JP5040725B2 - 文字入力受付装置および文字入力受付装置用のプログラム - Google Patents

文字入力受付装置および文字入力受付装置用のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、文字入力受付装置および文字入力受付装置用のプログラムに関するものである。
従来、画像表示装置の画面に文字入力キーを表示し、表示された文字入力キーをユーザが指定したとき、指定された文字入力キーに割り当てられている文字を入力文字(すなわち、ユーザによって入力された文字)として表示する文字入力受付装置の技術が知られている。
例えば、車両用ナビゲーション装置においては、ひらがなの入力を受け付ける際に、一画面に50個近くの文字入力用キーを表示し、それぞれに異なるひらがな文字を1文字割り当てるようになっている。
しかし、このような方法では、一画面に表示させる文字入力用キーの数が多くなりがちである。一画面に多くの文字入力用キーが表示されると、文字入力用キーを示す表示用画像が小さくなったり、隣接する文字入力用キーとの距離が小さくなったりする場合がある。そのような場合、ユーザによっては文字入力用キーの視認性が低下し、かつ、文字入力用キーを指定する操作にミスが起り易くなってしまう。このような問題は、ナビゲーション装置に限らず、文字入力受付装置一般に起り得る問題である。
本発明は上記問題点に鑑み、文字入力受付装置において、ユーザにとって視認性および操作性が向上するような技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、複数の文字入力用キー(30、40)を画像表示装置(12)に表示させると共に、それら複数の文字入力用キー(30、40)のそれぞれについて、当該文字入力用キーの表示文字として、当該文字入力用キーに割り当てられた文字の1つを採用する文字入力受付装置についてのものである。この文字入力受付装置は、ユーザが操作部(13)を用いてそれら複数の文字入力用キー(30、40)のうち第1の文字入力キーを指定したとき、第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字(すなわち、ユーザによって入力された文字)として、画像表示装置(12)に表示させる。なお、ある文字入力用キーの表示文字とは、当該入力キーの表示用の画像に含まれる文字をいう。
ここで、複数の文字入力用キー(30、40)のそれぞれには、複数の文字から成る文字グループが割り当てられている。そして、文字入力受付装置は、ユーザが操作部(13)を用いて第1の文字入力用キーを指定したとき、その指定によって入力文字として表示させる文字の内容に基づいて、複数の文字入力用キー(30、40)のうち第2の文字入力キーの表示文字を切り替える。ここで、切り替える先の文字は、第2の文字入力キー用の文字グループ中の、それまでの文字(すなわち、ユーザが第1の文字入力キーを指定する直前における第2の文字入力キー用の表示画像中の文字)とは異なる1つの文字である。
ここで、第1の文字入力キーと第2の文字入力キーとは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第2の文字入力キーは、上述の指定によって入力文字として表示させる文字の内容に基づいて選択してもよい。また、入力文字が表示される画像表示装置と、文字入力用キーが表示される画像表示装置とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
このように、表示する文字入力用キーに複数文字を割り当て、割り当てた複数文字のうち1つを表示文字として画像表示装置(12)に表示させることで、一画面中の文字入力用キーの数を、割り当てられた文字の数に比して減らすことができる。したがって、ユーザにとって視認性および操作性が向上する。
そして、ユーザがそれら文字入力用キーのうちの1つを指定したときに、この表示用画像中の文字が入力文字となる。さらに、ユーザがそれら文字入力用キーのうちの1つを指定したときに、その指定によって決まる入力文字の内容に基づいて、第2の文字入力用キーの新たな表示文字を決める。
このようになっていることで、文字入力用キーを指定したときに入力文字となる文字と、当該文字入力用キーの表示文字とが一致するので、ユーザは、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを視覚を通じて明確に認識することができる。
また、請求項に記載のように、文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力用キーを指定したときに、第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字列(すなわち、ユーザが入力した文字列)の最後尾の入力文字として、画像表示装置(12)に表示させるようになっていてもよい。なお、ここでいう「最後尾の入力文字として表示させる」とは、入力文字列のそれまでの最後尾の文字の後に追加する文字として表示させる方法であってもよいし、入力文字列のそれまでの最後尾の文字に置き換える文字として表示させる方法であってもよい。
このとき文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したとき、第2の文字入力キーの表示文字を、第2の文字入力用キーに割り当てられた文字グループのうち、辞書データによれば入力文字列の次の文字となり得る文字の1つに、切り替えるようになっていてもよい。
このように、複数の単語から成る辞書データを利用することで、次にユーザが入力する可能性が高い文字を特定し、特定した文字を第2の文字入力用キーの表示文字とすることで、ユーザによる文字入力が容易になる。
また、請求項に記載のように、第1の文字入力用キーに割り当てられた文字グループ内の文字間で、あらかじめ巡回的な順序付けがされていてもよい。その場合、文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したときに、1回前の指定も第1の文字入力用キーの指定であったことに基づいて、第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字列の最後尾の文字に置き換える入力文字として、画像表示装置(12)に表示させるようになっていてもよい。この場合、第1の文字入力用キーが連続して指定された場合は、入力文字列の文字数は変化しないまま、入力文字列の最後尾の文字のみが、順次切り替わっていく。
更にこの場合、文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したとき、第1の文字入力用キーに割り当てられた文字グループのうち、辞書データによれば入力文字列のうち上記入力文字の直前までの文字列(以下、先行文字列という)の次の文字となり得る文字をすべて抽出し、更に抽出した文字のうち、上述の巡回的な順序付けによれば当該入力文字の後で最も早い順位となる文字に、第1の文字入力キーの表示文字を切り替えるようになっていてもよい。
このようになっていることで、ユーザが第1の文字入力用キーを連続で指定すると、第1の文字入力用キー用の表示文字(および入力文字列の最後尾の文字)が、第1の文字入力用キーに割り当てられる文字のうち、辞書データによれば先行文字列の次の文字となり得る文字の間で、巡回的に切り替わるようになる。
したがって、同じ文字入力用キーを連続して指定することで入力文字列の最後尾の文字を巡回的に選択する手順において、当該文字入力用キーの表示文字も、同期して巡回的に変化する。したがって、巡回的な順序付けがどのようにされているかを知らないユーザでも、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを、視覚を通じて明確に認識することができる。
また、請求項に記載のように、文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力用キーを指定したときに切り替える先の第1の文字入力キーの表示文字(以下、切替文字という)が、上述の巡回的な順序付けによれば、上記入力文字の次の文字であることに基づいて、第1の音をスピーカ(4)に出力させ、切替文字が、巡回的な順序付けによれば、当該入力文字の次の文字でないことに基づいて、第1の音と異なる第2の音をスピーカ(4)に出力させるようになっていてもよい。
