JP5040788B2 - 車両用交流発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用交流発電機に関する。
従来から、一部に金属製のインサート部材を一体形成したプーリを備える車両用交流発電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。それまで一般に用いられていた鉄製のプーリを樹脂製のプーリに置き換えることにより車両用交流発電機の軽量化が可能となる。また、プーリは回転子とともに回転駆動されるものであるため、プーリを軽量化するということは回転体全体を軽量化することでもあり、これを駆動するエンジンの負担を軽減することができるとともに、回転体の慣性モーメントの低減に伴うベルト滑りやベルト鳴きの発生を防止する効果もある。また、プーリをナットで締め付け固定する際に軸方向応力が加わる箇所にインサート部材が用いられているため、長期的な使用に際して押圧面が変形してナットの緩みが発生することを防止することができる。
また、例えば、コンプレッサの樹脂プーリにおいて、インサート部材との抜け止めのために、インサート部材に径方向および軸方向に凹部や凸部を形成する構造が知られていた(例えば、特許文献2参照。)
特開2007−28832号公報(第3−5頁、図1−3) 特開2005−279751号公報(第7−11頁、図1−26)
ところで、特許文献1に開示された車両用交流発電機では、プーリ外周の溝にベルトから回転駆動力が繰り返し作用するため、長期的な使用の結果、インサート部材とその周囲の樹脂部との間の結合力が弱くなってこれらの対向面が剥離し、ベルトから作用する回転駆動力がプーリを介して回転子に伝達できずに発電不良が発生するおそれがあり、信頼性が低下するという問題があった。
また、特許文献2に開示されたプーリは、コンプレッサが作動しない場合は回転子と切り離されて、空転するものである。しかし、車両用交流発電機のプーリは、常に回転子に固定されてベルトから回転駆動力が繰り返し作用するとともに、回転数(プーリ比)も高いので繰り返し数もコンプレッサのプーリよりも格段に多くなり、特許文献2の形状をそのまま流用することはできない。
また、特許文献1、2を組み合わせてインサート部材と樹脂部との接触面積を増加するためには、径方向寸法はプーリ径で規制されるので、軸方向の接触長さを増やさねばならない。一方、ナットを用いてプーリを固定しているので、ナットおよび締め付け治工具のためのスペースを確保しなければならず、軸方向の接触長さを増やすためには回転軸の長さを長くする必要がある。以上により、車両用交流発電機としての軸方向寸法が大きくなるので、ますます狭小化するエンジンルーム内における小型化要求に反する。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、軽量化を実現しつつ、回転駆動力を回転子に確実に伝達することにより信頼性低下を防止することができる車両用交流発電機を提供することにある。また、本発明の他の目的は、小型化、低コスト化を実現することができる車両用交流発電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用交流発電機は、回転軸と一体に回転する回転子と、回転子の外周に配置される固定子と、回転子および固定子を保持するフレームと、回転軸に外部からの駆動力を伝えるプーリとを有しており、プーリは、プーリ溝が形成された樹脂部と、樹脂部の内周側にインサート成形されて樹脂部の軸方向長さよりも長い軸方向長さを有する円環形状の鉄部とを有し、鉄部の内周面には、内周面の一部が回転軸の外周面に嵌合する貫通部と、回転軸の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部と、横断面が多角形形状を有する多角形部とが、回転軸の反先端側から順に形成され、鉄部は、樹脂部との対向面において、少なくとも一部に周方向に沿った凹凸部と、軸方向に沿った少なくとも1つの段差部とを有している。プーリを樹脂部と鉄部とによって構成するとともに、鉄部の少なくとも一部に周方向の凹凸部を設け、軸方向に少なくとも1つの段差部を設けることにより、樹脂部と鉄部との結合力を向上させ、接触面積を増やして、これらの対向面が剥離して樹脂部が回動したり軸方向に脱落することを防止し、これにより、回転駆動力を回転子に確実に伝達して信頼性低下を防止することができる。また、鉄部の一部に雌ねじ部を設けることにより、従来のプーリを締め付け固定するナットの機能をこの鉄部に持たせることができ、しかも、軸方向に沿った鉄部と樹脂部の結合面積を増やすことができる。よって、大型化することなく小型化、軽量化を実現しつつ信頼性を向上させ、部品点数の低減によるコストダウンも可能となる。
