JP5035255B2 - 電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5035255B2
JP5035255B2 JP2009004772A JP2009004772A JP5035255B2 JP 5035255 B2 JP5035255 B2 JP 5035255B2 JP 2009004772 A JP2009004772 A JP 2009004772A JP 2009004772 A JP2009004772 A JP 2009004772A JP 5035255 B2 JP5035255 B2 JP 5035255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
organic
electrophoretic
substrate
electrophoretic display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009004772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009076479A (ja
Inventor
健夫 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009004772A priority Critical patent/JP5035255B2/ja
Publication of JP2009076479A publication Critical patent/JP2009076479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035255B2 publication Critical patent/JP5035255B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置に関し、特に、有機半導体素子、酸化物半導体素子、有機エレクトロルミネッセンス素子等を備えた電子デバイスの封止技術に関する。
近年、携帯電話、PDA等の携帯機器やパーソナルコンピュータ等の表示部に、有機エレクトロルミネッセンス(Electro-Luminescence, 以下、単にELともいう)表示装置、電気泳動表示装置等の薄型ディスプレイを用いたものが開発されている。有機EL表示装置は、EL層(発光層)を有する多数の発光素子を基板面内に備えており、各発光素子を独立に駆動制御することで所望の表示を行なっている。また、有機薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor, 以下、TFTと略記する)を備えたアクティブマトリクス基板と、例えば電気泳動素子を組み合わせることで電気泳動表示装置を構成することも検討されている。このように、有機EL素子や有機TFTはディスプレイ用のデバイスとして期待されており、特に有機材料を用いたデバイスは比較的低温で作製できることからプラスチック基板が使用でき、フレキシブル素子としての可能性が期待されている。
ところが、これらの有機デバイスは信頼性が大きな問題であった。例えば有機EL表示装置の場合、上述の発光部が酸素や水分により劣化することがよく知られており、酸素や水分の侵入を防ぐ高気密性の封止構造が必要であった。さらに、酸素や水分の外部からの侵入を防止するのみならず、素子内部にゲッター剤(乾燥剤、酸素吸着剤等)を封入し、僅かに侵入してくる酸素や水分を捕獲する必要があった。すなわち、封止構造だけでは信頼性の向上に不十分であり、侵入してきた有害成分を捕獲する手段がないと、封止構造を設けた効果が長続きしない。例えば、封止基板によって密閉された空間の内部にゲッター剤を配置した有機EL表示装置の例が下記の特許文献1,2に開示されている。
また、有機TFTの場合も、真空中や不活性ガス雰囲気中では安定に動作しても、酸素や水分を含む大気に曝されると特性が劣化する場合があった。そのため、有機EL表示装置と同様、封止構造と有害成分の捕獲手段が必要になっている。
特開2000−208252号公報 特許第2686169号公報
上述したように、有機EL素子や有機TFTは低温で作製可能という特徴を生かして、フレキシブル素子を作製するのに好適である。しかしながら、ここでもやはり信頼性が問題となる。すなわち、デバイス側の基板としてガラス基板を用いるのであれば、封止構造(封止用基板)の材料としてもガラスや金属を用いることができる。この場合には、高気密性の封止構造を実現することが可能である。一方、デバイス側の基板としてプラスチック基板を用いる場合、封止構造の材料にガラスや金属を用いたのではフレキシブル素子を実現できず、プラスチック基板を使った意味がなくなってしまう。よって、この場合には必然的に封止構造側にもプラスチックを用いることになるが、プラスチックを用いると高気密性の封止構造を実現するのは甚だ困難である。具体的には、樹脂被膜や無機薄膜やこれらの多層構造で有機デバイスを封止することが提案されているが、これらの材料のガス透過性はガラスや金属のそれと比較して非常に大きく、封止が不十分である。また、仮にゲッター剤等の捕獲手段を設けても、比較的短時間で捕獲限界に達してしまい、実用化が困難であった。
