JP5041478B2 - 歯科模型用模型歯肉、歯科模型用模型歯肉部品、歯科模型用歯台、及び、歯科模型用キット - Google Patents

歯科模型用模型歯肉、歯科模型用模型歯肉部品、歯科模型用歯台、及び、歯科模型用キット Download PDF

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Description

本発明は、歯科模型用模型歯肉、歯科模型用模型歯肉部品、歯科模型用歯台、及び、歯科模型用キットに関する。
従来、主に歯科治療のための実習訓練に、歯科模型が使用されている。歯科模型は、例えば、以下のような構成を備える(特許文献1参照)。
図9は、従来例に係る顎模型100の全体斜視図である。図10は、図9のIV−IV線断面図である。
歯科模型の一例である顎模型100は、歯牙の形状を模して造形され歯冠部111及び歯根部112を有する模型歯110と、歯根部112が嵌合可能な嵌合穴が歯列に沿って配置された歯台120と、歯根部112が嵌合可能な嵌合孔が歯列に沿って配置された模型歯肉130と、を備える。
模型歯肉130は、外面が歯肉表面を模した形状に、内面が歯台120の上面と略同一形状に、それぞれ形成されている。これにより、模型歯肉130の内面が歯台120の上面に対向して密着配置され、嵌合穴及び嵌合孔が互いに連通する。
連通した嵌合孔及び嵌合穴には、模型歯110の歯根部112が挿入される。これにより、歯根部112が歯台120及び模型歯肉130に嵌合するとともに、歯冠部111は模型歯肉130の外面に係止され、嵌合孔から上方に突出している。
このような顎模型100によれば、模型歯110を歯牙の形状を模して造形し、模型歯肉130の外面を歯肉表面を模して造形し、これら模型歯110の歯冠部111及び模型歯肉130を顎模型100の外面に配置した。これにより、顎模型100は、外観が実際の口腔内部に類似したものとなるので、歯科治療の実習訓練に使用できる。
特開2002−000628号公報
ところで、近年、歯周炎治療の一環として、歯牙と歯肉との間に形成される歯周ポケットの深さの測定や、歯周ポケット内の歯牙に付着した歯石の除去といった、歯周ポケットに関係する実習訓練に適した歯科模型が要請されている。
しかし、前述した顎模型100では、模型歯110の歯根部112を歯台120及び模型歯肉130に嵌合し、更に模型歯肉130及び歯台120を互いに密着配置したので、歯周ポケットに相当するような空隙が形成されない。このため、顎模型100は、歯周ポケットに関係する実習訓練には使用できなかった。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、歯周ポケットに関連する実習訓練を行うことができる歯科模型用模型歯肉、歯科模型用模型歯肉部品、歯科模型用歯台、及び、歯科模型用キットを提供することを目的とする。
具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 歯科模型に用いられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の歯科模型用模型歯肉であって、
歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、
前記内壁は、前記歯根部の深部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第一膨出部と、前記歯冠部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第二膨出部とを有し、これら第一膨出部及び第二膨出部の間には所定形状の凹部が介在することを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
(1)の発明によれば、第一膨出部及び第二膨出部を内壁に設けたので、挿通孔に挿通された歯根部は第一膨出部及び第二膨出部に当接される。また、第一膨出部及び第二膨出部の間には凹部が介在するので、歯根部が凹部から離間する。これによって形成された空隙は、歯根部に当接した第一膨出部及び第二膨出部によって閉じられ、歯周ポケット状の空所を形成する。よって、この空所を活用して歯周ポケットに関連する実習訓練を行うことができる。
(1)記載の歯科模型用模型歯肉は、例えば、以下のような手順で使用される。
まず、ポケットプローブの先端を、第二膨出部と模型歯との当接部位に設置する。この状態でポケットプローブを所定の力で奥へと押す。すると、可撓性の第二膨出部が屈曲し、ポケットプローブが空所へと案内される。
