JP5038863B2 - バルコニの床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、下階側建物ユニット上に配置されると共に上階側建物ユニットに隣接して配置されるバルコニに適用されるバルコニの床構造に関する。
下記特許文献1には、バルコニの床構造の一例が開示されている。簡単に説明すると、この文献に開示された先行技術では、下階側建物ユニットの上部にバルコニがオーバーハングされるように積載されている。さらに、バルコニの床フレームは、下階側建物ユニットの天井大梁に支持されている。
特開平5−148889号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構造では、バルコニの完成後の状態で、バルコニの床フレームが下階側建物ユニットの天井梁上に設置されるため、雨仕舞上、水密性を保つため、防水シートや水切りの立ち上げが最低でも60mm以上必要になる。このため、サッシの高さが上階居室内の床面より高くなり、室内からバルコニへの出入り口に所謂跨ぎ(大きな段差)が生じることとなる。その結果、居住者が高齢者等の場合には通常の歩行時よりも足を上げなければならず、負担となることがあった。
本発明は、上記事実を考慮して、居室の床面とバルコニの床面との段差を抑制又は解消することができるバルコニの床構造を得ることが目的である。
請求項1の発明は、下階側建物ユニット上に配置されると共に上階側建物ユニットに隣接して配置されるバルコニに適用されるバルコニの床構造であって、バルコニの床フレームは、その一部が前記下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に潜り込んだ状態で配置されて、前記天井大梁に対してユニット高さ方向にオーバーラップされることにより、バルコニの床面の高さを上階側建物ユニットの床面の高さに略一致させると共に、前記バルコニの床フレームの組付後の状態で、バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定され、当該バルコニの床フレームの上に配置された防水部材と、前記防水部材の上に配置されたバルコニ床仕上げ手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のバルコニの床構造において、前記防水部材は、前記バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定され、当該防水部材の上面に複数配置され前記バルコニ床仕上げ手段の一部を構成する束材は、バルコニ設置階外壁側の高さがバルコニ先端側の高さよりも高く設定されることにより当該バルコニ床仕上げ手段の上面が水平になる、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のバルコニの床構造において、前記バルコニの床フレームは、互いに対向して配置された一対の床梁と、当該一対の床梁間に架け渡された複数の床小梁と、を含んで構成されており、当該床小梁は、前記下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に架け渡された複数の天井小梁に対して当該天井大梁の長手方向にずれて配置されている、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2記載のバルコニの床構造において、予め工場作業にて、前記バルコニの床フレームにおける上面及びバルコニ設置階外壁側の側面と前記下階側建物ユニットにおけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁の上面とには、防水下地面材が連続的に配置されている、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2記載のバルコニの床構造において、予め工場作業にて、前記下階側建物ユニットにおけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁の上面に配置された前記防水下地面材を、バルコニ設置階外壁位置まで当該天井大梁の上面を通って延設させ、当該延設部を排水溝の底面下地材とした、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項記載のバルコニの床構造において、前記防水下地面材の延設部の先端をバルコニ設置階外壁の下端部まで立ち上げると共に、前記防水下地面材のバルコニ先端側の端部を腰壁の下端部まで立ち上げた、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のバルコニの床構造において、前記床フレーム上にはバルコニ床仕上げ手段が