JP5042290B2 - 円筒形高圧カットアウト - Google Patents

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Description

本発明は、高圧配電線路の変圧器の一次側保護用として用いられる円筒形高圧カットアウトに係り、詳しくは、管状ヒューズを挿入するための装填孔に連通する、下部カバーの開口部に着脱自在に設けられる密封蓋の開閉手段に関する。
円筒形高圧カットアウトは、例えば、図7に示すように、カットアウト本体1の下部に一体化された下部カバー2に、管状ヒューズ3を装填するための装填孔(中空部)4に連通する開口部2aが形成されており、該開口部2aには、塩水や異物の侵入を防止するための円板状に形成された密封蓋5が着脱自在に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。その密封蓋5は、開口部2aの内壁に設けられている係止爪6によって係脱自在に係止され、かつ、紐体7を介してカットアウト本体1に連結され、その背面側(外側)には、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具を係入させるための係止穴が形成されている(図示せず)。なお、カットアウト本体1は碍子により形成され、下部カバー2は硬質樹脂材の一体成形により形成される。
このような構成により、電流遮断時における管状ヒューズ3の放出圧力(アーク及びガスを含む)が密封蓋5に作用すると、密封蓋5は開口部2aから離脱するが、その際に、紐体7によってカットアウト本体1に吊り下げられた状態に保持されるため、その密封蓋5を再度の使用に供することができる。即ち、新しい管状ヒューズ3を装填するには、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具によって管状ヒューズ3をカットアウト本体1内に挿入した後、吊り下げ状態の密封蓋5を、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具によって開口部2aに押込み、係止爪6に係止させるようにしていた。
しかしながら、密封蓋5が紐体7を介してカットアウト本体1に連結されている場合には、吊り下げ状態になっている密封蓋5を、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具によって開口部2aに係止させるのは容易ではなかった。即ち、通常、円筒形高圧カットアウトは高所に配設されているため、風が強いときには吊り下げ状態の密封蓋5は激しく揺らぐため、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具によって捉えるのが容易ではなかった。また、密封蓋5の背面側(外側)に設けられている係止穴の内壁はストレートに形成されているため、折角、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具で密封蓋5を捉えてもその係止穴に、円筒状の間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具を係入させるのは容易ではなかった。さらに、密封蓋5が激しく揺らぐときには、紐体7が電柱の腕金や高圧配電線に引っ掛かり大きなトラブルの原因になることもあり、その紐体7が切れて密封蓋5が紛失してしまうこともあった。
また、他の従来例として、上述した問題を解消すべく提案された円筒形高圧カットアウトが公知になっている。該円筒形高圧カットアウトは、例えば、図8に示すように、下部カバー2に開閉自在に密封蓋5を軸着すると共に、該密封蓋5の下部に回転自在に支持された環状のフック8を設けたものが公知になっている(特許文献2)。この円筒形カットアウトの場合、密封蓋5が紐体7を介して下部カバー2に連結されておらず、アーム25を介して連結されている。しかも、フック8が、密封蓋5に上下方向に貫設された支軸9によって回転自在に支持されているので、あらゆる方向から間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具をフック8に引っ掛けることができると共に、該フック8を介して密封蓋5を下方に引っ張れば容易に開閉することができる。また、開放状態の密封蓋5のフック8に間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具を引っ掛けて、該密封蓋5を真上に向かって押し上げれば、下部カバー2の開口部2aを密封蓋5で容易に閉塞できる。
特開平9−282998号公報 実開昭51−159846号公報
しかしながら、既設の円筒形カットアウトは、前者の構成、即ち密封蓋5が紐体7を介して下部カバー2に連結されているものが大半であり、既設の構成のものを後者の構成、即ち下部カバー2に密封蓋5を軸着して開閉自在の構成にするには、下部カバー2及び密封蓋5を新たに取り換える必要があり、コスト高になると共に、取換作業が大掛かりになるという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、新設、既設に拘わらず、密封蓋の開閉手段を設けることができると共に、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具により密封蓋を容易に開閉できるようにした円筒形高圧カットアウトを提供することを目的とする。
本発明に係る円筒形高圧カットアウトは、筒状のカットアウト本体1の下部に一体化された下部カバー2,2Aに管状ヒューズ3を挿入するために形成された開口部2aを密封蓋5,50によって開閉自在に密封するようにした円筒形高圧カットアウトにおいて、水平方向に回転支持されるように、下部カバー2,2Aに配される第1回転軸21,210と、水平方向に回転支持されるように、密封蓋5,50に配される第2回転軸23,230と、第1回転軸21,210と第2回転軸23,230の各端部を連結すると共に、少なくとも一方が、第1回転軸21,210及び第2回転軸23,230に対して着脱可能な一対のアーム250,251、2500,2510とで構成される、前記密封蓋5,50の開閉手段20,200を備えたことを特徴とする。
この場合、アーム250,251、2500,2510の一端部が、下部カバー2,2Aの第1回転軸21,210を回転支点として回転することで、密封蓋5,50がアーム250,251、2500,2510を介して開閉動作するようになる。また、密封蓋5,50が第2回転軸23,230を回転支点にして回転するので、開状態の密封蓋5,50の角度によって、管状ヒューズ3の出し入れに支障をきたすことがない。
また、少なくとも一方のアーム250,251、2500,2510の両端部が、第1回転軸21,210と第2回転軸23,230の一端部、及び、第1回転軸21,210と第2回転軸23,230の他端部に対して着脱自在であるため、既設または新設に拘わらず、円筒形高圧カットアウトの密封蓋5,50の開閉手段20,200を容易に組み立てることができる。
また、本発明によれば、前記下部カバー2において、前記第1回転軸21の軸受け部15を形成するような構成を採用することもできる。
この場合、下部カバー2に軸受け部15が直接形成さられるので、下部カバー2の軸受け部15に回転軸21を挿通して、アーム250,251を装着するだけで容易に密封蓋5の開閉手段20を構成することができる。
また、本発明によれば、前記下部カバー2Aにおいて、前記第1回転軸210の軸受け部材40を着脱自在に設けるような構成を採用することもできる。
この場合、下部カバー2Aに、第1回転軸210の軸受け部材40が着脱自在に設けられることから、下部カバー2Aに第1回転軸210の軸受け部がない円筒形高圧カットアウトであっても、第1回転軸210、軸受け部材40で構成される密封蓋50の開閉手段を設けることができる。
前記第1回転軸21,210及び前記第2回転軸23,230の少なくとも一方を、軸方向に抜き差し可能に構成されるようにしてもよい。
この場合、第1回転軸21,210及び第2回転軸23,230を軸方向に抜き差しできるように構成することで、密封蓋5,50の開閉手段20,200を組み立てることができることに加えて、分解することもできる。
また、本発明によれば、前記アーム250,251、2500,2510に、下方に向かって湾曲している湾曲部250a,251a、2500a,2510aを形成するようにしてもよい。
この場合、アーム250,251、2500,2510の湾曲部250a,251a、2500a,2510aを、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具によって把持することができ、密封蓋5,50の開閉操作が遠隔から容易に行える。
本発明の円筒形高圧カットアウトは、水平方向に回転支持される第1回転軸を下部カバーに設けると共に、水平方向に回転支持される第2回転軸を密封蓋に設けて、一対のアームの一端部を、第1回転軸及び第2回転軸の一端部に跨って設けると共に、一対のアームの他端部を、第1回転軸及び第2回転軸の他端部に跨って設けて、少なくとも一方のアームの両端部を、第1回転軸及び第2回転軸の一端部、または、第1回転軸及び第2回転軸の他端部に対して着脱自在にしたので、新設、既設に拘わらず、密封蓋の開閉手段を設けることができると共に、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具により密封蓋を容易に開閉することができる。
本発明の第1実施形態に係る円筒形高圧カットアウトの断面図。 図1の要部の拡大断面図。 要部の組立説明図。 本発明の第2実施形態に係る円筒形高圧カットアウトの断面図。 図4の要部の拡大断面図。 要部の組立説明図。 下部カバーと密封蓋とが紐体によって連結されている従来の円筒形高圧カットアウトを示す図。 下部カバーに密封蓋が軸着された他の従来の円筒形高圧カットアウトを示す図。
以下に、本発明の実施形態に係る円筒形高圧カットアウトについて図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態に係る円筒形高圧カットアウトは、密封蓋5,50の開閉手段20,200を除いては、既設の構成を流用しているものとする。したがって、これらの図において、図7及び図8と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る円筒形高圧カットアウトは、図1〜図3に示すように、管状ヒューズ3を装填するための装填孔(中空部)4が形成された円筒状のカットアウト本体1と、該カットアウト本体1の上端開口部1aに、カットアウト本体1の軸方向に延出して設けられた上部ストレスコーン10と、カットアウト本体1の下端開口部1bに設けられた下部カバー2と、該下部カバー2の周壁に径外方向(カットアウト本体1の軸線に対して直交方向)に延出して設けられた下部ストレスコーン11と、管状ヒューズ3の上側の電極3aに電気的に接続されると共に、上部ストレスコーン10を貫通して外部へ導出された上部引出線12と、管状ヒューズ3の下側の電極3bに電気的に接続されると共に、下部ストレスコーン11を貫通して外部へ導出された下部引出線13と、装填孔4に連通する下部カバー2の開口部2aを密封する密封蓋5とから構成されている。
そして、カットアウト本体1の軸線上に、上部引出線12及び管状ヒューズ3が直列して配置されており、該軸線の下側に向かう延長線上に対して、密封蓋5及び下部カバー2が同心状に設けられている。
カットアウト本体1は、図1に示すように、磁器製で、碍子と同様に、絶縁性能が低下するのを抑制するために複数の襞1c,…が形成されている。
下部カバー2は、図2及び図3に示すように、硬質樹脂材の一体成形により略円環状に形成され、下端周縁部に拡径部2bが形成されている。そして、下部カバー2の周壁の下部には、従来より、密封蓋5と下部カバー2を繋ぐための紐が挿通される環状の紐挿通部15が突出して形成されている。該紐挿通部15を、後述する開閉手段20の第1回転軸21の第1軸受け部として流用する。該第1軸受け部15は、紐を挿通するための第1挿通孔15aが水平方向に形成されている。
密封蓋5は、図2及び図3に示すように、円板状の蓋本体5aと、該蓋本体5aの中央部に突出して形成された円柱状の摘み部5bとを有している。該摘み部5bは、上述した紐が挿通される紐通し孔16が水平方向に形成されている。この摘み部5bを、後述する開閉手段20の第2回転軸23の第2軸受け部として流用し、紐通し孔16を、第2回転軸23の第2挿通部23cが挿通される第2挿通孔として流用する。そして、密封蓋5の第2挿通孔16の長さは、下部カバー2の第1軸受け部15の第1挿通孔15aの長さよりも長くなっている。また、下部カバー2の開口部2aを密封蓋5によって密封することで、塩水や異物の侵入を防止している。また、密封蓋5は、下部カバー2の開口部2aの内壁に設けられている係止爪(図示せず)によって係脱自在に係止され、密封状態が維持されるようになっている。
密封蓋5の開閉手段20は、図1〜図3に示すように、下部カバー2の第1軸受け部15の第1挿通孔15aに水平方向に挿通されて回転支持される第1回転軸21と、密封蓋5の第2挿通孔16に水平方向に挿通されて回転支持される第2回転軸23と、第1回転軸21及び第2回転軸23の一端部に跨って設けられると共に、第1回転軸21及び第2回転軸23の他端部に跨って設けられる、一対のアーム250,251とを備えている。以下、開閉手段20の第1回転軸21及び第2回転軸23と、一対のアーム250,251と、下部カバー2及び密封蓋5との関係を詳細に説明する。
一対のアーム250,251は、図1及び図3に示すように、湾曲部250a,251aを有している。該湾曲部250a,251aは、一端部からやや外方に向かって膨らみつつ、下側に向かって緩やかに湾曲し、さらに下側から上方に向かって緩やかに反りあがり、一端部に対してその斜め上方に他端部が位置している。
そして、一方のアーム250の一端部に、該一端部に対して直交方向に延出されて第1回転軸21の第1基端部21aが一体的に形成されている。また、一方のアーム250の他端部に、該他端部に対して直交方向に延出されて第2回転軸23の第2基端部23aが一体的に形成されている。そして、第1基端部21a及び第2基端部23aは同一径で、平行するように設けられている。
また、下部カバー2の第1軸受け部15の第1挿通孔15aの長さが、密封蓋5の第2挿通孔16の長さよりも短いため、それに応じて、第1基端部21aの長さが第2基端部23aの長さよりも長くなっている。
第1基端部21aの端面から、第1基端部21aよりも小径の第1軸本体21bが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、密封蓋5の第2挿通孔16の長さが、下部カバー2の第1軸受け部15の第1挿通孔15aの長さよりも長いため、それに応じて、第1軸本体21bは、後述する第2回転軸23の第2軸本体23bの長さよりも短くなっている。また、第1軸本体21bが、第1軸受け部15の第1挿通孔15aに挿通されて、回転自在に支持されると共に、第1挿通孔15aに対して軸方向に抜き差し可能に構成されている。
第1軸本体21bの端面から、該第1軸本体21bよりも小径の第1挿通部21cが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、該第1挿通部21cの先端部は、二分されて互いが接離するように、軸方向に沿って溝22が形成されると共に、該先端部に、後述する他方のアーム251の第1連結部30の第1軸孔31の端面に係止するように直角三角形状の第1係止部21dが形成されている。
一方、第2基端部23aの端面から、該第2基端部よりも小径の第2軸本体23bが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、第2軸本体23bが、密封蓋5の第2挿通孔16に挿通されて、回転自在に支持されると共に、第2挿通孔16に対して軸方向に抜き差し可能に構成されている。また、第2軸本体23bの端面から、該第2軸本体23bよりも小径の第2挿通部23cが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、該第2挿通部23cは、先端部が二分されて互いが接離するように、軸方向に沿って溝24が形成されている。また、第2挿通部23cの先端部に、後述する他方のアーム251の第2連結部32の第2軸孔33の端面に係止するように直角三角形状の第2係止部23dが形成されている。そして、下部カバー2の第1軸受け部15の第1挿通孔15aの長さが、密封蓋5の第2挿通孔16の長さよりも短いため、第2挿通部23cは、第1挿通部21cの長さよりも短くなっている。
他方のアーム251は、その両端部に第1連結部30及び第2連結部32が形成されている。そして、該第1連結部30に、一方のアーム250の第1挿通部21cが挿通される第1軸孔31が形成されると共に、第2連結部32に、第2挿通部23cが挿通される第2軸孔33が形成されている。また、第1連結部30及び第2連結部32の長さと、第1挿通部21c及び第2挿通部23cの長さと、一方のアーム250の第1基端部21a及び第2基端部23aの長さとがそれぞれ同一になっている。また、下部カバー2の第1軸受け部15の第1挿通孔15aの長さが、密封蓋5の第2挿通孔16の長さよりも短いため、それに応じて、第2連結部32の長さが第1連結部30の長さよりも短くなっている。
そして、図2に示すように、下部カバー2の第1軸受け部15に挿通された第1軸本体21bの位置が、第1基端部21a及び第1連結部30の端面によって位置規制されて、第1軸本体21bが回転支持される。一方、密封蓋5の第2挿通孔16に挿通された第2軸本体23bの位置が、第2基端部23a及び第2連結部32の端面によって位置規制されて、第2軸本体(両アーム250,251の他端部)23bが回転支持される。
つぎに組立手順について図3を参照して説明する。まず、下部カバー2の開口部2aが密封蓋5によって密封された状態において、下部カバー2の第1挿通孔15aに、一方のアーム250の第1係止部21dを挿通すると共に、密封蓋5の第2挿通孔16に、一方のアーム250の第2係止23dを挿通する。この際、第1係止部21d及び第2係止部23dの傾斜面が第1挿通孔15a及び第2挿通孔16の内壁に押圧されて近接し、第1係止部21d及び第2係止部23dが第1挿通孔15a及び第2挿通孔16に挿通されやすい状態が形成される。そして、近接した状態の第1係止部21d及び第2係止部23dが、第1挿通孔15a及び第2挿通孔16の内壁を摺動しつつ外部に導出されると、第1係止部21d及び第2係止部23dに対する押圧が解除されるので、第1係止部21d及び第2係止部23dが元の状態に復帰する。
つぎに、外部に導出された第1係止部21d及び第2係止部23dを、他方のアーム251の第1軸孔31及び第2軸孔33の一方の開口部から挿入して、他方の開口部に導出させて、該他方の開口部の端面に係止させる。この際、第1基端部21a及び第1連結部30の端面と、第2基端部23a及び第2連結部32の端面とによって、第1軸本体21b及び第2軸本体23bが位置決めされると共に、回転支持されるようになる。このようにして、密封蓋5及び下部カバー2に密封蓋5の開閉手段20が取り付けられる。
そして、電流遮断時における管状ヒューズ3の放出圧力(アーク及びガスを含む)が密封蓋5に作用して、該密封蓋5が開放された場合は、図1の鎖線に示すように、両アーム250,251の一端部、即ち第1軸本体21bを支点にして、密封蓋5が開放される。また、開放状態の密封蓋5を閉じる場合は、間接活線工事に使用される共用操作棒の先端工具(図示せず)によって、両アーム250,251を閉方向に回動させると共に、密封蓋5を閉方向に押圧して、下部カバー2の開口部2aを密封する。
(第2実施形態)
つぎに第2実施形態に係る円筒形高圧カットアウトにつき説明するが、円筒形高圧カットアウトの一部の構成については、図1〜図3と同一であるため、説明は省略し、異なる点のみ、図4〜図6を参照しつつ説明する。
下部カバー2Aは、図4〜図6に示すように、硬質樹脂材の一体成形により中空の略円台錐状に形成されている。そして、下部カバー2Aの周壁には、密封蓋50と下部カバー2Aを連結するための紐が挿通される筒状の紐挿通部150が一体的に形成されている。該紐挿通部150は、下部カバー2Aに、後述する開閉手段200の軸受け部を構成するために流用される。また、紐挿通部150は、軸方向に沿って紐挿通孔151が形成されると共に、後述する軸受け部材40の位置決め凸部44を係止させるための正面視四角形状の位置決め凹部152が、周壁の下端部に形成されている。
密封蓋50は、図4〜図6に示すように、円板状の蓋本体5aと、該蓋本体5aの中央部に突出して形成された円柱状の摘み部5bと、該摘み部5bに突設された環状の紐挿通部50cと、該紐挿通部50cに水平方向に形成された紐通し孔50dとを備えている。この紐挿通部50cを、後述する開閉手段200の第2回転軸230の第2軸受け部として流用し、紐通し孔50dを、第2回転軸230の第2挿通部230cが挿通される第2挿通孔として流用する。そして、密封蓋50の第2挿通孔50dの長さが、軸受け部材40の挿通孔42の長さよりも短くなっている。
密封蓋50の開閉手段200は、図5及び図6に示すように、後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42に水平方向に挿通されて回転支持される第1回転軸210と、密封蓋50の第2挿通孔160に水平方向に挿通されて回転支持される第2回転軸230と、第1回転軸210及び第2回転軸230の一端部に跨って設けられると共に、第1回転軸210及び第2回転軸230の他端部に跨って設けられる、一対のアーム2500,2510とを備えている。以下、開閉手段200の第1回転軸210及び第2回転軸230、一対のアーム2500,2510と、下部カバー2A及び密封蓋50との関係を詳細に説明する。
一対のアーム2500,2510は、図4及び図6に示すように、湾曲部2500a,2510aを有している。該湾曲部2500a,2510aは、一端部から略真下に向かって延出される一方、後側に向かって緩やかに湾曲すると共に、下側から上方に向かって緩やかに反りあがり、一端部に対してその斜め上方に他端部が位置している。
そして、一方のアーム2500の一端部に、該一端部に対して直交方向に延出されて第1回転軸210の第1基端部210aが一体的に形成されている。また、一方のアーム2500の他端部に、該他端部に対して直交方向に延出されて第2回転軸230の第2基端部230aが一体的に形成されている。そして、第1基端部210a及び第2基端部230aは同一径で、平行するように設けられている。また、後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42の長さが、密封蓋50の第2挿通孔50dの長さよりも長いため、それに応じて、第1基端部210aの長さが第2基端部230aの長さよりも短くなっている。
一方のアーム2500の第1基端部210aの端面から、第1基端部210aよりも小径の第1軸本体210bが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、第1軸本体210bが後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42に挿通されて、回転自在に支持される。
第1基端部210aの端面から、第1基端部210aよりも小径の第1軸本体210bが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、密封蓋50の第2挿通孔50dの長さが、後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42の長さよりも短いため、それに応じて、第1軸本体210bの長さが、後述する第2回転軸230の第2軸本体230bの長さよりも長くなっている。
第1軸本体210bの端面から、該第1軸本体210bよりも小径の第1挿通部210cが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、該第1挿通部210cの先端部は、二分されて互いが接離するように、軸方向に沿って溝220が形成されると共に、該先端部に、後述する他方のアーム2510の第1連結部300の第1軸孔310の端面に係止するように直角三角形状の第1係止部210dが形成されている。
一方、第2軸本体230bの端面から、該第2軸本体230bよりも小径の第2挿通部230cが軸方向に沿って延出されて形成されている。そして、該第2挿通部230cは、先端部が二分されて互いが接離するように、軸方向に沿って溝240が形成されている。また、第2挿通部230cの先端部に、後述する他方のアーム2510の第2連結部320の第2軸孔330の端面に係止するように直角三角形状の第2係止部230dが形成されている。そして、後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42の長さが、密封蓋50の第2挿通孔50dの長さよりも長いため、第2挿通部230cは、第1挿通部210cの長さよりも長くなっている。
他方のアーム2510は、その両端部に第1連結部300及び第2連結部320が形成されている。そして、該第1連結部300に、一方のアーム2500の第1挿通部210cが挿通される第1軸孔310が形成されると共に、第2連結部320に、第2挿通部230cが挿通される第2軸孔330が形成されている。また、第1連結部300及び第2連結部320の長さと、第1挿通部210c及び第2挿通部230cの長さと、一方のアーム2500の第1基端部210a及び第2基端部230aの長さとがそれぞれ同一になっている。また、後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42の長さが、密封蓋50の第2挿通孔50dの長さよりも長いため、それに応じて、第2連結部320の長さが第1連結部300の長さよりも長くなっている。
そして、後述する軸受け部材40の軸受け本体41の挿通孔42に挿通された第1軸本体210bの位置が、第1基端部210a及び第1連結部300の端面によって位置規制されて、第1軸本体210bが回転支持される。一方、密封蓋50の第2挿通孔50dに挿通された第2軸本体230bの位置が、第2基端部230a及び第2連結部320の端面によって位置規制されて、第2軸本体230bが回転支持される。
下部カバー2Aの周壁に対して上下方向に紐挿通部150の紐挿通孔151が形成されているため、前記第1実施形態のように、第1軸本体21bを水平方向に回転支持できる第1軸受け部15が設けられていない。したがって、図5及び図6に示すように、一方のアーム250の第1軸本体21bを水平方向に回転支持するための軸受け部材40が必要になる。そして、紐挿通部150は、下部カバー2Aの周壁の下端部に、正面視四角形の位置決め凹部152が形成されており、該位置決め凹部152に、後述する軸受け部材40の位置決め凸部44が係止して、紐挿通部150に対して軸受け部材40が位置決めされるようになる。
該軸受け部材40は、図5及び図6に示すように、正面視逆T字形状を呈しており、第1回転軸210の第1軸本体210bを挿通するための挿通孔42が水平方向に形成される第1軸受け部としての軸受け本体41と、該軸受け本体41の中央部から上方に向かって延出されて形成された第1挿通部43と、該第1挿通部43の基端部に形成された、紐挿通部150の位置決め凹部152に係止する位置決め凸部44と、第1挿通部43の端面から上方に向かって延出された、第1挿通部43よりも小径の第2挿通部45と、該第2挿通部45の先端部が二分されて互いが接離するように、軸方向に沿って形成された溝46と、該先端部に形成された、後述する係合リング49の挿通孔48の端面に係止する直角三角形状の係止部47と、第2挿通部45が挿通される挿通孔48を有する係合リング49とを備えている。
そして、下部カバー2Aの紐挿通孔151の内径と軸受け部材40の第1挿通部43の外径が同一径になっており、軸受け部材40の軸受け本体41の長さと、一方のアーム2500の第1軸本体210bの長さとが同一になっている。また、第2挿通部230bの長さと、密封蓋50の紐通し孔50dの長さとが同一になっている。また、第2挿通部45の長さと、係合リング49の挿通孔48の長さとが同一になっている。また、位置決め用凸部44の高さと、位置決め用凹部152の深さとが同一になっている。
つぎに組立手順について図6を参照して説明する。まず、下部カバー2Aの開口部2aが密封蓋50によって密封された状態において、下部カバー2Aの紐挿通部150の紐挿通孔151に、軸受け部材40の係止部47を下方から挿入し、軸受け部材40の第2挿通部45が紐挿通部150の紐挿通孔151を貫通するようにする。そして、突き出た軸受け部材40の係止部47に係合リング49を上方から挿入して、第2挿通部45に係合リング49の挿通孔48を挿通させて、係止部47が係合リング49を貫通するようにする。
この際、軸受け部材40の位置決め凸部44を、下部カバー2Aの位置決め凹部152に位置させると、軸受け部材40の軸受け本体41が下部カバー2Aの周壁に対して接線方向に位置固定されるようになる。即ち、下部カバー2Aに、一方のアーム2500の第1軸本体210bを水平方向に回転支持できる軸受け部が設けられることになる。
そして、前記第1実施形態と同様に、一方のアーム2500の第1係止部210d及び第2係止部230dを、軸受け部材40の挿通孔42及び密封蓋50の紐通し孔50dに挿通し、外部に導出された第1係止部210d及び第2係止部230dに、他方のアーム2510の第1軸孔310及び第2軸孔330を挿通すると、密封蓋50の開閉手段200が、下部カバー2A及び密封蓋50に取り付けられる。
このように、前記第1及び第2実施形態では、下部カバー2,2Aと密封蓋5,50とが一対のアーム250,251、2500,2510を介して連結されているので、電流遮断時に管状ヒューズ3の大きな放出圧力が密封蓋5,50に作用しても、ボルト及びその支持構造に対する衝撃的な負荷を軽減緩和することができ、良好な耐久性を確保することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、設計変更や改良等を行うのは自由であり、また、その構成の組み合わせも自由である。例えば、前記実施形態では、既設の円筒形カットアウトに適用することを例にとって説明しているが、新設する場合であっても本発明は適用できる。
1…カットアウト本体、1a…上端開口部、1b…下端開口部、1c…襞、2,2A…下部カバー、2a…開口部、2b…拡径部、3…管状ヒューズ、3a,3b…電極、4…装填孔、5,50…密封蓋、5a,50a…蓋本体、5b(第2軸受け部),50b…摘み部、50c…紐挿通部(第2軸受け部)、50d…紐通し孔、6…係止爪、7…紐体、8…フック、10…上部ストレスコーン、11…下部ストレスコーン、12…上部引出線、13…下部引出線、15…紐挿通部(第1軸受け部)、15a…第1挿通孔、16…紐通し孔(第2挿通孔)、20,200…開閉手段、21,210…第1回転軸、21a,210a…第1基端部、21b,210b…第1軸本体、21c,210c…第1挿通部、21d,210d…第1係止部、22,24…溝、23,230…第2回転軸、23a,230a…第2基端部、23b,230b…第2軸本体、23c,230c…第2挿通部、23d,230d…第2係止部、30,300…第1連結部、31,310…第1軸孔、32,320…第2連結部、33,330…第2軸孔、40…軸受け部材、41…軸受け本体(第1軸受け部)、42…挿通孔、43…第1挿通部、44…位置決め凸部、45…第2挿通部、46…溝、47…係止部、48…挿通孔、49…係合リング、150…紐挿通部、151…紐挿通孔、152…位置決め凹部、250,251、2500,2510…アーム、250a,251a、2500a,2510a…湾曲部

Claims (5)

  1. 筒状のカットアウト本体(1)の下部に一体化された下部カバー(2,2A)に管状ヒューズ(3)を挿入するために形成された開口部(2a)を密封蓋(5,50)によって開閉自在に密封するようにした円筒形高圧カットアウトにおいて、
    水平方向に回転支持されるように、下部カバー(2,2A)に配される第1回転軸(21,210)と、水平方向に回転支持されるように、密封蓋(5,50)に配される第2回転軸(23,230)と、第1回転軸(21,210)及び第2回転軸(23,230)の各端部を連結すると共に、少なくとも一方が、第1回転軸(21,210)及び第2回転軸(23,230)に対して着脱可能な一対のアーム(250,251、2500,2510)とで構成される、前記密封蓋(5,50)の開閉手段(20,200)を備えたことを特徴とする円筒形高圧カットアウト。
  2. 前記下部カバー(2)は、前記第1回転軸(21)の軸受け部(15)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の円筒形高圧カットアウト。
  3. 前記下部カバー(2A)は、前記第1回転軸(210)の軸受け部材(40)が着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1に記載の円筒形高圧カットアウト。
  4. 前記第1回転軸(21,210)及び前記第2回転軸(23,230)の少なくとも一方を、軸方向に抜き差し可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の円筒形カットアウト。
  5. 前記アーム(250,251、2500,2510)は、下方に向かって湾曲している湾曲部(250a,251a、2500a,2510a)が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の円筒形高圧カットアウト。
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