JP5036378B2 - 二酸化炭素除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工装置におけるレーザ発振部とレーザ出射部とを結ぶ光路に流されるパージガスに含有される二酸化炭素を除去するための圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置に関する。
従来より、レーザを発振するためのレーザ発振部と、レーザ発振部で発振されたレーザを加工対象物に照射するためのレーザ照射部とを備えたレーザ加工装置が知られている(例えば、特許文献1)。レーザ発振部から発せられたレーザは、ミラーによってレーザ照射部まで導かれ、レーザ照射部に設けたレンズで集光されてから加工対象物に照射されるようになっている。レーザ発振部とレーザ照射部とを結ぶ光路は、通常、遮光性材料で作られたチューブによって覆われており、レーザ発振部で発振されたレーザは、前記チューブの中を通ってレーザ照射部まで到達するようになっている。このため、レーザ発振部から発せられたレーザは、レーザ照射部以外の箇所から前記チューブの外部へと漏れることのないようになっている。
この種のレーザ加工装置は、切断加工や穴あけ加工を高い精度で行うことができるために、半導体デバイスなどの精密部品の加工を中心にその需要を着実に伸ばしてきている。しかし、この種のレーザ加工装置において、前記チューブの内部に塵などが混入してしまうと、レーザの強度が低下するばかりか、レーザ照射部から照射されるレーザの焦点がぼけてしまい、加工精度が低下するおそれもあった。このため、従来のレーザ加工装置では、前記チューブにパージガスを流し、前記チューブの内部圧力を外部圧力よりも高く保つようにすることが行われていた。
しかし、パージガスに二酸化炭素や水分が多く含まれていると、レーザによってパージガスの温度が上昇してしまい、前記チューブの内部に靄が発生するおそれがあった。このため、パージガスを流すタイプのレーザ加工装置でもやはり、レーザ照射部から照射されるレーザの強度が低下したり、レーザ照射部から照射されるレーザの焦点がぼけたりするおそれがあった。パージガスを流すタイプのレーザ加工装置において、レーザの強度低下を防ぎ、加工精度を高く維持するためには、パージガスに含まれる二酸化炭素や水分をいかに除去するかが重要となる。
原料ガスから二酸化炭素を除去又は回収する技術としては、
(a)二酸化炭素を選択的に吸着しうる吸着剤を収容した吸着筒の内部圧力を上昇させることにより、前記吸着剤に二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、
(b)前記吸着筒を減圧することにより、前記吸着剤に吸着されていた二酸化炭素を脱着させ、前記吸着剤の二酸化炭素吸着能を再生させる再生工程と、
を交互に繰り返すことにより、原料ガスから二酸化炭素を除去するようにした圧力変動吸着法を利用したものが知られているが(例えば、特許文献2)、
レーザ加工装置のパージガスを生成するための二酸化炭素除去装置として好適に使用できるものは見当たらなかった。
というのも、二酸化炭素を吸着するための吸着剤としては、13X型ゼオライトが一般的に用いられているが、この場合に、原料ガスの二酸化炭素濃度をレーザ加工装置のパージガスとして好適に使用できる10ppm以下にまで低下しようとすると、後述する再生ガスの流量を相当多くしなければならないことに加えて、吸着剤を収容する吸着筒の温度が低下して結露するおそれもあり、実用的ではなかったからである。
ところで、二酸化炭素を吸着するための吸着剤として、4A型ゼオライト(Na−A型ゼオライト)を使用することも既に知られている(例えば、特許文献3)。しかし、レーザ加工装置のパージガスを生成するための二酸化炭素除去装置に4A型ゼオライトを用いたものは見当たらなかった。
特開平09−234584号公報 特開平10−101318号公報 特開平07−039752号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、レーザ加工装置におけるレーザ発振部とレーザ照射部とを結ぶ光路に流されるパージガスに含有される二酸化炭素を除去するのに好適に用いることのできる圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置を提供するものである。また、レーザ照射部から照射されるレーザの強度が高く、かつその焦点がぼけず、加工精度の高いレーザ加工装置を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、レーザ加工装置におけるレーザ発振部とレーザ出射部とを結ぶ光路に流されるパージガスに含有される二酸化炭素を除去するための圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置であって、二酸化炭素を吸着するための吸着筒の内部に4A型ゼオライトを収容したことを特徴とする二酸化炭素除去装置を提供することによって解決される。
