JP5036818B2 - ポテンショメトリック測定プローブ用の測定方法および装置 - Google Patents

ポテンショメトリック測定プローブ用の測定方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも2つの電極を有するポテンショメトリック測定プローブの状態を、少なくとも1つの電極の内部抵抗を測定することによって、測定し、監視し、解析する方法およびデバイスに関する。
pH測定プローブなどの、一般に、ポテンショメトリック測定プローブ、イオン感応性プローブ、またはレドックスプローブは、電気化学において使用される。こうした測定プローブの基本構造は、2つの電気化学的ハーフセルを備え、一方のハーフセルは、指示電極、たとえば、感応性膜を有するガラス電極と呼ばれ、他方のハーフセルは、参照電極または参照隔壁と呼ばれる。2つのハーフセル間の電位差は、溶液のpH値などの測定されるパラメータに比例する。
指示電極ならびに参照電極は、所定の内部抵抗を有する。電極が正常に動作する限り、両方の内部抵抗は実質的に安定のままであることになる。しかし、電極膜または参照隔壁の破損、漏れ、または不具合のような電極故障の場合、電極の内部抵抗は、著しく変化することになる。その結果、電極の内部抵抗を測定することによって、電極の状態が、監視され、解析されることが可能である。
電極の抵抗を個々に測定するために、第3電極、いわゆる、溶液接地電極が、測定される溶液内に挿入されてもよい。その後、指示電極ならびに参照電極の内部抵抗は、溶液接地電極を基準にして測定される。通常、指示電極の抵抗は非常に高く、非常に広い範囲にわたって変動する可能性があり、一方、参照電極の抵抗は、通常比較的小さいが、同様に、広い範囲にわたって変動する可能性がある。
さらに、電極間の電位差は、比較的小さく、接続ケーブルのワイヤ間にかなりの静電容量が存在する。これらの因子はすべて、電極の内部抵抗の測定に影響を及ぼし、いずれの測定または解析のためにも考慮されなければならない。
これらの問題を解決するために、多くの測定方法が提案されてきた。たとえば、EP 0 497 994A1は、指示電極の抵抗を測定する方法およびデバイスを開示する。開示された方法は、接続ケーブルおよび電極を励起するための交流試験電圧の使用を提案する。交流試験電圧に関連する信号は、ローパスフィルタおよび減算ユニットによってポテンショメトリック測定信号から分離され、複数の同期整流器によって対応する実数部と虚数部に分解される。しかし、この方法は、同期整流器などの複数の高価なコンポーネントを含み、特に、複数の電極を有する測定デバイスの場合、かなりのコスト増加をもたらす可能性がある。
本発明によって解決される問題は、電極の電位差ならびにポテンショメトリック電極の抵抗、特に、指示電極および/または参照電極の抵抗の正確でかつ費用効果的な測定を提供するポテンショメトリック測定プローブ用の測定方法およびデバイスを提供することである。
上述した問題を解決する技術的解決策は、独立請求項に記載の特徴を含む測定方法および測定デバイスによって提供される。本発明のさらなる実施形態は、さらなる従属請求項に記載される。
それぞれが抵抗を有する少なくとも2つの電極を備えるポテンショメトリック測定プローブの状態を、測定し、監視し、解析するための本発明による方法は、
・電圧源によって供給される交流試験電圧を、接続ケーブルを介して電極の少なくとも1つの電極に印加するステップと、
・少なくとも1つの電極のポテンショメトリック電圧と印加された交流試験電圧に関連する信号からなる合成信号を処理ユニットに渡すステップと、
・処理ユニットにおいて、合成信号から、印加された交流試験電圧に関連する信号を抽出するステップと、
・印加された交流試験電圧(Ue1,Ue2)に関連する信号から、電極の抵抗を計算するステップとを含む。
この方法は、合成信号が、処理ユニットにおいて伝達関数ユニットによって処理され、伝達関数ユニットが、合成信号から、少なくとも1つの電極のポテンショメトリック信号に相当する測定値と、電極の抵抗を計算するのに使用される試験応答とを実質的に同時に抽出することを特徴とする。この方法および対応するデバイスは、印加された交流試験電圧に関連する試験応答が、単純でかつ費用効果的なデバイスによって合成信号から抽出されることが可能であるという利点を有する。
さらに、本発明による方法は、異なるコンポーネントおよびそれらの結合の影響が、伝達関数に含まれることが可能であるため、非常に正確である。たとえば、接続ケーブルの構造のために、電極の抵抗と静電容量との間に、相互影響を生じる所定の程度の結合が存在する。この相互影響は、伝達関数ユニットによる抽出中維持され、電極の抵抗の確定に利用可能である。
さらに、試験応答の実質的に同時の抽出によって、ポテンショメトリック電圧の測定値および印加された交流試験電圧から得られる信号の測定値は、計算ユニットにおいて、即座に比較されること、および/または関係付けられることが可能である。
本発明のさらなる実施形態では、交流試験電圧は、適切である場合、一定電圧成分の減算後に、負と正の電圧値に関して実質的に対称である。好ましくは、交流試験電圧は、特に、全時間中、または、較正期間中、ベース周波数を有する正弦波形であり、また、好ましくは、特に、全時間中、または、交流試験電圧が少なくとも1つの電極にその間印加される試験期間中、ベース周波数に相当する、少なくとも1つのさらなる正弦波形の高調波信号成分を含む。
さらなる実施形態によれば、それぞれが、ベース周波数に相当する少なくとも1つの信号成分のセットを含む、少なくとも2つの交流試験電圧が印加され、交流試験電圧のそれぞれの間のセットは分離的(disjunctive)である。さらに、交流試験電圧のベース周波数(f,f)は、好ましくは、式f=mまたはf=m(式中、fは第1ベース周波数であり、fは第2ベース周波数であり、mは2以上の偶数である)に従って、比(m)だけ異なる。好ましくは、測定プローブは、2つの電極を備え、第1交流試験電圧は第1電極に印加され、第2交流試験電圧は第2電極に印加される。交流試験電圧のこれらの形態は、交流試験電圧が、互いから、また、ポテンショメトリック信号から容易に分離されることが可能であるという利点を有する。
好ましい構成では、第1および第2交流試験電圧は、上述したように以下の条件、すなわち、第1交流試験電圧は実質的に対称であり、また、第2ベース周波数は第1ベース周波数の偶数倍であることを同時に満たした。このことは、第2ベース周波数の成分が、第1交流試験電圧内にまったく含まれず、かつ、第1ベース周波数の成分が、第2交流試験電圧内にまったく含まれないことをもたらす。
本発明のさらなる実施形態は、合成信号が、好ましくは高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムに基づくフーリエ変換の少なくとも1つの周波数成分を計算することによって処理されること、および、試験応答が、交流試験電圧の少なくとも1つのベース周波数成分に応じて抽出されることを特徴とする。好ましくは、周波数成分計算は、出力信号の計算に必要とされる周波数スペクトルの成分だけを確定する。特に、交流試験信号および/または較正電圧の一定成分および1次成分だけが計算される。
