JP5038383B2 - 牛の鼻輪 - Google Patents

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本発明は、ロープ等の係留などに使用する牛の鼻に装着する鼻輪に関するものである。
牛の鼻輪は、これにロープ等の係留して引っ張ったりするもので、古くは、農作業の際に牛にいう事を聞かせたり、爪切りや、病気の治療などの管理の際に体の大きな牛を扱いやすくするための物である。
かかる牛の鼻輪として、下記特許文献にあるように、弾性体よりなるC字状環体の一端に突刺杆を設け、他端に前記突刺杆が係止する結合部を設けたものが知られている。
特公昭56−31083号公報 特開平10−84804号公報 特開平11−169008号公報
これは、図11〜図14にも示すように硬質合成樹脂製リングの一箇所を分離させてC字状環体1を形成し、一方の分離端に矢尻状の突刺杆2を、他方の分離端に前記突刺杆2が結合する挿通孔5を有する結合部3を形成し、突刺杆2を挿通孔5に挿入し、突刺杆2の基端部の係止段部2aを結合部3に形成した係止部3aに係止して穿刺杆2と結合部3を結合することで、穿孔具による鼻中隔への穿孔作業を不要とし、また、鼻輪の装着もリングの一端を突刺杆2を他端の結合部3に挿入するだけの作業で足りるものとして、ネジなどで両端を連結する作業も不要としたものである。
図中4は成形時の脱型のための抜き孔を示し、C字状環体1の外側の位置に形成してある。
さらに、下記特許文献はC字状環体の両端の結合をワンタッチ的に容易に行えることはもちろんのこと、結合強度も十分確保でき、結合後に鼻輪が外れるおそれのないものとして、弾性体よりなるC字状環体の一端に穿刺杆を設け、他端に前記穿刺杆が係止する結合部を設けた牛の鼻輪において、前記穿刺杆の先端を矢尻状に形成し、該矢尻状部の基部に係止段部と係止突片を設け、前記結合部には前記穿刺杆が挿入する挿入孔を形成し、該挿入孔に前記穿刺杆の係止段部が係止する係止突片と前記穿刺杆側の係止突片が係止する係止段部を設けたことを内容としている。
特許第3030625号公報
この特許文献4によれば、C字状環体の一端に形成した穿刺杆の側に設けた係止段部と係止突片が、他端に形成した結合部の側に設けた係止突片と係止段部にそれぞれ係止するから、従来のようにC字状環体の一端に形成した係止段部と他端に形成した係止突片とによる結合だけではなくなり、しかも、結合部の側は係止段部を形成するためには、係止突片が設けられていない箇所を欠損する加工を施すだけでよく、強度的に弱い係止突片が同じ結合部の側で増加することはないから、鼻輪全体としての強度を低下させることなしに結合強度を向上できる。
しかも、穿刺杆の側に設けた係止突片は、結合部に挿入して外部に顕出しないから、外力によってめくれて係止が解かれることはなく、穿刺杆と結合部との係止が保持される。
このように牛の鼻輪はそれ自体はロープ等係留するためのものであり、ここに牛の情報を示す手段は設けられていない。
本発明の目的は前記不都合を解消し、表示プレートを取り付けることにより、この表示プレートに牛の種類や親牛の名前等必要な情報を表示できるようにした牛の鼻輪を提供することにある。
請求項1記載の本発明は前記目的を達成するため、弾性体よりなるC字状環体の一端に矢尻状の突刺杆を設け、他端に、前記突刺杆が挿入し、かつ係止する挿通孔を形成したブロック状の結合部を形成した牛の鼻輪において、前記ブロック状の結合部に爪片挿入孔を設け、係止爪片を脚状に突出させた表示プレートをブロック状の結合部外面に前記爪片挿入孔への係止爪片の挿入係止で取り付けるが、前記ブロック状の結合部は直方体であり、爪片挿入孔はその前後面の両方に設け、前後面のどちらへも表示プレートを取り付け可能としたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、結合部をブロック状とし、その外面に表示プレートを取り付けることができるようにしたので、表示プレートに必要情報を記載することにより、これを表示することができる。
また、前後面のどちらへも表示プレートを取り付け可能とすることで、前面もしくは後面のいずれでも選択して、または、前後面の両方に表示プレートを取り付けることができ、鼻輪を前後を間違えて取り付けてしまった場合や、鼻輪をロープで上げる鼻上げの場合と、鼻上げしないで下に垂らす場合の両方に対応できる。
以上述べたように本発明の牛の鼻輪は、表示プレートを取り付けることにより、この表示プレートに牛の種類や親牛の名前等必要な情報を表示できるようにしたものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の牛の鼻輪の1実施形態を示す斜視図、図2は同上側面図で、弾性体よりなるC字状環体1と、このC字状環体1に一体に形成する結合部8と、この結合部8に取り付ける表示プレート10とからなる。
弾性体よりなるC字状環体1は従来例として図11〜図14にも示すように、硬質合成樹脂製リングの一箇所を分離させてC字状環体1を形成し、一方の分離端に矢尻状の突刺杆2を、他方の分離端に前記突刺杆2が結合する挿通孔5を有する結合部8を形成した。
本実施形態では矢尻状の突刺杆2は杆本体2cの先端に四角錐形状の矢尻状部2bを形成し、この矢尻状部2bの基端部にはこの基端部を縮径するようにして係止段部2aを形成する。矢尻状部2bの基端部の、上下の対向部の箇所では該基端部を切欠くようにして矢尻状部2bとほぼ同じ傾斜面を有する係止突片2eを設ける。
四角錐形状の矢尻状部2bに合わせて杆本体2cも断面矩形であり、係止段部2aの縮径部分から少しの手前側は先端に向かって先細となる当接面2dとした。
ブロック状とした結合部8は本実施形態では直方体であり、横長として、C字状環体1が結合する短手方向の側面と反対側の側面に挿通孔5が形成され、また、直方体の長手方向の中央はわずかに縮径するようにくびれ9を形成している。
挿通孔5は、前記四角な矢尻状の突刺杆2に合わせて、四角な開口であり、内部は前記当接面2dを含めて杆本体2cが係合する形状とし、結合部8の内部に形成した空間部7に抜ける。
この挿通孔5の空間部7への抜け口には突刺杆2に形成した係止段部2aが係止する係止部6が形成される。この係止部6は該挿通孔5の空間部7への抜け口に対して押し広がるような係止突片として形成され、外側に開くよう弾性を有する。
また、空間部7の前記係止部6と反対側の対向壁には、突刺杆2の矢尻状部2bの先端が挿入される保持孔11を形成している。
図中4は成形時の脱型のための抜き孔で、これはブロック状とした結合部8に適宜に形成される。
前記結合部8に取り付ける表示プレート10は、合成樹脂製もしくは金属製であり、図7〜図9に示すように、略矩形の平板12を本体とし、この平板12の裏側に係止爪片13を脚状に突出させた。
係止爪片13は先端爪部に係止段部13aを有し、本実施形態ではこの係止爪片13を平板12から4個を四角形に並べて突出させる。
表示プレート10は、本体である平板12の表面に牛の種類や親牛の名前等必要な情報15を表示したものである。この情報15はトレサビリティを内容とするものであってもよい。表示方法は特に問わず、ホットスタンプによるもの、シールの貼り付けによるもの、刻示したものなど種々選択できる。また、ICチップやICタグを埋設したり、貼り付けたりしてもよい。
一方、前記ブロック状の結合部8には前記係止爪片13が挿入する爪片挿入孔14を設ける。
この爪片挿入孔14は前記4個を四角形に並べて突出させた係止爪片13の配置に合わせてブロック状の結合部8の広い面に4個を四角形に並べて穿設し、各爪片挿入孔14の内部には係止爪片13の係止段部13aが掛止する段部14aを形成した。
また、爪片挿入孔14はブロック状の結合部8の前後面の両方に設け、前後面に抜けるようにした。