ここで、4A型ゼオライトとは、Na−A型ゼオライトとも呼ばれ、通常、下記の化学式で表される化学組成を有している。
4A型 : Na12[(AlO12(SiO12]・27H
また、3A型ゼオライト、5A型ゼオライト及び13X型ゼオライトは、それぞれ、K−A型、Ca−A型、Na−X型とも呼ばれ、通常、下記の化学式で表される化学組成を有している。
3A型 : KNa[(AlO12(SiO12]27H
5A型 : Ca4.5Na[(AlO12(SiO12]30H
13X型 : Na86[(AlO86(SiO106]276H
これにより、レーザ加工装置のパージガスに含有される二酸化炭素を除去するのに好適に用いることのできる圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置を提供することが可能になる。したがって、レーザ照射部から照射されるレーザの強度を高く維持し、かつその焦点がぼけるのを防止することも可能になる。また、パージガスとして市販されている窒素ガスを用いた場合と比較して、レーザ加工装置の運転コストを削減することも可能になる。
本発明の二酸化炭素除去装置において、吸着筒の内部に、4A型ゼオライトとともに5A型ゼオライト及び/又は13X型ゼオライトを収容すると好ましい。これにより、パージガスに含まれる二酸化炭素だけでなく水分をも除去することが可能になり、レーザ加工装置の加工精度をより高めることができる。水分も、二酸化炭素と同様、光路から出射されるレーザの強度を弱めたり、焦点をぼけさせるおそれがあるからである。
このとき、5A型ゼオライトや13X型ゼオライトを吸着筒の内部におけるどの場所に収容するかはとくに限定されないが、吸着筒の内部における4A型ゼオライトを収容した部分よりも上流側に5A型ゼオライト及び/又は13X型ゼオライトを収容すると好ましい。これにより、5A型ゼオライトや13X型ゼオライトで水分を吸着した後に、4A型ゼオライトで二酸化炭素を吸着することが可能になる。したがって、水分によって4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能が低下するのを防止することが可能になる。
吸着筒内部に収容したゼオライトの全体の重量Wに対する4A型ゼオライトの重量Wの比W/Wは、とくに限定されないが、小さくしすぎると、ゼオライトの全体の重量Wが増大しすぎるおそれがある。このため、比W/Wは、通常、0.3以上に設定される。
吸着筒から送出されたパージガスを一時的に貯留するためのバッファタンクと、バッファタンクから取り出されるパージガスの圧力を調整するための圧力調整手段とを備えることも好ましい。これにより、レーザ加工装置の光路に一定圧力のパージガスを流すことが可能になり、光路を伝送されるレーザの強度の低下や焦点のぼけをさらに抑えることが可能になる。
パージガスに含有される有機物を除去しうる活性炭を収容した活性炭槽を備えることも好ましい。これにより、光路を伝送されるレーザの強度の低下や焦点のぼけをさらに抑えることが可能になる。
パージガスの酸素濃度を検知するための酸素濃度検知手段と、酸素濃度検知手段によって検知されたパージガスの酸素濃度に異常が認められた場合に警報を出力するための警報出力手段とを備えることも好ましい。これにより、パージガスの酸素濃度の異常を認識することが可能になる。
以上のように、本発明によって、レーザ加工装置におけるレーザ発振部とレーザ照射部とを結ぶ光路に流されるパージガスに含有される二酸化炭素を除去するのに好適に用いることのできる圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置が提供される。また、レーザ照射部から照射されるレーザの強度が高く、かつその焦点がぼけず、加工精度の高いレーザ加工装置を提供することも可能になる。
以下、本発明のレーザ加工装置100の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明のレーザ加工装置100の全体構成を示した模式図である。
1.レーザ加工装置の概要
