JP5039508B2 - 回転機械装置の監視診断システム - Google Patents
回転機械装置の監視診断システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5039508B2 JP5039508B2 JP2007285645A JP2007285645A JP5039508B2 JP 5039508 B2 JP5039508 B2 JP 5039508B2 JP 2007285645 A JP2007285645 A JP 2007285645A JP 2007285645 A JP2007285645 A JP 2007285645A JP 5039508 B2 JP5039508 B2 JP 5039508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection sensor
- section
- monitoring
- vibration
- alarm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Description
回転機械装置の運転時に回転数やプロセス状態などの運転状態パラメータが変化しない場合には、振動や音の計測値は比較的安定し、設備状態の定量化と診断が容易である。
例えば、特開2003−58233号公報(特許文献1)は、回転機械装置の経年劣化を勘案して、診断基準値を補正し異常診断を行う方法が提案されている。該診断方法は、設備のプロセス量とその診断基準値との偏差により回転機械装置の劣化状態を診断するものであり、過去の診断基準値と現在値より多項式近似式を用いて予測演算式を算出し、該予測演算式により次回の診断基準予測値を算出している。該次回の診断基準予測値と過去に既に算出した現在の診断基準値との差分値を求め、該差分値が一定値を超えている場合は、現在の診断基準値を予測演算式上の値に補正している。該構成により、回転機械装置の経年劣化による影響を勘案して、現状運転に適した設備の診断を行っている。
この場合、回転機械装置はその機械構造や設置状態などによって決まる固有の複雑な振動応答特性を持っているため、運転状態パラメータの変化に対応する振動応答特性を簡易的な近似式で表現し該振動応答特性を元に補正を行うと、補正の誤差が大きくなり、逆に補正を行ったことによる誤診断が生じるリスクが高くなるという問題がある。
しかし、回転機械を多数設置した大型の回転機械設備では、設置するセンサ数は数百点にも上る場合があり、現実には設置位置毎に近似式と係数を調整するには非常に多大な労力が必要となる。このため、全ての設置位置の近似式と係数を一律に同じ近似式と係数に設定して運用している場合が多く、センサの設置位置毎に適切な補正がなされていないという問題点がある。さらに、センサの設置位置によっては、補正を行うことが原因で誤動作を誘発してしまうという問題がある。
回転機械装置の回転駆動により振動が発生する箇所に設置した振動検出センサまたは振動音検出センサと、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサと接続した監視診断装置と、
前記監視診断装置と接続し、該監視診断装置で異常診断がなされた時に警報を出力する警報通知手段とを備え、
前記監視診断装置は、前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値と、該検出時における前記回転機械装置の回転数または該回転機械装置への負荷条件とからなる運転状態パラメータとを相関させた相関データを蓄積する記録部と、
前記記録部に蓄積した前記相関データに基づいて補正テーブルを自動作成すると共に、警報レベルを設定する演算処理部と、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出した計測値を前記補正テーブルに応じて補正し、前記計測値と前記警報レベルとを比較して警報判定を行う判定部とを備え、
前記監視診断装置の判定部で警報判定がなされた時に前記警報通知手段に警報を通知しており、
前記演算処理部で作成する補正テーブルは計測値補正テーブルであり、
前記運転状態パラメータの範囲を一定間隔で複数の区間に区分すると共に、これら複数の区間のうちから重心区間となる区間をスケール補正基準区間として設定する一方、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値を前記区間別で平均値を算出して区間別代表値とすると共に、これら区間別代表値のうちで前記スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とし、
前記各区間別代表値と前記スケール補正基準値との比を区間毎に算出して、前記計測値補正テーブルを作成していることを特徴とする回転機械装置の監視診断システムを提供している。
また、第2の発明として、
回転機械装置の回転駆動により振動が発生する箇所に設置した振動検出センサまたは振動音検出センサと、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサと接続した監視診断装置と、
前記監視診断装置と接続し、該監視診断装置で異常診断がなされた時に警報を出力する警報通知手段とを備え、
前記監視診断装置は、前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値と、該検出時における前記回転機械装置の回転数または該回転機械装置への負荷条件とからなる運転状態パラメータとを相関させた相関データを蓄積する記録部と、
