JP5039104B2 - 発光強度測定方法、発光強度測定装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

発光強度測定方法、発光強度測定装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定方法、発光強度測定装置及び前記発光強度測定方法をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムに関する。
液晶表示装置は、一対のガラス基板の間に液晶物質を封入した液晶パネルと液晶パネルの背面に配置されたバックライトとを備え、該液晶表示装置に接続された外部のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)から映像信号が入力される。液晶表示装置に内蔵されたゲートドライバ及びソースドライバは、液晶パネルの各画素を駆動するTFTのゲート及びソースに接続され、液晶表示装置に入力された映像信号に基づいて、TFTのオン・オフを制御するとともに、オンに制御されたTFTに、映像信号に応じた電圧(液晶パネルへの入力レベル)を印加して、液晶物質の電気光学特性により決定される光透過率を変える。これにより、液晶表示装置は、液晶パネルを透過する光の量を画素毎に制御して画像を階調表示する。
液晶物質が封入されたガラス基板間の対向距離、すなわち、液晶ギャップ(液晶物質の厚み)により液晶物質の電気光学特性が決定されるため、液晶ギャップは、液晶表示装置の光透過率を決定する重要なパラメータである。液晶表示装置は、製造バラツキなどにより、液晶ギャップの設計値に対して、液晶ギャップが狭くなる画素と、広くなる画素とが混在するため、液晶パネルの光透過率が設計値からずれ、所望の階調特性が得られない場合があった。また、液晶に電圧をかけ、ねじれを発生させることによって、発光強度を調整しているが、このねじれにより正面以外の光が変化し、所謂視野角特性を悪化させる原因となっている。この正面以外の光は、特にパネルに接触させて測定する、測定角の広い安価な測定器によって悪影響となり、正確な測定が期待できない。
そこで、所望の階調特性を得る方法として、入力された映像信号により表現される階調レベル(階調値)と、その階調レベルに対応する液晶パネルへの入力レベルとが関連付けられたルック・アップ・テーブル(以下、LUTという)をメモリに記憶し、LUTに基づいて階調レベルを入力レベルへ変換することによって、各液晶表示装置固有の階調特性を補正し、所望の階調特性を実現するものがある。
しかし、液晶パネル及びバックライト等の特性は、液晶表示装置の使用に伴って経年変化する。このため、経年変化が生じている場合には、液晶表示装置の製造時又は出荷時等に記憶されたLUTに基づいて階調特性を補正しても所望の階調特性を実現することができない虞がある。また、使用する用途によって、ユーザが必要とする画面の色温度や輝度、階調特性が異なる場合もある。これらの問題に対して、液晶表示装置の出荷後に、ユーザ側でLUTを更新する、所謂キャリブレーションを行うことによって対処することが可能である。
キャリブレーションは、映像の各階調レベルに対して液晶パネルが表示する際の理想的な輝度が予め対応付けられたテーブルと、各階調レベルに対応して液晶パネルが実際に表示した場合の輝度とに基づいて、各階調レベルに対応する液晶パネルへの入力レベルを特定し、特定した入力レベルにLUTを更新する処理である。従って、キャリブレーションによって精度の高いLUTを生成するためには、各階調レベルに対応して液晶パネルが実際に表示した場合の輝度、即ち、液晶パネルの表示面の輝度を正確に測定できることが望ましい。
そこで、本願の発明者は、液晶パネルの表示面の中央部及び周辺部の輝度の相対比と高精度な視野角特性の影響を受けない測定器及び視野角特性の影響を受けやすい測定器の相対比との二つの相対比を、複数のバックライトの光量及び複数の階調レベル毎に予め記憶しておき、表示面の周辺部で検出された輝度と記憶してある相対比とに基づいて、表示面の中央部の輝度を算出する技術を提案している(特許文献1参照)。このような技術を用いることにより、バックライト及び液晶パネルの両者が任意の輝度、階調特性について経年変化した場合であっても(但し、相対比が大きく変わる現象、例えば、パネルのユニフォミティが著しく変化した場合や、センサそのものの経年劣化により感度特性が変化した場合は除く)、表示面の中央部の輝度を精度よく得ることができ、このような輝度に基づいてキャリブレーションを行った場合には精度の高いLUTを生成することができる。
特開2007−34209号公報
特許文献1で開示された技術では、映像の各階調レベルに対して、液晶パネルの表示面の中央部及び周辺部の輝度の相対比が記憶してあり、いずれかの階調レベルに対応して表示面の周辺部の輝度が得られた場合に、この階調レベルに対応する相対比と、得られた周辺部の輝度とに基づいて、表示面の中央部の輝度が算出される。
液晶表示装置は、上述したLUTを用いた処理(ガンマ補正)のほかに、色調補正、ムラ補正などの処理を行い所望の階調特性を実現しており、また、ユーザによってカラーバランスの調整などの指示が行われた場合には、各処理で用いる補正量を適宜変更し、ユーザからの指示に応じた階調特性を実現している。
階調特性を変化させた場合、各階調レベルに対応する表示面の中央部及び周辺部の輝度も変化するので、表示面の中央部及び周辺部の輝度の相対比も変化する。従って、液晶表示装置が行う各処理の補正量が変更されていない状態では、予め用意された相対比を用いてキャリブレーション(LUTの更新)を行っても、表示面の中央部の輝度を精度よく測定(予測)できるので、精度の高いLUTを生成できる。しかし、液晶表示装置が行う各処理の補正量が変更されているにも拘わらず、キャリブレーションを行う際に、予め用意された相対比を変更せずに用いた場合、表示面の中央部の輝度を精度よく測定(予測)できない虞がある。また、このような輝度を用いた場合、精度の高いLUTを生成することはできない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、映像信号に対して行われる各種の補正処理における補正量が変更された場合であっても、表示面の周辺部の発光強度から中央部の発光強度を精度よく推定することができる発光強度測定方法、発光強度測定装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る発光強度測定方法は、表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定方法において、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得ステップと、該第1の取得ステップで映像毎に取得された前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報と、前記第1の取得ステップで前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度とを記憶する記憶ステップと、前記対応情報の記憶後に、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得ステップと、該第2の取得ステップで前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度及び前記記憶ステップで記憶した前記バックライトの発光強度に基づいて、前記記憶ステップで記憶された対応情報を変更する変更ステップと、前記第2の取得ステップで取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記変更ステップで変更された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定方法は、表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定方法において、前記バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、前記バックライトの発光強度毎に、各映像に対応する前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得ステップと、前記バックライトの発光強度毎に、前記第1の取得ステップで各映像に対応して取得された前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を記憶する記憶ステップと、前記対応情報の記憶後に、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得ステップと、該第2の取得ステップで取得する際の前記バックライトの発光強度に応じた対応情報を選択する選択ステップと、前記第2の取得ステップで取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記選択ステップで選択された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定方法は、前記第1の取得ステップは、所定のタイミングで前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得し、前記記憶ステップは、前記第1の取得ステップで映像毎に前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する都度、前記対応情報を更新することを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定方法は、前記バックライトの発光強度は、前記表示面に表示される映像が単一の最大発光強度の映像である場合に前記表示面の周辺部で取得された発光強度であることを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定方法は、前記バックライトの発光強度は、前記バックライトの発光量を制御する制御値であることを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定方法は、前記発光強度は、輝度及び