JP5038246B2 - 物理量検出センサと物理量検出装置とサーボ制御回路 - Google Patents

物理量検出センサと物理量検出装置とサーボ制御回路 Download PDF

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本発明は、作用している物理量の大きさに対応する電圧を出力する物理量検出センサに関する。本発明はまた、この物理量検出センサを用いた物理量検出装置と、物理量検出センサに用いられるサーボ制御回路にも関する。
一対の電極で構成されたコンデンサを用いて、作用している物理量(例えば力、重量、加速度、圧力等)を検出する物理量検出センサが知られている。物理量検出センサでは、センサに物理量が作用すると一対の電極間の対向距離が変化し、コンデンサの静電容量が変化する。その静電容量の変化が、物理量検出センサが内蔵している変換回路によって、電圧の変化に変換される。物理量検出センサの出力端子の電圧は、センサに作用している物理量の変化に追従して変化する。物理量検出装置は、物理量検出センサの出力電圧の変化から、センサに作用した物理量の大きさを計測する。このような物理量検出センサが特許文献1に記載されている。
図9に物理量検出センサを備えた物理量検出装置601を示す。物理量検出装置601は、可変コンデンサC1,C2を備えた検出部Q1と、可変コンデンサC1の静電容量を電圧に変換する変換回路Q2と、可変コンデンサC1の静電容量を初期値に復帰させるのに要する制御電圧を出力する制御回路Q3と、出力端子Pを備えている。制御回路Q3の出力端子は、可変コンデンサC2に接続されている。
検出部Q1は、特定の物理量が作用すると変位するマスMを備えている。この例ではマスMは4つのビームで支持されており、特定の物理量が作用すると紙面左右方向に変位する。検出部Q1の可変コンデンサC1は、検出電極D1と可変電極D2aで構成されている。検出部Q1の可変コンデンサC2は,可変電極D2bとサーボ電極D3で構成されている。検出電極D1とサーボ電極D3は、特定の物理量が作用してもその位置が変位しない。可変電極D2a,D2bは、マスMに固定されており、特定の物理量が作用すると変位するマスMに追随して変位する。
変換回路Q2は、演算増幅器Op1とコンデンサC3を備えている。演算増幅器Op1の反転入力端子p11は、検出電極D1に接続されている。演算増幅器Op1の非反転入力端子p12は、固定電源Vに接続されている。コンデンサC3は、演算増幅器Op1の反転入力端子p11と出力端子p13の間に接続されている。演算増幅器Op1の出力端子p13は、物理量検出装置601の出力端子Pに接続されている。
制御回路Q3は、演算増幅器Op2と加算器Wを備えている。演算増幅器Op2の反転入力端子p21は、演算増幅器Op1の出力端子p13に接続されている。演算増幅器Op2の非反転入力端子p22は、固定電源Vに接続されている。演算増幅器Op2の出力端子p23は、加算器Wの一方の入力端子p32に接続されている。加算器Wの他方の入力端子p31は、固定電源Vに接続されている。加算器Wの出力端子p33は、サーボ電極D3に接続されている。
物理量検出装置601では、物理量が作用してマスMが変位すると、可変電極D2aと検出電極D1の対向距離が変化し、可変コンデンサC1の静電容量が変化する。変換回路Q2は、可変コンデンサC1の静電容量の変化を電圧の変化に変換し、可変コンデンサC1の静電容量の変化に応じた出力電圧を制御回路Q3へ出力する。出力端子Pには、作用した物理量の大きさに比例する電圧が生じる。
制御回路Q3の演算増幅器Op2は、変換回路Q2からの出力電圧と固定電源Vの電圧を比較し、その電圧差に比例する電圧を出力端子p23に出力する。加算器Wでは、演算増幅器Op2から出力された電圧差に比例する電圧に固定電源Vの電圧を加え、可変コンデンサC1の静電容量を初期値に復帰させるのに要する制御電圧を生成し、サーボ電極D3へ入力する。これによって、可変コンデンサC2の電極間の静電引力が調整され、マスMが初期位置に戻る。
物理量検出装置601では、可変コンデンサC1の静電容量が初期値を中心とする狭い範囲内に維持されるので、マスMに作用した物理量を計測する際に、計測精度を一定に保つことができる。
特開平5−26902号公報
従来の物理量検出装置では、検出電極とサーボ電極を別々に備えている。よりシンプルな構成の物理量検出装置が望まれている。本発明では、検出電極とサーボ電極を同一電極で形成することによって、シンプルに構成することが可能な物理量検出装置を提供する。また、物理量検出装置に用いる物理量検出センサとサーボ制御回路を提供する。
本発明は、作用している物理量の大きさに対応する電圧を出力する物理量検出センサを提供する。本発明の検出センサは、第1電源端子と、出力端子と、第1電極と、第2電極と、第1演算増幅器を備えている。
第1電極と第2電極は、間隔を隔てて対向しているとともに、その間隔が作用する物理量の大きさに応じて広狭する。第1電極が第1電源端子に接続され、第2電極が第1演算増幅器の第1入力端子に接続されている。第1演算増幅器の出力端子が、出力端子に接続されている。尚、この明細書で「接続されている」とは、2つの素子が直接的に接続されている場合のみではなく、2つの素子の間に他の素子を介して接続されている場合も含む。本発明の検出センサでは、第1演算増幅器の第2入力端子の電圧は、出力端子の電圧に応じて制御されている。