前記記録部に蓄積した前記相関データに基づいて補正テーブルを自動作成すると共に、警報レベルを設定する演算処理部と、
前記警報レベルを前記補正テーブルに応じて補正し、前記計測値と前記警報レベルとを比較して警報判定を行う判定部とを備え、
前記監視診断装置の判定部で警報判定がなされた時に前記警報通知手段に警報を通知しており、
前記演算処理部で作成する補正テーブルは警報レベル補正テーブルであり、
該警報レベル補正テーブルは、前記運転状態パラメータの範囲を一定間隔で複数の区間に区分すると共に、これら複数の区間のうちから重心区間となる区間をスケール補正基準区間として設定する一方、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値を前記区間別で平均値を算出して区間別代表値とすると共に、これら区間別代表値のうちで前記スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とし、
前記各区間別代表値と前記スケール補正基準値との比を区間毎に算出して、前記警報レベル補正テーブルを作成していることを特徴とする回転機械装置の監視診断システムを提供している。
初期調整期間終了後、回転機械装置の通常運転時には、監視診断装置の判定部は振動検出センサまたは振動音検出センサで検出した計測値を前記補正テーブルに応じて補正し、計測値と警報レベルを比較して回転機械装置の状態の監視診断を行い、警報判定がなされた時に警報通知手段に警報を表示している。
また、補正テーブルは演算処理部において自動的に作成が可能であるため設定の手間を省くことができ、回転機械装置を簡単かつ確実に監視診断することができる。
前記運転状態パラメータの範囲を一定間隔で複数の区間に区分すると共に、これら複数の区間のうちから重心区間となる区間をスケール補正基準区間として設定する一方、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値を前記区間別で平均値を算出して区間別代表値とすると共に、これら区間別代表値のうちで前記スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とし、
前記各区間別代表値と前記スケール補正基準値との比を区間毎に算出して、前記計測値補正テーブルを作成している。
該警報レベル補正テーブルは、前記運転状態パラメータの範囲を一定間隔で複数の区間に区分すると共に、これら複数の区間のうちから重心区間となる区間をスケール補正基準区間として設定する一方、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値を前記区間別で平均値を算出して区間別代表値とすると共に、これら区間別代表値のうちで前記スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とし、
前記各区間別代表値と前記スケール補正基準値との比を区間毎に算出して、前記警報レベル補正テーブルを作成している。
警報レベルを複数設け、注意レベル、危険レベルの各レベルと計測値との比較により監視診断を行うことで、より詳細に回転機械装置の状態を監視することができる。
前記構成によれば、補正テーブルは振動検出センサまたは振動音検出センサの設置箇所毎に作成しているため、従来技術のように一律に同じ係数等を設定するのではなく、設定箇所毎に最適な比を設定することができ、振動検出センサまたは振動音検出センサの設置箇所毎で異なる振動応答特性に合わせた補正を行うことができる。
また、補正テーブルは演算処理部において自動的に作成が可能であるため、振動検出センサまたは振動音検出センサの設置箇所毎に一つ一つ設定する必要がなく、設定の手間を省くことができ、回転機械装置を簡単かつ確実に監視診断することができる。
回転機械装置の運転に伴い上記の負荷条件が変動した場合、前記振動検出センサまたは振動音検出センサの計測値も変動するため、上記の負荷条件を運転状態パラメータとして相関データを蓄積し、比を求めて回転機械装置の監視診断を行うことができる。
また、補正テーブルは演算処理部において自動的に作成が可能であるため設定の手間を省くことができ、回転機械装置を簡単かつ確実に監視診断することができる。
図1乃至図7に本発明の第1実施形態を示す。
本発明の回転機械装置の監視診断システム10は、工場内に設置する回転機械装置のひとつであるポンプの状態を連続的に監視して、その状態を診断するものとしている。
図1に示すように、監視診断システム10は監視診断されるポンプ設備11に振動検出センサ20を複数搭載しており、該振動検出センサ20と接続した監視診断装置30と、該監視診断装置30と接続した警報通知手段を構成するモニタ40と、ポンプの回転数を計測する回転計21を備えている。
まず、ポンプ設備11の初期調整期間中に、振動検出センサ20で検出された計測値と、検出時におけるポンプの回転数からなる相関データを監視診断装置30に蓄積する。
次に、監視診断装置30は該蓄積された相関データを用いて計測値補正テーブルT1を自動生成する。
初期調整期間終了後、ポンプ設備11の通常運転時には、監視診断装置30は計測値補正テーブルT1を用いてポンプの状態の監視診断を行っている。
なお、説明を簡単とするため、振動検出センサ20を前記のように4カ所としているが、回転機械装置に種類によっては非常に多数の振動検出センサを取り付けている。
