JP4196917B2 - 液晶表示装置の色調整方法と色調整装置、液晶表示装置、及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置の色調整方法と色調整装置、液晶表示装置、及び電子機器に関するものである。
電子機器の表示部として利用されている液晶表示装置は、液晶パネルと、その背面側に設けられたバックライトとを備えたものが一般的である。またこの種の液晶表示装置としては、バックライトの出力を調整して表示輝度を調整できるものが知られており、例えば特許文献1では、交流駆動のバックライトを備えた液晶表示装置において、バックライトのばらつきを電源側で監視し、制御する構成が開示されている。
特開平9−21998号公報
ところで、照明装置を具備した液晶表示装置の表示色は、特に液晶パネルに設けられたカラーフィルタと照明装置の色合いにより決まるものである。照明装置はその照明光の特性において個体差が大きく、直視型液晶表示装置に用いられるLED(発光ダイオード)を光源とするバックライトでは特に色のばらつきが大きい。LEDを用いたバックライトの個体差を小さくしようとすると、LEDを選別する必要があるため、現状ではコスト上昇などの不都合が生じる。また特許文献1にはバックライトの制御素子や温度変化に起因する輝度ばらつきを補正する方法が記載されているが、上記照明装置の色ばらつきの問題を解決し得るものではない。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであって、照明装置の個体差に起因する表示品質のばらつきを効果的に低減でき、もって高画質の液晶表示装置を安価に提供可能とする液晶表示装置の色調整方法、及び色調整装置を提供することを目的としている。
また本発明は、安価に製造可能な高画質の液晶表示装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルの背面側に照明手段を配設してなる液晶表示装置の色調整方法であって、前記照明手段から出力された照明光の測色を実行する測色ステップと、前記測色ステップで得られた色度情報と予め記憶された基準色度情報とから、色差情報をCIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出ステップと、前記色差情報に基づいて、前記液晶パネルに供給する表示信号を色補正する色補正ステップとを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルの背面側に照明手段を配設してなる液晶表示装置の色調整方法であって、前記照明手段から出力された照明光の測色を実行する測色ステップと、前記測色ステップで得られた色度情報と予め記憶された基準色度情報とから、色差情報をCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出ステップと、前記色差情報に基づいて、前記液晶パネルに供給する表示信号を色補正する色補正ステップとを有し、前記色差ΔEa * * の値が既定値以上であるとき、前記色補正ステップを実行することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、カラー変換テーブルの参照により、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置の色調整に適用できる色調整装置であって、前記照明手段から出力された照明光の測色を行う測色手段と、前記測色手段にて得られた色度情報と予め記憶された基準色度情報とから、色差情報をCIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出手段と、前記色差情報に基づいて、前記画像処理手段に設けられたカラー変換テーブルを補正する色補正手段とを具備したことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、カラー変換テーブルの参照により、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置の色調整に適用できる色調整装置であって、前記液晶パネルに設けられた測色手段から出力される色度情報と予め記憶された基準色度情報とから、色差情報をCIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出手段と、前記色差情報に基づいて前記画像処理手段のカラー変換テーブルを補正する色補正手段とを具備したことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置であって、前記液晶パネルに、前記照明手段から供給される照明光の色度を測定する測色手段が設けられ、前記画像処理手段には、前記画像信号から前記表示信号への変換時に参照されるカラー変換テーブルが設けられており、前記照明手段から出力される照明光の基準色度情報を保持する記憶手段と、前記記憶手段に保持された基準色度情報と前記測色手段から出力される色度情報とから、CIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて色差情報を導出する色差導出手段とを備え、前記色差導出手段が、前記カラー変換テーブルを更新するための色補正情報としての前記色差情報を、前記画像処理手段に対し出力可能に構成されており、前記カラー変換テーブルが、前記測色手段又は外部回路から直接又は他の信号処理手段を介して入力される色補正情報に基づき更新可能に構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルの背面側に照明手段を配設してなる液晶表示装置の色調整方法であって、前記照明手段から出力された照明光の測色を実行する測色ステップと、前記測色ステップで得られた色度情報と、予め記憶された基準色度情報とから色差情報を導出する色差導出ステップと、前記色差情報に基づいて、前記液晶パネルに供給する表示信号を色補正する色補正ステップとを有することを特徴とする液晶表示装置の色調整方法を提供する。
この色調整方法によれば、照明手段から出力される照明光の色度情報と、基準値として保持された基準色度情報とから色差情報を算出し、係る色差情報に基づいて液晶パネルに供給する表示信号を補正するので、前記照明光の色ずれを定量的に検出し、補正することができる。したがって、照明手段の個体差に起因する照明光の色度ばらつきを液晶パネルにて効果的に補償することができる。そして、係る色調整方法を実行することで、所定の基準値に適合し、入力画像の忠実な再現が可能な液晶表示装置を得ることができる。色差導出手段にて導出される色差情報としては、CIELAB色空間における色差ΔEa**とCIELUV色空間における色差ΔEu**とを例示することができる。

本発明の液晶表示装置の色調整方法は、前記色補正ステップが、入力された画像信号を前記表示信号に変換するためのカラー変換テーブルを、前記色差情報に基づき補正するステップであることが好ましい。