本発明の物理量検出センサでは、作用している物理量の大きさが変化すると、第1電極と第2電極の間隔が変化し、第1電極と第2電極の間の静電容量が変化する。第1演算増幅器は、この静電容量の変化を電圧の変化に変換して出力端子に出力する。この電圧の変化が第一演算増幅器の出力端子に電気的に接続されている検出センサの出力端子に出力される。
本発明の物理量検出センサでは、第2電極が第1演算増幅器の第1入力端子に接続されており、第1演算増幅器は、第1電極と第2電極の間の静電容量の変化を第2電極を用いて検出する。また、第1演算増幅器の第2入力端子の電圧が、出力端子の電圧に応じて制御されており、第1電極と第2電極の間の静電容量の変化に応じた制御電圧が入力する。「バーチャル・ショート」現象によって、第1演算増幅器の第1入力端子の電圧は、第1演算増幅器の第2入力端子に入力した制御電圧にほぼ等しくなる。これにより制御電圧が第2電極に印加され、一対の電極間の静電容量が初期値に復帰する。即ち、本発明の物理量検出センサでは、第2電極が、物理量を検出するための検出電極と制御用のサーボ電極を兼用する。検出電極とサーボ電極を兼用する第2電極は、固定電極であってもよいし可動電極であってもよい。
本発明の物理量検出センサによると、同一の電極を用いて、静電容量の変化を検出する検出電極と、制御電圧を入力するサーボ電極を兼用させることができ、物理量検出センサをシンプルな構成にすることができる。
上記の物理量検出センサでは、第2電源端子と、第2演算増幅器と、加算器を備えている。第1演算増幅器の出力端子が、第2演算増幅器の第1入力端子に接続されている。第2演算増幅器の出力端子が、加算器の第1入力端子に接続されている。加算器の第2入力端子が、第2電源端子に接続されている。加算器の出力端子が、第1演算増幅器の第2入力端子に接続されている。第2電源端子が、第2演算増幅器の第2入力端子に接続されている。第1演算増幅器の第2入力端子の電圧が、出力端子の電圧に応じて制御される。
本構成の物理量検出センサでは、作用している物理量の大きさが変化すると、第1電極と第2電極の間隔が変化し、第1電極と第2電極の間の静電容量が変化する。第1演算増幅器は、この静電容量の変化を電圧の変化に変換して出力端子に出力する。第2演算増幅器は、第1演算増幅器で変換された電圧と固定電源の電圧を比較し、2つの電圧の差に比例する電圧を出力する。加算器は、差に比例する電圧に固定電源の電圧を加え、第1電極と第2電極の間の静電容量を初期値に復帰させるのに必要な制御電圧を生成する。制御電圧は、バーチャル・ショート現象を利用して第1演算増幅器を通して第2電極に入力される。これによって、第1電極と第2電極の間の静電容量を初期値に復帰させることができる。
本発明の物理量検出センサの第1の具体的様態では、第3電源端子と第3電極をさらに備えている。第3電源端子は第3電極に接続されている。第1電極と第3電極は、物理量検出センサの基板に固定された固定電極であり、第2電極は、基板に対して変位可能に支持されている可動電極である。第1電極と第3電極の間に、第2電極が配置されている。
第1電源端子と第2電源端子と第3電源端子の各々に、第1電極と第2電極と第3電極の電位が順に変化する関係を実現する電圧が印加される。つまり、第2電極の電位が第1電極の電位と第3電極の電位の間となる関係で用いる。
本構成の物理量検出センサでは、可変電極である第2電極が検出電極とサーボ電極を兼用し、第1電極と第2電極の間の静電容量、及び第2電極と第3電極の間の静電容量の両者を合わせた静電容量を初期値に復帰させる。本構成の物理量検出センサでは、第2電極の電位が第1電極の電位と第3電極の電位の中間電位に設定されている。そのため、第1電極と第2電極の間に作用する静電引力と、第2電極と第3電極の間に作用する静電引力の差分が結果的に第2電極に作用する。第2電極の電位を第1電極の電位若しくは第3電極の電位と同じにすることで最大の静電引力が得られ、静電容量が初期値に戻るまでの時間を短くすることができる。応答速度の速い物理量検出センサを形成することができる。
上記した具体的態様の物理量検出センサと、第1パルス電圧出力回路と、第2パルス電圧出力回路を用いて、作用している物理量の大きさに対応する電圧を出力する物理量検出装置を構成することができる。第1パルス電圧出力回路は、第1電源端子に接続され、第1パルス電圧を第1電極に出力する。第2パルス電圧出力回路は、第3電源端子に接続され、第1パルス電圧を反転させた第2パルス電圧を第3電極に出力する。
可変電極に一定の向きの静電引力を加えて静電容量を初期値に復帰させる方式では、静電引力と反対向きに作用する外力を予め可変電極に加えておく必要がある。しかし、予め外力を加えておくと、静電引力が作用していないときに可変電極の位置がオフセットされてしまうなどの不都合が生じることがある。