入出力部33は振動検出センサ20及び回転計21と接続して、振動検出センサ20及び回転計21から計測値を受信している。また、モニタ40と接続して、モニタ40に警告を表示するよう信号を出力している。なお、振動検出センサ20及び回転計21とは無線で接続していてもよい。
前記相関データの蓄積は、ポンプ設備11の初期調整期間に行われ、初期調整期間は例えば1週間から3ヶ月程度である。記録部31は、EEPROMなどの書き換え可能な不揮発性メモリや、ROM,RAMなどから構成している。
また、演算処理部34は前記相関テーブルを用いて警報レベルを設定している。警報レベルは、注意レベル、危険レベル等の複数レベルで設定しており、例えば、注意レベルは後述するスケール補正基準値の3倍、危険レベルは、スケール補正基準値の5倍と定めている。
演算処理部34は、ポンプ設備11の初期調整期間中に記憶部に相関データを蓄積している。
図5は計測値補正テーブルT1の例であり、本実施形態では、ポンプの運転時にポンプが回転し得る回転数の範囲が0rpm(revolutions per minute)〜2000rpmである場合、該回転数の範囲を20rpmの間隔で100の区分に分割している。
ステップS12では、演算処理部34は、ポンプ設備11の初期調整期間中の回転計21の計測値である回転数と振動検出センサ20の計測値の相関データを記憶部から読み出し、回転数に応じて振動検出センサ20の計測値を区分毎に区分している。
移動平均処理を行った場合、自区間の区間別代表値は(自区間の計測値+前後5区間の計測値)の平均としている。前後区間の数は1以上5区間以下であることが好ましい。
図6(A)は移動平均処理を行わない場合であり、実線の区間別代表値は回転数に対して平滑化されていない。
一方、図6(B)は前後5区間の計測値を用いて移動平均処理を行った場合であり、実線の区間別代表値は回転数に対して変化が滑らかになっており、ノイズが除去されている。
本実施形態では、図5に示すように、区間No.5の回転数81〜100rpmで振動検出センサ20の計測値の数が多いため、該区間を重心区間であるスケール補正基準区間としている。
スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とする。
また、回転数やプロセス状態量などの運転状態パラメータの最低値から計測値が存在する最低区間までの補正比は、計測値が存在する最低区間の値と同じものを採用している。これは、単純に直線近似式の傾きから得られる推定の補正比を用いて過剰な計測値補正を行ってしまうことを防止するためである。
本実施形態では、区間No.1は計測値が無いため、直近の計測値有りの区間No.2の補正比を採用している。
本実施形態では、区間No.99、区間No.100は計測値が無いため、直近の計測値有りの区間No.98の補正比を採用している。
ステップS22では、判定部35は記憶部の計測値補正テーブルT1から、計測した回転数に対応する区間の補正比を読み出す。図5より、回転数が70rpmの区間の補正比は1.40である。また、記憶部より警報レベルを読み出している。警報レベルは、演算処理部34において注意レベルと危険レベルが設定されている。
ステップS23では、判定部35は振動検知センサの計測値に補正比を乗算して補正する。上記例の場合、補正された計測値は3.00m/s2×1.40=4.20m/s2となる。
補正された計測値が注意レベルより小さければ、ステップS25において、ポンプ設備11は正常に動作しているものと判断する。補正された計測値が注意レベル以上であって危険レベルより小さければ、ステップS26においてモニタ40にポンプ設備11が注意状態にある警報を表示する。補正された計測値が危険レベル以上であれば、ステップS27においてモニタ40にポンプ設備11が危険状態にある警報を表示する。
また、計測値補正テーブルT1は演算処理部34において自動的に作成が可能であるため設定の手間を省くことができ、ポンプ設備を簡単かつ確実に監視診断することができる。
なお、第1実施形態は回転機械装置としてポンプ設備を監視診断の対象としているが、他のモータ、減速機、ロール、ファン等の回転機械装置を監視診断の対象とした場合に、同様な作用効果を有する。
第1実施形態では前記演算処理部34で、相関データに基づいて計測値補正テーブルT1を自動作成していたが、第2実施形態では警報レベル補正テーブルT3を自動作成している。
図8は警報レベル補正テーブルT3の例である。図4のステップS15で、区間毎の区間別代表値とスケール補正基準値との補正比の求め方が第1実施形態と異なっており、補正比は区間別代表値をスケール補正基準値で除算したもの、即ち、補正比=区間別代表値/スケール補正基準値で求められる。
ステップS32では、判定部35は記憶部の警報レベル補正テーブルT3から、計測した回転数に対応する区間の補正比を読み出すと共に、警報レベルを読み出している。例えば、図8より、回転数が1950rpmの区間の補正比は1.80であり、警報レベルは、演算処理部34により注意レベルが6.00m/s2、危険レベルが8.00m/s2、と設定されている。
ステップS33では、判定部35は警報レベルに補正比を乗算して補正する。本実施形態の場合、補正された警報レベルの注意レベルは6.00m/s2×1.80=10.80m/s2、補正された危険レベルは8.00m/s2×1.80=14.40m/s2である。