本発明の一態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、例えば有機材料等の比較的ガス透過性が高い材料で封止構造を構成した場合でも十分な信頼性を確保し得る電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子デバイスは、基板と、前記基板上に形成された機能素子と、前記基板の前記機能素子が形成された側、あるいは前記機能素子が形成された側と反対側に設けられるとともに、固体電解質層と前記固体電解質層を挟持する一対の電極とを有して構成され、水を電気分解可能な電気分解素子と、前記機能素子と前記電気分解素子とを封止する封止部材と、を備えたことを特徴とする。また、前記機能素子として有機材料層を含むものを用いることができる。あるいは、前記機能素子が酸化物半導体層を含むものを用いることができる。
本願発明者は、雰囲気を制御した上で各種機能素子の特性変化を測定した結果、大気中に含まれるガス成分のうち、最も問題になるガスが水(水分)であることを見い出した。当初、水分と同様、酸素の影響も大きいと考えていたが、実際は水分を含む雰囲気中に素子を晒すと、特性の劣化が著しいことが判った。一方、素子構造や構成材料によっては、酸素中では全く劣化しないものもあった。そこで、本願発明者は、雰囲気中の水分を最も有害なものと考え、デバイスの内部に侵入してきた水を電気分解によって酸素と水素に変える構成の発明に到った。
本発明の電子デバイスの構成によれば、固体電解質層と一対の電極からなる電気分解素子が封止部材の内部に封入されているので、たとえ封止部材の内部に水が侵入してきたとしても、電気分解素子によって水が分解され、酸素と水素に変換される。この作用により、電気分解素子の近傍に位置する機能素子の水分による特性劣化が抑えられ、信頼性に優れた電子デバイスを実現することができる。
また、機能素子と電気分解素子とが基板の一面側に積層されている構成を採用することができる。
機能素子と電気分解素子は例えば基板の一面側に並置されていてもよいが、機能素子と電気分解素子を積層した構成であれば、信頼性を向上させつつ、有機電子デバイスの小型化を図ることができる。
また、上記の構成においては、電気分解素子を構成する一対の電極のうち、陰極が機能素子側に向けて配置され、陽極が機能素子と反対側に向けて配置されることが望ましい。
水の電気分解において、陰極では次のような反応が生じる。
2H+2e → H
一方、陽極では次のような反応が生じる。
4OH → 2HO+O+4e
水素ガスは機能素子にとって有害にならないが、酸素ガスは水分ほどではないにしろ、機能素子を劣化させる原因となり得る。したがって、陰極を機能素子側に向けて、陽極を機能素子と反対側に向けて配置すれば、酸素による機能素子の特性劣化を抑えることができる。
さらに、上記の構成においては、陽極がガス透過孔を有していることが望ましい。
この構成によれば、固体電解質層と陽極の界面で発生した酸素がガス透過孔を通して徐々に外部に放出されるので、酸素が一定濃度以上にならず、酸素による素子特性劣化の抑制効果を持続させることができる。
また、基板と封止部材がともに樹脂材料で構成されることが望ましい。
一般に樹脂材料はある程度のガス透過性を有しているため、特に封止部材が樹脂材料で構成された場合、封止部材の内部に大気が侵入することになる。ところが、本発明の構成では封止部材の内部に電気分解素子が備えられているので、上述したように、水分による機能素子の特性劣化を抑えることができる。それに加えて、基板と封止部材をともに樹脂材料で構成した場合、フレキシブルな電子デバイスを実現でき、例えば携帯機器等への適用に好適なものとなる。
また、前記固体電解質層が高分子電解質材料で構成されることが望ましい。
高分子電解質材料としては例えばイオン交換樹脂等を用いることができ、容易に入手でき、低コストで実現することができる。
特に高分子電解質材料がスルフォン酸基を含むものであれば、分極が大きくなることで電気分解能力が向上し、さらに高分子電解質材料を構成する少なくとも一部の水素がフッ素で置換されている場合、より大きな分極と撥水性を得ることができる。
また、前記電気分解素子を構成する電極の材料がプラチナまたはパラジウムを含むことが望ましい。
この構成によれば、電極材料としてのプラチナやパラジウムは触媒作用も有しているため、上記の電気分解反応がより効果的に進行するようになる。
また、本発明に係る有機EL装置は、基板と、前記基板上に形成された有機材料層を含む有機EL素子と、前記基板の前記有機EL素子が形成された側、あるいは前記有機EL素子が形成された側と反対側に設けられるとともに、固体電解質層と前記固体電解質層を挟持する一対の電極とを有して構成され、水を電気分解可能な電気分解素子と、前記有機EL素子と前記電気分解素子とを封止する封止部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明の有機EL装置の構成によれば、固体電解質層と一対の電極からなる電気分解素子が封止部材の内部に封入されているので、たとえ封止部材の内部に水が侵入してきたとしても、電気分解素子によって水が分解され、酸素と水素に変換される。この作用により、電気分解素子の近傍に位置する有機EL素子の水分による特性劣化が抑えられ、信頼性に優れた有機EL装置を実現することができる。
また、有機EL素子が発光層を挟んで対峙する透明電極と反射電極とを有し、有機EL素子の反射電極が設けられた側に電気分解素子が積層された構成とすることが望ましい。
有機EL素子の反射電極が設けられた側に電気分解素子が積層された場合、有機EL素子の光が射出される側と反対側に電気分解素子が位置することになる。その場合、電気分解素子は光透過性を有する必要がないので、電気分解素子の構成材料の選択の自由度が上がり、電気分解素子を作製しやすくなる。
