JP5039081B2 - ミスト発生装置及び洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、水を霧化させてミストを放出するミスト発生装置、及び、当該ミスト発生装置を備えた洗濯乾燥機に関する。
この種のミスト発生装置として、例えば特許文献1に記載の霧化ユニットが考えられている。この霧化ユニットは、洗濯乾燥機における乾燥用の循環風路の一部に備えられており、超音波振動によって水を霧化させてミストを発生するようになっている。そして、霧化ユニットから発生したミストは、洗濯槽に連通接続された循環風路を介して当該洗濯槽内に供給されるようになっている。これにより、洗濯槽内の衣類をミストによって湿らせることができ、このような状態の衣類を乾燥することにより、衣類のシワを低減するようになっている。
一方、この種のミスト発生装置として、多孔質材料で形成された放電極に水を供給し、当該放電極に高電圧を印加することによって水を霧化させてミストを発生するものが考えられている。このものによれば、発生したミストに強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルが含まれるようになり、これにより、雑菌,悪臭成分,有害物質を除去することができる。
特開2008−194265号公報
ところで、洗濯乾燥機において、衣類を乾燥させる乾燥行程は、洗濯槽内の衣類を洗浄する洗い行程の後に行われる。しかし、衣類に付着した雑菌などは、洗い行程では落としきれない場合があり、不衛生になったり、臭い,カビなどの発生や衣類の変色などの原因になっていた。特に、近年では、節水のために、洗い行程時の洗い水として雑菌などを多く含む風呂水を使用する場合があり、この場合、衣類に付着したまま残る雑菌などの残存量が多くなる傾向がある。
ここで、上記したようなヒドロキシラジカルを生成するミスト発生装置を、洗濯乾燥機の循環風路の途中に設置すれば、乾燥用の温風とともにヒドロキシラジカルを洗濯槽内に供給することができ、洗い行程の後に衣類に残存する雑菌などを除去することができるように考えられる。
しかしながら、ヒドロキシラジカルを生成するミスト発生装置では、放電極への水の供給と、当該放電極への高電圧の印加が不可欠となる。そして、このようなミスト発生装置を洗濯乾燥機に設置する場合、水源としては、洗濯槽内への給水源(水道の蛇口など)を共用することが考えられる。ところが、このような給水源、或いは、この給水源からの水をミスト発生装置に供給するための給水経路は、通常では洗濯乾燥機の上部側に設けられる場合が多く、従って、使用者が触り得る部分となる場合が多い。そして、このような部分は、水を介してミスト発生装置に連なる部分でもあり、従って、ミスト発生装置からの漏電などが発生すれば高電圧が印加され得る部分でもある。そのため、放電極への高電圧の印加が不可欠となるミスト発生装置を洗濯乾燥機に備える場合、漏電,感電などを防止して安全性を向上する構成が要求される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、放電極への高電圧の印加が不可欠となるものにおいて、使用者が触り得る部分への高電圧の印加を防止することができ、放電極からのミストの放出を安全に行うことができるミスト発生装置、及び、当該ミスト発生装置を備えた洗濯乾燥機を提供することにある。
本発明は、吸水性、保水性及び吸い上げ特性を有する多孔質材料で形成された放電極と、保水性を有する多孔質材料で形成され、保水した水を前記放電極に供給する保水手段と、前記保水手段に水を供給する水供給手段と、前記放電極に負の高電圧を印加することによって前記放電極からミストを発生させる高電圧印加手段とを備え、前記水供給手段から前記保水手段に至る給水経路の一部に水が貯められるように構成され、その貯められた水の上流側および下流側に2つの空間部が設けられ、前記放電極を備えるミスト発生器が設置される対象機器が前記放電極に対応する電極として機能することに特徴を有する。
本発明によれば、保水した水を放電極に供給する保水手段と、当該保水手段に水を供給する水供給手段との間に介在する空間部によって、保水手段と水供給手段との間が電気的に絶縁された状態となる。これにより、高電圧印加手段からの高電圧が、使用者が触り得る水供給手段側に印加されることを防止でき、放電極からのミストの放出を安全に行うことができる。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、ミスト発生装置の構成を概略的に示す図 U字トラップ管及びその周辺部分を拡大して示す縦断側面図 異なる状態における図2相当図 ミスト発生器の構成を概略的に示す縦断側面図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示すものであり、洗濯乾燥機の外観斜視図 洗濯乾燥機の内部構成を概略的に示す縦断側面図 水槽の背面図 除菌コースを実行する場合における制御内容を示すタイムチャート 本発明の第4の実施形態を示す図8相当図 本発明の第5の実施形態を示す図8相当図 本発明の第6の実施形態を示す図8相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図4を参照しながら説明する。本実施形態は、本発明のミスト発生装置に係る実施形態である。図1は、ミスト発生装置1の構成を概略的に示す図である。ミスト発生装置1は、給水経路2とミスト発生器3とを備えて構成されている。
給水経路2は、図示しない給水源(水道の蛇口など)に接続された給水弁4(水供給手段に相当)から後述するミスト発生器3内の第1の保水材19(図4参照)に至るものであり、その一部にU字トラップ管5を備えている。
このU字トラップ管5は、全体として上下方向に長い中空状をなしており、その内部に下端が開口した仕切部5aを有している。これにより、当該U字トラップ管5の内部には、断面ほぼU字状となる水路が形成され、この水路部分に貯水可能な構成となっている。このU字トラップ管5は、上流部(図1では右側の上端部分)に給水口5b有し、下流部(図1では左側の上下方向中央部よりも上側部分)に排水口5cを有している。また、U字トラップ管5は、給水口5bの下部近傍であって排水口5cよりも低い位置に溢水口5dを有している。なお、この溢水口5dの開口寸法は、排水口5cの開口寸法よりも大きく設定されている。
給水口5bには、給水用管路6を介して給水弁4が連通接続されている。排水口5cには、下方に曲がって延びる排水用管路7が連通接続されている。溢水口5dには、溢水用管路8を介してバッファ用タンク9が連通接続されている。このバッファ用タンク9は、その底部に排水路10が接続されており、この排水路10の途中には排水弁11が設けられている。また、バッファ用タンク9の上部には、加圧用チューブ12を介して、例えばファン装置からなる加圧装置13(内圧上昇手段に相当)が接続されている。
この加圧装置13は、バッファ用タンク9の排水弁11が閉じられた状態で、加圧用チューブ12,バッファ用タンク9,溢水用管路8を通して溢水口5dからU字トラップ管5内(特に上流部内)に空気を圧送することによって、U字トラップ管5内の圧力(内圧)を上昇させるように構成されている。なお、加圧装置13は、ファン装置から構成するのではなく、例えば圧送ポンプやコンプレッサなどから構成してもよい。