次にかかる鼻輪を牛の鼻中隔に装着する方法を説明する。図1に示すようにC字状環体1の本体1aを開いた状態にして、一端の穿刺杆2と他端の結合部8とをそれぞれ鼻中隔を境とする左右の鼻孔に挿入し、この状態で穿刺杆2を結合部8とを相互に閉塞すれば、穿刺杆2の先端の矢尻状部2bが鼻中隔を突き破って結合部8の挿入孔5内に入り込む。
そして、矢尻状部2bは挿通孔5内で結合部8の係止突片として形成された係止部6を外側に押し広げながらさらに奥部へと入り込み、係止部6の先端が矢尻状部2bの基部の係止段部2aに係止して、穿刺杆2が結合部8内に固定される。
この挿入時、穿刺杆2の側の係止突片2eはその弾力に抗してすぼまりながら挿通孔5内を進入し、穿刺杆2が挿通孔5を抜け出たところで、その弾力により復位する。(図6参照)その結果、穿刺杆2は挿通孔5を再度通ることはなく、結合部8からの離脱はない。
また、穿刺杆2が結合部8と結合した状態では当接面2dを含めて杆本体2cが挿通孔5内にしっかりと締結状態で納まり、さらに、穿刺杆2の先端が結合部8の保持孔11に挿入するから、穿刺杆2と結合部8とは強固に結合し、また、抜き孔4等の窓孔から確認できる。
このように鼻輪を牛の鼻中隔に装着した段階で、もしくは装着する前に、表示プレート10を結合部8に取り付けるには、結合部8の爪片挿入孔14に係止爪片13を差し入れるようにして表示プレート10を結合部8に重ね合わせればよい。
図5に示すように、爪片挿入孔14の内部では係止爪片13の係止段部13aが段部14aに掛止して抜け出すことはない。特に、対向する係止爪片13同士では係止段部13aが互いに外向きとなるので、この係止爪片13同士の広がりも加わって、表示プレート10は係止爪片13により結合部8にしっかりと固定される。
また、表示プレート10は結合部8の表面と裏面のいずれでも取り付け可能である。従って、鼻輪を前後を間違えて取り付けてしまった場合や、図10に示すように、鼻輪をロープで上げる鼻上げの場合でも前面に向けて取り付けることができ、鼻上げしないで下に垂らす場合の両方に対応できる。
本発明の牛の鼻輪の1実施形態を示す斜視図である。 本発明の牛の鼻輪の1実施形態を示す側面図である。 本発明の牛の鼻輪の1実施形態を示す要部の正面図である。 本発明の牛の鼻輪の1実施形態を示す要部の側面図である。 図3のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 表示プレートの平面図である。 表示プレートの側面図である。 表示プレートの説明図である。 本発明の牛の鼻輪を鼻上げの状態で使用した状態の斜視図である。 従来の牛の鼻輪の一部切欠いた正面図である。 従来の牛の鼻輪の突刺杆の平面図である。 従来の牛の鼻輪の結合部の正面図である。 従来の牛の鼻輪を牛に装着した状態の斜視図である。
1…C字状環体 1a…本体
2…突刺杆 2a…係止段部
2b…矢尻状部 2c…杆本体
2d…当接面 2e…係止突片
3…結合部 3a…係止部
4…抜き孔 5…挿通孔
6…係止部 7…空間部
8…結合部 9…くびれ
10…表示プレート
11…保持孔 12…平板
13…係止爪片 13a…係止段部
14…爪片挿入孔 14a…段部
15…情報

Claims (1)

  1. 弾性体よりなるC字状環体の一端に矢尻状の突刺杆を設け、他端に、前記突刺杆が挿入し、かつ係止する挿通孔を形成したブロック状の結合部を形成した牛の鼻輪において、前記ブロック状の結合部に爪片挿入孔を設け、係止爪片を脚状に突出させた表示プレートをブロック状の結合部外面に前記爪片挿入孔への係止爪片の挿入係止で取り付けるが、前記ブロック状の結合部は直方体であり、爪片挿入孔はその前後面の両方に設け、前後面のどちらへも表示プレートを取り付け可能としたことを特徴とする牛の鼻輪。
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