空所に案内されたポケットプローブを更に奥へと押し進めると、やがて、ポケットプローブの先端が第一膨出部の上部に到達する。ここで、空所に挿入されたポケットプローブの長さを測定することにより、空所の深さを測定する。なお、ポケットプローブとは、特に限定されないが、歯周ポケット内に挿入可能な棒状体をいい、挿入深さを測定するための目盛り等が付されていることが好ましい。
(1)の発明によれば、第二膨出部を可撓性としたので、強い力でポケットプローブを押さなくとも、第二膨出部が屈曲し、ポケットプローブが空所に挿入される。このため、ポケットプローブを空所に挿入する際、ポケットプローブを歯周ポケットに挿入する際の感触に近い感触を使用者に与えることができる。
また、第一膨出部を可撓性としたので、第一膨出部に到達したポケットプローブを更に奥へと押すと、歯肉と同様に第一膨出部が弾性変形する。このため、空所の深さを測定する際、歯周ポケットの深さを測定する際の感触に近い感触を使用者に与えることができる。
更に、第一膨出部及び第二膨出部を内壁に設けたので、歯根部が第一膨出部及び第二膨出部の双方によって当接される。このため、模型歯肉を可撓性としても、模型歯の姿勢が支持される。
従って、実際に近い感触で歯周ポケットの深さを測定する訓練を行うことができる。
なお、「所定形状」とは、歯根部と凹部との間に空隙が形成されるような形状である。従って、凹部の形状は、挿通孔に挿通される模型歯の歯根部の形状に応じて、適宜設定してよい。
凹部を模型歯肉ではなく模型歯に設けることで、模型歯と模型歯肉との間に上述したような空所を形成することも考えられる。しかし、模型歯に凹部を設けることは、多大なコストを伴うため、費用的に不利である。
これに対して、(1)の発明によれば、凹部を模型歯肉に設けたので、製造コストを低減できるとともに、従来使用されている模型歯をそのまま使用できる。よって、費用的負担を軽減できる。
また、凹部を模型歯に設けた場合、臨床的に不適切な過度の力で計測練習したとしても、誤った値とならず、練習の成果を臨床にフィードバックすることが困難である。
これに対して、(1)の発明によれば、凹部を模型歯肉に設けたので、臨床的に適切な力(例えば、20〜25g)で計測練習した場合には、臨床的触感と同様の触感が得られ、且つ、臨床的に不適切な過度の力で計測練習した場合には、実際の臨床と同様に組織を破壊して誤った計測値が得られる。よって、練習の成果を臨床にフィードバックすることもできる。
なお、本明細書における「歯科模型用模型歯肉」には、第一膨出部及び第二膨出部を組み立てた完成品のみならず、第一膨出部及び第二膨出部が分離した組立て前の状態のものも包含される。
(2) (1)記載の歯科模型用模型歯肉において、
前記第一膨出部及び/又は前記第二膨出部は、前記挿通孔が延びる方向に沿った幅が前記内壁の周回りに亘って変化するように形成されることを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
(2)の発明によれば、第一膨出部及び/又は第二膨出部の幅を内壁の周回りに亘って変化させたので、これら第一膨出部及び第二膨出部によって挟まれる空所の深さが歯根部の周囲に亘って変化し、空所の輪郭が歯周ポケットの輪郭により近似する。よって、歯周ポケットに関連する実習訓練を実際に近い形式で行うことができる。
歯周ポケットの深さは歯の周囲に亘って一定でないため、歯周ポケットの深さを測定する際には、通常、各歯について複数点の深さを測定する方法(例えば、6点法)が採用されている。(2)の発明によれば、かかる方法で歯周ポケットの深さを測定できるので、歯周ポケットの測定訓練をより実際に近い形式で行うことができる。
(3) (1)又は(2)記載の歯科模型用模型歯肉において、
前記第一膨出部は、前記第二膨出部と別体として構成されることを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
歯周ポケットの形状(深さ等)や歯肉の柔らかさ等は、種々の条件によって個人差が大きい場合がある。そこで、(3)の発明によれば、第一膨出部を第二膨出部と別体として構成したので、第一膨出部及び第二膨出部として同一又は異なる形状や素材を採用することで、種々の症例等に近似した条件で訓練を行うことができる。
また、第一膨出部及び第二膨出部が一体的に形成されている場合、ポケットプローブを空所に挿入又は空所内で操作する間に一方の膨出部が変形すると、その変形が他方の膨出部へと伝わって歪みを生じ、実際とは異なる条件となるおそれがある。例えば、ポケットプローブを空所に挿入する際に第二膨出部が変形すると、その変形が伝わって第一膨出部が歪んで歯根部から離間し、実際の歯周ポケットと大きく異なる形状となる場合がある。