また、本発明に係る有機薄膜半導体装置は、基板と、前記基板上に形成された有機材料層を含む有機TFTと、前記基板の前記有機TFTが形成された側、あるいは前記有機TFTが形成された側と反対側に設けられるとともに、固体電解質層と前記固体電解質層を挟持する一対の電極とを有して構成され、水を電気分解可能な電気分解素子と、前記有機TFTと前記電気分解素子とを封止する封止部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明の有機薄膜半導体装置の構成によれば、固体電解質層と一対の電極からなる電気分解素子が封止部材の内部に封入されているので、たとえ封止部材の内部に水が侵入してきたとしても、電気分解素子によって水が分解され、酸素と水素に変換される。この作用により、電気分解素子の近傍に位置する有機TFTの水分による特性劣化が抑えられ、信頼性に優れた有機薄膜半導体装置を実現することができる。
また、基板の有機TFTが設けられた側と反対側の面に電気分解素子が配置された構成とすることが望ましい。
有機TFTの場合は、基板上にソース、ドレイン、ゲート等を作り込む関係から基板上に段差が生じることになる。したがって、有機TFTが設けられた側と反対側の基板面の方が、電気分解素子を作製しやすくなる。
第1実施形態の有機EL装置(電子デバイス)の断面図である。 同、有機EL基板の詳細な構成を示す断面図である。 第2実施形態の有機EL装置(電子デバイス)の断面図である。 第3実施形態の電気泳動表示装置(電子デバイス)の断面図である。 同、装置に用いる有機TFTの詳細な構成を示す断面図である。 第3実施形態の電気泳動表示装置の変形例の断面図である。 第4実施形態の電気泳動表示装置(電子デバイス)の断面図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を図1、図2を参照して説明する。
本実施形態の有機電子デバイスは、機能素子としての有機EL素子上に電気分解素子を積層した有機EL装置の例である。
図1は本実施形態の有機EL装置の断面図、図2は有機EL基板の詳細な構成を示す拡大断面図、である。なお、以下の全ての図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素毎に寸法や膜厚の縮尺を異ならせてある。
本実施形態の有機EL装置1は、図1に示すように、ガラス基板2の一面に有機EL素子3が形成され、有機EL素子3上に電気分解素子4が積層されている。電気分解素子4は、固体電解質層5とこれを挟持する陰極6、陽極7から構成されており、陰極6を有機EL素子3側に、陽極7を有機EL素子3と反対側に向けて配置されている。そして、これら有機EL素子3と電気分解素子4とが、ガラス基板2の一面側に形成された封止層8(封止部材)によって一体に封止されている。
有機EL素子3は、図2に示すように、ガラス基板2上に画素電極9(陽極)、正孔注入層10、発光層11、電子輸送層12、共通電極13(陰極)が積層された構成である。正孔注入層10、発光層11、電子輸送層12は有機物材料によって形成され、これら有機物層によって有機機能層14が構成されている。すなわち、有機機能層14は画素電極9と共通電極13との間に挟持されており、これら画素電極9、有機機能層14、共通電極13によって有機EL素子3が構成されている。本構成において、画素電極9と共通電極13との間に電圧を印加すると、共通電極13から注入された電子と画素電極9から注入された正孔とが発光層11中で再結合し、再結合の際に放出されたエネルギーが蛍光や燐光という形で放出される。有機EL素子3から放出された光Lは、ガラス基板2から外部に射出される(ボトムエミッション方式)。よって、本実施形態では共通電極13が反射電極として機能し、等方的に放出された光がガラス基板2側に向けて射出される。
画素電極9は、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)から形成されている。ここでは図示を省略するが、画素電極9はTFTを介してアクティブマトリクス回路により駆動される。また、正孔注入層10は、アリールアミン誘導体、フタロシアニン誘導体、ポリアニリン誘導体+有機酸、ポリチオフェン誘導体+ポリマー酸等の有機材料から形成されている。特に、ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物(PEDOT/PSS)が好適である。
発光層11は、エポキシ基等の架橋性官能基を有する発光材料を含んで構成されている。このような発光材料としては、蛍光発光や燐光発光が可能な公知の高分子発光材料であるポリフルオレン誘導体(PF、例えばF8BT)、ポリパラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体や、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)等のポリシラン系等の高分子有機材料を好適に用いることができる。
電子輸送層12の材料としては、ポリフルオレン誘導体、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシランなどのポリシラン系などの高分子有機材料が好適に用いられる。これら正孔注入層10、発光層11、電子輸送層12の各層は、上記の材料をスピンコート法、インクジェット法などの湿式法で塗布することによって形成することができる。
また、共通電極13は、例えばマグネシウム−金合金(モル比でMg:Au=1:2)の薄膜から形成されている。
一方、電気分解素子4の陰極6は、蒸着法等によって形成されたプラチナ薄膜から構成されている。
