JP5036851B2 - 可変入賞口装置及びこの可変入賞口装置を備えたパチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
パチンコ遊技機の遊技盤(10)にその盤面(11)から前扉(FD)の透明板(FD2)に向けて突出するように設けられて上記盤面の少なくとも上方に向けて開口するように下方に向けて凹な形状にて凹所(211)を設けてなる入賞口部材(210)と、
当該入賞口部材の上記凹所の上側にて前後方向に移動可能に設けられて当該凹所を前方への移動により閉じ後方への移動により遊技球の入賞可能に開く平板状開閉扉(220)と、
この開閉扉を前進或いは後退するように駆動する駆動手段とを備える。
上記槌部の開閉扉と上記透明板との間への進入方向とは逆方向に槌部材を付勢する付勢手段(320)とを備えて、
開閉扉の上記左右方向一側部が、開閉扉の前進過程において槌部材を付勢手段の付勢に抗して回動させるように構成されてなることを特徴とする。
開閉扉の前進過程において、当該開閉扉の前縁部(225)が、透明板の裏面から後方へ所定距離の位置に達する前には、槌部材は上記槌部を開閉扉と透明板との間の外側に位置させ、開閉扉の前縁部が上記所定距離に達すると、槌部材は、上記槌部を開閉扉と透明板との間に進入させ、その後の開閉扉の前進に伴い、上記槌部を開閉扉と透明板との間の外側に位置させるようにしたことを特徴とする。
パチンコ遊技機の遊技盤(10)にその盤面(11)から前扉(FD)の透明板(FD2)に向けて突出するように設けられて上記盤面の少なくとも上方に向けて開口するように下方に向けて凹な形状にて凹所(211)を設けてなる入賞口部材(210)と、
当該入賞口部材の上記凹所の上側にて前後方向に移動可能に設けられて当該凹所を前方への移動により閉じ後方への移動により開く平板状開閉扉(220)と、
この開閉扉を前進或いは後退するように駆動する駆動手段とを備える。
遊技盤のうち開閉扉の左右方向一側部(225)の近傍部位にて左右方向に回動可能に支持される回動基部(311b)と、この回動基部から開閉扉と透明板との間に進入可能に延出される槌部(311c)とを有する槌部材(310)と、
この槌部材の上記回動基部を開閉扉の前記左右方向一側部に圧接させるように付勢する付勢手段(320)とを備えて、
開閉扉の前進過程において、当該開閉扉の前縁部が透明板の裏面から後方へ遊技球の外径の±10%の範囲内に相当する所定距離に達する前には、槌部材は、上記槌部を開閉扉と透明板との間の外側に位置させ、開閉扉の前縁部が上記所定距離に達したときには、槌部材は、上記槌部を開閉扉と透明板との間に進入させるように、開閉扉の上記左右方向一側部の上記回動基部との圧接構造が形成されていることを特徴とする。
開閉扉の上記左右方向一側部は、その前側部位にて、前後方向に切り割り形成されて上下両側切り割り部(224、223)として構成されており、
当該上下両側切り割り部のうち下側切り割部は、その前後方向中間部位にて、上記回動基部から離れる方向に凹状となるような窪み部(223a)として形成されており、
上記下側切り割部は、その上記窪み部の前方部位(223b)にて、開閉扉の上記前縁部の上記所定距離への到達まで、付勢手段による付勢のもと上記回動基部により圧接されて上記槌部を開閉扉と透明板との間の外側に位置させ、開閉扉の上記前縁部の上記所定距離への到達に伴い、上記回動基部から解離し、上記窪み部にて付勢手段による付勢のもと上記回動基部により圧接されて上記槌部を開閉扉と透明板との間に進入させ、開閉扉のその後の前進に伴い上記槌部を上記上下両側切り割り部の間に進入させるようにしたことを特徴とする
このように構成することにより、開閉扉の前縁部の上記所定距離への到達に伴い、下側切り割部は、その窪み部の前方部位にて、回動基部から解離し、上記窪み部にて付勢手段による付勢のもと上記回動基部により圧接されて上記槌部を開閉扉と透明板との間に進入させる。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の第1実施形態を示している。当該パチンコ遊技機は、パチンコホール(図示しない)内の島(図示しない)に立設されるもので、このパチンコ遊技機は、機枠(図示しない)と、この機枠に対し前後方向に開閉可能に支持される遊技機本体B及び前扉FDとにより構成されている。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るパチンコ遊技機の第2実施形態について説明する。この第2実施形態においては、上記第1実施形態にて述べたアタッカーATにおいて、開閉扉220が、その左壁部221にて、上記第1実施形態とは異なり、入賞口部材210の案内壁部213の右端部と凹所211の左壁211cの上端部との間に形成してなるコ字状凹部213a(図6にて二点鎖線による引き出し線による支持部位参照)内に前後方向に移動可能に支持されている。
(1)本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べた槌機構300を開閉扉220の右壁部側にも設けるようにしてもよい。この場合、新たな槌機構は、上記実施形態にて述べた槌機構300に対し対称的な構成を有するようにする。これによれば、開閉扉220の左右両側端部とガラス板FD2との間の遊技球の噛み込みが上記実施形態と同様に解消され得る。なお、これに代えて、上記実施形態にて述べた槌機構300を開閉扉220の右壁部側に設けるようにしてもよい。
(2)本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べたアタッカーATは、上記実施形態とは異なり、一般的な左打ちタイプのパチンコ遊技機と同様に、電動チューリップ60bの直下に設けるようにしてもよい。この場合、アタッカーは、左右方向に水平な開閉扉を備えた構成であってもよい。