配設されており、当該バルコニ床仕上げ手段の上面と上階側建物ユニットの床面とが略同一の高さに設定されている、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のバルコニの床構造において、前記バルコニの床フレームは、バルコニ奥行方向に隣接された複数の前記下階側建物ユニットに跨って配設されており、当該床フレームが備える床梁における前記天井大梁との接合部には、対向する一対の床梁の外側間の寸法を床勾配で除した値をピッチとする複数の床梁側取付孔が設けられていると共に、当該天井大梁における床梁との接合部には、隣接する天井大梁の外側間の寸法を床勾配で除した値に前記ピッチを足した値をピッチとする複数の天井大梁側取付孔が設けられている、ことを特徴とする。
請求項1記載の本発明の作用は以下の通りである。従来ではバルコニの床フレームを下階側建物ユニットの天井梁上に載置させていたが、本発明では、バルコニの床フレームを下階側建物ユニットの天井大梁に対してユニット高さ方向にオーバーラップした状態で配置することとしたので、オーバーラップさせた分、雨仕舞い等を考慮したサッシの立ち上げをとる必要がなくなる(或いは、極力低くすることができる。)。
また、本発明では、バルコニの床フレームを下階側建物ユニットの天井大梁に対してユニット高さ方向にオーバーラップした状態で配置するに当たって、バルコニの床フレームの一部を下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に潜り込ませた状態で配置することとしたので、バルコニ側の床振動がダイレクトに下階側建物ユニット側に伝達されることがない。
また、本発明によれば、バルコニの床フレームは、当該床フレームの組付後の状態で、バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定されているので、バルコニの水勾配をバルコニ設置階外壁側(上階側建物ユニットの居室内側)にとることができる。つまり、バルコニの水勾配の起点が上階側建物ユニットのサッシ側(出入り口側)となる。このため、仮にバルコニの水勾配の起点をバルコニの先端側に採った場合には、バルコニの勾配長さによって上階側建物ユニットのサッシ側の高さが変動し、最適設計が困難になるといった不利が発生するが、本発明によれば、そのような不利が生じなく、バルコニ設置階外壁側の床面を上階側建物ユニットの室内床面と合わせ易くなる。
また、本発明では、バルコニの床フレームの上には防水部材が配置され、当該防水部材の上にはバルコニ床仕上げ手段が配置されている。このように、バルコニ床フレーム上に防水部材及び床仕上げ手段が配置されることによって、これらの板厚等を変更することにより、居室の床面とバルコニの床面との多少の段差分は吸収することができる。これにより、バルコニの床面の高さと上階側建物ユニットの床面の高さとの微調整を容易に行うことができる。
請求項2記載の本発明によれば、防水部材は、バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定されており、これによって水勾配を形成することができる。そして、防水部材の上面には、バルコニ床仕上げ手段の一部を構成する束材が複数配置されており、バルコニ設置階外壁側の高さがバルコニ先端側の高さよりも高く設定されることにより当該バルコニ床仕上げ手段の上面を水平にすることができる。
請求項3記載の本発明によれば、バルコニの床フレームは、互いに対向して配置された一対の床梁と、当該一対の床梁間に架け渡された複数の床小梁と、を含んで構成されており、床小梁が、下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に架け渡された複数の天井小梁に対して当該天井大梁の長手方向にずれて配置されているので、床小梁が天井小梁と干渉しない。このため、床小梁(根太)の梁成を従来通り確保しても、下階側建物ユニットの天井断熱材の厚さを薄くする必要がない。
請求項記載の本発明によれば、予め工場作業にて、バルコニの床フレームにおける上面及びバルコニ設置階外壁側の側面と下階側建物ユニットにおけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁の上面とに、防水下地面材が連続的に配置される。このため、建築現場にて、これらの面に防水下地面材を施す作業を行う場合に比し、建築現場での施工作業を大幅に削減することができると共に組付誤差等も生じ難くなる。
請求項記載の本発明によれば、バルコニの床フレームを下階側建物ユニットの天井大梁に対してユニット高さ方向にオーバーラップした状態で配置することとしたので、オーバーラップさせた分、雨仕舞い等を考慮したサッシの立ち上げをとる必要がなくなる(或いは、極力低くすることができる。)。