また、本発明の車両用交流発電機は、回転軸と一体に回転する回転子と、回転子の外周に配置される固定子と、回転子および固定子を保持するフレームと、回転軸に外部からの駆動力を伝えるプーリとを有しており、プーリは、プーリ溝が形成された樹脂部と、樹脂部の内周側にインサート成形された鉄部とを有し、鉄部の内周面には、内周面の一部が回転軸の外周面に嵌合する貫通部と、回転軸の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部が、回転軸の反先端側から順に形成され、鉄部の雌ねじ部に対応する外周面には、横断面が多角形形状を有する多角形部が形成され、多角形部の反先端側軸方向の一部が樹脂部にインサート成形され、鉄部は、樹脂部との対向面において、少なくとも一部に周方向に沿った凹凸部と、軸方向に沿った少なくとも1つの段差部とを有する。これにより、樹脂部と鉄部との結合力を向上させ、接触面積も増やして、これらの対向面が剥離して樹脂部が回動したり軸方向に脱落することを防止し、これにより、回転駆動力を回転子に確実に伝達して信頼性を向上させることができる。また、従来のプーリを締め付け固定するナットの機能をこの鉄部に持たせることができ、しかも軸方向に沿った鉄部と樹脂部の結合面積を増やすことができる。よって、大型化することなく小型化、軽量化を実現しつつ信頼性を向上させ、部品点数の低減によるコストダウンも可能となる。
また、上述した鉄部は、周方向に沿った凹凸部の凸部先端が径方向外側に進むのに従い、回転子の回転方向に対して逆方向に傾斜させることが望ましい。これにより、樹脂部と鉄部との結合力を向上させ、回転駆動力を回転子に確実に伝達して信頼性を向上させることができる。
また、上述した鉄部は、周方向に沿った凹凸部が、回転子の回転軸方向に対し、周方向に隣り合う凸部が交互に傾斜していることが望ましい。これにより、回転子の回転方向にかかわらず、樹脂部と鉄部との結合力を向上させ、回転駆動力を回転子に確実に伝達して信頼性を向上させることができる。また、プーリの加速駆動時だけでなく、減速時にも回転子の慣性力によって樹脂部と鉄部との対向面が剥離して樹脂部が回動することを防止して、信頼性を向上させることができる。
また、上述した鉄部は、軸方向に沿った段差部の小径部である凹部の軸方向両側に大径部があり、大径部から小径部への傾斜部に周方向に沿った凹凸部を有することが望ましい。これにより、樹脂部との接合面積を増やすとともに、樹脂成形する時の樹脂の流れを滑らかにできるので、さらに、樹脂部と鉄部との結合力を向上させ、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。図1に示す車両用交流発電機1は、固定子2、回転子3、フレーム4、ブラシ装置5、整流装置6、リヤカバー7、プーリ8等を含んで構成されている。
固定子2は、回転子3の外周に配置されており、固定子鉄心22と、この固定子鉄心22に形成された複数個のスロットに所定の間隔で巻き回された固定子巻線23とを備えている。回転子3は、絶縁処理された銅線を円筒状かつ同心状に巻き回した界磁巻線31を、それぞれが複数の磁極爪部を有するポールコア32によって、回転軸33を通して両側から挟み込んだ構造を有している。また、ポールコア32の端面には、冷却ファン35、36が溶接等によって取り付けられている。回転子3は、回転軸33と一体に回転する。
フレーム4は、固定子2および回転子3を収容して保持しており、軸受け61、62を介して回転子3が回転軸33を中心に回転可能な状態で支持されているとともに、回転子3のポールコア32の外周側に所定の隙間を介して配置された固定子2が固定されている。
ブラシ装置5は、整流装置6から回転子3の界磁巻線31に励磁電流を流すためのものであり、回転子3の回転軸33に形成されたスリップリングに押圧するブラシを有する。整流装置6は、固定子巻線23の出力電圧である交流電圧を整流して直流の出力電力を得るためのものである。リヤカバー7は、リヤ側のフレーム4の外側に取り付けられるブラシ装置5、整流装置6およびICレギュレータ9の全体を覆って、これらを保護する。