上記色調整方法によれば、前記色差情報に基づいて液晶パネルのカラー変換テーブルを更新するので、照明光の色ばらつきを簡便な手法により効果的に補償することができる。
本発明の液晶表示装置の色調整方法では、前記色差情報が、CIELAB色空間における色差ΔEaであることが好ましい。上記色差を用いることで、照明装置から出力される色度と、基準値として保存されている色度との差異を定量的に求めることができ、係る色差情報に基づき正確に色補正ステップを実行することができる。特に、色差ΔEaは、色差に関する視覚実験結果とよく整合が取れるので、人間の視覚に対応した液晶表示装置の色再現性を維持できるため好ましい。
本発明の液晶表示装置の色調整方法では、前記色差ΔEaの値が既定値以上であるとき、前記色補正ステップを実行することが好ましい。例えば、ΔEaが3以上である場合に、前記色補正ステップを実行し、ΔEaが3未満である場合には前記色補正ステップを実行しない色調整方法とすることができる。
本発明の液晶表示装置の色調整装置は、液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、カラー変換テーブルの参照により、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置の色調整に適用できる色調整装置であって、前記照明手段から出力された照明光の測色を行う測色手段と、前記測色手段にて得られた色度情報と、予め記憶された基準色度情報とから色差情報を導出する色差導出手段と、前記色差情報に基づいて、前記画像処理手段に設けられたカラー変換テーブルを補正する色補正手段とを具備したことを特徴とする。
この色調整装置によれば、液晶表示装置の照明光の色度を測定して色度情報を得て、係る色度情報と基準値として設定された基準色度情報とから色差情報を得ることにより、前記照明光の基準値からの色ずれを導出し、さらに係る色差情報に基づいて液晶パネルに供給する表示信号を生成するためのカラー変換テーブルを補正するようになっているので、照明光の色ずれを効果的に補正することができ、液晶表示装置における照明光の色ばらつきを効果的に補償することができる。
また本発明の液晶表示装置の色調整装置は、液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、カラー変換テーブルの参照により、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置の色調整に適用できる色調整装置であって、前記液晶パネルに設けられた測色手段から出力される色度情報と予め記憶された基準色度情報とから色差情報を導出する色差導出手段と、前記色差情報に基づいて前記画像処理手段のカラー変換テーブルを補正する色補正手段とを具備したことを特徴とする。
この構成の色調整装置は、測色手段を有する液晶パネルを具備した液晶表示装置の色調整に好適なものである。すなわち本構成の色調整装置は、液晶パネルに設けられた測色手段から照明光の色度情報を得て、色調整を行うように構成されている。係る構成の色調整装置を用いて液晶表示装置の色調整を行った場合にも、照明手段の個体差に起因する照明光の色ばらつきが効果的に補償された表示を得ることができる。
次に、本発明は、上記課題を解決するために、液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置であって、前記液晶パネルに、前記照明手段から供給される照明光の色度を測定する測色手段が設けられ、前記画像処理手段には、前記入力画像信号から前記表示信号への変換時に参照されるカラー変換テーブルが設けられており、前記カラー変換テーブルが、前記測色手段又は外部回路から直接又は他の信号処理手段を介して入力される色補正情報に基づき更新可能に構成されていることを特徴とする液晶表示装置を提供する。
この液晶表示装置によれば、液晶パネルに照明光の色度を測定する測色手段が設けられ、また液晶パネルに表示信号を供給する画像処理手段のカラー変換テーブルが更新可能に構成されているので、係る液晶表示装置に色調整装置を接続して色調整を行うならば、色調整装置において液晶パネルの測色手段から出力される色度情報を利用して色補正情報を生成でき、その色補正情報を用いてカラー変換テーブルを更新できるので、照明手段の個体差に起因する照明光の色ばらつきを効果的に補償した表示を得ることができる。したがって本構成によれば、照明手段の色度の制限が緩和され、低コストに均一な表示品質の液晶表示装置を提供することができる。
本発明の液晶表示装置では、前記測色手段から出力される色度情報を外部回路へ出力する色度情報出力端子と、前記カラー変換テーブルを更新するための色補正情報を外部回路から入力する補正情報入力端子とを具備した構成とすることが好ましい。この構成によれば、液晶表示装置に接続される色調整装置に対して照明光の色度情報を容易に出力でき、また色調整装置からは色補正情報を容易に入力できる液晶表示装置となる。
本発明の液晶表示装置では、前記照明手段から出力される照明光の基準値を保持する記憶手段と、前記記憶手段に保持された基準色度情報と、前記測色手段から出力される色度情報とから色差情報を導出する色差導出手段とを備え、前記色差導出手段が、前記カラー変換テーブルを更新するための色補正情報としての前記色差情報を、前記画像処理手段に対し出力可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、前記測色手段にて得られた色度情報と、記憶手段に保持された基準色度情報とから液晶パネルの色補正を行うための色補正情報を得られる液晶表示装置が提供される。すなわち、別途用意した色調整装置を用いることなく、単独で自身の色調整が可能な液晶表示装置が提供される。
本発明の液晶表示装置では、前記色差導出手段にて導出される色差情報が、CIELAB色空間における色差ΔEaであることが好ましい。この構成によれば、前記色差情報を定量的な値として得ることができ、より正確な色調整が可能な液晶表示装置となる。
本発明の液晶表示装置では、前記測色手段が、前記液晶パネルに形成された受光素子と、該受光素子を含む液晶パネルの平面領域内に設けられた分光手段とを含むことが好ましい。この構成によれば、簡便な構成で測色手段をパネルに実装でき、製造の容易性並びに製造コストの点で有効な構成となる。
本発明の液晶表示装置では、前記分光手段が、特定波長域の光を選択的に透過させる光学フィルムであってもよい。この構成によれば、分光手段を別途用意できるので、測色手段の分光感度をルータ条件に近づけることが比較的容易になる。
本発明の液晶表示装置では、前記受光素子を挟んで前記照明手段と反対側に、当該受光素子を平面的に覆う光反射手段が設けられている構成とすることもできる。すなわち、前記照明光を光反射手段よって反射させて受光素子に入射させる構成とすることができる。
