JP2002143631A - 圧縮気体中の成分の一部を吸着する吸着装置 - Google Patents

圧縮気体中の成分の一部を吸着する吸着装置

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JP2002143631A
JP2002143631A JP2000340972A JP2000340972A JP2002143631A JP 2002143631 A JP2002143631 A JP 2002143631A JP 2000340972 A JP2000340972 A JP 2000340972A JP 2000340972 A JP2000340972 A JP 2000340972A JP 2002143631 A JP2002143631 A JP 2002143631A
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Toru Tsukada
亨 塚田
Yasuo Mitsui
康夫 三井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、外部の使用側で大量の圧縮気体を使
用しても、装置からの排出を制限して吸着筒内の急激な
圧力低下と、不用意な運転停止を阻止し、吸着性能を保
持して信頼性の向上を得られる吸着装置を提供する。 【解決手段】圧縮機1によって圧縮された気体を圧力調
整器3を介して吸着剤を充填する第1の吸着筒10もし
くは第2の吸着筒11内に導き、吸着剤によって圧縮気
体中の成分の一部(たとえば水分、二酸化炭素)を吸着
除去したうえで外部に供給する吸着装置であり、上記第
1,第2の吸着筒の導出側で外部使用側との間に、特定
の成分を吸着した後の圧縮気体の流通量を絞る、必要最
低限の使用流量を確保する抵抗値以下で、最大限の使用
量において吸着筒内を所定の圧力に維持する抵抗値以上
に設定されたメーンオリフィス18を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮気体中の成分
の一部である特定成分を吸着したうえで、外部の使用側
へ供給する吸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばレーザ加工機は、圧縮機で圧縮
した空気の供給を受けながら加工するようになってい
て、この圧縮空気は乾燥した純粋空気でなければならな
い。すなわち、供給される圧縮空気中に水分が含まれる
ことは勿論、二酸化炭素の存在も認められない。
【0003】二酸化炭素が存在したままレーザ加工機に
供給されると、この加工機から発振されるレーザビーム
が拡散されてしまい、ビーム径が太くなって加工精度の
低下をきたす。
【0004】このような不具合を阻止するため、吸着剤
で圧縮空気中の特定の成分を吸着して供給する、いわゆ
るPSA方式の吸着装置が用いられる。この吸着装置
は、吸着剤を充填する二基の吸着筒を備え、その一方で
圧縮気体中の特定の成分を吸着したうえで外部使用側で
あるレーザ加工機へ供給し、他方に減圧した圧縮気体を
導き前段階で吸着した特定成分を吸着剤から脱着し、吸
着剤を再生する。
【0005】なお、上記各吸着筒の上流側に圧力調整器
(レギュレータ)を備えることにより、吸着筒内と、こ
れらに接続する配管内の圧力が常に一定となり、したが
って一定した量の圧縮気体を使用側に供給できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、使用側にお
いて何らかの事情で一時的に大量に圧縮空気を使用する
ことがある。すなわち、圧縮機から吸着筒に供給する空
気量に対して、使用される空気量が多過ぎる場合を言
う。
【0007】たとえば、吸着装置の出口側を大気開放し
た場合など、空気の供給が追いつかなくなり、圧力調整
器による圧力調整が間に合わずに吸着筒内の圧力が急激
に低下してしまう。
【0008】それにともない吸着能力が低下して使用側
における悪影響が顕著となるので、所定圧以下に低下す
ると圧力センサが検知して吸着装置を運転停止する。そ
のため、不用意な運転中止につながる圧力低下は避けな
ければならない。
【0009】また、PSA方式の吸着装置では、一方の
吸着筒で吸着剤が吸着している間に他方の吸着筒の吸着
剤を再生し、この作用を所定時間毎に交互に行うが、上
