JP5035880B2 - フィルム搭載ボード - Google Patents

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Description

本発明は、投影機の光により投影用のフィルムの画像を投影するために複数のフィルムを搭載して投影するフィルム搭載ボードに関するものである。
従来、投影用のX線スライド・フィルムの画像を投影するには、フィルムを投影機のガラス板の上に搭載して、投影機の光源をガラス板に透過させてフィルムの画像を投影することが行われている。ガラス板上には、手の指によって複数のフィルムを直接、持ち運ぶことによってフィルムの画像を透視して観察しているが、1つずつフィルムをガラス板上に整列して正しい姿勢で配置する作業に手間を要する。
また、整列させた複数のフィルムを搬送するためには、投影機から1つずつフィルムを持ち出すか、投影機ごと持ち運ばなければならないという不便さがある。
そこで、複数のフィルムを同時に投影機に搬送し、さらに投影機から別な場所へ持ち運ぶため手段としては、以下の先行技術1がある。
先行技術1としては、マウント付フィルムスライドを収納するファイルシートが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
先行技術1では、シート本体に複数本の縦浅及び複数本の横浅により区画されたマウント付フィルムスライド収納用凹部が形成されており、相互に対向する横浅の側壁から対をなすように凹部内に向かって一対の耳板が突出形成されている。
このファイルシートでは、マウント付フィルムスライドを、その縁から凹部内に滑り込ませることにより凹部に挿入され、この状態で、耳板がマウント付フィルムスライドのマウントの縁部に係合し凹部内に保持するように構成されている。
特開平8−187984号公報(公報第3頁の段落[0007]、図1を参照)
特許文献1では、マウント付フィルムスライドを凹部内に滑り込ませることにより凹部に挿入し、この状態で、耳板にマウント付フィルムスライドのマウントの縁部に係合させて凹部内に保持しているので、ファイルシートにマウント付フィルムスライドを保持する作業や取り出す作業に手間がかかるという問題がある。
また、マウント付フィルムスライドは、凹部内に滑り込ませ挿入し、耳板に保持されるので、マウント付フィルムスライドを掴んで挿入し耳板に保持する際に大きな力を必要とすることから、マウント付フィルムスライドを掴んだ指よってマウント付フィルムスライドが折れ曲がることや、指の汚れが付着してしまうという問題がある。
さらに、耳板は、シート本体から打ち抜きによって形成されるので、耳板を打ち抜くための専用のプレス型を用意しなければならず、ファイルシートの製作が複雑となり経済性に劣るという問題がある。
それ故に、本発明の課題は、複数のフィルムを整列して配列することができるとともに、フィルムを汚すことなく、フィルムの出し入れや入れ替えを容易にすることができ、しかも複数のフィルムを同時に搬送することができるフィルム搭載ボードを提供することにある。
また、本発明の他の課題は、制作が容易にできるフィルム搭載ボードを提供することにある。
本発明は、投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、透光性を有するベース板と、複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有し、前記ベース板は、複数の前記フィルムを個々に搭載するよう複数の前記位置決め部材によって囲まれている複数のフィルム搭載領域を有し、前記ベース板には、前記フィルム搭載領域のそれぞれに一対一に対応するように透光性を有する台座板が配設されていることを特徴とするフィルム搭載ボードであることを最も主要な特徴とする。
また、本発明は、投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、透光性を有するベース板と、複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有し、前記ベース板には、前記ベース板の前記一面及び前記一面とは反対の他面のいずれか一方に前記マーク部が形成されていることを特徴とするフィルム搭載ボードであることを他の最も主要な特徴とする。
また、本発明は、投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、透光性を有するベース板と、複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有し、前記マーク部は、互いに平行な複数の第1マーク部と、該第1マーク部を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部とを有し、前記ベース板は、前記第1マーク部と前記第2マーク部とによって格子状に形成されていることにより複数のフィルム搭載領域のそれぞれに区画されていることを特徴とするフィルム搭載ボードであることを他の最も主要な特徴とする。
