JP5041196B2 - 回転電機 - Google Patents

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隆宏 沖田
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Description

本発明は、回転子鉄心のスロットに銅棒が挿入されたかご形回転子を有する回転電機に関するものである。
従来のかご形回転子を有する回転電機の構造を図6により説明する。この種の回転電機は、シャフト1に装着された回転子2が所定の間隔を隔てて固定子3の内側に回転自在に配設された構造をなしている。回転子2および固定子3は、それぞれけい素鋼板を打ち抜き積層した回転子鉄心4および固定子鉄心5にそれぞれ独立した巻線6,7を設けて構成されている。また回転子鉄心4および固定子鉄心5には、それぞれ冷却空気を通すダクトを形成するために間隔片8,9が積層方向に適当な間隔をおいて配置されている。
ここで、回転子2の巻線6は、導線を巻回したものではなく回転子鉄心4の外周縁部の周方向に間隔をおいて形成した複数個のスロットにそれぞれ銅棒10を挿入し、各銅棒10の両端部を短絡環11で接続したかご形に構成されており、また回転子鉄心4は、その積層方向両端部に放射状に配設された複数個の外側間隔片12およびこの外側間隔片12を押える鉄心押え板13を介して締付けて構成されている。
このような構造の回転電機においては、回転子鉄心4を外側間隔片12および鉄心押え板13を介して締付けて回転子鉄心4の浪打を防止し、かつ磁気振動および破損を防止するようにしているが、鉄心押え部の構造が複雑で部品点数が多く、また外側間隔片12および鉄心押え板13による押えが十分に効いていない場合には、外側間隔片12が機器の運転中に飛び出すおそれがあった。
そこで、例えば特許文献1に記載されているように、鉄心押え板として環状の胴体部と、スロット間を押える複数個のくし歯とを溶接などにより一体に構成することも考えられている。
特開平7−322544号公報
しかしながら、このような構造は、運転中にくし歯が飛び出すことはなくなるものの、製作にあたって部品点数や組立工数が多くなり、しかも鉄心押え板を締付けた際に、くし歯が変形してスロット間の押えが十分に確保できないおそれがあった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、部品点数の削減ができて製作も簡略化でき、しかもスロット間の押えも十分に確保できる回転電機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による回転電機は、固定子の内側に回転子を配設した回転電機において、回転子は、回転子鉄心と、この回転子鉄心のスロットに挿入された複数本の銅棒と、これら複数本の銅棒の両端部をそれぞれ接続する短絡環と、回転子鉄心の積層方向両側に設けられ、環状部およびこの環状部から放射方向に延びて前記スロット間を押える複数個の突出部を有し、環状部および突出部が一体成形される鉄心押え板を備え、鉄心押え板の突出部の鉄心当り面を、突出部の径方向先端部が前記環状部の面よりも前記回転子鉄心側に近付くように位置する方向に傾斜させて構成されていることを特徴とする。
本発明の回転電機によれば、鉄心押え板に形成される突出部が環状部と一体成形により構成されているので、部品点数が削減できるとともに鉄心押え板の製作も簡略化でき、しかも鉄心押え板を締付けた際に突出部が変形し難いので、スロット間の押えを十分に確保することができる。しかも鉄心押え板43を締付けた際に、スロット間に位置する突出部43bにバネ効果が生じて回転子鉄心のスロット間をより強く押えることができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は、本発明の回転電機における第1実施の形態を示し、そのうち図1は、本発明の回転電機を断面して示す断面正面図、図2は図1の回転電機に使用されている鉄心押え板を示す正面図である。図1および図2において、本実施の形態の回転電機においては、回転子鉄心4の積層方向両側に設けられる鉄心押え板23を、環状部23aおよびこの環状部23aから放射方向に延びてスロット間を押える複数個の突出部23bにより構成し、しかもこの鉄心押え板23の環状部23aおよび突出部23bを一体成形により構成したところに特徴を有する。
回転子22は、シャフト1に装着され、所定の間隔を隔てて固定子3の内側に回転自在に配設されている。回転子22および固定子3は、それぞれダクト形成用の間隔片8,9を介してけい素鋼板を積層した回転子鉄心4および固定子鉄心5にそれぞれ巻線6,7を設けて構成されている。
回転子22の巻線6は、回転子鉄心4の外周縁部の周方向に間隔をおいて形成した複数個のスロットにそれぞれ銅棒10を挿入し、各銅棒10の両端部を短絡環11で接続したかご形の巻線で構成されており、また回転子鉄心4は、その積層方向両側に配設された鉄心押え板23を介して締付けて構成されている。
この鉄心押え板23は、図2に示すように、環状部23aと、この環状部23aから放射方向に延びて回転子鉄心4のスロット間を押える突出部23bから構成されており、しかも、これら環状部23aおよび突出部23bは、厚板からガス切りやワイヤカットなどの切断方法によりスロット部に対向する部分を切り落として一体成形により構成されたものである。
従って、この鉄心押え板23により回転子鉄心4を締付ければ、鉄心押え板23だけで、回転子鉄心4の側面全体を均一に押えることができる。また鉄心押え板23の環状部23aと突出部23bが一体成形で形成さ構成されているために、鉄心押え板23を締付けた際に突出部23bが変形し難いので、スロット間の押えを十分に確保することができ、しかも外側間隔片を別途使用した場合のように外側間隔片の飛び出しもなくなる。さらに鉄心押え板23の製作にあたっては、部品点数が削減できるとともに鉄心押え板の製作も簡略化することができる。
図3および図4は、本発明の回転電機における第2実施の形態を示し、そのうち図3は、本発明の回転電機を断面して示す断面正面図、図4は、図3の回転電機に使用されている鉄心押え板を示す拡大断面図である。図3および図4において、本実施の形態が第1実施の形態と異なる点は、鉄心押え板33の突出部33bの鉄心当り面を、突出部33bの径方向先端部33b1が環状部33aの面33a1よりも回転子鉄心4側に近付くように位置する方向に傾斜させて構成したところにある。この傾斜は、鉄心押え板33を切削加工などの手段により環状部33aおよび突出部33bを一体成形する場合にテーパー加工することにより形成することができる。
このように構成することにより、第1実施の形態と同様の効果が得られるほか、鉄心押え板33を締付けた際に、スロット間に位置する突出部33bにバネ効果が生じて回転子鉄心4のスロット間をより強く押えることができるようになる。
図5は、本発明の回転電機における第3実施の形態で使用される鉄心押え板を示す拡大断面図である。図5において、本実施の形態が第2実施の形態と異なる点は、鉄心押え板43の突出部43bの鉄心当り面のみならず、背面も鉄心当り面と同方向に傾斜させる構成として突出部43b全体を回転子鉄心4側へ傾斜させて構成したところにある。
本実施の形態においても、鉄心押え板43を締付けた際に、スロット間に位置する突出部43bにバネ効果が生じて回転子鉄心のスロット間をより強く押えることができる。加えて突出部43bは、環状部43aに対し軸方向に沿う弾性変形が容易になるので、鉄心押え板43の締付けに際して環状部43aの外周側が浮き上がるようなことがなくなり、回転子鉄心の側面を全体にわたって強く押えることができる効果がある。
本発明の回転電機における第実施の形態を示す断面正面図である。 図1の回転電機に使用されている鉄心押え板を示す正面図である。 本発明の回転電機における第2実施の形態を示す断面正面図である。 図3の回転電機に使用されている鉄心押え板を示す拡大断面図である。 本発明の回転電機における第3実施の形態で使用される鉄心押え板を示す拡大断面図である。 従来の回転電機の構造を示す断面正面図である。
符号の説明
1…シャフト
2,22…回転子
3…固定子
4…回転子鉄心
5…固定子鉄心
6,7…巻線
8,9…間隔片
10…銅棒
11…短絡環
12…外側間隔片
13,23,33,43…鉄心押え板
23a,33a,43a…環状部
23b,33b,43b…突出部
33a1…環状部の面
33b1…先端部

Claims (3)

  1. 固定子の内側に回転子を配設した回転電機において
    記回転子は、回転子鉄心と
    この回転子鉄心のスロットに挿入された複数本の銅棒と
    これら複数本の銅棒の両端部をそれぞれ接続する短絡環と
    前記回転子鉄心の積層方向両側に設けられ、環状部およびこの環状部から放射方向に延びて前記スロット間を押える複数個の突出部を有し、前記環状部および前記突出部が一体成形される鉄心押え板を備え
    前記鉄心押え板の突出部の鉄心当り面を、前記突出部の径方向先端部が前記環状部の面よりも前記回転子鉄心側に近付くように位置する方向に傾斜させて構成したことを特徴とする回転電機。
  2. 前記突出部の傾斜した鉄心当り面をテーパー加工により形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記突出部を傾斜させて構成したことを特徴とする請求項に記載の回転電機。
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