JP5035188B2 - 撮像装置の製造方法および撮像装置 - Google Patents

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本発明は、レンズを駆動させる駆動技術に関する。
近年、マイクロカメラユニット(Micro Camera Unit:MCU)を搭載することによって、撮影機能が付加された小型の電子機器(例えば携帯電話)が急速に普及している。これに伴い、MCUとして用いられるカメラモジュールは、更なる小型化が望まれている。
従来のカメラモジュールにおいては、レンズを支持するレンズバレルおよびレンズホルダ、赤外線(IR)カットフィルタを支持するホルダ、基板、並びに撮像素子および光学素子からなる積層体を保持する筐体、このような積層体を封止する樹脂などが必要とされている。このため、上記多数の部品の小型化を図り、各部品を精度良く組み合わせてカメラモジュールを作製することは困難となっていた。
このような問題に対して特許文献1では、基板と、多数の撮像素子が形成された半導体シートと、多数の撮像レンズが形成されたレンズアレイシートとを樹脂層を介して貼り付けて積層部材を形成し、当該積層部材をダイシングして、個々のカメラモジュールを完成させる技術が提案されている。
特開2007−12995号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、撮像素子を含む層、およびレンズを含む層等をウエハ状態で(ウエハレベルで)積層させてカメラモジュールが形成されるため、カメラモジュールにおいてオートフォーカスまたはズーム等のためのレンズを駆動させる駆動機構を構成することが困難となっている。
そこで、本発明は、ウエハレベルで作製されるレンズを駆動させる駆動機構を構成することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、ウエハレベルで作製されるレンズ層と、ウエハレベルで作製され、前記レンズ層を光軸方向に移動させる駆動機構とを備え、前記駆動機構は、前記レンズ層の一主面側において、第1固定部と前記レンズ層との間に介挿され、一部が前記第1固定部に固定されるとともに、他の一部が前記レンズ層に固定され、前記レンズ層の光軸方向に弾性変形可能な第1弾性部材と、前記レンズ層の他主面側において、第2固定部と前記レンズ層との間に介挿され、一部が前記第2固定部に固定されるとともに、他の一部が前記レンズ層に固定され、前記光軸方向に弾性変形可能な第2弾性部材と、前記レンズ層に駆動変位を与える駆動層とを有する撮像装置を製造する方法であって、a)被写体像に関する撮影画像を取得する撮像部を、所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記駆動層を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記第1弾性部材を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記レンズ層を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記第2弾性部材を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートとを積層して接合し、積層部材を形成する工程と、b)前記積層部材を切り離して光学ユニットを形成する工程と、c)前記第1固定部としての前記撮像部と前記第2固定部とを前記光軸方向に引き離して、前記レンズ層の駆動空間を確保した上で、前記第1固定部と前記第2固定部とを相対的に固定する工程とを備え、前記c)工程により、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とは、それぞれ前記光軸方向に弾性変形され、前記レンズ層は、静止状態において、弾性変形した前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とによって保持される