本発明では、バルコニの床フレームを下階側建物ユニットの天井大梁に対してユニット高さ方向にオーバーラップした状態で配置するに当たって、バルコニの床フレームの一部を下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に潜り込ませた状態で配置することとしたので、バルコニ側の床振動がダイレクトに下階側建物ユニット側に伝達されることがない。
また、本発明によれば、予め工場作業にて、下階側建物ユニットにおけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁の上面に配置された防水下地面材を、バルコニ設置階外壁位置まで当該天井大梁の上面を通って延設させ、当該延設部を排水溝の底面下地材とする作業まで行ってしまうので、請求項記載の発明よりも更に工場内での防水層施工範囲を拡大することができる。
請求項記載の本発明によれば、防水下地面材の延設部の先端をバルコニ設置階外壁の下端部まで立ち上げると共に、前記防水下地面材のバルコニ先端側の端部を腰壁の下端部まで立ち上げたので、請求項記載の発明よりも更に工場内での防水層施工範囲を拡大することができる。
請求項記載の本発明によれば、床フレーム上にはバルコニ床仕上げ手段が配設されており、当該バルコニ床仕上げ手段の上面と上階側建物ユニットの床面とが略同一の高さに設定される。つまり、多少の段差は床仕上げ手段で吸収することができる。
請求項記載の本発明によれば、バルコニの床フレームが、バルコニ奥行方向に隣接された複数の下階側建物ユニットに跨って配設されている。このような奥行のある大きなバルコニを設置する場合において、接合部位ごとに床フレームの床梁及び天井大梁に床梁側取付孔及び天井大梁側取付孔を設定すると、部材種類が増加し、部品管理が煩雑化する。また、何種類かの勾配に対応できるように各床梁、天井大梁に複数の床梁側取付孔、天井大梁側取付孔を併設すると、隣接する取付孔同士が繋がったり、ダルマ孔になる等して、強度確保が難しくなることが予想される。これに対し、本願発明のように、床フレームが備える床梁における天井大梁との接合部には、対向する一対の床梁の外側間の寸法を床勾配で除した値をピッチとする複数の床梁側取付孔を設けると共に、天井大梁における床梁との接合部には、隣接する天井大梁の外側間の寸法を床勾配で除した値に前記ピッチを足した値をピッチとする複数の天井大梁側取付孔を設けるようにすれば、床梁及び天井大梁の共通化を図ることができると共に適切なピッチを確保することができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るバルコニの床構造は、居室の床面とバルコニの床面との段差を抑制又は解消することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るバルコニの床構造は、防水部材によって水勾配を形成することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係るバルコニの床構造は、下階側建物ユニットの断熱性能の確保とバルコニの床フレームの支持剛性の確保の両立を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るバルコニの床構造は、予め工場内で防水層を施すことで工期を短縮することができると共に品質の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るバルコニの床構造は、工場作業による防水層施工範囲をより広範囲にすることにより、更なる工期短縮及び品質の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るバルコニの床構造は、工場作業による防水層施工範囲をより一層広範囲にすることにより、より一層工期短縮及び品質の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るバルコニの床構造は、床仕上げ手段を使うことにより、バルコニの床高さと上階側建物ユニットの床面の高さとの微調整を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るバルコニの床構造は、床フレームの必要強度を確保しつつ、生産性の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明に係るバルコニの床構造が適用された第1実施形態のバルコニ10の縦断面図が示されている。この図に示されるように、このバルコニ10は、下階側建物ユニット12上に配置されていると共に上階側建物ユニット14に隣接して設けられている。下階側建物ユニット12は、四隅に立設された図示しない柱と、柱の上端部同士を連結する天井フレーム16と、柱の下端部同士を連結する図示しない床フレームと、によってユニット躯体が構成されている。天井フレーム16は、各々溝形鋼によって構成された長短二種類の天井大梁18(短い方の天井大梁は図示されていない。)を矩形枠状に配置すると共に、長い方の天井大梁18間に複数の天井小梁20を所定の間隔で架け渡すことにより構成されている。天井フレーム16の下面側には天井材22が取り付けられており、これにより天井パネル24が構成されている。