本第二実施形態の場合は、振動検出センサ20の計測値が9.50m/s2であり、警報レベルの補正された注意レベルは10.80m/s2であるため、計測値が補正された注意レベルより小さく、ポンプ設備11は正常である。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
振動検出センサ20に代えて、マイク等の振動音検出センサ(図示せず)を取り付けている。
振動音検出センサで検出された音量からなる計測値(デシベル)と、該検出時におけるポンプの回転数から相関データを蓄積し、該相関データから計測値補正テーブルT3を作成している。
図10は計測値補正テーブルT3の例である。振動音検出センサで検出された計測値を計測値補正テーブルT3の補正比で補正し、警報レベルと比較してポンプの状態の監視診断を行っている。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
11 ポンプ設備
20(20A〜20D) 振動検出センサ
21 回転計
30 視診断装置
31 記録部
32 処理部
33 入出力部
34 演算処理部
35 判定部
40 モニタ
T1 計測値補正テーブル
T2 警報レベル補正テーブル
Claims (5)
- 回転機械装置の回転駆動により振動が発生する箇所に設置した振動検出センサまたは振動音検出センサと、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサと接続した監視診断装置と、
前記監視診断装置と接続し、該監視診断装置で異常診断がなされた時に警報を出力する警報通知手段とを備え、
前記監視診断装置は、前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値と、該検出時における前記回転機械装置の回転数または該回転機械装置への負荷条件とからなる運転状態パラメータとを相関させた相関データを蓄積する記録部と、
前記記録部に蓄積した前記相関データに基づいて補正テーブルを自動作成すると共に、警報レベルを設定する演算処理部と、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出した計測値を前記補正テーブルに応じて補正し、前記計測値と前記警報レベルとを比較して警報判定を行う判定部とを備え、 前記監視診断装置の判定部で警報判定がなされた時に前記警報通知手段に警報を通知しており、
前記演算処理部で作成する補正テーブルは計測値補正テーブルであり、
前記運転状態パラメータの範囲を一定間隔で複数の区間に区分すると共に、これら複数の区間のうちから重心区間となる区間をスケール補正基準区間として設定する一方、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値を前記区間別で平均値を算出して区間別代表値とすると共に、これら区間別代表値のうちで前記スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とし、
前記各区間別代表値と前記スケール補正基準値との比を区間毎に算出して、前記計測値補正テーブルを作成していることを特徴とする回転機械装置の監視診断システム。 - 回転機械装置の回転駆動により振動が発生する箇所に設置した振動検出センサまたは振動音検出センサと、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサと接続した監視診断装置と、
前記監視診断装置と接続し、該監視診断装置で異常診断がなされた時に警報を出力する警報通知手段とを備え、
前記監視診断装置は、前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値と、該検出時における前記回転機械装置の回転数または該回転機械装置への負荷条件とからなる運転状態パラメータとを相関させた相関データを蓄積する記録部と、
前記記録部に蓄積した前記相関データに基づいて補正テーブルを自動作成すると共に、警報レベルを設定する演算処理部と、
前記警報レベルを前記補正テーブルに応じて補正し、前記計測値と前記警報レベルとを比較して警報判定を行う判定部とを備え、
前記監視診断装置の判定部で警報判定がなされた時に前記警報通知手段に警報を通知しており、
前記演算処理部で作成する補正テーブルは警報レベル補正テーブルであり、
該警報レベル補正テーブルは、前記運転状態パラメータの範囲を一定間隔で複数の区間に区分すると共に、これら複数の区間のうちから重心区間となる区間をスケール補正基準区間として設定する一方、
前記振動検出センサまたは振動音検出センサで検出された計測値を前記区間別で平均値を算出して区間別代表値とすると共に、これら区間別代表値のうちで前記スケール補正基準区間の区間別代表値をスケール補正基準値とし、
前記各区間別代表値と前記スケール補正基準値との比を区間毎に算出して、前記警報レベル補正テーブルを作成していることを特徴とする回転機械装置の監視診断システム。 - 前記警報レベルは、注意レベル、危険レベル等の複数レベルで設定している請求項1または請求項2に記載の回転機械装置の監視診断システム。
- 前記振動検出センサまたは振動音検出センサは複数箇所に設置し、各振動検出センサまたは振動音検出センサの設置位置毎に前記計測値補正テーブルを作成すると共に前記警報レベルを設定し、各振動検出センサまたは振動音検出センサで検出した計測値の警報判定を行っている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転機械装置の監視診断システム。