一方、ミスト発生器3には、U字トラップ管5側に延びる導水部14が設けられており、この導水部14の端部の上部には、導水口14aが設けられている。また、導水部14内部において導水口14aに対向する部分にはイオン交換樹脂15が設置されている。導水部14の導水口14aは、上記した排水用管路7の先端部(図1では下側の端部)に下方から対向し、且つ、当該排水用管路7の先端部と離間した状態となっている。これにより、排水用管路7の先端部と導水口14aとの間に大気に開放する空間部16が形成されている。
このような構成によれば、給水弁4から給水用管路6を介してU字トラップ管5内に供給された水(図2中、矢印A参照)は、当該U字トラップ管5内に徐々に貯められる。そして、U字トラップ管5内に供給された水の水位が溢水口5dの高さを超えた場合には、当該溢水口5dから溢れた水が溢水用管路8を介してバッファ用タンク9内に流出する(図2中、矢印B参照)。バッファ用タンク9内に流出した水は、排水弁11を適宜開放させることによって外部に排水されるようになっている。
U字トラップ管5は、溢れた水をバッファ用タンク9内に流出させることによって、排水口5cから排水することなく当該U字トラップ管5内に所定量(この場合、水位が溢水口5dの高さとなる水量)の水を貯めるとともに、上流部側に空間部17を形成する。このようにU字トラップ管5内に空間部17が形成されることによって、給水弁4とU字トラップ管5内の水とが離隔されるようになっている。このように、給水経路2には、2つの空間部16,17が形成されるようになっている。
そして、加圧装置13は、給水弁4が閉じられた状態(U字トラップ管5内への給水が停止した状態)で、U字トラップ管5内に空気を圧送することによって(図3中、矢印C参照)、U字トラップ管5の上流部に形成された空間部17の内圧を上昇させる。これにより、U字トラップ管5内に貯められている水が上流部側から下流部側に向けて押し出されて排水口5cから排水され(図3中、矢印D参照)、排水用管路7を通って導水部14内に給水される。
なお、この場合、例えば加圧装置13からの空気の圧送量を変更することによって、U字トラップ管5内から導水部14への給水量を調整することができる。即ち、加圧装置13からの空気の圧送量を多く(強く)することによって、U字トラップ管5内の水の全部を導水部14に供給するようにしてもよい。また、加圧装置13からの空気の圧送量を少なく(弱く)することによって、U字トラップ管5内の水の一部を導水部14に供給するようにしてもよい。
次に、ミスト発生器3について図4を参照しながら説明する。図4は、ミスト発生器3の構成を概略的に示す縦断側面図である。
ミスト発生器3は、外郭を構成するケース18に、第1の保水材19(保水手段に相当)、第2の保水材20、吸水部材21(水供給手段に相当)、複数(図1では4つ示す)の放電極22、導電ロッド23(高電圧印加手段に相当)などを備えて構成されている。
ケース18は、絶縁性材料(例えば、ポリプロピレンなどの樹脂)からなるものであり、その下部が中空状で貯水可能な貯水タンク部18a(貯水タンクに相当)として構成されている。貯水タンク部18aの側部には、導水部14が接続されており、上述のようにしてU字トラップ管5から給水された水が当該導水部14を介して貯水タンク部18a内に供給されるようになっている。
また、貯水タンク部18aの底部には溢水経路24が接続されている。この溢水経路24は、端部24aが貯水タンク部18aの内部まで延びており、これにより、水位が端部24aに達するまでの水量(例えば100cc未満)の水を、貯水タンク部18a内に貯水可能となっている。貯水タンク部18a内の水位が端部24aに達すると、貯水タンク部18a内の水が当該端部24aから溢れ、溢れた水が溢水経路24を介して排水されるようになっている。
第1の保水材19及び第2の保水材20は、ケース18内の上部に配設されている。第1の保水材19は、保水性を有する多孔質材料(例えば、ウレタンスポンジ)で形成されており、ケース18内部において貯水タンク部18aの上方に収容されている。第2の保水材20は、保水性を有する多孔質材料(例えば、ウレタンスポンジ)に導電性物質(例えば、グラファイト)を混合して形成したものであり、ケース18の内部において第1の保水材19の上方に収容されている。なお、第2の保水材20に導電性物質として混入されたグラファイトは、当該第2の保水材20の導電性や硬性を確保するためのものである。
吸水部材21は、吸水性、保水性及び水の吸い上げ特性を有する多孔質材料(例えば、繊維状のポリエステルからなるフェルト材)で形成されたものであり、その上下両端部が尖ったピン形状をなしている。吸水部材21の基端部(図1では下側の端部)は、当該吸水部材21を下方から覆うようにして設けられた貯水タンク部18a内に延びており、当該貯水タンク部18a内に貯められた水に接触するようになっている。一方、吸水部材21の先端部(図1では上側の端部)は、第1の保水材19に下方から差し込まれるようにして挿入されている。これにより、吸水部材21の先端側部分は、第1の保水材19によって覆われ当該第1の保水材19に接触した状態となっている。
放電極22は、吸水性、保水性及び水の吸い上げ特性を有する多孔質材料(例えば、繊維状のポリエステルからなるフェルト材)で形成されたものであり、それぞれ先端部(図1では上端の端部)が尖ったピン形状をなしている。これら複数の放電極22の基端部(図1では下側の端部)は、第1の保水材19に上方から差し込まれるようにして挿入されている。これにより、複数の放電極22の下端側部分がそれぞれ第1の保水材19によって覆われた状態となっている。
また、これら複数の放電極22は、ケース18内の第2の保水材20とケース18の上面部とを突き抜けるようにして配設されている。従って、これら放電極22は、主としてケース18の上面部によって固定されているとともに、硬性を有する第2の保水材20によって補助的に固定されている。これら放電極22は、吸水部材21の周囲に同心円状に配置されている。
貯水タンク部18a内に蓄えられた水は、当該貯水タンク部18a内に延びる吸水部材21を介して吸水され(吸い上げられ)、第1の保水材19に供給される。そして、第1の保水材19に供給された水は、当該第1の保水材19内を浸透し、これに伴って、放電極22に水が供給される。なお、放電極22は、吸水部材21を中心として同心円状に配置されていることから、吸水部材21から第1の保水材19内に浸透する水が周囲の放電極22に均等に供給されるようになっている。また、第1の保水材19に含まれる水の一部は、第2の保水材20にも浸透し、従って、当該第2の保水材20からも放電極22に水が供給されるようになっている。
導電ロッド23は、その先端部(図1では上側の端部)がケース18内にて第1の保水材19を突き抜けて硬性を有する第2の保水材20に固定されている。また、導電ロッド23は、ケース18の外部において、その基端部(図1では下側の端部)を残す周側部の全域が、絶縁性材料からなる被覆部材23aによって覆われている。導電ロッド23は、その基端部(下端部)が電源回路(図示せず)の高電圧電源25の負極(例えば、−6kV)に接続されている。これにより、高電圧電源25からの負の高電圧が、導電ロッド23,水を含んだ第1の保水材19及び第2の保水材20を介して放電極22に印加され、当該放電極22が負に帯電するようになっている。即ち、導電ロッド23は、放電極22に高電圧電源25からの負の高電圧を印加して当該放電極22を負に帯電させる本発明の高電圧印加手段として機能するようになっている。