このようになっていることで、巡回的な順序付けがどのようにされているかを熟知しているユーザにとっては、次に第1の文字入力用キーを指定したとしたら、巡回的な順序付け通りに入力文字列の最後尾の文字が変化するのか、あるいは、巡回的な順序付けを飛ばした格好で入力文字列の最後尾の文字が変化するのかを、音で聞き分けることができる。そして、第1の音が出力された場合は、文字入力用キーの表示文字を目で確認する必要がなくなり、第2の音が出力された場合にのみ、文字入力用キーの表示文字を目で確認するだけで済むようになる。
また、上記目的を達成するための請求項に記載の発明は、それぞれに複数の文字が割
り当てられた複数の文字入力用キー(30、40)を画像表示装置(12)に表示させ、
ユーザが操作部(13)を用いて当該複数の文字入力用キー(30、40)のうち1つを
指定したときに、当該1つの文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち、辞書データによれば入力文字列の次の文字となり得る文字を有効文字として、当該1つの文字入力用キーを連続指定した連続指定回数に応じた文字を前記有効文字から1つ選択し、選択した選択文字を、入力文字列の最後尾の入力文字として画像表示装置(12)に表示させる文字入力受付装置についてのものである。なお、ある文字キーが1回のみ指定された場合は、その文字キーの連続指定回数は1回であるとする。
この文字入力受付装置は、当該複数の文字入力用キーのそれぞれについて、当該文字入力用キーの表示文字として、当該文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち1つを採用する。
更に文字入力受付装置は、ユーザが操作部(13)を用いてこれら複数の文字入力用キ
ー(30、40)のうち第1の文字入力用キーを指定したときに、当該複数の文字入力用
キー(30、40)のうち第2の文字入力用キーをユーザが次に1回指定したならば当該選択文字として選択されるであろう次入力候補文字を特定し、第2の文字入力用キーの表示
文字を、特定した次入力候補文字に切り替える。
このように、表示する文字入力用キーに複数文字を割り当て、割り当てた複数文字のうち1つを表示用文字として画像表示装置(12)に表示させることで、一画面中の文字入力用キーの数を、割り当てられた文字の数に比して減らすことができる。したがって、ユーザにとって視認性および操作性が向上する。
そして、ユーザがそれら文字入力用キーのうちの1つを指定したときに、対応する文字グループ内で、その連続指定回数に対応する文字が、入力文字となる。したがって、ユーザは、ある文字入力用キーを適切な回数だけ連続して指定することで、当該文字入力用キーにお割り当てられた所望の文字を入力することができる。
また、ユーザが第1の文字入力用キーを指定したときに、第2の文字入力用キー(第1の文字入力用キーと同じであってもよいし異なっていてもよい)の表示文字が、次に当該キーを指定した際の、当該キーの連続指定回数に対応する文字となる。なお、複数の文字入力用キーのそれぞれにおける。連続指定回数と文字との対応関係は、直前の入力文字の内容によって変化するようになっていてもよい。
このようになっていることで、文字入力用キーの表示文字が動的に変化し、文字入力用キーを指定したときに入力文字となる文字と、当該文字入力用キーの表示文字とが一致するので、ユーザは、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを視覚を通じて明確に認識することができる。
また、請求項6、7のように、請求項1、に記載の発明の特徴は、プログラムとして
も捉えるこができる。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置(文字入力受付装置の一例に相当する)1のハードウェア構成を示す。この車両用ナビゲーション装置1は、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、地図データ取得部16、および制御回路17を有している。
位置検出器11は、いずれも周知の図示しない地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた、車両の現在位置、向き、および速度を特定するための情報を制御回路17に出力する。画像表示装置12は、制御回路17から出力された映像信号に基づいた映像をユーザに表示する。
操作部13は、車両用ナビゲーション装置1に設けられた複数のメカニカルスイッチ13a、画像表示装置12の表示面に重ねて設けられたタッチパネル13b等の入力装置を有し、ユーザによるメカニカルスイッチ13aの押下、タッチパネル13bのタッチに基づいた信号を制御回路17に出力する。
地図データ取得部16は、DVD、CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成る。当該記憶媒体は、制御回路17が実行するプログラム、経路案内用の地図データ等を記憶している。
地図データは、道路データおよび施設データを含んでいる。道路データは、リンクの位置情報、種別情報、ノードの位置情報、種別情報、および、ノードとリンクとの接続関係の情報等を含んでいる。施設データは、施設毎のレコードを複数含んでおり、各レコードは、対象とする施設の名称情報、所在位置情報、土地地番情報(住所情報とも呼ばれる)、施設種類情報等を示すデータを含んでいる。
また、施設データは、施設の名称についてのツリー構造索引データ(辞書データの一例に相当する)、および、土地地番についてのツリー構造索引データ(辞書データの一例に相当する)当のツリー構造索引データを含んでいる。図2に、ツリー構造索引データのデータ構造を例示する。
ツリー構造索引データは、対象とする収録データ(すなわち、施設の名称または土地地番等)の読み(ただし、アルファベットおよび数字については名称または土地地番を表す文字そのもの。以下同じ)の総体に対し、それぞれの文字に続く文字がどんなものであるかを、あらかじめツリー構造として索引化したデータである。ここで、読みとは、例えば、KY一番館なら「KYいちばんかん」であり、昭和町1丁目なら「しょうわちょう1ちょうめ25番地」)である。
具体的には、ツリー構造索引データは、対象とする収録データ中の語の読みとして存在するn文字の読みのそれぞれに対し、その読みに続く1文字として、どのような文字が(対象とする収録データ中の語の読みとして)許されるかを、0以上の整数nについて、ツリー構造の情報として有している。
例えば、図2のツリー構造索引データの例においては、0文字の読みに続く1文字(すなわち先頭文字)としては、「あ」から「ん」までのひらがなが許されている。そして、「あ」という1文字の読みに続く1文字としては、「あ」から「ん」までのひらがなのうち、「あ」、「い」、「え」、「お」、「ろ」等が許されており、「え」、「わ」、「を」、「ん」等が許されていない。また、「わ」という1文字の読みに続く1文字としては、「あ」から「ん」までのひらがなが許されている。また、「あい」という2文字の読みに続く1文字としては、「ち」、「ん」等が許されており、「た」、「つ」、「て」、「と」等が許されていない。
このようなツリー構造索引データを利用すると、先頭文字から1文字づつツリー構造に沿って読みを辿ることで、ある読みの次にはどの読みが続くのかを容易に特定することができる。例えば図2においては、ツリー構造に沿って「あ」、「い」、「ち」、「く」と文字を辿ることで、「あいちく」という読みの次の文字として許されるのは、「あ」、「た」、「ん」等であることを、容易に特定することができる。
制御回路(コンピュータに相当する)17は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するマイコンである。CPUは、ROMまたは地図データ取得部16から読み出した車両用ナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、および地図データ取得部16から情報を読み出し、RAMおよび(可能であれば)地図データ取得部16の記憶媒体に対して情報の書き込みを行い、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、およびスピーカ14と信号の授受を行う。
制御回路17がプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、現在位置特定処理、地図表示処理、目的地入力受付処理、誘導経路算出処理、経路案内処理等がある。
現在位置特定処理は、位置検出器11からの信号に基づいて、周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置や向きを特定する処理である。地図表示処理は、車両の現在位置の周辺等の特定の領域の地図を、画像表示装置12に表示させる処理である。この際、地図表示のために用いる情報は、地図データから取得する。