また上記構成の液晶表示装置では、前記分光手段が、前記受光素子と前記光反射手段との間に設けられている構成とすることもできる。前記分光手段の位置は、受光素子に対して所定の色光を入射させることができる構造であれば特に限定はなく、本構成のように光反射手段により反射された光を分光して受光素子に入射させる構成であっても構わない。
本発明の液晶表示装置では、前記分光手段が、前記液晶パネルに設けられたカラーフィルタに形成された着色部材であってもよい。この構成によれば、分光手段をカラーフィルタに形成することができるので、受光素子との位置合わせ精度や製造コストの点で有利な構成となる。
本発明の液晶表示装置では、前記光反射手段が、前記液晶パネルに装着されたフレームに設けられていてもよい。あるいは前記光反射手段が、液晶パネルを構成する基板の外面又は内面に設けられていてもよい。
本発明の液晶表示装置では、前記液晶パネルの表示領域内に反射層が形成されており、前記光反射手段が、前記反射層と同層に形成された反射膜である構成とすることもできる。この構成によれば、前記光反射手段を前記反射層と同工程で形成でき、効率的にかつ低コストに光反射手段を形成することができる。
本発明の液晶表示装置では、前記液晶パネルの有効表示領域の外側に、少なくとも金属膜と金属酸化膜とを有する遮光部が設けられており、前記遮光部の金属膜の一部が、前記光反射手段を形成している構成とすることもできる。すなわち、液晶パネルの表示面側から見て金属酸化膜と金属膜とが積層された遮光部の裏面側を、前記光反射手段として用いることができる。係る構成の遮光部は、表示面側から見ると前記金属酸化膜の干渉によって黒色に見えるが、液晶パネルの裏面側から見ると金属光沢を有しているので、照明手段から出力された光を、この金属光沢の遮光部裏面で反射させ、前記受光素子に入射させることができる。このように液晶パネルに設けられた遮光部を利用する構成とすることで、容易に製造が可能で、コスト面でも有利なものとなる。
本発明の液晶表示装置では、前記液晶パネルに設けられたカラーフィルタの色数に応じて前記測色手段が設けられ、前記分光手段が、前記カラーフィルタの各色に対応する分光特性を有していることが好ましい。すなわち、前記分光手段が、前記カラーフィルタの色域に対応する色域を有して構成されていることが好ましい。この構成によれば、測色手段にて得られる色度情報とカラーフィルタを介して出力される色光の色度情報とを容易に対応指させることができ、液晶表示装置の色調整をさらに高精度に行えるようになる。
次に本発明の電子機器は、先に記載の本発明の液晶表示装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、入力画像を忠実に再現可能な表示部を具備した電子機器が提供される。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、本発明に係る液晶表示装置とその色調整方法、及び前記色調整に用いて好適な色調整装置の実施形態である。
まず、図1から図3を参照して本実施形態に係る液晶表示装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である液晶表示装置の平面構成図であり、図2は、図1のA−A’線に沿う断面構成図、図3は、前記液晶表示装置の1画素領域を示す平面構成図である。
液晶表示装置100は、アクティブマトリクス方式の透過型カラー液晶表示装置であり、図2に示すように、液晶パネル110と、バックライト(照明手段)120とを主体として構成されている。液晶パネル110は、対向配置された一対の基板111,112と、基板111,112間に挟持されるとともにシール材113により封止された液晶層114とを備えて構成されている。
なお、図示は省略したが、基板111,112の外面側(液晶層と反対側)には、それぞれ偏光板や位相差板が設けられる。例えば液晶層114が垂直配向液晶からなるものである場合には、基板111,112のそれぞれの外面側に、λ/4位相差板と偏光板とを積層して配置して円偏光板とした構成が採用される。またバックライト120の照明光の利用効率を高めるための反射偏光板が設けられていてもよい。
前面側(図2上側)の基板111の内面(液晶層114側面)側に、カラーフィルタ115が設けられており、基板112の内面側には、回路層116が形成されている。また図1に示すように、液晶パネル110は、異なる平面寸法の基板111と基板112とを貼り合わせてなり、基板112より外側に張り出した基板111上の領域(回路層116)に、走査線駆動回路130と、データ線駆動回路140とが基板辺端に沿って配設されている。
そして、基板111,112が重なる平面領域内には、表示領域110Aが形成され、この表示領域110Aの外側の領域に色センサ180R、180G、180Bが設けられている。前記色センサ180R、180G、180Bは、表示領域110Aの3つの辺端部に分散して配置されている。色センサ180R、180G、180Bは、それぞれ受光素子160R、160G、160Bとそれらに対応して設けられた色フィルム170R、170G、170Bとからなり、受光素子160R、160G、160Bは、図2に示すように基板112の回路層116に設けられており、色フィルム170R、170G、170Bは、基板112外面側の受光素子160R、160G、160Bと平面的に重なる位置に設けられている。
受光素子160R,160G,160Bは、フォトダイオードやフォトトランジスタ等により構成される。受光素子160R、160G、160Bとバックライト120との間に設けられた色フィルム170R(赤)、170G(緑)、170B(青)は、入射光の特定波長成分のみを透過させる分光手段として機能する光学フィルムであり、染料や顔料により着色したフィルムや、ダイクロイックフィルムを用いることができる。このような構成のもと、受光素子160R、160G、160Bは、バックライト120から入射する照明光の測色を行う測色手段として機能する。
基板111,112には、ガラスや石英、プラスチック等の透光性基板が用いられている。液晶層114を構成する液晶としては、所定の配向状態を形成し得る液晶であれば特に限定はなく、典型的にはネマチック液晶を用いる。また液晶の初期配向形態についても、TNモードに限らず、垂直配向モードも適用できる。
カラーフィルタ115には、3色(R,G,B)の着色部115R、115G、115Bが平面的に周期的に配列されており、図示は省略したが、カラーフィルタ115の液晶層114側面には、液晶層に電圧を印加する手段たる電極と、液晶の初期配向状態を制御するための配向膜とが設けられている。一方、基板112側の回路層116は、基板111側の電極とともに液晶層114に電界を印加する電極を少なくとも含み、本実施形態の場合、TFT(薄膜トランジスタ)からなる画素スイッチング素子が設けられている。また回路層116上にも配向膜が設けられている。