/又は色度であることを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定装置は、表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定装置において、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得部と、該第1の取得部が映像毎に取得した前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報と、前記第1の取得部が前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度とを記憶する記憶部と、前記記憶部に前記対応情報が記憶された後、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得部と、該第2の取得部が前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度及び前記記憶部に記憶してある前記バックライトの発光強度に基づいて、前記記憶部に記憶してある対応情報を変更する変更部と、前記第2の取得部が取得した前記表示面の周辺部の発光強度及び前記変更部が変更した対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定装置は、表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定装置において、前記バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、前記バックライトの発光強度毎に、各映像に対応する前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得部と、前記バックライトの発光強度毎に、前記第1の取得部が各映像に対応して取得した前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に前記対応情報が記憶された後、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得部と、該第2の取得部が取得する際の前記バックライトの発光強度に応じた対応情報を選択する選択部と、前記第2の取得部が取得した前記表示面の周辺部の発光強度及び前記選択部が選択した対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る発光強度測定装置は、前記第1の取得部は、所定のタイミングで前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得するようにしてあり、前記記憶部は、前記第1の取得部が映像毎に前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する都度、前記対応情報を更新するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、表示パネル及びバックライトを備えた表示装置の表示面からの発光強度を測定させるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させた場合に、映像毎に取得された前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を生成し、該対応情報に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得した際の前記バックライトの発光強度を対応付ける対応付けステップと、前記対応情報の生成後に前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度及び前記対応付けステップで前記対応情報に対応付けられた前記バックライトの発光強度に基づいて、前記対応情報を変更する変更ステップと、前記対応情報の生成後に取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記変更ステップで変更された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、表示パネル及びバックライトを備えた表示装置の表示面からの発光強度を測定させるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させた場合に、前記バックライトの発光強度毎に取得された各映像に対応する前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を生成する対応付けステップと、前記対応情報の生成後、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度に応じた対応情報を選択する選択ステップと、前記対応情報の生成後に取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記選択ステップで選択された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、表示パネル及びバックライトを備えた表示装置の表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得し、映像(映像の発光強度)毎に取得した表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を記憶しておく。また、対応情報と共に、対応情報を生成するために表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得した際のバックライトの発光強度を記憶しておく。表示面の発光強度を測定(予測)する場合、対応情報が既に記憶されている状態で、表示面の周辺部の発光強度を取得する際のバックライトの発光強度と、予め対応情報と共に記憶してあるバックライトの発光強度とに基づいて、予め記憶してある対応情報を変更する。そして、表示面の周辺部の発光強度を取得し、取得した発光強度と変更された対応情報とに基づいて、表示面の中央部の発光強度を算出する。従来のように映像の各階調レベル(各発光強度)に対応付けて、表示面の中央部及び周辺部の輝度(発光強度)の相対比を記憶しておくのではなく、予め測定した中央部及び周辺部の発光強度自体を記憶しておくので、階調レベルに依存することなく表示面の中央部の発光強度を測定(予測)できる。また、表示面の周辺部の発光強度を取得する際のバックライトの発光強度に応じた対応情報を適切に生成でき、このような対応情報に基づいて、表示面の中央部の発光強度が算出される。これにより、いかなるブライトネス(バックライトの発光強度)であっても、表示面の中央部の発光強度を精度よく測定できる。
本発明によれば、バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、表示パネル及びバックライトを備えた表示装置の表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、バックライトの発光強度毎に、各映像に対応する表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得し、バックライトの発光強度毎に、各映像(映像の発光強度)に対応して取得した表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を記憶しておく。表示面の発光強度を測定(予測)する場合、対応情報が既に記憶されている状態で、表示面に所定の発光強度の映像を表示させ、このときの表示面の周辺部の発光強度に基づいて、バックライトの発光強度に応じた複数の対応情報から1つを選択する。そして、表示面の周辺部の発光強度を取得し、取得した発光強度と選択した対応情報とに基づいて、表示面の中央部の発光強度を算出する。従来のように映像の各階調レベル(各発光強度)に対応付けて、表示面の中央部及び周辺部の輝度(発光強度)の相対比を記憶しておくのではなく、予め測定した中央部及び周辺部の発光強度自体を記憶しておくので、階調レベルに依存することなく表示面の中央部の発光強度を測定(予測)できる。また、表示面の周辺部の発光強度を取得する際のバックライトの発光強度に応じた対応情報を適切に選択でき、このような対応情報に基づいて、表示面の中央部の発光強度が算出される。これにより、いかなるブライトネスであっても、表示面の中央部の発光強度を精度よく測定できる
本発明によれば、所定のタイミングで、表示装置の表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する都度、記憶してある対応情報を更新する。よって、表示面の周辺部の発光強度から表示面の中央部の発光強度を算出する際に用いる対応情報を適宜更新することが可能となる
本発明によれば、バックライトの発光強度を、表示面に表示される映像が単一の最大発光強度の映像である場合に表示面の周辺部で取得された発光強度とする。即ち、例えば、256階調の映像を表示装置に表示させる場合に、階調値が255の映像を表示させた場合の表示面の周辺部の発光強度がバックライトの発光強度とみなされる。
本発明によれば、バックライトの発光強度を、バックライトの発光量を制御する制御値とする。即ち、例えば、ユーザによって調整可能なブライトネス値又はバックライトに与えられる電圧値がバックライトの発光強度とみなされる。
本発明によれば、予め用意してある対応情報に基づいて、表示面の周辺部の輝度及び/又は色度から表示面の中央部の輝度及び/又は色度を算出する。よって、表示部に表示される映像の階調レベルに依存することなく表示面の中央部の輝度及び/又は色度を精度よく測定(予測)できる。
本発明では、階調レベルに依存することなく表示面の中央部の発光強度を測定(予測)できるので、表示させる映像信号に行う各処理における補正量が変更されることによって、いかなる階調特性に補正された場合であっても、表示面の中央部の発光強度を精度よく測定できる。また、予め記憶してある対応情報から、表示面の周辺部の発光強度に対応する中央部の発光強度を読み出すことによって表示面の中央部の発光強度を算出するので、演算処理を行う必要がなく、対応情報に対する検索処理のみで中央部の発光強度を算出できる。なお、発光強度としては例えば輝度又は色度等がある。