このような構成によれば、水が供給された放電極22には、高電圧電源25からの負の高電圧が印加される。このとき、放電極22の先端部に電荷が集中し、当該先端部に含まれる水に表面張力を超えるエネルギーが与えられる。これにより、放電極22の先端部の水が分裂(レイリー分裂)して、当該放電極22の先端部からミスト状に放出されるようになる(静電霧化現象)。ここで、ミスト状に放出された水粒子は、負に帯電しており、そのエネルギーによって生成したヒドロキシラジカルを含んでいる。従って、強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルが放電極22からミストとともに放出されるようになり、当該ヒドロキシラジカルの作用によって除菌や脱臭が可能となる。
なお、ミスト発生器3は、負に帯電した放電極22に対応する他方の電極を備えていない。この場合、当該ミスト発生器3が設置される対象機器(例えば、後述する洗濯乾燥機41)において、アース線などを介して接地される部材(例えば、後述する筐体42)が、負に帯電した放電極22に対応する他方の電極として機能するようになっている。
即ち、ミスト発生器3は、高電圧電源25からの負の高電圧によって負に帯電した放電極22に対応する他方の電極を、当該放電極22の近傍に設けていない構成となっている。そのため、放電極22からの放電自体が非常に穏やかになり、コロナ放電の発生がなく、有害ガス(オゾンや、当該オゾンが空気中の窒素を酸化することによって発生する窒素酸化物、亜硝酸、硝酸など)の発生が抑えられるようになっている。
以上に説明したように本実施形態のミスト発生装置1によれば、保水した水を放電極22に供給する第1の保水材19と、当該第1の保水材19に水を供給する給水弁4との間に介在する空間部16,17によって、第1の保水材19と給水弁4との間が電気的に絶縁された状態となる。これにより、導電ロッド23からの高電圧が、使用者が触り得る給水弁4側に印加されることを防止でき、放電極22からのミストの放出を安全に行うことができる。
また、給水弁4からU字トラップ管5内への給水と、当該U字トラップ管5からミスト発生器3への給水とのタイミングが異なっていることから、給水弁4とミスト発生器3とが水を介して繋がった状態を回避することができ、使用者が触り得る給水弁4側への高電圧の印加を一層防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図5を参照しながら説明する。本実施形態は、本発明のミスト発生装置に係る実施形態であり、給水経路32の構成が上述の第1の実施形態とは異なる。ミスト発生装置31は、ミスト発生器3と、上述の給水経路2に代わる給水経路32とを備えて構成されている。
給水経路32は、給水弁4からミスト発生器3内の第1の保水材19(図4参照)に至るものであり、その一部に滴下タンク33を備えている。
この滴下タンク33は、全体として矩形中空状をなしており、上部に給水口33aを有し、底部に排水口33bを有している。また、滴下タンク33は、その側部に溢水口33cを有している。
給水口33aには、給水弁4から下方に曲がって延びる給水用管路34が差し込まれ、当該給水用管路34の先端部(図5では下側の端部)が滴下タンク33内に延びている。この場合、給水用管路34の先端部は、溢水口33cよりも高い位置まで延びている。排水口33bには、排水用管路35が連通接続されており、この排水用管路35の途中には排水弁36が設けられている。排水用管路35の下端部は、ミスト発生器3から延びる導水部14の導水口14aに上方から対向し、且つ、当該導水口14aと離間した状態となっている。これにより、排水用管路35の下端部と導水口14aとの間に空間部37が形成されている。
このような構成によれば、排水弁36が閉じられた状態で、給水弁4から給水用管路34を介して滴下タンク33内に供給された水は、当該滴下タンク33内に徐々に貯められる。そして、滴下タンク33内に供給された水の水位が溢水口33cの高さを超えた場合には、当該溢水口33cから溢れた水が滴下タンク33外部に排水されるようになっている。これにより、滴下タンク33内の水位は、溢水口33cの高さを超えないように構成されている。
ここで、給水用管路34の下端部は、溢水口33cの高さ、即ち、滴下タンク33内に貯水可能な最高水位よりも高い位置にある。従って、滴下タンク33内の上部に空間部38が形成されるようになっている。このように滴下タンク33内に空間部38が形成されることによって、給水弁4と滴下タンク33内の水とが離隔されるようになっている。このように、給水経路32には、2つの空間部37,38が形成されるようになっている。
排水弁36は、その開度を適宜調整することによって、滴下タンク33内に貯められた水を排水用管路35を通して、導水部14内に滴下させる。即ち、この排水弁36は、滴下タンク33内の水を連続的に流すのではなく滴下させるための絞り弁として機能するようになっている。
本実施形態のミスト発生装置31によれば、ミスト発生器3内の第1の保水材19と、当該第1の保水材19に水を供給する給水弁4との間に介在する空間部37,38によって、第1の保水材19と給水弁4との間が電気的に絶縁された状態となる。これにより、導電ロッド23からの高電圧が、使用者が触り得る給水弁4側に印加されることを防止でき、放電極22からのミストの放出を安全に行うことができる。
また、滴下タンク33内の水を導水部14内に滴下して供給する構成としたので、滴下タンク33内の水を連続的に流して供給する構成とは異なり、断続的な給水を行うことができる。これにより、給水弁4とミスト発生器3とが水を介して繋がった状態を回避することができ、使用者が触り得る給水弁4側への高電圧の印加を一層防止することができる。
また、滴下タンク33内の水量が多くなると、水圧が大きくなり、排水弁36の開度を調整したとしても、滴下タンク33内の水を導水部14内に滴下させることが難しくなる。本実施形態では、滴下タンク33の側部に溢水口33cを設けたことによって、滴下タンク33内の水量が所定量(水位が溢水口33cの高さとなる水量)に制限される。これにより、滴下タンク33内の水圧が大きくなり過ぎてしまうことを防止でき、滴下タンク33内の水を導水部14内に適切に滴下させることができる。なお、滴下タンク33における溢水口33cの上下方向の位置を適宜変更することによって、滴下タンク33内の水圧、ひいては、滴下タンク33からの水の滴下量や滴下間隔を調整することができる。