固体電解質層5の材料には、ナフィオン(登録商標、デュポン社製)を用いることができ、例えば、ナフィオンの分散液をスピンコート法により塗布して形成することができる。ナフィオンとは、Perfluorosulfonic Acid / PTFE copolymerであって、一般に下記の化学式[化1]で表される物質である。スルフォン酸基を含むとともに、高分子ポリマーを構成する水素がフッ素で置換されている。ナフィオンのようなパーフルオロポリマーの方が化学的安定性が高い。ハイドロパーオキシラジカル生成に伴う水素の引き抜きが起こりにくいため、安定化すると考えられている。
Figure 0005035255
あるいは、ナフィオン以外の有機材料として、Poly(bis(4-sulfophenoxy)phosphazene)(下記の[化2])、Poly[(vinylchloride-co-(1-methyl-4-vinylpiperazine))(下記の[化3])、Poly(2-vinylpyridine-co-styrene),Average Mw 220,000 by LS, Average Mn 130,000,granular(下記の[化4])等を用いることもできる。あるいは、イオン交換樹脂として利用されているポリスチレンスルフォン酸を用いることができる。パーフルオロポリマーより安定性は劣るが、微量の侵入水分の電気分解には、安定性の劣る炭化水素系の樹脂でも可能である。
Figure 0005035255
Figure 0005035255
Figure 0005035255
さらに、無機材料としては、ヨウ化銀、LiTi、β−アルミナ、RbAg、リンタングステン酸などを用いることができる。
また、電気分解素子4の陽極7は、陰極6と同様、蒸着法等によって形成されたプラチナ薄膜から構成されている。さらに、陽極7には、酸素ガスが通過できる程度の孔や溝(ガス透過孔)が形成されていることが望ましい。その意味では、例えば多孔質材料である導電性グラファイトシート等を用いることもできる。また、封止層8にはエポキシ樹脂が用いられている。あるいは、ポリ3フッ化エチレン等からなるフィルムをガラス基板2上にラミネートすることによって封止層8とすることもできる。本実施形態では、電気分解素子4の陰極6、陽極7がともにプラチナで形成されているため、プラチナの触媒作用により電気分解反応をより効果的に進行させることができる。導電性グラファイトシートを用いる場合は、プラチナ微粒子をグラファイト表面上に担持することによって、電極のコストを抑え、ガス透過性を高めつつ、効果的な電気分解反応を得ることが可能である。
上記構成の有機EL装置1を使用する際には、電気分解素子4の陰極6−陽極7間に1.2V以上、50V以下(好ましくは10V以下、少なくとも1.2V以上でないと電気分解が開始しない)の電圧を印加しておく。このとき、封止層8の内部に水分が侵入し、固体電解質層5に吸収されると、水分がH(H)、OHにそれぞれイオン化する。そして、H(H)イオンは陰極6側に、OHイオンは陽極7側にそれぞれ拡散していき、各電極上でそれぞれ水素ガスと酸素ガスになる。これらのガスは徐々に装置外部に放出されていき、一定濃度以上にはならない。
本実施形態の有機EL装置1においては、電気分解素子4が有機EL素子3とともに封止層8の内部に封入されているので、たとえ封止層8の内部に水が侵入してきたとしても、電気分解素子4によって水分が分解され、酸素ガスと水素ガスとに変換される。この作用により、装置内部の水分濃度が低く抑えられ、有機EL素子3の水分による特性劣化が防止できるため、信頼性に優れた有機EL装置を実現することができる。特に、電気分解素子4の陰極6−陽極7間に常に電圧を印加しておけば、装置内部の水分濃度を常に低く抑えることができる。あるいは、間欠的に電圧を印加するだけでも、封止層8の水分透過性が十分に低ければ、水分濃度を長時間低い状態に制御することができる。一般に、有機EL装置は通電時に水分が存在すると、特に劣化が加速される。この観点からすると、少なくとも素子の動作時には電気分解素子4の電極6,7間に電圧を印加しておく方が良い。
本実施形態の場合、有機EL素子3と電気分解素子4とがガラス基板2の一面側に積層されているため、高い信頼性を維持しつつ、有機電子デバイスの小型化を図ることができる。このとき、電気分解素子4の陰極6が有機EL素子3側に向けて、陽極7が反対側に向けて配置されているため、陽極7で発生する酸素による有機EL素子3の特性劣化を抑えることもできる。したがって、陽極7がガス透過孔を有しており、高い酸素透過性を有していることが望ましい。
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態について図3を用いて説明する。
本実施形態の有機電子デバイスは、機能素子としての有機EL素子と電気分解素子を基板上に並置した有機EL装置の例である。
図3は本実施形態の有機EL装置の断面図である。また、図3において図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の有機EL装置21は、図3に示すように、ガラス基板2の一面に有機EL素子3が形成され、有機EL素子3に隣接して電気分解素子4が形成されている。電気分解素子4の陰極6がガラス基板2側に、陽極7がガラス基板2と反対側に向けて配置されている。そして、これら有機EL素子3と電気分解素子4とが、ガラス基板2の一面側に形成された封止層8によって一体に封止されている。