前記ベース板は、複数の前記フィルムを個々に搭載するよう複数の前記位置決め部材によって囲まれている複数のフィルム搭載領域を有し、前記ベース板には、前記フィルム搭載領域のそれぞれに一対一に対応するように透光性を有する複数の台座板を配設するようにしてもよい。
前記台座板は、四角形状の前記フィルムの一対の長い辺より短く、前記フィルムの一対の短い辺よりも長い寸法に作るようにしてもよい。
また、本発明では、前記ベース板の前記一面及び前記一面とは反対の他面のいずれか一方に前記マーク部を形成し、前記マーク部を前記ベース板に形成される溝として、該溝の内面に前記ベース板の色と異なる色の塗料が塗布するようにしてもよい。
前記マーク部は、互いに平行な複数の第1マーク部と、該第1マーク部を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部とを有し、前記ベース板は、前記第1マーク部と前記第2マーク部とによって格子状に形成されていることにより複数の前記フィルム搭載領域のそれぞれに区画され、前記ベース板には、前記位置決め部材によって複数の前記フィルム搭載領域の一対の前記第1マーク部及び一対の前記第2マーク部のそれぞれに、少なくとも1つの前記位置決め部材が配設するようにしてもよい。
前記ベース板には、前記第1マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材及び前記第2マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材の内の、少なくとも一対の前記第1マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材が一対の前記第2マーク部の一方側寄りへ位置ずれして配設されるようにしてもよい。
さらに、前記ベース板の対向する一対の辺の近傍には、取手を設けるようにしてもよく、ベース板の対向する一対の辺の他面には、補強板を配設するようにしてもよい。
本発明のフィルム搭載ボードによれば、複数の位置決め部材によってベース板の板面に対して平行な方向へのフィルムの移動を阻止することができるので、常に、フィルムを正しい姿勢を保ちつつフィルムを透視して観察することができる。
また、フィルムの出し入れ作業や入れ替え作業を行う際には、位置決め部材が存在しない部分の隙間に親指と人指し指、若しくは治具を利用してフィルムを摘むことができるので、フィルムが折り曲がることなく、また、フィルムを汚すことなく、フィルム搭載領域への出し入れ作業や入れ替え作業を迅速かつ容易に行うことができる。
また、本発明のフィルム搭載ボードによれば、マーク部によってベース板に複数の位置決め部材を配設する際に、所定位置へ容易に配設することができる。
また、ベース部にマーク部として溝を形成し、溝の内面にベース板の色と異なる色の塗料を塗布した場合には、溝内の色によって位置決め部材をベース板に配設する際の所定位置が目視しやすくなる。
また、マーク部である溝の内面に塗料を塗布した場合には、塗料が投影機のガラス板との摩擦や、拭き掃除用の清掃具によって塗料が剥がれることがないため、フィルム搭載ボードを常に、きれいな状態に保つことができる。
また、台座板をベース板に配設した場合には、マーク部を目視しながらフィルム搭載領域のそれぞれに台座板を接着剤によって固着することができ、さらにマーク部上に位置決め部材を接着剤によって固着することができるので、製作において経済性に優れたフィルム搭載ボードを提供することができる。
また、フィルムを台座板上に搭載した際には、ベース板の一面とフィルムとの間に台座板を介して隙間があることから、指、若しくは治具によってフィルムの出し入れ作業や、入れ替え作業がさらに容易となる。
また、台座板は、フィルムの長い方の一対辺の長さより短く、フィルムの短い方の一対の辺より長く作ると、フィルムを縦に置おいても、横に置いてもフィルムが取り出しやすく、台座板のサイズを変更することなくフィルムを常に安定させた状態で置くことが可能となる。
また、フィルムは、個々のフィルム搭載領域において複数の位置決め部材によって囲まれて位置決めされるので、フィルムを搭載した状態でベース板を容易に持ち運びができ、ベース板を傾けても位置決め部材によってフィルムの移動を阻止することができる。
また、ベース板に一対の補強板を設けた場合には、ベース板の幅方向の反りを防ぐことができるので、複数のフィルムを搭載したベース板を安定した状態で搬送することができる。
また、一対の補強板間の寸法を投影台のガラス枠の幅寸法に合わせて製作した場合には、投影台のガラス枠部の段差部分に対向して一対の補強板の板厚部分が嵌り込むためベース板が長手方向へ移動するのを阻止することができるので、フィルム搭載ボードが投影台からすべり落ちるのを防止することができる。
さらに、ベース板の対向する一対の辺の近傍には、取手を設けることによって複数のフィルムを搭載したベース板の搬送が容易になる。