図3に示す画素の概略平面構成をみると、液晶パネル110の回路層116に、互いに交差する方向に延びる複数のデータ線116dと複数の走査線116gとが形成されており、これらのデータ線116dと走査線116gとに囲まれる矩形状の領域が1つのドット118を形成している。ドット118内の回路層116には、画素電極116eと、TFT116sとが設けられており、画素電極116eはTFT116sを介してデータ線116d及び走査線116gに接続されている。一方、ドット領域内の基板112上には、着色部115R、115G、115Bのうち1つの着色部が、前記回路層116の画素電極116eと平面的に重なるように配されており、図示した1組の着色部115R、115G、115Bを含む3つのドットが、液晶表示装置100の1画素を構成する。
バックライト120は、図2に示すように、導光板121と導光板121の側端面(図示では左側端)に配設された光源122とを主体として構成されている。そして、光源122から射出された光を導光板121の側端面を介して導光板内部に導入するとともに、内部で伝搬させ、導光板121の上面から液晶パネル110側へ射出するようになっている。光源122には、冷陰極管やLED(発光ダイオード)等の発光素子を用いることができ、導光板121には、透光性のアクリル樹脂等を成形したものを用いることができる。
次に、図4は、前記液晶表示装置及び本実施形態に係る色調整装置の電気的構成を示す図である。図5は、図4に示す画像処理部210の電気的構成を示す図である。
図4に示すように、液晶表示装置100は、液晶パネル110と、バックライト120と、制御部200と、画像処理部(画像処理手段)210とを備えて構成されている。色調整装置250は、色度検出部260と、色差演算部(色差導出手段)270と、メモリ(記憶手段)280とを備えて構成されている。
液晶パネル110は、先に記載したように、複数の走査線116g及び複数のデータ線116dと、それらの交点に対応して設けられた複数のドット118とが設けられた表示領域110Aと、前記ドット118…に接続された駆動回路150と、色センサ180とを備えている。駆動回路150は、走査線116g…に導電接続された走査線駆動回路130とデータ線116d…に導電接続されたデータ線駆動回路140を含むものである。
制御部200は、本実施形態の液晶表示装置におけるタイミング信号生成手段として機能し、図示ない上位装置から供給される垂直走査信号Vsync、水平走査信号Hsync、ドットクロック信号dCLK及びクロックCLK等に従って、各種のタイミング信号やクロック信号などを生成し、液晶パネル110の駆動回路150に対し出力する。図4に示すDY,CLYはそれぞれスタートパルス及びクロック信号であり、走査線駆動回路に入力される。またLP,CLXはそれぞれラッチパルス及びクロック信号であり、データ線駆動回路に入力される。
画像処理部210は、図示しない上位装置から入力される画像信号DATAを、液晶パネル110で適切に表示できる形態の表示信号Dsに変換して出力するものであり、図5に示すように、アナログ形式の画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部211と、カラー変換テーブル214をRGBの各画像信号に対し適用して所定の色変換を行う色変換部212と、デジタル信号をアナログ表示信号Dsに変換して出力するD/A変換部213と、色差演算部270から出力される色差情報に基づきカラー変換テーブル214を補正するテーブル生成部(色補正手段)215とを備えて構成されている。
カラー変換テーブル214は、入力値と出力値との対応表を保持したLUT(ルックアップテーブル)であり、本実施形態の場合、液晶パネル110の入出力プロファイル(パネル固有の入出力特性)を保持したものである。そして色変換部212は、上記カラー変換テーブル214に基づき、入力されたRGBデジタル信号(画像信号)を液晶パネル出力用のRGBデジタル信号(表示信号)に変換する。また場合によっては、色変換部212に、画像信号に対してガンマ補正を行うためのガンマ補正テーブルを備えていてもよい。テーブル生成部215は、色差演算部270から入力される色差情報に基づいて、カラー変換テーブル214を更新するものである。
色調整装置250の色度検出部260は、液晶パネル110の色センサ180と電気的に接続され、色差演算部270は、画像処理部210と電気的に接続されるようになっている。係る装置間接続構造については特に限定はないが、液晶表示装置100の外部接続端子に、色センサ180用の端子と、画像処理部210用の端子とを設けておけばよい。
色度検出部260は、色センサ180(図1に示す色センサ180R、180G、180B)から出力される色信号を読み出し、必要に応じて色信号の変換を行い、色差演算部270に色度情報として出力する。色差演算部270は、入力された前記色度情報と、メモリ280に予め保持されている色度情報とを比較して、バックライト120から出力される照明光の色度と、基準値との差異を検出する。メモリ280は、上記の如く照明光の色度に係る基準値である基準色度情報を保持している。
以下、図6に示すフローチャートを参照して、色調整装置250を用いた液晶表示装置100の色調整手順について説明する。
本発明に係る方法により液晶表示装置の色調整を行うには、まず、図4に示したように、液晶表示装置100に色調整装置250を接続した状態で、液晶表示装置100を動作させる。次いで、液晶パネル110に設けられた色センサ180を用いて、バックライト120から出力される照明光の測色を行う(測色ステップS1)。測色によって色度検出部260に読み出された色度情報は、必要に応じて行われる色空間の変換処理を経て色差演算部270に出力される。本実施形態の場合、分光特性の異なる色フィルムを介した3つのセンサにより測色するので、色センサ180から出力されるデバイス依存の色信号(RGB値)を、デバイス非依存の色信号(三刺激値XYZ)に変換し、色差演算部270へ色度情報として出力する。
上記RGB値からXYZ値への色信号の変換に際しては、下記(数1)に示すような線形変換などが利用できる。(数1)において、Mは3×3のRGB→XYZ変換行列であり、色センサ180の色特性を示している。また(α,β,γ)は補正項であり、色フィルム170R、170G、170Bの分光特性がルータ条件から外れている場合に加えられる項である。この補正項(α,β,γ)は、受光素子160R、160G、160Bの分光感度と色フィルム170R、170G、170Bの分光感度とを予め測定し、CIE等色関数との差を求めることで算出することができる。上記色信号の変換機能は、色度検出部260に(数1)の計算を実行する演算回路として実装してもよく、色度検出部260から参照可能なLUT(ルックアップテーブル)を用意し、このLUTを参照しつつ補間計算を行う演算回路として実装してもよい。また、係る演算回路は、色差演算部270に実装されていてもよい。
Figure 0004196917