有機EL素子21の内部構成は第1実施形態と共通であり、詳細な説明は省略するが、構成材料が若干異なっている。図2に示す正孔注入層10として、NPB薄膜が蒸着法により形成されている。また、正孔注入層10上の発光層11として、Alq3(アルミキレート錯体)薄膜が蒸着法により形成されている。また、電気分解素子4は、陰極6、固体電解質層5、陽極7を順次積層していく第1実施形態の構成に代えて、ナフィオン115シートの両面に予めプラチナ薄膜を蒸着してそれぞれ陰極6、陽極7としたシートをガラス基板2上に配置する。そして、ポリ3フッ化エチレン等からなるフィルムをガラス基板2上にラミネートすることによってこれを封止層8とする。
本実施形態の有機EL装置21においても、水分による有機EL素子3の特性劣化が防止できるため、信頼性に優れた有機EL装置を実現できる、といった第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
〔第3の実施の形態〕
以下、本発明の第3の実施の形態について図4〜図6を用いて説明する。
本実施形態の有機電子デバイスは、機能素子としての有機TFTおよびこれによって駆動される電気泳動素子と電気分解素子とをそれぞれ基板の反対側の面に形成した電気泳動表示装置の例である。
図4は本実施形態の電気泳動表示装置の断面図、図5は有機TFTの部分のみを示す断面図、図6は同、電気泳動表示装置の変形例の断面図である。また、図4〜図6において図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の電気泳動表示装置31は、図4に示すように、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等、周知のプラスチック基板からなる有機TFT支持基板32の一面に有機TFTを備えたアクティブマトリクス回路33が形成され、その上にアクティブマトリクス回路33によって駆動される電気泳動素子34が設けられている。電気泳動素子34は、例えば上記と同様のプラスチック基板からなる表示素子基板35上に、電気泳動粒子が封入された多数のマイクロカプセル36が配置されたものである。そして、電気泳動素子34のマイクロカプセル36が設けられた側がアクティブマトリクス回路33上に貼り合わされた形態となっている。一方、有機TFT支持基板32の反対側の面には電気分解素子4が設けられており、全体が封止層8によって封止されている。
有機TFT38は、図5に示すように、主として湿式成膜法を用いて形成されるスイッチング素子であり、有機TFT支持基板32側からソース電極およびドレイン電極39、有機半導体層40、絶縁層41、ゲート電極42とが積層形成された、いわゆるトップゲート構造のトランジスタである。また、有機TFT38に対応して画素電極(図示せず)が設けられ、画素電極はコンタクトホール(図示せず)を介して有機TFT38のドレイン電極39と電気的に接続されている。なお、本実施形態ではトップゲート構造について説明するが、当該構造に限定されるものではなく、ボトムゲート構造であってもよい。
より具体的には、有機TFT支持基板32上にクロム、チタン等の密着層(図示せず)が形成された後、金薄膜がフォトリソグラフィー法によりパターニングされ、ソース電極およびドレイン電極39が形成されている。そして、チャネル部を覆うように、例えばF8T2(Fluorene / Bithiophene copolymer)等の材料からなる有機半導体層40がインクジェット法により形成されている。そして、有機半導体層40を覆うようにポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等からなる絶縁層41がインクジェット法、あるいはスピンコート法により成膜された上に、インクジェット法によりAgコロイド液が印刷され、ゲート電極42が形成されている。さらに、全面に例えばPVA等の水溶性ポリマー膜がスピンコート法により成膜されることにより、保護層43が形成されている。このようにして形成されたアクティブマトリクス回路33上に、別途作製された電気泳動素子34がマイクロカプセル36側をアクティブマトリクス回路33側に向けて貼り合わされている。
一方、ナフィオン115シートからなる固体電解質層5の両面にプラチナ薄膜を蒸着してそれぞれ陰極6、陽極7とした電気分解素子4を別途作製しておく。そして、この電気分解素子4を有機TFT支持基板32のアクティブマトリクス回路33側と反対側の面に重ね合わせ、これらをポリ3フッ化エチレン等からなるフィルムで挟み込んでラミネート封止することによって封止層8が形成されている。
本実施形態の電気泳動表示装置31においても、水分による有機TFT38の特性劣化が防止できるため、信頼性に優れた電気泳動表示装置を実現できる、といった第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。有機TFT38も有機EL装置と同様、通電時に水分が存在すると劣化が加速されるため、少なくとも有機TFT38の動作時には電気分解素子4の電極6,7間に電圧を印加しておく方が望ましい。また本実施形態の場合、有機TFT支持基板32、表示素子基板35、封止層8の全てにプラスチック材料が用いられているので、簡易な封止構造でありながら信頼性が高く、フレキシブルな表示装置を実現することができる。
なお、図6に示すように、電気分解素子4を電気分解素子支持基板45上に形成しておき、これと有機TFT支持基板32とを貼り合わせる構成としても良い。