本発明のフィルム搭載ボードは、投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、透光性を有するベース板と、複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有することにより実現した。
また、前記ベース板は、複数の前記フィルムを個々に搭載するよう複数の前記位置決め部材によって囲まれている複数のフィルム搭載領域を有し、前記ベース板には、前記フィルム搭載領域のそれぞれに一対一に対応するように透光性を有する複数の台座板を配設する。
また、前記台座板は四角形状の前記フィルムの一対の長い辺より短く、前記フィルムの一対の短い辺よりも長い寸法に作る。
また、前記ベース板には、前記ベース板の前記一面及び前記一面とは反対の他面のいずれか一方に前記マーク部を形成し、前記マーク部を前記ベース板に形成される溝として、該溝の内面に前記ベース板の色と異なる色の塗料を塗布する。
また、前記マーク部は、互いに平行な複数の第1マーク部と、該第1マーク部を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部とを有し、前記ベース板は、前記第1マーク部と前記第2マーク部とによって格子状に形成されていることにより複数の前記フィルム搭載領域のそれぞれに区画し、前記ベース板には、前記位置決め部材によって複数の前記フィルム搭載領域の一対の前記第1マーク部及び一対の前記第2マーク部のそれぞれに、少なくとも1つの前記位置決め部材を配設する。
また、前記ベース板には、前記第1マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材及び前記第2マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材の内の、少なくとも一対の前記第1マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材を一対の前記第2マーク部の内の一方側寄りへ位置ずれさせて配設する。
また、ベース板の対向する一対の辺の近傍には取手を設け、ベース板の対向する一対の辺の他面には、補強板が配設する。
図1乃至図3は、本発明に係るフィルム搭載ボードの実施例1を示している。図4は、フィルム搭載ボードの一部を拡大して示している。なお、図1では、フィルム搭載ボードを投影機上に載せた状態を示している。
図1乃至図4を参照して、フィルム搭載ボードは、ベース板11と、ベース板11の所定位置に配設されている複数の位置決め部材21と、ベース板11に形成されているマーク部31と、ベース板11に配設されている台座板35と、ベース板11に取り付けられている一対の取手41と、補強板51とを有している。
ベース板11は、透光性を有するプラスチック樹脂板によって作られている。複数の位置決め部材21は、複数のX線スライド・フィルム(図5を参照)51をベース板11上で互いに間隔をもたせ整列し搭載した際に、ベース板11の一面に対して平行な方向へのフィルム51の移動を阻止する役目を果たす。
マーク部31は、位置決め部材21をベース板11の所定位置に配設するように、ベース板11に配置されている。マーク部31は、位置決め部材21が配設されているベース板11の一面とは反対の他面に形成されている断面逆V字状(図5を参照)の長溝である。長溝の内面には、ベース板11の色と異なる色の塗料が塗布されている。
さらに、マーク部31は、互いに平行な複数の第1マーク部32と、該第1マーク部32を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部33とを有する。ベース板11には、フィルム51のそれぞれが個々に対応して位置するように、マーク部31が複数の第1マーク部32と複数の第2マーク部33とによって格子状に形成されている。
個々のフィルム51は、複数の第1マーク部32と複数の第2マーク部33によって格子状に区画された個々の領域部分が、個々のフィルム51を搭載するための複数のフィルム搭載領域Aとなっている。即ち、フィルム搭載領域Aは、図4によって最も良くわかるように、一対の第1マーク部32と一対の第2マーク部33によって囲まれて第1マーク部32と第2マーク部33を含む所定位置に配設されている4つの位置決め部材21の内側の面となる。
図1におけるフィルム搭載領域Aは、紙面の左右方向で7つのフィルム搭載領域Aを有し、紙面の上下方向で2つのフィルム搭載領域Aを有し、これらのフィルム搭載領域Aが隣接して配列されている。なお、フィルム搭載領域Aの数は、実施例1に限定されるものではない。
位置決め部材21は、位置決め部材21の長手方向が第1マーク部32及び第2マーク部33と平行となる方向に位置している。ベース板11には、一対の第1マーク部32に対応して配設されている位置決め部材21が一対の第2マーク部33の一方の第2マーク部33側寄りへ位置ずれして配設されている。また、ベース板11には、一対の第2マーク部33に対応して配設されている位置決め部材21が一対の第1マーク部32の一方の第1マーク部32側寄りへ位置ずれして配設されている。