上述した構造を有する車両用交流発電機1は、ベルト等を介してプーリ8にエンジン(図示せず)からの回転力が伝えられると回転子3が所定方向に回転する。この状態で回転子3の界磁巻線31に外部から励磁電圧を印加することにより、ポールコア32のそれぞれの爪部が励磁され、固定子巻線23に三相交流電圧を発生させることができ、整流装置6の出力端子からは直流の出力電力が取り出される。
次に、プーリ8の詳細について説明する。図2は、プーリ8をフロント側から見た平面図であり、回転軸33に取り付けられた状態が示されている。図1および図2に示すように、プーリ8は、外周にプーリ溝80aが形成された樹脂部80と、樹脂部80の内周側にインサート成形されて樹脂部80の軸方向長さLよりも長い軸方向長さを有する円環形状の鉄部82とを含んで構成されている。
鉄部82の内周面には、内周面の一部が回転軸33の外周面に嵌合する貫通部82aと、回転軸33の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部82bと、横断面が多角形形状を有する多角形部(例えば六角部)82cとが、回転軸33の反先端側から順に(先端側が多角形部82cとなるように)形成されている。また、鉄部82は、樹脂部80との対向面の少なくとも一部に、周方向に沿った凹凸部を有している。貫通部82aの軸方向端面は、軸受け61の内輪の軸方向端面のほぼ全面に当接する外径を有する。また、この貫通部82aは、樹脂部80との対向面に軸方向に沿った少なくとも1つの段差部としての凹部82dを有する。
図3は、鉄部82のみを抜き出した平面図である。図4は、鉄部82の外周の部分拡大図であり、図3においてAで示される箇所の拡大形状が示されている。鉄部82の貫通部82aの一部の外周面(本実施形態では凹部82dよりもフレーム4側の外周面)に、ギア形状となる凹凸部82eが形成されている。なお、凹凸部82eは、ローレット形状としてもよい。
なお、この凹凸部82eは、先端側に配置された凹部82d、雌ねじ部82b、多角形部82cの少なくとも一部に対応する外周面に形成するようにしてもよい。また、本実施形態のプーリ8の樹脂部80には、回転方向に沿った所定間隔で複数箇所(図2に示す例では4箇所)の肉抜き部80bが形成されている。この肉抜き部80bは、主に軽量化を目的に樹脂部80の一部をくり抜いたものだが、樹脂部80の内外径差や強度等が不足する場合には省略される。
プーリ8を回転軸33に取り付ける場合には、鉄部82の貫通部82aを回転軸33に通した後、多角形部82cの内側に、外形形状がこの多角形部82cと同一形状を有する六角レンチ等の締め付け治具を挿入し、プーリ8全体を回転させて回転軸33先端の雄ねじ部を鉄部82の雌ねじ部82bに締め付ければよい。
このように、本実施形態の車両用交流発電機1では、プーリ8を樹脂部80と鉄部82とによって構成するとともに、鉄部82の大径部82f、82gの少なくとも一部に周方向の凹凸部82eを設けることにより、樹脂部80と鉄部82との結合力を向上させてこれらの対向面が剥離して樹脂部80が回動することを防止し、これにより、回転駆動力を回転子3に確実に伝達して信頼性低下を防止することができる。また、鉄部82の一部に雌ねじ部82bを設けることにより、従来のプーリを締め付け固定するナットの機能をこの鉄部82に持たせることができ、しかも、軸方向に沿った鉄部82と樹脂部80の結合面積を増やすことができる。よって、大型化することなく小型化、軽量化を実現しつつ信頼性を向上させ、部品点数の低減によるコストダウンも可能となる。
また、鉄部82は、樹脂部80との対向面に軸方向に沿った凹部82dを有しており、回転軸方向に沿った樹脂部80と鉄部82との軸方向の結合力を向上させることができ、信頼性をさらに向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、多角形部82cは、六角穴であったが、トルクスのような星型穴であってもよい。
〔第2の実施形態〕
図5は、第2の実施形態の車両用交流発電機の部分断面図であり、プーリ近傍の拡大断面が示されている。第2の実施形態の車両用交流発電機は、プーリ8A以外の基本的な構成については図1等に示した車両用交流発電機1と同じであり、以下ではプーリ8Aについて説明を行う。
プーリ8Aは、外周にプーリ溝180aが形成された樹脂部180と、樹脂部180の内周側にインサート成形された円環形状の鉄部182とを含んで構成されている。鉄部182の内周面には、内周面の一部が回転軸33の外周面に嵌合する貫通部182aと、回転軸33の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部182bとが、回転軸33の反先端側から順に形成されている。雌ねじ部182bに対応する先端外径側には、横断面が多角形形状を有する多角形部(例えば六角部)182cが形成されている。この多角形部182cを治工具182kによって回転させることにより、プーリ8Aが締め付け固定される。
また、鉄部182は、樹脂部180との対向面の少なくとも一部に、周方向に沿った凹凸部を有している。貫通部182aの軸方向端面は、軸受け61の内輪の軸方向端面のほぼ全面に当接する外径を有する。また、この貫通部182aは、樹脂部180との対向面に軸方向に沿った少なくとも1つの段差部としての凹部182dを有する。
これにより、第1の実施形態と同様に、樹脂部180と鉄部182との結合力を向上させてこれらの対向面が剥離して樹脂部180が回動することを防止することができる。しかも、大型化することなく、軸方向に鉄部182と樹脂部180の結合面積を確保することによって、信頼性をさらに向上させることができ、部品点数の低減によるコストダウンも可能となる。
〔その他の実施形態〕
図6に示すように、鉄部82(あるいは182)の周方向に沿った凹凸部の凸部先端182eを、径方向外側に進むのに従い、回転子3の回転方向に対して逆方向に傾斜させることにより、樹脂部80(あるいは180)と鉄部82(あるいは182)との結合力を向上させ、回転駆動力を回転子3に確実に伝達して信頼性を向上させることができる。
また、図7に示すように、鉄部82(あるいは182)の周方向に沿った凹凸部についは、大径部82fに形成された凹凸部82eの周方向に隣り合う凸部および大径部82gに形成された凹凸部82eの周方向に隣り合う凸部の少なくとも一方を、回転軸方向に対し、交互に傾斜させてもよい。回転方向に見て凸部がハの字状に配置される。これにより、回転子3の回転方向にかかわらず、また、回転加速時だけでなく、減速時においても、回転子の慣性力に対して樹脂部80(あるいは180)と鉄部82(あるいは182)との結合力を向上させることができる。
また、図8に示すように、鉄部82(あるいは182)の軸方向に沿った段差部の小径部である凹部82dの軸方向両側に大径部82f、82gがあり、大径部82f、82gから小径部への傾斜部に、周方向に沿った凹凸部82h、82iを設けてもよい。これにより、樹脂部80(あるいは180)との接合面積を増やすとともに、樹脂部80が鉄部82(あるいは182)をインサート成形する際の樹脂の流れを滑らかにできるので、さらに、樹脂部80(あるいは180)と鉄部82(あるいは182)との結合力を向上させて、信頼性を向上させることができる。
第1の実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。 プーリをフロント側から見た平面図である。 鉄部のみを抜き出した平面図である。 鉄部の外周の部分拡大図である。 第2の実施形態の車両用交流発電機の部分断面図である。 その他の実施形態の鉄部の外周の部分拡大図である。 その他の実施形態の鉄部の外周の概観図である。 その他の実施形態の鉄部の部分断面図である。
符号の説明
1 車両用交流発電機
2 固定子
3 回転子
4 フレーム
5 ブラシ装置
6 整流装置
7 リヤカバー
8、8A プーリ
80、180 樹脂部
80a、180a プーリ溝
80b 肉抜き部
82、182 鉄部
82a 貫通部
82b 雌ねじ部
82c 多角形部
82d、182d 凹部
82e 凹凸部
82f、82g 大径部

Claims (7)

  1. 回転軸と一体に回転する回転子と、前記回転子の外周に配置される固定子と、前記回転子および前記固定子を保持するフレームと、前記回転軸に外部からの駆動力を伝えるプーリとを有する車両用交流発電機において、
    前記プーリは、プーリ溝が形成された樹脂部と、前記樹脂部の内周側にインサート成形されて前記樹脂部の軸方向長さよりも長い軸方向長さを有する円環形状の鉄部とを有し、
    前記鉄部の内周面には、内周面の一部が前記回転軸の外周面に嵌合する貫通部と、前記回転軸の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部と、横断面が多角形形状を有する多角形部とが、前記回転軸の反先端側から順に形成され、