本構成の物理量検出センサでは、第1電極と第3電極に入力される電圧の向きが交互に反転するのと同期して、第2電極に加わる静電引力の大きさが変わらない様に、第2電極の電位を第1電極と第3電極の中間電位を中心に反転させる。その結果、第2電極に働く静電引力により可変電極の位置を安定させることができる。本構成の物理量検出装置では、物理量検出センサの可変電極に予め外力を加えておく必要がない。
上記の具体的態様の物理量検出装置では、第2演算増幅器と加算器の間に、振幅検知回路を備えていることが好ましい。振幅検知回路は、第2演算増幅器の出力端子に生じる電圧変化の振幅に対応する電圧を出力する。
第1電極と第3電極にパルス電圧が入力されると、第2電極に入力される制御電圧がパルス電圧にあわせて変動する。パルス電圧の周期が短い場合、パルス電圧と制御電圧を完全に同期させることができず、位相ずれが生じる。パルス電圧と制御電圧の間に位相ずれが生じると、第1電極と第2電極の間の静電容量を初期値に復帰させることが難しい。
本構成の物理量検出装置では、振幅検出回路が第2演算増幅器の出力端子に生じる電圧変化の振幅に対応する電圧を出力し、加算器は振幅検出回路から出力される電圧を用いて制御電圧を生成する。加算器から出力される制御電圧は位相をもたず、パルス電圧と制御電圧の間に位相ずれが生じることがない。パルス電圧の周期が短い場合でも、静電容量を初期値に復帰させることができる。
上記態様の物理量検出装置では、振幅検知回路と加算器の間に、振幅反転回路をさらに備えていることが好ましい。その振幅反転回路は、第1パルス電圧に振幅検知回路で検知された振幅を非反転増幅した電圧と、第2パルス電圧に振幅検知回路で検知された振幅を反転増幅した電圧のいずれかを伝達する。
上記のように制御回路を構成すると、制御電圧をパルス電圧に完全に同期させて変動させることができ、センサの計測精度を向上させることができる。
物理量検出センサが、第4電源端子と第4電極を備えていてもよい。その場合、第4電源端子が第4電極に接続されており、第2電極と第4電極が物理量検出装置の基板に固定された固定電極であり、第1電極が基板に対して変位可能に支持されている可動電極であり、第2電極と第4電極の間に第1電極が配置されている構成とする。
この物理量検出センサは、第1電源端子と第2電源端子と第4電源端子の各々に、下記の関係を実現する電圧を印加して用いる。すなわち、第4電極の電位から第2電極の電位を減じた電位差の正負と、第1電極の電位から第2電極の電位を減じた電位差の正負が等しい関係を実現する電圧が印加される。つまり、第4電極の電位が第2電極の電位より高い場合には、第1電極の電位を第2電極の電位より高くする。逆に、第4電極の電位が第2電極の電位より低い場合には、第1電極の電位を第2電極の電位より低くする。
本構成の物理量検出センサでは、第2電極が検出電極兼サーボ電極として機能し、第1電極と第2電極の間の静電容量を初期値に復帰させることができる。本構成の物理量検出センサでは、第4電極と第2電極の電位差の正負と第1電極と第2電極の電位差の正負が等しい関係に保たれている。そのため、第4電極と第2電極の電位差と第1電極と第2電極の電位差の差分の電圧によって第2電極の変位が抑制される。これにより、第1電極と第2電極の間の静電容量の変化が抑制され、第1電極と第2電極の間の静電容量を初期値の近傍に精度よく復帰することができ、計測精度の良いセンサを実現することができる。
本発明は、一対の電極間の間隔が作用する物理量の大きさに応じて広狭するコンデンサと電源に接続して用いるサーボ制御回路にも具現化される。
本発明のサーボ制御回路は、第1接続端子と、第2接続端子と、出力端子と、第1演算増幅器と、第2演算増幅器と、加算器を備えている。本発明のサーボ制御回路は、第1接続端子と第2接続端子の間に、電源とコンデンサを直列に接続して用いる。
本発明のサーボ制御回路では、第1接続端子が第1演算増幅器の第1入力端子に接続されている。また、第1演算増幅器の出力端子が第2演算増幅器の第1入力端子に接続されている。第2演算増幅器の出力端子が加算器の第1入力端子に接続されている。加算器の第2入力端子が第2接続端子に接続されている。加算器の出力端子が第1演算増幅器の第2入力端子に接続されている。
本発明では、第2接続端子と加算器の出力端子のいずれかが、第2演算増幅器の第2入力端子に接続されている。また、出力端子が第1演算増幅器と第2演算増幅器と加算器のうちの一つの出力端子に接続されている。
本発明のサーボ制御回路を用いると、物理量検出センサをシンプルに構成することができる。
本発明によると、サーボ電極と制御電圧を同一の電極で構成することができ、物理量検出センサをシンプルに構成することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を最初に整理する。
(特徴1)演算増幅器の一方の入力端子と出力端子の間にリセットスイッチが接続されている。
(特徴2)演算増幅器の一方の入力端子の電圧と他方の入力端子の電圧がほぼ等しくなるバーチャル・ショート現象を活用して、検出電極とサーボ電極を兼用している電極に接続されている演算増幅器の一方の入力端子の電圧を、他方の入力端子の電圧に揃える。
(第1実施例)