実施例1においては、ベース板11には、フィルム搭載領域Aのそれぞれにおいて一対の第1マーク部32の距離の1/2の距離を基準として一対の第1マーク部32の一方の1/2の距離を越えた距離Lの残りの距離部分に位置決め部材21が位置ずれしている状態で配設されている。
また、ベース板11には、フィルム搭載領域Aのそれぞれにおいて一対の第2マーク部33の距離の1/2の距離を基準として一対の第2マーク部33の一方の1/2の距離を越えた距離Lの残りの距離部分に位置決め部材21が位置ずれしている状態で配設されている。
ベース板11には、フィルム51を搭載するように4つの位置決め部材21によって囲まれたベース板11のフィルム搭載領域Aに一対一に対応するように透光性を有する複数の台座板35が配設されている。台座板35の外形形状は、4つの位置決め部材21によって囲まれたフィルム搭載領域Aよりも少し小さいものである。
さらに、ベース板11の両側の一対の辺の近傍には、取手41が設けられている。ベース板11の対向する一対の辺の他面には、長板形状の補強板45が接着剤により接着されて固着されている。取手41を取り付けるベース板11の一対の辺には、取手41を挿入する孔(図示せず)が形成されている。
実施例1におけるフィルム搭載ボードは、図1に示した投影機61の光により投影用のフィルム51の画像を投影するために用いる。投影機61は、投影機本体62と、投影機本体62の上面にガラス板64が設けられているガラス枠65が設けられている。投影機本体62内には、光源(図示せず)が設けられており、光源の光がガラス板64をと透過する光によってベース板11に搭載された投影用のフィルム51の画像が投影される。
フィルム搭載ボードを製作する場合の具体例としては、ベース板11をアクリル樹脂板とする。ベース板11の厚み寸法を4mm、長手方向の寸法を489mm、長手方向と直交する幅方向の寸法を400mmとする。位置決め部材21は角柱形状であり、透光性を有する部材であっても、透光性がない部材であってもよく、ベース板11に接着されるのでベース板11と同じ材質であることが望ましい。位置決め部材21は長手方向の寸法を6mm、長手方向と直交する幅方向の寸法を5mmの角柱体とする。
マーク部21の長溝は、溝幅の寸法を2mmとする。溝の深さ寸法は、ベース板11に溝を形成することによって強度を損なわないように1mm程度とすることが望ましい。台座板35は、平面が略四角形状のアクリル樹脂板とし、四隅が傾斜するように切り欠けられており、厚み寸法を2mm、長手方向及び幅方向の寸法を28mmとする。
フィルム搭載領域Aの寸法は、マーク部31の中心から一対の第1マーク部32間及び第2マーク部33間の寸法をいずれも46mmである。補強板45の長手方向の寸法は、ベース板11の幅方向の寸法と同じとし、幅方向の寸法を25mmとする。フィルム搭載領域Aに搭載されるフィルム51は、四角形状であり、縦(長い方の一対の辺)40mm、横(短い方の一対の辺)30mm程度のもので、厚み寸法が1mm〜2mm程度のものである。
フィルム51が台座板35に搭載されたときには、台座板35とベース板11との間に隙間ができる。また、台座板35は、四角形状のフィルム51の長い方の一対の辺の長さより短く、フィルム51の短い方の一対の辺より長くなるように作ると、台座板35に搭載されたフィルム51を取り出しやすくなる。さらに、台座板35は、フィルム51の長い方の一対辺の長さより短く、フィルム51の短い方の一対の辺より長く作ると、フィルム51を縦に置おいても、横に置いてもフィルム51が取り出しやすくなり、台座板35のサイズを変更することなくフィルム51を常に安定させた状態で置くことが可能である。
実施例1におけるフィルム搭載ボードを製作するには、ベース板11の他面にマーク部31を形成する。マーク部31としての長溝の内面には、塗料を塗布することによって、ベース板11の一面からマーク部31を透視して目視できる。
したがって、台座板35は、ベース板11の一面からマーク部31を目視しながら、フィルム搭載領域Aのベース板11の一面に接着剤によって固着させる。また、位置決め部材21は、マーク部31上に接着剤によって固着させる。
さらに、ベース板11の一対の辺の他面には、補強板45を接着剤によって固着し、補強板45が位置するベース板11に孔を開けて、取手41を孔に差し込み接着剤によって固着する。
実施例1においては、一対の第1マーク部32に位置している位置決め部材32が、一方の第2マーク部33から24mm以上離れて位置しており、一対の第2マーク部33に位置している位置決め部材32が一方の第1マーク部32から24mm以上離れて位置されている。
フィルム51の出し入れ作業や入れ替え作業を行う際には、位置決め部材21が存在しない距離Lの隙間に親指と人指し指、若しくは治具を挿入して、フィルム51を摘みフィルム51の出し入れ作業や入れ替え作業を行う。
また、フィルム51は、台座板35上に搭載されるので、ベース板11の一面とフィルム51との間に台座板35の厚み分の隙間があることから、この隙間を補助的に利用して指、若しくは治具によってフィルム51の出し入れ作業や入れ替え作業を行うことが可能である。