目的地入力受付処理は、ユーザによる目的地の入力を、操作部13を介して受け付ける処理である。この目的地入力受付処理の詳細については後述する。
誘導経路算出処理は、目的地入力受付処理によって受け付けた目的地の位置情報を取得し、現在位置から当該目的地までの最適な誘導経路を算出する処理である。
経路案内処理は、誘導経路上の右左折交差点等の案内ポイントの手前に自車両が到達したときに、右折、左折等を指示する案内音声をスピーカ14に出力させ、当該案内ポイントの拡大図を画像表示装置12に表示させることで、誘導経路に沿った車両の運転を案内する処理である。
以下、目的地入力受付処理について詳述する。目的地入力受付処理において制御回路17は、まず操作部13を用いたユーザの選択操作に基づいて、目的地の入力方法を決定する。入力方法としては、施設名称による入力方法、土地地番による入力方法、地図上の一点を指定する入力方法等がある。
施設名称による入力方法または土地地番による入力方法を用いると決定した場合、制御回路17は、図3に示すプログラム100の実行を開始する。図4〜図8に、このプログラム100の実行において呼び出すサブプログラム200〜600のフローチャートを示す。
制御回路17は、プログラム100の実行においてまずステップ110で、図9に示すように、文字入力受付表示20をディフォルトの形態で画像表示装置12に表示させ、続いてステップ120で、文字入力受付表示20を利用したユーザによるキーの指定を待つ。
図9に示するように、文字入力受付表示20は、入力文字列フィールド21、入力切替キー22、決定キー23、削除キー24、送りキー25、および複数のかなキー(文字入力用キーの一例に相当する)30を含んでいる。
入力文字列フィールド21は、後述するように、ユーザが操作部13を用いて入力した文字列が表示される領域である。入力文字列フィールド21内に表示されている文字列を入力文字列という。この入力文字列フィールド21内の左端部(すなわち、先頭の1文字に対応する部分)には、ユーザの操作に応じて移動するカーソル27が表示されている。
入力切替キー22、決定キー23、削除キー24、送りキー25、および複数のかなキー30は、それぞれユーザが指定可能なキーである。各キーの指定の受付方法としては、例えば、メカニカルスイッチ13aの移動スイッチをユーザが操作したことに対応してフォーカス対象をいずれかのキーに合わせ、メカニカルスイッチ13aの指定用スイッチをユーザが押したことに対応して、フォーカス対象のキーを指定されたキーとして特定する方法がある。また例えば、各キーの指定の受付方法としては、タッチパネル13b上のいずれかのキーに対応する位置にユーザがタッチしたしたことに対応して、当該キーを指定されたキーとして特定する方法がある。
ここで、かなキー30のそれぞれには、それぞれ異なる文字グループが割り当てられている。そして、文字グループのそれぞれには、同じ行(あ行、や行等)のすべての文字(すなわち複数文字)が割り当てられている。具体的には、かなキー30には、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」が割り当てられた「あ行」キー、「や」、「ゆ」、「よ」が割り当てられた「や行」キー、「わ」、「を」、「ん」が割り当てられた「わ」行キー等の10個のキーが含まれている。
そして、各文字グループ内においては、あらかじめ巡回的な順序付けがされている。巡回的な順序としては、具体的には、通常の50音順に従った順序が採用されている。「さ行」キーの文字グループを例に取れば、…→「さ」→「し」→「す」→「せ」→「そ」→「さ」→「し」→…という巡回順序が採用される。
また、各文字グループ内においては、巡回順序における先頭文字があらかじめ決められている。具体的には、同じ文字グループ中で通常の50音順において最も先に来る文字を、先頭文字とする。例えば「さ行」キーの文字グループ内では、「さ」が先頭文字となる。
したがって、各文字グループには、先頭付き巡回順序、すなわち、先頭文字から始まり、通常の50音順に従った順序で巡回する順序が割り当てられることになる。「さ行」キーの文字グループを例に取れば、先頭付き巡回順序は、「さ」→「し」→「す」→「せ」→「そ」→「さ」→「し」→…と続く順序となる。
なお、文字入力受付表示20のディフォルトの表示形態においては、かなキー30のそれぞれを示す表示用画像として、図9に示すように、当該キーの文字グループ中の先頭文字を含む画像が採用されている。
ステップ120に続いてステップ130では、決定キー23が指定されたか否かを判定し、指定されていれば現在の入力文字列フィールド21に表示されている入力文字を目的地の施設名称または土地地番の読みとして特定し、その読みに対応する目的地を特定し、目的地入力受付処理を終了する。決定キー23以外のキーが指定された場合、続いてステップ140で、指定されたキーに対応する処理を実行し、その後再度ステップ120でキー指定を受け付ける。
以下、ユーザがキーを入力していく手順を例示しつつ、その手順に応じた制御回路17の処理内容を、図3〜図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ110でディフォルト形態の文字入力受付表示20が示された後、ユーザが「あ行」キー30aを指定したとする(図10参照)。すると制御回路17は、ステップ140において文字キー(かなキー30、アルファベット等キー40、数字キー50のいずれかをいう)が指定されたと判定して、図4に示すサブプログラム200の実行を開始する。
そして制御回路17は、サブプログラム100のステップ205で、指定された「あ行」キー30aの指定直前の表示文字(すなわち「あ」)を、入力文字として特定する。続いてステップ210で、当該「あ行」キー30aの指定が2回以上連続しているか否かを判定し、連続していれば続いてステップ220を実行し、連続していなければ続いてステプ230を実行する。今回の例では「あ行」キー30aの指定は連続していないので、続いてステップ230を実行する。
ステップ230では、ステップ205で特定した入力文字を入力文字列フィールド21中に表示させる。具体的には、入力文字列フィールド21中に既に入力文字列が表示されていれば、その最後尾に入力文字を追加する。また、今回の例のように、入力文字列フィールド21中にまだ入力文字列が表示されていない場合は、入力文字列フィールド21の先頭位置(すなわち左端)に入力文字を追加する。今回の例では、図10に示すように、入力文字列フィールド21の先頭部分に、入力文字「あ」が表示される。これによって、入力文字列が「あ」となる。
続いてステップ235では、カーソル27の位置を、入力文字が追加された位置に設定する。この際、カーソル27の移動が必要なら移動させ、移動の必要がなければ移動させない。
続いてステップ240では、ツリー構造索引データに基づいて、指定キーの次表示文字を特定する。ここで、次表示文字とは、指定キー(すなわち今回の例では「あ行」キー30a)における次の表示文字をいう。なお、各サブプログラム200〜500で用いるツリー構造索引データは、施設名称による目的地入力を現在行っている場合は施設名称用のツリー構造索引データであり、土地地番による目的地入力を現在行っている場合は土地地番用のツリー構造索引データである。
ツリー構造索引データに基づいて指定キーの次表示文字を特定するために、制御回路17は、指定キーの文字グループ中の文字から、ツリー構造索引データによれば先行文字列の次の文字となり得る文字(以下、有効文字という)をすべて抽出する。なお、先行文字列とは、入力文字列のうち今回のキー指定による入力文字の直前までの文字列である。また、先行文字列は、カーソル27の前までの入力文字列でもある。
今回の場合、先行文字列はヌル文字列である。したがって、ツリー構造索引データが図2に例示するような構造を有している場合は、「あ行」キー30aの文字グループ中の有効文字は「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」である。
さらに制御回路17は、有効文字のうち、当該文字グループの先頭付き巡回順序付けによれば入力文字(今回の例では「あ」)の後で最も早い順位となる文字(今回の例では「い」)を、次表示文字として特定する。
続いてステップ245では、ステップ240で特定した次表示文字が、当該文字グループの先頭付き巡回順序付けによれば、入力文字の次の順位であるか否かを判定する。次の順位であれば続いてステップ250を実行し、次の順位でなければ続いてステップ260を実行する。今回の例においては、文字「い」は文字「あ」の次の順位なので、続いてステップ250を実行する。
ステップ250では、「ピッ」という音(第1の音の一例に相当する)をスピーカ14に表示させる。続いてステップ270では、指定キーの表示文字を、ステップ240で特定した次表示文字に切り替える。