図1に、加速度検出装置1の構成の概略を示す。加速度検出装置1は、加速度検出センサ2と固定電源22を備えている。電源22は、加速度検出センサ2に内蔵することもできる。加速度検出センサ2は、第1電源端子3と第2電源端子21と出力端子15とマス4と可変電極4a(第1電極の実施例)と固定電極6(第2電極の実施例)と第1演算増幅器12とコンデンサ14と第2演算増幅器18と加算器20を備えている。第1電源端子3は接地されている。第2電源端子21は固定電源22に接続されている。
可変電極4aと固定電極6は間隔を隔てて対向しており、可変コンデンサ8を構成している。可変電極4aは、マス4に形成されている。マス4は、4つのビーム5a、5b、5c、5dで支持されており、加速度が加わると紙面左右方向に変位し、これに追従して可変電極4aも変位する。マス4に加速度が作用して可変電極4aが変位すると、可変電極4aと固定電極6の間の対向距離が変化し、可変コンデンサ8の静電容量が変化する。マス4とビーム5dは導電性であり、可変電極4aはマス4とビーム5dを介して第1電源端子3に電気的に接続されている。
変換回路10は、第1演算増幅器12とコンデンサ14で構成されている。第1演算増幅器12の反転入力端子12aは、固定電極6に接続されている。第1演算増幅器12の反転入力端子12aと出力端子12cの間にコンデンサ14が接続されている。第1演算増幅器12の出力端子12cは、出力端子15に接続されている。
制御回路16は、第2演算増幅器18と加算器20で構成されている。第2演算増幅器18の反転入力端子18aは、固定電源22に接続されている。演算増幅器18の非反転入力端子18bは、第1演算増幅器12の出力端子12cに接続されている。第2演算増幅器18の出力端子18cは、加算器20の一方の入力端子20aに接続されている。加算器20の他方の入力端子20bは、固定電源22に接続されている。加算器20の出力端子20cは、第1演算増幅器12の非反転入力端子12bに接続されている。
加速度検出センサ2に加速度が作用していない初期状態では、第2演算増幅器18の入力端子18a、18bに等しい電位が入力されており、出力端子18cから0Vが出力されている。そのために、加算器20の出力端子20cの電圧は固定電源22の電圧Vbに等しい。従って、第1演算増幅器12の非反転入力端子12bには、電圧Vbが入力している。バーチャル・ショート現象によって、第1演算増幅器12の反転入力端子12aの電圧は非反転入力端子12bの電圧に等しくなる。固定電極6に固定電源22の電圧Vbが入力している。この場合、固定電極6と可変電極4aの間に静電引力が作用する。マス4には図示の左側に作用してその静電引力につりあうプレセット力がかけられており、静電引力が作用している状態でバランスしている。
加速度が作用して可変電極4aが変位すると、可変電極4aと固定電極6の間の対向距離が変化する。これによって、可変コンデンサ8の静電容量が変化し、可変コンデンサ8に蓄えられている電荷量が変化する。第1演算増幅器12では、反転入力端子12aを通して電荷が入出力しない。そのため、可変コンデンサ8に蓄えられている電荷量が変化すると、コンデンサ14に蓄えられている電荷量が変化する。変換回路10は、コンデンサ14に蓄えられている電荷量の変化を電圧の変化に変換し、出力端子12cに出力する。可変コンデンサ8の静電容量の変化が電圧の変化に変換される。この電圧の変化が、出力端子15を通して検出される。出力端子15の電圧から作用した加速度の大きさを検出することができる。
制御回路16では、第2演算増幅器18が出力端子12cの電圧と固定電源22の電圧Vbを比較し、その電圧差に比例する電圧Veを出力端子18cに出力する。加算器20は、第2演算増幅器18の出力電圧Veと電圧Vbを加算する。加算した電圧Vaは、可変コンデンサ8の静電容量を初期値に復帰させる電圧に等しい。制御回路16は、可変コンデンサ8の静電容量を初期値に復帰させる制御電圧Vaを生成して出力する。その制御電圧Vaは、第1演算増幅器12の非反転入力端子12bに入力される。
第1演算増幅器12では、反転入力端子12aと非反転入力端子12bの電位差がごく小さい「バーチャル・ショート」と呼ばれる状態が保たれている。そのため、反転入力端子12aにも制御電圧Vaが現れ、可変コンデンサ8の固定電極6に制御電圧Vaが印加される。固定電極6に制御電圧Vaが印加されることで、固定電極6と可変電極4aが引き合う静電引力が変化する。加速度に起因してマス4を変位させる力と、静電引力の変化が打ち消しあい、マス4が所期位置に復帰する。可変コンデンサ8の静電容量が初期値に復帰する。
例えば可変電極4aが矢印24の向きに変位した場合、固定電極6に印加する電圧が減少して固定電極6が可変電極4aを吸引する力が減少する。その結果、マス4は左方に移動し、初期位置に復帰する。逆に、可変電極4aが矢印24と逆向きに変位した場合、固定電極6に印加する電圧が増大して可変電極4aを吸引する力が増大する。可変電極4aが矢印24と逆向きに変位することが妨げられ、可変コンデンサ8の静電容量が初期値に復帰する。
本実施例の加速度検出センサ2では、固定電極6が可変コンデンサ8の静電容量の変化を検出するための検出電極として機能するとともに、可変コンデンサ8に制御電圧Vaを印加するためのサーボ電極として機能する。検出電極とサーボ電極を別々に構成する従来の加速度検出センサに比べて、加速度検出センサ2をシンプルな構成にすることができる。