また、一対の補強板41間の寸法を投影台62のガラス枠65の幅寸法に合わせた場合には、投影台62のガラス枠部65の段差部分に対向して一対の補強板45の板厚部分が嵌り込むため、ベース板11が長手方向へ移動するのを阻止する役目を果たす。
さらに、ベース板11には、一対の補強板45を設けてあるのでベース板11の厚みが増すことから、ベース板11の幅方向の反りを防ぐことができることから搬送に適したフィルム搭載ボードとなる。
また、マーク部31は、位置決め部材21をベース板11上の所定位置に配設するように、ベース板11の複数を配置してもよく、マーク部31を位置決め部材21が配設されているベース板11の一面に形成するようにしてもよい。
また、マーク部31は、線状、若しくは断続的に塗料をベース板11に塗布してあってもよい。また、ベース板11の他面に形成されるマーク部31としての長溝は、断面逆U字状、断面逆凹状などであってもよい。
ベース板11の一面にマーク部31としての長溝を形成する場合には、断面V字状、断面U字状、断面凹状などの長溝として、この長溝の内面にベース板11の色と異なる色の塗料を塗布するようにしてもよい。
また、マーク部31は、ベース板11に対向させて接着するための位置決め部材21の対向面の面積と同程度の面積をもつマーク部31をベース板11の所定位置のみに形成するか、若しくは塗料をベース板11の所定位置のみに塗布することによって位置決め部材21をベース板11に固着するようにしてもよい。
また、マーク部31は、複数の溝を断続的に形成し、これらの溝間を所定位置とし、位置決め部材21を所定位置に固着するか、塗料を断続的にベース板11に塗布することにより位置決め部材21を固着するための所定位置とするか、若しくは塗料が塗布されていない部分を所定位置として位置決め部材21をベース板11に固着するようにしてもよい。
ベース板11には、フィルム搭載領域Aのそれぞれで一対の第1マーク部32,32のそれぞれに複数の位置決め部材21を配設してもよく、一対の第2マーク部33のそれぞれに複数の位置決め部材21を配設するようにしてもよい。ただし、位置決め部材21の位置は、手の指が入り込む程度の間隔をもって配設することが重要である。
本発明のフィルム搭載ボードは、臨床実習開始前の医学生・歯学生が臨床実習に進むに足りる基本的臨床能力を備えているかどうかを適正に評価する共用試験において、X線スライド・フィルムを取り扱う用途に適用できる。
本発明に係るフィルム搭載ボードの実施例1を示しており、投影機上にフィルム搭載ボードを載せた状態を示した平面図である。 図1に示したフィルム搭載ボードの正面図である。 図2に示したフィルム搭載ボードの右側面図である。 図1に示したフィルム搭載ボードにおけるマーク部の一部を拡大して示した平面図である。 図4のフィルム搭載ボードにおけるマーク部の一部のV−V線断面図であり、搭載する前のフィルムの正面を共に示している。
符号の説明
11 ベース板
21 位置決め部材
31 マーク部
32 第1マーク部
33 第2マーク部
35 台座板
41 取手
45 補強板
51 フィルム
61 投影機
62 投影機本体
64 ガラス板
A フィルム搭載領域

Claims (13)

  1. 投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、
    透光性を有するベース板と、
    複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、
    前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有し、
    前記ベース板は、複数の前記フィルムを個々に搭載するよう複数の前記位置決め部材によって囲まれている複数のフィルム搭載領域を有し、前記ベース板には、前記フィルム搭載領域のそれぞれに一対一に対応するように透光性を有する台座板が配設されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  2. 請求項1に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記ベース板には、前記ベース板の前記一面及び前記一面とは反対の他面のいずれか一方に前記マーク部が形成されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  3. 請求項1または請求項2に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記マーク部は、互いに平行な複数の第1マーク部と、該第1マーク部を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部とを有し、前記ベース板は、前記第1マーク部と前記第2マーク部とによって格子状に形成されていることにより複数の前記フィルム搭載領域のそれぞれに区画されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  4. 投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、
