JP5042354B2 - 開閉バルブ - Google Patents

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Description

本発明は開閉バルブに関し、特に、気体の供給開始と供給停止の切替に用いられる開閉バルブに関する。
従来より、気体(ガス)の供給開始と供給停止の切替には開閉バルブが用いられている。
図7(a)、(b)の符号200は開閉バルブを示しており、開閉バルブ200は、隔壁211と、弁体221とを有している。
隔壁211には弁体221が嵌合する孔212が設けられている。
弁体221は不図示の移動手段に取り付けられており、移動手段により、弁体221を孔212に着座させると、弁体221の表面が孔212の内壁面(弁座面215)に密着し、隔壁211を挟んで一方の空間と他方の空間が分離され、閉状態となる(図7(b))。
弁体221を孔212から外し、弁体221表面と弁座面215とを離間させると、隔壁211を挟んで一方の空間と他方の空間が接続され、開状態となる(図7(a))。
開閉バルブ200は、気体や液体等の流体の供給開始と供給停止の切替に広く用いられる。
一般に、開閉バルブ200の隔壁211と弁体221は金属やセラミック等で構成されている。そのような開閉バルブ200を繰り返し開閉すると、弁体221や隔壁211の嵌合部分が磨耗し、開閉バルブ200の密閉性が劣化するだけでなく、塵が発生して流体汚染の原因となる。
また、高温(240℃〜400℃)で開閉動作を繰り返すと、シール面が破損し、バルブのシール性が失われる場合がある。
特表2001−523768号公報 特表2003−525349号公報 特開2004−204289号公報 特開2005−29885号公報 特開2006−111920号公報
本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的は、流体を汚染せず、かつ、寿命が長い開閉バルブを提供することである。また、本発明は高温で開閉を繰り返してもシール性が失われず、寿命の長い開閉バルブを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は開閉バルブであって、掩蔽体と、前記掩蔽体の内部と外部をそれぞれ連通させる接続口と第一、第二の開閉口を有し、前記第二の開閉口が閉塞されながら前記第一の開閉口と前記接続口の間を前記掩蔽体の内部を通って気体が通行できる第一の状態と、前記第一の開閉口が閉塞されながら前記第二の開閉口と前記接続口の間を前記掩蔽体の内部を通って気体が通行できる第二の状態とを切り換えできるようにされた開閉バルブであって、前記掩蔽体内に配置された第一、第二の容器と、前記掩蔽体内に配置され、前記第一、第二の容器にそれぞれ挿入、抜去が可能な筒状の第一、第二の遮蔽部とを有し、前記第一、第二の容器には、溶融された低融点金属が配置され、前記第一の容器は前記掩蔽体内で昇降移動できるように構成され、前記第一の容器が前記掩蔽体内で下方に位置するときは前記第一の遮蔽部が前記第一の容器から抜去され、前記第二の遮蔽部が前記第二の容器に挿入されて溶融された前記低融点金属と接触し、前記第二の遮蔽部によって前記第二の開閉口が閉塞されて前記第一の状態になり、上方に位置するときは前記第一の遮蔽部が前記第一の容器に挿入されて溶融された前記低融点金属と接触し、前記第一の遮蔽部によって前記第一の開閉口が閉塞され、前記第二の遮蔽部が前記第二の容器から抜去されて前記第二の状態になる開閉バルブである。
本発明は開閉バルブであって、前記第二の遮蔽部材は前記第一の容器に設けられ、前記第二の容器に挿通されたパイプの上端の開口が前記第二の開閉口にされた開閉バルブである。
本発明は開閉バルブであって、前記低融点金属を加熱する加熱手段を有する開閉バルブである。
本発明は開閉バルブであって、前記低融点金属は、インジウムと、錫と、インジウム錫酸化物合金とからなる群より選択されるいずれか1種類以上の金属である開閉バルブである。