(第2実施例)
図2に、第2実施例の加速度検出装置101の構成を示す。加速度検出装置101は、加速度検出センサ102と、固定電源22を備えている。本実施例の加速度検出センサ102では、変換回路10がマス4を介して可変電極4aに電気的に接続されており、固定電極6が第1電源端子3を介して接地されている。その他の点は第1実施例と同一であり、重複説明を省略する。この実施例では、固定電極6が第1電極であり、可変電極4aが第2電極である。
本実施例の加速度検出センサ102では、可変電極4aが可変コンデンサ8の静電容量の変化を検出する検出電極として機能する。また、可変電極4aが可変コンデンサ8に制御電圧Va(可変コンデンサ8の静電容量を初期値に復帰させる電圧)を入力するサーボ電極としても機能する。本実施例の加速度検出センサ102では、可変電極4aが検出電極として機能するとともに、サーボ電極としても機能する。検出電極とサーボ電極を別々に構成する必要がない。検出電極とサーボ電極を別々に構成する従来の加速度検出センサに比べて、シンプルな構成にすることができる。
(第3実施例)
図3に、第3実施例の加速度検出装置201の構成を示す。加速度検出装置201は、加速度検出センサ202と、固定電源22を備えている。本実施例の加速度検出センサ202は、第2の可変コンデンサ208と、第4電源端子203を備えている。その他の点は第1実施例の加速度検出センサ2と同じであり、重複説明を省略する。
可変コンデンサ208は、可変電極4bと固定電極206を有している。第4電源端子203は、固定電極206に接続されている。第4電源端子203は、固定電源22に接続して用いる。可変電極4bは、マス4に対して可変電極4aの反対側に形成されている。なお、可変電極4aと可変電極4bはマス4に固定されており、可変電極4aと可変電極4bの電位は共通である。可変電極4aと可変電極4bをマス4の一部と観念すれば、マス4は1つの可変電極と評価することができる。固定電極206は可変電極4bに対向配置されている。これによって、マス4は、固定電極6と固定電極206の間に配置される。この実施例では、可変電極4aと可変電極4bが第1電極であり、固定電極6が第2電極であり、固定電極206が第4電極である。
本実施例の加速度検出センサ202では、可変コンデンサ8の静電容量が第1実施例と同様に制御され、その静電容量が初期値に維持される。本実施例では、加速度が印加されてない初期状態で、固定電極6と固定電極206に等しい電圧が印加されている。これにより、加速度が作用していない初期状態で、固定電極6と可変電極4aの電位差と、固定電極206と可変電極4bの電位差が等しい関係に保たれる。この結果、固定電極6が可変電極4aを吸引する力と、固定電極206が可変電極4bを吸引する力が等しい。この実施例の加速度検出センサ202では、マス4のプレセット力をかけておく必要がない。
また、可変コンデンサ8の静電容量を制御する際に、固定電極206と可変電極4bの電位差が変化することがない。そのため、可変コンデンサ8の静電容量を制御する際に、固定電極6と可変電極4aの電位差と固定電極206と可変電極4bの電位差の差分の電圧によって抑制することができる。これにより、固定電極6と可変電極4aの間の静電容量の変化が抑制され、固定電極6と可変電極4aの間の静電容量を初期値の近傍に精度よく復帰することができる。
(第4実施例)
図4に、第4実施例の加速度検出装置301の構成を示す。加速度検出装置301は、加速度検出センサ302と、固定電源22と、固定電源32を備えている。本実施例の加速度検出センサ302では、第3の可変コンデンサ308と、第3電源端子303を備えている。その他の点は第2実施例の加速度検出センサ102と同じであり、重複説明を省略する。
可変コンデンサ308は、可変電極4bと固定電極306を有している。第3電源端子303は、固定電極306に接続されている。変換回路10がマス4を介して、可変電極4a、4bに電気的に接続されており、固定電極6が第1電源端子3を介して接地されており、固定電極306が第3電源端子303を介して固定電源32に接続されている。ここでは固定電源32の電圧Vdは、固定電源22の電位電圧の2倍とする。その他の点は、第3実施例の加速度検出センサ202と同一である。
加速度が印加されてない初期状態では、可変電極4a、4bの電位は、固定電極306と固定電極6の中間の電位に制御されている。そのため、可変電極4aと固定電極6の間に作用する静電引力と、可変電極4bと固定電極306の間に作用する静電引力がつりあった状態となる。従って、マス4は、固定電極6と固定電極306の中間に位置する。
本実施例の加速度検出センサ302では、加速度が作用して例えば矢印24の向きに可変電極4a、4bが変位すると、可変電極4aと固定電極6の間の距離が狭まり、可変コンデンサ8の静電容量が増大する。それと同時に、可変電極4bと固定電極306の間の距離が広がり、可変コンデンサ308の静電容量が減少する。変換回路10では、可変コンデンサ8の静電容量の増大分と可変コンデンサ308の静電容量の減少分の大きさを合計した静電容量の変化が電圧の変化に変換される。制御回路16では、この合計した静電容量の変化に応じた制御電圧Vaを生成する。制御電圧Vaは、可変電極4a、4bに入力される。