述の不具合により吸着剤の再生が充分に行われずに、さ
らに吸着能力が低下する。
【0010】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、外部の使用
側で大量に圧縮気体を使用するようなことがあっても、
装置からの圧縮気体の排出を制限して、吸着筒内の急激
な圧力低下と、不用意な運転停止を阻止し、吸着性能を
保持して信頼性の向上を得られる圧縮気体中の成分の一
部を吸着する吸着装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、圧縮気体中の成分の一部を吸着する吸着装置として
請求項1の発明は、圧縮手段から給出される圧縮気体を
流路切換え手段を介して、吸着剤を充填する二基の吸着
筒のうちの一方に導き、吸着剤によって圧縮気体中の特
定の成分を吸着除去したうえで外部に供給し、他方の吸
着筒に減圧した圧縮気体を導き前段階で吸着した特定成
分を吸着剤から脱着再生する、いわゆるPSA方式の吸
着装置において、上記吸着筒の下流側で外部使用側との
間に、特定の成分を吸着した後の圧縮気体の流通量を絞
る、必要最低限の使用流量を確保する抵抗値以下で、最
大限の使用量において吸着筒内を所定の圧力に維持する
抵抗値以上に設定された流量規制手段を具備したことを
特徴とする。
【0012】請求項2として、請求項1記載の圧縮気体
中の成分の一部を吸着する吸着装置において上記流量規
制手段は、抵抗値を固定とした固定絞り機構、および抵
抗値を可変とした可変絞り機構のいずれかであることを
特徴とする。
【0013】請求項3として、請求項2記載の圧縮気体
中の成分の一部を吸着する吸着装置において上記固定絞
り機構はオリフィスであることを特徴とする請求項4と
して、請求項1記載の圧縮気体中の成分の一部を吸着す
る吸着装置として上記各吸着筒内には、水分を吸着する
特性を備えた吸着剤が吸着筒内の上流側に充填され、か
つ二酸化炭素を吸着する特性を備えた吸着剤が吸着筒内
の下流側に充填されることを特徴とする。
【0014】請求項5として、請求項4記載の圧縮気体
中の成分の一部を吸着する吸着装置において上記水分吸
着用吸着剤と二酸化炭素吸着用吸着剤は、それぞれの吸
着筒内に1:2の割合で充填されることを特徴とする。
【0015】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、請求項1ないし請求項5の発明によれば、
たとえ外部の使用側において大量の気体を使用するよう
なことがあっても、装置内からの圧縮気体の排出を確実
に制限して、吸着筒内の急激な圧力低下および、不用意
な運転停止を阻止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は、圧縮気体中の成分の一
部を吸着する吸着装置の空気回路図を示し、図2は、運
転時の概略のフローチャート図を示す。
【0017】図中1のCOPと記したのは、エアーコン
プレッサ(以下、単に圧縮機と呼ぶ:圧縮手段)であ
り、この吸込み部は外部に開放され、吐出部には配管P
が接続される。この配管Pには、以下に説明する各部品
が順次備えられ、配管の最終端に設けられる外部接続具
2に至る。
【0018】上記圧縮機1の吐出部直後にPRVと記し
たレギュレータである圧力調整器3が設けられていて、
圧縮機から吐出される圧縮空気の圧力を常に所定圧に調
整して下流側に供給するようになっている。
【0019】上記圧力調整器3の下流側に、圧縮空気中
のドレン(水滴)および比較的大きな異物を捕集するD
SFと記したドレンフィルタ4が設けられる。このドレ
ンフィルタ4の下流側に、圧縮空気中のオイルミストと
比較的細かい異物を捕集するMSFと記したミストフィ
ルタ5が設けられる。これらドレンフィルタ4とミスト
フィルタ5との間に、BP1と記した第1の圧力センサ
6が設けられる。
【0020】上記ミストフィルタ5の下流側には、YV
2と記した第1の電磁開閉弁7が設けられ、さらにミス
トフィルタ5と第1の電磁開閉弁7との間に、配管Pに
流通する圧縮気体の温度を検知するSTと記した温度セ
ンサ20が設けられる。
【0021】上記第1の電磁開閉弁7の下流側に、サイ
レンサ8を付属するYV1と記した電磁流路切換え弁9
(流路切換え手段)が設けられ、この電磁流路切換え弁
9の下流側に、第1の吸着筒10と、第2の吸着筒11
とが並列に接続される。
【0022】すなわち、上記電磁流路切換え弁9は、こ
こに導かれる圧縮空気を第1の吸着筒10もしくは第2
の吸着筒11のいずれか一方に導くよう切換える。いず
れの切換え方向であっても、他方の吸着筒を戻り側とし
て上記サイレンサ8に連通するようなっている。
【0023】各吸着筒10,11内には吸着剤が充填さ
れていて、これら吸着剤は吸着筒内を流通する圧縮空気
から特定する成分を吸着する。ここでは、外部使用側と
してレーザ加工機を用いるので、圧縮空気に含まれる水
分を吸着除去する特性を有する吸着剤と、二酸化炭素を
吸着除去する特性を有する吸着剤が用いられる。
【0024】二酸化炭素よりも水分の方が吸着され易い
ので、先に水分を吸着し、そのあと二酸化炭素を吸着す
る構成をなす。したがって、各吸着筒10,11内に特
性の異なる吸着剤を充填し、その割合を異ならせてい
る。
【0025】具体的には、各吸着筒10,11内におけ
る圧縮空気導入側である上流側に水分を吸着する特性を
備えた吸着剤が充填され、導出側である下流側に二酸化
炭素を吸着する特性を備えた吸着剤が充填される。この
水分吸着用吸着剤と、二酸化炭素吸着用吸着剤との充填
量の割合は、 1:2 に設定している。
【0026】水分吸着用吸着剤として活性アルミナが用
いられ、二酸化炭素吸着用吸着剤として合成ゼオライト
(モレキュラシーブ4A:商品名 以下同)が用いられ
る。あるいは、水分吸着用吸着剤として合成ゼオライト
(モレキュラシーブ13X)を用いてもよく、二酸化炭
素吸着用吸着剤として合成ゼオライト(モレキュラシー
ブ4A)を用いてもよい。
【0027】上記電磁流路切換え弁9と第1,第2の吸
着筒10,11のそれぞれの間には、BP2と記した第
2の圧力センサ12と、BP3と記した第3の圧力セン
サ13が設けられている。
【0028】第1の吸着筒10と第2の吸着筒11の圧
縮空気導出側は、中途部に補助オリフィス14を備えた
再生用回路15を介して連通している。この再生用回路
15は、いずれか一方の吸着筒で特定の成分を吸着した
あとの圧縮空気の一部を上記補助オリフィス14を介し
て他方の吸着筒に導びき、先の吸着作用で吸着能力が低
下した吸着剤から特定成分を脱着して、吸着剤として再
生させるためのものである。
【0029】さらに、各吸着筒10,11の下流側に逆
止弁12a,12bが設けられ、配管Pはこれらの下流
位置Paで合流している。上記逆止弁12a,12b
は、互いに同じ方向の流通を阻止するように向けられて
いる。
【0030】具体的には、第1の吸着筒10から導出さ
れる圧縮空気は逆止弁12aを流通するが、第2の吸着
筒11に導入されることを逆止弁12bが阻止し、第2
の吸着筒11から導出される圧縮空気は逆止弁12bを
流通するが、第1の吸着筒10に導入されることを逆止
弁12aが阻止する。
【0031】配管合流部Paの下流側には、MSFと記
したミストフィルタ16と、YV3と記した第2の電磁
開閉弁17および後述する固定絞り機構としてのメーン
オリフィス18(流量規制手段)が順次設けられる。ま
た、第2の電磁開閉弁17とメーンオリフィス18との
間には、BP4と記した第4の圧力センサ19が接続さ
れる。
【0032】上記メーンオリフィス18は、たとえば内
径12.7mmの配管Pに接続された場合で、オリフィ
ス径は2〜3mmに設定される。これは、必要最低限の
使用流量を確保する抵抗値以下で、最大限の使用量にお
いて吸着筒内を所定の圧力に維持する抵抗値以上とする
条件から導かれる。
【0033】上記メーンオリフィス18の下流側は、先
に説明したように装置内配管Pの端部となっていて、こ
こに外部の使用側機器に接続するための上記接続機器2
が設けられてなる。
【0034】なお、流量規制手段として、固定絞り機構
であるオリフィスに代わって、たとえば接続機器2から
外部の使用側機器との間をつなぐ、細径の長尺チューブ
を用いてもよい。
【0035】あるいは、固定絞り機構に代わって、可変
絞り機構を用いてもよい。この場合は、ニードル弁など
の流量調整弁や、一次側の圧力を調節する弁として背圧
弁などを用いることになる。
【0036】いずれにしても、第2の電磁開閉弁17か
ら外部の使用側機器に流通する圧縮気体の流通量を絞
る、必要最低限の使用流量を確保する抵抗値以下で、最
大限の使用量において吸着筒内を所定の圧力に維持する
抵抗値以上に設定された流量規制手段であればよい。