なお、給水用管路34の先端部を滴下タンク33内に差し込む構成ではなく、給水用管路34の先端部を滴下タンク33の給水口33aに上方から対向させ、且つ、当該給水口33aと離間した状態とすることによって、給水弁4と滴下タンク33との間に空間部を形成する構成としてもよい。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図6ないし図9を参照しながら説明する。本実施形態は、本発明の洗濯乾燥機に係る実施形態である。図6は、ドラム式の洗濯乾燥機41の全体的な外観を示す斜視図である。この図6に示すように、洗濯乾燥機41の外郭を構成する筐体42は、全面が滑らかに傾斜したほぼ矩形箱状をなしており、その左右両側面には、洗濯乾燥機41の移動時などに使用するための取手43が設けられている。また、筐体42の上面には、水道水用給水口44が設けられている。
筐体42の前面中央部には、ほぼ円形状の扉45が設けられているとともに、当該扉45を開くための操作ボタン46が設けられている。また、筐体42の前面上部には、操作パネル47及び洗剤類投入部48が設けられている。操作パネル47は、筐体42の裏側に設けられた制御装置49(図7参照、制御手段,設定手段に相当)に接続されている。また、操作パネル47には、各種情報(洗剤量や運転時間など)を表示するための液晶表示部47aが設けられているとともに、後述する除菌コースを含む各種運転コースを選択するためのスイッチや、運転を開始,停止させるための各種スイッチなどが設けられている。なお、制御装置49は、マイクロコンピュータを主体としてROM,RAMなどを備えて構成されており、各種の入力信号や予め記憶された制御プログラムに基づいて、洗濯乾燥機41の動作全般を制御するようになっている。
筐体42の下部には、リントフィルタ(図示せず)が着脱可能に配設されるフィルタ収納部50が設けられている。このリントフィルタは、水槽51(図7参照)からの排水や、水槽51内の水を循環させる循環水路(図示せず)内の水に含まれる異物(糸くずなど)を捕獲するためのものである。
次に、洗濯乾燥機41の内部構成について図7を参照しながら説明する。図7は、洗濯乾燥機41の内部構成を概略的に示す縦断側面図である。この図7に示すように、筐体42の内部には水槽51(洗濯槽に相当)が配設され、その水槽51の内部にドラム52が配設されている。
これら水槽51及びドラム52は、ともに一端部が閉塞された有底円筒状を成しており、前側(図7では左側)の端面部に、それぞれ開口部53,54を有している。ドラム52の開口部54は、水槽51の開口部53によって囲繞されており、水槽51の開口部53は、筐体42の前面部に形成された開口部55にベローズ56によって連ねられている。開口部55には、上記した扉45が開閉可能に設けられており、これにより、開口部53,54,55からなる洗濯物(衣類など)の出し入れ用の投入口が、扉45によって開閉されるようになっている。
ドラム52の開口部54の周囲には、例えば液体封入型の回転バランサ57が設けられており、ドラム52の周側部(胴部)のほぼ全域には、複数の孔58が形成されている(一部のみ図示)。これら孔58は、洗い行程時、すすぎ行程時及び脱水行程時には通水孔として機能し、乾燥行程時には通風孔として機能するものである。ドラム52の周側部の内面には、複数のバッフル59が突設されており、ドラム52の後側の端面部には、その中心軸と同心となる環状配置によって複数の温風導入口60が形成されている。
水槽51は、前側の端面部の上部(開口部53よりも上方の部分)に温風出口61を有し、後側の端面部の上部に上記温風導入口60の回転軌跡に対向させて温風入口62を有している。
水槽51の上部には、給水ホース63を介して給水ケース64が接続されている。この給水ケース64には、給水弁65を介して水道水用給水口44が接続されている。これらにより、水道水用給水口44からの水道水が、給水弁65,給水ケース64,給水ホース63を介して水槽51の内部に供給されるようになっている。なお、給水ケース64には、洗剤類投入部48を介して洗剤類(洗剤、柔軟仕上げ剤、漂白剤など)が投入されるようになっており、これら洗剤類が水道水とともに水槽51内に供給されるようになっている。
水槽51の底部の最後部には、排水口66が形成されており、この排水口66には、洗濯乾燥機41の外部に連なる排水ホース67が接続されている。排水ホース67の途中には排水弁68が設けられている。これらにより、水槽51内の水が機外に排水できるようになっている。
水槽51の背面部には、洗濯機モータ69が取り付けてられており、これの回転軸69aが水槽51内に突出している。回転軸69aの先端部には、ドラム52の後端面部の中心部分が取り付けられている。これにより、ドラム52は、水槽51に同軸状で回転可能に支持されている。即ち、洗濯乾燥機41は、ドラム52を洗濯機モータ69によって直接回転駆動する構成であり、洗濯機モータ69によるダイレクトドライブ方式を採用している。また、洗濯機モータ69は、この場合、アウターロータ型のブラシレスDCモータで構成されている。
水槽51は、複数のサスペンション70(1つのみ図示)によって筐体42に弾性支持されており、その支持形態は、水槽51の軸方向が前後方向となる横軸状で、しかも、前上がりの傾斜状である。従って、この水槽51内に上述のように支持されたドラム52も同形態となっている。
水槽51の下方(筐体42の底面上)には台板71が配置され、この台板71上には前後方向に延びる通風ダクト72が配設されている。この通風ダクト72は、前端部の上部に吸風口73を有しており、この吸風口73は、接続ホース74及び還風ダクト75を介して、水槽51の温風出口61に接続されている。なお、還風ダクト75は、水槽51の開口部53の側部を迂回するように配管されている。
通風ダクト72の後端部には、循環用送風機76のケーシング77が連設されており、このケーシング77の出口部78は、接続ホース79及び給風ダクト80を介して、水槽51の温風入口62に接続されている。なお、給風ダクト80は、図8に示すように、水槽51(洗濯乾燥機41)の背面側から見て、洗濯機モータ69の右側を迂回するように配管されている。ここで、還風ダクト75,接続ホース74,通風ダクト72,循環用送風機76のケーシング77,接続ホース79,給風ダクト80によって、水槽51に連通接続された循環風路81(循環経路に相当)が構成されている。
循環用送風機76は、この場合、遠心ファンで構成されている。即ち、循環用送風機76は、ケーシング77の内部に遠心羽根車82を有しているとともに、その遠心羽根車82を回転させるモータ83をケーシング77の外部に有している。循環用送風機76は、水槽51内(ドラム52内)の空気を、図7にて矢印で示すように、循環風路81を通して循環させる送風手段として機能する。
循環風路81のうち通風ダクト72の内部には、前部に蒸発器84(除湿手段に相当)が配置され、後部に凝縮器85(加熱手段に相当)が配置されている。これら蒸発器84及び凝縮器85は、何れも詳しくは図示しないが、伝熱フィンを細かいピッチで多数配設してなるフィン付きチューブ型のもので、熱交換性に優れており、それら伝熱フィンの各間を、通風ダクト72内を流れる風(図7に示す矢印参照)が通るようになっている。
蒸発器84及び凝縮器85は、圧縮機86、及び、図示しない流量制御弁(例えば、電子式の制御弁)とともにヒートポンプ87を構成している。このヒートポンプ87においては、冷媒流通パイプによって、圧縮機86,凝縮器85,流量制御弁,蒸発器84の順にこれらをサイクル接続しており、冷凍サイクルが構成されている。圧縮機86や流量制御弁の駆動は、制御装置49によって制御されるようになっている。