しかし(3)の発明によれば、第一膨出部を第二膨出部と別体として構成したので、一方の膨出部の変形が他方の膨出部へと伝導するのが抑制される。これにより、空所の形状が歯周ポケットの形状から大きく外れることが抑制されるので、歯周ポケットの深さを測定する訓練をより実際に近い形式で行うことができる。
(4) (1)から(3)いずれか記載の歯科模型用模型歯肉において、
前記第一膨出部は、前記第二膨出部よりも大きい硬度を有することを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
(4)の発明によれば、第一膨出部の硬度を第二膨出部よりも大きく構成したので、器具(例えば、ポケットプローブ、歯石除去ドリル)は、比較的容易に撓む第二膨出部と歯根部との間に挿入されて空所に案内されるが、比較的撓みにくい第一膨出部と歯根部との間には挿入されにくい。このように、第一膨出部及び第二膨出部が歯周ポケット周囲の歯肉の硬度に近似するので、歯周ポケットに関連する実習訓練を実際に近い形式で行うことができる。
また、空所に案内されたポケットプローブは、比較的撓みにくい第一膨出部と歯根部との間には挿入されずに第一膨出部によって係止される。よって、歯周ポケットの深さの測定と同様の力加減でポケットプローブを操作すれば、空所の深さを測定できる。従って、実際に近い感触で歯周ポケットの深さを測定する訓練を行うことができる。
なお、第一膨出部及び第二膨出部は、互いに分離できるように構成されていてもよく、接着等によって一体化されていてもよい。一体化することで、これらと凹部との境界面に器具が誤って挿入されるような事態を抑制できる。
(5) 歯科模型に用いられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の歯科模型用模型歯肉部品であって、
歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、
前記内壁は、前記歯根部の深部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第一膨出部を有する歯科模型用模型歯肉部品。
(5)の発明によれば、前述したような第二膨出部及び凹部を追加的に設けることで、(1)の発明と同様の効果が得られる。
(6) (5)記載の歯科模型用模型歯肉部品において、
前記第一膨出部は、前記挿通孔が延びる方向に沿った幅が前記内壁の周回りに亘って変化するように形成されることを特徴とする歯科模型用模型歯肉部品。
(6)の発明によれば、前述したような第二膨出部及び凹部を追加的に設けることで、(2)の発明と同様の効果が得られる。
(7) 歯科模型に用いられる歯科模型用歯台であって、
内方に向かって所定傾斜角で隆起する急斜部と、この急斜部に内接し内方に向かって前記所定傾斜角未満の角度で傾斜する緩斜部と、を備え、
前記緩斜部には、歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部の深部が挿入可能な挿入穴が形成されている歯科模型用歯台。
(7)の発明によれば、歯科模型用歯台は次のように使用される。
まず、急斜部上に歯肉表面の形状に模した模型歯肉を載置する。ここで、急斜部は内方に向かって所定傾斜角で隆起するため、急斜部表面が模型歯肉の内面形状と適合しやすい。これにより、急斜部上に模型歯肉が密接して対向配置される。一方、急斜部に内接した緩斜部は急斜部よりも傾斜がなだらかである。このため、急斜部上に模型歯肉が密接した状態では、緩斜部が模型歯肉の内面と離間する。
続いて、模型歯を模型歯肉及び模型歯に挿通すると、模型歯肉の内面と、模型歯と、急斜部とによって閉じられた空所が形成されることになる。
よって、この空所を活用することで、歯周ポケットに関連する実習訓練を行うことができる。
例えば、側面に模擬歯石が付着された模型歯を、模擬歯石が空所に配置されるように設置すれば、歯周ポケット内の歯石を除去する実習訓練を行うことができる。あるいは、(5)又は(6)記載の歯肉部品を併用すれば、空所が歯周ポケットに近似した形状となり、前述のような歯周ポケットの深さの測定訓練等を行うこともできる。このように、適宜の模型歯肉と組み合わせることで、多様な実習訓練に使用でき、汎用性を向上できる。
(8) (7)記載の歯科模型歯台と、
前記歯根部の浅部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁を有し、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の模型歯肉と、を備え、
