形によって選択された領域が表示領域からはみ出し、一部が表示されないという事態が起こりうる。しかし、上述のように拡大率を決定することにより、適切に拡大率が修正され、選択範囲を正しく表示させることができる。
【0033】
また、ステップS9の縮小処理では、地図表示制御部5aが図9に示す縮小処理を実行する。
まず、上述ステップS81、S82と同様に手書き図形の幅Wと高さHを求める(ステップS91、S92)。次に、手書き図形の高さH対表示部の地図表示領域の高さVhの比に対応する第1の縮小率が、手書き図形の幅W対表示部の地図表示領域の幅Vwの比に対応する第2の縮小率よりも大きい場合には、第2の縮小率に基づいて地図情報の表示を縮小する。また、表示範囲の決定は、手書き図形の中心位置に対応する地図情報情報上の座標を計算し、この座標が中心になるように表示範囲を定める。
一方、第1の縮小率が第2の縮小率よりも小さい場合には、第2の縮小率に基づいて地図情報の表示を縮小する(ステップS93、S94)。このように、縮小率を計算するのは、手書き図形が各軸に平行な直線上である場合のように、極端に幅又は高さの値が小さいために、極端に大きな縮小率となることを防止するためである。なお、この方法の他にも第1の縮小率と第2の縮小率の平均をとるようにしてもよい。
そして、ステップS94の表示処理が終了すると、メインルーチンに戻る(ステップS11)。
【0034】
ステップS10のスケール変更処理では、タッチパネル2に入力された点の地図情報上の座標が中心となるように表示範囲を選択する。そして、音声認識部8によって認識された音声命令のスケールに従って、地図情報のスケールを決定し表示部に表示する。
そして、スケール変更処理が終了するとステップS11でメインルーチンに戻り、定期的に上述の処理を実行する。
【0035】
<スクロール一次停止処理>
図2(b)に示すように、地図情報上の特定箇所又は特定領域を指定する場合に、現在位置の移動に伴うスクロールが発生すると不便である。
この問題を解決するために、この実施の形態の地図表示制御部5aでは、タッチパネル2による座標入力を検知すると、スクロールを一次停止する。
図10は、地図表示制御部5aの表示更新処理を説明するフローチャートである。まず、地図表示制御部5aが地図情報を更新しようとする場合、図10に示す表示更新ルーチンが呼び出される(ステップS12)。次に、タッチパネル8が操作中であるか判断される(ステップS13)。操作中でない場合には、現在位置に基づいた新しい表示領域を表示部に表示する(ステップS14)。ここで、現在位置が移動している場合にはスクロールすることになる。一方、操作中である場合には、ステップS14の表示更新処理は行われず、地図表示のスクロールを停止する(ステップS15)。以上のステップS14又はS15が終了すると、呼び出し元のルーチンに戻る(ステップS16)。
【0036】
以上の処理は、定期的に呼び出されるため、一旦、スクロールが停止しても、タッチパネル2の操作が終了し、再び図10に示したルーチンが呼び出されることにより、スクロールは再開される。
このように、タッチパネル2を用いて手書き図形を入力している間は、地図情報のスクロールが停止されるため、スクロールによって位置がずれることによって発生する領域選択のミスを防止することができる。
【0037】
上述の実施の形態では、座標入力手段としてディスプレイ1の表示部に重ねて設けられたタッチパネル2を用いたが、他の方向キー、トラックボール、ジョイスティック等、他のポインティングデバイスを用いてもよい。この場合においても、座標入力の操作が音声命令の検知をアクティブにするため、従来のナビゲーション装置のように、わざわざPTTスイッチを押すという操作を省くことができる。
また、音声認識部8は、制御手段の外部に設ける必要はなく、制御手段と同じ1つの制御装置内に収納することができる。また、現在位置を測定する手段として、GPSアンテナ4を用いたが、現在位置が測定できるかぎり他の位置測定手段、例えば、地磁気を測定するジャイロと進行速度又は距離を測る測定装置に基づいて現在位置を測定してもよいし、携帯電話の基地局からの電波に基づいて、位置を特定する位置特定装置を用いてもよい。
【0038】
また、図1の制御手段はコンピュータで構成することができ、図7〜10に示したナビゲーション装置の制御方法は、コンピュータで実行可能なソフトウェアによって実行することができる。また、このソフトウェアはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。地図情報を記録する記録部6は、交換可能な記録媒体に記録された地図情報を読取るデータ読み取り装置(例えば、ディスク読み取り装置)を備え、記録媒体自体はオプションである。また、記録媒体を直接内蔵する以外にも、無線を通じて必要な地図情報を取得することもできる。
【0039】
以上のように、この実施の形態のナビゲーション装置によれば、地図上の位置を指定する操作と音声入力を有効にする操作を一度の操作で行うことができ、さらに、座標の入力をタッチパネルで行うと同時に、発声によってこの座標に基づく動作を指定できるため、簡単な操作で地図情報の表示変更を行うことができ、操作性がよい。
また、手書き図形の不均一な縦横比を適切に補正し、地図情報の拡大時に一部の選択範囲が表示範囲外になってしまうことを防止できる。
さらに、音声命令の有効期間の終了を、軌跡の消去によって使用者に知らせることができ、また、タッチパネル操作中は画面のスクロールを一時停止するため、使用者にとって便利なインターフェースを提供することができる。なお、スクロールの一時停止機能は、音声入力を行わないナビゲーション装置にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように構成されているので、操作性のよいナビゲーション装置並びにそのプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置を示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における範囲指定拡大表示操作を説明する表示例である。
【図3】 この発明の実施の形態1における範囲指定縮小表示操作を説明する表示例である。
【図4】 この発明の実施の形態1におけるスケール指定表示操作(拡大)を説明する表示例である。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるスケール指定表示操作(縮小)を説明する表示例である。
