JP4983946B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、底部に衣類攪拌用パルセータを有する洗濯脱水槽を水槽内に回転自在に配し、洗濯脱水槽並びに水槽内方に帯電微粒子水を供給して、衣類などの除菌、消臭およびカビ発生抑制を行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の洗濯乾燥機は衣類に付着した雑菌や循環空気中の雑菌を殺菌するために、水槽と水槽内に回転可能に配設したドラムに、静電霧化により帯電微粒子水を生成して洗濯槽内に放出する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された洗濯乾燥機の概略断面図である。
図6に示すように洗濯機本体71の外郭を構成する洗濯機本体72内に洗濯槽73が内装され、洗濯槽73は内部に回転ドラム74を配置した水槽75により構成している。回転ドラム74は多数の小孔を構成し、モータ76により回動する。水槽75には給水路77、排水路78が接続してある。洗濯槽73には開口79が設けてあり、該開口79に開閉自在に扉80を設ける。
洗濯機本体72内で、且つ洗濯槽73の外部に(つまり水槽75の外部に)静電霧化装置81が設けられ、前記静電霧化装置81は、ケース82内に入れられ、該ケース82にはファン83が設けてある。ケース82には、給気路84を構成する給気ホースの一端が連通接続してあり、該給気ホースの他端が洗濯機本体72に開口して外部と連通する。また、ケース82には放出経路85を構成する放出ホースの一端が連通接続してあり、該放出ホースの他端が洗濯槽73の開口79の端部に配管され、回転ドラム74の内部に臨んでいる。
静電霧化装置81にて生成されたナノメータサイズの帯電微粒子水は、ファン83の運転により給気路84を通って供給された外部空気により、放出経路85を経て、洗濯槽73内に放出されて、回転ドラム74内部の衣類の脱臭、除菌を行うものである。
また、洗濯物の洗濯処理のための一連の運転が、洗濯物の洗浄運転、すすぎ運転、脱水運転、乾燥運転、静電霧化装置81を運転しての除菌・脱臭運転を順番に行なうようになっている。
そして、除菌・脱臭運転時は、洗濯物が入っている回転ドラム74を一方向あるいは往復運動で回動させるようにしている。
なお、この引用文献1は図示していないが、洗濯槽73には温風または冷風を噴出する噴出し口を設けて、温風または冷風を洗濯槽73内に噴出して、回転ドラム74内の衣類を乾燥することができるようになっている。
特開2008−237442号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗濯中も乾燥中も、また除菌・脱臭運転中も回転回転ドラム74の回動にて、衣類は上下に攪拌されて入れ替わるが、前後の攪拌は無いため、衣類の前後の入れ替わりは、ほとんど期待できない。このため、帯電微粒子水を回転ドラム33の前方から放出しても、帯電微粒子水は衣類の全ての箇所の繊維の内部に浸透させることは難しく、除菌、脱臭の性能上の課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、帯電微粒子水を衣類に万遍なく付着させ、衣類の繊維の内部に奥深く浸透させて、効果的に除菌、脱臭を行なうという洗濯乾燥機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し衣類を収容し通気孔を有する内槽と、この内槽の内底部に設け衣類を撹拌するパルセータと、前記内槽またはパルセータを回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に空気を供給する送風手段と、静電霧化により帯電微粒子水を生成する静電霧化発生装置を有する静電霧化発生ユニットと、前記駆動手段、送風手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程、および帯電微粒子水を前記内槽内に放出する除菌・脱臭行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、除菌・脱臭行程において、前記内槽を回転させる槽回転動作と、前記内槽を固定してパルセータを左右に回転させる動作とを、交互に行なうようにしたものである。
これにより、帯電微粒子水を衣類に万遍なく付着させ、効果的に除菌、脱臭を行なうことができる。
本発明の洗濯乾燥機は、帯電微粒子水を効果的に衣類に付着、浸透させて、除菌、脱臭を行なうことができる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の縦断面図 同洗濯乾燥機のブロック回路図 同洗濯乾燥機の要部分解斜視図 同洗濯乾燥機の静電霧化発生ユニット部の要部断面図 (a)同洗濯乾燥機のナノイーコースのシーケンスを示す図(b)同ナノイーコースのシーケンスのフラッピング動作時のパルセータの反転時限を示す図 従来の洗濯乾燥機の概略断面図
第1の発明は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し衣類を収容し通気孔を有する内槽と、この内槽の内底部に設け衣類を撹拌するパルセータと、前記内槽またはパルセータを回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に空気を供給する送風手段と、静電霧化により帯電微粒子水を生成する静電霧化発生装置を有する静電霧化発生ユニットと、前記駆動手段、送風手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程、および帯電微粒子水を前記内槽内に放出する除菌・脱臭行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、除菌・脱臭行程において、前記内槽を回転させる槽回転動作と、前記内槽を固定してパルセータを左右に回転させる動作とを、交互に行なうことにより、帯電微粒子水を放出中に、衣類を内槽と共に回す槽回転と、パルセータを左右に短時間回転させる動作によって、衣類の回動を、上下、および左右(回転方向)に万遍なく行なうことができ、帯電微粒子水を衣類に効果的に付着、浸透させて除菌、脱臭を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の縦断面図、図2は、同洗濯乾燥機のブロック回路図であり、図3は同洗濯乾燥機の要部分解斜視図である。
図1において、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。外槽3の内部には、衣類および乾燥対象物を収容する内槽4を中空で2重構造とした洗濯・脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底部に衣類や乾燥対象物を撹拌するパルセータ6を回転自在に配設している。
また、内槽4の内部周壁には通気孔4aを多数設けるとともに、上方には流体バランサ7を設けている。モータ(駆動手段)8は、外槽3の外底部に取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り換えるクラッチ9と洗濯・脱水軸5を介して、内槽4またはパルセータ6に連結している。パルセータ6は外周部に傾斜面10を有する略鍋型の形状をし、撹拌用突出部11を形成し、洗濯行程時に衣類が攪拌されるとともに、乾燥行程において、乾燥対象物をパルセータ6の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い上がりやすくしている。つまり、衣類は攪拌により、左右(回転方向)に入れ替わるとともに、上下にも入れ替わるという動きをするように構成されている。
熱交換ダクト12は、循環する湿った空気(循環風)を除湿するもので、一端を伸縮自在の接続ダクト13を介して外槽3の下部に設けた排水経路口14に接続し、他端を、空気循環経路17の入り口側で、ファン15の下部に位置する循環風受け室45の一端に接続している。
ファン15の上部には、ヒータ16が設けられ、空気循環経路17の出口側は、空気噴出口20を有する上部蛇腹状ホース18に接続されており、循環風受け室45から内槽4へ繋がり循環する空気循環経路17を構成し、このファン15、空気循環経路17、空気噴出口20にて、送風手段65を構成している。
空気循環経路17の入り口側には温度検知手段35が、出口側には温度検知手段36が設けられ、乾燥行程時の循環風温度を検知している。
循環風受け室45内には、フィルター46が設けられており、循環風は、このフィルター46を通って循環しており、フィルター46で、衣類から発生した糸くずなどを捕集している。
送風手段65の入り口側の循環風受け室45には、注水口66が形成され、後述する上部枠体48に設けられた支持部材50に装着された給水弁32と、ホース67で接続されている。
外槽3には、外槽3の上面を気密的に覆う外槽カバー19を設けており、この外槽カバー19に伸縮自在の上部蛇腹状ホース18からの空気噴出口20を内槽4の回転軸の外側位置かつ流体バランサ7の内側の位置に開口している。また、外槽カバー19に中蓋21を開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
筺体1の上部は、略中央部に衣類投入口47を有する上部枠体48が装着されており、衣類投入口47を覆うように外蓋49が開閉自在に設けられている。
外槽3の底部には、外槽3内の水を排水する排水弁22を設け、排水ダクト23を介して熱交換ダクト12と接続ダクト13とに接続し、接続ダクト13と熱交換ダクト12からの排水を排水ダクト23、排水弁22に導き、排水ホース24から機外へ排水するようにしている。
冷却用送風機25は、筐体1の側面に取り付け、筐体1の内部に外槽3、熱交換ダクト12などを冷却するように送風できるよう構成している。
制御装置30は、一体集中的に形成するとともに、筐体1の背面部(裏カバー)42に略垂直に配設し、制御装置30の下側に冷却用送風機25を設けている。また、制御装置30は、カバー43にて覆われ保護されている。
図2のブロック回路図において、制御装置30は、負荷駆動手段31を介して、モータ(駆動手段)8、クラッチ9、送風手段65を構成するファン15、ヒータ16、排水弁22、冷却用送風機(冷却手段)25、給水弁32などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程および除菌・脱臭行程を制御する制御手段33を有している。
制御手段33は、マイクロコンピュータなどで構成し、商用電源40から、電源スイッチ41のONにより電力が供給されて動作を始め、水位検知手段34、温度検知手段35、36の出力を入力し、入力設定手段37にて使用者の入力により設定された内容に基づいて、表示手段38に設定内容を表示するとともに、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負荷駆動手段31を介して、モータ8、クラッチ9、ファン15、ヒータ16、排水弁22、冷却用送風機25、給水弁32、吸水ポンプ51などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する。
また、制御回路である静電霧化駆動手段56を介して静電霧化発生装置55を制御することにより、除菌・脱臭行程を制御する。また、入力設定手段37と表示手段38とで、操作表示部39を構成している。
制御手段33は、乾燥行程にて、温度検知手段36により検知した温度が第1の所定温度(たとえば、110℃)に達したとき、ヒータ16をオフし、そのときの温度検知手段35による温度から第2の所定温度(たとえば、2k)が下がったとき、ヒータ15を動作させて循環風の温度を調節するよう構成している。
図3の要部分解斜視図において、上部枠体48の後部内方に設けられた支持部材50には、水槽内に水道水を給水する給水弁32、風呂水などを吸水して水槽内に供給する吸水ポンプ51や、ファン15などから成る空気循環経路17、また、給水弁32から水槽へ給水するときに水道水を通過させて洗剤を投入する注水部材52などを装着している。
さらに、支持部材50には、送風手段65の構成部材の空気循環経路17の循環風受け室45に隣接して、静電霧化発生装置55(図4にて後述)を内設する静電霧化発生ユニット53が、支持部材50の下方から取り付け、固定されている。
前記の支持部材50は、上部枠体48の下方から取り付け、ねじ53a、53bを上部枠体48の後面より螺合し、ねじ53c、53dを上部枠体48の上面より螺合して、上部枠体48に固定するとともに、支持部材50の後部をねじ54a、54bで筺体1の後面に固定している。
上記構成において、洗濯から乾燥行程の基本的な動作を説明する。
洗濯行程では、外蓋49を開け、中蓋21を開けて、内槽4に衣類と洗剤を投入し、運転を開始すると所定の水位まで給水した後、モータ8を駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9によりモータ8の動力を、洗濯軸を介してパルセータ6に伝達し、パルセータ6が回転することで、衣類がパルセータ6の撹拌用突出部11に引っかかり、中心部へ引き込まれる。内槽4の中心下層部の衣類は、引き込まれた衣類により、内槽4の上層部へ押し上げられる。このようにして内槽4内の衣類を撹拌して、衣類同士、または内槽4の内壁やパルセータ6との接触により作用する機械力と、水流力により行われる。
脱水行程では、洗濯終了後、排水弁22を開いて内槽4内の水を排水ホース24より排水した後、伝達機構部のクラッチ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を、脱水軸を介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
乾燥行程では、クラッチ9を洗濯側に切り換えてモータ8を駆動してパルセータ6に伝達し、パルセータ6を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、パルセータ6を正転、反転させて撹拌用突出部11で衣類を引っかけて撹拌しながら、ヒータ16、およびファン15などからなる送風手段65により温風を空気噴出口20に送る。空気噴出口20より内槽4に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽4から外槽3の内側へ出た後、排水経路口14より接続ダクト13を通過して、熱交換ダクト12へ至る。
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、外槽3の内壁や熱交換ダクト12内を通過しているとき、筐体1の側面に設置した冷却送風機25による外部空気の流入で、外槽3や熱交換ダクト12の外壁は冷却されることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて、循環風受け室45へ入り、フィルター46を通過してからファン15へ戻る。この循環路で温風を循環させることにより、内槽4内の衣類を乾燥させることができる。
除菌・脱臭行程では、モータ8を駆動させパルセータ6および内槽4を所定に回転させつつ、上記の乾燥用ファン15駆動時に静電霧化発生装置55(図4にて後述)を動作させると、帯電微粒子水が空気循環経路17の出口側の空気噴出口20より、内槽4内部の衣類に放出される。
図4は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の静電霧化発生ユニット部の要部断面図である。
図4において、支持部材50の下方から取り付け、固定されている静電霧化発生ユニット53には、静電霧化取り付け板63内方に、取り付け板A57に固定された静電霧化発生装置55、および取り付け板B58に固定された制御回路である静電霧化駆動手段56が設けられている。
なお、図示していないが、静電霧化発生装置55と制御回路である静電霧化駆動手段56とはリード線や接続コネクターで電気的な接続がなされている。
取り付け板A57には、静電霧化発生装置55の下部に空気流入口59が形成され、静電霧化取り付け板63の側壁には、静電霧化発生装置55よりも低い位置に帯電微粒子水放出口60が形成され、帯電微粒子水放出口60は、送風手段65の構成部材の循環風受け室45と連通している。
また、静電霧化取り付け板63の帯電微粒子水放出口60と静電霧化発生装置55との間には、遮蔽壁61が、取り付け板A57の底面と間隙をもって、かつ、下方に垂下したリブ形状の先端が、前記帯電微粒子水放出口60の下端より下方になるよう形成され、帯電微粒子水放出口60と静電霧化発生装置55とを防水可能に遮蔽している。
図5は、帯電微粒子水を放出する除菌・脱臭行程であるナノイーコースのシーケンスの一例であり、(a)はコース全体のシーケンスを示し、(b)はそのシーケンスのうち、フラッピング動作時のパルセータの反転時限を示すもので、以下図面に従ってナノイーコースにおける動作を説明する。
ナノイーコースとは、図5(a)で示すように、略2分間の送風行程と略33分間の本行程から構成されている。なお、ナノイーコースは、乾燥行程とほぼ同様に制御される行程であるが、ヒータ16を動作させず、パルセータ6および内槽4を所定に回転させつつ、静電霧化駆動手段56により静電霧化発生装置55を所定の時限で動作させる。
まず、送風行程において、静電霧化発生装置55は動作させず、ファン15が駆動して、送風手段65から内槽、熱交換ダクト、そして送風手段65へ戻るという循環風を形成する。
上記循環風の形成とともに、給水弁32が動作してホース67側へ給水が開始され、注水口66から熱交換ダクト12へ、少流量の水が注水される。この時、排水弁22は開放している状態である。この注水により、循環風に湿気が含まれことになり、内槽4を含めた循環風の経路は、乾燥状態から湿潤状態へと変化していく。また、ナノイーコースの前に乾燥行程が行なわれて、循環風の経路の温度が上がっていても、この送風により下げられる。
次に、給水弁32が停止して本行程が開始される。制御手段33からの指示で静電霧化駆動手段56が駆動すると、静電霧化発生装置55が動作し、空気流入口59から流入した空気が、静電霧化発生装置55の放電電極(図示せず)に、結露水として供給され、そこへ高電圧が印加されて、マイナスに帯電したナノメータサイズの帯電微粒子水が大量に生成される。
除菌・脱臭行程であるナノイーコースは、ヒータ16には通電されないが、乾燥行程とほぼ同様の行程を制御することにより、内槽4内の衣類を通過した風が、熱交換ダクト12内を通過し、循環風受け室45へ入り、フィルター46を通過してからファン15へ行き、上部蛇腹状ホース18を経由して空気噴出口20より内槽4に戻されるという大きな循環風の流れを形成する。