- 前記運転状態パラメータは、前記回転機械装置の回転数の他、前記回転機械装置がモータの場合は負荷される電力、電流、電圧、ポンプの場合は流体圧、流量、流体粘度、油温度、オンロード、アンロード、ファンの場合は風量、ダンパ開度、圧延機の場合は圧延材有無、圧延材料の品種、圧延材料の板厚、ロール設備の場合は張力、搬送設備の場合は搬送材料の有無から選択され、さらに、回転機械装置の回転駆動時における温度条件、湿度条件を含む請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転機械装置の監視診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007285645A JP5039508B2 (ja) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | 回転機械装置の監視診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007285645A JP5039508B2 (ja) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | 回転機械装置の監視診断システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009116420A JP2009116420A (ja) | 2009-05-28 |
JP5039508B2 true JP5039508B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=40783531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007285645A Active JP5039508B2 (ja) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | 回転機械装置の監視診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5039508B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011065506A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電動機予防保全装置および電動機予防保全方法 |
US8793103B2 (en) * | 2010-11-30 | 2014-07-29 | General Electric Company | Method and system for detection of machine operation state for monitoring purposes |
CN102979755A (zh) * | 2012-11-19 | 2013-03-20 | 桂林电子科技大学 | 基于嵌入式数据采集系统的矿用风机机械故障诊断装置 |
JP6472327B2 (ja) * | 2015-05-26 | 2019-02-20 | 株式会社日立パワーソリューションズ | 異常予兆診断装置及び異常予兆診断方法 |
KR20180042557A (ko) | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 삼성전자주식회사 | 공작 기계의 상태를 감시하는 전자 장치 및 그의 제어 방법 |
KR101889198B1 (ko) * | 2016-12-23 | 2018-08-16 | 주식회사 포스코 | 설비 모니터링 장치 및 방법 |
CN108488075B (zh) * | 2018-04-10 | 2024-02-20 | 浙江永发机电有限公司 | 离心泵与永磁电机安全运行控制装置及其调控方法 |
JP6962261B2 (ja) * | 2018-04-16 | 2021-11-05 | 日本精工株式会社 | 機械装置の異常診断方法及び異常診断装置 |
JP7057760B2 (ja) * | 2019-01-18 | 2022-04-20 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 回転電機の異常診断システム |
CN109765786B (zh) * | 2019-01-25 | 2022-03-01 | 杭州电子科技大学 | 一种基于证据滤波的电推船电机转轴不平衡故障检测方法 |
USD910465S1 (en) | 2019-04-29 | 2021-02-16 | Cornell Pump Company | Monitoring device enclosure |
AU2020264938B2 (en) | 2019-04-29 | 2022-12-01 | Cornell Pump Company LLC | Remote equipment monitoring system |
JP2021015573A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | ファナック株式会社 | 異常判定装置及び異常判定システム |
WO2021014638A1 (ja) | 2019-07-25 | 2021-01-28 | 三菱電機株式会社 | 機器状態監視装置および機器状態監視方法 |