(3)本発明の実施にあたり、開閉扉220の扉本体220aは、左右両壁部221、222の各延出長さに相当する厚さを有していてもよい。
(4)本発明の実施にあたり、遊技球の外径は、11(mm)に限ることなく、その加工精度や使用による摩耗を考慮して、11(mm)±10(%)の範囲内であってもよい。従って、上述の距離は、11(mm)の±10(%)の範囲内であってもよい。
(5)本発明の実施にあたり、アタッカーATに限ることなく、一般的には、遊技盤10の盤面に設けられる可変入賞口装置に本発明を適用してもよい。
11…盤面、210…板状入賞口部材、211…凹所、220…開閉扉、
221…左壁部、223…下側切り割り壁部、223a…窪み部、
223b…前方壁部、224…上側切り割り壁部、225…前縁部、
300…槌機構、310…槌部材、311b…回動基部、311c…槌部、
320…捩りばね。
Claims (6)
- パチンコ遊技機の遊技盤にその盤面から前扉の透明板に向けて突出するように設けられて前記盤面の少なくとも上方に向けて開口するように下方に向けて凹な形状にて凹所を設けてなる入賞口部材と、
当該入賞口部材の前記凹所の上側にて前後方向に移動可能に設けられて当該凹所を前方への移動により閉じ後方への移動により遊技球の入賞可能に開く平板状開閉扉と、
この開閉扉を前進或いは後退するように駆動する駆動手段とを備える可変入賞口装置において、
前記遊技盤のうち前記開閉扉の左右方向一側部の近傍部位にて回動可能に支持されて前記開閉扉と前記透明板との間に進入可能に槌部を有してなる槌部材と、
前記槌部の前記開閉扉と前記透明板との間への進入方向とは逆方向に前記槌部材を付勢する付勢手段とを備えて、
前記開閉扉の前記左右方向一側部が、前記開閉扉の前進過程において前記槌部材を前記付勢手段の付勢に抗して回動させるように構成されてなることを特徴とする可変入賞口装置。 - 前記開閉扉の前進過程において、当該開閉扉の前縁部が前記透明板の裏面から後方へ所定距離の位置に達する前には、前記槌部材は、前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間の外側に位置させ、前記開閉扉の前縁部が前記所定距離に達すると、前記槌部材は、前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間に進入させ、その後の前記開閉扉の前進に伴い、前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間の外側に位置させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の可変入賞口装置。
- 前記所定距離は、遊技球の外径の±10%の範囲内に相当する距離であることを特徴とする請求項2に記載の可変入賞口装置。
- パチンコ遊技機の遊技盤にその盤面から前扉の透明板に向けて突出するように設けられて前記盤面の少なくとも上方に向けて開口するように下方に向けて凹な形状にて凹所を設けてなる入賞口部材と、
当該入賞口部材の前記凹所の上側にて前後方向に移動可能に設けられて当該凹所を前方への移動により閉じ後方への移動により開く平板状開閉扉と、
この開閉扉を前進或いは後退するように駆動する駆動手段とを備える可変入賞口装置において、
前記遊技盤のうち前記開閉扉の左右方向一側部の近傍部位にて左右方向に回動可能に支持される回動基部と、この回動基部から前記開閉扉と前記透明板との間に進入可能に延出される槌部とを有する槌部材と、
この槌部材の前記回動基部を前記開閉扉の前記左右方向一側部に圧接させるように付勢する付勢手段とを備えて、
前記開閉扉の前進過程において、当該開閉扉の前縁部が前記透明板の裏面から後方へ遊技球の外径の±10%の範囲内に相当する所定距離に達する前には、前記槌部材は、前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間の外側に位置させ、前記開閉扉の前記前縁部が前記所定距離に達したときには、前記槌部材は、前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間に進入させるように、前記開閉扉の前記左右方向一側部の前記回動基部との圧接構造が形成されていることを特徴とする可変入賞口装置。 - 前記開閉扉の前記左右方向一側部は、その前側部位にて、前後方向に切り割り形成されて上下両側切り割り部として構成されており、
当該上下両側切り割り部のうち下側切り割部は、その前後方向中間部位にて、前記回動基部から離れる方向に凹状となるような窪み部として形成されており、
前記下側切り割部は、その前記窪み部の前方部位にて、前記開閉扉の前記前縁部の前記所定距離への到達まで、前記付勢手段による付勢のもと前記回動基部により圧接されて前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間の外側に位置させ、前記開閉扉の前記前縁部の前記所定距離への到達に伴い、前記回動基部から解離し、前記窪み部にて前記付勢手段による付勢のもと前記回動基部により圧接されて前記槌部を前記開閉扉と前記透明板との間に進入させ、前記開閉扉のその後の前進に伴い前記槌部を前記上下両側切り割り部の間に進入させるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の可変入賞口装置。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の可変入賞口装置を備えて、
当該可変入賞口装置を前記遊技盤にその盤面側から設けるようにしたパチンコ遊技機。
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