【図6】 この発明の実施の形態1におけるタッチパネル操作と発話タイミングとを示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1による表示変更処理を説明するフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態1による拡大処理を説明するフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態1による縮小処理を説明するフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態1による地図情報表示処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスプレイ、 2 タッチパネル、 3 マイク、 4 GPSアンテナ、 5 制御手段、 6 記憶部、 7 操作部、 8 音声認識部。
Claims (9)
- 現在位置を含む地図情報を表示する表示部、及びこの表示部に対して書かれた手書き図形の座標を取得する座標入力手段を備えたディスプレイ部と、
音声を受信する音声入力手段と、
この音声入力手段からの音声を認識する音声認識手段と、
衛星からの電波を受信するアンテナと、
このアンテナが受信した電波に基づいて上記現在位置を特定し、この特定した現在位置に対応した地図情報を上記表示部に表示するとともに、上記座標入力手段への上記座標の入力の始まりの時間より予め定められた時間まで遡った時点から上記座標の入力の終わりの時間より予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間とし、上記音声認識手段で認識された音声のうち上記有効期間にかかる音声に基づいて上記地図情報を縮小又は拡大するかを決定し、上記座標入力手段からの座標情報に基づいて上記地図情報の拡大率又は縮小率及び表示範囲を決定することにより、上記地図情報の表示スケール及び表示範囲を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在位置を含む地図情報を表示する表示部、及びこの表示部に対して書かれた手書き図形の座標を取得する座標入力手段を備えたディスプレイ部と、
音声を受信する音声入力手段と、
この音声入力手段からの音声を所定時間記憶するバッファと、
衛星からの電波を受信するアンテナと、
このアンテナが受信した電波に基づいて上記現在位置を特定し、この特定した現在位置に対応した地図情報を上記表示部に表示するとともに、上記座標入力手段への上記座標の入力の始まりの時間より予め定められた時間まで遡った時点から上記座標の入力の終わりの時間より予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間とし、この有効期間および上記バッファに記憶された音声に基づき上記有効期間にかかる音声を認識し、この認識された音声に基づいて上記地図情報を縮小又は拡大するかを決定し、上記座標入力手段からの座標情報に基づいて上記地図情報の拡大率又は縮小率及び表示範囲を決定することにより、上記地図情報の表示スケール及び表示範囲を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 上記制御手段は、上記座標入力手段への上記手書き図形の入力を検知した場合には、上記表示部が上記現在位置に基づく上記地図情報のスクロールを実行中であっても、上記スクロールを停止することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
- 上記制御手段は、上記音声入力手段に表示スケールを指定した音声命令が入力された場合には、上記座標入力手段からの座標を地図情報の中心として上記地図情報を表示し直すことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
- 上記制御手段は、上記座標入力手段に上記手書き図形が入力された場合に、上記表示部に上記手書き図形を表示するととともに、上記手書き図形が入力されてから予め定められた時間経過後は、上記手書き図形の表示を消すことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
- 上記制御手段は、上記表示部に表示された上記手書き図形の表示の取り消しタイミングと、上記音声入力手段に入力される音声命令の有効期間終了タイミングとを同期させることを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
- 上記制御手段は、上記手書き図形の高さ対上記表示部の地図表示領域の高さの比に対応する第1の拡大率が、上記手書き図形の幅対上記表示部の地図表示領域の幅の比に対応する第2の拡大率よりも大きい場合には、上記第2の拡大率に基づいて上記地図情報の表示を拡大し、上記第1の拡大率が上記第2の拡大率よりも小さい場合には、第1の拡大率に基づいて上記地図情報の表示を拡大することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
- 上記座標入力手段は、曲線の手書き図形に対してX軸及びY軸の座標情報を複数出力し、
上記制御手段は、上記手書き図形の複数の座標情報のうち、上記X軸の座標情報の最高値及び最小値並びに上記Y軸の座標情報の最高値及び最小値に基づいて矩形の表示範囲を決定することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。 - コンピュータに、
ディスプレイに現在位置に基づく地図情報を表示するステップと、
使用者により入力される上記地図情報上の座標値を検知する検知ステップと、
この検知ステップで上記座標値の入力の始まりの時間より予め定められた時間まで遡った時点から上記座標値の入力の終わりの時間より予め定められた時間経過後の時点までの期間を有効期間とし、マイクから入力された音声のうち上記有効期間にかかる音声命令を認識する音声認識ステップと、
上記マイクに入力された音声のうち上記有効期間外に入力された音声命令に反応せず、上記音声認識ステップで認識された上記有効期間の音声命令及び上記検知ステップで入力された座標値に基づいて、上記ディスプレイに表示される上記地図情報を変更する表示変更ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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