【0037】上記圧縮機1と、第1ないし第4の圧力セ
ンサ6,12,13,19と、温度センサ20と、第
1,第2の電磁開閉弁7,17および電磁流路切換え弁
9は、ここでは図示しない制御装置と電気的に接続され
信号の送受信が行われる。
【0038】この吸着装置における運転サイクルを、図
2のフローチャートから説明すると、ステップS1で吸
着装置へ運転開始信号が入った直後は外部への圧縮空気
の供給が不可の状態なので、第1の圧力センサ6の設定
圧力以上の場合に、準備運転である再生運転1を所定時
間(10分)行う。
【0039】この再生運転1は、第1の電磁開閉弁7を
ON(開放)とする一方で、第2の電磁開閉弁17をO
FF(閉成)し、電磁流路切換え弁9は所定時間毎に流
路切換えをなす。
【0040】そして、この運転中にも第1の圧力センサ
6は圧力を検知し、検知圧力が設定圧力以下になったと
きに圧縮機1の運転を停止したものと判断して、再生運
転1を停止する。
【0041】ステップS3で所定時間の経過を計測し再
生運転1が終了したことを確認したら、ステップ4で待
機運転である再生運転2をなす。すなわち、外部の圧縮
空気使用側である、たとえばレーザ加工機の加工運転開
始を待機して、この加工機からON信号が入れば直ちに
本運転に移行できる体制を整える。
【0042】この再生運転2では、各弁に対する制御が
再生運転1のときと全く同様であり、かつ第1の圧力セ
ンサ6の検知圧力が設定値以下になったときに圧縮機1
の運転を停止したものと判断して、再生運転2を停止す
る。
【0043】ステップS5で加工機側からエアー供給の
ON信号が入ると、直ちにステップS6の本運転である
再生運転3に移行する。このとき、第1の電磁開閉弁7
と第2の電磁開閉弁17が開放され、かつ電磁流路切換
え弁9は継続して所定時間毎に流路切換え動作をなす。
【0044】したがって、第1,第2の吸着筒10,1
1において圧縮空気中の水分と二酸化炭素を吸着除去
し、ミストフィルタ16と、第2の電磁開閉弁17およ
びメーンオリフィス18を介して外部のレーザ加工機に
供給する。
【0045】また、一方の吸着筒、たとえば吸着筒10
において吸着剤が吸着作用をなしている間、他方の吸着
筒10Bにおいて吸着剤を再生していることは同様であ
り、加工機が加工作業を停止してOFF信号が入るまで
本運転が継続される。
【0046】制御装置は各吸着筒10,11内の吸着剤
の使用時間を積算して寿命を管理する手段を備えてい
て、上記積算時間が所定値を超えた場合、および温度セ
ンサ20の検知温度が所定値を超えたら注意報を出す。
この他、条件に応じて各種の注意報の出力があるが、い
ずれの場合も本運転は継続される。
【0047】さらに、上記積算時間が所定値を超えた場
合、および温度センサ20の検知温度が所定値を超えた
ら警報を出す。いずれの場合も本運転は停止されるが、
問題を解決した後、リセットスイッチをONすることに
よってリセットされる。
【0048】ステップS7において、加工機の運転が停
止してエアー供給のOFF信号が入ったら、ステップ4
の再生運転2に戻り、上述したような待機状態となる。
そして、ステップS5で加工機からON信号が入れば、
直ちにステップS6の本運転に移行する。
【0049】この通常運転をなす間に、何らかの事情で
外部使用側であるレーザ加工機で一時的に大量の圧縮空
気を使用する場合がある。すなわち、大量の圧縮空気を
放出するので、レーザ加工機と第1,第2の吸着筒1
0,11が直接連通していれば、第1,第2の吸着筒1
0,11内が大気圧化して気圧が急激に低下する。
【0050】しかしながら、本装置においては各吸着筒
10,11の下流側でレーザ加工機との間に備えたメー
ンオリフィス18が、吸着装置内からの圧縮空気の排出
を制限する。そのため、各吸着筒10,11内の気圧が
急激に低下するようなことがない。
【0051】すなわち、外部の使用側において大量の圧
縮空気を使用(放出)しても、メーンオリフィス18を
備えたことで吸着剤の吸着性能まで急激に低下すること
がなく、必要な特定成分の吸着をなし、かつ必要最小限
の量の圧縮空気を継続して供給できる。
【0052】さらに、第1ないし第4の圧力センサ6,
12,13,19を備えて、安全装置を作用するが、安
全装置が作動して不用意に運転が停止することもなく、
したがって再起動に要する手間や圧縮空気を浪費する虞
れもない。