前記模型歯肉は、その内面が前記急斜部と密着して対向配置され且つ前記緩斜部と離間するように設置される歯科模型用キット。
(8)の発明によれば、歯科模型用キットの歯台として、(7)記載の歯台を採用したので、(7)の発明と同様の効果が得られる。
(9) 歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯と、前記歯根部の深部が挿入可能な挿入穴が形成された歯台と、前記歯根部の浅部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の模型歯肉と、を備え、
前記歯台及び前記模型歯肉は、前記挿入穴及び前記挿通孔が互いに連通するように設置され、
前記模型歯は、前記歯根部の浅部が前記挿通孔に挿通され、前記歯根部の深部が前記挿入穴に挿入されるように設置される歯科模型用キットであって、
前記模型歯肉は、(1)から(4)いずれか記載の歯科模型用模型歯肉であることを特徴とする歯科模型用キット。
(9)の発明によれば、歯科模型用キットの模型歯肉として、(1)から(4)いずれか記載の模型歯肉を採用したので、(1)から(4)の発明と同様の効果が得られる。
(10) (9)記載の歯科模型用キットにおいて、
前記第一膨出部は、前記歯根部の深部側に配置され、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブが前記第一膨出部と前記歯根部との間に挿入されるように、前記歯根部に当接し、
前記第二膨出部は、前記歯冠側に配置され、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブが前記第二膨出部と前記歯根部との間に挿入されないように、前記歯根部に当接することを特徴とする歯科模型用キット。
通常、ポケットプローブを用いた歯周ポケットの深さの測定は、20g以上25g以下の力でポケットプローブを押しながら行われる。
(10)の発明によれば、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブは、歯根部と第二膨出部との間には挿入されて空所に案内されるとともに、歯根部と第一膨出部との間には挿入されずに第一膨出部によって係止される。よって、歯周ポケットの深さの測定と同様の力加減で歯周ポケットを操作すれば、空所の深さを測定できる。
従って、実際に近い感触で歯周ポケットの深さを測定する訓練を行うことができる。
本発明によれば、第一膨出部及び第二膨出部を内壁に設けたので、挿通孔に挿通された歯根部は第一膨出部及び第二膨出部に当接される。また、第一膨出部及び第二膨出部の間には凹部が介在するので、歯根部が凹部から離間する。これによって形成された空隙は、歯根部に当接した第一膨出部及び第二膨出部によって閉じられ、歯周ポケット状の空所を形成する。
よって、この空所を活用して歯周ポケットに関連する実習訓練を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、第1実施形態以外の各実施形態の説明において、第1実施形態と共通するものについては、同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略化する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る顎模型1の全体斜視図である。図2は、図1の分解斜視図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。
歯科模型としての顎模型1は、模型歯10と、歯台20と、模型歯肉30と、を備える。
模型歯10は、歯冠部11と、歯根部12と、を有する。この歯根部12は、浅部13と、深部14と、からなる。
歯台20には、歯根部の深部が挿入可能な挿入穴21が歯列に沿って形成されている。この21の周囲には、急斜部22と、この急斜部22に内接する緩斜部23とが設けられている。急斜部22は挿入穴21側、つまり内方に向かって大きく(所定傾斜角)傾斜し、緩斜部23は挿入穴21側、つまり内方に向かってなだらか(所定傾斜角未満の角度)に傾斜する。なお、急斜部22及び緩斜部23は一体成形されていても、別体として構成されていてもよい。
模型歯肉30は、歯列に沿って設けられた複数の内壁32を有する。これら内壁32の各々は、歯根部の浅部が挿通可能な挿通孔31を形成する。また、内壁32の各々は、第一膨出部321と、第二膨出部322とを有し、これら第一膨出部321及び第二膨出部322の間には凹部323が介在する。