なお、図示しない床フレーム及び床パネルも同様に構成されている。また、外壁パネル26は、外壁材28と、その裏面側に配置されかつ外壁材28が図示しないスクリューで固定されてこれを支持する外壁フレーム30と、によって構成されている。外壁パネル26は、外壁フレーム30を天井大梁18及び床大梁(図示省略)に固定することにより、下階側建物ユニット12の屋外側の側面に取り付けられている。
上階側建物ユニット14も、下階側建物ユニット12と基本的には同様に構成されている。図1図示の上階側建物ユニット14におけるバルコニ10側の外壁には、サッシ32が嵌め込まれている。なお、この図1には、上階側建物ユニット14については、サッシ32の一部と床パネル34の一部のみが図示されている。床パネル34は、床大梁36及び床梁(根太)38を含んで構成された床フレーム40と、その上面側に固定された床材42とによって構成されている。
一方、バルコニ10は、各々溝形鋼によって構成された一対のバルコニ床梁44と、これらのバルコニ床梁44間に所定の間隔で架け渡された複数の床小梁46と、によって平面視で梯子状に構成されたバルコニ床フレーム48を備えている。バルコニ床フレーム48の上面には、合板等によって構成された防水下地面材50が配設されている。なお、防水下地面材50の上面は、建築地での現場施工によって、図示しない防水シートで覆われるようになっている。施工に際しては、防水シートを防水下地面材50よりも少し大きめに裁断し、防水下地面材50の周縁部を防水シートが巻き込むように防水施工される。
上記防水下地面材50の上面には、複数の束材52が所定の間隔で配置されている。そして、これらの束材52上に根太54が架け渡されて、更にその上に床仕上げ材56が載置されることにより、バルコニ10の床が構成されている。なお、これらの束材52、根太54、床仕上げ材56が、本発明におけるバルコニ床仕上げ手段に相当する。
ここで、本実施形態では、上述したバルコニ床フレーム48の一対のバルコニ床梁44が、一対の天井大梁18の内側にオフセットして配置されている。さらに、オフセット配置された一対のバルコニ床梁44は、天井大梁18に対してユニット高さ方向にオーバーラップするように潜り込まされている。
更に詳細には、天井大梁18の長手方向の所定位置には、側面視でコ字状に形成されたスチフナ58が被嵌されて溶接により固定されている。これにより、スチフナ58が設定された部位では、天井大梁18が閉断面化されている。かかるスチフナ58(図2参照)には、天井大梁側取付孔としての上下二個のボルト挿通孔60が形成されると共にウエルドナット62が同軸上に溶着されている。これに対応して、バルコニ床梁44のウェブにも、床梁側取付孔としての上下二個のボルト挿通孔64が形成されている。そして、双方のボルト挿通孔60、64を水勾配を考慮した組み合わせで重合させ、ボルト66をウエルドナット62に螺合させることにより、バルコニ床梁44が天井大梁18に対して所定の高さで固定されている。
図1図示のものでは、バルコニ先端側に配置されたバルコニ床梁44にあっては、下側のボルト挿通孔64を、バルコニ先端側に配置された天井大梁18のスチフナ58の上側のボルト挿通孔60に対応させてボルト締結し、バルコニ設置階外壁側のバルコニ床梁44にあっては、上側のボルト挿通孔64を、バルコニ設置階外壁側に配置された天井大梁18のスチフナ58の上側のボルト挿通孔60に対応させてボルト締結している。これにより、バルコニ設置階外壁側に配置されたバルコニ床梁44の方が、バルコニ先端側に配置されたバルコニ床梁44よりも高さが低くなり、それに伴って防水下地面材50がバルコニ先端側からバルコニ設置階外壁側へ向けて下り勾配となる所定の水勾配が設定されている。なお、防水下地面材50のバルコニ先端側の端部50Aは図上左側のバルコニ床梁44を越えて腰壁68の下端部まで延設されており、又防水下地面材50のバルコニ設置階外壁側の端部50Bは図上右側のバルコニ床梁44の上フランジに載置されている。
水勾配との関係で更に説明すると、本実施形態では、バルコニ先端側ではなく、バルコニ設置階外壁側に排水溝74が設置されている。防水下地面材50のバルコニ設置階外壁側の端部50Bは、バルコニ床梁44の上フランジの基端部(ウェブ側)で終端とされている。そして、当該端部50Bに隣接して、当該端部50Bから天井大梁18の上フランジまでの高さを有する防水下地端材70が垂直に配設されている。さらに、防水下地面材50の当該端部50B、防水下地端材70、及び天井大梁18の上フランジを覆うように略Z字状に屈曲された排水溝形成部材72が取り付けられている。この排水溝形成部材72の下部(U字状部分)が排水溝74とされている。これに対応して、排水溝74の上方部分には、グレーチング76が敷設されている。
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態に係るバルコニの床構造では、従来では下階側建物ユニット12の一対の天井大梁18上に配置されていた一対のバルコニ床梁44を天井大梁18の内側にオフセットさせ、かつ潜り込ませた(天井大梁18に対してユニット高さ方向にオーバーラップした状態で配置した)ので、その分、雨仕舞い等を考慮したサッシ32の立ち上げをとる必要がなくなる(或いは、極力低くすることができる。)。その結果、本実施形態によれば、上階側建物ユニット14の居室の床面15とバルコニ10の床面11との段差を抑制又は解消することができる。
また、バルコニ床フレーム48の一部を下階側建物ユニット12における一対の天井大梁18間に潜り込ませた状態で配置することとしたので、バルコニ10側の床振動がダイレクトに下階側建物ユニット12側に伝達されることがない。このため、下階側建物ユニット12側の静粛性を良好に維持することができる。
なお、前記構成を採ることにより、下階側建物ユニット12側の天井大梁18等の構造材の設計変更は要しない。すなわち、バルコニ床フレーム48側の変更のみで居室の床面15とバルコニ10の床面11との段差を抑制又は解消することができるという効果も得られる。
さらに、バルコニ床フレーム48は、互いに対向して配置された一対のバルコニ床梁44と、当該一対のバルコニ床梁44間に架け渡された複数の床小梁46と、を含んで構成されており、床小梁46が、下階側建物ユニット12における一対の天井大梁18間に架け渡された複数の天井小梁20に対して当該天井大梁18の長手方向にずれて配置されているので、床小梁46が天井小梁20と干渉しない。このため、床小梁(根太)46の梁成を従来通り確保しても、下階側建物ユニット12の天井断熱材(図示省略)の厚さを薄くする必要がない。従って、下階側建物ユニット12の断熱性能の確保とバルコニ床フレーム48の支持剛性の確保の両立を図ることができる。
加えて、バルコニ床フレーム48は、当該バルコニ床フレーム48の組付後の状態で、バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定されているので、バルコニ10の水勾配をバルコニ設置階外壁側(上階側建物ユニット14の居室内側)にとることができる。つまり、バルコニ10の水勾配の起点が上階側建物ユニット14のサッシ32側(出入り口側)となる。このため、仮にバルコニの水勾配の起点をバルコニの先端側に採った場合には、バルコニの勾配長さによって上階側建物ユニットのサッシ側の高さが変動し、最適設計が困難になるといった不利が発生するが、本実施形態によれば、そのような不利が生じなく、バルコニ設置階外壁側の床面11の高さを上階側建物ユニット14の室内の床面15の高さに合わせ易くなる。その結果、本実施形態によれば、設計の容易化を図ることができる。なお、バルコニ10の水勾配を室内側にとったことも、本実施形態の主たる効果(上階側建物ユニット14の居室の床面15とバルコニ10の床面11との段差を抑制又は解消することができる点)が得られる要因である。
また、バルコニ床フレーム48上には防水下地面材50を介して束材52、根太54及び床仕上げ材56が配置されており、これらの束材52の高さや床仕上げ材56の板厚を変更することにより、居室の床面15とバルコニ10の床面11との多少の段差分は吸収することができる。これにより、バルコニ10の床面11の高さと上階側建物ユニット14の床面15の高さとの微調整を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態に係るバルコニの床構造を用いると、必要強度を確保しつつ、生産性の向上を図ることができるという効果が得られる。すなわち、図3に示すように、バルコニ10が複数の下階側建物ユニット12に跨って配設される場合、バルコニ先端側のバルコニ床梁44と天井大梁18との接合に際しては、スチフナ58の上側のボルト挿通孔60とバルコニ床梁44の下側のボルト挿通孔64とを使ってボルト接合し、次のバルコニ中央部側の接合箇所ではスチフナ58の下側のボルト挿通孔60とバルコニ床梁44の下側のボルト挿通孔64とを使ってボルト接合し、これに隣接する接合箇所ではスチフナ58の上側のボルト挿通孔60とバルコニ床梁44の上側のボルト挿通孔64とを使ってボルト接合し、バルコニ設置階外壁側の接合箇所ではスチフナ58の下側のボルト挿通孔60とバルコニ床梁44の上側のボルト挿通孔64とを用いてボルト接合している。
これにより、二個の下階側建物ユニット12に跨るバルコニ床フレーム48の床勾配を共通部材を使って実現することができる。従って、部材種類が増加して、部品管理が煩雑化するといった不利は生じない。また、何種類かの勾配に対応できるように各バルコニ床梁、天井大梁に複数の床梁側取付孔、天井大梁側取付孔を併設すると、隣接する取付孔同士が繋がったり、ダルマ孔になる等して、強度確保が難しくなることが予想される。これに対し、本実施形態のように、バルコニ床梁44における天井大梁18との接合部には、対向する一対のバルコニ床梁44の外側(ウェブ)間の寸法Aを床勾配(例えば、1/100)で除した値をピッチt1(図2参照)とする一対のボルト挿通孔60を設けると共に、天井大梁18におけるバルコニ床梁44との接合部44Aには、隣接する天井大梁18の外側(ウェブ)間の寸法Bを床勾配(例えば、1/100)で除した値に前記ピッチt1を足した値t2(図2参照)をピッチとする複数のボルト挿通孔64を設けるようにすれば、バルコニ床梁44及び天井大梁18の共通化を図ることができると共に適切なピッチt1、t2を確保することができる。その結果、必要強度を確保しつつ、生産性の向上を図ることができる。
〔第2実施形態〕
以下、図4を用いて、本発明に係るバルコニの床構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、この第2実施形態では、第1実施形態で説明した防水下地面材50を可能な限り工場付けするという観点から拡張した点に特徴がある。
具体的に説明すると、防水下地面材50のサッシ32側の端部50Bに連続して、バルコニ床梁44におけるバルコニ設置階外壁側の側面(ウェブ面)側に第1実施形態でも用いた防水下地端材70を配置し、更に下階側建物ユニット12におけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁18の上面(上フランジ面)に天井大梁18の長手方向に見てL字形に組まれた防水下地立ち上げ材80を配置することで、排水溝82を形成している。なお、防水下地立ち上げ材80の水平部80Aが排水溝82の底面下地材を構成している。また、防水下地面材50の腰壁68側の端部50Aに連続して、床仕上げ材56の側面まで立ち上がる防水下地立ち上げ材84が配設されている。そして、上記の防水下地面材50、防水下地端材70、防水下地立ち上げ材80、84の取付作業のすべてが工場作業にて施工されている。
なお、防水下地面材50、防水下地端材70、防水下地立ち上げ材80、84の表面には、建築地での現場施工により、図示しない防水シートが貼られる。
(作用・効果)
上記構成によっても、前述した第1実施形態の基本構成を踏襲しているので、第1実施形態と同様の作用・効果は得られる。
加えて、予め工場内で防水下地面材50、防水下地端材70、防水下地立ち上げ材80、84の取付作業まで行うので、建築現場での施工作業を大幅に削減することができると共に組付誤差等も生じ難くなる。従って、工期を短縮することができると共にバルコニ10の防水施工の品質の向上を図ることができる。
また、防水下地面材50のサッシ32側の端部50Bに、防水下地端材70及び防水下地立ち上げ部材80を連続的に配置することにより、防水下地面材50を実質的にバルコニ設置階外壁位置まで天井大梁18の上面(上フランジ面)を通って延設させ、当該防水下地立ち上げ部材80の水平部80Aを排水溝82の底面下地材とする作業まで、予め工場内で行ってしまうので、第1実施形態の場合よりも、工場内での防水層施工範囲を拡大することができる。
さらに、防水下地面材50のサッシ側の端部50B及び腰壁68側の端部50Aを防水下地立ち上げ部材80、84を使って立ち上げたので、工場内での防水層施工範囲を更に拡大することができる。
上記より、本実施形態によれば、更なる工期短縮及び品質の向上を図ることができる。
〔実施形態の補足説明〕
上述した各実施形態では、平面視で梯子状に形成されたバルコニ床フレーム48を用い、これを天井大梁18の内側に潜り込ませるようにしたが、これに限らず、バルコニの床フレームを天井フレーム16と同様に平面視で矩形枠状に形成し、これを天井フレーム16の内側に潜り込ませるようにしてもよい。
第1実施形態に係るバルコニの床構造の要部を示す拡大断面図である。 天井大梁とバルコニ床梁との接合構造を説明するための説明図である。 複数の下階側建物ユニットに跨ってバルコニが設置される場合のバルコニ床梁の配置の仕方と天井大梁への接合の仕方を説明するための断面図である。 第2実施形態に係るバルコニの床構造の要部を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 バルコニ
11 床面
12 下階側建物ユニット
14 上階側建物ユニット
15 床面
18 天井大梁
20 天井小梁
44 バルコニ床梁
44A 接合部(床梁における天井大梁との接合部)
46 床梁
48 バルコニ床フレーム
50 防水下地面材
52 束材(バルコニ床仕上げ手段)
54 根太(バルコニ床仕上げ手段)
56 床仕上げ材(バルコニ床仕上げ手段)
58 スチフナ(天井大梁における床梁との接合部)
60 ボルト挿通孔(天井大梁側取付孔)
64 ボルト挿通孔(床梁側取付孔)
68 腰壁
70 防水下地端材
74 排水溝
80 防水下地立ち上げ材
80A 水平部(延設部)
82 排水溝
84 防水下地立ち上げ材

Claims (8)

  1. 下階側建物ユニット上に配置されると共に上階側建物ユニットに隣接して配置されるバルコニに適用されるバルコニの床構造であって、
    バルコニの床フレームは、その一部が前記下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に潜り込んだ状態で配置されて、前記天井大梁に対してユニット高さ方向にオーバーラップされることにより、バルコニの床面の高さを上階側建物ユニットの床面の高さに略一致させると共に、
    前記バルコニの床フレームの組付後の状態で、バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定され、
    当該バルコニの床フレームの上に配置された防水部材と、
    前記防水部材の上に配置されたバルコニ床仕上げ手段と、
    を有することを特徴とするバルコニの床構造。
  2. 前記防水部材は、前記バルコニ設置階外壁側の上面の高さがバルコニ先端側の上面の高さよりも低く設定され、当該防水部材の上面に複数配置され前記バルコニ床仕上げ手段の一部を構成する束材は、バルコニ設置階外壁側の高さがバルコニ先端側の高さよりも高く設定されることにより当該バルコニ床仕上げ手段の上面が水平になる、
    ことを特徴とする請求項1記載のバルコニの床構造。
  3. 前記バルコニの床フレームは、互いに対向して配置された一対の床梁と、当該一対の床梁間に架け渡された複数の床小梁と、を含んで構成されており、
    当該床小梁は、前記下階側建物ユニットにおける一対の天井大梁間に架け渡された複数の天井小梁に対して当該天井大梁の長手方向にずれて配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバルコニの床構造。
  4. 予め工場作業にて、前記バルコニの床フレームにおける上面及びバルコニ設置階外壁側の側面と前記下階側建物ユニットにおけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁の上面とには、防水下地面材が連続的に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバルコニの床構造。
  5. 予め工場作業にて、前記下階側建物ユニットにおけるバルコニ設置階外壁側の天井大梁の上面に配置された防水下地面材を、バルコニ設置階外壁位置まで当該天井大梁の上面を通って延設させ、当該延設部を排水溝の底面下地材とした、
    ことを特徴とする請求項記載のルコニの床構造。
  6. 前記防水下地面材の延設部の先端をバルコニ設置階外壁の下端部まで立ち上げると共に、前記防水下地面材のバルコニ先端側の端部を腰壁の下端部まで立ち上げた、
    ことを特徴とする請求項5記載のバルコニの床構造。
  7. 前記床フレーム上にはバルコニ床仕上げ手段が配設されており、当該バルコニ床仕上げ手段の上面と上階側建物ユニットの床面とが略同一の高さに設定されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のバルコニの床構造。
  8. 前記バルコニの床フレームは、バルコニ奥行方向に隣接された複数の前記下階側建物ユニットに跨って配設されており、
    当該床フレームが備える床梁における前記天井大梁との接合部には、対向する一対の床梁の外側間の寸法を床勾配で除した値をピッチとする複数の床梁側取付孔が設けられていると共に、
    当該天井大梁における床梁との接合部には、隣接する天井大梁の外側間の寸法を床勾配で除した値に前記ピッチを足した値をピッチとする複数の天井大梁側取付孔が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のバルコニの床構造。
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