JP7298414B2 (ja) * | 2019-09-20 | 2023-06-27 | 株式会社明電舎 | 回転機の異常予兆診断システム、回転機の異常予兆診断方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55159119A (en) * | 1979-05-31 | 1980-12-11 | Toshiba Corp | Bearing abnormality detector |
JP2660120B2 (ja) * | 1991-08-12 | 1997-10-08 | 株式会社東芝 | 回転体診断装置 |
JPH0579903A (ja) * | 1991-09-19 | 1993-03-30 | Hitachi Ltd | 回転機の異常診断方法及びその装置 |
JP2772179B2 (ja) * | 1991-10-30 | 1998-07-02 | 株式会社東芝 | プラント運転データ管理装置 |
JPH10288546A (ja) * | 1997-04-16 | 1998-10-27 | Nkk Corp | 回転機器の異常判定方法 |
JP3598778B2 (ja) * | 1997-11-28 | 2004-12-08 | 日産自動車株式会社 | エンジン冷却系の異常診断装置 |
JP2007010415A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Toshiba Corp | 軸受異常診断システム、軸受異常診断装置及び軸受異常診断方法 |
-
2007
- 2007-11-02 JP JP2007285645A patent/JP5039508B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009116420A (ja) | 2009-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5039508B2 (ja) | 回転機械装置の監視診断システム | |
JP2009109350A (ja) | 回転機械装置の監視診断システム | |
JP5009791B2 (ja) | インテリジェント駆動装置 | |
JP6294262B2 (ja) | 工作機械の異常検出機能を備えた異常検出装置、及び異常検出方法 | |
EP2169497B1 (en) | Dynamic vibration condition monitoring parameter normalization system and method | |
EP2585716B1 (en) | A method for performing condition monitoring in a wind farm | |
JP4874406B2 (ja) | 軸受の診断システム | |
JP5738711B2 (ja) | 回転機械状態監視装置、回転機械状態監視方法及び回転機械状態監視プログラム | |
US9267864B2 (en) | Method for identifying damage on transmissions | |
JP2006281421A (ja) | ロボットおよびロボットの異常検出方法 | |
US9512851B2 (en) | Electronic apparatus with fan motor | |
JP6088357B2 (ja) | モータ軸受の電食の度合いを推定するモータ制御装置、およびその方法 | |
JP2009115481A (ja) | 回転機械設備の診断システム | |
JP6714844B2 (ja) | 異常診断方法 | |
JP2005315564A (ja) | 空調機の異常検知装置及び異常検知方法 | |
JP2013501927A (ja) | 車両用変速機における損傷の早期検出方法 | |
KR20200028444A (ko) | 자기 학습 모터 부하 프로필을 위한 기술 | |
JP7401327B2 (ja) | 診断装置、診断方法、診断プログラムおよび診断システム | |
JP5879214B2 (ja) | 異常診断方法、異常診断装置および異常診断装置を備えた乗客コンベア | |
JP2005091103A (ja) | 歯車診断方法及び歯車診断装置 | |
JP2019128179A (ja) | 振動センサの脱落検知方法及び異常診断装置 | |
KR102199104B1 (ko) | 회전 기계의 결함을 검출하는 장치 및 방법 | |
JP5802575B2 (ja) | プラント監視装置、制御方法及び制御プログラム | |
JP2016065679A (ja) | 空調装置の動力伝達ベルト用異常検知装置及び動力伝達ベルト用異常検知方法 | |
JP2024517383A (ja) | ファンの動作を監視する方法、装置およびファン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120626 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120709 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5039508 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |