JP5040118B2 - ベーンロータリ型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用空調装置等に用いられるベーンロータリ型圧縮機に関するものである。
従来の自動車空調用圧縮機に使用されているベーンロータリ型圧縮機として、図29及び図30に示したものが知られている。
図29及び図30において、ベーン101は、ロータ102に形成されたベーン溝内を出没するように組み込まれ、シリンダ103の内壁を摺動し、シリンダ103とロータ102とベーン101と前部側板104及び後部側板105により、作動空間を形成する。ロータ102と前部側板104またはロータ102と後部側板105の間には小隙間106,107が設定されている。
エンジン(図示せず)からベルト(図示せず)を介して圧縮機に動力が伝達されロータ102が回転することにより、冷媒が吸入孔108からシリンダ103内の作動空間内へ吸入され、作動空間内で圧縮されて、シリンダ103に形成された吐出孔109から吐出される。
また、前部側板の形状を、作動空間内の圧力が3MPa時に前部側板と後部側板の相互間隔が拡大する方向に15μ以上変形する形状としたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−002825号公報
ところで、上述の圧縮機は車載用のため、小型化、軽量化及び高性能化への配慮が要求される。そこで、圧縮機の排気量を下げることによりダウンサイジングを図りつつ、冷房性能が損なわれることのないよう、排気量を下げた分、圧縮機運転中の回転数を引き上げて冷房性能を維持若しくは向上させることが考えられる。
このような小型軽量化の手法を取り入れると、必然的に圧縮機の許容最高回転数が上昇することとなる。
許容最高回転数が従来よりも高回転になるにことより、信頼性(耐久性)の面で以下に記述する課題が生じる。すなわち、従来の圧縮機よりも高回転で運転されるため、ロータ
と前部側板及び後部側板との間の摩擦による発熱量が増大し焼付きを生ずる等の不具合が想定される。
また、従来の構成では、圧縮機運転中に、前部側板104が三日月状に形成された作動空間内で圧縮された冷媒の圧力を局所的に偏荷重で受けるため、組立時には略均等に設定された、ロータ102と前部側板104の間の小隙間106が、三日月状に形成された作動空間内の相当部分でそれ以外の部分より拡大する。これに加えて、ロータ102後部には大気より圧力の高い内圧がかかっていることから、ロータ102が前部側板104側に押し付けられている。このような運転状態では、ロータ102が後部側板に対し傾斜して回転する。このため、ロータ102と後部側板105若しくは前部側板104との間の小隙間107若しくは106が不均一となり局所的に接触し偏摩耗を起こす場合がある。さらに、ロータ102はシリンダ103に対しても傾斜するため、ロータヘッド部の一部においてロータとシリンダとが接触し偏摩耗したり、ベーン101もシリンダ103内を傾斜して摺動したりする等の不具合が想定される。
また、特許文献1のように側板を変形させて隙間を確保する場合は、側板を軽量なものにすることが出来るが、側板が変形し易すく板厚も薄くなるので、圧縮機内部の作動音等が外部に響き易くなり圧縮機の騒音が大きくなる課題を有している。
本発明はこのような課題を解決するものであり、圧縮機の騒音が静かで信頼性・軽量・高性能等の商品性の高いベーンロータリ型圧縮機を提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明のベーンロータリ型圧縮機は、前部側板にロータ外周相当の軸方向に窪みを設け、前部側板とベーンサイド面との微小隙間の一部分は側板側に窪みを設けない構造としている。要するに、側板と外部からの負荷、ショック等が加わり変動要因の多いロータのサイド面と側板との微小隙間と、外部から直接負荷が直接加わらない変動の小さいベーンサイド面と側板との微小隙間の大きさを変えた構造としている。
これによって、いろいろな外的要因や起動時のショック等によるロータの傾きや衝撃による変動及び加工及び部品の寸法バラツキ等による累積ガタによるロータと側板との接触を抑制出来る。また、ベーンサイドと側板の隙間の一部分は窪みを設けないような構造することによって圧縮機の効率、性能を向上することができる。
また、窪みの端部をテーパー状または角部をR形状にしたものである。これによって、ロータ及びベーンと前後側板との衝撃的な接触はなくなり、信頼性・耐久性を向上することができる。
また、側板の材料は圧縮により変形しない構造または強度な材料にしたものである。これによって、側板の変形はなくなり圧縮機の騒音の向上ができる。
本発明のベーンロータリ型圧縮機は、圧縮機の騒音が静かで、高信頼性・高耐久性・高速高性能で、商品性高いベーンロータリ型圧縮機を提供することができる。
第1の発明は、前記前部側板及び前記後部側板の少なくとも一方に、最大部分が前記ロータ外周相当となる窪みを設け、該窪みは前記側板の前記吐出孔近傍を除く部分にのみ設けたもので、圧縮機の大型化を招かず、ロータ及びベーンのサイド面と前記側板との微小
隙間を最適な隙間を確保することになり、高速化・高性能化、高信頼性・高耐久性を向上することができる。
第2の発明は、側板とロータの微小隙間にシールリングを備えることにより、第一の発明と同様の効果を奏すると共にベーン背圧部の背圧を安定化することになり、ベーンがシリンダに衝突する音(以後ベーンノイズと言う)等圧縮機の騒音を静かにすることができる。
第3の発明は、第1の発明、第2の発明と同様の効果を奏すると共に、ベーン背圧部へオイルを供給する略円弧状溝を備えることにより、ベーンの背圧が安定化することになり、信頼性・耐久性、圧縮性能を向上することができる。
第4の発明は、ベーンと接触する窪みの端をR形状又はテーパー形状にすることでベーン摺動により側板接触が滑らかになり、信頼性・耐久性を向上することができる。
第5の発明は、ロータの軸方向に窪みの出入り口部分の形状が、ベーン軌跡と略平行にならないように設定したことにより、ベーンが逃がし空間に引っかからなくなり、ベーンの磨耗やチャッタリングを抑制することができる。
第6の発明は、ベーンの出没方向と接触する前記窪みの端をR形状又はテーパー形状にすることにより、ロータ端面と逃がし空間出口部との接触が滑らかになり、信頼性・耐久性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら参考例と共に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(参考例1)
図1〜図3は、本発明の参考例1におけるベーンロータリ型圧縮機を示すものである。
シリンダ2と、前記シリンダ2の円筒空間両側開口を閉塞する前部側板3及び後部側板4と、ロータ11とベーン15で圧縮部を形成している。前記ロータ11の直径は約57.5mmで、中央部で約5μm軸方向に突出するようテーパ−面状に形成されている。
また、前記前部側板3の軸受け穴3aの周辺には、この軸受け穴3aと同軸で直径が約58mmの窪み18aが設けられており、その軸方向深さは、ロータ11が傾斜しても前部側板3に当接せずかつ性能への影響を与えない寸法約14μmで形成され、前記ロータ11及びシリンダ2との組込状態において、前記ロータ11の前面側端面11aの中央部分がこの窪み18a内に嵌り込む深さとなっている。
以上のように構成されたベーンロータリ型圧縮機において、組み立て時における芯出しの調整不具合、あるいは液圧縮などに起因して、ロータ11とシリンダ2の軸芯にずれが生じ、ロータ11が若干中心軸から傾いた場合について図4を用いて説明する。
上述の起因で中心軸が傾き、ロータ11が径方向に傾斜すると、前部側板3側では、ロータ11の前面側端面11aが、前部側板3に当接するように作用する。しかし、ロータ11の軸方向に微動が生じても、ロータ11の前面側端面11aが窪み18aの底部に当接しないよう、ロータ11の微動寸法が設定されているため、前記ロータ11における前面側端面11aと前部側板3での偏った局部摩耗は解消され、圧縮機の信頼性が確保できる。また、前部側板3の面は、前記窪み18aと窪みの無い部分があり、窪みのない部分の前部側板3とベーン15のサイド面の隙間は、適正な微小隙間に調整している。こうす
ることによって、圧縮機の性能を向上することができる。
(参考例2)
図5〜図7は、本発明の参考例2のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板3内面に、ロータ11、回転軸12と同軸になるようシールリング21を設けている。前記ロータ11の直径は約57.5mmで、中央部で約5μm軸方向に突出するようテーパ−面状に形成されている。17は前記前部側板3におけるシールリング21内部の領域に設けた逃がし空間で、直径はシールリング21の内径と同一の47mmで深さ約14μmとなっている。さらに前部側板3のロータ11外周相当部の区間に、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径58.5mmで、約14μmの凹部からなる逃がし空間18bが設けられている。
以上のように構成されたベーンロータリ型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の加圧圧縮されることによっては、ロータ11の前面側端面11aが前部側板3に当接する。その場合においても、逃がし空間18bの直径を、ロータ11の直径より大きくし、当接しないように逃がし空間18bの窪み深さに設定している。これによって、ロータ11の前面側端面11aの中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。また、シールリング21を設けていることで、シールリング21内周の気密性が向上し、ベーン15背圧部の背圧が安定し、圧縮機の性能を向上することができる。
なお、図5〜図7において、先の参考例1と同じ構成要件(部品)については、同じ符号を付して説明を省略する。
(参考例3)
図8〜図10は、本発明の参考例3のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板の軸受け穴3aの内面及びロータ11、回転軸12と同軸になるようシールリング21を設けた圧縮機の構成を示すものである。具体的にシールリング21は、図8に示す如く、後端が前部側板3に設けた環状の溝内に嵌合され、先端は前記ロータ11の前面側端面11aに圧接している。また、ロータ11の直径は、約57.5mmで、中央部で約14μm軸方向に突出するようテーパ−面状に形成されている。そして後部側板4には、ベーン15背部へオイルを供給する略円弧状溝22を設けている。
これにより、前部側板3とロータ11の前面側端面11aとのシール性が向上し、微小隙間16aを介して吐出空間2c、中間空間2bから吸入空間2aへの冷媒漏れを防止し、冷媒漏れによる効率の低下を防止し、性能を確保している。17は前記前部側板3におけるシールリング21内部の領域に設けた逃がし空間で、直径、深さとも先の参考例2と同様に設定されたものとなっている。
そして前部側板3のロータ11外周相当部の区間に、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径59mmで、約14μmの凹部からなる逃がし空間18cが設けられている。
かかる構成において、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の疲労によっては、ロータ1
1の前面側端面11aが前部側板3に当接する。
その場合においても、逃がし空間18cの直径が、ロータ11の前面側端面11a直径より大きいため、ロータ11中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。
また、シールリング21を設けていることで、シールリング21内周の気密性が向上し、ベーン15背圧部の背圧が安定し、圧縮機性能の向上を図ることができる。
なお、図8〜図10において、先の参考例1と同じ構成要件(部品)については、同じ符号を付して説明を省略する。
(参考例4)
図11〜図13は、本発明の参考例4のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板3のロータ11外周相当部の区間に、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径58.5mmで、20μmから5μmへ変化したテーパ状の凹部からなる逃がし空間18dが設けられている。
前記ロータ11の直径は約57.5mmで、中央部で約5μm軸方向に突出するようテーパ−面状に形成されている。
かかる構成において、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の疲労によっては、ロータ11の前面側端面11aが前部側板3に当接する。
その場合においても、逃がし空間18dの直径が、ロータの直径より大きい為、ロータ11の前面側端面11aの中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。また、シールリング21を設けていることで、シールリング21内周の気密性が向上し、ベーン15背圧部の背圧が安定し、圧縮機性能の向上を図ることが出来る。
本参考例においては、ロータ11外周相当部の区間に、テーパ−状の凹部からなる逃がし空間18dを設けているため、全面に逃がし空間を設けた場合より、圧縮冷媒の洩れ出しが少なくなる為、性能の低下を少なくしつつ信頼性を向上することが出来る。
なお、図11〜図13において、先の参考例1と同じ構成要件(部品)については、同じ符号を付して説明を省略する。
(実施の形態1)
図14〜図16は、本発明第1の実施形態のベーンロータリ型圧縮機図である。
前部側板3のロータ11外周相当部の一部の領域に、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径58.5mmで、約14μmの凹部からなる逃がし空間18eが設けられている。
前記ロータ11の直径は約57.5mmで、中央部で約5μm軸方向に突出するようテーパ−面状に形成されている。
かかる構成において、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の疲労によっては、ロータ1
1の前面側端面11aが前部側板3に当接する。
その場合においても、逃がし空間18eによってロータ11の前面側端面11aの中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。また、シールリング21を設けていることで、シールリング21内周の気密性が向上し、ベーン15背圧部の背圧が安定し、性能の向上を図ることが出来る。
本実施の形態においては、ロータ11外周相当部の一部の領域に、凹部からなる逃がし空間18eを設けているため、全面に逃がし空間を設けた場合より、圧縮冷媒の洩れ出しが少なくなる為、性能の低下を少なくしつつ信頼性を向上することが出来る。
なお、図14〜図16において、先の参考例1と同じ構成要件(部品)については、同じ符号を付して説明を省略する。
(実施の形態2)
図17〜図19は、本発明第2の実施形態のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板3内面に、ロータ11、回転軸12と同軸になるようシールリング21を設けた圧縮機の構成を示すもので、前記シールリング21は、具体的には、図17に示す如く、後端が前部側板3に設けた環状の溝内に嵌合され、先端は前記ロータ11の前面側端面11aに圧接している。これにより、前部側板3とロータ11の前面側端面11aとのシール性が向上し、微小隙間16aを介して吐出空間2c、中間空間2bから吸入空間2aへの冷媒漏れを防止し、冷媒漏れによる効率の低下を防止し、性能を確保している。17は前記前部側板3におけるシールリング21内部の領域に設けた逃がし空間で、直径、深さとも先の参考例1と同様に設定されたものとなっている。
また、後部側板にはロータ11内のベーン溝14とベ−ン15で構成されるベーン背圧室15aへオイルを供給する略円弧状の溝22が設けられている。この略円弧状の溝22について、ベーン15が吐出空間を通過する際、ベーン15のチャッタリングを防止する目的として、ベーン15の先端圧よりもベーン背圧室15aの圧力が高くなるように、ベーン15背部の流体を圧縮する閉じ込み区間20を設けている。
そして前部側板3のロータ11外周相当部の一部の区間で、閉じ込み区間20を除いて、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径58.5mmで、約14μmの凹部からなる逃がし空間18fが設けられている。
かかる構成においても、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の疲労によっては、ロータ11の前面側端面11aが前部側板3に当接する。
その場合においても、逃がし空間18fによってロータ11の前面側端面11aの中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。
なお、図17〜図19において、先の参考例1と同じ構成要件(部品)については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、ロータ11外周相当部の一部の領域に逃がし空間18fを設けているため、全面に逃がし空間を設けた場合より、圧縮冷媒の洩れ出しが少なくなる為
、性能の低下を少なくしつつ信頼性を向上することが出来る。
また、閉じ込み区間20には逃がし空間を設けていない為、ベーン15背部の流体を圧縮する過程で、流体の洩れ出しが少なく、ベーン背圧室15aの圧力の低下が少なく、ベーン15のチャッタリングが起こりにくくなり、信頼性・耐久性が向上する。
(実施の形態3)
図20〜図22は、本発明第3の実施形態のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板3内面に、ロータ11、回転軸12と同軸になるようシールリング21を設けた圧縮機の構成を示すもので、前記シールリング21は、具体的には、図20に示す如く、後端が前部側板3に設けた環状の溝内に嵌合され、先端は前記ロータ11の前面側端面11aに圧接している。これにより、前部側板3とロータ11の前面側端面11aとのシール性が向上し、微小隙間16aを介して吐出空間2c、中間空間2bから吸入空間2aへの冷媒漏れを防止し、冷媒漏れによる効率の低下を防止し、性能を確保している。17は前記前部側板3におけるシールリング21内部の領域に設けた逃がし空間で、直径、深さとも先の参考例1と同様に設定されたものとなっている。
また、後部側板4にはロータ11内のベーン溝14とベ−ン15で構成されるベーン背圧室15aへオイルを供給する略円弧状の溝22が設けられている。この略円弧状の溝22について、ベーン15が吐出空間を通過する際、ベーン15のチャッタリングを防止する目的として、ベーン15の先端圧よりもベーン背圧室15aの圧力が高くなるように、ベーン15背部の流体を圧縮する閉じ込み区間20を設けている。
そして前部側板3のロータ11外周相当部の一部の区間で、閉じ込み区間20を除いて、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径57.9mmで、約14μmの凹部からなる逃がし空間18gが設けられている。
この逃がし空間18gの入り口部分23の形状が、ベーン15の軌跡と平行にならないようにしてある。
また、この逃がし空間18gの出口部分24の形状が、ベーン15の軌跡と平行にならないようにしてある。
このような構成において、逃がし空間18gの出入り口部分の形状23,24が、ベーン15軌跡と平行にならないようにしてあるので、逃がし空間の段差とベーン側面の引っかかりがなくなり、ベーンの磨耗が抑制され、信頼性・耐久性の向上が図ることができる。
(実施の形態4)
図23〜図25は、本発明第4の実施形態のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板3内面に、ロータ11、回転軸12と同軸になるようシールリング21を設けた圧縮機の構成を示すもので、前記シールリング21は、具体的には、図23に示す如く、後端が前部側板3に設けた環状の溝21内に嵌合され、先端は前記ロータ11の前面側端面11aに圧接している。これにより、前部側板3とロータ11の前面側端面11aとのシール性が向上し、微小隙間16aを介して吐出空間2c、中間空間2bから吸入空間2aへの冷媒漏れを防止し、冷媒漏れによる効率の低下を防止し、性能を確保している。17は前記前部側板3におけるシールリング21内部の領域に設けた逃がし空間で、直径、深さとも先の参考例1と同様に設定されたものとなっている。
また、後部側板4には、ロータ11内のベーン溝14とベ−ン15で構成されるベーン背圧室15aへオイルを供給する略円弧状の溝22が設けられている。この略円弧状の溝22について、ベーン15が吐出空間を通過する際、ベーン15のチャッタリングを防止する目的として、ベーン15の先端圧よりもベーン背圧室15aの圧力が高くなるように、ベーン15背部の流体を圧縮する閉じ込み区間20を設けている。
そして前部側板3のロータ11外周相当部の一部の区間で、閉じ込み区間20を除いて、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径58.5mmで、約14μmの凹部からなる逃がし空間18hが設けられている。
この逃がし空間18hで、ロータ11の回転方向に平行な出口部分24をテーパ−状26にしている。
かかる構成においても、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の疲労によっては、ロータ11の前面側端面11aが前部側板3に当接する。
その場合においても、逃がし空間18hによってロータ11の前面側端面11aの中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。
また、本実施の形態においては、ロータ11外周相当部の一部の領域に逃がし空間で、ロータ11の回転方向に平行な出口部分24をテーパー状26にしているため、ロータ端面が逃げ空間の出口部分の段差と角当りしにくくなり、磨耗が抑制され、信頼性・耐久性を向上することができる。
また、閉じ込み区間20には逃がし空間を設けていない為、ベーン15背部の流体を圧縮する過程で、流体の洩れ出しが少なく、ベーン背圧室15aの圧力の低下が少なく、ベーン15のチャッタリングが起こりにくくなり、信頼性・耐久性が向上する。
(実施の形態5)
図26〜図28は、本発明第5の実施形態のベーンロータリ型圧縮機の図である。
前部側板3内面に、ロータ11、回転軸12と同軸になるようシールリング21を設けた圧縮機の構成を示すもので、前記シールリング21は、具体的には、図26に示す如く、後端が前部側板3に設けた環状の溝内に嵌合され、先端は前記ロータ11の前面側端面11aに圧接している。これにより、前部側板3とロータ11の前面側端面11aとのシール性が向上し、微小隙間16aを介して吐出空間2c、中間空間2bから吸入空間2aへの冷媒漏れを防止し、冷媒漏れによる効率の低下を防止し、性能を確保している。17は前記前部側板3におけるシールリング21内部の領域に設けた逃がし空間で、直径、深さとも先の参考例1と同様に設定されたものとなっている。
また、後部側板4にはロータ11内のベーン溝14とベ−ン15で構成されるベーン背圧室15aへオイルを供給する略円弧状の溝22が設けられている。この略円弧状の溝22について、ベーン15が吐出空間を通過する際、ベーン15のチャッタリングを防止する目的として、ベーン15の先端圧よりもベーン背圧室15aの圧力が高くなるように、ベーン15背部の流体を圧縮する閉じ込み区間20を設けている。
そして前部側板3のロータ11外周相当部の一部の区間で、閉じ込み区間20を除いて、シールリング21外領域からロータ11外径よりやや大きい直径58.5mmで、約14μmの凹部からなるの逃がし空間18iが設けられている。
この逃がし空間18iで、ロータ11の回転方向に垂直な側面25の角部にバフ等によりR27を設けている。
かかる構成においても、シールリング21には柔軟性があるものの、起動時シリンダ2内の圧力と大気圧の差圧の大きさ、あるいはシールリング21の疲労によっては、ロータ11の前面側端面11aが前部側板3に当接する。
その場合においても、逃がし空間18iで、ロータ11の回転方向に垂直な側面25の角部にR27が設けられている為、ベーン15が摺動する際に、接触面圧が下がるため、ベーン15の前部側板3との摺動することによる磨耗が少なくなる。またロータ11の前面側端面11aの中央部と前部側板3の部分的な加圧接触がなくなり、圧縮機の起動時におけるロータ11と前部側板3の焼き付き、あるいは異常摩耗が緩和される。
なお、図26〜図28において、先の実施の形態1と同じ構成要件(部品)については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、ロータ11外周相当部の一部の領域に逃がし空間18iを設けているため、全面に逃がし空間を設けた場合より、圧縮冷媒の洩れ出しが少なくなる為、性能の低下を少なくしつつ信頼性を向上することが出来る。
また、さらに閉じ込み区間20には逃がし空間を設けていない為、ベーン15背部の流体を圧縮する過程で、流体の洩れ出しが少なく、ベーン背圧室15aの圧力の低下が少なく、ベーン15のチャッタリングが起こりにくい為、商品性の低下も少なくなる。
更に、逃がし空間18iで、ロータ11の回転方向に垂直な側面25の角部にR27を設けているため、ベーン15またはロ−タ11が回転して、通過する際の端面磨耗が低減される。従って、高信頼性・高耐久性の商品を提供できる。
本発明のベーンロータリ型圧縮機は、回転体であるロータの倒れにより、ロータとその両側に位置する側板との焼き付きを防止することが可能となるので、両側に側板が設置され、その間にロータが存在する機械部品等の用途にも適用できる。
本発明の参考例1におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同参考例1におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同参考例1におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 同参考例1におけるロータが傾斜した場合の内部構造を示すベーンロータリ型圧縮機の横断面図 本発明の参考例2におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同参考例2におけるロータが傾斜した場合の内部構造を示すベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同参考例2におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の参考例3におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同参考例3におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同参考例3におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の参考例4におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同参考例4におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同参考例4におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同実施の形態1におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同実施の形態2におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同実施の形態2におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同実施の形態3におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同実施の形態3におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同実施の形態4におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同実施の形態4におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 本発明の実施の形態5におけるベーンロータリ型圧縮機の横断面図 同実施の形態5におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 同実施の形態5におけるベーンロータリ型圧縮機の前部側板の内面側構造を示す正面図 従来のベーンロータリ型圧縮機の横断面図 図29のAA断面図
2 シリンダ
2a 吸入空間
2b 中間空間
2c 吐出空間
3 前部側板
3a 前部側板の軸受け穴
4 後部側板
4a 後部側板の連通穴
5 通路カバー
6 高圧室カバー
6a 高圧室の底部
7 吸入口
8 吐出室
9 吸入孔
10 吐出孔
11 ロータ
11a 端面
11b 端面
12 回転軸
12a 軸封シール
13 ロータヘッド部
14 ベーン溝
15 ベーン
15a ベーン背圧室
16a 微小隙間
16b 微小隙間
17 シールリング内領域の逃がし空間
18a 窪み
18b 逃がし空間
18c シールリング外領域の逃がし空間
18d シールリング外領域のテーパ−状の逃がし空間
18e シールリング外領域の逃がし空間
18f シールリング外領域の逃がし空間
18g シールリング外領域の逃がし空間
18h シールリング外領域の逃がし空間
18i シールリング外領域の逃がし空間
19 吐出口
20 閉じ込み区間
21 シールリング
22 略円弧状の溝
23 逃がし空間の入り口部分
24 逃がし空間で、ロータ回転方向に平行な出口部分
25 逃がし空間で、ロータ回転方向に垂直な側面
26 逃がし空間で、ロータ回転方向に平行な出口部分をテーパ−
27 逃がし空間で、ロータ回転方向に垂直な側面の角部のR

Claims (6)

  1. 内部に筒状の中空部を有するシリンダと、前記シリンダ内に外周面の少なくとも一部が前記シリンダの内壁面に近接して回転自在に配設される略円筒状のロータと、前記ロータを回転駆動する回転駆動軸と、前記シリンダの両端開口部を閉塞すると共に前記回転駆動軸を回転自在に支持する前部側板及び後部側板と、前記ロータの外周面から出没自在に前記ロータに組み込まれ、先端が前記シリンダ内壁面に当接し、前記シリンダと前記ロータの相互間に形成された作動空間を少なくとも吸入空間と吐出空間に仕切るベーンと、前記吸入空間に連通する吸入孔及び前記吐出空間に連通する吐出孔とを備えたベーンロータリ型圧縮機であって、前記前部側板及び前記後部側板の少なくとも一方に、最大部分が前記ロータ外周相当となる窪みを設け、該窪みは前記側板の前記吐出孔近傍を除く部分にのみ設けたことを特徴とするベーンロータリ型圧縮機。
  2. 内部に筒状の中空部を有するシリンダと、前記シリンダ内に外周面の少なくとも一部が前記シリンダの内壁面に近接して回転自在に配設される略円筒状のロータと、前記ロータを回転駆動する回転駆動軸と、前記シリンダの両端開口部を閉塞すると共に前記回転駆動軸を回転自在に支持する前部側板及び後部側板と、前記ロータの外周面から出没自在に前記ロータに組み込まれ、先端が前記シリンダ内壁面に当接し、前記シリンダと前記ロータの相互間に形成された作動空間を少なくとも吸入空間と吐出空間に仕切るベーンと、前記吸入空間に連通する吸入孔及び前記吐出空間に連通する吐出孔とを備えたベーンロータリ型圧縮機であって、前記前部側板または前記後部側板と前記ロータとの間の微小隙間の間にシールリングを備え、前記前部側板または前記後部側板の少なくとも一方の前記ロータのシールリング内周相当領域または外周相当領域に窪みを設けたことを特徴とするベーンロータリ型圧縮機
  3. 前記前部側板又は前記後部側板のどちらか一方にベーン背部へオイルを供給する略円弧状溝を備えたことを特徴とする請求項2記載のベーンロータリ型圧縮機。
  4. 前記ロータの回転方向で前記ベーンと接触する前記窪みの端にR形状又はテーパー形状を有し、当該R形状又はテーパー形状によって前記窪みの部分とそれ以外の部分とを接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベーンロータリ型圧縮機。
  5. 前記ロータの軸方向に窪みの出入り口部分の形状が、前記ベーン軌跡と略平行にならないように設定した請求項4記載のベーンロータリ型圧縮機。
  6. 前記ベーンの出没方向と接触する前記窪みの端をR形状又はテーパー形状にすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のベーンロータリ型圧縮機。
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