本発明の好ましい実施形態では、合成信号は、アナログ−デジタル変換され、適切である場合、デジタルローパスフィルタリング後に、フーリエ変換ユニットまたは計算ユニットに渡される。さらに、合成信号は、1つまたは複数の増幅器によって、前処理され、かつ/または、増幅され、かつ/または、変換され、好ましくはローパスフィルタを介して、A/D変換器の入力に、または、フーリエ変換ユニットに、または、計算ユニットに渡されることが可能である。
これらの処理ステップはすべて、伝達関数ユニットにおいて実施されることが可能であり、伝達関数ユニットは、直列に接続される、演算増幅器、A/D変換器、およびフーリエ変換ユニットを備えることができる。伝達関数ユニットは、さらに、ローパスフィルタまたはローパスフィルタとデジタルフィルタを備えるフィルタ手段を備えてもよく、ローパスフィルタは、伝達関数ユニットの入力とA/D変換器との間に接続され、デジタルフィルタは、A/D変換器とフーリエ変換ユニットとの間に接続される。
本発明のさらなる実施形態では、方法は、特に、交流正弦波電圧を少なくとも1つの電極に印加することによって、較正プロセス中に少なくとも1つの較正応答を確定する較正プロセスを含む。
好ましい実施形態では、較正プロセス中に、少なくとも1つの較正応答は、少なくとも1つの電極の抵抗を較正抵抗によって置き換えることによって確定される。好ましくは、較正応答は、4点較正であって、較正抵抗対(R,R)の4つの異なる設定を選択することによって行われ、対の第1の値は第1電極(1a)の抵抗を表し、第2の値は第2電極(1b)の抵抗を表す、4点較正によって、または、第1電極(1a)について2つの異なる較正抵抗(Rg0およびRg1)を選択することによる2点較正プロセスによって確定される。特に、4点較正において、4つの較正点は、(Rg0,0)、(Rg1,0)、(0,Rr0)、および(0,Rr1)であるように選択され、Rg0およびRg1ならびにRr0およびRr1は異なる較正抵抗である。
本発明のさらなる実施形態では、較正プロセス中に、少なくとも1つの応答係数は、測定デバイスの少なくとも1つのインピーダンスを含むインピーダンス方程式から計算される。応答係数は、既知の回路構造を反映し、また、中間値として記憶され、再帰的測定のために使用されることが可能である。こうして、ポテンショメトリック測定についての計算労力が大幅に低減されることが可能である。
本発明の好ましい実施形態では、電極の抵抗は、インピーダンス方程式を解くことによって確定され、インピーダンス方程式は、測定デバイスに相当し、かつ、試験応答を少なくとも1つの電極の抵抗に関連付ける。好ましくは、第1試験応答についての第1インピーダンス方程式および第2試験応答についての第2インピーダンス方程式は、同時に解かれて、第1抵抗および第2抵抗が確定される。測定デバイスに相当するインピーダンス方程式を解くことによって、インピーダンス、特に、抵抗と静電容量との結合の作用が、考慮されて、特に長い接続ケーブルについて測定精度が改善される。
測定デバイスのインピーダンス方程式は、電極のインピーダンスおよび/または接続ケーブルのインピーダンスおよび/または処理ユニットのインピーダンスおよび/または電圧源のDC遮断/電流制限インピーダンスおよび/または処理ユニットの入力で受け取られた合成信号をフィルタリングするフィルタリングユニットのインピーダンスを含むことができる。さらに、インピーダンス方程式は、有利には、少なくとも1つの、好ましくは以前に確定された中間値を含むことによって解かれ、中間値は、特に、少なくとも1つの較正応答によって、かつ/または、少なくとも1つの応答係数によって与えられる。この実施形態では、インピーダンス方程式は、多くの異なる形態のインピーダンスを考慮することができ、総合インピーダンスの非位相シフト部またはベース周波数独立部が、電極の抵抗だけによって形成されることを必要としない。したがって、方法は、純粋な静電容量を電極の抵抗に直列に接続する(不正確なハイパス特性をもたらす)ような、強い簡略化に制限されるのではなく、比較的複雑な入力回路に適する。本発明の実施形態は、多くの入力インピーダンスを反映し、したがって、測定精度を改善する。
さらなる好ましい実施形態では、測定デバイスは、増幅器を備え、増幅器は、その入力によって、接続ケーブルを介して少なくとも1つの電極に、また、その出力によって、伝達関数ユニットに接続され、かつ、合成信号を前処理する、特に、増幅する、かつ/または、変換する。好ましくは、第1電極は増幅器の第1入力に接続され、第2電極は増幅器の第2入力に接続され、増幅器は、その出力で第1電極の合成信号と第2電極の合成信号の差に相当する合成信号を供給する。
さらに、本発明の好ましい実施形態では、電圧源は、コンデンサおよび/または抵抗器を特に備えるDC遮断および/または電流制限インピーダンスを備え、また、電極は、前記DC遮断および/または電流制限インピーダンスを介して電圧源に接続される。
本発明のさらなる実施形態では、電極は、特に、コンデンサおよび抵抗器を備えるRCローパスフィルタ回路であるフィルタリングユニットを介して、伝達関数ユニットまたは増幅器に接続される。こうして、フィルタリングユニットを有する比較的簡単な入力回路が、インピーダンス方程式および電極の抵抗の確定に含まれ、その結果、測定精度が改善される。
たとえば、測定システムの回路が、電磁適合性対策および静電気対策のために一般に使用される抵抗器およびコンデンサなどのコンポーネントを備えるときに、本発明が適用されることが可能である。これらのコンポーネントが、全体システムのむしろ複雑なインピーダンス特性に寄与する場合でも、これらのコンポーネントの影響は、電極の抵抗の確定において反映される。
本発明の特徴および利点は、ここで、添付図面および特定の実施形態を参照して述べられるであろう。
図1は、本発明の実施形態によるポテンショメトリック測定プローブ用の、電極、接続ケーブル、および測定デバイスの略構造図を表す。前記デバイスは、電位Uならびに内部抵抗RおよびRを測定するのに使用される。プローブは、測定される溶液内に配置され、前記プローブ1は、指示電極1a、参照電極1b、および溶液接地電極SGを備え、指示電極1aおよび参照電極1bは、接続ケーブル2の2つの異なるコアを介して測定デバイス30に接続され、一方、溶液接地電極SGは接地される。好ましくは、指示電極1aは、接続ケーブル2の中心コアを介して接続され、参照電極1bは、接続ケーブル2の中心コアを囲む第1シールドを介して接続され、溶液接地電極SGは、第1シールドを囲む第2シールドを介して接続される。指示電極1aは内部抵抗Rを有し、参照電極1bは内部抵抗Rを有する。電極1および接続ケーブル2は、その電気的機能に関して、図2の等価回路図に相当する。
図2は図1の等価回路図を表す。図2に示すように、プローブ1は、電位Uxを有する電圧源、および、直列接続された2つの電極抵抗器R、Rであって、それにより、RとRとの間の接合部が溶液接地電極SGを介して接地される、2つの電極抵抗器R、Rとして表される。一般に使用される接続ケーブルの構造に従って、接続ケーブル2は、コンデンサCおよびCとして表される。コンデンサCは、接続点7と8との間でプローブに並列に接続される。他の接続ケーブルの場合、回路およびその接続方法は、少し変わる可能性があり、本明細書で提示される式および方程式における少しの変動をもたらす。しかし、原理および方法は同じである。
ここで、図2を参照すると、測定デバイス30は、第1電圧源10、第2電圧源11、第1電圧源インピーダンス3、第2電圧源インピーダンス5、伝達関数ユニット15、および計算ユニット16を備える。
第1電圧源10は、基本波ベース周波数fを有する高調波Uegを含む第1試験電圧Ue1を発生する。第2電圧源11は、基本波ベース周波数fを有する高調波Uerを含む第2試験電圧Ue2を発生する。フーリエ変換プロシージャ中における試験電圧の相互干渉を回避するために、周波数fおよびfは、分離的なベース周波数成分を有するように選択される。このことは、ベース周波数fの高調波成分が、励起電圧Ue1のスペクトル内にまったく存在せず、また、ベース周波数fの高調波成分が、励起電圧Ue2のスペクトル内にまったく存在しないことを意味する。これは、正および負の半分が厳密に対称な波形を有する(たとえば、正方形関数などの使用による)第1試験電圧を使用することによって達成されることが可能である。こうして、波形は、2f、4fなどのような偶数次高調波ではなく、3f、5fなどの周波数を有する高調波を含むことができるだけである。同時に、f=mであり、mは2以上の偶数であるとする。
第1電圧源インピーダンス3は、前記第1電圧源10の出力と接続ケーブルのコアの1つとの間に、特に、接続点7に接続され、試験電圧Ue1が接続点7に印加される。第2電圧源インピーダンス5は、前記第2電圧源11の出力と接続ケーブルの他のコアとの間に、特に、接続点8に接続され、試験電圧Ue2が接続点8に印加される。通常、第1電圧源インピーダンス3および第2電圧源インピーダンス5は、コンデンサを備えることができるだけである。しかし、この実施形態では、抵抗器RおよびコンデンサCが直列に接続されて、第1電圧源インピーダンス3が構成される。同様に、抵抗器RおよびコンデンサCが直列に接続されて、第2電圧源インピーダンス5が構成される。対費用効果の考慮事項のために、抵抗器RおよびRが、電流制限のために使用される。それは、抵抗器が、通常、同じ精度および温度係数に関してコンデンサよりずっと安いからである。さらに、抵抗器の使用によって、高いベース周波数高調波が増加しないであろう。さらに、コンデンサCおよびコンデンサCは、主に、電圧発生ユニット10から直流を遮断するために機能する。
接続点7および8と、差動増幅器14の2つの入力との間には、通常、電磁干渉および静電ショックを低減するために、フィルタリングユニット12および13が存在する。各フィルタリングユニット12および13は、RCローパスフィルタ回路を備え、好ましくは、抵抗器RとコンデンサC、抵抗器RとコンデンサCそれぞれを備える。抵抗性素子と静電容量性素子に加えて、誘導性素子、たとえば、フェライトもまた、フィルタリングユニット12および13に含まれることが可能である。しかし、抵抗RおよびRを測定するための試験電圧Ue1またはUe2は、通常、低い周波数を有するため、誘導性素子は、RおよびRの確定の間、無視されることが可能である。その結果、誘導性素子は、以下に述べる方程式では述べられない。しかし、本方法およびデバイスは、誘導性素子に関して使用されることもできる。
フィルタリングユニット12の出力は、差動増幅器14の非反転入力に接続される接続点4に供給され、一方、フィルタリングユニット13の出力は、差動増幅器14の反転入力に接続される接続点6に供給される。
ここで図3を参照すると、伝達関数ユニット15は、A/D変換器15cおよびフーリエ変換ユニット15eを備える。伝達関数ユニット15は、また、A/D変換器15cに先行する1つまたは複数の演算増幅器15aを備えることができる。フーリエ変換ユニット15eは、ポテンショメトリック測定プローブの電位Uならびに2つの試験応答UおよびUを計算するのに使用される。ローパスフィルタ15bは、同様に、A/D変換器に先行して挿入されて、考えられるA/Dサンプリングのエイリアシングエラーを低減することができる。A/D変換器15cの出力値X(i)は、入力信号に相当するデジタル値である。必要である場合、高いベース周波数干渉をさらになくすためのデジタルフィルタリングを実行するために、デジタルローパスフィルタ15dが、A/D変換に続いて含まれることが可能である。伝達関数ユニット15内のモジュールの総合伝達関数は、HおよびHで表されることが可能であり、Hは、ベース周波数fを有する信号についての一般的な伝達関数を表し、Hは、ベース周波数fを有する信号についての一般的な伝達関数を表す。
演算増幅器15aは、また、伝達関数、特に、増幅器14の利得を含むこともできる。そのため、伝達関数H、Hは、増幅器14の伝達関数も含むこともできる。
再び図2を参照すると、試験応答UおよびUは、測定ならびに計算から得られることが可能である。fを有する正弦波電圧Ueg、fを有する正弦波電圧Uer、および伝達関数H、Hは既知である。すべての回路素子から、抵抗RおよびRならびに静電容量CおよびCだけが未知である。したがって、試験応答UおよびUについての方程式を同時に解くことによって、抵抗R、R、静電容量C、Cについての方程式が確立され、抵抗RおよびRが計算されることが可能である。
伝達関数ユニット15のフーリエ変換ユニット15eの出力端子に接続される計算ユニット16は、既知の試験応答UおよびUならびに回路の既知の構造およびパラメータに基づいて、R、R、C、およびCについての複素連立方程式によって、指示電極の内部抵抗Rおよび参照電極の内部抵抗Rを導出することができる。
しかし、増幅器14、ローパスフィルタ15b、A/D変換器15c、デジタルフィルタ15d、およびフーリエ変換ユニット15eから信号伝達関数HおよびHを確定することは、通常難解である。通常、試験電圧Ue1およびUe2からの正弦波電圧UegおよびUerの正確な確定もまた、複雑な仕事である。しかし、すべてのこれらの複雑な式は、Uehg=Ueg およびUehr=Uer である、2つの較正応答UehgおよびUehrを確定するための4点較正を使用することによって全体として解かれることが可能である。較正応答UehgおよびUehrまたはその等価パラメータは、将来の使用のためにメモリに記憶される。4つの較正点は、好ましくは、(R,R)=(Rg0,0)、(Rg1,0)、(0,Rr1)、(0,Rr2)である。
伝達関数Hが、測定および較正全体にわたって同じままであるか、または、その差が知られている。第1試験電圧Ue1の振幅、波形、および位相が、測定および較正全体にわたって同じままであるか、または、それらの差が知られている。あるいは、fを有する正弦波電圧Uegが、測定および較正全体にわたって同じままであるか、または、その差が知られている。同様に、伝達関数Hが、測定および較正全体にわたって同じままであるか、または、その差が知られている。第2試験電圧Ue2の振幅、波形、および位相が、測定および較正全体にわたって同じままであるか、または、それらの差が知られている。あるいは、fを有する正弦波電圧Uerが、測定および較正全体にわたって同じままであるか、または、その差が知られている。こうして、内部抵抗RおよびRは、上述した連立方程式を解くことによって確定されることが可能である。
ここで図4を参照すると、図2の等価回路図による測定デバイス用の測定方法のための対応するフローチャートは、以下のステップを含む。