本実施態様のレーザ加工装置100は、図1に示すように、レーザを発振するためのレーザ発振部101と、レーザ発振部101で発振されたレーザを加工対象物200に照射するためのレーザ照射部102とを備えたものとなっている。レーザ発振部101とレーザ照射部102とを結ぶ光路は、遮光性材料で作られたチューブ103によって覆われている。チューブ103における屈曲箇所には、ミラー104が配置されている。このため、レーザ発振部101で発振されたレーザは、チューブ103の中を通り、ミラー104によって反射されながらレーザ照射部102まで導かれるようになっている。レーザ照射部102は、図示省略の移動手段によって移動するようになっており、加工対象物200へ所望の加工を施すことができるようになっている。チューブ103は、レーザ照射部102の動きに追従できるように、所定箇所で屈曲角度を変化させたり、所定箇所が伸縮したりすることのできる構造となっている。
チューブ103には、図1に示すように、チューブ103の内部にパージガスを導入するためのパージガス導入口105と、チューブ103の外部へパージガスを導出するためのパージガス導出口106が設けられている。パージガス導入口105とパージガス導出口106を設ける箇所は、とくに限定されない。しかし、チューブ103を長さ方向の略全体に亘ってパージするためには、一方をレーザ発振部101の近傍に配し、他方をレーザ照射部102の近傍に配すると好ましい。本実施態様のレーザ加工装置100において、レーザ発振部101の近傍にパージガス導入口105を配しており、レーザ照射部102の近傍にパージガス導出口106を配している。
チューブ103におけるパージガス導入口105は、図1に示すように、二酸化炭素除去装置300のパージガス導出口305に接続されている。このため、パージガスは、二酸化炭素除去装置300で二酸化炭素濃度が低下されてからチューブ103の内部へ流されるようになっている。チューブ103の中を流れたパージガスは、パージガス導出口106からチューブ103の外部へと導出される。チューブ103が密閉された構造であると、パージガスの温度が上昇して、チューブ103の内部に靄が発生しやすくなるが、このように、パージガスを流すことによって、パージガスの温度を上昇しにくくすることができる。
2.二酸化炭素除去装置
続いて、図1のレーザ加工装置100に使用した二酸化炭素除去装置300について説明する。図2は、図1におけるレーザ加工装置100に使用した圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置300の全体構成を示したブロック図である。図3は、図2における吸着筒302の内部を示した断面図である。
本実施態様の二酸化炭素除去装置300は、図2に示すように、原料ガスを導入するための原料ガス導入口301と、原料ガス導入口301から導入された原料ガスに含有される二酸化炭素を吸着するための4A型ゼオライトを収容した吸着筒302と、吸着筒302の上流側に接続されるガス流路を切り替えるための吸着筒切替弁303と、パージガス(吸着筒302で二酸化炭素が吸着された原料ガス)を一時的に貯留するためのバッファタンク304と、バッファタンク304からパージガスを導出するためのパージガス導出口305と、バッファタンク304から吸着筒302へパージガスが逆流するのを防止するための逆止弁306と、4A型ゼオライトに吸着された二酸化炭素を外部へ排出するための二酸化炭素排出口307とを備えたものとなっている。
本実施態様の二酸化炭素除去装置300は、圧力変動吸着式のものとなっており、
(a)4A型ゼオライトを収容した吸着筒302の内部へ原料ガスを供給することにより、吸着筒302の内部圧力を上昇させ、原料ガスに含有される二酸化炭素を4A型ゼオライトに吸着させる吸着工程と、
(b)吸着筒302を外気へ開放することにより、吸着筒302の内部圧力を下降させ、4A型ゼオライトに吸着されていた二酸化炭素を脱着して吸着筒302の外部へ排出し、4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能を再生する再生工程と、
を異なる吸着筒302で交互に行うことにより、二酸化炭素濃度の低下したパージガスを連続的に生成することができるものとなっている。吸着工程と再生工程の切り替えは、吸着筒切替弁303を切り替えることによって行うようになっている。