加速度検出センサ302では、可変電極4a、4bに制御電圧Vaが入力されると、可変コンデンサ8の電極間に作用する静電引力と可変コンデンサ308の電極間に作用する静電引力が同時に変化し、これによって可変コンデンサ8の静電容量と可変コンデンサ308の静電容量が初期値に復帰する。可変電極4a、4bで発生させる静電引力の大小にてマス4の位置を制御するため、静電容量が初期値に戻るまでの時間を短くすることができる。応答速度の速い加速度検出センサ302を形成することができる。
(第5実施例)
図5に、第5実施例の加速度検出装置401の構成を示す。加速度検出装置401は、加速度検出センサ402と、固定電源22と、パルス出力装置40を備えている。本実施例の加速度検出センサ402では、変換回路410がリセットスイッチ48を有しており、制御回路416が振幅検出回路50を有している。その他の点は第4実施例の加速度検出センサ302と同じであり、重複説明を省略する。
パルス出力装置40は、第1パルス電圧出力回路42と、NOT回路44(第2パルス電圧出力回路の一例)と、同期パルス電圧出力回路46を有している。第1パルス電圧出力回路42は、第1電源端子3に接続されており、ハイ電圧とロー電圧を交互に繰返す第1パルス電圧S1を出力する。これによって、第1電源端子3を通して第1固定電極6に第1パルス電圧S1が入力される。NOT回路44の入力端子44aは、第1パルス電圧出力回路42に接続されており、NOT回路44の出力端子44bは、第3電源端子303に接続されている。NOT回路44は、入力端子44aから入力された第1パルス電圧S1を反転させた第2パルス電圧S2を生成し、出力端子44bに出力する。これによって、第3電源端子303を通して固定電極306に第2パルス電圧S2が入力される。同期パルス電圧出力回路46は、リセットスイッチ48のスイッチ端子48aに接続されており、第2パルス電圧S2と同じ周期で、立ち上りは同じ、立ち下りは早いタイミングのパルス電圧S3を出力する。
リセットスイッチ48は、第1演算増幅器12の反転入力端子12aと出力端子12cの間に接続されている。リセットスイッチ48のスイッチ端子48aにはパルス電圧S3が入力されており、パルス電圧S3がハイ電圧となる際にリセットスイッチ48がオンし、パルス電圧S3がロー電圧となる際にリセットスイッチ48がオフする。
振幅検出回路50は、第2演算増幅器18と加算器20の間に接続されている。振幅検出回路50は、第2演算増幅器18を通して変換回路410から入力された電圧Veの振幅を検出し、その振幅で推移する電圧ΔVを出力する。
本実施例の加速度検出センサ402では、固定電極6と固定電極306の間に入力される電圧の向きが交互に反転する。パルス電圧S1がローのときに2つのコンデンサにプリチャージし、ハイの時にサーボ力でマス4の位置を初期位置に戻す動作をする。
加速度検出センサ402の動作を、図6を用いて説明する。
加速度検出センサ402では、加速度が作用して例えば矢印24の向きにマス4が変位すると、可変コンデンサ8の静電容量と、可変コンデンサ308の静電容量が変化する。変換回路410は、可変コンデンサ8の静電容量の変化と可変コンデンサ308の静電容量の変化分の大きさを合計した静電容量の変化を、マス4を通して検出する。
第1パルス電圧S1がロー信号となる第1期間(I)では、パルス電圧S3はハイ信号となり、リセットスイッチ48がオンする。演算増幅器12の反転入力端子12aと出力端子12cが短絡し、固定電源22の電圧Vbが制御回路416に出力される。
第1パルス電圧S1がハイ信号となる第2期間(II)では、パルス電圧S3はロー信号となり、リセットスイッチ48がオフする。変換回路410は、マス4を通して検出した可変コンデンサ8の静電容量の変化と可変コンデンサ308の静電容量の変化分の大きさを合計した静電容量の変化を電圧の変化に変換し、変換された電圧が制御回路416に出力される。
制御回路416では、振幅検出回路50が、演算増幅器18を通して変換回路410から入力された電圧Veの振幅を検出する。ここで、振幅検出回路50の動作を、図7を用いて説明する。
振幅検出回路50は第1サンプル・ホールド回路52と第2サンプル・ホールド回路54と演算増幅器56を備えている。第1サンプル・ホールド回路52には、表示されていない配線によって第1パルス電圧S1が入力されている。第1サンプル・ホールド回路52は、第1パルス電圧S1がハイ信号の場合に電圧Veを演算増幅器56の非反転入力端子56bに通過させ、ロー信号の場合に電圧Veを遮断し、遮断時の電圧を非反転入力端子56bに保持する。第2サンプル・ホールド回路54には、表示されていない配線によって第2パルス電圧S2が入力されている。第2サンプル・ホールド回路54では、第2パルス電圧S2がハイ信号の場合に電圧Veを演算増幅器56の反転入力端子56aに通過させ、ロー信号の場合に電圧Veを遮断し、遮断時の電圧を反転入力端子56aに保持する。