第一膨出部321及び第二膨出部322は、それぞれ、挿通孔31が延びる方向に沿った幅(T、T)が内壁32の周回りに亘って変化するように形成されている。これにより、第一膨出部321の上端部34と第二膨出部の下端部33との距離が、内壁32の周回りに亘って変化する。
また、模型歯肉30は、可撓性部材で形成されている。可撓性部材としては、例えば、ポリエチレンゴム、軟質ウレタン樹脂、軟質エポキシ樹脂、チオコールラバー、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーンゴムが挙げられる。
模型歯肉30は、外面が歯肉表面の形状を模して造形され、内面が歯台20の上面と略一致する形状に形成されている。これにより、模型歯肉30の内面が歯台20の上面に対向して密着配置され、挿入穴21及び挿通孔31の各々が互いに連通する。
連通した挿入穴21及び挿通孔31には、模型歯10の歯根部12が挿入されている。これにより、歯根部12の深部14は挿通孔31に挿入されて模型歯肉30に嵌合し、歯根部12の浅部13は挿入穴21に挿通されて挿入穴21に係合する。
より詳細には、深部14が模型歯肉30に嵌合することで模型歯10が植立し、この模型歯10の姿勢は、浅部13に当接する第一膨出部321及び第二膨出部322によって支持されている。一方、凹部323は浅部13から離間する。これにより、第一膨出部321、第二膨出部322、凹部323、模型歯10は、空所40を形成している。
この空所40は、挿通孔31が延びる方向に沿った深さDが、歯根部12の周囲に亘って変化する。
また、第一膨出部321は、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブPが、第一膨出部321と歯根部12との間に挿入されるように、歯根部12に当接している。一方、第二膨出部322は、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブPが、第二膨出部322と歯根部との間に挿入されないように、歯根部12に当接する。
また、歯冠部11は模型歯肉30の外面に係止され、挿通孔31から上方に突出している。
以上の顎模型1は、例えば以下のような手順で使用される。
図4は、図3における顎模型1の一使用状態を示す図である。
まず、ポケットプローブPの先端を、第二膨出部322と模型歯10との当接部位に設置する。この状態でポケットプローブPを、20g以上25g以下の力で下方へと押す。すると、第二膨出部322が屈曲し、ポケットプローブPが空所40へと案内される。
空所40に案内されたポケットプローブPを更に下方へと押し進めると、やがて、ポケットプローブPの先端が第一膨出部321の上部に到達する。ポケットプローブPは、20g以上25g以下の力では、第二膨出部322と歯根部との間に挿入されず、第一膨出部321の上部に停止する。
ここで、ポケットプローブPの側面に付された目盛りを読むことにより、空所40の深さを測定する。
本実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
凹部323を第一膨出部321及び第二膨出部322の間に介在するように配置したので、歯周ポケット状の空所40を形成する。よって、空所40を活用して歯周ポケットに関連する実習訓練を行うことができる。
第一膨出部321及び第二膨出部322の幅T、Tを内壁32の周回りに亘って変化させたので、これら第一膨出部321及び第二膨出部322によって挟まれる空所40の深さDが歯根部12の周囲に亘って変化し、空所40の輪郭が歯周ポケットの輪郭により近似する。従って、歯周ポケットに関連する実習訓練をより実際に近い形式で行うことができる。
第二膨出部322を可撓性としたので、強い力でポケットプローブPを押さなくとも、第二膨出部322が屈曲し、ポケットプローブPが空所40に挿入される。このため、ポケットプローブPを空所40に挿入する際、ポケットプローブPを歯周ポケットに挿入する際の感触に近い感触を使用者に与えることができる。
また、第一膨出部321を可撓性としたので、第一膨出部321の上端部34に到達したポケットプローブPを更に奥へと押すと、歯肉と同様に第一膨出部321が弾性変形する。このため、空所40の深さを測定する際、歯周ポケットの深さを測定する際の感触に近い感触を使用者に与えることができる。
更に、第一膨出部321及び第二膨出部322を内壁32に設けたので、歯根部12が第一膨出部321及び第二膨出部322の双方によって当接される。このため、模型歯肉30を可撓性としても、模型歯10の姿勢が支持される。
従って、実際に近い感触で歯周ポケットの深さを測定する訓練を行うことができる。