制御装置49は、上記したように、循環用送風機76を作動させることによって、水槽51内の空気を循環風路81を通して循環させるようになっている。また、制御装置49は、圧縮機86や流量制御弁を作動させることによって、冷凍サイクルの冷媒を循環させるようになっている。そして、循環風路81内を流れる空気を、蒸発器84によって冷却除湿し、凝縮器85によって加熱して温風化するようになっている。これにより、制御装置49は、水槽51内に温風を供給して当該水槽51内(ドラム52内)の洗濯物を乾燥する乾燥運転を実行可能に構成されている。
このような構成の洗濯乾燥機41には、上述の第1の実施形態にて示したミスト発生装置1が備えられている。次に、この洗濯乾燥機41におけるミスト発生装置1の構成について図8を参照しながら説明する。
ミスト発生装置1の給水経路2を構成するU字トラップ管5は、水槽51の背面において、洗濯機モータ69よりもやや高い位置(図8では洗濯機モータ69の側部のやや上方位置)に配設されている。U字トラップ管5の給水口5bには、給水弁65から延びる給水用管路88(図7も参照)が連通接続されている。即ち、給水弁65が図1における給水弁4に相当し、給水用管路88が図1における給水用管路6に相当する構成となっている。
U字トラップ管5の排水口5cには、下方に曲がって延びる排水用管路89が連通接続されている。この排水用管路89は、殆ど撓むことなくミスト発生器3側に延び、当該ミスト発生器3の導水部14に連通接続されている。即ち、排水用管路89が図1における排水用管路7に相当する構成となっている。なお、この場合、排水用管路89の先端部は、導水部14の導水口14a(図1参照)に密着して接続されており、従って、排水用管路89の先端部と導水口14aとの間に大気に開放する空間部は形成されていない。
U字トラップ管5は、溢水口5dを介して水槽51内に連通した状態となっている。即ち、水槽51が図1におけるバッファ用タンク9に相当する。そして、この水槽51の底部に接続された排水ホース67(図7参照)が図1における排水路10に相当し、この排水ホース67の途中に配設されている排水弁68(図7参照)が図1における排水弁11に相当する構成となっている。また、水槽51に連通する循環風路81の途中に配設された循環用送風機76が図1における加圧装置13に相当する構成となっている。
一方、ミスト発生装置1のミスト発生器3は、循環風路81の途中部分を構成する給風ダクト80において、温風入口62よりも下流であって且つ接続ホース79(図7参照)を上流側に越えた直後の部分(図8では、給風ダクト80が洗濯機モータ69を迂回しながら上方に延びる部分の下端部分)に備えられている。そして、ミスト発生器3の放電極22は、それぞれの先端部が循環風路81の内部に突出するように配設されている。
図7にも示すように、循環風路81のうちミスト発生器3が設置される部分には仕切り板81aが設けられている。この仕切り板81aは、下方に傾斜した庇部81bを有しているとともに、ミスト発生器3の放電極22の上方に対向するようになっている。これにより、循環風路81内を流れる空気(温風)の一部は、ミスト発生器3側に供給され、放電極22及びその周辺部分を通過した後に循環風路81に合流するようになっている(図7にて破線で示す矢印参照)。
ミスト発生器3の排水経路24は、排水ホース67のうち排水弁68よりも下流の部分に連通接続されている。従って、ミスト発生器3の貯水タンク部18a内から排水経路24に溢れた水が当該排水経路24を通って排水ホース67に排水されるようになっている。
なお、ミスト発生器3の導電ロッド23は、その基端部が洗濯乾燥機41の電源回路の高電圧電源(図示せず)の負極(例えば、−6kV)に接続されている。これにより、高電圧電源からの負の高電圧が、導電ロッド23,水を含んだ第1の保水材19及び第2の保水材20を介して放電極22に印加され、当該放電極22が負に帯電するようになっている。
また、この場合、洗濯乾燥機41の筐体42は、アース線(図示せず)などを介して接地されるようになっており、このように接地された筐体42(放電極22に対向せず且つ当該放電極22から遠方に離れた位置に設けられた部材)が、負に帯電した放電極22に対応する他方の電極として機能するように構成されている。
このように構成された洗濯乾燥機41において、制御装置49は、ミスト発生装置1を動作させてミストを発生させ当該ミストを循環風路81内を流れる空気とともに水槽51内に供給する除菌コース(ミスト発生行程に相当)を実行可能に構成されている。ここで、この除菌コースを実行する場合における制御装置49による制御内容について図9を参照しながら説明する。図9は、その制御内容を示すタイムチャートである。なお、図9にてハッチングを付して示す部分にて、制御装置49は、各構成要素を駆動(給水弁65を開放、循環用送風機76を駆動、導電ロッド23を通電)するようになっている。
操作パネル47を介して除菌コースが選択されると、この除菌コースの初期において、制御装置49は、給水弁65を開放して、給水用管路88,給水口5bを介してU字トラップ管5内に水を供給する(図9にて符号Aで示す区間)。供給された水は当該U字トラップ管5内に徐々に貯められる。この場合、制御装置49は、U字トラップ管5内に溢水口5dから水が流出し始める量の水を供給する時間を予め設定している(設定手段)。そして、当該設定時間が経過すると、制御装置49は、給水弁65を閉じ、U字トラップ管5内への給水を停止する。これにより、制御装置49は、U字トラップ管5内の水を排水口5cから排水させることなく、当該U字トラップ管5内に所定量(この場合、水位が溢水口5dの高さとなる水量)の水を貯めるとともに、U字トラップ管5の上流部側に空間部17(図8参照)を形成する。
次に、制御装置49は、給水弁65を閉じたままの状態(U字トラップ管5内への給水が停止した状態)で、所定時間(給水用管路88内に残る水がU字トラップ管5内に流れ出る程度の時間)が経過したか否かを判断する(図9にて符号Bで示す区間)。そして、所定時間が経過すると、制御装置49は、循環用送風機76を高速回転(例えば3000rpm)で駆動し、水槽51内の圧力(内圧)を上昇させる(図9にて符号Cで示す区間)。なお、このとき、制御装置49は、排水弁68を閉じた状態(水槽51内が循環風路81を残してほぼ密閉された状態)とするようになっている。これにより、水槽51内の圧力(内圧)が効率良く上昇するようになっている。
水槽51の内圧が上昇することに伴って、当該水槽51内と溢水口5dを介して連通した状態にあるU字トラップ管5内の空間部17の内圧が上昇する。これにより、U字トラップ管5内に貯められている水が上流部側から下流部側に向けて押し出されて排水口5cから排水され、排水用管路7を通って導水部14内に給水されるように構成されている。
ミスト発生器3への給水を完了すると、制御装置49は、所定時間(貯水タンク部18a内に貯められた水が、吸水部材21、第1の保水材19などを介して放電極22に供給される程度の時間)が経過したか否かを判断する(図9にて符号Dで示す区間)。そして、所定時間が経過すると、制御装置49は、高電圧電源から導電ロッド23に通電してミスト発生装置1を動作させる(図9にて符号Eで示す区間)。これにより、高電圧電源からの負の高電圧が、導電ロッド23,第1の保水材19及び第2の保水材20を介して放電極22に印加されて当該放電極22が負に帯電する。これにより、放電極22の先端部から強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルを含むミストが放出される。