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る撮像装置の製造方法において、前記第2固定部としてのカバーを前記光学ユニットに取り付ける取付工程をさらに備え、前記c)工程は、前記取付工程よりも後で行われる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る撮像装置の製造方法において、前記c)工程は、前記第1固定部としての前記撮像部と前記第2固定部としての前記カバーとを前記光軸方向に引き離して、前記レンズ層の駆動空間を確保した後に、前記撮像部と前記カバーとを接合する工程を含む。
また、請求項の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る撮像装置の製造方法において、前記レンズ層は、前記一主面側に突出した突起部を有し、前記駆動層は、前記一主面側から前記他主面側に向かう方向に前記駆動変位を発生させる変位発生部を有し、前記変位発生部は、前記静止状態において前記突起部と接する。
また、請求項の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る撮像装置の製造方法において、前記駆動層は、基板と、当該基板上に形成される形状記憶合金の薄膜とを有している。
また、請求項の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係る撮像装置の製造方法において、前記駆動層は、基板と、当該基板上に形成される圧電素子の薄膜とを有している。
また、請求項7の発明は、撮像装置であって、請求項1から請求項6のいずれかに記載の撮像装置の製造方法で製造される。
請求項1から請求項6に記載の発明によれば、ウエハレベルで作製されるレンズを駆動させる駆動機構を構成することが可能になる
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るカメラモジュール500Aを搭載した携帯電話機100の概略構成を示す模式図である。なお、図1および図1以降の図では方位関係を明確化するために、XYZの相互に直交する3軸が適宜付されている。
図1に示されるように、携帯電話機100は、折り畳み式の携帯電話機として構成され、第1の筐体200と、第2の筐体300と、ヒンジ部400とを有している。
第1の筐体200および第2の筐体300は、それぞれ板状の直方体であり、各種電子部材を格納する筐体としての役割を有している。具体的には、第1の筐体200は、カメラモジュール500Aおよび表示ディスプレイ(不図示)を有し、第2の筐体300は、携帯電話機100を電気的に制御する制御部とボタン等の操作部材(不図示)とを有している。
ヒンジ部400は、第1の筐体200と第2の筐体300とを回動可能に接続している。これにより、携帯電話機100は、折り畳み可能となっている。
図2は、携帯電話機100のうち第1の筐体200に着目した断面模式図である。
図1および図2に示されるように、カメラモジュール500Aは、XY断面のサイズが約5mm四方であり、厚さ(Z方向の奥行き)が約3mm程度である小型の撮像装置、所謂マイクロカメラユニット(MCU)となっている。
以下、カメラモジュール500Aの構成、およびその製造工程等について順次説明する。
<カメラモジュールの構成>
図3は、カメラモジュール500Aの断面模式図であり、矢印YJ1の示す方向が+Z方向となっている。
図3に示されるように、カメラモジュール500Aは、撮影光学系としてのレンズ層16を駆動する駆動機構KBと、被写体像に関する撮影画像を取得する撮像部PBとを有している。
撮像部PBは、例えば、COMSセンサまたはCCDセンサなどの撮像素子111を有する撮像素子層11と、撮像素子ホルダ層12と、赤外(IR)カットフィルタ層13とをこの順序で積層した構成を有している。
撮像部PBとカバー20とで覆われた空間には、いずれもウエハ状態で(ウエハレベルで)作製される、レンズ層16、レンズ層16を保持する第1平行ばね(下層平行ばね)15および第2平行ばね(上層平行ばね)17、並びに駆動部として機能するアクチュエータ層(駆動層)14が格納されている。当該空間に格納される各機能層は互いに協働してレンズ層16を駆動させる駆動機構KBを構成する。
具体的には、カメラモジュール500Aでは、カバー20および撮像部PBは、レンズ層16に対する固定部となる。
そして、レンズ層16は、固定部に結合された第1平行ばね15および第2平行ばね17によって支持される。より詳細には、レンズ層16の一主面側(−Z側)における撮像部PBとレンズ層16との間には、第1平行ばね15が介挿され、レンズ層16の他主面側(+Z側)におけるカバー20とレンズ層16との間には、第2平行ばね17が介挿される。