凹部323を模型歯10ではなく模型歯肉30に設けたので、製造コストを低減できるとともに、従来使用されている模型歯をそのまま使用できる。よって、費用的負担を軽減できる。更に、臨床的に適切な力(例えば、20〜25g)で計測練習した場合には、臨床的触感と同様の触感が得られ、且つ、臨床的に不適切な過度の力で計測練習した場合には、実際の臨床と同様に組織を破壊して誤った計測値が得られる。よって、練習の成果を臨床にフィードバックすることもできる。
20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブPは、歯根部12と第二膨出部322との間には挿入されて空所40に案内されるとともに、歯根部12と第一膨出部321との間には挿入されず、第一膨出部321によって係止される。よって、歯周ポケットの深さの測定と同様の力加減でポケットプローブPを操作すれば、空所40の深さDを測定できる。従って、実際に近い感触で歯周ポケットの深さを測定する訓練を行うことができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る顎模型1Aの断面図であって、図3に対応するものである。本実施形態では、模型歯肉30Aの構成が第1実施形態と異なる。
即ち、模型歯肉30Aは、第一膨出部321を有する模型歯肉部品35と、第二膨出部322を有する被覆部品36とを備え、第一膨出部321及び第二膨出部322の間には凹部323が介在するように設置されている。模型歯肉部品35は、外面が被覆部品36の内面と、内面が歯台20の上面とそれぞれ略一致する形状である。これにより、模型歯肉部品35の内面が歯台20の上面に対向して密着配置されるとともに、模型歯肉部品35の外面に被覆部品36の内面が対向して密着配置され、挿入穴21及び挿通孔31の各々が互いに連通する。
第一膨出部321及び第二膨出部322は異なる素材で構成され、具体的には第一膨出部321がシリコーンゴム、第二膨出部322がウレタンゴムで構成されている。これにより、第一膨出部321は第二膨出部322よりも大きい硬度を有する。また、本実施形態では、模型歯肉部品35の外面及び被覆部品36の内面が接着され、これにより模型歯肉部品35及び被覆部品36が一体的に形成されている。
なお、第一膨出部321は、その弾性度が第二膨出部322と異なっていてもよく、好ましくは弾性度が第二膨出部よりも小さい。
本実施形態によれば、前述した第1実施形態による作用効果に加えて、以下のような作用効果が得られる。
第一膨出部321の硬度を第二膨出部322よりも大きく構成したので、器具(例えば、ポケットプローブ、歯石除去ドリル)は、比較的容易に撓む第二膨出部322と歯根部12との間に挿入されて空所40に案内されるが、比較的撓みにくい第一膨出部321と歯根部12との間には挿入されにくい。このように、第一膨出部321及び第二膨出部322が歯周ポケット周囲の歯肉の硬度に近似するので、歯周ポケットに関連する実習訓練を実際に近い形式で行うことができる。
空所40に案内されたポケットプローブPは、比較的撓みにくい第一膨出部321と歯根部12との間には挿入されずに第一膨出部321によって係止される。よって、歯周ポケットの深さの測定と同様の力加減でポケットプローブPを操作すれば、空所40の深さを測定できる。従って、実際に近い感触で歯周ポケットの深さを測定する訓練を行うことができる。
第一膨出部321及び第二膨出部322を接着によって一体化したので、これらと凹部との境界面にポケットプローブが誤って挿入されるような事態を抑制できる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係る顎模型1Bの分解斜視図である。本実施形態では、模型歯肉30Bの構成が第2実施形態と異なる。
即ち、被覆部品36Bは、模型歯肉部品35Bに着脱可能に設けられ、全体として模型歯肉30Bを構成する。これにより、模型歯肉部品35Bのみを交換することで、空所40の形状や第一膨出部321の硬度や弾性度等の種々の条件を変更できることになる。このように、模型歯肉部品35B及び被覆部品36Bが別体として形成されている。
本実施形態によれば、前述した第2実施形態による作用効果に加えて、以下のような作用効果が得られる。
第一膨出部321を第二膨出部322と別体として構成したので、第一膨出部321及び第二膨出部322として同一又は異なる形状や素材を採用することで、種々の症例等に近似した条件で訓練を行うことができる。
一方の膨出部の変形が他方の膨出部へと伝導するのが抑制されるので、空所40の形状が歯周ポケットの形状から大きく外れることが抑制される。よって、歯周ポケットの深さを測定する訓練をより実際に近い形式で行うことができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態に係る顎模型1Cの分解斜視図である。本実施形態は、模型歯肉部品35が設けられていない点で第2実施形態と異なる。