【0053】また、固定絞り機構であるメーンオリフィ
ス18や細径の長尺チューブに代わって、可変絞り機構
である、たとえば背圧弁を備えることで、上流側に設け
られた圧力調整器が設定圧力の上限値を管理し、下流側
の上記背圧弁が設定圧力の下限値を管理できる。
【0054】なお、上述の実施の形態では外部供給先で
ある使用側としてレーザ加工機を適用し、吸着除去する
特定する成分として水分と二酸化炭素を吸着除去するよ
うにしたが、これに限定されるものではなく、外部の使
用側での仕様にもとづく圧縮気体の特定成分を除去する
装置の全てに適用できる。たとえば、圧縮した空気から
酸素以外の成分を全て吸着除去する装置であってもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部の使用側で大量の圧縮気体を使用するようなことがあ
っても、装置からの排出を制限して吸着筒内の急激な圧
力低下と、不用意な運転停止を阻止し、吸着性能を保持
して信頼性の向上を得られるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、吸着装置の空気回
路図。
【図2】同実施の形態の、吸着装置の運転サイクルのフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1…圧縮機(圧縮手段)、 10…第1の吸着筒、 11…第2の吸着筒、 18…メーンオリフィス(流量規制手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D012 CA01 CA03 CB16 CD07 CE03 CF10 CG01 CJ02 CK10 4D052 AA01 CD00 DA02 DA05 DB01 GA04 GB12 HA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮手段から給出される圧縮気体を流路切
    換え手段を介して、吸着剤を充填する二基の吸着筒のう
    ちの一方に導き、吸着剤によって圧縮気体中の特定の成
    分を吸着除去したうえで外部に供給し、他方の吸着筒に
    減圧した圧縮気体を導き前段階で吸着した特定成分を吸
    着剤から脱着再生する、いわゆるPSA方式の吸着装置
    において、 上記吸着筒の下流側で外部使用側との間に、特定の成分
    を吸着した後の圧縮気体の流通量を絞る、必要最低限の
    使用流量を確保する抵抗値以下で、最大限の使用量にお
    いて吸着筒内を所定の圧力に維持する抵抗値以上に設定
    された流量規制手段を具備したことを特徴とする圧縮気
    体中の成分の一部を吸着する吸着装置。
  2. 【請求項2】上記流量規制手段は、抵抗値を固定とした
    固定絞り機構、および抵抗値を可変とした可変絞り機構
    のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の圧縮
    気体中の成分の一部を吸着する吸着装置。
  3. 【請求項3】上記固定絞り機構はオリフィスであること
    を特徴とする請求項2記載の圧縮気体中の成分の一部を
    吸着する吸着装置
  4. 【請求項4】上記各吸着筒内には、水分を吸着する特性
    を備えた吸着剤が吸着筒内の上流側に充填され、かつ二
    酸化炭素を吸着する特性を備えた吸着剤が吸着筒内の下
    流側に充填されることを特徴とする請求項1記載の圧縮
    気体中の成分の一部を吸着する吸着装置。
  5. 【請求項5】上記水分吸着用吸着剤と二酸化炭素吸着用
    吸着剤は、それぞれの吸着筒内に1:2の割合で充填さ
    れることを特徴とする請求項4記載の圧縮気体中の成分
    の一部を吸着する吸着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253967A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Sanyo Electric Industries Co Ltd 二酸化炭素除去装置
JP7496150B2 (ja) 2022-11-02 2024-06-06 株式会社フクハラ ドレン排出構造

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