次に、色差演算部270は、色度検出部260から入力された色度情報と、メモリ(記憶手段)280に保持された色度情報とに基づく演算処理により色差ΔEa(色差情報)を算出し、画像処理部210のテーブル生成部215に出力する(色差導出ステップS2)。具体的には、まず、下記(数2)を用いて色度検出部260から入力された色信号(X,Y,Z)をCIELAB色空間に変換する。なお、(数2)中(Xn,Yn,Zn)は白色光のX,Y,Zを表しており、Yn=100としてXn,Znを正規化した値である。
そして、予めメモリ280に保持されている基準値(L ,a ,b )(基準色度情報)と、(数2)に基づき得られた値(L ,a ,b )(色度情報)とを用いて、下記(数3)に示す式により色差ΔEa(色差情報)を求める。メモリ280に保持されている値(L ,a ,b )は、液晶表示装置100の仕様として決定された基準値である。
Figure 0004196917
Figure 0004196917
次に、得られた色差ΔEaの値に基づき、画像処理部210における色補正動作の実行が選択される(ステップS3)。すなわち、色差ΔEaが既定値(例えば3)以上の値であるとき、色差演算部270から画像処理部210に対してカラー変換テーブル214を更新するための色差情報(ΔEa)が出力され、画像処理部210にてカラー変換テーブル214が更新される(色補正ステップS4)。上記色差ΔEaが既定値未満であれば、照明光の色ずれは許容範囲内であると判断し、カラー変換テーブル214の更新を行わず処理を終了する(エンド)。
上記色差ΔEaに係る既定値は3程度とすることが好ましい。このような範囲とすることで、基準値に対する照明光の色ずれが、人間に認識できる程度となる値を色調整の判断基準値とすることができるので、効率的に色調整を行うことが可能になる。
なお、色差ΔEaが2.5以下であれば、離間して観察した際に比較に係る2つの色は、ほぼ同一の色と認めることができるとされている(下記参考文献参照)ので、色調整の判断基準値としての上記既定値は2.5より大きくすることが好ましい。
参考文献:「新編 色彩科学ハンドブック第2版」 日本色彩学会編 東京大学出版会
色調整装置250は、前記色差情報を、色差演算部270から画像処理部210のテーブル生成部215に入力する。テーブル生成部215は、入力された色差情報に基づき、カラー変換テーブル214を更新する。このとき、テーブル生成部215によって新たにカラー変換テーブルを生成して置換してもよいし、カラー変換テーブル214の一部を補正値で上書きしてもよい。なお、上記テーブル生成部215は、色調整装置250に設けられていてもよい。
このようにしてカラー変換テーブル212が更新され、色変換部212にて更新されたカラー変換テーブル214が適用されることで、液晶パネル110に照明光の色ずれを補正できる表示信号Dsを供給できるようになる。
このように本実施形態の色調整装置250を用いた色調整方法によれば、バックライト120の色ずれを補償した表示を得られるように液晶表示装置100の色調整を行うことができ、バックライト120に起因する表示色のばらつきを効果的に低減することができる。これにより、均一な表示品質の液晶表示装置を再現性よく高歩留まりに製造することが可能になる。またバックライト120の色合いに係る制限を緩和できるので、部品コストを低減できるという利点もある。
また本実施形態に係る色調整装置250では、そのメモリ280に保持している色度情報を変更することで、液晶表示装置100の色味を容易に変更することが可能であり、用途に合わせて適切に色合いが設定された液晶表示装置を製造可能になる。
なお、本実施形態では、色センサ180R、180G、180Bを表示領域110Aの異なる辺端に沿った位置に配置している。このような配置とすることで、色フィルム170R、170G、170Bをパネル背面に設ける際の位置精度を緩和でき、液晶表示装置の製造を容易なものとすることができるが、色センサ180R、180G、180Bの配置は図示の形態に限定されるものではなく、表示領域110Aの外側の領域であって、バックライト120の照射領域であれば任意の位置に前記色センサを配置することができる。例えば、3つの色センサ180R、180G、180Bが表示領域110Aの一辺端に沿って配列されている構成とすることができる。
また本実施形態では、透過型の液晶表示装置について説明したが、液晶パネルのドット領域内に部分的に反射層が設けられ、反射表示と透過表示の双方が可能に構成された半透過反射型液晶表示装置に対しても問題なく適用することができる。上記半透過反射型の構成を採用する場合には、前記反射層と同層に形成された反射膜が、図1及び図2に示した受光素子160R、160G、160Bを平面的に覆うように形成されている構成とすることもできる。このような構成とするならば、バックライト120から射出され、色フィルム170R、170G、170Bをそれぞれ透過した光を、前記反射膜で反射させた後に前記受光素子160R、160G、160Bに入射させることができる。また係る構成においては、前記反射膜が光散乱性を具備した構成とすることが好ましい。係る構成によれば、色フィルムを透過して反射膜に入射した色光を散乱させ、効率よくセンサに入射させることができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明に係る第2の実施形態である液晶表示装置と色調整装置の概略構成図である。上記第1の実施形態では、色センサ180が設けられた液晶パネル110を備えた本発明に係る液晶表示装置における色調整方法について説明したが、本発明に係る色調整方法は、色センサ180が設けられていない液晶パネルを具備した液晶表示装置についても適用することができる。
なお、図7に示す各構成要素のうち、図1から図5に示した液晶表示装置100及び色調整装置250と共通のものには同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示す構成において、色調整装置250aは、色センサ(測色手段)180aと、色度検出部260と、色差演算部(色差導出手段)270と、メモリ(記憶手段)280とを備えて構成されている。本構成の液晶表示装置100aは、液晶パネル110aとその背面側(図示下面側)に配設されたバックライト120とを備えており、液晶パネル110aは、基板111と基板112との間に図示略の液晶層を挟持してなる構成を備えている。この液晶パネル110aは、図1から図5に示した液晶パネル100とは異なり、色センサ180は設けられていない。
また、液晶パネル110aには、FPC(Flexible Print Circuit)100fを介して制御回路100cが接続されており、係る制御回路100cは、図4に示した制御部200及び画像処理部210に相当する回路を具備したものとなっている。