原料ガス導入口301には、図示省略の空気圧縮機が接続されており、原料ガスは、前記空気圧縮機によって圧縮された状態で原料ガス導入口301から導入されるようになっている。本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、原料ガス導入口301から導入される原料ガスの圧力は0.75MPa以上となっている。
原料ガス導入口301から導入される原料ガスの流量(Qとする)は、とくに限定されない。しかし、流量Qを少なくしすぎると、パージガス導出口305から導出されるパージガスの流量(Qとする)を多くすることができなくなり、レーザ加工装置100に必要な流量のパージガスを供給できなくなるおそれがある。加えて、後述する再生ガスの流量(Qとする。Qの値は、Q−Qの値に略一致する。)を多くすることもできなくなり、吸着筒302に収容した4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能が再生しにくくなるおそれもある。この場合には、パージガスの二酸化炭素濃度が低下しにくくなり、レーザ加工装置100の加工精度を高く維持できなくなってしまう。このため、流量Qは、通常、150リットル/分以上とされる。流量Qは、160リットル/分以上であると好ましく、165リットル/分以上であるとより好ましい。
一方、原料ガス導入口301から導入する原料ガスの流量Qを多くしすぎると、二酸化炭素除去装置300が大掛かりになり、レーザ加工装置100に組み込むものとして実用的でなくなる。このため、流量Qは、通常、250リットル/分以下とされる。流量Qは、230リットル/分以下であると好ましく、200リットル/分以下であるとより好ましい。本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、流量Qは、180リットル/分となっている。
また、原料ガス導入口301から導入する原料ガスの流量Qに対する再生ガスの流量Qの比Q/Qも、とくに限定されない。しかし、比Q/Qを小さくしすぎると、吸着筒302に収容した吸着剤(4A型ゼオライト)の二酸化炭素吸着能が再生しにくくなって、パージガスの二酸化炭素濃度が低下しにくくなるおそれがある。このため、比Q/Qは、通常、1/4以上とされる。比Q/Qは、1/3以上であると好ましい。
一方、原料ガス導入口301から導入する原料ガスの流量Qに対する再生ガスの流量Qの比Q/Qを多くしすぎると、吸着筒302が冷却されやすくなって結露するおそれがある。このため、比Q/Qは、通常、3/4以下とされる。比Q/Qは、2/3以下であると好ましい。本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、オリフィス308の開口断面積は約1.0mmに設定され、切替時間(一方の吸着筒302が吸着工程を終えてから他方の吸着筒302が吸着工程を開始するまでの時間)は90秒に設定されており、比Q/Qは、約1/2となるようになっている。
吸着筒302の数は、とくに限定されないが、複数であると好ましい。これにより、パージガスを連続的かつ効率的に生成することが可能になり、レーザ加工装置100におけるチューブ103に大流量のパージガスを流すことが可能になる。本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、2本の吸着筒302を使用している。吸着筒302の寸法や形状も、とくに限定されないが、本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、直径が89mmで高さ550mの円筒状のものとなっており、吸着筒302の1本当たりの容量は約3.4リットルとなっている。
吸着筒302の内部には、4A型ゼオライトのみを収容してもよいが、本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、図3に示すように、通気性を有する仕切材によって吸着筒302の内部を原料ガス供給側(一次側)の空間とパージガス送出側(二次側)の空間との2箇所に仕切っており、それぞれの空間に異なる種類のゼオライトを収容している。本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、吸着筒302の一次側の空間に、原料ガスに含有される水分を吸着しうる13X型ゼオライトを収容しており、吸着筒302の二次側の空間に、原料ガスに含有される二酸化炭素を吸着しうる4A型ゼオライトを収容している。これにより、4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能が原料ガスに含有される水分によって低下するのを防止することが可能になる。
吸着筒302の内部に収容する4A型ゼオライトの量は、とくに限定されないが、少なくしすぎると、レーザ加工装置100のパージガスとして好適に使用できるレベルまでパージガスの二酸化炭素濃度を低下させることができなくなるおそれがある。このため、4A型ゼオライトは、通常、吸着筒1本当たり300g以上収容される。4A型ゼオライトは、吸着筒1本当たり500g以上収容すると好ましく、吸着筒1本当たり700g以上収容するとより好ましい。
一方、吸着筒302の内部に収容する4A型ゼオライトの量を多くしすぎると、4A型ゼオライトを無駄に消費するようになり、二酸化炭素除去装置300のランニングコストが高くなるおそれがある。このため、4A型ゼオライトの重量は、通常、吸着筒1本当たり2000g以下とされる。4A型ゼオライトの重量は、吸着筒1本当たり1500g以下であると好ましく、吸着筒1本当たり1000g以下であるとより好ましい。本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、4A型ゼオライトの重量は、吸着筒1本当たり900gとしている。
このとき、吸着筒302に収容されたゼオライトの全体の重量W(本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、4A型ゼオライトの重量と13X型ゼオライトの重量との和)に対する4A型ゼオライトの重量Wの比W/Wは、とくに限定されない。しかし、比W/Wを小さくしすぎると、ゼオライトの全体の重量Wが重くなりすぎるおそれがある。このため、比W/Wは、通常、0.3以上に設定される。比W/Wは、0.4以上に設定すると好ましい。
一方、吸着筒302の内部に収容されたゼオライトの全体の重量Wに対する4A型ゼオライトの重量Wの比W/Wを大きくしすぎると、原料ガスの露点を必要なレベルまで低下させることができなくなり、原料ガスに含まれる水分によって、4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能や、レーザ加工装置100の加工精度が低下するおそれがある。このため、比W/Wは、通常、0.7以下に設定される。比W/Wは、0.6以下に設定すると好ましい。本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、4A型ゼオライトと13X型ゼオライトをそれぞれ900gずつ収容しており、比W/Wは0.5となっている。
ところで、それぞれの吸着筒302の下流側の端部は、図2に示すように、オリフィス308を介して互いに接続されており、一方の吸着筒302が吸着工程から再生工程へと切り替わり、他方の吸着筒302が再生工程から吸着工程へと切り替わる際に、前記一方の吸着筒302の内部に残っていた二酸化炭素濃度の低いガスを前記他方の吸着筒302の内部に流し、前記他方の吸着筒302の内部に残っていた二酸化炭素濃度の高いガスを二酸化炭素濃度の低いガスで置換することができるようになっている。これにより、前記他方の吸着筒に収容されている4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能や13X型ゼオライトの除湿能をさらに十分に再生することができるようになっている。以下においては、「一方の吸着筒302が吸着工程から再生工程へと切り替わり、他方の吸着筒302が再生工程から吸着工程へと切り替わる際に、オリフィス308を通じて一方の吸着筒302から他方の吸着筒302へと移送される、二酸化炭素濃度の低いガス」を、「再生ガス」と呼ぶことがある。
また、本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、活性炭を収容した活性炭槽309を設けている。活性炭槽309は、パージガス導出口305の近傍に配してもよいが、本実施態様の二酸化炭素除去装置300においては、原料ガス導入口301の近傍(原料ガス導入口301と吸着筒切替弁303とを結ぶガス流路)に配している。このため、原料ガス導入口301から導入された原料ガスからレーザ照射で発生した分解ガスなどの有機物を除去することができるようになっている。活性炭槽309と吸着筒切替弁303とを結ぶガス流路には、フィルタ310を設けており、原料ガス導入口301から導入された原料ガスから塵や埃などを除去することができるようになっている。このため、吸着筒302に供給される原料ガスをより清浄な状態に保つことができるようになっている。
さらに、本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、バッファタンク304の上流側には、吸着筒302から送出されたパージガスの酸素濃度を検知するための酸素濃度検知手段311を、二方向電磁弁312とオリフィス313とを介して設けている。酸素濃度検知手段311が検知した酸素濃度は、図示省略の制御手段に送られるようになっている。この制御手段は、パージガスの酸素濃度に異常が認められた際に、図示省略の警報手段を通じて警報を出力し、二酸化炭素除去装置300に異常が生じたことを外部へ知らせることができるように設定されている。
パージガスの酸素濃度に異常が発生したことを判定するアルゴリズムは、とくに限定されない。例えば、一方の吸着筒302が吸着工程から再生工程へと切り替わり、再び吸着工程へと切り替わるまでの1サイクル(通常、180秒程度)で、吸着筒302から送出されたパージガスの酸素濃度が1度も所定値(例えば、23%)を超えなかった場合や、それが複数サイクル続いた場合などに、パージガスの酸素濃度に異常が発生したと判断することができる。二酸化炭素除去装置300が正常に動作している場合には、吸着筒302から送出されたパージガスの酸素濃度は、ある下限値(例えば20%)とある上限値(例えば25%)との間を周期的に変動するのが通常であるからである。
さらにまた、本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、パージガス導出口305の上流側には、パージガス導出口305から取り出されるパージガスの圧力を検知するための圧力検知手段314を設けている。圧力検知手段314が検知した圧力は、図示省略の制御手段に送られるようになっている。この制御手段は、パージガスの圧力に異常が認められた際に、図示省略の警報手段を通じて警報を出力し、二酸化炭素除去装置300に異常が生じたことを外部へ知らせることができるように設定されている。
パージガスの圧力に異常が発生したことを判定するアルゴリズムは、とくに限定されない。本実施態様の二酸化炭素除去装置300において、パージガス導出口305から取り出されるパージガスの圧力は、バッファタンク304の下流側に設けた圧力調整手段317(減圧弁)によって0.5MPa程度に調整されるようになっているので、例えば、パージガス導出口305から取り出されるパージガスの圧力が所定上限値(例えば0.971MPa)を超えた場合や、所定下限値(例えば0.5MPa)に満たなかった場合などに、パージガスの圧力に異常が発生したと判断することができる。
本発明の二酸化炭素除去装置の性能を調べるために、以下の実験を行った。すなわち、それぞれの吸着筒302の内部に4A型ゼオライトを収容した本発明の二酸化炭素除去装置(以下においては、「実施例1の二酸化炭素除去装置」と呼ぶ)と、4A型ゼオライトの代わりに5A型ゼオライトを収容した以外は実施例1と同様の二酸化炭素除去装置(以下においては、「比較例1の二酸化炭素除去装置」と呼ぶ)と、4A型ゼオライトの代わりに13X型ゼオライトを収容した以外は実施例1と同様の二酸化炭素除去装置(以下においては、「比較例2の二酸化炭素除去装置」と呼ぶ)とを用意し、それぞれの二酸化炭素除去装置で生成されるパージガスの二酸化炭素濃度と露点に、運転開始からの経過時間に応じてどのような変化が生じるのかを調べた。
実施例1及び比較例1,2の二酸化炭素除去装置において、吸着筒302に収容するゼオライトの重量は、吸着筒1本当たり1800gで統一した。また、原料ガス導入口301から導入する原料ガスの流量Qはいずれも165リットル/分で統一し、パージガス導出口305から取り出すパージガスの流量Qはいずれも80リットル/分で統一した。
その結果、比較例1と比較例2の二酸化炭素除去装置では、運転開始から20時間経過した頃から、パージガスの二酸化炭素濃度が下がらなくなり、80〜100ppmと高いレベル(レーザ加工装置の光路に流すパージガスとして好適に使用できないレベル)で安定してしまった。これは、5A型ゼオライトや13X型ゼオライトが、原料ガスの大部分を占める窒素を吸着してしまい、吸着熱と脱着熱との均衡が大きく崩れて(吸着熱が吸着筒302の外部へ放出されて)過冷却されたことが、影響したためと考えられる。なお、パージガスの露点は、運転開始から20時間経過しても、−90℃以下を維持しており、とくに問題は認められなかった。
これに対し、実施例1の二酸化炭素除去装置では、運転開始から100時間以上が経過しても、パージガスの二酸化炭素濃度は5ppm以下で安定していた。また、パージガスの露点は、−70℃以下となっていた。すなわち、実施例1の二酸化炭素除去装置で生成されたパージガスは、二酸化炭素濃度と露点との双方で、レーザ加工装置の光路に流すパージガスとして好適に使用できるレベルを維持していた。これは、4A型ゼオライトが、5A型ゼオライトや13X型ゼオライトと比較して、窒素を極端に吸着しなかったためと考えられる。
以上の結果から、本発明の二酸化炭素除去装置は、レーザ加工装置のパージガスを生成するものとして非常に好適であることが分かった。
本発明のレーザ加工装置の全体構成を示した模式図である。 図1におけるレーザ加工装置に使用した圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置の全体構成を示したブロック図である。 図2における吸着筒の内部を示した断面図である。
符号の説明
100 レーザ加工装置
101 レーザ発振部
102 レーザ照射部
103 チューブ
104 ミラー
105 パージガス導入口
106 パージガス導出口
200 加工対象物
300 二酸化炭素除去装置
301 原料ガス導入口
302 吸着筒
303 吸着筒切替弁
304 バッファタンク
305 パージガス導出口
306 逆止弁
307 二酸化炭素排出口(サイレンサ)
308 オリフィス
309 活性炭槽
310 フィルタ
311 酸素濃度検知手段
312 二方向電磁弁
313 オリフィス
314 圧力検知手段
315 フィルタ
316 二方向電磁弁
317 圧力調整手段(減圧弁)

Claims (7)

  1. レーザ加工装置におけるレーザ発振部とレーザ出射部とを結ぶ光路に流されるパージガスに含有される二酸化炭素を除去するために、
    4A型ゼオライトを収容した吸着筒の内部へ原料ガスを供給することにより、吸着筒の内部圧力を上昇させ、原料ガスに含有される二酸化炭素を4A型ゼオライトに吸着させる吸着工程と、
    吸着筒を外気へ開放することにより、吸着筒の内部圧力を下降させ、4A型ゼオライトに吸着されていた二酸化炭素を脱着して吸着筒の外部へ排出し、4A型ゼオライトの二酸化炭素吸着能を再生する再生工程と、
    を異なる吸着筒で交互に行うことにより、二酸化炭素濃度の低下したパージガスを生成する
    圧力変動吸着式の二酸化炭素除去装置であって、
    吸着筒の内部における4A型ゼオライトを収容した部分よりも上流側に13X型ゼオライトを収容し、
    吸着筒の内部に収容したゼオライトの全体の重量W に対する4A型ゼオライトの重量W の比W /W を0.3〜0.7とするとともに、
    吸着筒から送出されたパージガスを一時的に貯留するためのバッファタンクと、
    バッファタンクから取り出されるパージガスの圧力を調整するための圧力調整手段と、
    パージガスの酸素濃度を検知するための酸素濃度検知手段と、
    酸素濃度検知手段によって検知されたパージガスの酸素濃度に異常が認められた場合に警報を出力するための警報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする二酸化炭素除去装置。
  2. 通気性を有する仕切材によって吸着筒の内部が上流側の空間と下流側の空間とに仕切られ、該仕切材によって仕切られた上流側の空間に13X型ゼオライトが収容され、下流側の空間に4A型ゼオライトが収容された請求項1記載の二酸化炭素除去装置。
  3. 吸着筒1本当たりの4A型ゼオライトの収容量が300〜2000gとされた請求項1又は2記載の二酸化炭素除去装置。
  4. 一の吸着筒が吸着工程から再生工程へと切り替わり、該一の吸着筒が再び吸着工程へと切り替わるまでの1サイクルで、吸着筒から送出されたパージガスの酸素濃度が1度も所定値を超えなかった場合に、警報出力手段が警報を出力する請求項1〜3いずれか記載の二酸化炭素除去装置。
  5. 一の吸着筒が吸着工程から再生工程へと切り替わり、該一の吸着筒が再び吸着工程へと切り替わるまでの1サイクルで、吸着筒から送出されたパージガスの酸素濃度が1度も所定値を超えないサイクルが複数回続いた場合に、警報出力手段が警報を出力する請求項1〜3いずれか記載の二酸化炭素除去装置。
  6. 取り出されるパージガスの圧力を検知するための圧力検知手段を備え、
    圧力検知手段によって検知されたパージガスの圧力に異常が認められた場合に警報を出力する請求項1〜5いずれか記載の二酸化炭素除去装置。
  7. パージガスに含有される有機物を除去しうる活性炭を収容した活性炭槽を備えた請求項1〜いずれか記載の二酸化炭素除去装置。
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