即ち、模型歯肉30Cは、模型歯肉部品35を備えておらず、被覆部品36のみで構成されている。これにより、空所40Cは広大な空間になる。一方、歯根部12の周囲には模擬歯石45が付着されており、この模擬歯石45が空所40C内に配置されている。模擬歯石45は、特に限定されず、従来公知の色素等を歯根部12の周囲に塗布することで作製できる。
なお、急斜部22の所定傾斜角は急斜部22の表面が被覆部品36の内面と対称となるように設定され、緩斜部23の傾斜角は空所40Cの所望の形状に応じて適宜設定されてよい。
このような顎模型1Cは例えば以下のような手順で使用される。
図8は、図9の顎模型1Cの使用状態を示す断面図である。
まず、ドリルDの先端を、第二膨出部322と模型歯10との当接部位に設置する。この状態でドリルDを下方へと押すと、第二膨出部322が屈曲してドリルDが空所40Cへと案内される。
空所40Cに案内されたドリルDを更に下方へと押し進めると、やがて、ドリルDの先端が模擬歯石45に到達する。ここで、ドリルDの先端を歯根部12に擦りつけることにより、模擬歯石45が歯根部12から剥がれる。剥がれた模擬歯石45を外部へと排出することで、模擬歯石45を空所40Cから除去できる。
本実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
空所40Cを広大に形成したので、模擬歯石45を歯根部12の周囲に広範囲に亘って多量に付着できる。これにより、長時間に亘って模擬歯石45の除去の感触等を知覚でき、歯石除去訓練を充分に行うことができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第2実施形態では、第一膨出部321及び第二膨出部322を接着して一体的に形成したが、第一膨出部321が第二膨出部322よりも大きい硬度を有する限りにおいて限定されない。また、第3実施形態では、第一膨出部321が第二膨出部322よりも大きい硬度を有する構成としたが、別体である限りにおいて限定されない。
第1〜第3実施形態では、空所40を活用した歯周ポケットの測定訓練に顎模型を使用したが、これに限られず、歯石除去を始め、歯周ポケットに関連する任意の実習訓練を行ってよい。同様に、第4実施形態では、空所40Cを活用した歯石除去訓練に顎模型を使用したが、歯周ポケットの測定訓練を始め、歯周ポケットに関連する任意の実習訓練を行ってよい。
前記実施形態では、内壁を歯列全体に沿って設けたが、これに限られず、歯列の一部のみに沿って内壁を設け、あるいは任意の模型歯1個に対応する内壁のみを設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る歯科模型の全体斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 図3における歯科模型の一使用状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る歯科模型の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る歯科模型の分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る歯科模型の全体斜視図である。 図7の歯科模型の一使用状態を示す断面図である。 従来例に係る歯科模型の全体斜視図である。 図9のIV−IV線断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C 顎模型(歯科模型)
10 模型歯
11 歯冠部
12 歯根部
13 浅部
14 深部
20 歯台
21 挿入穴
22 急斜部
23 緩斜部
30、30A、30B、30C 模型歯肉
31 挿通孔
32 内壁
33 下端部
34 上端部
35 模型歯肉部品
40、40C 空所
321 第一膨出部
322 第二膨出部
323 凹部

Claims (7)

  1. 歯科模型に用いられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の歯科模型用模型歯肉であって、
    歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、