有機半導体としてF8T2の他に、知られている有機半導体を広く用いることが可能である。例えば、ナフタレン、アントラセン、テトラセン、ペンタセン、ヘキサセン、フタロシアニン、ペリレン、ヒドラゾン、トリフェニルメタン、ジフェニルメタン、スチルベン、アリールビニル、ピラゾリン、トリフェニルアミン、トリアリールアミン、フタロシアニンまたはこれらの誘導体のような低分子の有機半導体材料や、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリチオフェン、ポリヘキシルチオフェン、ポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリチニレンビニレン、ポリアリールアミン、ピレンホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂、フルオレン−ビチオフェン共重合体、フルオレン−アリールアミン共重合体またはこれらの誘導体のような高分子の有機半導体材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。あるいは、チオフェン、トリフェニルアミン、ナフタレン、ペリレン、フルオレンなどを含むオリゴマを用いることができる。
これらの有機半導体の中でもp型のチャンネル層として機能する有機半導体を用いることが特に有効である。p型の有機半導体の方が、n型の有機半導体と比較して酸素に対して安定である。したがって、本発明の電気分解素子4が発生する酸素の影響を受けにくいため、電気分解素子4によって水が除去される効果が有効的に作用する。別の言い方をすれば、p型の有機半導体は水の影響は受けるが、酸素の影響は小さいため、素子内に侵入してくる大気から水を除去しさえすれば、信頼性の高い素子を実現することが可能である。p型の有機半導体の中でも、イオン化ポテンシャルが4.7eV以上の有機半導体が酸素の影響を受けにくいため、本発明の有機半導体として有効である。
また、本実施形態ではゲート電極をAgコロイド液を印刷することによって形成した。印刷されたAgコロイドは低温で焼成する(例えば120℃以下で)ことによって高い導電性を得ることが可能である。プラスチック上に導電性の高い電極を形成するためにはAgコロイドは極めて有用な材料である。その一方でAgは水の存在下で容易にイオン化して、電圧が印加されているとAgイオンがマイグレーションして電極間の短絡の原因になってしまう。そのため、本発明の構成で素子内部の水を除去してやることによって、プラスチック上でも信頼性の高い電極・配線を形成することが可能である。したがって、銀を含むコロイドを印刷して形成された電極・配線あるいはそれらを含む薄膜トランジスタを本発明に用いることは特に有効である。
〔第4の実施の形態〕
以下、本発明の第4の実施の形態について図7を用いて説明する。
本実施形態の電子デバイスは、電気泳動素子と電気分解素子とを同一基板上に積層した電気泳動表示装置の例である。
図7は本実施形態の電気泳動表示装置の断面図である。また、図7において図4、図6と共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の電気泳動表示装置51は、図7に示すように、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等、周知のプラスチック基板からなる酸化物薄膜トランジスタ(酸化物TFT)支持基板53の一面に電気分解素子4が設けられ、電気分解素子4上に酸化物TFTを備えたアクティブマトリクス回路54が形成され、その上に電気泳動素子34が設けられている。電気泳動素子34は、表示素子基板35上に電気泳動粒子が封入されたマイクロカプセル36が配置されたものであり、マイクロカプセル36が設けられた側がアクティブマトリクス回路54上に貼り合わされた形態となっている。
酸化物TFT支持基板53上に、プラチナ薄膜が蒸着されて陽極7が形成され、ナフィオン分散液がスピンコート法により塗布されて固体電解質層5が形成され、再度プラチナ薄膜が蒸着されて陰極6が形成されている。その上に、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の絶縁体ポリマーがスピンコート法により塗布され、キュアにより不溶化されて下地層52が形成されている。その下地層52上に酸化物TFTが形成されることによりアクティブマトリクス回路54が作製され、電気泳動素子34がマイクロカプセル36側をアクティブマトリクス回路54側に向けて貼り合わされている。酸化物TFTを形成する以降の工程は周知であるため、説明を省略する。
本実施形態の電気泳動表示装置51においても、水分による酸化物TFTの特性劣化が防止できるため、信頼性に優れた電気泳動表示装置を実現できる、といった第3実施形態と同様の効果を得ることができる。特に本実施形態の場合、電気分解素子4上に酸化物TFTを有するアクティブマトリクス回路54が直接積層されているため、水分による特性劣化防止効果をより高めることができる。これは、酸化物半導体が一般的に吸湿性が高く、水分の影響を受けやすいためである。その名の通り、酸素の影響は受けにくいため、本発明が特に有効である。
酸化物半導体としては、ZnO、NiO,SnO,TiO,In,V,SrTiO,WO、アモルファスIn−Ga−Zn−O(a−IGZO)、アモルファスCd−Ge−O、アモルファスCd−Pb−Oを、蒸着法、スパッタリング法、ゾルゲル法などで薄膜化することによって用いることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態において機能素子として例示した有機EL素子、有機TFT等の具体的な構成、材料、製造方法等は適宜変更が可能である。さらに本発明の素子は水分の影響を受けやすい有機機能デバイスに特に有効であるが、必ずしも有機機能デバイスである必要はない。例えば、酸化物半導体を用いた、エレクトロルミネッセンス素子、薄膜トランジスタ素子においても有効である。さらには有機半導体、酸化物半導体を用いた太陽電池に本構造を用いることも同じく有効である。