非駆動状態(例えば駆動前の静止状態)では、第1平行ばね15と第2平行ばね17とは互いに弾性変形した状態となり、第1平行ばね15の弾性力と第2平行ばね17の弾性力とが釣り合う位置において、レンズ層16は静止する。
アクチュエータ層14は、レンズ層16の一主面側から他主面側に向かう方向(+Z方向)に駆動変位を発生させる変位発生部を有し、レンズ層16の一主面側に配置される。変位発生部は、レンズ層16の一主面側に突出した突起部161と接触し、変位発生部で生じる駆動変位は、突起部161を介してレンズ層16に伝達される。
以上のように、カメラモジュール500Aでは、被駆動体であるレンズ層16が、当該レンズ層16を介して互いに対向する位置に配置された弾性部材と結合され、当該弾性部材がレンズ層16に垂直な方向(レンズ層16の垂直方向)に互いに弾性変形した状態でレンズ層16を保持する。そして、レンズ層16は、アクチュエータ層14の変位発生部から駆動力を受けて、その位置を変位させる。
このように、カメラモジュール500Aに設けられた駆動機構KBは、ウエハレベルで作製されたレンズ層16をレンズ層16の光軸方向に変位させることができ、カメラモジュール500Aを駆動装置として機能させる。
<各機能層について>
以下では、カメラモジュール500Aを構成する各機能層の詳細について説明する。なお、各機能層においては、−Z方向側の面を一主面側の面と称し、+Z方向側の面を他主面側の面と称するものとする。
○撮像素子層11:
図3に示されるように、撮像素子層11は、撮影光学系を通過した被写体光を受光して被写体像に関する画像信号を生成する撮像素子111と、その周辺回路、および撮像素子111を囲む外周部を備える部材である。
なお、撮像素子層11の一主面(−Z側の面)には、リフロー方式によるはんだ付けを行うためのはんだボールHBが設けられている。また、ここでは図示を省略しているが、撮像素子層11の一主面には、撮像素子111に対する信号の付与、および撮像素子111からの信号の読み出しを行うための配線を接続するための各種端子が設けられている。
○撮像素子ホルダ層12:
撮像素子ホルダ層12は、例えば、樹脂などの素材によって形成され、接着剤などによって接合される撮像素子層11を保持する部材である。撮像素子ホルダ層12の略中央には、開口が設けられている。
○赤外カットフィルタ層13:
赤外カットフィルタ層13は、透明基板上に屈折率の異なる透明薄膜を多層化して構成される。
具体的には、赤外カットフィルタ層13は、例えば、ガラスまたは透明樹脂で構成される基板の上面に屈折率の異なる多数の透明薄膜をスパッタリングなどで形成したもので、薄膜の厚みおよび屈折率の組合せにより、透過する光の波長帯が制御される。赤外カットフィルタ層13としては、例えば、600nm以上の波長帯の光を遮断するものが採用される。
○レンズ層16:
レンズ層16は、ガラス基板を基材としてウエハレベルで作製され、例えば、2枚以上のレンズを重ね合わせて成形される。本実施形態では、3枚のレンズを重ね合わせてレンズ層16が構成される場合について例示する。図4は、レンズ層16の断面模式図であり、矢印YJ2の示す方向が+Z方向となっている。図5は、レンズ層16の下面外観図である。
図4に示されるように、レンズ層16は、第1レンズG1を有するレンズ構成層LY1と、第2レンズG2を有するレンズ構成層LY2と、第3レンズG3を有するレンズ構成層LY3とを有し、各レンズ構成層LY1〜LY3は、この順序でリブRBを介して結合されている。
また、図4および図5に示されるように、第1レンズG1を有するレンズ構成層LY1の一主面には、レンズとして機能しない非レンズ部において突起部161が設けられている。
各レンズ構成層LY1〜LY3は、ガラス基板161を基材としていずれも同様の手法にて作製される。図6は、第3レンズG3を有するレンズ構成層LY3の作製の様子を示す図である。
具体的には、図6に示されるように、ガラス基板161の両面それぞれに透明度の高いアクリル系またはエポキシ系の紫外線(UV)硬化樹脂が塗布される。そして、両面から各レンズ(図6では、第3レンズG3)の形状を有する透明のレンズ成型用型162が所定の圧力で押し当てられるとともに紫外線UV1が照射されて、ガラス基板161の各面にポリマーレンズGP1,GP2がそれぞれ成形される。