続いてステップ280では、文字キーの表示更新処理を実行する。具体的には、図8に示すサブプログラム600を実行する。このサブプログラム600は、現在文字入力受付表示20に含まれる文字キー(今回の例ではかなキー30)のそれぞれを対象として、ステップ610〜640の処理を1回実行する。ただし、ステップ610の判定によって、対象となる文字キーが指定キーでない場合に限りステップ620〜640を実行し、対象となる文字キーが指定キーならすぐに対象キーを次のキーに切り替える。したがって、サブプログラム600は、実質的には、指定キー以外の文字キーのそれぞれについてステップ620〜640を実行する処理である。
ステップ620では、ツリー構造索引データを参照して、入力文字列に続く有効文字を対象キーの文字グループが含むか否かを判定し、含まなければ続いてステップ630を実行し、含めば続いてステップ640を実行する。
今回の例においては、ツリー構造索引データによれば、「あ」という文字列に続く有効文字は、「わ行」キー30jの文字列グループには存在せず(すなわち、「あわ」、「あを」、「あん」で始まる単語はツリー構造索引データに存在しない)、他の文字キーの文字グループには存在するとする。
すると、「わ行」キー30jを対象とする処理においては、制御回路17はステップ630を実行し、対象キー(すなわち「わ行」キー30j)の表示文字を、当該対象キーの文字グループの先頭文字にし、更に、対象キーの表示を図10に示すようにトーンダウン表示させる。更に、対象キーをユーザが指定できないようにする。すなわち、ユーザが対象キーを指定する操作をしたとしても、その操作を無視する。
また、「わ行」キー30jおよび「あ行」キー30a(すなわち指定キー)以外をを対象とする処理においては、制御回路17はステップ640を実行する。ステップ640では、対象キーがトーンダウン表示されかつ指定できないようになっている場合は、それらトーンダウンおよび指定禁止を解除する。
更にステップ640では、ツリー構造索引データを参照して、入力文字列に続く有効文字を対象キーの文字グループから抽出し、抽出した文字のうちで、当該文字グループの先頭付き巡回順序付けによれば最も早い順位となる文字を特定し、特定した文字を対象キーの表示文字とする。ステップ630、640の後、対象キーについての処理を終了する。この段階で、文字入力受付表示20の表示は図10に示す状態となっている。
この段階において、ユーザが続いて送りキー25を指定したとする(図11参照)。この場合、制御回路17は、ステップ140において、図5に示すサブプログラム300で、カーソル27を右に1文字分ずらし(ステップ310)、続いて「ピッ」という音をスピーカ14に出力させ(ステップ320)、続いて文字キー(今回の場合かなキー30)の表示更新のために、図8のサブプログラム600を実行する。
今回のサブプログラム600の実行においては、指定キーが送りキー25であって文字キーではないので(ステップ610参照)、「あ行」キー30aを含むすべての文字キーについてステップ620〜640の処理が実行される。「あ行」キー30a以外のかなキー30については、処理内容は同じであるので、表示文字にも変化はない。
しかし、「あ行」キー30aについては、その表示が変化する場合がある。本例においては、ツリー構造索引データにおいて、「あ」に続く許可文字として「あ」があるとする。その場合、「あ行」キー30aを対象とするステップ620では、肯定的判定となり、続いてステップ640では、図11に示すように、対象キーの表示文字が「あ」に切り替わる。
次に、ユーザが「あ行」キー30aを指定したとする(図12参照)。すると制御回路17は、ステップ140で図4のサブプログラム200を実行し、ステップ205で入力文字に「あ」をセットし、ステップ210で「あ行」キー30aの指定は連続的でないと判定し、続いてステップ230で、図12に示すように、入力文字列「あ」28の最後尾に入力文字「あ」を追加し、続いてステップ235でカーソル27を入力文字部分に移動する。これによって、入力文字列28が「ああ」となる。
続いてステップ240では、図2のツリー構造索引データによれば、先行文字列「あ」に続く有効文字のうち、入力文字「あ」の次に先頭付き巡回順序で最上位となるのは「い」であるので、次表示文字は「い」となる。
続いてステップ245では、次表示文字「い」は、先頭付き巡回順序によれば、入力文字「あ」の次の文字であると判定し、続いてステップ250で「ピッ」音をスピーカ14に出力させる。
続いてステップ270では、指定キーの表示を次表示文字「い」に切り替え、続いてステップ280で他の文字キーの更新を行うために、図6のサブプログラム600を実行する。今回のサブプログラム600の実行では、例えば、すべてのひらがなが、入力文字列「ああ」に続く許可文字である場合、「あ行」キー30a以外のすべてのかなキー30で、ステップ620に続いてステップ640で、図12に示すように、表示文字が各文字キー中の先頭付き巡回順序中の先頭文字となり、かつユーザ指定可能となる。したがって、「わ行」キー30jは、指定不可能な状態から可能な状態に復帰し、トーンダウンが解除される。
次に、ユーザが「あ行」キー30aを再度指定したとする(図13参照)。すると制御回路17は、ステップ140で図4のサブプログラム200を実行し、ステップ205で入力文字に表示文字である「い」をセットし、ステップ210で「あ行」キー30aの指定は連続的であると判定し、続いてステップ220を実行する。
ステップ220では、カーソル27の位置にある文字(すなわち入力文字列の最後尾の文字)を、入力文字で置き換える。すると、今回の例では、図13に示すように、入力文字列28が「あい」に変化する。
続いてステップ240では、図2のツリー構造索引データによれば、先行文字列「あ」に続く有効文字のうち、入力文字「い」の次に先頭付き巡回順序で上位となるのは「え」であるので、次表示文字は「え」となる。
続いてステップ245では、次表示文字「え」(切替文字の一例に相当する)は、先頭付き巡回順序によれば、入力文字「い」の次の文字でないと判定し、続いてステップ260で、「ピッ」音と比べて若干長く大きい「ピポッ」という音(第2の音の一例に相当する)をスピーカ14に出力させる。
このようになっていることで、先頭付き巡回順序がどのようにされているかを熟知しているユーザにとっては、次に「あ行」キー30aを指定したとしたら、巡回的な順序付け通りに入力文字列の最後尾の文字が変化するのか、あるいは、巡回的な順序付けを飛ばした格好で入力文字列の最後尾の文字が変化するのかを、音で聞き分けることができる。そして、「ピッ」音が出力された場合は、文字入力用キーの表示文字を目で確認する必要がなくなり、「ピポッ」音が出力された場合にのみ、指定キー(すなわち「あ行」キー30a)の表示文字を目で確認するだけで済むようになる。
続いてステップ270では、図13に示すように、指定キーの表示を次表示文字「え」に切り替える。このようになっているので、ユーザは、指定キー30aの表示文字以外の文字についても、指定キー30aを連続的に選択することで、入力文字とすることができる。
続いてステップ280では、他の文字キーの更新を行うために、図6のサブプログラム600を実行する。今回のサブプログラム600の実行では、例えば、あ行以外においては、文字「た」、「つ」、「て」、「と」のみが、入力文字列「あい」に続く許可文字でない場合、「あ行」キー30aおよび「た行」キー30d以外のすべてのかなキー30に対して、ステップ620に続いてステップ640で、図13に示すように、表示文字が各文字キー中の先頭付き巡回順序中の先頭文字となり、かつユーザ指定可能となる。
一方、「た行」キー30dに対しては、ステップ620に続いてステップ640で、図13に示すように、当該キーをユーザ指定可能にし、さらに、ツリー構造索引データを参照して、入力文字列「あい」に続く有効文字「ち」を対象キーの文字グループから抽出し、抽出した文字のうちで、当該文字グループの先頭付き巡回順序付けによれば最も早い順位となる文字「ち」を特定し、特定した文字を、対象キーの表示文字とする。
次に、ユーザが「た行」キー30dを指定したとする(図14参照)。すると制御回路17は、ステップ140で図4のサブプログラム200を実行し、ステップ205で入力文字に表示文字である「ち」をセットし、ステップ210で「あ行」キー30aの指定は連続的でないと判定し、続いてステップ230で、図14に示すように、入力文字列「あい」28の最後尾に入力文字「ち」を追加し、続いてステップ235でカーソルを入力文字部分に移動する。これによって、入力文字列28が「あいち」となる。
続いてステップ240では、指定キー(今回の例では「た行」キー30d)の次表示文字を決定する。ただし、指定キー30dの指定の直前の段階で、当該指定キー30dの文字グループのうち、入力文字列に続く許可文字が、1つしかない場合に限り、ステップ240では、ステップ240の時点の先行文字列「あい」ではなく、ステップ240の時点の入力文字列「あいち」に続く有効文字のうち、入力文字「ち」の次に先頭付き巡回順序で最上位となる文字を、指定キー30dの次表示文字とする。
例えば、ステップ240の時点の先行文字列「あい」ではなく、ステップ240の時点の入力文字列「あいち」に続く有効文字のうち、入力文字「ち」の次に先頭付き巡回順序で最上位となる文字が、「て」であれば、図14に示すように、指定キー30dの次表示文字は「て」となる。
このようにするのは、指定キー30dの指定の直前の段階で、当該指定キー30dの文字グループのうち、入力文字列に続く許可文字が1つしかなかった場合は、ユーザが当該指定キー30dを指定した以上、当該指定キー30dの表示文字を入力したかったのであって、当該指定キー30dの文字グループの他の文字を入力したかったのではないからである。
なお、ステップ240でこのような処理を行った場合は、次にユーザが「た行」キー30dを再度指定した場合は、ステップ210の判定結果は、例外的に否定的なものとする。このようにすることで、更に指定キー30dを指定するときに、送りキー25を指定する手間が省ける。
続いてステップ245では、次表示文字「て」は、先頭付き巡回順序によれば、入力文字「ち」の次の文字でないと判定し、続いてステップ260で「ピポッ」音をスピーカ14に出力させる。
なお、今回のステップ245では、次表示文字「て」が、先頭付き巡回順序によれば、入力文字「ち」の次の文字であるとないとに関わらず、続いてステップ260で「ピポッ」音(あるいは、「ピッ」音とも「ピポッ」音とも異なる第3の音)をスピーカ14に出力させるようになっていてもよい。このようにすることで、次に同じ「た行」キー30dを連続で入力しても入力文字が入力文字列の最後尾に置き換わるのではなく追加されるという例外的状態を、音でユーザに通知することができる。
続いてステップ270では、指定キー30dの表示を次表示文字「て」に切り替え、続いてステップ280で他の文字キーの更新を行うために、図6のサブプログラム600を実行する。
今回のサブプログラム600の実行では、例えば、た行以外においては、文字「か」、「き」のみが、入力文字列「あいち」に続く許可文字でない場合、「た行」キー30dおよび「か行」キー30b以外のすべてのかなキー30に対して、ステップ620に続いてステップ640で、図14に示すように、表示文字が各文字キー中の先頭付き巡回順序中の先頭文字となり、かつユーザ指定可能となる。したがって、「あ行」キー30aの表示文字は、「え」から「あ」に切り替わる。
一方、「か行」キー30bに対しては、ステップ620に続いてステップ640で、図12に示すように、当該キーをユーザ指定可能にし、さらに、ツリー構造索引データを参照して、入力文字列「あいち」に続く有効文字「く」、「け」、「こ」を対象キーの文字グループから抽出し、抽出した文字のうちで、当該文字グループの先頭付き巡回順序付けによれば最も早い順位となる文字「く」を特定し、特定した文字を、図14に示すように、対象キー30bの表示文字とする。
次に、ユーザが「か行」キー30bを指定したとする(図15参照)。すると制御回路17は、ステップ140で図4のサブプログラム200を実行し、ステップ205で入力文字に表示文字である「く」をセットし、ステップ210で「か行」キー30bの指定は連続的でないと判定し、続いてステップ230で、図15に示すように、入力文字列「あいち」28の最後尾に入力文字「く」を追加し、続いてステップ235でカーソル27を入力文字部分に移動する。これによって、入力文字列28が「あいちく」となる。
ここで、ツリー構造索引データによれば、先行文字列「あいち」に続く有効文字のうち、「か行」キー30b中の文字グループの先頭付き巡回順序で入力文字「く」の次に最上位となるのは、「け」であるとする。その場合、続くステップ240では、指定キー30bの次表示文字は「け」であると特定し、続いてステップ245では、次表示文字「け」は、先頭付き巡回順序によれば、入力文字「く」の次の文字であると判定し、続いてステップ250で「ピッ」音をスピーカ14に出力させる。
続いてステップ270では、指定キーの表示を、図15に示すように、次表示文字「け」に切り替える。続いてステップ280では、他の文字キーの更新を行うために、図8のサブプログラム600を実行する。今回のサブプログラム600の実行では、例えば、か行以外のすべてのひらがなが、入力文字列「あいちく」に続く許可文字である場合、「か行」キー30b以外のすべてのかなキー30で、ステップ620に続いてステップ640で、図15に示すように、表示文字が各文字キー中の先頭付き巡回順序中の先頭文字となり、かつユーザ指定可能となる。したがって、「た行」キー30dの表示文字は、「て」から「た」に切り替わる。
次に、ユーザが削除キー24を指定したとする(図16参照)。すると制御回路17は、ステップ140で図6のサブプログラム400を実行し、現在のカーソル27の位置に文字が表示されていなければ(ステップ410)カーソル27を左に一文字分ずらし(ステップ420)、続いて図16に示すように、カーソル27の位置の文字を消去し(ステップ430)、「ピッ」音をスピーカ14に出力させる(ステップ440)。
さらに制御回路17は、続いて文字キーの表示更新のために、図8のサブプログラム600を実行する(ステップ450)。今回のサブプログラム600の実行においては、指定キーは削除キー24であって文字キーではないので(ステップ610参照)、すべてのかなキー30についてステップ620〜640の処理が実行される。今回の例においては、入力文字列が「あいち」に戻るので、かなキー30の表示文字は、図14の場合と同じになる。
ここで、ユーザが入力切替キー22を指定した場合について説明する。ステップ120で指定されたキーが入力切替キー22であった場合、制御回路17は、図7に示すサブプログラム500の実行を開始し、現在のカーソル27の位置に文字が表示されていれば(ステップ510)カーソル27を右に一文字分ずらす(ステップ520)。
続いて制御回路17は、次の入力モードにトグルする(ステップ530)。入力モードには、かな入力モード、アルファベット入力モード、数字入力モードの3種類あり、次の入力モードへのトグルとは、この順で巡回的に入力モードを切り替えることをいう。なお、ステップ110におけるディフォルトの文字入力受付表示20においては、入力モードはかな入力モードである。
続いて制御回路17は、「ピッ」という音をスピーカ14に出力させ(ステップ540)、続いて図8のサブプログラム600を実行することで、トグル後の入力モードにおける文字入力受付表示を画像表示装置12に行わせ(ステップ550)、その後ステップ140の処理を終了する。
図17に、アルファベット入力モード時の文字入力受付表示20の一例を示し、図18に、数字入力モード時の文字入力受付表示20の一例を示す。なお、図17および図18においては、図9における文字入力受付表示20の構成要素と同じ構成要素には、同じ符号が付されている。なお、各入力モードにおいて、入力切替キー22の表示用画像中に含まれる文字は、次に当該入力切替キー22が指定された場合に移行するモードを象徴する文字である。
アルファベット入力モードにおける文字入力受付表示20は、かな入力モードにおけるかなキー30に代えて、それぞれユーザが指定可能な複数のアルファベットキー(文字入力用キーの一例に相当する)40を含んでいる。
ここで、アルファベット等キー40のそれぞれには、それぞれ異なる文字グループが割り当てられている。そして、文字グループのそれぞれには、通所のアルファベットの順で続きになっている複数文字、または、所定の複数個の記号が割り当てられている。具体的には、かなアルファベット等キー40には、「A」、「B」、「C」が割り当てられた「ABC」キー、「M」、「N」、「O」、「P」が割り当てられた「MNOP」キー、「#」「?」「&」が割り当てられた「記号」キー等の10個のキーが含まれている。
そして、各文字グループ内においては、あらかじめ巡回的な順序付けがされている。巡回的な順序としては、具体的には、通常のアルファベット順または所定の記号の順序に従った順序が採用されている。「ABC行」キーの文字グループを例に取れば、…→「A」→「B」→「C」→「A」→「B」→…という巡回順序が採用される。
また、各文字グループ内においては、巡回順序における先頭文字があらかじめ決められている。具体的には、同じ文字グループ中で通常のアルファベット順において最も先に来る文字または所定の記号を、先頭文字とする。例えば「ABC」キーの文字グループ内では、「A」が先頭文字となる。