本発明では、表示面の周辺部の発光強度から表示面の中央部の発光強度を算出する際に用いる対応情報を適宜更新することができる。従って、表示パネル又はバックライトに経年変化がある場合であっても、対応情報を更新することによって、表示面の中央部の発光強度の測定精度が低下しない。
本発明では、バックライトの発光強度に応じた対応情報を適切に生成又は選択でき、このような対応情報に基づいて表示面の中央部の発光強度が算出されるので、いかなるブライトネスであっても、表示面の中央部の発光強度を精度よく測定できる。よって、ブライトネスの高低に拘わらず、表示面の中央部の発光強度を精度よく測定できるので、例えばユーザがいかなるブライトネスで表示装置を使用した場合であっても、また表示パネル又はバックライトに経年変化がある場合であっても、表示面の中央部の発光強度を精度よく測定できる。
本発明では、例えば、256階調の映像を表示装置に表示させる場合に、階調値が255の映像を表示させた場合に表示面の周辺部で取得された発光強度に基づいて対応情報を生成又は選択するので、対応情報の生成又は選択が容易となる。また、本発明では、例えば、ブライトネス値又は電圧値に基づいて対応情報を生成又は選択するので、対応情報の生成又は選択が容易となる。
実施形態1に係る液晶表示装置の外観を示す模式的斜視図である。 本発明に係る発光強度測定方法を実行するための装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る発光強度測定方法を実行するための装置の構成を示すブロック図である。 相関テーブルの一例を示す模式図である。 コレレーション処理の手順を示すフローチャートである。 相関テーブルの一例を示すグラフである。 キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。 キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。 生成された相関情報の一例を示すグラフである。 LUT更新処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2の相関テーブルの一例を示す模式図である。 コレレーション処理の手順を示すフローチャートである。 コレレーション処理の手順を示すフローチャートである。 キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。 キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態1,2の変形例に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 図16に示した構成の液晶表示装置の変形例を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る発光強度測定方法、発光強度測定装置及びコンピュータプログラムを、その実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。以下の実施形態では、本発明に係る発光強度測定方法を液晶表示装置に適用した例について説明するが、本発明に係る発光強度測定方法は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ディスプレイなどのように光源を別に持つ表示装置にも適用できる。
(実施形態1)
以下に、本発明に係る発光強度測定方法を実現するための実施形態1の構成について説明する。図1は実施形態1に係る液晶表示装置の外観を示す模式的斜視図である。液晶表示装置1は、略矩形の板状をなす本体部分の正面に液晶パネルによる表示面2が設けられて映像を表示するようにしてある。また、液晶表示装置1は、背面にスタンドが設けられて机上又は床上等に表示面2が略垂直となるように本体部分を支持するようにしてある。
また、液晶表示装置1の本体部分の上側には、表示面2の周辺部の輝度又は色度等の発光強度を検知するスイングセンサ30が着脱可能に取り付けてある。スイングセンサ30は、略長方形の板状をなして一端部分近傍に、受光面を表示面2に対向するように光センサが配されると共に、他端部を回動可能に枢支された移動部31を有している。移動部31は、光センサが表示面2の周辺部に対向する位置と、スイングセンサ30の本体部分に設けられた収容部32内に収容されて表示面2に対向しない位置との間を、DCモータの動力により移動するようにしてある。移動部31を自動的に移動させることにより表示面2の周辺部の発光強度を自動的に検知することが可能である。
図2及び図3は本発明に係る発光強度測定方法を実行するための装置の構成を示すブロック図である。本発明に係る発光強度測定方法は、上述の液晶表示装置1及びスイングセンサ30と、液晶表示装置1の表示面2の中央部の輝度又は色度等の発光強度を検知するために表示面側に設置される外部光センサ40と、これらの3つの装置を制御するPC50とを用いて実行される。なお、外部光センサ40は、例えば液晶表示装置1のユーザによって手動で液晶表示装置1の表示面2の中央部に取り付けられる。外部光センサ40は、これ以外に、表示面全体を撮像し、二次元的に発光強度を測定する光学測定器のような形態であってもよい。
液晶表示装置1は、液晶パネル3、バックライト4、制御部5、記憶部6、RAM(Random Access Memory)7、操作部8、信号入力部9、バックライト駆動部10、液晶駆動部11等を備えている。液晶表示装置1の信号入力部9は、PC50などの外部機器にケーブルを介して接続される接続端子を有しており、外部機器から入力される映像信号を取得する。液晶表示装置1は、入力された映像信号に基づいて液晶パネル3の表示面2に映像を表示する。なお、信号入力部9に入力される映像信号は、アナログの信号形式又はデジタルの信号形式のいずれであってもよい。
制御部5は、バスを介して液晶表示装置1内の各部に接続してあり、これらの動作を制御することによって、映像の表示などの種々の処理を実行する。記憶部6は、例えばフラッシュメモリ又はEEPROM等の書き換え可能なメモリ素子であり、制御部5の動作に必要な各種のプログラム及びデータ、LUT6a等が予め記憶してある。LUT6aは、PC50のCPU51によって生成されるテーブルであり、後述するように、理想階調特性テーブル62に記憶された理想的な発光強度となるように、各階調レベルと、各階調レベルに対応して液晶パネル3へ与える入力レベルとが関連付けて記憶されたテーブルである。RAM7は、SRAM又はDRAM等の書き換え可能なメモリ素子である。制御部5は記憶部6に記憶されたプログラムをRAM7にロードして実行し、プログラムの実行に伴って生成された一時的なデータをRAM7に記憶する。
操作部8は、液晶表示装置1を操作するための各種のファンクションキーを有している。例えば、操作部8は、表示面2の明るさ(ブライトネス)を設定するためのキー、表示面2に表示される映像のカラーバランスを設定するためのキー等の各種の設定キーを有する。操作部8は、これらのファンクションキーに対するユーザの操作を受け付けて、制御部5へ通知し、制御部5は受け付けたユーザの操作に応じて各部を制御し、設定を更新する。
液晶パネル3は、一対のガラス基板が対向配置され、その間隙内に液晶物質である液晶層が形成された構造をなしている。一方のガラス基板には、複数の画素電極と、画素電極のそれぞれにドレインを接続したTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)とが設けてあり、他方のガラス基板には共通電極が設けてある。TFTのゲート及びソースは、液晶駆動部11のゲートドライバ11a及びソースドライバ11bの各出力段にそれぞれ接続してある。
液晶駆動部11は、制御部5に制御されて、信号入力部9に入力された映像信号に基づいて液晶パネル3を駆動する。液晶駆動部11のゲートドライバ11aは、液晶パネル3が有する多数のTFTのゲートに、入力された映像信号に応じて選択的に電圧を印加し、ソースドライバ11bは、TFTのソースに、入力された映像信号に応じた電圧値で電圧を印加する。
液晶パネル3は、ゲートドライバ11aから印加される電圧によって各画素のTFTのオン/オフが制御され、ソースドライバ11bから入力される出力電圧(液晶パネル3への入力レベル)をオン期間に各画素のTFTに印加することにより、液晶物質の電気光学特性によって決定される光透過率を制御して、光源からの光の透過を調整し、映像を階調表示する。液晶パネル3は一対の偏光板(図示は省略する)で挟まれ、更にその背面に光源としてのバックライト4が配設してある。また、液晶パネル3の正面側は外部に露出しており、正面側が映像を表示する表示面2をなしている。
バックライト4はバックライト駆動部10から与えられるパルス電圧により駆動されており、バックライト駆動部10は制御部5により制御されて、ユーザが操作部8を操作して設定したブライトネスに応じてパルス電圧のパルス幅等を調整してバックライト4へ与え、バックライト4の輝度(光量)を調整する。これにより、液晶パネル3の表示面2でのブライトネスを調整することができる。
液晶表示装置1に取り付けられるスイングセンサ30は、光センサ33、DCモータ34、モータ駆動部35及びI/F(インタフェース)部36等を備える。上述の移動部31に設けられる光センサ33は、フォトトランジスタなどの受光素子及びA/D変換回路等を有しており、液晶パネル3の表示面2の周辺部の輝度又は色度等の発光強度(例えば、可視光の波長帯域における輝度)に応じて受光素子が出力する電圧をA/D変換回路によりデジタルの電気信号に変換して出力する。
DCモータ34は、移動部31を液晶パネル3の表示面2に沿って回動させる動力を発生するものであり、モータ駆動部35から与えられる電圧により駆動される。モータ駆動部35は、所望の電圧を発生してDCモータ34に印加し、DCモータ34の回転方向及び回転量を制御することによって、光センサ33による表示面2の発光強度の検出位置又は非検出位置のいずれかに移動部31を移動させる。