このとき、制御装置49は、循環用送風機76を低速回転(例えば上記給水時における回転速度よりも低い1500rpm)で駆動し、水槽51内の空気を循環風路81を通して循環させる。これにより、ミスト発生装置1から放出したヒドロキシラジカルを含むミストが循環風路81内を流れる空気(温風)とともに水槽51内に供給されるようになり、このように供給されたヒドロキシラジカルによって、水槽51内の洗濯物(衣類など)の除菌や脱臭が可能となる。この場合、制御装置49は、ミスト発生器3への水供給時(符号Cで示す区間参照)よりも低い回転速度で循環用送風機76を駆動する。従って、循環風路81内を流れる風量が弱まり、放電極22の乾燥を防止しつつ、ミストを水槽51内に供給することができる。
なお、上記除菌コースにおいては、使用者は操作パネル47に設けられたモード選択ボタン(図示せず)を介して、第1のモード及び第2のモードの2つのモードを選択可能となっている。第1のモードが選択された場合、制御装置49は、水槽51内へのミストの供給(循環用送風機76の駆動及び導電ロッド23への通電)とともに、ドラム52を所定の低速回転(例えば50rpm)にて正逆回転させるようになっている。この第1のモードは、攪拌されてもよい洗濯対象(タンブル可能なもの、例えば、コート、スラックス、マフラーなど)の除菌を行う場合に適している。一方、第2のモードが選択された場合、制御装置49は、水槽51内へのミストの供給時に、ドラム52を回転させないようになっている。この第2のモードは、攪拌されることが好ましくない洗濯対象(タンブル不可のもの、例えば、ぬいぐるみ、バッグ、革製品など)の除菌を行う場合に適している。
以上に説明したように本実施形態によれば、除菌コースにおいては、強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルを含むミストが循環風路81内に放出され、循環風路81内を流れる空気(温風)とともに水槽51内に供給される。これにより、水槽51内の洗濯物(衣類など)の除菌や脱臭が可能となる。
そして、U字トラップ管5内に形成される空間部17によって、ミスト発生器3内の第1の保水材19と給水弁65との間における電気的絶縁状態を維持することができ、使用者が触り得る給水弁4側への高電圧の印加を防止できる。
なお、この場合、高電圧電源からの負の高電圧によって負に帯電した放電極22に対応する他方の電極を、当該放電極22の近傍に設けていない。そのため、放電極22からの放電自体が非常に穏やかになり、コロナ放電の発生がなく、有害ガス(オゾンや、当該オゾンが空気中の窒素を酸化することによって発生する窒素酸化物、亜硝酸、硝酸など)の発生が抑えられるようになっている。
なお、ミスト発生器3は、循環風路81の途中部分であれば任意の部分に設置することが可能であるが、本実施形態に示したように、循環風路81のうち給風ダクト80によって構成される部分に設置することが好ましい。給風ダクト80は、循環風路81における蒸発器84及び凝縮器85よりも下流の部分を構成しており、この部分において発生したヒドロキシラジカルが、蒸発器84の冷却作用及び凝縮器85の加熱作用の影響を受け難くなるからである。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図10を参照しながら説明する。なお、上述の第3の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、上述の第3の実施形態に示した構成において、さらに、水槽51の背面に溢水トラップ管91を備えた実施形態である。
溢水トラップ管91は、水槽51の背面において、U字トラップ管5よりも低い位置に配設されている。この溢水トラップ管91は、U字トラップ管5を上下方向に大きくした形状をなしており、全体として上下方向に長い中空状をなし、その内部に下端が開口した仕切部91aを有している。これにより、当該溢水トラップ管91の内部には、断面ほぼU字状となる水路が形成され、この水路部分に貯水可能な構成となっている。この溢水トラップ管91は、上流部(図10では右側の上端部分)に給水口91b有し、下流部(図10では左側の上下方向中央部よりも上側部分)に排水口91cを有している。
給水口91bには、給水弁65から延びる給水用管路92が連通接続されている。排水口91cには、下方に曲がって延びる排水用管路93が連通接続されている。図示はしないが、この排水用管路93は、排水ホース67のうち排水弁68よりも下流の部分に連通接続されている。
溢水トラップ管91の上流部は、水槽51の背面に設けられた溢水流出口51aを通して当該水槽51に連通接続されている。この溢水流出口51aは、水槽51内の水量が所定量(水位が溢水流出口51aの高さとなる水量)を超えたときに、溢れた水を水槽51外(この場合、溢水トラップ管91内)に排水するためのものである。これにより、例えば給水弁65の故障などが発生し、水槽51内の水位が設定水位を超えて異常に高まったとしても、所定量を超えた水は溢水流出口51aから排水されるようになっている。
なお、上述のU字トラップ管5の溢水口5dは、水槽51の溢水流出口51aよりも高い位置に設けられている。これにより、水槽51内の水位が異常に高まったとしても、水槽51内の水は、その水位がU字トラップ管5の溢水口5dに達する前に溢水流出口51aから排水される。従って、U字トラップ管5内には、水槽51からの溢水が流入しないようになっている。
また、本実施形態では、U字トラップ管5内への給水のための専用給水弁94が上記給水弁65とは別に設けられている。そして、U字トラップ管5の給水口5bには、専用給水弁94から延びる給水用管路95が連通接続されている。これにより、専用給水弁94を給水弁65とは別に独立して制御することができ、U字トラップ管5内に必要な水量だけ給水することができる。従って、当該U字トラップ管5内に給水される水を無駄に排出させてしまうことがない。
次に、本実施形態の作用について説明する。
各種運転コースにおける洗い行程、或いは、すすぎ行程では、制御装置49は、給水弁65を開放させて、給水ケース64などを介して水槽51内に給水を行う。これと同時に、制御装置49は、給水用管路92を介して、給水口91bから溢水トラップ管91内に給水を行う。
従って、溢水トラップ管91内への給水は、水槽51内への給水が行われる間継続される。このため、溢水トラップ管91内に給水された水は、当該溢水トラップ管91内に滞留するのではなく、排水口91cを超えて流れ続け、溢水用管路93,排水ホース67を経て洗濯乾燥機41外部に流出する。制御装置49は、水槽51内の水位が設定水位に達すると、給水弁65を閉じて、水槽51内への給水及びこれに伴う溢水トラップ管91内への給水を停止する。これにより、溢水トラップ管91内には、所定量(水位が排水口91cの高さととなる水量)の水が残り貯水されるようになっている。
乾燥行程では、制御装置49は、排水弁68を閉じた状態で、循環用送風機76、蒸発器84、凝縮器85を動作させて水槽51内に温風を供給し、水槽51内(ドラム52内)の洗濯物を乾燥する。
このような乾燥行程において、溢水流出口51aを介して水槽51内に連通する溢水トラップ管91は、内部に貯められた水によって、その通気性が遮断された状態となっている。従って、水槽51内に供給された温風の一部が溢水流出口51aから溢水トラップ管91内に流入したとしても、その温風が排水口91cから抜けて洗濯乾燥機41外部に漏れることがない。即ち、水槽51内部は、循環風路81を残してほぼ密閉された状態となっている。
そして、このような密閉状態に維持された水槽51内に温風が供給されることによって、当該水槽51内の圧力(内圧)が上昇する。この場合、U字トラップ管5は、溢水トラップ管91よりも小さいことから、U字トラップ管5内に貯められる水量は、溢水トラップ管91内に貯められる水量よりも少ない。従って、溢水流出口51aから流入する温風によって溢水トラップ管91内の内圧が上昇しない状態であっても、溢水口5dから流入する温風によってU字トラップ管5内の空間部17の内圧が上昇すると、当該U字トラップ管5内に貯められている水が上流部側から下流部側に向けて押し出されて排水口5cから排水され、排水用管路89を通ってミスト発生器3の導水部14内に給水されるように構成されている。即ち、乾燥行程における風量は、溢水トラップ管91内の水を押し出して排出させることはできないが、U字トラップ管5内の水を押し出して排出させることができる風量(例えば、循環用送風機76の回転速度を3000rpmとしたときの風量)に設定されている。
以上に説明したように本実施形態によれば、水槽51の背面に溢水流出口51aを備えた構成において、U字トラップ管5の溢水口5dを、当該溢水流出口51aよりも高い位置に設けた。これにより、水槽51からの溢水がU字トラップ管5内に流入して当該U字トラップ管5内が水で満たされてしまうことを回避できる。これにより、U字トラップ管5内に空間部17が形成された状態、即ち、ミスト発生器3内の第1の保水材19と給水弁4との間が電気的に絶縁された状態を適切に維持することができ、使用者が触り得る給水弁4側への高電圧の印加を一層防止することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について図11を参照しながら説明する。なお、上述の第4の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、水槽51の背面に溢水トラップ管91を備えた構成における変形実施形態である。
U字トラップ管5の側部において、溢水口5dよりも低い位置には、連結口5eが設けられている。この連結口5eには、連結管路96の一端が連通接続されている。なお、本実施形態では、U字トラップ管5の給水口5bには、専用給水弁94ではなく、給水弁65から延びる給水用管路88が連通接続されている。
一方、溢水トラップ管91の上部には、連結口91dが設けられている。この連結口91dには、連結管路96の他端が連通接続されている。
このような構成によれば、U字トラップ管5内に給水された水の水位が連結口5eの高さを超えた場合には、当該連結口5eから溢れた水が連結管路96を介して溢水トラップ管91内に流出する。これにより、U字トラップ管5内が水で満たされてしまうことを回避してミスト発生器3内の第1の保水材19と給水弁4との間の電気的絶縁状態を維持することができる。また、当該U字トラップ管5内に過剰に供給された水を、溢水トラップ管91内に貯水するための水として利用することができる。
また、単一の給水弁65からの水を、U字トラップ管5及び溢水トラップ管91の双方に供給することができ、簡便な給水構造とすることができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について図12を参照しながら説明する。なお、上述の第3の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、水槽51の背面に、上述のミスト発生装置1(U字トラップ管5)ではなく、ミスト発生装置31(滴下タンク33)を備えた実施形態である。
ミスト発生装置31の給水経路32を構成する滴下タンク33は、水槽51の背面において、洗濯機モータ69よりもやや高い位置(図12では洗濯機モータ69の側部のやや上方位置)に配設されている。滴下タンク33の給水口33aには、給水弁65から延びる給水用管路88が連通接続されている。即ち、給水弁65が図5における給水弁4に相当し、給水用管路88が図5における給水用管路34に相当する構成となっている。また、この場合も、給水用管路88の先端部は、滴下タンク33の側部に設けられた溢水口33cよりも高い位置まで延びている。
滴下タンク33の排水口33bには、排水用管路97が連通接続されており、この排水用管路97の途中には排水弁98が設けられている。即ち、排水用管路97が図5における排水用管路35に相当し、排水弁98が図5における排水弁36に相当する構成となっている。この排水用管朗97は、殆ど撓むことなくミスト発生器3側に延び、当該ミスト発生器3の導水部14に連通接続されている。なお、この場合、排水用管路97の先端部は、導水部14の導水口14a(図1参照)に密着して接続されており、従って、排水用管路89の先端部と導水口14aとの間に大気に開放する空間部は形成されていない。
滴下タンク33の溢水口33cには、下方に曲がって延びる排水用管路99が連通接続されている。図示はしないが、この排水用管路99は、排水ホース67のうち排水弁68よりも下流の部分に連通接続されている。
このような構成によれば、滴下タンク33内には、水位が溢水口33cの高さとなる水量の水が貯められ、当該滴下タンク33内に空間部38が形成される。そして、このように滴下タンク33内に形成される空間部38によって、ミスト発生器3内の第1の保水材19と給水弁65との間における電気的絶縁状態を維持することができ、使用者が触り得る給水弁4側への高電圧の印加を防止できる。
また、排水弁98の開度を適宜調整することによって、滴下タンク33内に貯められた水を排水用管路97を通して導水部14内に滴下させることができ、ミスト発生器3への断続的な給水を行うことができる。これにより、給水弁65とミスト発生器3とが水を介して繋がった状態を回避することができ、使用者が触り得る給水弁4側への高電圧の印加を一層防止することができる。
なお、滴下タンク33に加えて、上述の第4の実施形態や第5の実施形態に示した溢水トラップ管91を設けてもよい。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、上述の各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
放電極22を形成する多孔質材料としては、多孔質のセラミック材料や、多孔質の金属材料などを用いてもよい。
放電極22は、その先端部が尖った形状のものに限られるものではなく、例えば、その先端部を滑らかな半球状に丸くした形状としてもよい。
放電極22の基端部を貯水タンク部18a内に延ばして、水供給手段としての機能も担うように構成してもよい。
吸水部材21は、その先端部側が第1の保水材19によって覆われた状態にするのではなく、放電極22と同様に、第2の保水材20とケース18の上面部とを突き抜けるようにしてもよい。この場合、吸水部材は、貯水タンク部18a内の水を第1の保水材19に供給する水供給手段としての機能を担うとともに、ミストを放出する放電極としての機能も担う。
吸水部材21の基端部(貯水タンク部18a内の水に接触する部分)を尖らせたことによって、貯水タンク部18a内の水に含まれる異物(埃など)が吸水部材21内に吸い込まれ難くなり、当該吸水部材21の吸水性能の低下を防止することができる。しかし、吸水部材21の基端部の形状は、これに限られるものではなく、例えば、平坦な形状としてもよい。
また、吸水部材21は、図4に示すような上下方向に延びるものに限られない。例えば、貯水タンク部18aをケース18の側部に設けた場合には、吸水部材が第1の保水材19と貯水タンク部18a内の水とに接触するように、当該吸水部材を横方向に設けるようにしてもよい。
溢水経路24を、例えば水槽51の底部に接続して、貯水タンク部18aから溢れた水を水槽51内へ排水するようにしてもよい。このような構成によれば、貯水タンク部18aから溢れた水を、無駄にすることなく洗濯水として利用することができる。
高電圧印加手段によって負に帯電した放電極22に対応する他方の電極として、放電極22に対向せず且つ当該放電極22から離れた位置にアース体を設けるようにしてもよい。
貯水タンク部18a内に貯水可能な水量は、例えば当該貯水タンク部18aの大きさ、形状などを変更することによって適宜変更して実施することができる。
放電極22に白金ナノコロイドを担持させてもよい。
貯水タンク部18a内に除菌剤を設置するようにしてもよい。
例えば、第1の保水材19を繊維状のイオン交換樹脂で形成してもよいし、イオン交換樹脂を貯水タンク部18a内に設置するようにしてもよい。この場合、放電極22に導電性物質(例えば、カーボン繊維)を混紡するようにするとよい。
本発明は、循環風路81にヒートポンプ87を備えた洗濯乾燥機41のみならず、循環風路内にヒータと水冷式の熱交換器とを備えたヒータ式の洗濯乾燥機にも適用することができる。また、本発明は、洗濯機能を備えていない乾燥機にも適用することができる。
図面中、1,31はミスト発生装置、2,32は給水経路、4は給水弁(水供給手段)、5はU字トラップ管(U字トラップ)、5bは給水口、5cは排水口、5dは溢水口、13は加圧装置(内圧上昇手段)、16,17,37,38は空間部、19は第1の保水材(保水手段)、22は放電極、23は導電ロッド(高電圧印加手段)、33は滴下タンク(タンク)、41は洗濯乾燥機、49は制御装置(制御手段,設定手段)、51は水槽、51aは溢水流出口、76は循環用送風機(送風手段,内圧上昇手段)、81は循環風路(循環経路)を示す。

Claims (6)

  1. 吸水性、保水性及び吸い上げ特性を有する多孔質材料で形成された放電極と、
    保水性を有する多孔質材料で形成され、保水した水を前記放電極に供給する保水手段と、
    前記保水手段に水を供給する水供給手段と、
    前記放電極に負の高電圧を印加することによって前記放電極からミストを発生させる高電圧印加手段とを備え、
    前記水供給手段から前記保水手段に至る給水経路の一部に水が貯められるように構成され、その貯められた水の上流側および下流側に2つの空間部が設けられ、
    前記放電極を備えるミスト発生器が設置される対象機器が前記放電極に対応する電極として機能することを特徴とするミスト発生装置。
  2. 前記水供給手段として設けられた給水弁と、
    前記給水弁から前記保水手段に至る給水経路の一部に設けられ、前記給水弁が接続された給水口を上流部に有し、前記保水手段が接続された排水口を下流部に有し、前記給水口の近傍であって前記排水口よりも低い位置に溢水口を有するU字トラップと、
    前記U字トラップの上流部に接続され、当該U字トラップの内圧を上昇させる内圧上昇手段とを備え、
    前記U字トラップは、前記給水弁から前記給水口を介して当該U字トラップ内に供給された水の水位が前記溢水口の高さを超えた場合には、溢れた水を当該溢水口から流出させることによって、前記排水口から排水することなく当該U字トラップ内に水を貯めるとともに前記上流部に前記空間部を形成するように構成され、
    前記内圧上昇手段は、前記給水弁が閉じられた状態で、前記U字トラップの前記上流部に形成された前記空間部の内圧を上昇させることによって、当該U字トラップ内に貯められている水を前記排水口から排水して前記保水手段に供給するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のミスト発生装置。
  3. 前記水供給手段として設けられた給水弁と、
    前記給水弁から前記保水手段に至る給水経路の一部に設けられ、側部に溢水口を有し、底部に排水弁を備える排水用管路を有するタンクとを備え、
    前記タンク内の水位が前記溢水口の高さを超えないように構成されていることにより前記給水弁と前記タンク内に貯められた水との間に一方の前記空間部が形成され、前記タンクと前記保水手段との間に形成された他方の前記空間部では、前記排水弁の開度が調整されることにより前記タンク内に貯められた水が滴下することを特徴とする請求項1記載のミスト発生装置。
  4. 本体内部に配設された水槽に前記U字トラップの前記溢水口が接続されているとともに、前記水槽内の空気を当該水槽に連通接続された循環経路を通して循環させる送風手段を前記内圧上昇手段として備えた請求項2記載のミスト発生装置を具備したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 前記ミスト発生装置の前記給水弁、前記高電圧印加手段、前記送風手段の動作を制御して、前記放電極からミストを発生させるミスト発生行程を実行する制御手段と、
    前記U字トラップ内に前記溢水口から水が流出し始める量の水を供給する時間を設定する設定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ミスト発生行程の初期において、
    前記設定手段によって設定された時間だけ前記給水弁を開放し、
    前記給水弁を閉じてから所定時間が経過した後に、前記送風手段を所定回転数で駆動することによって前記U字トラップ内に貯められている水を前記排水口から排水して前記保水手段に供給し、
    その後、前記送風手段を前記所定回転数よりも低い回転数で駆動するとともに、前記高電圧印加手段によって前記放電極に高電圧を印加することを特徴とする請求項4記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記水槽は、当該水槽内の水量が所定量を超えたときに溢れた水を排水する溢水流出口を備え、
    前記U字トラップの前記溢水口は、前記水槽の前記溢水流出口よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の洗濯乾燥機。
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