1,21…有機EL装置(電子デバイス)、2…ガラス基板(基板)、3…有機EL素子(機能素子)、4…電気分解素子、5…固体電解質層、6…陰極、7…陽極、31,44,51…電気泳動表示装置(電子デバイス)、32…有機TFT支持基板(基板)、38…有機TFT(機能素子)、53…酸化物TFT支持基板(基板)。

Claims (13)

  1. 電気泳動素子と、
    水分を分解する電気分解素子と、
    前記電気泳動素子と前記電気分解素子との間に位置するプラスチック基板からなる第1基板と、
    前記電気泳動素子と前記第1基板との間に位置するアクティブマトリクス回路と、を含み、
    前記アクティブマトリクス回路が前記第1基板の第1面に配置され、前記電気分解素子が前記第1基板の前記第1面と反対側の第2面の前記電気泳動素子と重なる位置に配置される、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置において、
    さらに第2基板を含み、
    前記第2基板と前記アクティブマトリクス回路とが前記電気泳動素子を挟むよう位置するものである、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  3. 電気泳動素子と、
    水分を分解する電気分解素子と、
    前記電気泳動素子と前記電気分解素子との間に位置するアクティブマトリクス回路と、
    前記電気分解素子と前記アクティブマトリクス回路との間に位置する下地層と、を含む、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  4. 請求項3に記載の電気泳動表示装置において、
    さらに第1基板と第2基板とを含み、
    前記電気泳動素子が前記第1基板と前記第2基板との間に位置し、
    前記アクティブマトリクス回路が前記第1基板と前記電気泳動素子との間に位置し、
    前記下地層が前記第1基板と前記アクティブマトリクス回路との間に位置し、
    前記電気分解素子が前記第1基板と前記下地層との間に位置するものである、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    さらに、封止層を含み、
    前記封止層が少なくとも前記電気泳動素子と前記電気分解素子と前記アクティブマトリクス回路とを封止するものである、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  6. 請求項5に記載の電気泳動表示装置において、
    前記封止層が少なくとも前記電気分解素子と前記電気泳動素子とを挟み込んでラミネートするフィルムによって形成されている、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  7. 請求項5または6に記載の電気泳動表示装置において、
    前記封止層にプラスチック材料が用いられている、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記電気分解素子が陰極と陽極と前記陰極と前記陽極との間に位置する固体電解質層を含むものである、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  9. 請求項8に記載の電気泳動表示装置において、
    前記陰極と前記陽極とがプラチナ薄膜である、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記アクティブマトリクス回路が有機半導体を用いた有機トランジスタを含むものである、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記アクティブマトリクス回路が酸化物半導体を用いた酸化物トランジスタを含むものである、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    電気泳動素子がマイクロカプセルを含む、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    電気泳動素子が電気泳動粒子を含む、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
JP2009004772A 2009-01-13 2009-01-13 電気泳動表示装置 Expired - Fee Related JP5035255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004772A JP5035255B2 (ja) 2009-01-13 2009-01-13 電気泳動表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004772A JP5035255B2 (ja) 2009-01-13 2009-01-13 電気泳動表示装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006261997A Division JP4274219B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076479A JP2009076479A (ja) 2009-04-09
JP5035255B2 true JP5035255B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40611223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009004772A Expired - Fee Related JP5035255B2 (ja) 2009-01-13 2009-01-13 電気泳動表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5035255B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112540488B (zh) * 2020-12-24 2023-04-04 清华大学深圳国际研究生院 一种可任意裁剪的电致变色器件及应用
CN112666772B (zh) * 2020-12-24 2023-02-03 清华大学深圳国际研究生院 一种可自封装的电致变色器件及其制备方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62127789A (ja) * 1985-11-29 1987-06-10 日産自動車株式会社 薄膜elパネル
JP2002162652A (ja) * 2000-01-31 2002-06-07 Fujitsu Ltd シート状表示装置、樹脂球状体、及びマイクロカプセル
JP2004191945A (ja) * 2002-11-28 2004-07-08 Konica Minolta Holdings Inc 表示素子、表示装置及び表示装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009076479A (ja) 2009-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4274219B2 (ja) 電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置
TWI375346B (en) Metal compound-metal multilayer electrodes for organic electronic devices
JP4997688B2 (ja) 電極、薄膜トランジスタ、電子回路、表示装置および電子機器
JP4855682B2 (ja) 有機エレクトロルミネセンス装置およびその製造方法
EP1490915B1 (en) Method of preparation of organic optoelectronic and electronic devices and devices thereby obtained
JP5312949B2 (ja) 電気活性デバイス用積層電極及びその製造方法
TWI578542B (zh) 包含薄膜電晶體的基板、製造該基板之方法以及包含該基板的有機發光顯示裝置
KR100853897B1 (ko) 유기 전계 발광 소자
JP2006093123A (ja) 発光素子用の基板、その製造方法、発光素子用の電極、及びこれを備えた発光素子
JP2008243582A (ja) 有機薄膜トランジスタ基板及びその製造方法、並びに、画像表示パネル及びその製造方法
US20050221122A1 (en) Organic electroluminescence device, manufacturing method thereof and electronic equipment
Ashok Kumar et al. Device engineering aspects of organic light-emitting diodes (OLEDs)
JP5035255B2 (ja) 電気泳動表示装置
KR100622152B1 (ko) 발광 소자용 기판, 그 제조 방법, 발광 소자용 전극 및 이를 구비한 발광 소자
JP2007287613A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
JP2006059668A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置及び有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法ならびに電子機器
JP2005259679A (ja) 有機電界発光素子及びそれを具備する有機電界発光ディスプレイ装置
JP2007250329A (ja) 自発光素子、自発光パネル、自発光素子の製造方法、および自発光パネルの製造方法
JP4730133B2 (ja) 有機el装置および電子機器
US8790937B2 (en) Zinc oxide-containing transparent conductive electrode
JP2007242335A (ja) 有機el装置の製造方法および有機el装置の製造装置
JP2015179726A (ja) 膜および膜構造体
KR100730180B1 (ko) 유기 박막 트랜지스터 및 이를 구비한 평판 디스플레이장치
JP2009252792A (ja) 有機発光素子
JP2007242938A (ja) 有機el素子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090213

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees