JP5042254B2 - 無線中継システム、無線中継方法および中継局 - Google Patents
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Description
以下では、DF方式の具体例として、変調シンボル重畳を用いた一括中継伝送が適用可能である代表的なマルチホップ無線トポロジである双方向のAlice & Bobトポロジを挙げて、従来の変調シンボル重畳一括伝送技術を説明する。
Alice & Bobトポロジの概要図を図14に示す。このトポロジは両端の送受信ノードA、B(送受信局)が互いに中継ノードRを介して双方向の通信を行うものである。各ノードA、Bの送信タイミングはタイムスロットにより区切られていて、互いに干渉することがないことを前提とする。この時の通信の手順を説明する。なお、パケットとはあるノードが持つビット情報のことであり、変調シンボルとは、ビット情報をベースバンドで変調(マッピング)した後の信号のことであり、RF信号とは、変調シンボルをRF(Radio Fre‐quency)帯にアップコンバートした信号である。
○ 時刻T2において、ノードBがパケットBのRF信号BをノードRに送信する。同時に変調シンボルBを記憶する。ノードRはRF信号Bを受信・復調し、パケットBを記憶する。
○ 時刻T3において、ノードRはパケットAとBを変調し、2つの変調シンボルを1:1の割合で加算することにより重畳して、重畳RF信号C(「A+B」)を生成する。その後アップコンバートし重畳RF信号CをノードAとBに同報送信を行う。同報送信とは、ヘッダ情報の宛先局として複数のノードを指定することにより、無線の同報性を利用して同時に同じ情報を複数の宛先局に対して送信することである。RF信号Cを受信したノードAは、RF信号Cをダウンコンバートし(AGCによる出力レベルの調整も含む)、重畳変調シンボルCを得る。次に、記憶しておいた変調シンボルAを変調シンボルCから減算することにより、変調シンボルBを得る。これを復調し、所望のパケットBを得ることができる。ノードBも同様に、RF信号Cを受信し、ダウンコンバートした変調シンボルCから、記憶しておいた変調シンボルBを減算することにより変調シンボルAを得る。これを復調し、所望のパケットAを得ることができる。
上記手順を経ることにより、ノードAとBの双方向の通信が完了する。必要なタイムスロット数は3である。
無線部11は、送受信する信号を所望の周波数の信号にアップコンバート、またダウンコンバートする回路であり、同期回路、A/D(Analog to Digital)変換器、D/A(Digital to Analog)変換器を有している。この無線部11は、入力される信号を送信すると共に、受信信号から所望の信号を検出し出力する。信号検出回路12は、受信信号から変調シンボル信号を検出し出力する。チャネル推定回路13は、送受信ノードと中継ノードとの間の伝送路の状態(伝搬路係数)を推定する。復調回路14は、信号検出回路12から出力される変調シンボルを復調する。なお、復調回路14においては、変調シンボル信号が誤り訂正符号化された信号である場合は、誤り訂正復号を行う。変調回路15は、復調回路14から入力される送信データの信号を予め定められた方式を用いて変調し、変調シンボルを生成する。なお、変調回路15においては、誤り訂正符号化を行う場合には、この誤り訂正符号化処理も行う。重畳回路16は、変調回路15で生成された変調シンボルを記憶しておき、最終的に全てを足し合わせて合成し、一括送信する。
無線部21は、送受信する信号を所望の周波数の信号にアップコンバート、またダウンコンバートする回路であり、同期回路、A/D変換器、D/A変換器を有している。この無線部21は、入力される信号を送信すると共に、受信信号から所望の信号を検出し出力する。信号検出回路22は、受信信号から所望の変調シンボルの信号を検出し出力する。チャネル推定回路26は、中継ノードと自ノード、および生起ノードと自ノードとの間の伝送路の状態(伝搬路係数)を推定する。この伝搬路係数は、所望波抽出回路23に出力される。所望波抽出回路23は、信号検出回路12から入力される信号(中継ノードから受信した多重化信号)から、所望信号以外のシンボルを減算して除去し、所望信号の変調シンボルの信号を抽出する。この所望波抽出回路23において、所望信号を抽出する際には、チャネル推定回路26から入力される伝搬路係数が、重み係数として使用される。
次に、AF方式による変調シンボル重畳を用いたAlice & Bobトポロジにおける一括伝送の手順を以下に説明する.
○ 時刻T2において、ノードBがパケットBのRF信号BをノードRに送信する。同時に変調シンボルBを記憶する。ノードRはRF信号Bを受信・ダウンコンバートし、変調シンボルBを記憶する。
○ 時刻T3において、ノードRは記憶しておいた変調シンボルAとBを1:1の割合で加算することにより重畳する。その後アップコンバートし重畳RF信号CをノードAとBに同報送信を行う。RF信号Cを受信したノードAは、RF信号Cをダウンコンバートし、変調シンボルCを得る。記憶しておいた変調シンボルAを変調シンボルCから減算することにより、変調シンボルBを得る。これを復調し、所望のパケットBを得ることができる。ノードBも同様に、RF信号Cを受信し、ダウンコンバートした後変調シンボルCから、記憶しておいた変調シンボルBを減算することにより変調シンボルAを得る。これを復調し、所望のパケットAを得ることができる。
図18に示すように、中継装置40は、無線部41、信号検出回路42、復調回路43、チャネル推定回路44、等化回路45、誤り検出回路46、変調回路47、入力切替回路48、重畳回路49を備えている。これらの構成において、無線部41、信号検出回路42、復調回路43、チャネル推定回路44、変調回路47は図15における構成要素11、12、14、13、15と同様の構成であるので説明を省略する。
また、DF方式による変調シンボル重畳一括中継伝送の場合は、伝送品質の不均衡は発生しないが、伝搬路利得の低い伝搬路が双方のパケット伝送品質のボトルネックとなる。これにより全体の伝送品質が急激に悪化しトータルスループットがAF方式同様に低下する問題がある。
請求項4に記載された発明は、請求項2に記載の無線中継システムにおいて、前記中継局は、前記送受信局から受信した信号から抽出された変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理し、前記電力制御手段へ出力する等価手段と、前記受信信号毎の雑音電力を推定する雑音電力推定手段とを具備し、前記電力配分算出手段は、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定することを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項2に記載の無線中継システムにおいて、前記中継局は、前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて復調する復調手段と、前記復調回路で復調された信号の誤り検出を行う誤り検出手段と、前記復調された信号を再変調する変調手段と、前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理する等価手段と、前記誤り検出状態に応じて前記変調手段からの信号と前記等価回手段からの信号とを切り換えて前記電力制御手段へ出力する入力切替手段と、前記送受信局から受信した信号毎の雑音電力を推定する雑音電力推定手段とを具備し、前記電力配分算出手段は、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定することを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項1〜請求項6のいずれかの項に記載の無線中継システムにおいて、前記送受信局は、前記中継局から送信された多重化信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号から前記電力配分係数を推定する送信電力推定手段と、前記受信手段によって受信された多重化信号から、前記送信電力推定手段の出力および予め取得した所望信号に基づいて所望信号以外の信号を除き、前記所望信号を抽出する所望波抽出手段と、前記所望波抽出手段によって抽出された信号を復調する復調手段とを具備することを特徴とする。
請求項9に記載された発明は、複数の送受信局と中継局から構成され、前記中継局が前記各送受信局から受けた信号に一定の処理をした後多重化し、前記各送受信局へ一括送信する無線中継システムにおいて、前記中継局が、前記各送受信局と自中継局との間の各伝送路の伝送路利得を各々推定する伝送路利得推定処理と、前記各伝送路利得から、前記各伝送路の不均衡を抑制する電力配分係数を決定する電力配分係数決定処理と、前記電力配分係数に基づいて各送受信局へ送信する信号を制御する電力制御処理と、前記電力制御が行われた信号を多重化する多重化処理とを有し、前記送受信局が、所望信号以外の信号を予め取得し、前記中継局から受信した信号から前記予め取得した信号を減算することにより所望信号を得る所望信号抽出処理を有することを特徴とする無線中継方法である。
請求項11に記載された発明は、請求項9に記載の無線中継方法において、前記中継局が、前記送受信局から受信した信号毎の雑音電力を推定し、前記電力配分算出処理において、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定し、前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理し、前記電力制御処理において前記等価処理された信号を前記電力配分係数に基づいて制御することを特徴とする。
請求項14に記載された発明は、請求項9〜請求項13のいずれかの項に記載の無線中継方法において、前記送受信局が、前記中継局から送信された多重化信号を受信する受信処理と、前記受信処理によって受信された信号から前記電力配分係数を推定する送信電力推定処理と、前記受信処理によって受信された多重化信号から、前記電力配分係数および予め取得した所望信号に基づいて所望信号以外の信号を除き、前記所望信号を抽出する所望波抽出処理と、前記所望波抽出処理によって抽出された信号を復調する復調処理とを有することを特徴とする。
請求項16に記載された発明は、複数の送受信局と無線通信による中継を行う中継局であって、前記各送受信局と自中継局との間の各伝送路の伝送路利得を各々推定し、前記各伝送路利得から、前記各伝送路の不均衡を抑制する電力配分係数を決定し、前記電力配分係数に基づいて各送受信局へ送信する信号を制御した後、多重化し、該多重化した信号を前記各送受信局へ一括送信することを特徴とする中継局である。
(第1実施形態):DF方式による変調シンボル重畳一括中継伝送の場合
図1は、本発明の第1実施形態による無線中継システムの中継ノードRに設けられる中継装置100の構成を示すブロック図である。この図に示すように、中継装置100は、無線部101、信号検出回路102、チャネル推定回路103、復調回路104、変調回路105、重畳回路106、伝播路利得推定回路111、電力配分算出回路112、電力制御回路113を備えている。この構成において、無線部101、信号検出回路102、チャネル推定回路103、復調回路104、変調回路105、重畳回路106はそれぞれ前述した図15の各構成要素11〜16と同様に構成されており、従って説明は省略する。
図14における時刻T1において、中継ノードRの無線部101が送受信ノードAから送信されたRF信号Aを受信し、DC(ダウンコンバート)を行う(図3のステップSa1)。また、時刻T2において、中継ノードRの無線部101はノードBから送信されたRF信号Bを受信し、DCを行う(ステップSa2)。また、ノードRの伝播路利得推定回路111はノードAからノードRへの伝搬路利得GAを推定すると共に、ノードBからノードRへの伝搬路利得GBを推定する(ステップSa3)。伝搬路利得の推定は既知のプリアンブルをノードAとBにおいて変調シンボルに付加することにより行われる。受信されたRF信号Aは信号検出回路102において検出され、復調回路104において復調される(ステップSa4)。同様に、受信したRF信号Bは信号検出回路102において検出され、復調回路104において復調される(ステップSa5)。
上記復調回路104において復調された変調シンボルAは変調回路105において再変調され(ステップSa7)、電力制御回路113においてαの平方根が乗算されることによって送信電力制御が行われ(ステップSa8)、重畳回路106内のメモリに記憶される(ステップSa9)。同様に、復調回路104において復調された変調シンボルBは変調回路105において再変調され(ステップSa10)、電力制御回路113においてβの平方根が乗算されることによって送信電力制御が行われ(ステップSa11)、重畳回路106内のメモリに記憶される(ステップSa12)。重畳回路106は、メモリ内に記憶された変調シンボルA、B同士を加算することにより重畳し、無線部101へ出力する(ステップSa13)。
なお、ノードRが記憶する信号は、再変調シンボルではなく、もちろんパケットでも可能である。また伝搬路利得はAGC(Automatic Gain Control)の利得を読み取って、その逆数を取ってもよい。
図5は、本発明の第2実施形態による無線中継システムの中継ノードRに設けられる中継装置300の構成を示すブロック図である。この図に示すように、中継装置300は、無線部301、信号検出回路302、チャネル推定回路303、等価回路304、伝播路利得推定回路311、雑音電力推定回路307、電力配分算出回路308.電力制御回路313、重畳回路306を備えている。この構成において、無線部301、信号検出回路302、チャネル推定回路303、重畳回路106、伝播路利得推定回路311、電力制御回路313はそれぞれ、図1における各構成要素101、102、103、106、111、113と同様に構成されており、従って説明は省略する。
図14の時刻T1において、中継ノードRの無線部301(図5)がノードAから送信されたRF信号Aを受信し、受信したRF信号Aをダウンコンバートする(ステップSc1)。また、時刻T2において、無線部301がノードBから送信されたRF信号Bを受信し、受信したRF信号Bをダウンコンバートする(ステップSc2)。また、伝播路利得推定回路311はノードAおよびノードBからノードRへの伝搬路利得GA、GBを推定する(ステップSc3)。伝搬路利得の推定は、既知のプリアンブルをノードAとBにおいて変調シンボルに付加することにより測定可能である。次に、雑音電力推定回路307が雑音電力σ2を推定する。雑音電力も伝播路利得と同様に、既知のプリアンブルを用いることにより推定可能である。雑音電力の推定は、ノードAから中継ノードRへの通信時において,またはノードBから中継ノードRへの通信時において推定する.もしくはノードAからの通信時と、ノードBからの通信時の測定結果の両方を用いてその推定精度を向上させることも可能である(ステップSc4)。電力配分算出回路308は、伝播路利得GA、GBと雑音電力σ2から電力配分係数α、βを算出し、電力制御回路313へ出力する(ステップSc5)。なお、算出の過程については後に説明する。
重畳回路306は、メモリ内の変調シンボル同士を加算することにより重畳し、無線部301へ出力する(ステップSc11)。無線部301は、電力時刻T3(図14)において重畳変調シンボルに共通プリアンブルを付加したものをアップコンバートし、重畳RF信号をノードAとノードBに同報通信する(ステップSc12)。係数αとβはプリアンブルに格納され、データと同時にノードAとBに対し同報通信される。
伝搬路利得は時刻T1、T2、T3において変動がなく、全てのノードにおいて付加される雑音電力は等しいと仮定する。また、中継ノードの送信電力は1に正規化する。
変調シンボルAに与えられる電力と変調シンボルBに与えられる電力の比を
図7は、本発明の第3実施形態による無線中継システムの中継ノードRに設けられる中継装置400の構成を示すブロック図である。この図に示すように、中継装置400は、無線部401、信号検出回路402、チャネル推定回路403、復調回路404、等価回路414、誤り検出回路415、変調回路405、入力切替回路416、伝播路利得推定回路411、雑音電力推定回路407、電力配分算出回路412.電力制御回路413、重畳回路406を備えている。この構成において、無線部401、信号検出回路402、チャネル推定回路403、復調回路404、変調回路405、電力制御回路413、重畳回路406はそれぞれ、図1における各構成要素101、102、103、104、105、113、106と同様に構成され、また、等価回路414、伝播路利得推定回路411、雑音電力推定回路407、電力配分回路412はそれぞれ、図5における各構成要素304、311、307、308と同様に構成されており、従って説明は省略する。
ノードAとBは送信したいパケットに誤り判定機能を付加し、それを受信したノードRではそのパケットの誤り判定が可能であることを前提とする。
図14の時刻T1において中継ノードRの無線部401がノードAから送信されたRF信号Aを受信し、受信したRF信号Aをダウンコンバートする(ステップSd1)。また、時刻T2において無線部401がノードBから送信されたRF信号Bを受信し、受信したRF信号Bをダウンコンバートする(ステップSd2)。伝播路利得推定回路411は伝播路利得GA、GBを推定する(ステップSd3)。また、雑音電力推定回路407は変調シンボルA、Bの雑音電力を推定する(ステップSd4)。
伝搬路利得は時刻T1、T2、T3において変動がなく、全てのノードにおいて付加される雑音電力は等しいと仮定する。また、中継ノードの送信電力は1に正規化する。
ノードRにおける誤り判定結果が
(1)A:正しい B:正しい の場合
第1実施形態より
この第4実施形態による無線中継システムは、上述した第3実施形態によるシステムに、ノードAからB、ノードBからAへオーバーリーチする信号(適時聴取した直接信号)を利用した、中継信号とのダイバーシチ合成を行う構成を加えたものである。
送受信装置500は、無線部501、信号検出回路502、所望波抽出回路503、復調回路504、出力切替回路505、チャネル推定回路506、信号記憶回路507、変調回路508、出力切替回路509、中継送信電力推定回路511、電力制御回路512、出力切替回路515、中継状況判定回路516、合成回路517を備えている。この構成において、無線部501、信号検出回路502、所望波抽出回路503、復調回路504、出力切替回路505、チャネル推定回路506、信号記憶回路507、変調回路508、出力切替回路509、中継送信電力推定回路511、電力制御回路512はそれぞれ前述した図2の各構成要素201〜209、211、212と同様に構成されており、従って説明を省略する。
次に、この第4実施形態による無線中継システムにおいて、中継ノードRの動作は前述した通り(図8の説明参照)であるので、以下、ノードA、Bの送受信装置500の動作を説明する。
w2=HRB *、とする。ここで、HRB *は、HRBの複素共役行列を示す。
w2=|HBR|2・HRB */(|HBR|2+|HRB|2)、とする。
w2=|HAR|2・HRB */(|HAR|2+|HRB|2)、とする。
w2=|HAR|2・|HBR|2・HRB */(|HAR|2|HBR|2+|HBR|2|HRB|2+|HRB|2|HAR|2)、とする。
w1=HAB *、である。
w2=HRA *、とする。
w2=|HBR|2・HRA */(|HBR|2+|HRB|2)、とする。
w2=|HAR|2・HRA */(|HAR|2+|HRB|2)、とする。
w2=|HAR|2・|HBR|2・HRA */(|HAR|2|HBR|2+|HBR|2|HRA|2+|HRA|2|HAR|2)、とする。
w1=HBA *、である。
図10は、上述した送受信装置500の動作を説明するためのフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って送受信装置500の動作を説明する。
ノードA(またはノードB)の無線部501が、生起ノードからの信号をノードRが受信するのと同じタイミングで、宛先局までオーバーリーチする信号を直接受信により適時聴取する(ステップSj1)。合成回路517が、この適時聴取した受信シンボルを記憶する(ステップSj2)。さらに、無線部501が、ノードRから中継信号として送信される一括送信信号を受信する(ステップSj3)。
なお、上記第4実施形態は、第3実施形態にオーバーリーチ信号の処理を加えたものであるが、前述した第1、第2実施形態にそれぞれオーバーリーチ信号の処理を加えてもよいことは勿論である。
以上のように、変調シンボル重畳による一括中継伝送を用いた双方向マルチホップ通信において本発明を適用することで、送信ノードから中継ノードに送信されてくる双方向の信号の受信SNRに不均衡が生じた場合においても、中継ノードにおいて重畳させる変調シンボルの送信電力を適応的に制御することにより、中継した先での最終的な所望信号のSNRが等しくすることが可能になる。これにより、システムスループットの向上が期待できる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
102、302、402…信号検出回路
103、303、403…チャンネル推定回路
104、404…復調回路
105、405…変調回路
106、306、406…重畳回路
111、311、411…伝播路利得推定回路
112、308、412…電力配分算出回路
113、313、413…電力制御回路
201、501…無線部
202、502…信号検出回路
203、503…所望波抽出回路
204、504…復調回路
205、505…出力切替回路
206、506…チャンネル推定回路
207、507…信号記憶回路
208、508…変調回路
209、509…出力切替回路
211、511…中継送信電力推定回路
212、512…電力制御回路
304、414…等価回路
307、407…雑音電力推定回路
415…誤り検出回路
416…入力切替回路
Claims (16)
- 複数の送受信局と中継局から構成され、前記中継局が前記各送受信局から受けた信号に一定の処理をした後多重化し、前記各送受信局へ一括送信する無線中継システムにおいて、
前記中継局は、
前記各送受信局と自中継局との間の伝送路の各伝送路利得を各々推定し、
前記各伝送路利得から、前記各伝送路の不均衡を抑制する電力配分係数を決定し、
前記電力配分係数に基づいて各送受信局へ送信する信号を制御した後、多重化し、
前記送受信局は、
所望信号以外の信号を予め取得し、前記中継局から受信した信号から前記予め取得した信号を減算することにより所望信号を得ることを特徴とする無線中継システム。 - 複数の送受信局と中継局から構成され、前記中継局が、前記送受信局から受信した信号に一定の処理をした後、多重化して前記各送受信局へ一括送信し、前記送受信局が、所望信号以外の信号を予め取得し、前記中継局から受信した信号から前記予め取得した信号を減算することで所望信号を得る無線中継システムにおいて、
前記中継局は、
前記送受信局から受信した信号から前記各送受信局と自中継局間の伝送路の各伝送路利得を推定する伝送路利得推定手段と、
前記各伝送路利得から、前記各伝送路の不均衡を抑制する電力配分係数を決定する電力配分算出手段と、
送信する信号を前記電力配分係数に基づいて制御する電力制御手段と、
前記電力配分係数に基づく制御が行われた信号を加算して多重化する重畳手段と、
前記多重化した信号を前記送受信局へ一括送信する無線部と、
を備えることを特徴とする無線中継システム。 - 前記中継局は、
前記送受信局から受信した信号から抽出された変調シンボルを伝送路状態に応じて復調する復調手段と、
前記復調された信号を再変調し、前記電力制御手段へ出力する変調手段と、
を具備することを特徴とする請求項2に記載の無線中継システム。 - 前記中継局は、
前記送受信局から受信した信号から抽出された変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理し、前記電力制御手段へ出力する等価手段と、
前記受信信号毎の雑音電力を推定する雑音電力推定手段とを具備し、
前記電力配分算出手段は、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定することを特徴とする請求項2に記載の無線中継システム。 - 前記中継局は、
前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて復調する復調手段と、
前記復調回路で復調された信号の誤り検出を行う誤り検出手段と、
前記復調された信号を再変調する変調手段と、
前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理する等価手段と、
前記誤り検出状態に応じて前記変調手段からの信号と前記等価回手段からの信号とを切り換えて前記電力制御手段へ出力する入力切替手段と、
前記送受信局から受信した信号毎の雑音電力を推定する雑音電力推定手段とを具備し、
前記電力配分算出手段は、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定することを特徴とする請求項2に記載の無線中継システム。 - 前記中継局は、
前記復調手段、復調処理に加えて誤り訂正復号処理を行い、
前記変調手段が、変調処理に加えて誤り訂正符号化処理を行う
ことを特徴とする請求項3または請求項5に記載の無線中継システム。 - 前記送受信局は、
前記中継局から送信された多重化信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号から前記電力配分係数を推定する送信電力推定手段と、
前記受信手段によって受信された多重化信号から、前記送信電力推定手段の出力および予め取得した所望信号に基づいて所望信号以外の信号を除き、前記所望信号を抽出する所望波抽出手段と、
前記所望波抽出手段によって抽出された信号を復調する復調手段と、
を具備することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの項に記載の無線中継システム。 - 前記送受信局は、
前記所望信号を送信する送受信局から直接受信した直接信号と、前記中継局から受信した信号から前記予め取得した信号を減算することで得た所望信号とを最大比合成する合成手段と、
前記合成手段の出力を復調する復調手段と、
を具備することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの項に記載の無線中継システム。 - 複数の送受信局と中継局から構成され、前記中継局が前記各送受信局から受けた信号に一定の処理をした後多重化し、前記各送受信局へ一括送信する無線中継システムにおいて、
前記中継局が、
前記各送受信局と自中継局との間の各伝送路の伝送路利得を各々推定する伝送路利得推定処理と、
前記各伝送路利得から、前記各伝送路の不均衡を抑制する電力配分係数を決定する電力配分係数決定処理と、
前記電力配分係数に基づいて各送受信局へ送信する信号を制御する電力制御処理と、
前記電力制御が行われた信号を多重化する多重化処理とを有し、
前記送受信局が、
所望信号以外の信号を予め取得し、前記中継局から受信した信号から前記予め取得した信号を減算することにより所望信号を得る所望信号抽出処理を有することを特徴とする無線中継方法 - 前記中継局が、
前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて復調し、前記復調された信号を再変調し、
前記電力制御処理において前記再変調された信号を前記電力配分係数に基づいて制御することを特徴とする請求項9に記載の無線中継方法。 - 前記中継局が、
前記送受信局から受信した信号毎の雑音電力を推定し、
前記電力配分算出処理において、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定し、
前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理し、
前記電力制御処理において前記等価処理された信号を前記電力配分係数に基づいて制御することを特徴とする請求項9に記載の無線中継方法。 - 前記中継局は、
前記送受信局から受信した信号毎の雑音電力を推定し、
前記電力配分算出処理において、前記伝送路利得および前記雑音電力に基づいて電力配分係数を決定し、
前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて復調し、
前記復調された信号を再変調し、
前記送受信局から受信した信号から抽出された前記変調シンボルを伝送路状態に応じて等価処理し、
前記復調された信号の誤り検出を行い、
前記誤り検出の結果に応じて前記再変調された信号と前記等価処理された信号を切り替え、
前記電力制御処理において前記切り替えによって得られた信号を前記電力配分係数に基づいて制御することを特徴とする請求項9に記載の無線中継方法。 - 前記中継局が、
前記復調処理において復調処理と共に誤り訂正復号処理を行い、前記変調処理において変調処理と共に誤り訂正符号化処理を行うことを特徴とする請求項10または請求項12に記載の無線中継方法。 - 前記送受信局が、
前記中継局から送信された多重化信号を受信する受信処理と、
前記受信処理によって受信された信号から前記電力配分係数を推定する送信電力推定処理と、
前記受信処理によって受信された多重化信号から、前記電力配分係数および予め取得した所望信号に基づいて所望信号以外の信号を除き、前記所望信号を抽出する所望波抽出処理と、
前記所望波抽出処理によって抽出された信号を復調する復調処理と、
を有することを特徴とする請求項9から請求項13のいずれかの項に記載の無線中継方法。 - 前記送受信局は、
前記所望信号を送信する送受信局から直接受信した直接信号と、前記中継局から受信した信号から前記予め取得した信号を減算することで得た所望信号とを最大比合成する合成処理と、
前記合成処理が行われた信号を復調する復調処理と、
を有することを特徴とする請求項9から請求項14のいずれかの項に記載の無線中継方法。 - 複数の送受信局と無線通信による中継を行う中継局であって、
前記各送受信局と自中継局との間の各伝送路の伝送路利得を各々推定し、
前記各伝送路利得から、前記各伝送路の不均衡を抑制する電力配分係数を決定し、
前記電力配分係数に基づいて各送受信局へ送信する信号を制御した後、多重化し、該多重化した信号を前記各送受信局へ一括送信することを特徴とする中継局。
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