振幅検出回路50では、第1期間(I)に入力された電圧Veが第2サンプル・ホールド回路54を通して演算増幅器56の反転入力端子56aに入力される。第2期間(II)に入力された電圧Veが第1サンプル・ホールド回路52を通して演算増幅器56の非反転入力端子56bに入力される。演算増幅器56は、第1期間(I)に入力された電圧Veと第2期間(II)に入力された電圧Veの差(振幅)を検出し、その振幅で移行する電圧ΔVを出力する。
加算器20は、電圧ΔVによる電位と固定電源22の電圧Vbから制御電圧Vaを生成する。制御電圧Vaが可変電極4a、4bを通して可変コンデンサ8、308に入力される。
固定電極6と固定電極306に入力されるパルス電圧にあわせて、可変電極4a、4bに入力される制御電圧Vaが変動すると、パルス電圧の周期が短い場合、パルス電圧と制御電圧を完全に同期させることができず、制御電圧Vaとパルス電圧の間に位相差が生じてしまう。位相差が生じた場合には、静電容量を初期値に復帰させることが難しい。
本実施例の加速度検出センサ402では、制御電圧Vaが、電圧Veの振幅で移行する電圧ΔVから生成される。制御電圧Vaとパルス電圧の間に位相差が生じることがない。
パルス電圧の周期が短い場合でも、静電容量を初期値に復帰させることができる。
(第6実施例)
図8に、第6実施例の加速度検出装置501の構成を示す。加速度検出装置501は、加速度検出センサ502と、固定電源22と、パルス出力装置40を備えている。本実施例の加速度検出センサ502では、制御回路516が、振幅反転回路58を有している点で、第5実施例の加速度検出センサ402と異なる。その他の点は第5実施例の加速度検出センサ402と同じであり、重複説明を省略する。
振幅反転回路58は、非反転増幅回路60(ここでは増幅度を1とする)と反転増幅回路62(ここでは増幅度を−1とする)と第1スイッチ64と第2スイッチ66を有している。非反転増幅回路60は、振幅検出回路50に接続されており、振幅検出回路50から入力された電圧ΔVをそのまま出力する。第1スイッチ64は、非反転増幅回路60と加算器20の間に接続されている。第1スイッチ64のスイッチ端子64aは、表示されていない配線によって第1パルス電圧出力回路42に接続されており、第1パルス電圧S1がハイ電圧の際に第1スイッチ64がオンし、第1パルス電圧S1がロー電圧の際に第1スイッチ64をオフする。反転増幅回路62は振幅検出回路50に接続されており、振幅検出回路50から入力された電圧ΔVを反転させた電圧−ΔVを出力する。第2スイッチ66は、非反転増幅回路60と加算器20の間に接続されている。第2スイッチ66のスイッチ端子66aは、表示されていない配線によってNOT回路44の出力端子44bに接続されており、第2パルス電圧S2がハイ電圧の際に第2スイッチ66をオンし、第1パルス電圧S2がロー電圧の際に第2スイッチ66をオフする。そのため、振幅反転回路58では、第1期間(I)に電圧ΔVが出力され、第2期間(II)に電圧−ΔVが出力される。第1パルス電圧S1に同期して反転する制御パルス電圧Vpが出力される。
図5に示す加速度検出センサ402では、加速度印加時に第1パルス電圧S1の周期において、非サーボ期間とサーボ期間が交互にあり、マス4は微振動を繰返すことになる。
加速度検出センサ502では、振幅反転回路58が第1パルス電圧S1に同期して反転する制御パルス電圧Vpを生成する。制御電圧Vaを第1パルス電圧S1に完全に同期させて変動させることができる。常時サーボ動作となるため、センサの計測精度を向上させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記の実施例では、加速度を計測するセンサを例にして説明したが、他の物理量を計測するセンサにも有効である。
本発明は物理量の変化に応じて変位する可変電極とその可変電極に対向配置されている固定電極の間の静電容量が、初期値に復帰するように制御するサーボ制御回路として実現される。本発明のサーボ制御回路は、例えば図1の加速度検出センサ2において、加速度検出センサ2から可変電極4aと固定電極6を除いた構成によって形成される。本発明のサーボ制御回路では、可変電極と固定電極を含む可変コンデンサと同時に用いられることで、本発明の加速度検出センサの効果を得ることができる。なお、サーボ制御回路の構成は図1に限られず、図2〜図7の加速度検出センサ2から可変電極と固定電極を除いた構成によって形成されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の加速度検出センサ2を示す。 第2実施例の加速度検出センサ102を示す。 第3実施例の加速度検出センサ202を示す。 第4実施例の加速度検出センサ302を示す。 第5実施例の加速度検出センサ402を示す。 加速度検出センサ402のタイムチャートを示す。 振幅検出回路50の内部回路を示す。 第6実施例の加速度検出センサ502を示す。 従来の物理量検出センサ602を示す。
符号の説明
1・・・・・加速度検出装置
2・・・・・加速度検出センサ
3・・・・・第1電源端子
4・・・・・マス
4a、4b・・・可変電極
6、206、306・・・固定電極
8、208、308・・・可変コンデンサ
10・・・・変換回路
12・・・・演算増幅器
14・・・・コンデンサ
15・・・・出力端子
16・・・・制御回路
18・・・・演算増幅器