この大きな循環風の流れにより、循環風受け室45と帯電微粒子水放出口60により連通している、静電霧化取り付け板63と取り付け板A57で形成される静電霧化室64は、循環風が流れる循環経路に対して容積が小さいため、負圧状態となる。これにより、循環風が流れている時に、生成された帯電微粒子水は、帯電微粒子水放出口60から循環風受け室45内に吸い込まれ、吸い込まれた帯電微粒子水は、循環風の流れに乗って内槽4内に放出される。
ここで、帯電微粒子水を含んだ循環風が流れている間、クラッチ9が脱水側に切り換えられ、モータ8が駆動して、パルセータ6と内槽4を同期して回転させる槽回転という動作を間欠的に行なう。この動作により、空気噴出口20の略直下に内槽4内の衣類が到達する機会を衣類に均等に与えることができので、空気噴出口20から放出される帯電微粒子水を衣類の上方からかけることができ、内槽4内の衣類につき、特に上方に位置する衣類全体にわたって帯電微粒子水をかけることができる。
この槽回転時の内槽4の回転数は約35r/minで、通常の脱水行程時の内槽4の回転数の1/20程度で、5分間ゆっくりと回転し、低遠心力で衣類の奥深くに帯電微粒子水を浸透させていく。そして、次のステップで内槽4の回転を10.5秒休止(OFF)させる。この低速回転と休止の繰返しを本行程の略33分間継続する。
そして、上記の槽回転動作OFF時、即ち内槽4の回転を10.5秒休止している時には、内槽4とパルセータ6との同期回転を解除し、内槽4のみを回転停止させてパルセータ6を回転自在にし、左右に間欠的に回転させる、フラッピングという動作を行なう。
図5(b)に示すように、フラッピング動作時は、まずパルセータ6を0.5秒間80r/minで右回転し、そのまま回転数を上げて130r/minで1秒間右回転した後、停止する。次に、右回転と同様に、パルセータ6は80r/minで0.5秒間左回転し、そのまま回転数を上げて1秒間130r/minで左回転した後、停止する。
上記のパルセータ6の右回転、停止、左回転の繰返しを10.5秒間、すなわち槽回転動作が休止(OFF)している時間帯に行なう。
前述のように、パルセータ6は、外周部に傾斜面10を有する略鍋型形状をしており、撹拌用突出部11を形成しているため、この短時間回転のフラッピング動作を行なうことにより、衣類は左右(回転方向)に入れ替わるとともに、衣類が舞い上がるため上下にも入れ替わる。この衣類の動きにより、衣類の全ての箇所に万遍なく帯電微粒子水を付着させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段は、除菌・脱臭行程であるナノイーコースにおいて、槽回転とパルセータのフラッピング動作を交互に行なうことにより、空気噴出口20から放出される帯電微粒子水を衣類の上方からかけ、衣類の繊維の奥深くに浸透させることができ、フラッピングで帯電微粒子水を衣類の全ての箇所に万遍なく付着させることができるので、除菌、脱臭の効果を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、帯電微粒子水を効果的に衣類に付着、浸透させて除菌、脱臭を行なうことができるので、洗濯機や乾燥機等の用途にも適用できる。
1 筺体
3 外槽
4 内槽
6 パルセータ
8 モータ(駆動手段)
33 制御手段
48 上部枠体
53 静電霧化発生ユニット
55 静電霧化発生装置
65 送風手段

Claims (1)

  1. 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し衣類を収容し通気孔を有する内槽と、この内槽の内底部に設け衣類を撹拌するパルセータと、前記内槽またはパルセータを回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に空気を供給する送風手段と、静電霧化により帯電微粒子水を生成する静電霧化発生装置を有する静電霧化発生ユニットと、前記駆動手段、送風手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程、および帯電微粒子水を前記内槽内に放出する除菌・脱臭行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、除菌・脱臭行程において、前記内槽を回転させる槽回転動作と、前記内槽を固定してパルセータを左右に回転させる動作とを、交互に行なうことを特徴とする洗濯乾燥機。
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