したがって、各文字グループには、先頭付き巡回順序、すなわち、先頭文字から始まり、通常のアルファベット順または所定の記号順序に従った順序で巡回する順序が割り当てられることになる。「ABC行」キーの文字グループを例に取れば、先頭付き巡回順序は、「A」→「B」→「C」→「A」→「B」→…と続く順序となる。
なお、図17の例では、アルファベット等キー40のそれぞれを示す表示用画像として、当該キーの文字グループ中の先頭文字を含む画像が採用されている。すなわち、当該キーの文字グループ中の先頭文字が表示文字となっている。しかし、これは表示形態の一例を示すものであるに過ぎない。
アルファベット入力モードにおいて、ステップ550の表示更新処理により、図8のサブプログラム600が実行される。また、アルファベット入力モードにおいて、アルファベット等キー40が指定された場合は、制御回路17は、かなキー30が指定された場合と同様に、図4のサブプログラム200をする。したがって、各アルファベット等キー40の表示文字の変化の態様は、かなキー30と同様である。
数字入力モードにおける文字入力受付表示20は、かな入力モードにおけるかなキー30に代えて、それぞれユーザが指定可能な複数の数字キー50を含んでいる。数字キー50のそれぞれには、それぞれ異なる数字1文字が割り当てられている。そして、図18に示すように、数字キー50のそれぞれの表示文字は、割り当てられた数字と同じとなっている。数字入力モードにおいては、各数字キー50の表示文字は変化しない。
数字入力モードにおいて、ステップ550の表示更新処理により、図8のサブプログラム600が実行される。また、数字入力モードにおいて、数字キー50が指定された場合も、制御回路17はサブプログラム200を実行する。ただし、それらの際には、ステップ205に続いてはステップ210をバイパスしてステップ230を実行し、ステップ235に続いてはステップ245をバイパスしてステプ250を実行し、ステップ260に続いてはステップ270を実行してステップ280を実行する。
以上説明した通り、車両用ナビゲーション装置1は、複数の文字入力用キー30または40を画像表示装置12に表示させると共に、それら複数の文字入力用キー30、40のそれぞれについて、当該文字入力用キーを示す表示用画像として、当該文字入力用キーに割り当てられた文字の1つを含む画像を採用する。
そして、ユーザが操作部13を用いてそれら複数の文字入力用キー30、40のうち第1の文字入力キー(例えば、文字入力受付表示20が図10、図12、図13のように変化する場合には「あ行」キー30a、図14のように変化する場合には、「た行」キー30d、図15のように変化する場合には「か行」キー30b)を指定したとき、更なる操作部13への操作を待たずに、第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字として、画像表示装置12に表示させる(図4のステップ205〜235参照)。
そして、車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが操作部13を用いて第1の文字入力用キーを指定したとき、その指定によって入力文字として表示させる文字の内容に基づいて、複数の文字入力用キー30、40のうち第2の文字入力キー(例えば、図10の例では「あ行」キー30a、図13の例では「あ行」キー30aおよび「た行」キー30d、図14の例では「あ行」キー30aおよび「か行」キー30bおよび「た行」キー30d、図15の例では「か行」キー30bおよび「た行」キー30d)を示す表示文字を切り替える。
ここで、切り替える先の文字は、第2の文字入力キー用の文字グループ中の、それまでの文字(すなわち、ユーザが第1の文字入力キーを指定する直前における第2の文字入力キー用の表示文字)とは異なる1つの文字を含む画像である。
そして、このように表示文字が変わる第2の文字入力キーは、上述の指定によって入力文字として表示させる文字の種別および使用するツリー構造索引データに基づいて選択する。
このように、表示する文字入力用キー30、40に複数文字を割り当て、割り当てた複数文字のうち1つを含む表示用画像を画像表示装置12に表示させることで、一画面中の文字入力用キーの数を、割り当てられた文字の数に比して減らすことができる。したがって、ユーザにとって視認性および操作性が向上する。
そして、ユーザがそれら文字入力用キー30、40のうちの1つを指定したときに、この表示用画像中の文字が入力文字となる。さらに、ユーザがそれら文字入力用キー30、40のうちの1つを指定したときに、その指定によって決まる入力文字の内容に基づいて、第2の文字入力用キーの新たな表示文字を決める。
このようになっていることで、文字入力用キーを指定したときに入力文字となる文字と、当該文字入力用キーの表示文字とが一致するので、ユーザは、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを視覚を通じて明確に認識することができる。
また、車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したときに、第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字列の最後尾の文字(すなわち、最後尾に追加する文字、または、最後尾に置き換わる文字)として、画像表示装置12に表示させる。
このとき車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したとき、第2の文字入力キーの表示文字を、第2の文字入力用キーに割り当てられた文字グループのうち、ツリー構造索引データによれば当該入力文字列の次の文字となり得る許可文字の1つに、切り替える。
このように、複数の単語から成るツリー構造索引データを利用することで、次にユーザが入力する可能性が高い文字を特定し、特定した文字を第2の文字入力用キーの表示文字とすることで、ユーザによる文字入力が容易になる。
また、車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したときに、1回前の指定も第1の文字入力キーの指定であったことに基づいて、第1の文字入力用キーの表示用画像に含まれる文字を、入力文字列の最後尾の文字に置き換える入力文字として、画像表示装置12に表示させる。この場合、第1の文字入力用キーが連続して指定された場合は、入力文字列の文字数は変化しないまま、入力文字列の最後尾の文字のみが、順次切り替わっていく。
更にこの場合、車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが第1の文字入力キー(例えば、文字入力受付表示20が図13のように変化する場合における「あ行」キー30a)を指定したとき、第1の文字入力用キーに割り当てられた文字グループ(図13の例では、「あ」〜「お」)のうち、ツリー構造索引データによれば先行文字列に続く許可文字(図13の例では「あ」、「え」、「お」)をすべて抽出し、更に抽出した文字のうち、上述の巡回的な順序付けによれば当該入力文字(図13の例では「い」)の後で最も早い順位となる文字(図13の例では「え」)に、第1の文字入力キーの示す表示文字を切り替える。
このようになっていることで、ユーザが文字入力用キー30、40を連続で指定すると、当該文字入力用キー用の表示文字(および入力文字列の最後尾の文字)が、第1の文字入力用キーに割り当てられる文字のうち、辞書データによれば先行文字列の次の文字となり得る文字の間で、巡回的に切り替わるようになる。
したがって、同じ文字入力用キー30、40を連続して指定することで入力文字列の最後尾の文字を巡回的に選択する手順において、当該文字入力用キー30、40の表示文字も、同期して巡回的に変化する。したがって、巡回的な順序付けがどのようにされているかを知らないユーザでも、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを、視覚を通じて明確に認識することができる。
また、別の側面から見れば、車両用ナビゲーション装置1は、それぞれに複数の文字が割り当てられた複数の文字入力用キー30、40を画像表示装置12に表示させ、ユーザが操作部13を用いて当該複数の文字入力用キー30、40のうち1つを指定したときに(ステップ120参照)、当該1つの文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうちから、当該1つの文字入力用キーのこれまでの連続指定回数に対応する文字を1つ選択し、選択した選択文字を、入力文字として画像表示装置12に表示させる(ステップ205〜235参照)。