    透光性を有するベース板と、
    複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、
    前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有し、
    前記ベース板には、前記ベース板の前記一面及び前記一面とは反対の他面のいずれか一方に前記マーク部が形成されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  5. 請求項4に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記マーク部は、互いに平行な複数の第1マーク部と、該第1マーク部を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部とを有し、前記ベース板は、前記第1マーク部と前記第2マーク部とによって格子状に形成されていることにより複数のフィルム搭載領域のそれぞれに区画されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  6. 投影機の光により投影用フィルムを投影するために用いるフィルム搭載ボードにおいて、
    透光性を有するベース板と、
    複数の前記フィルムを互いに間隔をもたせて前記ベース板の一面に搭載した際に、前記ベース板の前記一面に対して平行な方向への前記フィルムの移動を阻止するよう前記ベース板の前記一面の所定位置に配設した複数の位置決め部材と、
    前記位置決め部材を前記ベース板の前記所定位置に配設するよう前記ベース板に設けたマーク部とを有し、
    前記マーク部は、互いに平行な複数の第1マーク部と、該第1マーク部を直交しかつ互いに平行な複数の第2マーク部とを有し、前記ベース板は、前記第1マーク部と前記第2マーク部とによって格子状に形成されていることにより複数のフィルム搭載領域のそれぞれに区画されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記台座板は、四角形状の前記フィルムの一対の長い辺より短く、前記フィルムの一対の短い辺よりも長い寸法に作られていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  8. 請求項2、請求項4、請求項5のいずれか1項に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記マーク部は、前記ベース板に形成されている溝であることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  9. 請求項8に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記溝の内面には、前記ベース板の色と異なる色の塗料が塗布されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  10. 請求項3、請求項5、請求項6のいずれか1項に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記ベース板には、複数の前記フィルム搭載領域のそれぞれにおいて一対の前記第1マーク部及び一対の前記第2マーク部のそれぞれに対応して、少なくとも1つの前記位置決め部材が配設されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  11. 請求項10に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記ベース板には、前記第1マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材及び前記第2マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材の内の、少なくとも一対の前記第1マーク部に対応して配設されている前記位置決め部材が一対の前記第2マーク部の内の一方側寄りに位置ずれして配設されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記ベース板の対向する一対の辺の近傍には、取手が設けられていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のフィルム搭載ボードにおいて、前記ベース板の対向する一対の辺の他面には、補強板が配設されていることを特徴とするフィルム搭載ボード。
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