図7に示す本実施形態の構成においては、液晶表示装置100aを動作させて、バックライト120から射出されて液晶パネル110aを透過した光Lを、色調整装置250aの色センサ180aで測定する。次いで、色センサ180から出力される色信号を色度検出部260を入力し、必要に応じて色空間の変換を行った後、色差演算部270に対し色度情報として入力する。そして、メモリ280に保持された基準色度情報と前記入力された色度情報とから色差ΔEaを算出する。
ここで、上記色差ΔEaが所定値以上であれば、色差演算部270から色差情報が液晶表示装置100aの画像処理部に入力され、画像処理部に備えられたカラー変換テーブルが更新されて色調整が成される。一方、上記色差ΔEaが所定値未満の場合には、前記色調整は実行されない。
このように、本発明に係る色調整装置250aは、色センサ180を備えない構成の液晶表示装置の色調整にも良好に適用でき、バックライト120の色ばらつきが効果的に補償され、均一な表示品質の液晶表示装置の安定製造に大いに寄与するものとなっている。
(第3の実施形態)
次に、図8及び図9を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、本実施形態の液晶表示装置300の平面構成図であり、図9は、図8のB−B’線に沿う断面構成図である。なお、本実施形態は上記第1実施形態の変形例である。したがって、図8及び図9に示す構成要素のうち、図1又は図2と共通のものには同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示す液晶表示装置300は、液晶パネル310と、その背面側に配設されたバックライト120とを主体として構成されている。また液晶表示装置300は、図4及び図5に示した第1実施形態の液晶表示装置と同様の電気的構成を具備したものとなっている。
液晶パネル310は、シール材113を介して互いに対向して配置された基板111,112間に液晶層114を挟持してなる構成を備える。基板111の内面側(液晶層側)には、所定平面形状の遮光部119aを備えた遮光層119と、カラーフィルタ315と、図示略の電極及び配向膜とが設けられている。基板112の内面側には回路層116が設けられ、回路層116上には図示略の配向膜が設けられている。回路層116は、画素スイッチング素子たるTFTや画素電極、駆動回路150、受光素子160R、160G、160B等を含んで構成されている。
液晶パネル310は、図8に示すように、基板111,112が平面的に重なる領域に表示領域110Aを有しており、表示領域110Aの3つの辺端の外側にそれぞれ受光素子160R、160G、160Bが配設されている。また、カラーフィルタ315は、3色(R,G,B)の着色部115R、115G、115Bを表示領域110A内に周期的に配列してなる構成を備えるとともに、表示領域110Aの外側であって受光素子160R、160G、160Bと平面的に重なる位置に、それぞれセンサ用フィルタ315R、315G、315Bを有している。これらのセンサ用フィルタ315R、315G、315Bは、それぞれ着色部115R、115G、115Bと同様の構成を備えたものとなっている。また、前記着色部115R、115G、115Bの境界領域と平面的に重なるように前記遮光層119の遮光部119aが延在している。この遮光部119aは表示領域110Aの外側まで延設されて液晶パネル310のいわゆる「周辺見切り」を構成しているが、上記センサ用フィルタ315R、315G、315Bの形成領域周辺には形成されておらず、液晶層114側から入射する照明光を透過可能になっている。
また液晶パネル310には、表示領域110Aに対応する矩形状の開口部330aを有するフレーム330が前面側から披着されている。フレーム330は、平面視で受光素子160R、160G、160B及びセンサ用フィルタ315R、315G、315Bを覆うように配置されている。そして、センサ用フィルタ315R、315G、315Bと対向するフレームの裏面331に、光反射性が付与された光反射領域を有している。この構成により、バックライト120から出力されて液晶パネル310を透過した照明光をこの光反射領域で反射させ、分光手段であるセンサ用カラーフィルタ315R、315G、315Bにより各色光に分光して対応する受光素子160R、160G、160Bに入射させるようになっている。したがって本実施形態の液晶表示装置300は、受光素子160R、160G、160Bと、センサ用フィルタ315R、315G、315Bとにより、図1から図4に示した色センサ180R、180G、180Bと同様の構成を実現したものとなっている。
液晶表示装置300は、図4及び図5に示した電気的構成を具備しているので、受光素子160R、160G、160Bとセンサ用フィルタ315R、315G、315Bとからなる色センサによってバックライト120の照明光の色度を測定し、その色信号を色調整装置250に対して出力できるようになっている。色調整装置250では、入力された色信号から得られた色度情報と、メモリ280に保持された基準色度情報とから色差ΔEaを算出し、係る色差ΔEaの値に基づいてカラー変換テーブル214を更新するための色度情報を画像処理部210に供給する。その後、係る色差情報に基づきカラー変換テーブル214が更新されることで、液晶パネル310に供給される表示信号がバックライト120の色ずれを適切に補償可能な表示信号となり、もって入力画像を忠実に再現して表示可能な液晶表示装置を得ることができる。
また本実施形態の液晶表示装置300では、分光手段であるセンサ用フィルタ315R、315G、315Bが、カラーフィルタ315に設けられており、着色部115R、115G、115Bと同等の位置精度で形成されているので、受光素子160R、160G、160Bに対してセンサ用フィルタを正確に位置合わせすることができる。したがって、図8に示すような表示領域110Aの3辺端の外側にそれぞれ受光素子160R、160G、160Bを配置する形態のみならず、表示領域110Aの一辺端に沿って受光素子160R、160G、160Bを配列した形態も容易に適用できる。さらに上記センサ用フィルタ315R、315G,315Bは、カラーフィルタ315の形成工程で着色部とともに形成できるので、色フィルムを用いる第1実施形態に比して製造コストの点で有利な構成となっている。
なお、本実施形態では、フレーム330の裏面331に光反射領域を設け、係る光反射領域で照明光を反射させて色センサに入射させる構成としているが、この光反射領域は、液晶パネル310に設けられていてもよい。すなわち、基板111の内面又は外面であって、センサ用フィルタ315R、315G、315Bと平面的に重なる位置に、アルミニウムや銀等からなる光反射性の金属膜を設けてもよい。
また本実施形態に係る液晶パネル310では、カラーフィルタ315の着色部115R、115G、115Bの境界領域、及びセンサ用フィルタ315R、315G、315Bの周縁部と平面的に重なる位置に遮光層119が設けられている。この遮光層119に設けられた遮光部119aは、例えばCrやTiからなる金属膜と、その酸化物からなる金属酸化物膜とを積層した構造が採られており、表示面側(基板111側)から順に金属酸化物膜と金属膜とが積層されて配置されている。