20・・・・加算器
21・・・・第2電源端子
40・・・・パルス出力装置
48・・・・リセットスイッチ
50・・・・振幅検出回路
58・・・・振幅反転回路
203・・・第4電源端子
303・・・第3電源端子
601・・・物理量検出装置
602・・・物理量検出センサ

Claims (7)

  1. 作用している物理量の大きさに対応する電圧を出力する物理量検出センサであり、
    第1電源端子と、第2電源端子と、出力端子と、第1電極と、第2電極と、第1演算増幅器と、第2演算増幅器と、加算器を備えており、
    前記第1電極と前記第2電極は、間隔を隔てて対向しているとともに、その間隔が作用する物理量の大きさに応じて広狭し、
    前記第1電源端子が、前記第1電極に接続されており、
    前記第2電極が、前記第1演算増幅器の第1入力端子に接続されており、
    前記第1演算増幅器の出力端子が、前記出力端子と前記第2演算増幅器の第1入力端子に接続されており、
    前記第2演算増幅器の出力端子が、前記加算器の第1入力端子に接続されており、
    前記加算器の第2入力端子が、前記第2電源端子に接続されており、
    前記加算器の出力端子が、前記第1演算増幅器の第2入力端子に接続されており、
    前記第2電源端子が、前記第2演算増幅器の第2入力端子に接続されており、
    前記第1演算増幅器の第2入力端子の電圧が、前記出力端子の電圧に応じて制御されていることを特徴とする物理量検出センサ。
  2. 第3電源端子と第3電極が付加されており、
    前記第3電源端子が前記第3電極に接続されており、
    前記第1電極と前記第3電極が、物理量検出センサの基板に固定されており、
    前記第2電極が、前記基板に対して変位可能に支持されており、
    前記第1電極と前記第3電極の間に前記第2電極が配置されており、
    前記第1電源端子と前記第2電源端子と前記第3電源端子の各々に、前記第2電極の電位が前記第1電極の電位と前記第3電極の電位の間となる関係を実現する電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の物理量検出センサ。
  3. 請求項2に記載の物理量検出センサと、
    第1パルス電圧を出力する第1パルス電圧出力回路と、
    前記第1パルス電圧を反転させた第2パルス電圧を出力する第2パルス電圧出力回路を備えており、
    前記第1電源端子が、前記第1パルス電圧出力回路に接続され、
    前記第3電源端子が、前記第2パルス電圧出力回路に接続されていることを特徴とする物理量検出装置。
  4. 前記第2演算増幅器と前記加算器の間に、前記第2演算増幅器の出力端子に生じる電圧変化の振幅に対応する電圧を出力する振幅検知回路が付加されていることを特徴とする請求項3に記載の物理量検出装置。
  5. 前記振幅検知回路と前記加算器の間に、前記第1パルス電圧に前記振幅検知回路で検知された振幅を非反転増幅した電圧と、前記第2パルス電圧に前記振幅検知回路で検知された振幅を反転増幅した電圧のいずれかを伝達する振幅反転回路が付加されていることを特徴とする請求項4に記載の物理量検出装置。
  6. 第4電源端子と第4電極が付加されており、
    前記第4電源端子が前記第4電極に接続されており、
    前記第1電極と前記第4電極が、物理量検出装置の基板に固定されており、
    前記第2電極が、前記基板に対して変位可能に支持されており、
    前記第1電極と前記第4電極の間に前記第2電極が配置されており、
    前記第1電源端子と前記第2電源端子と前記第4電源端子の各々に、前記第4電極の電位から前記第2電極の電位を減じた電位差の正負と、前記第1電極の電位から前記第2電極の電位を減じた電位差の正負が等しい関係を実現する電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の物理量検出センサ。
  7. 作用する物理量の大きさに応じて一対の電極間の間隔が広狭するコンデンサと、電源に接続して用いるサーボ制御回路であり、
    第1接続端子と、第2接続端子と、出力端子と、第1演算増幅器と、第2演算増幅器と、加算器を備えており、
    前記第1接続端子と前記第2接続端子の間に、前記電源と前記コンデンサを直列に接続して用い、
    前記第1接続端子が、前記第1演算増幅器の第1入力端子に接続されており、
    前記第1演算増幅器の出力端子が、前記第2演算増幅器の第1入力端子に接続されており、
    前記第2演算増幅器の出力端子が、前記加算器の第1入力端子に接続されており、
    前記加算器の第2入力端子が、前記第2接続端子に接続されており、
    前記加算器の出力端子が、前記第1演算増幅器の第2入力端子に接続されており、
    前記第2接続端子と前記加算器の出力端子のいずれかが、前記第2演算増幅器の第2入力端子に接続されており、
    前記出力端子が、前記第1演算増幅器と前記第2演算増幅器と前記加算器のうちの一つの出力端子に接続されていることを特徴とするサーボ制御回路。
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