    前記内壁は、前記歯根部の深部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第一膨出部と、前記歯冠部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第二膨出部とを有し、これら第一膨出部及び第二膨出部の間には所定形状の凹部が介在し、
    前記第一膨出部及び/又は前記第二膨出部は、前記挿通孔が延びる方向に沿った幅が前記内壁の周回りに亘って変化するように形成されることを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
  2. 歯科模型に用いられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の歯科模型用模型歯肉であって、
    歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、
    前記内壁は、前記歯根部の深部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第一膨出部と、前記歯冠部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第二膨出部とを有し、これら第一膨出部及び第二膨出部の間には所定形状の凹部が介在し、
    前記第一膨出部は、前記第二膨出部と別体として構成されることを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
  3. 歯科模型に用いられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の歯科模型用模型歯肉であって、
    歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、
    前記内壁は、前記歯根部の深部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第一膨出部と、前記歯冠部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第二膨出部とを有し、これら第一膨出部及び第二膨出部の間には所定形状の凹部が介在し、
    前記第一膨出部は、前記第二膨出部よりも大きい硬度を有することを特徴とする歯科模型用模型歯肉。
  4. 歯科模型に用いられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の歯科模型用模型歯肉部品であって、
    歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯の歯根部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、
    前記内壁は、前記歯根部の深部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第一膨出部を有し、
    前記歯科模型用模型歯肉部品は、前記第一膨出部よりも前記歯冠部側に配置され前記挿通孔の内方に膨出する第二膨出部を有しない歯科模型用模型歯肉部品。
  5. 請求項記載の歯科模型用模型歯肉部品において、
    前記第一膨出部は、前記挿通孔が延びる方向に沿った幅が前記内壁の周回りに亘って変化するように形成されることを特徴とする歯科模型用模型歯肉部品。
  6. 歯牙の形状を模して造形され歯冠部及び歯根部を有する模型歯と、前記歯根部の深部が挿入可能な挿入穴が形成された歯台と、前記歯根部の浅部が挿通可能な挿通孔を形成する内壁が設けられ、外面が歯肉表面の形状を模して造形された可撓性の模型歯肉と、を備え、
    前記歯台及び前記模型歯肉は、前記挿入穴及び前記挿通孔が互いに連通するように設置され、
    前記模型歯は、前記歯根部の浅部が前記挿通孔に挿通され、前記歯根部の深部が前記挿入穴に挿入されるように設置される歯科模型用キットであって、
    前記模型歯肉は、請求項1からいずれか記載の歯科模型用模型歯肉であることを特徴とする歯科模型用キット。
  7. 請求項記載の歯科模型用キットにおいて、
    前記第膨出部は、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブが前記第膨出部と前記歯根部との間に挿入されるように、前記歯根部に当接し、
    前記第膨出部は、20g以上25g以下の力で押されるポケットプローブが前記第膨出部と前記歯根部との間に挿入されないように、前記歯根部に当接することを特徴とする歯科模型用キット。
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