光センサ33及びモータ駆動部35はI/F部36にそれぞれ接続してある。I/F部36はケーブルを介してPC50に接続してあり、光センサ33が検知した表示面2の発光強度をデジタルのデータとしてPC50へ与えると共に、PC50からの制御命令を取得してモータ駆動部35に与える。これにより、モータ駆動部35がDCモータ34を駆動し、移動部31を移動させて光センサ33による発光強度の検出を行う。
外部光センサ40は、スイングセンサ30の光センサ33と同様に表示面2の発光強度を検出するものである。なお、外部光センサ40は、スイングセンサ30のように常に液晶表示装置1に取り付けられるのではなく、検出を行う場合にのみ表示面2の略中央に両面テープ又は吸盤などで固定して使用される。具体的には、外部光センサ40は、液晶表示装置1の製造時、スイングセンサ30の取り付け時又は定期的に、表示面2の中央部の発光強度と周辺部の発光強度との相関関係(相関情報)を取得する場合に付加的に使用される。外部光センサ40は、使用時にのみPC50に接続され、外部光センサ40が検出した測定値(発光強度)はデジタルのデータとしてPC50へ与えられる。
PC50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM52、操作部53、I/F部54、55、信号出力部56及び記憶部60等を備える。CPU51は、バスを介してその他のハードウェア各部に接続してあり、これら各部の動作を制御する処理を行うと共に、記憶部60に記憶された各種のプログラムを実行する。RAM52は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子であり、CPU51が処理を行う際に各種のプログラム及びデータ等を一時的に記憶する。
操作部53は、例えばマウス及びキーボード等であり、PC50に対してユーザが行った操作を受け付け、操作内容をCPU51に通知する。I/F部54、55は、例えばUSB又はRS232C等の規格の接続端子を備え、外部の機器との間でデータの送受信を行う。図3に示す例では、I/F部54、55には、スイングセンサ30が常時接続されると共に、必要に応じて外部光センサ40が接続される。信号出力部56は、液晶表示装置1に接続されており、CPU51の処理により生成された表示用の映像信号を液晶表示装置1へ出力する。これにより、所望の映像を液晶表示装置1の表示面2に表示させることができる。
記憶部60は、ハードディスクなどの大容量の記憶装置であり、図示は省略するが、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム及び制御プログラム等の各種のプログラム、これらのプログラムで利用されるデータ又はこれらのプログラムが生成したデータ等を記憶する。本実施形態1においては、記憶部60にキャリブレーションプログラム61、理想階調特性テーブル62、及び相関テーブル64等が記憶してある。
理想階調特性テーブル62は、液晶表示装置1で表示される映像のデータに係る階調レベル(例えば、0〜255の各階調値)と、各階調レベルに対して液晶表示装置1の液晶パネル3が表示する際の理想的な輝度又は色度等の発光強度とが関連付けて記憶されたテーブルである。液晶表示装置1の記憶部6に格納されるLUT6aは、このような理想階調特性テーブル62に記憶された理想的な発光強度となるように、各階調レベルと、各階調レベルに対応して液晶パネル3へ与える入力レベルとが関連付けて記憶されたテーブルである。液晶表示装置1の制御部5は、信号入力部9を介してPC50から入力された映像データの各画素の階調レベルを、LUT6aを基に液晶パネル3への最適な入力レベルに変換し、映像信号として液晶駆動部11へ出力する。
しかし、液晶表示装置1の継続的な使用により液晶パネル3に経年変化が生じ、液晶パネル3の階調特性に若干の変化が生じた場合、あるいはユーザが現在と異なる最大輝度に変更したい場合、予め液晶表示装置1の記憶部6に記憶させたLUT6aによる階調レベルから入力レベルへの変換では、理想階調特性テーブル62に記憶された理想的な発光強度で映像を表示できない場合がある。このため、変化した液晶パネル3の階調特性に合わせてLUT6aを更新する処理(以下、キャリブレーション処理という)を行うキャリブレーションプログラム61が記憶部60に記憶してある。
従って、キャリブレーションプログラム61をCPU51が実行してLUT6aを更新することにより、液晶パネル3にて理想的な発光強度で映像を表示できるようにしてある。なお、CPU51は、キャリブレーション処理を行なうことによってLUT6aを更新する都度、更新したLUT6aを液晶表示装置1の記憶部6に記憶させる。また、キャリブレーション処理は、ユーザが操作部53を操作することによりキャリブレーションプログラム61をPC50に実行させてもよく、予め定められた周期で自動的に行わせてもよく、PC50がLANなどのネットワークに接続する機能を有している場合にはサーバコンピュータなどによる遠隔操作で行わせてもよい。
キャリブレーションプログラム61によるキャリブレーション処理では、スイングセンサ30を用いて液晶表示装置1の表示面2の周辺部の発光強度を検出し、理想階調特性テーブル62に記憶された理想的な発光強度との差を打ち消すように、LUT6aに記憶された入力レベルを更新する。しかし、スイングセンサ30は表示面2の周辺部の発光強度を検出する構成であるが、キャリブレーション処理は表示面2の中央部の発光強度を基に行うことが好ましい。そこで、記憶部60には、特定のブライトネスにおいて、表示面2の中央部の発光強度と周辺部の発光強度とが対応付けられた相関情報を格納する相関テーブル64が記憶してある。よって、キャリブレーションプログラム61は、相関テーブル64を基に、スイングセンサ30が検出した表示面2の周辺部の発光強度から中央部の発光強度を算出(予測)し、算出した中央部の発光強度を基にキャリブレーション処理を行う。
図4は相関テーブル64の一例を示す模式図である。相関テーブル64は、特定のブライトネスにおいて、各階調レベルの映像を表示面2で表示させた場合に、スイングセンサ30が検出した表示面2の周辺部の発光強度と、外部光センサ40が検出した表示面2の中央部の発光強度とが対応付けられた相関情報が記憶されたテーブルである。なお、実際の相関テーブル64には、階調レベルの項目は含まれていなくてもよい。
液晶表示装置1とスイングセンサ30及び外部光センサ40とを組にして製造及び販売等される場合には、製造工程にてスイングセンサ30及び外部光センサ40による測定を予め行って相関テーブル64を作成しておく。また、液晶表示装置1とスイングセンサ30及び外部光センサ40とが個別に製造及び販売等される場合には、スイングセンサ30の取り付け時に測定を行って相関テーブル64を作成すればよい。製造工程にて相関テーブル64を作成した場合には、作成した相関テーブル64をCD−ROMなどの記録媒体に記録して提供してもよく、PC50の記憶部60に記憶してPC50と共に提供してもよい。また、ユーザがスイングセンサ30及び外部光センサ40を利用して、相関テーブル64を更新することも可能である。相関テーブル64の更新は、キャリブレーションプログラム61の一機能(コレレーション機能)として提供される。
相関テーブル64には図示のように階調値毎に検出を行った結果を対応付けて記憶してあり、液晶パネル3が256階調の表示を行う場合、階調レベル毎に、スイングセンサ30の測定値に、外部光センサ40の測定値が対応付けて記憶してある。キャリブレーションプログラム61によりキャリブレーション処理を行う場合、PC50のCPU51は、発光強度が最大の映像、即ち階調値が255の映像を表示面2に表示させ、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出する。また、CPU51は、相関テーブル64に格納してある相関情報を変更して、検出した発光強度に対応する相関情報を生成し、生成した相関情報を参照することにより、表示面2の周辺部の発光強度に対応する中央部の発光強度を容易に取得することができる。
このように、相関テーブル64にスイングセンサ30の測定値(表示面2の周辺部の発光強度)と、各測定値に対応する外部光センサ40の測定値(表示面2の中央部の発光強度)とを対応付けて記憶しておくことにより、階調レベルに依存することなく表示面2の中央部の発光強度を測定(推定)できる。よって、液晶パネル3で表示されるまでに映像データに行われる各種の補正処理に用いられる補正量が変更され、階調特性が補正されていた場合であっても、スイングセンサ30の測定値に基づいて表示面2の中央部の発光強度を精度よく推定できる。
次に、本発明に係る発光強度測定方法をフローチャートに基づいて説明する。本発明に係る発光強度測定方法は、外部光センサ40及びスイングセンサ30を用いて表示面2の中央部の発光強度及び周辺部の発光強度をそれぞれ測定して相関テーブル64を更新するコレレーション処理と、外部光センサ40を用いず、スイングセンサ30のみを用いて表示面2の周辺部の発光強度のみを測定してLUT6aを更新するキャリブレーション処理とを含む。なお、コレレーション処理もキャリブレーション処理も、CPU51がキャリブレーションプログラム61を実行することにより実行される。
まず、コレレーション処理について説明する。図5はコレレーション処理の手順を示すフローチャートである。コレレーション処理を行う場合、外部光センサ40は、予め液晶パネル3の表示面2の所定位置(中央部)に取り付けられる。
CPU51は、スイングセンサ30を起動し(S1)、光センサ33が表示面2の周辺部に対向するように移動部31を移動させる。次に、CPU51は、液晶表示装置1を制御して、バックライト4の光量を調整し、表示面2のブライトネスを、所望のブライトネス(例えば、ユーザが操作部8で設定したブライトネス)に設定する(S2)。なお、本実施形態1のコレレーション処理では、所望のブライトネスに対応して、スイングセンサ30の測定値と外部光センサ40の測定値との相関情報を得る。