    前記鉄部は、前記樹脂部との対向面において、少なくとも一部に周方向に沿った凹凸部と、軸方向に沿った少なくとも1つの段差部とを有し、
    前記周方向に沿った凹凸部の凸部先端が径方向外側に進むのに従い、前記回転子の回転方向に対して逆方向に傾斜していることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 回転軸と一体に回転する回転子と、前記回転子の外周に配置される固定子と、前記回転子および前記固定子を保持するフレームと、前記回転軸に外部からの駆動力を伝えるプーリとを有する車両用交流発電機において、
    前記プーリは、プーリ溝が形成された樹脂部と、前記樹脂部の内周側にインサート成形された円環形状の鉄部とを有し、
    前記鉄部の内周面には、内周面の一部が前記回転軸の外周面に嵌合する貫通部と、前記回転軸の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部が、前記回転軸の反先端側から順に形成され、
    前記鉄部の前記雌ねじ部に対応する外周面には、横断面が多角形形状を有する多角形部が形成され、前記多角形部の反先端側軸方向の一部が前記樹脂部にインサート成形され、
    前記鉄部は、前記樹脂部との対向面において、少なくとも一部に周方向に沿った凹凸部と、軸方向に沿った少なくとも1つの段差部とを有することを特徴とする車両用交流発電機。
  3. 請求項2において、
    前記周方向に沿った凹凸部の凸部先端が径方向外側に進むのに従い、前記回転子の回転方向に対して逆方向に傾斜していることを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 請求項2において、
    前記周方向に沿った凹凸部は、前記回転子の回転軸方向に対し、周方向に隣り合う凸部が交互に傾斜していることを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    軸方向に沿った前記段差部の小径部である凹部の軸方向両側に大径部があり、前記大径部から前記小径部への傾斜部に周方向に沿った凹凸部を有することを特徴とする車両用交流発電機。
  6. 回転軸と一体に回転する回転子と、前記回転子の外周に配置される固定子と、前記回転子および前記固定子を保持するフレームと、前記回転軸に外部からの駆動力を伝えるプーリとを有する車両用交流発電機において、
    前記プーリは、プーリ溝が形成された樹脂部と、前記樹脂部の内周側にインサート成形されて前記樹脂部の軸方向長さよりも長い軸方向長さを有する円環形状の鉄部とを有し、
    前記鉄部の内周面には、内周面の一部が前記回転軸の外周面に嵌合する貫通部と、前記回転軸の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部と、横断面が多角形形状を有する多角形部とが、前記回転軸の反先端側から順に形成され、
    前記鉄部は、前記樹脂部との対向面において、少なくとも一部に周方向に沿った凹凸部と、軸方向に沿った少なくとも1つの段差部とを有し、
    前記周方向に沿った凹凸部は、前記回転子の回転軸方向に対し、周方向に隣り合う凸部が交互に傾斜していることを特徴とする車両用交流発電機。
  7. 回転軸と一体に回転する回転子と、前記回転子の外周に配置される固定子と、前記回転子および前記固定子を保持するフレームと、前記回転軸に外部からの駆動力を伝えるプーリとを有する車両用交流発電機において、
    前記プーリは、プーリ溝が形成された樹脂部と、前記樹脂部の内周側にインサート成形されて前記樹脂部の軸方向長さよりも長い軸方向長さを有する円環形状の鉄部とを有し、
    前記鉄部の内周面には、内周面の一部が前記回転軸の外周面に嵌合する貫通部と、前記回転軸の先端の雄ねじ部に対応する雌ねじ部と、横断面が多角形形状を有する多角形部とが、前記回転軸の反先端側から順に形成され、
    前記鉄部は、前記樹脂部との対向面において、少なくとも一部に周方向に沿った凹凸部と、軸方向に沿った少なくとも1つの段差部とを有し、
    軸方向に沿った前記段差部の小径部である凹部の軸方向両側に大径部があり、前記大径部から前記小径部への傾斜部に周方向に沿った凹凸部を有することを特徴とする車両用交流発電機。
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