そして、車両用ナビゲーション装置1は、当該複数の文字入力用キー30、40のそれぞれについて、当該文字入力用キーを示す画像として、当該文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち1つを含む画像を採用する(ステップ110、240、270、280参照)。
更に車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが操作部13を用いてこれら複数の文字入力用キー30、40のうち第1の文字入力用キー(例えば、文字入力受付表示20が図10、図12、図13のように変化する場合には「あ行」キー30a、図14のように変化する場合には、「た行」キー30d、図15のように変化する場合には「か行」キー30b)を指定したときに、当該複数の文字入力用キー30、40のうち第2の文字入力キーをユーザが次に1回指定したならば当該入力文字として特定されるであろう次入力候補文字を特定し(ステップ240、280参照)、第2の文字入力用キー(例えば、図10の例では「あ行」キー30a、図13の例では「あ行」キー30aおよび「た行」キー30d、図14の例では「あ行」キー30aおよび「か行」キー30bおよび「た行」キー30d、図15の例では「か行」キー30bおよび「た行」キー30d)を示す画像を、特定した次入力候補文字を含む画像に切り替える(ステップ270、280参照)。
このように、表示する文字入力用キーに複数文字を割り当て、割り当てた複数文字のうち1つを含む表示用画像を画像表示装置12に表示させることで、一画面中の文字入力用キーの数を、割り当てられた文字の数に比して減らすことができる。したがって、ユーザにとって視認性および操作性が向上する。
そして、ユーザがそれら文字入力用キーのうちの1つを指定したときに、対応する文字グループ内で、その連続指定回数に対応する文字が、入力文字となる。したがって、ユーザは、ある文字入力用キーを適切な回数だけ連続して指定することで、当該文字入力用キーにお割り当てられた所望の文字を入力することができる。
また、ユーザが第1の文字入力用キーを指定したときに、第2の文字入力用キーの表示文字が、次に当該キーを指定した際の、当該キーの連続指定回数に対応する文字となる(ステップ210、220、240参照)。なお、複数の文字入力用キーのそれぞれにおける。連続指定回数と文字との対応関係は、直前の入力文字の内容とツリー構造索引データに基づく許可文字によって変化する。
このようになっていることで、文字入力用キー30、40の表示文字が動的に変化し、文字入力用キー30、40を指定したときに入力文字となる文字と、当該文字入力用キー30、40の表示文字とが一致するので、ユーザは、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを視覚を通じて明確に認識することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、入力文字列28を表示する画像表示装置と文字キー30、40を表示する画像表示装置とは、別個に設けられていてもよい。
また、図3のステップ110で表示する文字入力受付表示20のディフォルトの表示形態(図9参照)においても、図8の620→630または620→640を実行することで、ツリー構造索引データによればヌル文字に続く許可文字でないような文字を反映して、各文字キー30、40の表示文字を決定し、またトーンダウンの有無を決定してもよい。
また、上記の実施形態においては、単語の読みについての辞書データとして、ツリー構造索引データを利用しているが、辞書データとしては、ツリー構造のものでなくても、収録された語(施設名称、土地地番等)の読みの情報を含むデータであれば、本発明に利用可能である。特に、文字入力受付装置が十分な処理能力を有していれば、ツリー構造を有していない辞書データでも実用的になり得る。
また、辞書データを有していない文字入力受付装置に、本発明を適用することもできる。そのような文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したときに、1回前の指定も第1の文字入力キーの指定であったことに基づいて、第1の文字入力用キーの表示用画像に含まれる文字を、入力文字列の最後尾の文字に置き換える文字として、画像表示装置12に表示させる。
この場合文字入力受付装置は、ユーザが第1の文字入力キーを指定したとき、第1の文字入力用キーに割り当てられた文字グループのうち、巡回的な順序付けによれば入力文字の次となる文字に、第1の文字入力キーの表示文字を切り替える。
このようになっていることで、ユーザが第1の文字入力用キーを連続で指定すると、第1の文字入力用キー用の表示文字(および入力文字列の最後尾の文字)が、第1の文字入力用キーに割り当てられる文字の間で、巡回的に切り替わるようになる。
したがって、同じ文字入力用キーを連続して指定することで入力文字列の最後尾の文字を巡回的に選択する手順において、当該文字入力用キーの表示文字も、同期して巡回的に変化する。したがって、巡回的な順序付けがどのようにされているかを知らないユーザでも、今から自分がどのような文字を入力することができるのかを、視覚を通じて明確に認識することができる。
また、上記の実施形態において、制御回路17がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
また、上記実施形態においては、文字入力受付装置として車両用ナビゲーション装置1が用いられているが、本発明の文字入力受付装置の対象は、車両用ナビゲーション装置1に限らず、携帯電話機、PDA、コンビニエンスストア等の店舗に設置されているタッチパネル式文字入力装置等の、キー表示を利用しながら文字入力を受け付けるような装置であれば、どのようなものにでも適用可能である。
本発明の実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1の構成図である。 ツリー構造索引データのデータ構造を例示する。 制御回路17が実行するプログラム100のフローチャートである。 制御回路17が実行するプログラム200のフローチャートである。 制御回路17が実行するプログラム300のフローチャートである。 制御回路17が実行するプログラム400のフローチャートである。 制御回路17が実行するプログラム500のフローチャートである。 制御回路17が実行するプログラム600のフローチャートである。 文字入力受付表示20のディフォルト形態を示す図である。 最初に「あ行」キー30aが指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 続いて送りキー25bが指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 続いて「あ行」キー30aが指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 続いて再度「あ行」キー30aが指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 続いて「た行」キー30dが指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 続いて「か行」キー30bが指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 続いて送りキー25が指定された後の文字入力受付表示20の表示内容を示す図である。 アルファベット入力モードにおける文字入力受付表示20の一例を示す図である。 数字入力モードにおける文字入力受付表示20の一例を示す図である。
符号の説明
1 車両用ナビゲーション装置
12 画像表示装置
13 操作部
20 文字入力受付表示
21 入力文字列フィールド
22 入力切替キー
23 決定キー
24 削除キー
25 送りキー
27 カーソル
28 入力文字列
30 かなキー
40 アルファベット等キー
50 数字キー

Claims (6)

  1. 複数の文字入力用キー(30、40)を画像表示装置(12)に表示させると共に、前記複数の文字入力用キー(30、40)のそれぞれについて、当該文字入力用キーの表示文字として、当該文字入力用キーに割り当てられた文字の1つを採用するキー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)と、
    ユーザが操作部(13)を用いて前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第1の文字入力用キーを指定したとき、前記第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字列の最後尾の入力文字として、画像表示装置(12)に表示させる入力文字表示制御手段(205〜235)と、を備えた文字入力受付装置であって、
    前記複数の文字入力用キー(30、40)のそれぞれには、複数の文字から成る文字グループが割り当てられており、
    前記キー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)は、前記ユーザが操作部(13)を用いて前記第1の文字入力用キーを指定しその指定によって前記入力文字表示制御手段(205〜235)が前記入力文字を表示させる場合、前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第2の文字入力用キーの表示文字を、前記第2の文字入力用キーに割り当てられた文字グループ中の、辞書データによれば前記入力文字列の次の文字となり得る文字の1つに、切り替えることを特徴とする文字入力受付装置。
  2. 前記第1の文字入力用キーに割り当てられた文字グループ内の文字間で、あらかじめ巡回的な順序付けがされており、
    前記入力文字表示制御手段(205〜235)は、前記ユーザが前記第1の文字入力用キーを指定したときに、1回前の指定も前記第1の文字入力用キーの指定であったことに基づいて、前記第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字列の最後尾の文字に置き換える入力文字として、画像表示装置(12)に表示させ、
    前記入力文字表示制御手段(205〜235)は、前記ユーザが前記第1の文字入力用キーを指定したとき、前記第1の文字入力用キーに割り当てられた文字グループのうち、辞書データによれば前記入力文字列のうち前記入力文字の直前までの文字列の次の文字となり得る文字をすべて抽出し、更に抽出した文字のうち、前記巡回的な順序付けによれば前記入力文字の後で最も早い順位となる文字に、前記第1の文字入力用キーの表示文字を切り替えることを特徴とする請求項に記載の文字入力受付装置。
  3. 前記ユーザが前記第1の文字入力用キーを指定したときに前記入力文字表示制御手段(205〜235)が切り替える先の前記第1の文字入力用キーの表示文字(以下、切替文字という)が、前記巡回的な順序付けによれば、前記入力文字の次の文字であることに基づいて、第1の音をスピーカ(4)に出力させ、前記切替文字が、前記巡回的な順序付けによれば、前記入力文字の次の文字でないことに基づいて、前記第1の音と異なる第2の音をスピーカ(4)に出力させる音出力制御手段(250、260)を備えたことを特徴とする請求項に記載の文字入力受付装置。
  4. それぞれに複数の文字が割り当てられた複数の文字入力用キー(30、40)を画像表示装置(12)に表示させるキー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)と、
    ユーザが操作部(13)を用いて前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち1つを指定したときに、当該1つの文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち、辞書データによれば入力文字列の次の文字となり得る文字を有効文字として、当該1つの文字入力用キーを連続指定した連続指定回数に応じた文字を前記有効文字から1つ選択し、選択した選択文字を、入力文字列の最後尾の入力文字として画像表示装置(12)に表示させる入力文字表示制御手段(205〜235)と、を備えた文字入力受付装置であって、
    前記キー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)は、前記複数の文字入力用キーのそれぞれについて、当該文字入力用キーの表示文字として、当該文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち1つを採用し、
    更に前記キー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)は、ユーザが操作部(13)を用いて前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第1の文字入力用キーを指定したときに、前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第2の文字入力用キーをユーザが次に1回指定したならば前記入力文字表示制御手段(205〜235)が前記選択文字として選択するであろう次入力候補文字を特定し、前記第2の文字入力用キーの表示文字を、特定した前記次入力候補文字に切り替えることを特徴とする文字入力受付装置。
  5. 複数の文字入力用キー(30、40)を画像表示装置(12)に表示させると共に、前記複数の文字入力用キー(30、40)のそれぞれについて、当該文字入力用キーの表示文字として、当該文字入力用キーに割り当てられた文字の1つを採用するキー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)、および
    ユーザが操作部(13)を用いて前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第1の文字入力用キーを指定したとき、前記第1の文字入力用キーの表示文字を、入力文字列の最後尾の入力文字として、画像表示装置(12)に表示させる入力文字表示制御手段(205〜235)として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記複数の文字入力用キー(30、40)のそれぞれには、複数の文字から成る文字グループが割り当てられており、
    前記キー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)は、前記ユーザが操作部(13)を用いて前記第1の文字入力用キーを指定しその指定によって前記入力文字表示制御手段(205〜235)が前記入力文字を表示させる場合、前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第2の文字入力用キーの表示文字を、前記第2の文字入力用キーに割り当てられた文字グループ中の、辞書データによれば前記入力文字列の次の文字となり得る文字の1つに、切り替えることを特徴とするプログラム。
  6. それぞれに複数の文字が割り当てられた複数の文字入力用キー(30、40)を画像表示装置(12)に表示させるキー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)、および
    ユーザが操作部(13)を用いて前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち1つを指定したときに、当該1つの文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち、辞書データによれば入力文字列の次の文字となり得る文字を有効文字として、当該1つの文字入力用キーを連続指定した連続指定回数に応じた文字を前記有効文字から1つ選択し、選択した選択文字を、入力文字列の最後尾の入力文字として画像表示装置(12)に表示させる入力文字表示制御手段(205〜235)として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記キー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)は、前記複数の文字入力用キーのそれぞれについて、当該文字入力用キーの表示文字として、当該文字入力用キーに割り当てられた複数の文字のうち1つを採用し、
    更に前記キー表示制御手段(110、240、270、280、450、550)は、ユーザが操作部(13)を用いて前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第1の文字入力用キーを指定したときに、前記複数の文字入力用キー(30、40)のうち第2の文字入力用キーをユーザが次に1回指定したならば前記入力文字表示制御手段(205〜235)が前記選択文字として選択するであろう次入力候補文字を特定し、前記第2の文字入力用キーの表示文字を、特定した前記次入力候補文字に切り替えることを特徴とするプログラム。
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