CPU51は、液晶表示装置1に表示させる映像信号の入力階調(階調レベル)iを0に設定する(S3)。なお、階調レベルの設定は、表示面2全体に適用してもよいし、スイングセンサ30及び外部光センサ40が測定対象とする領域にのみ適用してもよい。以下の処理においても同様である。CPU51は、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出し、スイングセンサ30の測定値を取得し(S4)、表示面2の中央部の発光強度を外部光センサ40にて検出し、外部光センサ40の測定値を取得する(S5)。CPU51は、取得したスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値を対応させて相関テーブル64に記憶させる(S6)。
CPU51は、すべての階調(例えば、階調レベルが0〜255)に対して発光強度が測定されたか否かを判断し(S7)、すべての階調で測定されていない場合(S7:NO)、入力階調iに1を加算して(S8)、ステップS4に処理を戻す。CPU51は、すべての階調で発光強度が測定されるまでステップS4〜S8の処理を繰り返し、これにより、図4に示したように、所望のブライトネスにおけるスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値の相関情報が相関テーブル64に記憶される。すべての階調で発光強度が測定された場合(S7:YES)、CPU51は、スイングセンサ30の移動部31を収容部32に収容する処理、液晶パネル3の表示を元に戻す処理、ブライトネス設定を元に戻す処理、及び外部光センサ40の取り外しを促すメッセージを表示する処理等を含む終了処理を行って(S9)、処理を終了する。
図6は相関テーブル64の一例を示すグラフである。図6において、横軸は0〜255の階調レベルに対するスイングセンサ30の測定値を表し、縦軸は0〜255の階調レベルに対する外部光センサ40の測定値を表す。
次に、キャリブレーション処理について説明する。上述したコレレーション処理により相関テーブル64が適切に更新され、このような相関テーブル64をキャリブレーション処理の際に用いることによって、スイングセンサ30が検出した表示面2の周辺部の発光強度から中央部の発光強度を精度良く取得することができる。図7及び図8はキャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。
上述したコレレーション処理によって更新された相関テーブル64を記憶部60に記憶しているPC50において、CPU51は、スイングセンサ30を起動し(S21)、光センサ33が表示面2の周辺部に対向するように移動部31を移動させる。次に、CPU51は、液晶表示装置1を制御して、バックライト4の光量を調整し、表示面2のブライトネスを所望のブライトネス(例えば、ユーザが操作部8で設定したブライトネス)に設定する(S22)。
CPU51は、液晶表示装置1に表示させる映像信号の入力階調(階調レベル)を255に設定し(S23)、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出し、スイングセンサ30の測定値を取得する(S24)。CPU51は、スイングセンサ30の測定値に基づいて、相関テーブル64に記憶してある相関情報から、このときのスイングセンサ30の測定値に対応する相関情報を生成する。
具体的には、CPU51は、相関テーブル64に記憶してある相関情報から階調レベル255に対するスイングセンサ30の測定値を読み出し、読み出したスイングセンサ30の測定値に対する、このときの表示面2の周辺部の発光強度(ステップS24で取得したスイングセンサ30の測定値)の割合を算出する(S25)。例えば、相関テーブル64に記憶してある相関情報における階調レベル255に対するスイングセンサ30の測定値が200cd/m2 であり、ステップS24で取得したスイングセンサ30の測定値が100cd/m2 であったとする。この場合、CPU51は、表示面2の周辺部の発光強度(100)/相関情報における階調レベル255に対するスイングセンサ30の測定値(200)によって、割合1/2を算出する。
次にCPU51は、相関テーブル64に記憶してあるスイングセンサ30の測定値と、外部光センサ40の測定値との各組み合わせにおいて、スイングセンサ30の測定値に対する外部光センサ40の測定値の割合をそれぞれ算出する(S26)。例えば、図4に示した相関テーブル64では、階調レベル255に対するスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値が共に200cd/m2 であるので、CPU51は、階調レベル255におけるスイングセンサ30の測定値に対する外部光センサ40の測定値の割合1を算出する。
CPU51は、相関テーブル64に記憶してあるスイングセンサ30の各測定値に、ステップS25で算出した割合1/2を順次乗算し、新たなスイングセンサ30の測定値を算出する(S27)。また、CPU51は、順次算出した新たなスイングセンサ30の測定値に、ステップS26で各組み合わせに対応して算出した各割合を乗算し、新たなスイングセンサ30の測定値のそれぞれに対応する、表示面2の中央部の発光強度を算出する(S28)。CPU51は、ステップS27で算出した新たなスイングセンサ30の測定値と、ステップS28で算出した表示面2の中央部の発光強度とをそれぞれ対応付けて相関情報を生成する(S29)。なお、CPU51は、生成した相関情報をRAM52又は記憶部60に記憶させて使用する。これにより、予め相関テーブル64に記憶してある相関情報から、キャリブレーション時のブライトネスに最適な相関情報を生成できる。
図9は生成された相関情報の一例を示すグラフである。図9において、横軸は0〜255の階調レベルに対するスイングセンサ30の測定値を表し、縦軸は0〜255の階調レベルに対する外部光センサ40の測定値(表示面2の中央部の発光強度)を表す。なお、図9に示した例は、予め相関テーブル64に記憶されていた相関情報G1に基づいて、キャリブレーション時に階調レベルが255の映像を表示させたときの表示面2の周辺部の発光強度が100cd/m2 であった場合に算出される相関情報G2を示す。
図9に示すように、階調レベル255に対応する表示面2の周辺部の発光強度が、ブライトネスの変更によって200cd/m2 から100cd/m2 に変化した場合、相関情報を相対的に1/2に縮小する。このような演算処理により、いかなるブライトネスが設定された場合であっても、設定されたブライトネスに応じた相関情報を算出できるので、このような相関情報を用いて高精度のキャリブレーションが可能である。
上述したようにキャリブレーション時のブライトネスに応じた相関情報を生成した場合、CPU51は、液晶表示装置1に表示させる映像信号の入力階調(階調レベル)iを0に設定し(S30)、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出し、スイングセンサ30の測定値を取得する(S31)。CPU51は、取得したスイングセンサ30の測定値、即ち、このときの表示面2の周辺部の発光強度に対応する、表示面2の中央部の発光強度を、ステップS29で生成した相関情報から取得する(S32)。具体的には、CPU51は、ステップS29で生成した相関情報に含まれるスイングセンサ30の測定値から、ステップS31で取得したスイングセンサ30の測定値に最も近い測定値を検索し、検索したスイングセンサ30の測定値に対応する外部光センサ40の測定値(表示面2の中央部の発光強度)を読み出す。CPU51は、取得した中央部の発光強度を階調レベルと対応付けて記憶部60に記憶する(S33)。
CPU51は、すべての階調(例えば、階調レベルが0〜255)に対して発光強度が測定されたか否かを判断し(S34)、すべての階調で測定されていない場合(S34:NO)、入力階調iに1を加算して(S35)、ステップS31に処理を戻す。CPU51は、すべての階調で発光強度が測定されるまでステップS31〜S35の処理を繰り返す。すべての階調で発光強度が測定された場合(S34:YES)、CPU51は、記憶部60に記憶された理想階調特性テーブル62を読み出して(S36)、ステップS33で記憶部60に記憶した全階調レベルについての表示面2の中央部の発光強度と理想階調特性テーブル62の階調特性とを基にLUT6aの更新処理を行う(S37)。
図10はLUT更新処理の手順を示すフローチャートであり、図7及び図8に示すフローチャートのステップS37にて行う処理である。理想階調特性テーブル62には階調レベルに対して理想的な発光強度が対応付けて記憶してあり、理想階調特性テーブル62中の階調レベルkに対する理想的な発光強度をTkとする(k=0〜255)。また、ステップS33にて記憶部60に記憶した表示面2の中央部の発光強度について、階調レベルjに対して測定した発光強度をLjとする(j=0〜255)。
LUT6aの更新処理では、まず、理想的な発光強度Tkと測定した発光強度Ljとの差分(Tk−Lj)を全ての組み合わせについて算出し(S41)、この差分の絶対値|Tk−Lj|が最小となる階調レベルk、jの組み合わせを抽出する(S42)。抽出結果から、階調レベルkをテーブルの入力とし、対応する階調レベルjをテーブルの出力としてLUT6aに記憶し(S43)、更新処理を終了する。
図8中のステップS37にてLUT6aの更新処理が終了した後、CPU51は、スイングセンサ30の移動部31を収容部32に収容する処理、及び液晶パネル3の表示を元に戻す処理等を含む終了処理を行って(S38)、キャリブレーション処理を終了する。なお、PC50のCPU51は、キャリブレーション処理によってLUT6aを更新した場合、更新したLUT6aを信号出力部56から液晶表示装置1へ出力する。そして、液晶表示装置1の制御部5は、信号入力部9を介して取得したLUT6aを記憶部6に記憶させ、LUT6aを更新する。
上述したように、本実施形態1では、コレレーション処理により、液晶パネル3の表示面2の中央部の発光強度と周辺部の発光強度との相関情報を階調レベル0〜255の各階調レベル毎に予め相関テーブル64に記憶しておく。そして、各階調レベル毎に表示面2の周辺部の発光強度を検出し、検出した周辺部の発光強度と予め記憶してある相関情報とに基づいて、各階調レベルにおける表示面2の中央部の発光強度を算出する。相関テーブル64の入力及び出力が共に発光強度であるので、階調レベルに依存することなく表示面2の中央部の発光強度の測定が可能である。従って、カラーバランス調整などにおける各種の補正量が変更された場合であっても、相関テーブル64を変更することなく、いずれの階調レベルにおいても表示面2の中央部の発光強度を精度よく測定できる。
また、キャリブレーション処理を行う場合は、精度よく算出された発光強度に基づいて、液晶パネル3の発光強度を所要の発光強度に調整することにより、階調レベルの大小にかかわらず、所要の階調特性を得ることができ、階調レベルの影響を受けずに精度良くキャリブレーションを行うことができる。なお、相関テーブル64とスイングセンサ30の測定値とに基づいて表示面2の中央部の発光強度を算出するので、液晶パネル3の表示面2の中央部に外部光センサ40を取り付ける作業を行うことなく、表示面2の中央部の発光強度を精度よく測定できる。
また、予め相関テーブル64に記憶してある相関情報から、ユーザの所望のブライトネス(コレレーション時のブライトネス)に応じた相関情報を生成し、生成した相関情報と、表示面2の周辺部の発光強度とに基づいて、設定された所望のブライトネスにおける表示面2の中央部の発光強度を算出する。よって、ブライトネスの高低にかかわらず、表示面2の中央部の発光強度の測定が可能であるので、ユーザがいかなるブライトネスで使用した場合であっても、又はバックライト4に経年変化がある場合であっても、表示面2の中央部の発光強度を精度よく測定できる。キャリブレーション処理を行う場合は、精度よく算出された発光強度に基づいて、液晶パネル3の発光強度を所要の発光強度に調整することにより、ブライトネスの高低にかかわらず、所要の階調特性を実現でき、ブライトネスの影響を受けずに精度良くキャリブレーションを行うことができる。
また、外部光センサ40を用いて相関テーブル64を更新することができるため、経年変化などにより液晶パネル3又はバックライト4等の特性が変化し、表示面2での表示特性が変化した場合であっても、液晶表示装置1の表示品質を高度に保つことができる。
本実施形態1のCPU50は、キャリブレーションを行う都度、相関テーブル64に予め記憶してある相関情報から、階調レベル255の映像を表示させた場合に検出した表示面2の周辺部の発光強度に対応する相関情報を生成していた。しかし、例えば、階調レベル255の映像を表示させた場合に検出した表示面2の周辺部の発光強度が、相関テーブル64に記憶してある階調レベル255に対するスイングセンサ30の測定値に一致(近似)する場合には、相関テーブル64に基づくキャリブレーション処理を行ってもよい。
即ち、キャリブレーション処理時のブライトネスが、相関テーブル64を更新したとき(コレレーション処理時)のブライトネスに近似する場合には、演算処理を行わずに、相関テーブル64をそのまま用いてキャリブレーションを行ってもよい。この場合、演算処理を行わずに、相関テーブル64に対する検索処理のみで表示面2の中央部の発光強度を算出するので、処理の高速化が図れる。
(実施形態2)
以下に、本発明に係る発光強度測定方法を実現するための実施形態2の構成について説明する。上述した実施形態1では、相関テーブル64に所定のバックライト4の光量に対応する、スイングセンサ30及び外部光センサ40による測定値の相関情報を記憶しておき、キャリブレーション時のバックライト4の光量に基づいて、相関テーブル64に記憶してある相関情報から、このときの光量(ブライトネス)に応じた相関情報を算出して用いていた。
本実施形態2では、相関テーブル64に3種類のバックライト4の光量毎にスイングセンサ30及び外部光センサ40による測定値の相関情報を予め記憶しておき、キャリブレーション処理の際に、このときのブライトネスに適した相関情報を3つの相関情報のうちから選択して用いる。本実施形態2の液晶表示装置1、スイングセンサ30、外部光センサ40及びPC50のハードウェア構成は、上述した実施形態1の液晶表示装置1、スイングセンサ30、外部光センサ40及びPC50と同様であるので説明を省略する。
本実施形態2のPC50では、記憶部60に記憶されている相関テーブル64の構成が、上述した実施形態1の相関テーブル64とは相異する。具体的には、本実施形態2のPC50の記憶部60には、特定(本実施形態2では3種類)のブライトネスにおいて、表示面2の中央部の発光強度と周辺部の発光強度とが対応付けられた相関情報を格納する相関テーブル64が記憶してある。よって、キャリブレーションプログラム61は、相関テーブル64を基に、スイングセンサ30が検出した表示面2の周辺部の発光強度から中央部の発光強度を算出(予測)し、算出した中央部の発光強度を基にキャリブレーション処理を行う。
図11は実施形態2の相関テーブル64の一例を示す模式図である。本実施形態2の相関テーブル64は、3種類のブライトネス(高ブライトネス、中ブライトネス、低ブライトネス)において、各階調レベルの映像を表示面2で表示させた場合に、スイングセンサ30が検出した表示面2の周辺部の発光強度と、外部光センサ40が検出した表示面2の中央部の発光強度とが対応付けられた相関情報が記憶されたテーブルである。なお、実際の相関テーブル64には、階調レベルの項目は含まれていなくてもよい。
以下に、本実施形態2のPC50が行うコレレーション処理についてフローチャートに基づいて説明する。図12及び図13はコレレーション処理の手順を示すフローチャートである。コレレーション処理を行う場合、外部光センサ40は、予め液晶パネル3の表示面2の所定位置(中央部)に取り付けられる。
CPU51は、スイングセンサ30を起動し(S51)、光センサ33が表示面2の周辺部に対向するように移動部31を移動させる。次に、CPU51は、液晶表示装置1を制御して、バックライト4の光量を調整し、表示面2のブライトネスを、予め定められたブライトネスのうちで最も高いブライトネス(高ブライトネス)に設定する(S52)。なお、本実施形態2では、コレレーション処理を行う際に3種類のブライトネスを順次切り替えることにより、図11に示すように3種類のブライトネスに対応して、スイングセンサ30の測定値と外部光センサ40の測定値との相関情報を得ることができる。
CPU51は、液晶表示装置1に表示させる映像信号の入力階調(階調レベル)iを0に設定する(S53)。CPU51は、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出し、スイングセンサ30の測定値を取得し(S54)、表示面2の中央部の発光強度を外部光センサ40にて検出し、外部光センサ40の測定値を取得する(S55)。CPU51は、取得したスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値を対応させて相関テーブル64に記憶させる(S56)。
CPU51は、すべての階調(例えば、階調レベルが0〜255)に対して発光強度が測定されたか否かを判断し(S57)、すべての階調で測定されていない場合(S57:NO)、入力階調iに1を加算して(S58)、ステップS54に処理を戻す。CPU51は、すべての階調で発光強度が測定されるまでステップS54〜S58の処理を繰り返し、これにより、図11に示したように、高ブライトネスにおけるスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値の相関情報が相関テーブル64に記憶される。すべての階調で発光強度が測定された場合(S57:YES)、CPU51は、予め定められたブライトネスのうちで中間のブライトネス(中ブライトネス)に対しても同様に発光強度の測定が行われたか否かを判断する(S59)。
中ブライトネスに対する発光強度の測定がまだ行われていない場合(S59:NO)、CPU51は、液晶表示装置1を制御して、バックライト4の光量を調整し、表示面2のブライトネスを中ブライトネスに設定する(S60)。そして、CPU51は、ステップS53に処理を移行し、中ブライトネスについて、ステップS53〜S58の処理を繰り返す。これにより、図11に示したように、中ブライトネスにおけるスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値の相関情報が相関テーブル64に記憶される。
中ブライトネスに対する発光強度の測定が行われた場合(S59:YES)、CPU51は、予め定められたブライトネスのうちで最も低いブライトネス(低ブライトネス)に対しても同様に発光強度の測定が行われたか否かを判断する(S61)。低ブライトネスに対する発光強度の測定がまだ行われていない場合(S61:NO)、CPU51は、液晶表示装置1を制御して、バックライト4の光量を調整し、表示面2のブライトネスを低ブライトネスに設定する(S62)。そして、CPU51は、ステップS53に処理を移行し、低ブライトネスについて、ステップS53〜S58の処理を繰り返す。これにより、図11に示したように、低ブライトネスにおけるスイングセンサ30の測定値及び外部光センサ40の測定値の相関情報が相関テーブル64に記憶される。
低ブライトネスに対する発光強度の測定が行われた場合(S61:YES)、CPU51は、スイングセンサ30の移動部31を収容部32に収容する処理、液晶パネル3の表示を元に戻す処理、ブライトネス設定を元に戻す処理、及び外部光センサ40の取り外しを促すメッセージを表示する処理等を含む終了処理を行って(S63)、処理を終了する。上述したコレレーション処理により、図6に示すような相関情報が相関テーブル64に記憶される。なお、図6に示した相関情報は、高ブライトネスにおける一例である。
次に、本実施形態2のPC50が行うキャリブレーション処理について説明する。上述したコレレーション処理により相関テーブル64が適切に更新され、このような相関テーブル64をキャリブレーション処理の際に用いることによって、スイングセンサ30が検出した表示面2の周辺部の発光強度から中央部の発光強度を精度良く取得することができる。図14及び図15はキャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。
上述したコレレーション処理によって更新された相関テーブル64を記憶部60に記憶しているPC50において、CPU51は、スイングセンサ30を起動し(S71)、光センサ33が表示面2の周辺部に対向するように移動部31を移動させる。
CPU51は、液晶表示装置1に表示させる映像信号の入力階調(階調レベル)を255に設定し(S73)、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出し、スイングセンサ30の測定値を取得する(S74)。CPU51は、スイングセンサ30の測定値に基づいて、相関テーブル64に記憶してある高ブライトネスの相関情報、中ブライトネスの相関情報、低ブライトネスの相関情報のいずれかを選択する(S75)。具体的には、CPU51は、高ブライトネス、中ブライトネス、低ブライトネスのそれぞれの相関情報における階調レベル255に対するスイングセンサ30の測定値のうちで、ステップS74で取得した測定値に最も近い測定値を選択し、選択した測定値のブライトネスの相関情報を選択する。これにより、3段階のブライトネスのそれぞれに対して生成した相関情報から、現在のブライトネスに最適な相関情報を選択することができる。
CPU51は、液晶表示装置1に表示させる映像信号の入力階調(階調レベル)iを0に設定し(S76)、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30にて検出し、スイングセンサ30の測定値を取得する(S77)。CPU51は、取得したスイングセンサ30の測定値、即ち、このときの表示面2の周辺部の発光強度に対応する、表示面2の中央部の発光強度を、ステップS75で選択された相関情報から取得する(S78)。具体的には、CPU51は、ステップS75で選択された相関情報に含まれるスイングセンサ30の測定値から、ステップS77で取得したスイングセンサ30の測定値に最も近い測定値を検索し、検索したスイングセンサ30の測定値に対応する外部光センサ40の測定値を読み出す。CPU51は、取得した中央部の発光強度を階調レベルと対応付けて記憶部60に記憶する(S79)。
CPU51は、すべての階調(例えば、階調レベルが0〜255)に対して発光強度が測定されたか否かを判断し(S80)、すべての階調で測定されていない場合(S80:NO)、入力階調iに1を加算して(S81)、ステップS77に処理を戻す。CPU51は、すべての階調で発光強度が測定されるまでステップS77〜S81の処理を繰り返す。すべての階調で発光強度が測定された場合(S80:YES)、CPU51は、記憶部60に記憶された理想階調特性テーブル62を読み出して(S82)、ステップS79で記憶部60に記憶した全階調レベルについての表示面2の中央部の発光強度と理想階調特性テーブル62の階調特性とを基にLUT6aの更新処理を行う(S83)。なお、LUT6aの更新処理は、図10に基づいて説明した処理と同一である。
LUT6aの更新処理が終了した後、CPU51は、スイングセンサ30の移動部31を収容部32に収容する処理、及び液晶パネル3の表示を元に戻す処理等を含む終了処理を行って(S84)、キャリブレーション処理を終了する。
上述したように、本実施形態2では、コレレーション処理により、液晶パネル3の表示面2の中央部の発光強度と周辺部の発光強度との相関情報を階調レベル0〜255の各階調レベル毎に予め相関テーブル64に記憶しておく。そして、各階調レベル毎に表示面2の周辺部の発光強度を検出し、検出した周辺部の発光強度と予め記憶してある相関情報とに基づいて、各階調レベルにおける表示面2の中央部の発光強度を算出する。相関テーブル64の入力及び出力が共に発光強度であるので、階調レベルに依存することなく表示面2の中央部の発光強度の測定が可能である。従って、カラーバランス調整などにおける各種の補正量が変更された場合であっても、相関テーブル64を変更することなく、いずれの階調レベルにおいても表示面2の中央部の発光強度を精度よく測定できる。
また、キャリブレーション処理を行う場合は、精度よく算出された発光強度に基づいて、液晶パネル3の発光強度を所要の発光強度に調整することにより、階調レベルの大小にかかわらず、所要の階調特性を得ることができ、階調レベルの影響を受けずに精度良くキャリブレーションを行うことができる。なお、相関テーブル64とスイングセンサ30の測定値とに基づいて表示面2の中央部の発光強度を算出するので、液晶パネル3の表示面2の中央部に外部光センサ40を取り付ける作業を行うことなく、表示面2の中央部の発光強度を精度よく測定できる。
また、液晶パネル3の表示面2の中央部の発光強度と周辺部の発光強度との相関情報を、異なるブライトネス毎に予め記憶しておき、ユーザの所望のブライトネスに応じた相関情報を選択し、選択した相関情報と、表示面2の周辺部の発光強度とに基づいて、設定された所望のブライトネスにおける表示面2の中央部の発光強度を算出する。よって、ブライトネスの高低にかかわらず、表示面2の中央部の発光強度の測定が可能であるので、ユーザがいかなるブライトネスで使用した場合であっても、又はバックライト4に経年変化がある場合であっても、表示面2の中央部の発光強度を精度よく測定できる。キャリブレーション処理を行う場合は、精度よく算出された発光強度に基づいて、液晶パネル3の発光強度を所要の発光強度に調整することにより、ブライトネスの高低にかかわらず、所要の階調特性を実現でき、ブライトネスの影響を受けずに精度良くキャリブレーションを行うことができる。
また、外部光センサ40を用いて相関テーブル64を更新することができるため、経年変化などにより液晶パネル3又はバックライト4等の特性が変化し、表示面2での表示特性が変化した場合であっても、液晶表示装置1の表示品質を高度に保つことができる。
本実施形態2では、高ブライトネス、中ブライトネス、低ブライトネスの3つのブライトネスに対応する相関情報が相関テーブル64に格納してある構成であったが、ブライトネスの数は、これに限定されるものではない。例えば、液晶表示装置1が採り得る可能性のあるすべてのブライトネスに対応する相関情報を生成して相関テーブル64に格納しておいてもよい。これにより、キャリブレーション処理時のブライトネスに最適な相関情報を用いてキャリブレーションを行うことができるので、より高精度のキャリブレーションが可能となる。
上述した実施形態1,2では相関テーブル64の更新(コレレーション処理)はキャリブレーションプログラム61が行う構成としたが、これに限るものではなく、専用の別のプログラムが行ってもよい。また、実施形態1,2では、キャリブレーション処理及びコレレーション処理等をPC50が行う構成としたが、これに限るものではなく、液晶表示装置1がこれらの処理の一部又は全部を行ってもよく、スイングセンサ30がこれらの処理を行ってもよい。
図16は実施形態1,2の変形例に係る液晶表示装置101の構成を示すブロック図である。変形例に係る液晶表示装置101は、図2に示した液晶表示装置1の各部に加えて、スイングセンサ30を接続するI/F部54と、外部光センサ40を接続するI/F部55と、これらの動作を制御する制御部105とを備える。また、記憶部6は、LUT6aのほかに、キャリブレーションプログラム61、理想階調特性テーブル62及び相関テーブル64等を記憶する。
このような構成により、液晶表示装置101は、PC150から与えられる映像信号の階調レベルをLUT6aにより液晶パネル3に適した階調レベルに変換して映像を表示する処理を行うと共に、上述のコレレーション処理(相関テーブル64の更新処理)及びキャリブレーション処理等を行うことができる。このように、コレレーション処理及びキャリブレーション処理等をPC150が行うのではなく、液晶表示装置101が自ら行う構成とすることもできる。
また、実施形態1,2では、スイングセンサ30を液晶表示装置1とは別の装置とし、スイングセンサ30を液晶表示装置1に取り付けて検出を行う構成としたが、これに限るものではなく、スイングセンサ30を液晶表示装置1に内蔵する構成としてもよい。図17は図16に示した構成の液晶表示装置101の変形例を示すブロック図である。図17に示す液晶表示装置101は、図16に示した液晶表示装置101において、I/F部54の代わりに、モータ駆動部35及びDCモータ34を備える。また、光センサ33が取り付けられた移動部31が、例えば、液晶パネル3の上側ベゼル部に設けられている。そして、DCモータ34は、モータ駆動部35の駆動により移動部31をベゼル部から表示面2の周辺部の適宜位置まで移動させることにより、移動部31に取り付けられた光センサ33にて、表示面2の周辺部の発光強度を検知することが可能である。
なお、図17では、記憶部6に格納してある情報の図示を省略しているが、図16に示した構成と同様に、記憶部6は、LUT6a、キャリブレーションプログラム61、理想階調特性テーブル62、相関テーブル64などを記憶している。また、スイングセンサ30を液晶表示装置1に内蔵する構成としては、図17に示す構成に限られず、図2に示した構成の液晶表示装置1にスイングセンサ30が内蔵されていてもよい。
実施形態1,2では、PC50がキャリブレーション処理を行うことによって逐次更新されるLUT6aを逐次液晶表示装置1に出力しておき、LUT6aに基づく階調特性変換を液晶表示装置1で行う構成であった。しかし、PC50が、記憶部60にLUT6aを記憶し、映像データの各画素の階調レベルを、LUT6aを基に液晶パネル3への最適な入力レベルに変換した後に、映像信号として信号出力部56から液晶表示装置1へ出力してもよい。
実施形態1,2では、キャリブレーション時に、液晶表示装置1で表示させる映像の階調値を255に設定し、このときの表示面2の周辺部の発光強度をスイングセンサ30によって検出し、得られた発光強度と、相関テーブル64に格納してある各相関情報の階調値255に対応するスイングセンサ30の測定値とに基づいて、このときのブライトネスに適切な相関情報を生成又は選択していた。このような構成のほかに、例えば、液晶表示装置1から現在のブライトネスの情報を取得し、取得したブライトネスに適切な相関情報を生成又は選択してもよい。なお、ブライトネスの情報としては、例えば、ユーザによって調整されたブライトネスを示すブライトネス値、バックライト駆動部10がバックライト4に与える出力電圧値等が利用できる。
実施形態1,2では、階調値の総数である階調数が256の場合について説明したが、階調数は、これに限定されるものではなく、他の階調数を用いることもできる。例えば、256階調のうち、測定又はコレレーションは50ポイントだけ行ない、その間の階調については補間処理で取得するようにしてもよい。
1 液晶表示装置
2 表示面
3 液晶パネル(表示パネル)
4 バックライト
6 記憶部
6a LUT
30 スイングセンサ
40 外部光センサ
50 PC(発光強度測定装置)
51 CPU(取得部、算出部、変更部、選択部)
61 キャリブレーションプログラム
64 相関テーブル(記憶部)

Claims (11)

  1. 表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定方法において、
    前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得ステップと、
    該第1の取得ステップで映像毎に取得された前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報と、前記第1の取得ステップで前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度とを記憶する記憶ステップと、
    前記対応情報の記憶後に、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得ステップと、
    該第2の取得ステップで前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度及び前記記憶ステップで記憶した前記バックライトの発光強度に基づいて、前記記憶ステップで記憶された対応情報を変更する変更ステップと、
    前記第2の取得ステップで取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記変更ステップで変更された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップと
    を含むことを特徴とする発光強度測定方法。
  2. 表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定方法において、
    前記バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、前記バックライトの発光強度毎に、各映像に対応する前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得ステップと、
    前記バックライトの発光強度毎に、前記第1の取得ステップで各映像に対応して取得された前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を記憶する記憶ステップと、
    前記対応情報の記憶後に、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得ステップと、
    該第2の取得ステップで取得する際の前記バックライトの発光強度に応じた対応情報を選択する選択ステップと、
    前記第2の取得ステップで取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記選択ステップで選択された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップと
    を含むことを特徴とする発光強度測定方法。
  3. 前記第1の取得ステップは、所定のタイミングで前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得し、
    前記記憶ステップは、前記第1の取得ステップで映像毎に前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する都度、前記対応情報を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光強度測定方法。
  4. 前記バックライトの発光強度は、前記表示面に表示される映像が単一の最大発光強度の映像である場合に前記表示面の周辺部で取得された発光強度であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の発光強度測定方法。
  5. 前記バックライトの発光強度は、前記バックライトの発光量を制御する制御値であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の発光強度測定方法。
  6. 前記発光強度は、輝度及び/又は色度であることを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載の発光強度測定方法。
  7. 表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定装置において、
    前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得部と、
    該第1の取得部が映像毎に取得した前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報と、前記第1の取得部が前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記対応情報が記憶された後、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得部と、
    該第2の取得部が前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度及び前記記憶部に記憶してある前記バックライトの発光強度に基づいて、前記記憶部に記憶してある対応情報を変更する変更部と、
    前記第2の取得部が取得した前記表示面の周辺部の発光強度及び前記変更部が変更した対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出部と
    を備えることを特徴とする発光強度測定装置。
  8. 表示パネル及びバックライトを備え、該バックライトを光源として前記表示パネルで映像を表示する表示装置の表示面からの発光強度を測定する発光強度測定装置において、
    前記バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、前記バックライトの発光強度毎に、各映像に対応する前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する第1の取得部と、
    前記バックライトの発光強度毎に、前記第1の取得部が各映像に対応して取得した前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記対応情報が記憶された後、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する第2の取得部と、
    該第2の取得部が取得する際の前記バックライトの発光強度に応じた対応情報を選択する選択部と、
    前記第2の取得部が取得した前記表示面の周辺部の発光強度及び前記選択部が選択した対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出部と
    を備えることを特徴とする発光強度測定装置。
  9. 前記第1の取得部は、所定のタイミングで前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させ、映像毎に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得するようにしてあり、
    前記記憶部は、前記第1の取得部が映像毎に前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得する都度、前記対応情報を更新するようにしてあることを特徴とする請求項7又は8に記載の発光強度測定装置。
  10. コンピュータに、表示パネル及びバックライトを備えた表示装置の表示面からの発光強度を測定させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させた場合に、映像毎に取得された前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を生成し、該対応情報に、前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を取得した際の前記バックライトの発光強度を対応付ける対応付けステップと、
    前記対応情報の生成後に前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度及び前記対応付けステップで前記対応情報に対応付けられた前記バックライトの発光強度に基づいて、前記対応情報を変更する変更ステップと、
    前記対応情報の生成後に取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記変更ステップで変更された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. コンピュータに、表示パネル及びバックライトを備えた表示装置の表示面からの発光強度を測定させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記バックライトの発光強度を段階的に変更させつつ、前記表示面に単一の発光強度の映像を複数順次表示させた場合に、前記バックライトの発光強度毎に取得された各映像に対応する前記表示面の中央部及び周辺部の発光強度を対応付けた対応情報を生成する対応付けステップと、
    前記対応情報の生成後、前記表示面の周辺部の発光強度を取得する際の前記バックライトの発光強度に応じた対応情報を選択する選択ステップと、
    前記対応情報の生成後に取得された前記表示面の周辺部の発光強度及び前記選択ステップで選択された対応情報に基づいて、前記表示面の中央部の発光強度を算出する算出ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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