このような構成の遮光部119aを表示面側から見ると、前記金属酸化物膜の干渉によって黒色に視認され、ドット118の周縁部に延在する配線による反射や、表示領域の外側における光の透過を防止するようになっている。その一方で、遮光部119aを裏面側(液晶層114側)から見ると、金属酸化物膜は設けられていないので、その表面で光を反射可能なものとなっている。そこで、係る遮光部119aを、センサ用フィルタ315R、315G、315Bの形成領域まで延設すれば、バックライト120から出力された照明光を遮光層119の金属膜によって反射させてセンサ用フィルタ315R、315G、315Bに入射させることができる。これにより、上記フレーム330と同様の機能を液晶パネル310に内蔵した構成を実現でき、製造コスト等の面で有利なものとなる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図10を参照して説明する。上記各実施の形態では、液晶表示装置に色調整装置と接続して色調整を行う形態につき説明したが、本発明に係る液晶表示装置には、上述した色調整装置の機能を実装することもできる。以下、係る構成の液晶表示装置について説明する。
図10は、第4実施形態に係る液晶表示装置400の電気的構成を示す図である。
液晶表示装置400は、先の実施形態と同様のアクティブマトリクス方式の透過型カラー液晶表示装置であり、液晶パネル110と、バックライト120と、制御部200と、画像処理部(画像処理手段)210とを主体としてなり、さらに色度検出部220、色差演算部(色差導出手段)230、及びメモリ(記憶手段)240を備えた構成となっている。上記構成要素のうち、液晶パネル110、バックライト120、及び画像処理部210の構成は先の実施形態の液晶表示装置100と同様であり、色度検出部220、色差演算部230、及びメモリ240は、それぞれ図4に示した色度検出部260、色差演算部270、及びメモリ280と同様の機能を具備したものとなっている。
以上の構成を備えた液晶表示装置400は、図7にフローチャートを示した色調整方法の各ステップを実行可能になっている。すなわち、液晶パネル110に設けられた色センサ180によりバックライト120の照明光の測色を行い(測色ステップS1)、色センサ180から出力された色信号を色度検出部220から色差演算部230へ色度情報として出力する。色差演算部230では、入力された色度情報と、メモリ240に保持された基準色度情報とから色差ΔEaを算出し(色差導出ステップS2)、得られた色差ΔEaが既定値(例えば3)以上であるか否かの判断処理を行う(ステップS3)。そして、ΔEaが既定値以上であれば、色差情報を画像処理部210に出力し、画像処理部210においてカラー変換テーブル214の更新処理が実行され(色補正ステップS4)、バックライト120の色ずれが補償された表示を得られるように液晶パネル110の色調整が成される。上記ステップS3においてΔEaが既定値未満であれば、色調整処理を終了する(エンド)。
このように本実施形態の液晶表示装置400によれば、外部の色調整装置を用いることなく、色調整処理を実行でき、バックライト120の色ずれ補正を迅速かつ効率的に行うことができ、製造効率の向上に寄与する。また、色調整機能を内蔵した構成を採用することで、液晶表示装置400の色調整を製造時に限らず実行することが可能な液晶表示装置となる。すなわち、バックライト120の照明光が経時的に色変化した場合にも、上記色調整処理を実行することで係る色変化が補償された表示を得られるようになるので、長期間に渡り入力画像を正確に再現できる液晶表示装置となる。
(電子機器)
以下、本発明を携帯電話機に適用した実施形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る携帯電話機は、図11に示すように、先の実施形態の液晶表示装置からなる表示部1012と、複数の操作キーが配列された操作部1013とを備えた本体部1001の下端部に、ヒンジ機構を介して蓋部1002が連結された構成を備えており、前記蓋部1002は、本体部1001に対して開閉自在とされている。本体部1001と蓋部1002との連結部近傍には、蓋部1002の開/閉状態を検知する蓋部センサが設けられており、本体部1001の頂上部には、本体部1001に対して進退自在のアンテナ1019が設けられている。表示部1012の上方に受話部(スピーカ)1020が設けられ、蓋部1002の先端部に送話部(マイクロフォン)1014が設けられており、蓋部1002を開いた状態で通話が可能に構成されている。
以上の構成を具備した本実施形態の携帯電話機1000は、先の実施形態の液晶表示装置によって構成され、入力画像を忠実に再現することができる高画質の表示部を具備したものとなっている。
なお、本発明に係る液晶表示装置は、上記携帯電話機に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の表示部として好適に用いることができるものである。
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置の平面構成図。 図2は、図1のA−A’線に沿う断面構成図。 図3は、同、1画素領域を示す平面構成図。 図4は、同、電気的構成を示す図。 図5は、図4に示す画像処理部の電気的構成を示す図。 図6は、実施形態に係る色調整方法を示すフローチャート。 図7は、第2実施形態に係る液晶表示装置の概略構成図。 図8は、第3実施形態に係る液晶表示装置の概略構成図。 図9は、図8のB−B’線に沿う断面構成図。 図10は、第4実施形態に係る液晶表示装置の電気的構成を示す図。 図11は、電子機器の一例たる携帯電話機を示す斜視図。
符号の説明
100,300,400 液晶表示装置、110,310 液晶パネル、120 バックライト(照明手段)、160R,160G,160B 受光素子、170R,170G,170B 色フィルム(分光手段)、180,180R,180G,180B 色センサ(測色手段)、115,315 カラーフィルタ、130,140,150 駆動回路、200 制御部、210 画像処理部(画像処理手段)、220,260 色度検出部(測色手段)、230,270 色差演算部(色差導出手段)、240,280 メモリ(記憶手段)、214 カラー変換テーブル、330 フレーム

Claims (17)

  1. 液晶パネルの背面側に照明手段を配設してなる液晶表示装置の色調整方法であって、
    前記照明手段から出力された照明光の測色を実行する測色ステップと、
    前記測色ステップで得られた色度情報と予め記憶された基準色度情報とから色差情報をCIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出ステップと、
