JP5043296B2 - 色収差自動補正方法及び装置並びに試料表面観察装置及び試料表面観察装置の動作方法 - Google Patents

色収差自動補正方法及び装置並びに試料表面観察装置及び試料表面観察装置の動作方法 Download PDF

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本発明は色収差自動補正方法及び装置並びに試料表面観察装置及び試料表面観察装置の動作方法に関する。
荷電粒子を用いた試料表面観察装置の一例として、走査型電子顕微鏡(SEM)を例にとって説明する。図8は従来装置の構成例を示す図である。この図は、収差補正器を搭載した走査電子顕微鏡を示している。エミッタ1より電子ビーム2が放出され、該電子ビーム2に作用するレンズ3によって収差補正器6に入射する前記電子ビーム2を制御し、前記収差補正器6から出た電子ビーム2を対物レンズ4によって試料5の表面に収束させる。
試料表面で前記電子ビーム2を走査し、走査と同期して前記試料表面から放出される二次電子7を二次電子検出器8で検出することにより、走査信号に同期してCRT14上に画像として表示させる。この場合、前記二次電子7の検出効率は通常は低いため、通常画像積算器9によってノイズが除去される。ノイズが除去された画像がCRT14に画像として表示される。
前記収差補正器として収差補正器多極子を用いた技術が知られている(例えば非特許文献1参照)。
以下、非特許文献1に示す技術を例にとって説明する。公知技術である多極子による収差補正器を例にとって説明する。収差補正器6は系全体の色収差を補正しているが、実際に補正されてるか否かをSEM像より判断するのは難しい。というのも、試料表面上では収差を含んでいてもある程度前記電子ビーム2は収束しているからである。前記非特許文献1では、操作員がCRT14に表示されているSEM像から色収差の大きさを判断して手動にて前記収差補正制御器11を操作することで色収差を補正している。以下、手動にて補正されている色収差補正方法について説明する。試料面を0として電子源側を正として光軸上の色収差による結像点の移動量Δfは以下のような式で表される。
Δf=κCC+κ2C+… (1)
ここで、κは電子がエミッタ出射時に持つエネルギ分散で、ΔE/E(E:電子のエネルギ)で表される。CC及びKCはエネルギ分散に対する系全体の1次、2次の色収差係数を示している。前記収差補正器6は、(1)式において、1次の項の色収差を補正している。従って、(1)式において、3次以上の項は微小量として無視してよい。従って、(1)式は原点を通る2次式である。ΔEの大きさは、電界放出或いは熱電界エミッタでは、0.2eV〜0.9eVくらいである。
(1)式において、この値を導入したものがSEM像では像ぼけとして観察できるが、非常に微小な量であり、SEM像を見て色収差が補正されているか否かを判定するのは難しい。従って、前記エミッタ1の電位を数Vシフトすることによって、みかけ上、数Vのエネルギ分散をもったと仮定して、その時の(1)式による増幅された色収差による像ぼけを観察することができる。(1)式において、色収差が補正された状態はCC=0であり、(2)式が得られる。
Δf=κ2C (2)
つまり、結像点の移動量Δfは、原点を極値とした2次関数となるが、今、前記エネルギシフト制御器10によって±ΔEaだけエネルギシフトした場合を考える。ΔEaの大きさがΔEの大きさより十分に大きい場合、つまり、ΔE±ΔEa≒ΔEaの時、(1)式より結像点はΔfa=CC(±ΔEa/E)+KC(±ΔEa/E)2に移動する。前記対物レンズ4の強度を前記対物レンズ制御器12によって、前記対物レンズ4の結像点をΔfaに合わせると、結像されたSEM像を得ることができる。
このように、+Δfaシフトしても、−Δfaシフトしても、結像点Δfaで結像されたSEM像が得られたならば、(2)式が成立していることになり、色収差が補正されたことになる。前記収差補正器6は多極子で構成されており、前記非特許文献1に述べられているように、X方向とY方向とを独立に補正することができる。従って上述した手順をX方向とY方向とで行なう必要がある。
Aberration correction in a low voltage SEM by multipole corrector(Nuclear Instrument and Methods in Physics Research A 363(1995)316-325)
前述したように、従来の収差補正は操作員がCRT14上に表示されているSEM像から色収差の大きさを判断し、色収差量を前記収差補正制御器11に指示している。この手続きは、X方向、Y方向独立に行なう必要があり、また、色収差をより明確に観察するために、前記エミッタ1のエネルギを前記エネルギシフト制御器10を用いて、+ΔE,−ΔEシフトした際の、それぞれにおけるSEM像を取得し、相互のぼけ量の大きさの違いから色収差の大きさと方向(正の色収差、負の色収差)を判断しなければならないが、+ΔE,−ΔEシフトによりSEM像は大きくぼけてしまい、操作員がぼけた像から判断するのは難しく、また精度が不足する。更に、手動によるヒューマンエラーが介在し、熟練した操作員でも色収差補正の操作が困難であり、多大の時間を要するという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる色収差自動補正方法及び装置を提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、荷電粒子ビームを放出するエミッタのポテンシャルをシフトすることにより、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出する工程と、抽出された荷電粒子ビームのビーム形状から装置の色収差を算出する工程と、前記色収差量が所定の値以下になるまで収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックを自動でかける工程と、を有することを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、荷電粒子ビームを放出するエミッタのポテンシャルをシフトすることにより、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出する形状抽出手段と、抽出された荷電粒子ビームのビーム形状から装置の色収差を算出する色収差算出手段と、前記色収差量が所定の値以下になるまで収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックを自動でかけるフィードバック手段と、を有して構成されることを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、前記エネルギシフト量は1V〜10Vであることを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、前記試料表面像から2つの荷電粒子ビームのビーム形状を抽出することを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、装置の色収差量を抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差とすることを特徴とする。
(6)請求項6記載の発明は、前記色収差量を、抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差にある定数を乗じた値としたことを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、得られた色収差量にある定数を乗じて収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックをかけることを特徴とする。
(8)請求項8記載の発明は、装置の色収差が補正されたことを自動判定する場合、抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差に閾値を設けることを特徴とする。
(9)請求項9記載の発明は、前記抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差が設定された閾値以内に入るまで、色収差自動補正処理を繰り返すことを特徴とする。
(10)請求項10記載の発明は、前記試料として円状の粒子を用いることを特徴とする。
(11)請求項11記載の発明は、前記試料として金粒子を用いることを特徴とする。
(12)請求項12記載の発明は、前記試料としてラテックスを用いることを特徴とする。
(13)請求項13記載の発明は、装置の色収差量を、抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状のX方向径の差をX方向色収差量とし、Y方向径の差をY方向色収差量とし、X方向、Y方向独立に色収差を自動補正することを特徴とする。
(14)請求項14記載の発明は、荷電粒子ビームの1次軌道を変えないで、色収差のみを自動で補正することを特徴とする。
(15)請求項15記載の発明は、装置の色収差量を抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の面積の差とすることを特徴とする。
(16)請求項16記載の発明は抽出された荷電粒子ビームのビーム形状と算出された色収差補正量とを表示部に表示することを特徴とする。
(17)請求項17記載の発明は、荷電粒子を用いた試料表面観察装置において、系全体の色収差を補正する収差補正器と、該収差補正器のレンズ強度を制御する収差補正制御器と、荷電粒子を放出するエミッタのポテンシャルをシフトさせるエネルギシフト制御器と、該エネルギシフト制御器に前記エミッタのポテンシャルをシフトするよう指示するビームシフト指示装置と、該ビームシフト指示装置の制御に基づき、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出するビーム形状抽出装置と、得られた前記ビーム形状から色収差の大きさを定量化する色収差定量化装置と、該定量化された色収差から前記収差補正制御器にフィードバック量を指示するフィードバック装置と、を具備したことを特徴とする。
(18)請求項18記載の発明は、系全体の色収差を補正する収差補正器と、該収差補正器のレンズ強度を制御する収差補正制御器と、荷電粒子を放出するエミッタのポテンシャルをシフトさせるエネルギシフト制御器と、該エネルギシフト制御器に前記エミッタのポテンシャルをシフトするよう指示するビームシフト指示装置と、該ビームシフト指示装置と同期して荷電粒子ビームのビーム形状を抽出するビーム形状抽出装置と、色収差の大きさを定量化する色収差定量化装置と、前記収差補正制御器にフィードバック量を指示するフィードバック装置とを具備する荷電粒子を用いた試料表面観察装置の動作方法であって、前記ビームシフト指示装置の制御に基づき、前記ビーム形状抽出装置が、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出する工程と、得られた前記ビーム形状から、前記色収差定量化装置が色収差の大きさを定量化する工程と、該定量化された色収差から、前記フィードバック装置が前記収差補正制御器にフィードバック量を指示する工程と、を有することを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。また、荷電粒子のエネルギを現在値から+ΔEだけシフトした像と、現在値から−ΔEだけシフトした像と、現在値の像の3つの像を基にして色収差補正を自動で行なうことができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。また、荷電粒子のエネルギを現在値から+ΔEだけシフトした像と、現在値から−ΔEだけシフトした像と、現在値の像の3つの像を基にして色収差補正を自動で行なうことができる。
)請求項記載の発明によれば、前記エネルギシフト量として1V〜10Vを用いることにより、最適な色収差補正を行なうことができる。
)請求項記載の発明によれば、2つの荷電粒子ビーム形状を抽出し、抽出した荷電粒子ビームにより自動色収差補正を行なうことができる。
)請求項記載の発明によれば、色収差量を2つのビーム形状の径の差として求めて自動色収差補正を行なうことができる。
)請求項記載の発明によれば、色収差量を2つのビーム形状の径の差にある定数を乗じた値とすることにより、より好ましい自動色収差補正を行なうことができる。
)請求項記載の発明によれば、得られた色収差量にある定数を乗じて収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックをかけて、自動色収差補正を行なうことができる。
)請求項記載の発明によれば、2つの荷電粒子ビーム形状の径の差とある所定の閾値とを比較するようにすることで、色収差が補正されたことを判断することができる。
)請求項記載の発明によれば、2つの荷電粒子ビーム形状の径の差が設定された閾値以内に入るまで色収差自動補正処理を行なうようにすることで、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。
10)請求項10記載の発明によれば、試料として円状の粒子を用いることで、好ましい荷電粒子ビーム形状を得ることができる。
11)請求項11記載の発明によれば、試料として金粒子を用いることで、好ましい荷電粒子ビーム形状を得ることができる。
12)請求項12記載の発明によれば、試料としてラテックスを用いることで、好ましい荷電粒子ビーム形状を得ることができる。
13)請求項13記載の発明によれば、抽出された2つの荷電粒子ビーム形状のX方向径の差とY方向径の差をそれぞれ色収差量として、X方向と、Y方向独立に色収差を自動補正することができる。
14)請求項14記載の発明によれば、荷電粒子ビーム形状の1次軌道を変えないで、色収差のみを自動で補正することができる。
15)請求項15記載の発明によれば、抽出された2つの荷電粒子ビーム形状の面積の差を色収差量として色収差の自動補正を行なうことができる。
16)請求項16記載の発明によれば、荷電粒子ビーム形状と算出された色収差量とを表示部に表示することで、補正の様子を認識することができ、操作員の支援を行なうことができる。
17)請求項17記載の発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。
(18)請求項18記載の発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態例を示す構成図である。図8と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、1は荷電粒子ビームを放出するエミッタ、2は該エミッタ1から放出される電子ビーム、3は該電子ビーム2に作用するレンズ、6はレンズ作用を受けた電子ビーム2の各種補正を行なう収差補正器、4は電子ビーム2を試料5上に収束させる対物レンズ、5は試料、7は該試料5から放出される二次電子、8は該二次電子7を検出する二次電子検出器である。
9は二次電子像をノイズに強くするために画像を積算する画像積算器、10は荷電粒子を放出するエミッタ1のポテンシャルをシフトさせるエネルギシフト制御器、11は収差補正器6に収差補正のための制御信号を与える収差補正制御器、12は対物レンズ4を制御する対物レンズ制御器である。13はこれら各構成要素を制御する色収差自動補正装置である。該色収差自動補正装置13としては、例えばコンピュータが用いられる。該色収差自動補正装置13は、エネルギシフト制御器10、収差補正制御器11、対物レンズ制御器12及び画像積算器9と接続されている。14は画像積算器9と接続され、各種情報を表示するCRTである。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
エミッタ1より電子ビーム2が放出され、該電子ビーム2に作用するレンズ3によって収差補正器6に入射する電子ビーム2を制御し、前記収差補正器6から出た電子ビーム2を対物レンズ4によって試料5の表面に収束させる。試料表面で電子ビーム2を走査し、走査と同期して試料5の表面から放出される二次電子7を二次電子検出器8で検出することにより、走査信号に同期してCRT14上に画像として表示させる。前記二次電子7の検出効率は通常低いため、画像積算器9によってノイズが除去される。
エネルギシフト制御器10は、色収差自動補正装置13からの指示に従って、前記エミッタ1のポテンシャルをシフトする。収差補正制御器11は、収差補正器6のレンズ強度を制御している。対物レンズ制御器12は、対物レンズ4のレンズ強度を制御している。色収差自動補正装置13は、前記画像積算器9から荷電粒子像(SEM像)を取得し、系全体の色収差を補正するような前記収差補正器6に印加するレンズ強度を算出して収差補正制御器11又は対物レンズ4のレンズ強度を変化させて系全体の色収差が補正されるように対物レンズ制御器12に指示する。
前記収差補正制御器11の構成及び動作については、前記非特許文献1に詳述されている。以下、本発明による色収差自動補正装置13の構成及び動作について説明する。図2は色収差自動補正装置13の構成例を示す図である。図において、13aは前記エネルギシフト制御器10に+ΔEa又は−ΔEaだけシフトするように指示するビームシフト指示装置、13bは前記画像積算器9から複数のSEM像20を入力し、+ΔEaだけシフトした時の+ΔEaビーム形状13eと、−ΔEaだけシフトした時の−ΔEaビーム形状13fとを算出するビーム形状抽出装置である。なお、エネルギシフト量ΔEaとしては、例えば1V〜10V程度が、最適な色収差補正を行なうのに好適である。
13cは抽出された+ΔEaビーム形状13eと、−ΔEaビーム形状13fとから現在の系全体の色収差の量を定量化する色収差定量化装置、13dは前記色収差定量化装置13cで定量化された色収差を補正する量Vnを算出するフィードバック装置である。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
ビームシフト指示装置13aは、図3及び図4に示すように、あるタイミングによって+ΔEa、0、−ΔEaとシフトするように指示する。図3はエネルギシフトの様子を示す図である。図4はSEM像の例を示す図である。図3において、横軸は時間、縦軸はエネルギである。図4において、15aは+ΔEaSEM像、15bはジャストSEM像、15cは−ΔEaSEM像である。
図3に示す時刻t1−t2で+ΔEaにシフトされている際に、ビーム形状抽出装置13bは+ΔEaだけシフトされたSEM像15aを取得する。同様にして、時刻t2−t3でΔEを0に戻した際に、ビーム形状抽出装置13bはジャストフォーカスされたSEM像15bを取得し、時刻t3−t4で−ΔEaにシフトされている際に、ビーム形状抽出装置13bは−ΔEaだけシフトされたSEM像15cを取得する。これら3枚のSEM像から、2つのビーム形状を抽出する方法については、特許WO 01/56057 A1に詳述されている。
ビーム形状抽出装置13bでは、3枚のSEM像から2つのビーム形状13e,13fを算出しており、ここではその方法の概略を示す。図4に示す+ΔEaSEM像をg1、ジャストSEM像をg0、−ΔEaSEM像をg2とする。これら図は、本発明の一実施例におけるディスプレイ上に表示した表示画面中のメイン画面の一例を中間調画像の写真で示す図である。また、試料表面形状をs、+ΔEaシフト時のビーム形状をp1、ジャストフォーカス時のビーム形状をp0、−ΔEaシフト時のビーム形状をp2とする。この時、前記SEM像g1,g0,g2はそれぞれ次式で表される。
g1=s*p1 (3)
g0=s*p0 (4)
g2=s*p2 (5)
ここで、「*」はコンボリーションを表している。式(3)〜(5)をそれぞれフーリエ変換すると次のようになる。ここで大文字はフーリエ変換されたものを示している。
G1=S・P1 (6)
G0=S・P0 (7)
G2=S・P2 (8)
ここで、「・」はフーリエ空間上での積を示す。(6)式と(7)式からSを消去すると次のようになる。
G1=(P1/P0)・G0=P10・G0 (9)
ここで、P1/P0=P10とした。同様にして、(7)式と(8)式とでSを消去すると次のようになる。
G2=(P2/P0)・G0=P20・G0 (10)
ここで、P2/P0=P20とした。次に、(9)式と(10)式とを実空間に逆フーリエ変換すると次のようになる。
g1=F-1[P10・G0] (11)
g2=F-1[P20・G0] (12)
ここで、F-1[]は逆フーリエ変換を示す。ここで、P10,P20は既知の関数であるからG0が分かれば、(11)式、(12)式によってビーム形状g1,g2を計算することができる。例えば、ジャストフォーカス時のビーム形状g0をガウス分布と仮定すれば、+ΔEaシフト時のビーム形状g1,−ΔEa時のビーム形状g2を計算することができる。
図2に示すように、前記色収差定量化装置13cでは、得られた前記+ΔEaビーム形状13eと、前記−ΔEaビーム形状13fとを入力し、現在の色収差の大きさを定量化する。定量化の方法としては、例えば図5に示すように前記+ΔEaビーム形状21aの径をLp、前記−ΔEaビーム形状21bの径をLmとして、現在の色収差の大きさCaを次のように定義する。図5はX方向とY方向を同時に補正したものである。
Ca=α(Lp−Lm) (13)
ここで、αは定数である。前記フィードバック装置13dでは、(13)式で求められた色収差の大きさCaから次式によって前記収差補正制御器11又は前記対物レンズ4に指示するフィードバック量Vnを算出する。
Vn=βCa (14)
ここでβは定数である。また、定量化の方法として、X方向色収差量、Y方向色収差量と、X方向、Y方向独立に定量化してもよい。例えば、図6に示すように、前記+ΔEaビーム形状21aのX方向径をLpx,Y方向径をLpy、前記−ΔEaビーム形状21bのX方向径をLmx,Y方向径をLmyとして、現在の色収差の大きさをX方向色収差量をCax,Y方向色収差量Cayを次のように定義する。図6はX方向とY方向とをそれぞれ独立に補正したものである。
Cax=αx(Lpx−Lmx) (15)
Cay=αy(Lpy−Lmy) (16)
ここで、αx,αyは定数である。前記フィードバック装置13dでは、(15)式(16)式で求められた色収差の大きさCax,Cayから次式によって前記収差補正制御器11にX方向フィードバック量Vnx、Y方向フィードバック量Vnyを算出する。ここで、前記対物レンズ4は、通常回転対称系なので、前記対物レンズ4にフィードバックをかける場合は(14)式に帰着する。
Vnx=βx×Cax (17)
Vny=βy×Cay (18)
ここで、βx,βyは定数である。また前記非特許文献1に詳述されているように、本文献による収差補正器を用いた場合、荷電粒子のX方向の1次軌道は次式に従う。
ここで、Φ0は試料電位(エミッタ基準)、η=√(e/2me)で、e,meは電子の電荷と静止質量を表し、hX(z)はzを光軸としたX方向の荷電粒子の位置である。また、Q2,P2はそれぞれ4極子磁場強度、4極子電場強度を示している。(19)式から(19)式の{}で示される部位が常に一定であれば、荷電粒子の1次軌道は変わらない。従って、前記フィードバック量Vn又はVnx,Vnyを前記収差補正器6にかける場合、例えば4極子磁場強度にVnxをかけるとして、同時に4極子電場強度を次式を満たすようにかければ、1次軌道が変化しない。
ΔP2=2(√ψ0)×ΔVnx (20)
Y軌道に対しても同様である。また、4極子電場強度にフィードバックをかけるとしても、(20)式の関係を満たすように4極子磁場強度を同時にかければよい。
また、本発明によれば、現在の色収差の大きさを定量化してあるので、前記色収差自動補正装置13の動作状態、例えば図7に示すように、CRT14上のGUI(Graphical User Interface)28に前記+ΔEaビーム形状13eと前記−ΔEaビーム形状13fと装置の色収差量の履歴を表示することで、操作員を支援することができる。図7は表示部の様子を示す図であり、横軸は試行回数、縦軸は色収差の相対的な大きさである。試行回数が増えるにつれて、色収差が小さくなっていることが分かる。
本発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。また、本発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。また、本発明によれば、荷電粒子のエネルギを現在値から+ΔEだけシフトした像と、現在値から−ΔEだけシフトした像と、現在値の像の3つの像を基にして色収差補正を自動で行なうことができる。また、本発明によれば、2つの荷電粒子ビーム形状を抽出し、抽出した荷電粒子ビームにより自動色収差補正を行なうことができる。また、本発明によれば、色収差量を2つのビーム形状の径の差として求めて自動色収差補正を行なうことができる。また、本発明によれば、色収差量を2つのビーム形状の径の差にある定数を乗じた値とすることにより、より好ましい自動色収差補正を行なうことができる。
また、本発明によれば、得られた色収差量にある定数を乗じて収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックをかけて、自動色収差補正を行なうことができる。また、本発明によれば、2つの荷電粒子ビーム形状の径の差とある所定の閾値とを比較するようにすることで、色収差が補正されたことを判断することができる。また、本発明によれば、2つの荷電粒子ビーム形状の径の差が設定された閾値以内に入るまで色収差自動補正処理を行なうようにすることで、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。
また、本発明によれば、試料として円状の粒子を用いることで、好ましい荷電粒子ビーム形状を得ることができる。また、本発明によれば、試料として金粒子を用いることで、好ましい荷電粒子ビーム形状を得ることができる。また、本発明によれば、試料としてラテックスを用いることで、好ましい荷電粒子ビーム形状を得ることができる。また、本発明によれば、抽出された2つの荷電粒子ビーム形状のX方向径の差とY方向径の差をそれぞれ色収差量として、X方向、Y方向独立に色収差を自動補正することができる。また、本発明によれば、荷電粒子ビーム形状の1次軌道を変えないで、色収差のみを自動で補正することができる。また、本発明によれば、抽出された2つの荷電粒子ビーム形状の面積の差を色収差量として色収差の自動補正を行なうことができる。また、本発明によれば、通常の操作員が収差補正を意識せずに色収差補正を行なうことができる。
本発明の一実施の形態例を示す構成図である。 色収差自動補正装置の構成例を示す図である。 エネルギシフトの様子を示す図である。 SEM像の例を示す図である。 ビーム形状の説明図である。 ビーム形状の他の説明図である。 表示部の様子を示す図である。 従来装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 エミッタ
2 電子ビーム
3 レンズ
4 対物レンズ
5 試料
6 収差補正器
7 二次電子
8 二次電子検出器
9 画像積算器
10 エネルギシフト制御器
11 収差補正制御器
12 対物レンズ制御器
13 色収差自動補正装置
14 CRT

Claims (18)

  1. 荷電粒子ビームを放出するエミッタのポテンシャルをシフトすることにより、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出する工程と、
    抽出された荷電粒子ビームのビーム形状から装置の色収差を算出する工程と、
    前記色収差量が所定の値以下になるまで収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックを自動でかける工程と、
    を有することを特徴とする色収差自動補正方法。
  2. 荷電粒子ビームを放出するエミッタのポテンシャルをシフトすることにより、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出する形状抽出手段と、
    抽出された荷電粒子ビームのビーム形状から装置の色収差を算出する色収差算出手段と、
    前記色収差量が所定の値以下になるまで収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックを自動でかけるフィードバック手段と、
    を有して構成される色収差自動補正装置。
  3. 前記エネルギシフト量は1V〜10Vであることを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  4. 前記試料表面像から2つの荷電粒子ビームのビーム形状を抽出することを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  5. 装置の色収差量を抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差とすることを特徴とする請求項4記載の色収差自動補正装置。
  6. 前記色収差量を、抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差にある定数を乗じた値としたことを特徴とする請求項5記載の色収差自動補正装置。
  7. 得られた色収差量にある定数を乗じて収差補正器又は対物レンズに対してフィードバックをかけることを特徴とする請求項2又は請求項5又は請求項6記載の色収差自動補正装置。
  8. 装置の色収差が補正されたことを自動判定する場合、抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差に閾値を設けることを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  9. 前記抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の径の差が設定された閾値以内に入るまで、色収差自動補正処理を繰り返すことを特徴とする請求項8記載の色収差自動補正装置。
  10. 前記試料として円状の粒子を用いることを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  11. 前記試料として金粒子を用いることを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  12. 前記試料としてラテックスを用いることを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  13. 装置の色収差量を、抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状のX方向径の差をX方向色収差量とし、Y方向径の差をY方向色収差量とし、X方向、Y方向独立に色収差を自動補正することを特徴とする請求項5又は請求項6又は請求項9記載の色収差自動補正装置。
  14. 荷電粒子ビームの1次軌道を変えないで、色収差のみを自動で補正することを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  15. 装置の色収差量を抽出された2つの荷電粒子ビームのビーム形状の面積の差とすることを特徴とする請求項5又は請求項6又は請求項9記載の色収差自動補正装置。
  16. 抽出された荷電粒子ビームのビーム形状と算出された色収差補正量とを表示部に表示することを特徴とする請求項2記載の色収差自動補正装置。
  17. 荷電粒子を用いた試料表面観察装置において、系全体の色収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器のレンズ強度を制御する収差補正制御器と、
    荷電粒子を放出するエミッタのポテンシャルをシフトさせるエネルギシフト制御器と、
    該エネルギシフト制御器に前記エミッタのポテンシャルをシフトするよう指示するビームシフト指示装置と、
    該ビームシフト指示装置の制御に基づき、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出するビーム形状抽出装置と、
    得られた前記ビーム形状から色収差の大きさを定量化する色収差定量化装置と、
    該定量化された色収差から前記収差補正制御器にフィードバック量を指示するフィードバック装置と、
    を具備したことを特徴とする試料表面観察装置。
  18. 系全体の色収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器のレンズ強度を制御する収差補正制御器と、
    荷電粒子を放出するエミッタのポテンシャルをシフトさせるエネルギシフト制御器と、
    該エネルギシフト制御器に前記エミッタのポテンシャルをシフトするよう指示するビームシフト指示装置と、
    該ビームシフト指示装置と同期して荷電粒子ビームのビーム形状を抽出するビーム形状抽出装置と、
    色収差の大きさを定量化する色収差定量化装置と、
    前記収差補正制御器にフィードバック量を指示するフィードバック装置とを具備する荷電粒子を用いた試料表面観察装置の動作方法であって、
    前記ビームシフト指示装置の制御に基づき、前記ビーム形状抽出装置が、荷電粒子ビームのエネルギを現在値から+ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値から−ΔEだけシフトして得られる試料表面像と、現在値で得られる試料表面像とから荷電粒子ビームのビーム形状を抽出する工程と、
    得られた前記ビーム形状から、前記色収差定量化装置が色収差の大きさを定量化する工程と、
    該定量化された色収差から、前記フィードバック装置が前記収差補正制御器にフィードバック量を指示する工程と、
    を有することを特徴とする試料表面観察装置の動作方法。
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