本発明は上記のように構成されており、第一、第二の接続空間に圧力差が形成されていれば、遮蔽部材を低融点金属から離間させた開状態では、第一、第二の接続空間のうち、高圧側の空間から低圧側の空間へ気体が供給される。
逆に、遮蔽部材を低融点金属に接触させた閉状態では、気体の供給が停止する。このように、本発明の開閉バルブは、気体の供給経路の途中に配置され、当該気体の供給開始と供給停止の切替に用いられる。
高圧側の空間は、例えば、ガス発生装置、ガスボンベ等の高圧装置の内部空間であり、低圧側の空間はシャワープレート、真空槽等の低圧装置の内部空間である。供給の開始と停止が切り替えられる気体は、蒸着材料の蒸気、エッチングガス、CVDガス、パージガス、スパッタガス等である。
更に、成膜等に用いられる真空槽を高圧側空間とし、真空排気系を低圧側空間とし、気体の排気開始と、排気停止の切替に用いてもよい。
第一、第二の接続空間の間に形成する圧力差が大きすぎると、開状態にしたときに、低融点金属が吹き飛ばされて収容部材から零れる虞があるので、その圧力差は低融点金属が吹き飛ばされない程度に抑える必要がある。
遮蔽部材の下端は溶融した金属に隙間無く密着するから、固体に接触した場合に比べて、気体の遮蔽性が高い。また、繰り返し開閉バルブを開閉しても、遮蔽部材の下端が磨耗せず、開閉バルブの寿命が長い。また、開閉を繰り返しても発塵しないから、開閉バルブ内部を通る気体に塵が混入しない。高温のプロセスに使用しても、シール部の破損が発生し難く、寿命が長い開閉バルブを供給できる。
本発明の開閉バルブを用いた成膜装置の一例を示す断面図 本発明の開閉バルブを用いた成膜装置の一例を示す模式的な平面図 (a):閉状態を説明する断面図、(b):開状態を説明する断面図 開閉バルブの第二例を説明する断面図 開閉バルブの第三例を説明する断面図 開閉バルブの第四例を説明する断面図 (a)、(b):従来技術の開閉バルブを説明するための断面図 (a)、(b):本発明の他の例を説明するための図面 冷却装置に接続された本発明の例を説明するための図面(冷却槽と遮断) 冷却装置に接続された本発明の例を説明するための図面(冷却槽と接続)
符号の説明
41……パイプ 43、75、111、125……容器 48……加熱手段 61……移動手段 62……接続口 66……伸縮部材 69……開閉口 70、70a、70b、100、110、120……開閉バルブ 71、101、111、121……収容部材 49、72、98……遮蔽部材 46、76、96……低融点金属 77……開口 79、109、119、129……掩蔽体
本発明の開閉バルブは、掩蔽体である筺体と、筺体の内部と外部をそれぞれ連通させる開閉口と接続口とを有しており、開閉口と接続口の間を、筺体内部を通って気体が通行できる接続状態と、開閉口と接続口の間が遮蔽された遮蔽状態とを切り換えるようになっている。掩蔽体は気密に構成されており、真空排気可能である。
本発明の開閉バルブは、筺体内に配置され、固体と液体とが配置可能な容器と、筺体内に配置された遮蔽部材とを有している。
容器と遮蔽部材とは相対移動可能に構成されており、遮蔽部材は容器内に挿入と抜去が可能に構成されている。開閉口は、遮蔽部材又は容器のいずれか一方によって取り囲まれている。
容器には低融点金属を配置することが可能であり、配置された低融点金属を溶融して溶融金属を形成した場合、遮蔽部材が容器内に挿入されると、遮蔽部材は溶融金属と接触して浸漬され、接触部分や浸漬部分が開閉口を取り囲んで開閉口を閉塞させ、遮蔽部材が容器内から抜去されると、遮蔽部材は溶融金属と離間し、開閉口は開放される。
筺体にパイプを気密に挿入し、筺体内のパイプの先端を下方に向け、開閉口の下方に容器を配置する。筺体には接続口が設けられており、筺体内のパイプの先端の開口を開閉口とすると、パイプの先端と容器内の溶融金属とが離間しているときは開閉口と接続口とは接続されているが、パイプの筺体内の先端である開閉口の周囲の部分をリング状の遮蔽部材であるとすると、容器とパイプを相対的に移動させ、遮蔽部材の全周が容器内の溶融金属に接触して浸漬されると、パイプが閉塞され、開閉口と接続口とが遮断する。
それとは別に、筺体にパイプを気密に挿入し、筺体内のパイプの先端を上方に向け、パイプの先端の周囲を容器で囲んでおくと、このパイプの先端の開口が開閉口となる。気体を通過させず、蓋となる蓋部材の底面に、リング状の突起である筒状の遮蔽部材を気密に形成すると、開閉口を取り囲む容器内の溶融金属と遮蔽部材とが、開閉口の外側で開閉口の全周に亘って接触し、遮蔽部材が遮蔽部材が浸漬されると、開閉口は、蓋部材と遮蔽部材とで蓋をされ、閉塞される。筺体に接続口を設けておくと、蓋をされた状態では開閉口と接続口は遮断され、遮蔽部材が溶融金属から離間して蓋が開けられると、開閉口と接続口は接続される。
本発明では容器と遮蔽部材とを上記のように相対的に移動させる移動装置を設けることができる。遮蔽部材と容器のいずれか一方又は両方が移動して開閉が行われればよい。
図2の符号10は本発明第一例の開閉バルブ70を有する成膜装置の一例であり、図1は図2のA−A切断線断面図に相当する。
開閉バルブ70は、低融点金属76と、収容部材71と、掩蔽体79と、遮蔽部材72と、伸縮部材66とを有している。掩蔽体79は少なくとも一部が収容部材71の開口上方に位置するよう配置されている。
ここでは、掩蔽体79は箱状であって、底面に開口が形成されている。収容部材71は掩蔽体79の下方に配置された支持板64と、支持板64の表面に立設され、先端が掩蔽体79底面の開口を通って掩蔽体79内部に突き出された支持軸65と、支持軸65の先端に取り付けられた容器75とを有している。容器75は開口を上方に向けられ、低融点金属76は容器75の内部に配置される。
伸縮部材66はベロース等筒状であって、支持軸65の周囲を取り囲み、一端が掩蔽体79の開口の周囲に、該開口を取り囲むように気密に取り付けられ、他端は支持板64の表面に取り付けられている。
従って、伸縮部材66は一端と他端がそれぞれ掩蔽体79と収容部材71に気密に接続され、掩蔽体79の内部空間と、収容部材71の内部空間と、掩蔽体79と収容部材71の間の空間とで構成される開閉バルブ70の内部空間は、後述する接続配管78と遮蔽部材72を密閉した状態では、外部空間(例えば大気雰囲気)から遮断される。
掩蔽体79と収容部材71のいずれか一方又は両方には、加熱手段48が取り付けられている。電源47から加熱手段48に通電し、掩蔽体79と収容部材71のうち、加熱手段48が取り付けられた部材を加熱すると、残りの部材は輻射熱により加熱され、結局、掩蔽体79と収容部材71の両方が加熱手段48により加熱される。低融点金属76は収容部材71内部に配置され、収容部材71が昇温すると熱伝導や輻射熱により加熱され、溶融する、もしくは軟化する。
掩蔽体79には開口77が形成されている。遮蔽部材72は筒状(パイプ)であって、遮蔽部材72と掩蔽体79の間で気体が移動しないよう、一端(上端)が掩蔽体79の開口77に気密に接続され、他端(下端)は収容部材71に配置された低融点金属76の表面と対面する。ここでは、遮蔽部材72の一部は、外部装置と接続を簡易にするため、掩蔽体79の開口77より上方に突き出されている。
掩蔽体79を構成するパイプの下端の開口が開閉口69となり、その周囲のパイプ先端部分が遮蔽部材72となり、後述するように、開閉口69が開閉される
収容部材71は移動手段61に取り付けられている。ここでは、収容部材71のうち支持板64が移動手段61に取り付けられ、移動手段61で支持板64を昇降させると、支持軸65と、容器75とが昇降する。即ち、収容部材71全体が昇降する。
移動手段61により、収容部材71を昇降させると、伸縮部材66が伸縮し、開閉バルブ70の内部空間を外部空間から遮断したまま、収容部材71と遮蔽部材72とが相対的に移動する。
遮蔽部材72を収容部材71に近づけ、収容部材71に配置された低融点金属76の表面に遮蔽部材72の下端を接触させると、開閉バルブ70の内部空間は、遮蔽部材72の外側である第一の内部空間73aと、遮蔽部材72の内側である第二の内部空間73bに分離された閉状態になる(図3(a))。
逆に、遮蔽部材72を収容部材71から遠ざけ、遮蔽部材72の下端を低融点金属76の表面から離間させると、第一、第二の内部空間73a、73bが互いに接続され、開閉バルブ70の内部空間が一体となった開状態になる(図3(b))。
移動手段61の移動量は、閉状態の時に、遮蔽部材72の下端が低融点金属76が配置された収容部材71の底面と接触せず、該底面と低融点金属76表面の間に位置するように設定されている。即ち、遮蔽部材72は、溶融された低融点金属76内に浸漬される。
開閉バルブ70を繰り返し開閉しても遮蔽部材72の下端は固体(底面)に接触しないから磨耗せず、しかも、その下端は確実に低融点金属76表面と密着する。従って、閉状態の時に、第一、第二の内部空間73a、73bは確実に分離される。
掩蔽体79には貫通孔が形成され、該貫通孔、又は該貫通孔に気密に挿通された配管で接続配管78が構成されている。
接続配管78の一端である開口は、第一の内部空間73aに面して接続口62となり、他端の開口は開閉バルブ70の外部に位置する。従って、接続配管78は、第一の内部空間73aと開閉バルブ70の外部空間を接続している。
また、遮蔽部材72の上端は開閉バルブ70外部に気密に導出されている。従って、遮蔽部材72は、第二の内部空間73bと開閉バルブ70外部空間を接続している。
接続配管78と遮蔽部材72の、開閉バルブ70の外部空間と接続される端部を、外部装置にそれぞれ気密に接続すれば、第一、第二の内部空間73a、73bがそれぞれ外部装置の内部空間に接続される。開閉バルブ70には、遮蔽部材72と接続配管78以外に、内部空間を外部空間に接続する開口が無いから、開閉バルブ70を外部装置に接続した状態では、開閉バルブ70の内部空間は、外部雰囲気(例えば大気)から遮断される。
図2の成膜装置10(蒸着装置)は、放出装置50と1又は2以上の蒸気発生装置(ガス発生装置)20と、蒸気発生装置20の数以上の開閉バルブ70とを有している。
各蒸気発生装置20と放出装置50の間に開閉バルブ70がそれぞれ配置され、第一、第二の内部空間73a、73bのうち、いずれか一方が蒸気発生装置20に、他方が放出装置50に接続されている。
放出装置50の少なくとも一部は真空槽からなる成膜槽11内に配置され、放出装置50の成膜槽11内に位置する部分には放出口55が形成され、放出口55を介して放出装置50の内部空間が成膜槽11の内部空間に接続されている。
蒸気発生装置20は真空槽からなる加熱室29と、加熱室29内部に配置された載置部材24と、加熱室29と載置部材24の両方を加熱する加熱手段48と、載置部材24に蒸着材料を配置する供給手段31とを有している。
加熱室29と、成膜槽11と、開閉バルブ70には真空排気系9が接続されており、真空排気系9により、加熱室29の内部空間と、成膜槽11の内部空間と、開閉バルブ70の内部空間を真空排気し、所定圧力(例えば10-5Pa)の真空雰囲気を形成する。
蒸着材料は、例えば、有機EL素子の有機薄膜の材料である。より具体的には、電子移動材料、発光材料、電荷移動材料等を含有する有機材料である。
ここでは、放出装置50にも加熱手段48が取り付けられている。加熱手段48に通電して、加熱室29と、載置部材24と、放出装置50と、掩蔽体79と、収容部材71と、伸縮部材66を加熱し、蒸着材料が蒸発する蒸発温度以上であって、蒸着材料の蒸気が分解する分解温度以下の加熱温度(240℃以上400℃以下)に維持する。
低融点金属76は、融点が上記加熱温度以下であり、収容部材71が加熱温度に昇温すると、溶融状態になる。
成膜槽11の真空排気を続けながら、加熱室29と開閉バルブ70の真空排気を停止し、供給手段31から、加熱温度にされた載置部材24に蒸着材料を供給すると、蒸着材料の蒸気が発生する。
開閉バルブ70の内部空間(ここでは第一の内部空間73a)は、加熱室29の内部空間に接続されている。
上述したように、成膜槽11は真空排気が続けられているのに対し、加熱室29の真空排気は停止され、しかも加熱室29内部では蒸気が発生するから、加熱室29の内部空間の圧力は、成膜槽11の内部圧力よりも高く、更に、成膜槽11に接続された放出装置50の内部圧力よりも高くなっている。
蒸気を発生させた蒸気発生装置20と、放出装置50との間の開閉バルブ70を開状態にし、該蒸気発生装置20の加熱室29を放出装置50に接続すると、圧力差により蒸気が加熱室29から、開閉バルブ70を通って、放出装置50へ移動し、放出口55から成膜槽11内部に放出される。
このとき、蒸気を発生させた蒸気発生装置20以外の他の蒸気発生装置20と、放出装置50との間の開閉バルブ70を閉状態にすれば、蒸気が他の蒸気発生装置20へ混入せず、放出装置50へ移動する。
放出装置50と、収容部材71と、伸縮部材66と、掩蔽体79と、低融点金属76と、加熱室29は、上記加熱温度に維持されているから、加熱室29で発生した蒸気が放出口55から放出されるまでに通る経路の途中で析出しない。
成膜槽11の内部には基板ホルダ15が配置されており、基板ホルダ15には、基板81が放出口55と対面するように配置されている。放出口55から放出された蒸気は基板81表面に到達して、基板81表面上に蒸着材料の薄膜が形成される。
尚、基板ホルダ15上の基板81と、放出装置50の間に、放出装置50からの輻射熱を遮る冷却板67を設ければ、基板81が熱損傷しない。
基板81に所定膜厚の薄膜が成膜された後、材料の供給を停止し、蒸気を発生させた蒸気発生装置20と、放出装置50との間の開閉バルブ70を閉状態にする。他の蒸気発生装置20で新たに蒸気を発生させ、該蒸気発生装置20と放出装置50との間の開閉バルブ70を開状態にすれば、新たに発生した蒸気が放出口55から放出され、基板81表面上に新たな蒸着材料の薄膜を形成することができる。
次に、本発明の第二例の開閉バルブ100を説明する(図4)。
第二例の開閉バルブ100は、複数の開閉バルブ100が掩蔽体109を共有する以外は、上記第一例の開閉バルブ70と同じ構造になっており、同じ部材には同じ符号を付して説明する。
第二例の開閉バルブ100は、掩蔽体109が固定され、収容部材71が移動するようになっている。
掩蔽体109は箱状であって、底面に収容部材71と同じ数の開口が形成されている。収容部材71は掩蔽体109の下方に配置された支持板64と、支持板64の表面に立設され、先端が掩蔽体109底面の開口を通って掩蔽体109内部に突き出された支持軸65と、支持軸65の先端に取り付けられた容器75とを有している。容器75は開口を上方に向けられ、低融点金属76は容器75の内部に配置される。
伸縮部材66は支持軸65の周囲を取り囲み、一端が掩蔽体109の開口の周囲に、該開口を取り囲むように気密に取り付けられ、他端は支持板64の表面に取り付けられ、開閉バルブ70の内部空間が密閉されている。
支持板64は移動手段61に取り付けられており、移動手段61で支持板64を昇降させると、支持軸65と、容器75とが昇降する。即ち、収容部材71全体が昇降する。収容部材71が昇降すると、伸縮部材66が伸縮するから、開閉バルブ100の内部空間が外部空間から遮断された状態が維持される。
掩蔽体109は固定されているから、外部装置(例えば蒸気発生装置20や放出装置50)に対して相対的に静止している。
接続配管78と遮蔽部材72も外部装置に対して静止しているから、特別な部材を設けなくても、開閉バルブ100を開閉させるときに、接続配管78と外部装置の接続部分と、遮蔽部材72と外部装置の接続部分に負荷がかからない。
第一例の開閉バルブ70に変え、第二例の開閉バルブ100を、成膜装置10に取り付ける場合には、接続配管78を放出装置50に接続し、遮蔽部材72を蒸気発生装置20に接続する。第二例の開閉バルブ100では、各蒸気発生装置20で発生した蒸気は、同じ掩蔽体109の内部空間を通って放出装置50へ移動する。
以上は、移動手段61が収容部材71を移動させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。
図5、6の符号110、120は第三、第四例の開閉バルブを示している。
第三例と第四例の違いは、第三例では各開閉バルブ110がそれぞれ収容部材(容器)111を有するのに対し、第四例では複数の開閉バルブ120が一つの収容部材121を共有する点である。
低融点金属76は、伸縮部材116が取り付けられる収容部材111に直接配置してもよいし、伸縮部材126が取り付けられる収容部材(箱体124)の内部に、容器125を配置し、該容器125の内部に配置してもよい。
複数の開閉バルブ120で収容部材121を共有する場合には、収容部材121には開閉バルブ120と同じ数の開口が形成されている。
伸縮部材116、126は一端が収容部材111、121の開口の周囲に、該開口を取り囲むように気密に取り付けられ、他端が掩蔽体119、129で塞がれ、開閉バルブ110、120の内部空間が密閉されている。
収容部材111、121は固定され、外部装置に対して静止している。これに対し、掩蔽体119、129は移動手段に取り付けられ、移動手段によって掩蔽体119、129を昇降させると、遮蔽部材72も一緒に昇降する。
このとき、伸縮部材116、126が伸縮するから、開閉バルブ110、120の内部空間が外部空間から遮断された状態が維持される。
掩蔽体119、129が移動する場合には、遮蔽部材72も一緒に移動するから、遮蔽部材72をベロースのような伸縮部材を介して外部装置(放出装置や蒸気発生装置等)に接続し、移動の際に生じる衝撃を伸縮部材で吸収して、外部装置の損傷を防止する。
掩蔽体119、129が移動し、収容部材111、121が固定された場合には、接続配管78を収容部材111、121に設ければ、接続配管78が外部装置に対して静止するから、接続配管78と外部装置の間に伸縮部材を設ける必要が無い。
接続配管78を掩蔽体119、129に設ける場合であっても、接続配管78を伸縮部材を介して外部装置に接続すれば、外部装置の損傷が防止される。
以上は、掩蔽体79、109、119、129と、収容部材71、101、111、121のいずれか一方を移動させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、掩蔽体79と収容部材71の両方を移動させてもよい。この場合、接続配管78と遮蔽部材72の両方を伸縮部材を介して外部装置に接続すれば、外部装置の損傷が防止される。
遮蔽部材72の形状は特に限定されないが、遮蔽部材72の筒を構成する壁の下端を先細りにし、尖らせれば、遮蔽部材72の下端と低融点金属76表面との接触面積が小さくなるから、開閉バルブ70を閉状態にする際、低融点金属76が飛び散らない。
遮蔽部材72は筒状に限定されず、開閉バルブ70の内部空間を分離可能であれば、板状、球状等種々の形状にすることができる。
尚、図3(a)、(b)に示したように、収容部材71の低融点金属76が配置される底面(ここでは容器75底面)に突部74を配置し、容器75の内壁面と、突部74の側面との間のリング状の空間に低融点金属76を配置し、低融点金属76をリング状にしてもよい。
この場合、遮蔽部材72の下端の外周と内周を、それぞれ容器75の開口よりも小さく、かつ、突部74の先端よりも大きくし、その外周と内周を、容器75の開口の縁と突部74先端外周との間の領域の真上に位置させる。
遮蔽部材72の下端は全周がリング状の低融点金属76表面と対面するから、閉状態では、下端全周が低融点金属76の表面に密着する。突部74を配置して低融点金属76をリング状にした方が、低融点金属76の必要量が少なくてすみ、また、低融点金属76の加熱効率も高い。
以上の説明では、開閉口69がパイプの下端に配置されていたが、図8(a)、(b)のように、容器43の底面に挿入されたパイプ41の上端の開口で構成させ、蓋部40の底面に設けた筒状の突起から成る遮蔽部材49を上下させ、容器43で全周が囲まれた開閉口69を開閉するようにしてもよい。
その開閉バルブ70aを説明すると、図8(a)、(b)を参照し、開閉バルブ70aは、筺体である掩蔽体79内に、容器本体45が配置されている。容器本体45には、容器本体45の底面の下方側からパイプ41が、容器本体45の底面との間を液密に挿入されており、パイプ41は、容器本体45の底面上に突き出されている。
パイプ41の外周と、容器本体45の内周面との間は離間されており、従って、パイプ41の容器本体45の底面上の部分は、容器本体45の内周面及び底面とパイプ41の外周面とで構成されたリング状の容器43によって取り囲まれている。
このリング状の容器43内には低融点金属46が配置されており、掩蔽体79の外部に配置されたヒータ48によって低融点金属46は融点以上の温度に加熱され、溶融されている。
容器43の上部には、蓋部40が配置されている。
蓋部40の底面は、容器43に面しており、底面には、リング形状の突出物から成り、筒状の遮蔽部材49が形成されている。蓋部40と遮蔽部材49は気体を透過させず、互いに気密に接続されている。
蓋部40には、移動軸42が接続されており、移動軸42は掩蔽体79の外部に気密に導出され、モータ44に接続されている。モータ44を動作させると移動軸42を介して蓋部40と遮蔽部材49とが上下移動する。
掩蔽体79には、蒸気発生装置20と放出装置50のうちのいずれか一方に接続される接続口62が設けられている。パイプ41の下端部は、掩蔽体79の壁面から外部に気密に導出されており、容器43を構成する部分の上端が開閉口69にされて、蒸気発生装置20と放出装置50のうちの接続口62に接続されていない方に接続されている。
遮蔽部材49と蓋部40とが、容器43や溶融された低融点金属46から離間しているときは、掩蔽体79内部で接続口62と開閉口69とが接続され、従って、蒸気発生装置20と放出装置50とが接続される。
蓋部40が降下し、遮蔽部材49が、開閉口69の周囲の全周に亘って溶融した低融点金属46に接触し、浸漬されると、開閉口69は、蓋部40と遮蔽部材49とで蓋をされ、接続口62と開閉口69とは遮断される。
蓋部40ではなく、リング形状の容器43とパイプ41とが移動しても同様である。遮蔽部材49は容器本体45の底面とは接触しない。
なお、本発明において、低融点金属46は特に限定されないが、移動させる気体(例えば蒸着材料の蒸気)の分解温度未満に融点がある低融点金属46を用いる。低融点金属46を分解温度未満に加熱して溶融させれば、気体が低融点金属46に接触しても分解されない。
次に、本発明の他の例を説明する。
図9、10の符号70bは、本発明の他の開閉バルブを示している。
掩蔽体79の内部には、第一の容器75が配置されている。
第一の容器75の上方は、掩蔽体79にパイプが気密に挿通されており、そのパイプの下部を第一の遮蔽部材72とすると、第一の遮蔽部材72は、第一の容器75の上方に配置されている。
第一の容器75は、支持軸65を介して、モータなどの移動手段61に気密に取り付けられており、第一の遮蔽部材72に対して昇降移動できるように構成されている。
第一の容器75内には、低融点金属76が配置されている。低融点金属76は溶融されており、第一の遮蔽部材72が溶融した低融点金属76と離間して非接触な状態では、掩蔽体79に設けられた接続口62と、遮蔽部材72で取り囲まれた第一の開閉口69との間は、図9に示すように連通されている。
図10に示すように、第一の遮蔽部材72が第一の容器75内の溶融した低融点金属76と接触し、低融点金属76内に浸漬されている場合には、接続口62と第一の開閉口69との間は遮断されている。
第一の容器75の下方には、容器本体95が配置されている。容器本体95には、図8(a)、(b)で示した開閉バルブ70aと同様に、底面にパイプ91が接続されてリング状の第二の容器93が構成されている。
底面に挿通されたパイプ91の上端の開口を第二の開閉口63とすると、第二の開閉口63は、第二の容器93によって取り囲まれている。
第一の容器75の底面の鉛直下方を向く裏面には、リング状の突起からなる筒状の第二の遮蔽部材98が気密に形成されている。
第二の遮蔽部材98は、第二の容器93の上方に位置しており、第一の容器75の昇降移動によって、第二の遮蔽部材98は、第二の容器93内に挿入、抜去されるように構成されている。
第二の容器93の内部にも、第一の容器75内の低融点金属76と同じ組成の低融点金属96が配置されており、昇温して溶融されている。
第二の遮蔽部材98が第二の容器93内に挿入され、第二の遮蔽部材98が低融点金属96に接触し、その内部に浸漬されると第二の開閉口63は、第一の容器75が蓋部となり、蓋部と第二の遮蔽部材98とによって閉塞される。このとき、第一の開閉口69は開放され、第一の開閉口69が接続口62に接続されている。
第一の容器75が上昇し、第一の開閉口69が閉塞される状態では、第二の遮蔽部材98は第二の容器93内から抜去され、第二の遮蔽部材98は低融点金属96とは離間して非接触の状態になり、第二の開閉口63は開放される。このとき、第一の開閉口69は閉塞されており、第二の開閉口63が接続口62に接続されている。
一端が、第二の開閉口63にされたパイプ91は、その他端が冷却槽92に接続されている。冷却槽92は、外周に冷却装置97が設けられ、冷却されている。接続口6は蒸気発生装置20に接続され、第一の開閉口69は放出装置50に接続されており、第一の開閉口69を閉塞し、第二の開閉口63を開放すると、蒸気発生装置20と冷却槽92とが接続され、蒸気発生装置20で生成された有機化合物の蒸気は冷却槽92に導かれ、冷却装置97によって冷却されて、冷却槽92の壁面に析出する。蒸気発生装置20内の残留蒸気を除去する際に、冷却槽92に接続すると、残留蒸気を析出させて除去することができる。
また、気体が蒸着材料の蒸気のように析出する虞がある場合、低融点金属76が気体の析出温度未満であると、気体が低融点金属76表面で析出する。その場合は、低融点金属76として融点が気体の析出温度未満のものを用い、低融点金属76を析出温度を超える温度に加熱して溶融させる。
例えば、蒸着材料が有機EL素子用の有機材料である場合、低融点金属76としては、In(融点156℃)と、Sn(融点232℃)と、InSn合金とからなる群より選択されるいずれか1種類以上の金属を用い、低融点金属76は240℃以上400℃以下に加熱して溶融させる。
収容部材71や容器75,93と、遮蔽部材72、98は、ステンレス等、上記加熱温度で溶融しない耐熱材料で構成すれば、低融点金属76、96を溶融させるときに、変形も溶融もしない。
開閉バルブ70、70a、70bの設置場所は特に限定されず、開閉バルブ70、70a、70bを成膜槽11内部に配置してもよいし、成膜槽11とは異なる真空槽内に配置してもよい。

Claims (4)

  1. 掩蔽体と、前記掩蔽体の内部と外部をそれぞれ連通させる接続口と第一、第二の開閉口を有し、
    前記第二の開閉口が閉塞されながら前記第一の開閉口と前記接続口の間を前記掩蔽体の内部を通って気体が通行できる第一の状態と、
    前記第一の開閉口が閉塞されながら前記第二の開閉口と前記接続口の間を前記掩蔽体の内部を通って気体が通行できる第二の状態とを切り換えできるようにされた開閉バルブであって、
    前記掩蔽体内に配置された第一、第二の容器と、
    前記掩蔽体内に配置され、前記第一、第二の容器にそれぞれ挿入、抜去が可能な筒状の第一、第二の遮蔽部とを有し、
    前記第一、第二の容器には、溶融された低融点金属が配置され、
    前記第一の容器は前記掩蔽体内で昇降移動できるように構成され、
    前記第一の容器が前記掩蔽体内で下方に位置するときは前記第一の遮蔽部が前記第一の容器から抜去され、前記第二の遮蔽部が前記第二の容器に挿入されて溶融された前記低融点金属と接触し、前記第二の遮蔽部によって前記第二の開閉口が閉塞されて前記第一の状態になり、
    上方に位置するときは前記第一の遮蔽部が前記第一の容器に挿入されて溶融された前記低融点金属と接触し、前記第一の遮蔽部によって前記第一の開閉口が閉塞され、前記第二の遮蔽部が前記第二の容器から抜去されて前記第二の状態になる開閉バルブ。
  2. 前記第二の遮蔽部材は前記第一の容器に設けられ、
    前記第二の容器に挿通されたパイプの上端の開口が前記第二の開閉口にされた請求項記載の開閉バルブ。
  3. 前記低融点金属を加熱する加熱手段を有する請求項1乃至請求項2のいずれか1項記載の開閉バルブ。
  4. 前記低融点金属は、インジウムと、錫と、インジウム錫酸化物合金とからなる群より選択されるいずれか1種類以上の金属である請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の開閉バルブ。
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