ステップS1にて、2つの試験電圧Ue1およびUe2は、それぞれ、電圧源インピーダンス3および5を通して接続ケーブルの2つのコア、すなわち、接続点7および8に印加される。試験電圧Ue1は、ベース周波数fを有する高調波Uegを含み、一方、試験電圧Ue2は、ベース周波数fを有する高調波Uerを含む。ベース周波数fの第1試験電圧Ue1も、ベース周波数fの第2試験電圧Ue2も、高調波成分を共通して持たない。これは、第1試験電圧Ue1の信号の形態が、厳密に対称な正および負の半分を有する(たとえば、方形波などの使用による)場合に達成されることが可能である。そのことは、波形が、3f、5fなどの奇数高調波を有することができるだけであり、2f、4fなどのような偶数次高調波が存在しないことを意味する。この場合、fは、f=mとして表現されることが可能であり、mは2以上の偶数である。
ステップS2にて、指示電極1aから得られるAC応答信号Uおよび参照電極1bから得られるAC応答信号Uは、差動増幅器14、A/D変換器15c、およびフーリエ変換ユニット15eを通して渡されて、ポテンショメトリック測定プローブの電位Uならびに2つの試験応答UおよびUが確定される。前記計算は、以下でより詳細に提示される。
A/D変換された信号は、デジタルフィルタを通して渡されて、電圧シーケンス:U(i)が得られ、i=0,1,2,…,nM−1であり、nおよびMは以下で規定される。
サンプリング周期の期間がTであり、MTが励起ベース周波数fの周期の期間に等しく、Mが自然数であるとする。次に、f=mであり、MT/mが励起ベース周波数fの1周期の期間に等しく、M/mが自然数であるとし、さらに、nMが、MおよびM/mの公倍数であるとする。
フーリエ変換は、
Figure 0005036818
として実施される。
=2である場合、
Figure 0005036818
である。
上記計算における掛け算の数は、数Mが適切に選択される場合、高速フーリエ変換と同様の方法を使用することによって減る可能性がある。試験電圧Ue1内に、2f、4fなどの偶数次高調波成分がまったく存在しないため、試験応答Uの計算は、Ue1またはUegによって乱されないであろう。
ステップS3にて、2つの較正応答UehgおよびUehrは、前もって確定され、Uehgは、正弦波電圧Uegと伝達関数Hとの積を含み、Uehrは、正弦波電圧Uerと伝達関数Hとの積を含む。
較正応答UehgおよびUehrは、さらに、他の確定的な積因子を含んでもよい。他の確定的な積因子を含むUehgおよびUehrは、UehgおよびUehrの等価パラメータとして考えられる。Hは、ベース周波数fを有する信号の伝達関数であり、ベース周波数fを有する信号は、差動増幅器14に供給され、適用可能である場合ローパスフィルタ15bを通して、A/D変換器15cを通して、適用可能である場合デジタルローパスフィルタ15dを通してフーリエ変換ユニット15eに渡される。同様に、Hは、ベース周波数fを有する信号の伝達関数であり、ベース周波数fを有する信号は、差動増幅器14に供給され、適用可能である場合ローパスフィルタ15bを通して、A/D変換器15cを通して、適用可能である場合デジタルローパスフィルタ15dを通してフーリエ変換ユニット15eに渡される。較正応答UehgおよびUehrは、その後、以下のステップS3aでさらに詳細に述べられることになる4点較正によって確定されることが可能である。
ステップS4にて、回路の構造パラメータに基づいて、試験応答UおよびUについての機能式が確立され、試験応答Uは、較正応答Uehgと、回路の構造およびパラメータによって規定される第1応答係数Cfgとの積を含み、試験応答Uは、較正応答Uehrと、回路の構造およびパラメータによって規定される第2応答係数Cfrとの積を含む。試験応答UおよびUは、具体的には以下のように導出されることが可能である。
ベース周波数fについて、
Figure 0005036818
Ckg=jXCkg、k=1,2,…,6
kg=R+ZCkg、k=3,4,5,6
である。式中、k=3,4,5,および6に相当するパラメータは、既知パラメータである。
Figure 0005036818
ベース周波数fに関連するノード4および6の電圧は、式
Figure 0005036818
に従って導出されることが可能である。
演算増幅の入力とフーリエ変換の出力との間の関係は、
Figure 0005036818
である。
較正応答Uehg
ehg=Ueg・H
かつ
Figure 0005036818
であるとする。
第1応答係数Cfgは、等号の右辺の項である。リアルタイム計算におけるH4gの計算を回避するために、Uehgは、Uehg=Ueg・H・H4gとして規定されてもよい。これは、較正応答の以前の規定と等価であることになる。
ベース周波数fについて、
Figure 0005036818
Ckr=jXCkr、k=1,2,…,6
kr=R+ZCkr、k=3,4,5,6
である。式中、k=3,4,5,6に相当するパラメータは、既知パラメータである。
Figure 0005036818
ベース周波数fに関連するノード4および6の電圧は、式
Figure 0005036818
に従って導出されることが可能である。
演算増幅の入力とフーリエ変換の出力との間の関係は、
Figure 0005036818
である。式中、
Figure 0005036818
である。
較正応答は、Uehr=−Uer・Hであるとすると、
Figure 0005036818
である。式中、等号の右辺の項は、第2応答係数Cfrである。
ステップS5にて、インピーダンス方程式が同時に解かれる。
Figure 0005036818
式中、AC応答複素電圧UおよびUは、フーリエ変換によって確定される。
上述した方程式の等号の左辺の値が既知であるため、全部で4つの未知パラメータが存在し、4つの未知パラメータは、抵抗R、Rおよび静電容量C、Cである。抵抗R、Rおよび静電容量C、Cは、種々の数学的方法または数値計算法によって導出されることが可能であり、RおよびRは測定される抵抗である。
既知の2つのAC応答複素電圧UおよびUは、2つの較正応答UehgおよびUehrと共に、複素数を処理することができる計算ユニット16に供給され、第1応答係数Cfgおよび第2応答係数Cfrについての機能式に基づいて、未知の抵抗RおよびRならびに未知の静電容量CおよびCを含む方程式を同時に解くことによって、指示電極1aの内部抵抗Rおよび参照電極1bの内部抵抗Rが確定される。
解法プロシージャは、以下に述べられる。
単純にするために、抵抗はR=Rであり、静電容量はC=Cである、すなわち、A=1、B=1であるとする(この仮定は必要ではないが)。さらに、Uに対する抵抗Rおよび静電容量Cの影響が比較的小さいため、反復は、上述した方程式を解くための非常に有効な方法である。
ベース周波数fおよびfに関連する基本方程式は、
Figure 0005036818
そして
Figure 0005036818
として、同様に、
Figure 0005036818
そして
Figure 0005036818
として再配列され、表現されることが可能である。
AとBが1に等しくない場合、先に示した方程式は、少し複雑になることになるが、基本的な方法は同じである。
反復は、以下のステップを含む。
まず第1に、抵抗R=0および静電容量C=0であることが仮定され、複素インピーダンスZ8g=0、そして、
Figure 0005036818
がもたらされる。ここで、
Figure 0005036818
は、方程式の右辺における結果の実数部であり、
Figure 0005036818
は、虚数部である。
反復の第2ステップは、抵抗Rが既知であるとき、複素インピーダンスZ7rも既知であり、複素インピーダンスZC1gが既知であるとき、複素インピーダンスZC1rも既知であるという仮定を含む。
Figure 0005036818
ここで
Figure 0005036818
は、方程式の右辺における結果の実数部であり、
Figure 0005036818
は、虚数部である。
反復の第3ステップは、抵抗Rおよび複素インピーダンスZC2gが既知である場合、複素インピーダンスZC2gおよび複素インピーダンスZ8gも既知であるという仮定を含む。方程式の右辺の複素インピーダンスZC1gは、以前の計算から既知であり、そして、
Figure 0005036818
である。
方程式の右辺における結果の実数部は、
Figure 0005036818
虚数部は、
Figure 0005036818
である。
反復の第4ステップは、新しい抵抗Rからの複素インピーダンスZ7rの確定および新しい複素インピーダンスZC1gからの複素インピーダンスZC1rの確定を含む。
Figure 0005036818
方程式の右辺における結果の実数部は、
Figure 0005036818
一方、虚数部は、
Figure 0005036818
である。
通常、抵抗R、Rの計算結果は十分に正確であり、そうでなければ、反復が継続されてもよい。
ステップS3aにおいて、4点較正によって較正応答UehgおよびUehrを確定する方法は、以下に述べられるであろう。
第1較正点において、抵抗は、R=0、R=Rg0であるように設定され、試験応答Ug0が測定される。較正点Z8gが、Z8g=0として選択されると、計算は、かなり簡略化され、
Figure 0005036818
として表現されることが可能である。
第2較正点において、抵抗は、R=0、R=Rg1であるように設定され、試験応答Ug1が測定される。
Figure 0005036818
先の2つの方程式を互いに組合せることによって、方程式
Figure 0005036818
が導出される。
較正応答Uehg、または、Uehg・H4gなどのその等価物は、さらに使用するためにメモリに記憶される。このように較正点を選択することによって、抵抗Rおよび静電容量Cは、試験応答Uに影響を及ぼさないことになり、較正中の計算がかなり簡略化される。
同様に、第3較正点において、抵抗は、R=0、R=Rr0であり、試験応答Ur0が確定される。第4較正点において、抵抗は、R=0、R=Rr1であり、試験応答Ur1が確定される。
再び、これらの選択された較正点に関して、試験応答Uは、抵抗Rによって影響を受けないことになる。インピーダンスZ7r=0の場合、計算は、さらに簡略化され、
Figure 0005036818
になる。
較正応答Uehr、または、Uehr・H6rなどのその等価パラメータは、さらに使用するためにメモリに記憶される。
較正応答Uehg、およびUehr、を確定するために、較正点として(R,R)=(Rg0,Rr0)、(Rg1,Rr0)、(Rg0,Rr1)、(Rg1,Rr1)を使用することも可能である。しかし、前記計算は比較的複雑である。しかし、前記較正点選択は、本発明の範囲内に入る。
先のステップにおいて、ステップS3は、デバイス設計および較正を含む式の導出に利用されるだけであり、ステップS4は、式の導出時のステップだけである。実際の測定の場合、ステップS3とS4は共に省略されることが可能である。
図5は、本発明のさらなる実施形態によるポテンショメトリック測定プローブ用の測定デバイスについての等価回路を示す。図2で提示されるデバイスに加えて、等価回路は、電圧フォロワ24を備え、電圧フォロワ24の出力は、一方で、試験応答Uを独立に計算するために、差動増幅器14に、また同時に、伝達関数HのA/D変換器25bに送出され、また、他方で、電位Uおよび試験応答Uを独立に計算するために、差動増幅器14を通して伝達関数HのA/D変換器25aに送出される。図2と比較すると、UおよびUehrの規定および収集は異なり、回路は少し複雑であるが、Uに対するRの影響は、大幅に低減され、(特に、大きなRについて)Rの正確な測定値を得ることがずっと容易である。伝達関数HおよびHは、図5で別々に示されるが、このことは、伝達関数HおよびHが、別個のフィルタおよびA/D素子として必ず使用されなければならないことを意味しない。差動増幅器14の出力と電圧フォロワ24の出力は、複数パス切換え手段を介して同じA/D変換器に切換えられることが可能である。A/D変換器は、2つの信号に対する変換を順次実施する。フーリエ変換ユニットは、UおよびU(差動増幅器14からの信号)ならびにU(電圧フォロワ24からの信号)を順次得る。回路は、短い期間の間、安定であると見なされることが可能である。場合によっては、増幅器14の2つの入力端子が、それぞれ電圧フォロワを有してもよい。その場合、負入力端子におけるフォロワは、フォロワ24の役をし、UおよびUehrは、
Figure 0005036818
として規定され、ここで、
Figure 0005036818
である。
等号の右は、第2応答係数を与える。
方程式を解くとき(先に述べたステップS5の第2および第4ステップ)、RおよびCについてのそれぞれの公式は、それに応じて変更されなければならない。
Figure 0005036818
他のステップは、以前の実施形態のステップと同じである。したがって、本明細書では、さらなる詳細な説明は必要とされない。
一部のプローブは、溶液接地電極を備えないが、デバイス30および40が、依然として利用されることが可能である。その場合、接続点8および9は、デバイス接続端子において短絡されるべきであり、こうして測定されるRは、実際にはR+Rであり、測定されるRはゼロである。
図6は、プローブ、接続ケーブル、およびポテンショメトリック解析測定デバイスの別の実施形態を示す略図を表す。この実施形態は、電極の内部抵抗R=R+Rを測定するのに使用される。プローブ101は、指示電極101aおよび参照電極101bを備え、指示電極101aは、接続ケーブル102を通して測定デバイス130に接続され、一方、参照電極101bは接地される。2つの電極は、直列に接続された内部抵抗Rを有し、電極101および接続ケーブル102は、図7に示す等価回路で表されることが可能である。
図7は図6の等価回路を示す。図7に示されるように、プローブ101は、電位Uおよび抵抗器Rを有する電圧源によって表され、抵抗器Rの一方の端子は接地される。接続ケーブルの一般的な構造によれば、接続ケーブル102は、コンデンサC101によって表される。コンデンサC101は、接続点107と108との間に接続される。他の接続ケーブルは、ある程度異なる等価回路および接続を有してもよく、そのため、以下に提示される方程式と異なる方程式をもたらすが、原理および方法は同じである。
測定デバイスは、電圧源110、電圧源インピーダンス103、伝達関数ユニット115、および計算ユニット116を備える。
電圧源110は、基本ベース周波数fを有する高調波Uegを含む試験電圧Ue1を発生する。
電圧源インピーダンス103は、電圧源110の出力端子と接続ケーブル102との間に接続されて、試験電圧Ue1を接続ケーブル、すなわち、接続点107に供給するようにする。電圧源インピーダンス103は、通常、静電容量だけを含み、本実施形態では、電圧源インピーダンス103は、直列に接続された抵抗器R103とコンデンサC103を備える。
通常、フィルタリングユニット112は、電磁干渉および静電ショックを低減するために、接続点107に続いて設けられる。フィルタリングユニット112は、増幅器114の非反転入力端子に接続されたRCローパスフィルタ回路を備えてもよい。抵抗器/コンデンサ素子に加えて、フィルタリングユニット112は、さらに、フェライトなどの誘導性デバイスを備えてもよい。しかし、内部抵抗Rを確定するために使用される試験電圧は、通常、低いベース周波数を有するため、誘導性デバイスは、Rの確定中に無視されることが可能である。もちろん、本発明の方法およびデバイスは、誘導性デバイスを備える構成について利用されることが可能である。
伝達関数ユニット115は、直列に接続された、増幅器114の利得、適用可能である場合ローパスフィルタ、A/D変換器、適用可能である場合デジタルフィルタ、およびフーリエ変換ユニットを備える。これらのデバイスは、図2で示したデバイスに匹敵し、電圧フォロワを形成するために、増幅器114が、接続ケーブルに接続された非反転端子および出力端子に接続された反転端子を有する点で異なる。あるいは、増幅器114が差動演算増幅器タイプである場合、その反転端子は接地され、その非反転端子は接続ケーブルに接続される。図2と同様に、フーリエ変換ユニットは、ポテンショメトリック測定プローブの電位Uおよび試験応答Uを計算する。ベース周波数信号fについて、Hは、伝達関数ユニット115の総合伝達関数である。試験応答Uは、増幅器114に先行する回路素子(複数可)によって電圧分割され、伝達関数Hを通過後のベース周波数fを有する高調波Uegの結果である。
計算ユニット116は、伝達関数ユニットのフーリエ変換ユニットの出力端子に接続される。電極(1a)の内部抵抗Rは、既知である試験応答U、ならびに、既知である回路の構造およびパラメータに基づいて、抵抗Rおよび静電容量C101などの未知パラメータを含む方程式を同時に解くことによって確定されることが可能である。
電圧Uegおよび伝達関数Hは、2点較正によって較正応答Uehg=Ueg・Hを確立することによって確定されることが可能である。伝達関数Hは、測定および較正中に同じに維持されるか、または、両者間での差が既知である。試験電圧Ue1の振幅、波形、および位相は、測定および較正中に同じに維持されるか、または、両者間での差が既知である。電圧Uegは、測定および較正中に同じに維持されるか、または、両者間での差が既知である。こうして、未知パラメータ、抵抗Rおよび静電容量C101を含む方程式は、試験応答Uから導出されることが可能であり、これらの方程式を解くことは、内部抵抗Rをもたらすことになる。
図8を参照すると、測定方法の別の実施形態は、以下のステップを含む。
ステップS11にて、試験電圧Ue1は、電圧源インピーダンスを通して接続ケーブルに供給され、試験電圧Ue1は、ベース周波数fを有する高調波Uegを含む。
ステップS12にて、電極の電圧および試験電圧から生じるAC応答は、演算増幅器、A/D変換器、およびフーリエ変換ユニットを通して渡される。ポテンショメトリック測定プローブの電位Uおよび試験応答が、それぞれ計算される。ここでの計算は、図2に示す実施形態の計算と同様であり、詳細な説明は必要ではない。
ステップS13にて、較正応答Uehgが前もって確定され、較正応答Uehgは、ベース周波数fを有する較正応答Uegと伝達関数Hとの積を含む。較正応答Uehgは、さらに、他の確定的な積因子を含んでもよい。他の確定的な積因子を含むUehgは、Uehgに等価なパラメータであると考えられる。Hは、ベース周波数fを有する信号の伝達関数であり、ベース周波数fを有する信号は、演算増幅器に供給され、A/D変換器を通して渡され、フーリエ変換ユニットから出力される。較正応答Uehgは、以下のステップS13aでさらに詳細に述べられることになる2点較正によって確定されることが可能である。
ステップS14にて、回路の構造パラメータに基づいて、試験応答Uについての機能式が確立され、試験応答Uは、較正応答Uehgと、回路構造およびパラメータによって規定される応答係数との積を含む。より詳細には、これは、
Figure 0005036818
Ckg=jXCkg、k=101,103,104
kg=R+ZCkg、k=103,104
として表現されることが可能である。式中、k=103,104に相当するパラメータは、既知であると考えられ、
Figure 0005036818
ベース周波数fに関連する、ノード104における複素電圧が導出されることが可能であり、
Figure 0005036818
演算増幅の入力とフーリエ変換の出力との間の関係は、
Figure 0005036818
である。
較正応答が、
ehg=Ueg・H
であるとする。
ベース周波数fに関連する基本方程式は、
Figure 0005036818
として導出されることが可能である。等号の右辺は、応答係数を与える。
ステップS15にて、既知の試験応答Uおよび較正応答Uehgは、計算ユニットに送出される。電極の内部抵抗Rは、応答係数の機能式に基づいて、未知の抵抗Rおよび静電容量C101を含む方程式を同時に解くことによって確定され、方程式は、
Figure 0005036818
そして
Figure 0005036818
として表現されることが可能である。
方程式の右辺の実数部は、
Figure 0005036818
であり、一方、虚数部は、
Figure 0005036818
である。
ステップS13aにて、較正応答Uehgの2点較正確定が、以下のように述べられる。
第1較正点において、抵抗R=Rおよび試験応答Ug0が確定され、
第2較正点において、抵抗R=Rおよび試験応答Ug1が確定される。
上述したステップS3aと同様な方法で、
Figure 0005036818
が導出されることが可能である。
較正応答Uehg、および、Uehg・H104gなどのその等価パラメータは、さらに使用するためにメモリに記憶される。
好ましい実施形態では、抵抗およびコンデンサは、C3=100pF、C4=100pF、C5=1μF、C6=100pF、F=6Hz、F=12Hz、R3=470kΩ、R4=100kΩ、R5=470kΩ、R6=100kΩであるように選択される。
上述した実施形態は、本発明の好ましい実施形態にすぎない。本発明の実施形態の先の説明に基づいて、種々の等価な置換および変更が当業者によって行われることが可能である。しかし、本発明の実施形態に基づいて行われるすべてのこうした置換および変更は、添付特許請求項に規定される本発明の精神および範囲内に入る。
電極および接続ケーブルと一緒の、本発明の実施形態によるポテンショメトリック測定プローブ用の測定デバイスの構造の略図である。 図1の等価回路図である。 図2の伝達関数の構造ブロック図である。 図2の図による測定デバイス用の測定方法の対応するフローチャートである。 本発明の別の実施形態によるポテンショメトリック測定プローブ用の、電極、接続ケーブル、および測定デバイスの等価回路図である。 本発明の別の実施形態によるポテンショメトリック測定プローブ用の、電極、接続ケーブル、および測定デバイスの構造の略図である。 図6の等価回路図である。 本発明の別の実施形態によるポテンショメトリック測定プローブ用の測定方法のフローチャートである。
1、101 ポテンショメトリック測定プローブ
1a、101a 指示電極
1b、101b 参照電極
2、102 接続ケーブル
2、2a、2b、102a、102b コア
3、5、103、105 電圧源インピーダンス
4、6、7、8、107、108 接続点
10、11、110 電圧源
12、13 フィルタリングユニット
14、114 増幅器
15、115 伝達関数ユニット
15a 演算増幅器
15b、15d ローパスフィルタ
15c A/D変換器
15e フーリエ変換ユニット
16、116 計算ユニット
30、130 測定デバイス
、f ベース周波数
e1、Ue2 試験電圧
SG 溶液接地電極
、R 電極抵抗
g0、Rg1、Rr0、Rr1 較正抵抗
電極電位差
fg、Cfr 応答係数
、U 試験応答
ehg、Uehr 較正応答
、C、C、C、C、C、C コンデンサ
e1、Ue2 交流試験電圧
eg、Uer 正弦波電圧
、H 信号伝達関数
V 応答電極電圧
X(i) A/D出力
R1、R2、R3、R4、R5、R6 抵抗器

Claims (24)

  1. それぞれが抵抗(R,R,R)を有する少なくとも2つの電極(1,1a,1b)を備えるポテンショメトリック測定プローブ(1,101)の状態を、測定し、監視し、解析する方法であって、
    電圧源(10,11,110)によって供給される交流試験電圧(Ue1,Ue2)を、接続ケーブル(2,2a,2b,102)を介して前記電極(1,1a,1b)の少なくとも1つの電極に印加するステップと、
    前記電極(1,1a,1b)のポテンショメトリック電圧と前記印加された交流試験電圧(Ue1,Ue2)に関連する信号からなる合成信号を処理ユニット(30,130)に渡すステップと、
    前記処理ユニット(30,130)において、前記合成信号から、前記印加された交流試験電圧(Ue1,Ue2)に関連する信号を抽出するステップと、
    前記印加された交流試験電圧(Ue1,Ue2)に関連する信号から、前記電極(1,1a,1b)の前記抵抗(R,R,R)を計算するステップとを含む方法において、
    前記合成信号が、前記処理ユニット(30,130)において伝達関数ユニット(15,115)によって処理され、前記伝達関数ユニット(15,115)が、前記合成信号から、前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)のポテンショメトリック信号に相当する測定値(Ux)と、前記電極(1,1a,1b)の前記抵抗(R,R,R)を計算するのに使用される試験応答(U,U)とを実質的に同時に抽出し、
    前記交流試験電圧(U e1 ,U e2 )が、一定電圧成分の減算後に、負と正の電圧値に関して実質的に対称であり、
    前記交流試験電圧(U e1 ,U e2 )が、全時間中、または、較正期間中、ベース周波数(f ,f )を有する正弦波形であり、また、全時間中、または、前記交流試験電圧(U e1 ,U e2 )が前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)にその間印加される試験期間中、前記ベース周波数(f ,f )に相当する、少なくとも1つのさらなる正弦波形の高調波信号成分を含むことを特徴とする方法。
  2. それぞれが、前記ベース周波数(f,f)に相当する少なくとも1つの信号成分のセットを含む、少なくとも2つの交流試験電圧(Ue1,Ue2)を印加することを特徴とし、さらに、前記交流試験電圧(Ue1,Ue2)の前記セットは分離的であることを特徴とする請求項に記載の測定方法。
  3. 式f=mまたはf=m(式中、fは第1ベース周波数であり、fは第2ベース周波数であり、mは2以上の偶数である)に従って、前記ベース周波数(f,f)の比(m)だけ異なる、2つの交流試験電圧(Ue1およびUe2)を印加することを特徴とする請求項1またはに記載の測定方法。
  4. 前記測定プローブ(1,101)は、2つの電極(1aおよび1b)を備え、第1交流試験電圧(Ue1)は前記第1電極(1a)に印加され、第2交流試験電圧(Ue2)は前記第2電極(1b)に印加されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定方法。
  5. 前記合成信号は、高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムに基づくフーリエ変換の少なくとも1つの周波数成分を計算することによって、前記伝達関数ユニット(15,115)において処理されること、および、前記試験応答(U,U)は、前記交流試験電圧(Ue1,Ue2)の前記ベース周波数および/または少なくとも1つの周波数成分に応じて抽出されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定方法。
  6. 前記合成信号は、アナログ−デジタル変換によって処理され、デジタルローパスフィルタリング後に、フーリエ変換ユニット(15e)または計算ユニット(16,116)に渡されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定方法。
  7. 前記合成信号は、1つまたは複数の増幅器(15a)によって、前処理され、かつ/または、増幅され、かつ/または、変換され、ローパスフィルタ(15b)を介して、A/D変換器(15c)の入力に、または、フーリエ変換ユニット(15e)に、または、計算ユニット(15,116)に渡されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定方法。
  8. 流正弦波電圧(Ueg,Uer)を前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)に印加することによって、少なくとも1つの較正応答(Uehg,Uehr)を確定する較正プロセスを含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定方法。
  9. 較正プロセス中に、前記少なくとも1つの較正応答(Uehg,Uehr)は、前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)の抵抗(R,R,R)を較正抵抗(Rg0,Rg1,Rr0,Rr1)によって置き換えることによって確定されることを特徴とする請求項に記載の測定方法。
  10. 前記較正応答(Uehg,Uehr)は、4点較正プロセスであって、較正抵抗(R,R)の対の4つの異なる設定を選択することによって行われ、前記対の第1の値は前記第1電極(1a)の抵抗を表し、第2の値は前記第2電極(1b)の抵抗を表す、4点較正プロセスによって、または、前記第1電極(1a)について2つの異なる較正抵抗(Rg0およびRg1)を選択することによる2点較正プロセスによって確定されることを特徴とする請求項に記載の測定方法。
  11. 前記4点較正プロセスの場合、4つの較正点は、(Rg0,0)、(Rg1,0)、(0,Rr0)、および(0,Rr1)であるように選択され、Rg0およびRg1ならびにRr0およびRr1は異なる較正抵抗であることを特徴とする請求項10に記載の測定方法。
  12. 前記較正プロセス中に、少なくとも1つの応答係数(Cfg,Cfr)は、測定デバイスの少なくとも1つのインピーダンスを含むインピーダンス方程式から計算されることを特徴とする請求項から11のいずれか一項に記載の測定方法。
  13. 前記電極(1,1a,1b)の前記抵抗(R,R,R)は、インピーダンス方程式を解くことによって確定され、前記インピーダンス方程式は、測定デバイスに相当し、かつ、前記試験応答(U,U)を前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)の前記抵抗(R,R,R)に関連付けることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の測定方法。
  14. 第1試験応答(U)についての第1インピーダンス方程式および第2試験応答(U)についての第2インピーダンス方程式は、同時に解かれて、第1抵抗(R)および第2抵抗(R)が確定されることを特徴とする請求項13に記載の測定方法。
  15. 前記測定デバイスの前記インピーダンス方程式は、前記電極(1,1a,1b)のインピーダンスおよび/または接続ケーブル(2a,2b)のインピーダンスおよび/または前記処理ユニット(30,130)のインピーダンスおよび/または前記電圧源(10,11,110)のDC遮断/電流制限インピーダンス(3,5)および/または前記処理ユニット(30,130)の入力で受け取られた前記合成信号をフィルタリングするフィルタリングユニット(4,5)のインピーダンスを含むことを特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の測定方法。
  16. インピーダンス方程式は、少なくとも1つの、以前に確定された中間値を含むことによって解かれ、前記中間値は、少なくとも1つの較正応答(Uehg,Uehr)によって、かつ/または、少なくとも1つの応答係数(Cfg,Cfr)によって与えられることを特徴とする請求項12から15のいずれか一項に記載の測定方法。
  17. 少なくとも2つの電極(1,1a,1b)を有するポテンショメトリック測定プローブ(1,101)用の測定デバイスであって、電極(1,1a,1b)はそれぞれ、電気抵抗(R,R,R)を有し、少なくとも1つの電極(1,1a,1b)は、接続ケーブル(2,2a,2b,102)を介して、一方では、交流試験電圧(Ue1,Ue2)を供給する電圧源(10,11,110)に、また他方では、前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)のポテンショメトリック電圧と、前記印加された交流試験電圧(Ue1,Ue2)に関連する信号とからなる合成信号を受け取り、前記合成信号から、前記印加された交流試験電圧(Ue1,Ue2)から生じる信号に相当する信号を抽出する処理ユニット(30,130)の入力に接続される測定デバイスにおいて、前記処理ユニット(30,130)は、伝達関数ユニット(15,115)を備え、前記伝達関数ユニット(15,115)は、前記合成信号から、第1出力において供給される前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)のポテンショメトリック電圧に相当する測定値(Ux)と、第2出力を介して計算ユニットに供給される試験応答(U,U)とを実質的に同時に抽出し、
    前記交流試験電圧(U e1 ,U e2 )が、全時間中、または、較正期間中、ベース周波数(f ,f )を有する正弦波形であり、また、全時間中、または、前記交流試験電圧(U e1 ,U e2 )が前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)にその間印加される試験期間中、前記ベース周波数(f ,f )に相当する、少なくとも1つのさらなる正弦波形の高調波信号成分を含むことを特徴とする測定デバイス。
  18. 前記伝達関数ユニット(15,115)は、フーリエ変換ユニット(15e)として具現化され、前記フーリエ変換ユニット(15e)は、高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムに基づき、かつ、前記交流試験電圧(Ue1,Ue2)の少なくとも1つのベース周波数成分に相当する前記試験応答(U,Uを抽出することを特徴とする請求項17に記載の測定デバイス。
  19. 前記伝達関数ユニット(15,115)は、A/D変換器(15c)を備え、前記A/D変換器(15c)は、前記合成信号を受け取り、かつ、前記A/D変換器(15c)の出力によって、デジタルローパスフィルタ(15d)を介して、フーリエ変換ユニット(15e)の入力または計算ユニット(15,116)に接続されることを特徴とする請求項17または18のいずれか一項に記載の測定デバイス。
  20. 前記伝達関数ユニット(15,115)は、前記合成信号を受け取る1つまたは複数の演算増幅器(15a)を備えること、および、前記演算増幅器(15a)の出力は、ローパスフィルタ(15b)を介して、A/D変換器(15c)の入力に、または、フーリエ変換ユニット(15e)に、または、計算ユニット(15,116)に接続されることを特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の測定デバイス。
  21. 前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)は、前記接続ケーブル(2a,2b)を介し、かつ、増幅器(14)を介して前記伝達関数ユニット(15,115)に接続されることを特徴とする請求項17から20のいずれか一項に記載の測定デバイス。
  22. 前記増幅器(14)の第1入力に接続される第1電極(1a)および前記増幅器(14)の第2入力に接続される第2電極(1b)を備え、前記増幅器(14)は、前記増幅器(14)の出力で第1電極(1a)の合成信号と第2電極(1b)の合成信号の差に相当する合成信号を供給することを特徴とする請求項17から21のいずれか一項に記載の測定デバイス。
  23. 前記電圧源(10,11)が、コンデンサ(C3,C5)および/または抵抗器(R3,R5)を備えるDC遮断および/または電流制限インピーダンス(3,5)を備えること、および、前記少なくとも1つの電極(1,1a,1b)が、前記DC遮断および/または電流制限インピーダンス(3,5)を介して前記電圧源(10,11)に接続されることを特徴とする請求項17から22のいずれか一項に記載の測定デバイス。
  24. 前記電極(1,1a,1b)は、コンデンサ(C4,C5)および抵抗器(R4,R5)を備えるRCローパスフィルタ回路であるフィルタリングユニット(12,13)を介して、前記伝達関数ユニット(15,115)または増幅器(14)に接続されることを特徴とする請求項17から23のいずれか一項に記載の測定デバイス。
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