    前記色差情報に基づいて、前記液晶パネルに供給する表示信号を色補正する色補正ステップと
    を有することを特徴とする液晶表示装置の色調整方法。
  2. 前記色補正ステップが、入力された画像信号を前記表示信号に変換するためのカラー変換テーブルを、前記色差情報に基づき補正するステップであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の色調整方法。
  3. 液晶パネルの背面側に照明手段を配設してなる液晶表示装置の色調整方法であって、
    前記照明手段から出力された照明光の測色を実行する測色ステップと、
    前記測色ステップで得られた色度情報と予め記憶された基準色度情報とから、色差情報をCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出ステップと、
    前記色差情報に基づいて、前記液晶パネルに供給する表示信号を色補正する色補正ステップと
    を有し、
    前記色差ΔEa**の値が既定値以上であるとき、前記色補正ステップを実行することを特徴とする液晶表示装置の色調整方法。
  4. 液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、カラー変換テーブルの参照により、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置の色調整に適用できる色調整装置であって、
    前記照明手段から出力された照明光の測色を行う測色手段と、
    前記測色手段にて得られた色度情報と予め記憶された基準色度情報とから色差情報をCIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出手段と、
    前記色差情報に基づいて、前記画像処理手段に設けられたカラー変換テーブルを補正する色補正手段と
    を具備したことを特徴とする液晶表示装置の色調整装置。
  5. 液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、カラー変換テーブルの参照により、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置の色調整に適用できる色調整装置であって、
    前記液晶パネルに設けられた測色手段から出力される色度情報と予め記憶された基準色度情報とから色差情報をCIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて導出する色差導出手段と、
    前記色差情報に基づいて前記画像処理手段のカラー変換テーブルを補正する色補正手段と
    を具備したことを特徴とする液晶表示装置の色調整装置。
  6. 液晶パネルと、該液晶パネルの背面側に配設された照明手段と、入力された画像信号を前記液晶パネルに供給する表示信号に変換する画像処理手段とを具備した液晶表示装置であって、
    前記液晶パネルに、前記照明手段から供給される照明光の色度を測定する測色手段が設けられ、前記画像処理手段には、前記画像信号から前記表示信号への変換時に参照されるカラー変換テーブルが設けられており、
    前記照明手段から出力される照明光の基準色度情報を保持する記憶手段と、
    前記記憶手段に保持された基準色度情報と前記測色手段から出力される色度情報とから、CIELUV色空間における色差ΔEu * * 又はCIELAB色空間における色差ΔEa * * に基づいて色差情報を導出する色差導出手段とを備え、
    前記色差導出手段が、前記カラー変換テーブルを更新するための色補正情報としての前記色差情報を、前記画像処理手段に対し出力可能に構成されており、
    前記カラー変換テーブルが、前記測色手段又は外部回路から直接又は他の信号処理手段を介して入力される色補正情報に基づき更新可能に構成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記測色手段から出力される色度情報を外部回路へ出力する色度情報出力端子と、前記カラー変換テーブルを更新するための色補正情報を外部回路から入力する補正情報入力端子とを具備したことを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記測色手段が、前記液晶パネルに形成された受光素子と、該受光素子を含む液晶パネルの平面領域内に設けられた分光手段とを含むことを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 前記分光手段が、特定波長域の光を選択的に透過させる光学フィルムであることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  10. 前記受光素子を挟んで前記照明手段と反対側に、当該受光素子を平面的に覆う光反射手段が設けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶表示装置。
  11. 前記分光手段が、前記液晶パネルに設けられたカラーフィルタに形成された着色部材であることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  12. 前記分光手段が、前記受光素子と前記光反射手段との間に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  13. 前記光反射手段が、前記液晶パネルに装着されたフレームに設けられていることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  14. 前記液晶パネルの表示領域内に反射層が形成されており、
    前記光反射手段が、前記反射層と同層に形成された反射膜であることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  15. 前記液晶パネルの有効表示領域の外側に、少なくとも金属膜と金属酸化膜とを有する遮光部が設けられており、
    前記遮光部の金属膜の一部が、前記光反射手段を形成していることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  16. 前記液晶パネルに設けられたカラーフィルタの色数に応じて前記測色手段が設けられ、前記分光手段が、前記カラーフィルタの各色に対応する分光特性を有していることを特徴とする請求項から15のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  17. 請求項から16のいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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