このようにして作製された各レンズ構成層LY1〜LY3には、2カ所以上の所定の位置に位置合わせのためのアライメントマークが形成されている。各レンズ構成層LY1〜LY3は、リブRBを有するリブ層を各レンズ構成層LY1〜LY3間に挟んで一体のレンズ層16へと組み上げられる。
具体的には、各レンズ構成層LY1〜LY3およびリブ層は、マスクアライナー等を用いてそれぞれのアライメントマークを確認しながら、基板形状のままアライメントされ接合される。接合方法としては、各レンズ構成層LY1〜LY3と接合させるリブ層の表面にUV硬化層を設け、紫外線を照射することで接合する手法、或いは、リブ層の表面に不活性ガスのプラズマを照射し、リブ層の表面を活性化したまま張り合わせて接合する手法(表面活性化接合法)が採用される。
なお、カメラモジュール500Aに絞りを形成する場合は、第2レンズG2を有する層にシャドウマスクを施した上で遮光材料薄膜を形成する手法、或いは別途黒色に色づけされた樹脂材料などで絞りレイヤーを構成する手法等が用いられる。
○第1平行ばね15:
図7は、第1平行ばね15の上面外観図である。図8は、レンズ層16に装着された第1平行ばね15を示す図である。
図7に示されるように、第1平行ばね15は、固定枠体151と、弾性部152とを有する弾性部材であり、ばね機構を形成する層(弾性層)となっている。
固定枠体151は、第1平行ばね15の外周部を構成し、隣接するアクチュエータ層14(詳細には、アクチュエータ層14の枠体142(後述))と接合される。
弾性部152は、固定枠体151との接続部PG1と、レンズ層16への接合部PG2とを有し、接続部PG1と接合部PG2とが板状部材EBで繋がれている。
すなわち、第1平行ばね15は、固定枠体151において隣接するアクチュエータ層14と接合される。また、図8に示されるように、第1平行ばね15は、弾性部152に設けられた接合部PG2においてレンズ層16と接合される。これにより、レンズ層16が+Z方向に移動され、レンズ層16とアクチュエータ層14に接合された固定枠体151とが離れると、接続部PG1と接合部PG2とのZ方向の位置がずれることになり、板状部材EBは曲げ変形(たわみ変形)を生じ湾曲する。このように第1平行ばね15は、板状部材EBに弾性変形を発生させた状態で、ばね機構として機能する。
なお、第1平行ばね15は、SUS系の金属材料またはりん青銅などを用いて作製される。例えば、SUS系の金属材料で第1平行ばね15を作製する場合は、フォトリソグラフィで平行ばねの形状を金属材料上にパターンニングし、塩化鉄系のエッチング液に浸してウエットエッチングを行うことによって、平行ばねのパターンが形成される。
○アクチュエータ層14:
アクチュエータ層14は、金属またはシリコン(Si)等の基板上に、駆動力を発生させる変位素子(「アクチュエータ素子」とも称する)を設けた薄板状の部材である。図9は、アクチュエータ層14の上面図である。図10は、アクチュエータ層の側面図である。
具体的には、図9に示されるように、アクチュエータ層14は、外周部を構成する枠体142と、枠体142の内側の中空部分に対して当該枠体142から突設される2枚の板状の梁部141とを備えている。そして、梁部141の他主面側には、薄膜状のアクチュエータ素子143が設けられている。
アクチュエータ素子143としては、例えば、形状記憶合金(SMA)が用いられる。この場合、基板上にSiO2などの絶縁層、金属のヒータ層、およびアクチュエータ素子層をスパッタリング法などを用いて形成した後に、記憶させたい形状の型に梁部141をセットし、所定温度(例えば、600℃)程度で加熱する処理(形状記憶処理)が施される。
SMAは、加熱されて所定の温度に達すると、予め記憶されている所定の縮み形状(「記憶形状」とも称する)に復元するという特性を有している。このため、ヒータ層の通電によってSMAが加熱されると、SMAは、記憶形状に縮み変形し、梁部141の自由端FTが+Z方向に移動する(図10参照)。すなわち、梁部141の自由端FT側が、変位発生部として機能する。
なお、ヒータ層への通電は、撮像素子層11に設けられた電極から行われるが、当該電極からヒータ層への導電は、アクチュエータ層14、赤外カットフィルタ層13、および撮像素子ホルダ層12の側面に貼り付けられた薄型の導電部材(不図示)を介して行えばよい。
アクチュエータ層14の枠体142は、第1平行ばね15の固定枠体151(図8参照)と接合される。接合された状態では、各梁部141の自由端FT側が対応する突起部161とそれぞれ接することになり、各梁部141の自由端FTにおいて発生する変位が、各突起部161を介してレンズ層16に伝えられる。このように、梁部141は、レンズ層16に変位を伝達する作用部として機能する。
なお、梁部141の自由端FT側で発生する変位量は、SMAの加熱温度に応じて異なり、ヒータ層への通電量を制御することによって変位量を調整することができる。
また、SMAの変形にともなってヒータ層も変形することになるが、当該ヒータ層の変形に応じてヒータ層の電気抵抗も変化する。このため、ヒータ層の電流抵抗値をモニタリングして変位量を制御してもよい。
○第2平行ばね17:
図7に示されるように、第2平行ばね17は、第1平行ばね15と同様の構成および機能を有する弾性部材であり、固定枠体171と弾性部172とを備えている。
第2平行ばね17の固定枠体171は、カバー20と接合され、弾性部172に設けられた接合部PG2は、レンズ層16の他主面と接合される。
これにより、レンズ層16とカバー20とが離れると、板状部材EBにおいて弾性変形が発生し、第2平行ばね17は、ばね機構として機能する。
○カバー20
カバー20は、樹脂材料を素材として、型を用いたプレス加工によって成形される。カバー20は、駆動機構KBを保護するとともに、被駆動体(レンズ層16)に対する固定部となる。
なお、樹脂材料に格子状に多数成形されたカバー20は、一つ一つのカメラモジュール500A用にダイシングされる。
<カメラモジュール500Aの製造工程>
ここで、カメラモジュール500Aの製造工程について詳述する。
図11は、カメラモジュール500Aの製造工程を示すフローチャートである。図11に示すように、(工程A)シートの準備(ステップSP1)、(工程B)シートの接合(ステップSP2)、(工程C)ダイシング(ステップSP3)、(工程D)カバー20の取付(ステップSP4)、および(工程E)駆動空間の確保(ステップSP5)が順次に行われて、カメラモジュール500Aが製造される。以下、各工程について説明する。
○シートの準備(工程A):
まず、ステップSP1では、カメラモジュール500Aを形成する各機能層に関するシートが、層ごとに形成される。図12は、準備するシートの構成例を示す平面図である。なお、ここでは、円盤状のシートが準備されるものとする。
機能層ごとのシートには、当該機能層に係る部材に相当するチップがマトリクス状に所定配列で多数形成されている。
例えば、図12に示されるように、撮像素子ホルダ層12のシート(撮像素子ホルダシート)HU2には、撮像素子ホルダ層12に相当するチップが所定配列で多数形成される。なお、ここでは、「所定配列」という表現を、多数のチップを所定の方向に所定の間隔で配列した状態を含む意味で用いている。
当該撮像素子ホルダシートHU2は、例えば、樹脂材料を素材として、金属金型を用いたプレス加工によって作製される。
このようにステップSP1では、撮像素子ホルダシートHU2と同様に、撮像素子層11、赤外カットフィルタ層13、アクチュエータ層14、第1平行ばね15、レンズ層16、および第2平行ばね17の各機能層に関するチップを含む各シートHU1,HU3〜HU7がそれぞれ準備される。
○シートの接合(工程B):
ステップSP2では、各シートHU1〜HU7が接合される。図13は、準備されたシートHU1〜HU7を順次に積層させて接合する様子を模式的に示す図である。
具体的には、図13に示されるように、撮像素子シートHU1、撮像素子ホルダシートHU2、赤外カットフィルタシートHU3、アクチュエータシートHU4、第1平行ばねシートHU5、レンズシートHU6、および第2平行ばねシートHU7について、各シートHU1〜HU7に含まれる各チップが互いに積層されるように、シート形状のまま位置合わせ(アライメント)が行われる。そして、各シートHU1〜HU7が接着剤等を用いて接合される。
○ダイシング(工程C):
次のステップSP3では、7つのシートHU1〜HU7を積層して形成された積層部材が、ダイシングテープ等で保護された後、ダイシング装置によってチップ毎に切り離される。これにより、図14に示されるような積層された7つの層11〜17を有する光学系のユニット(光学ユニット)50が多数生成される。
○カバー20の取付(工程D):
ステップSP4では、光学ユニット50にカバー20が取り付けられる。図15は、カバー20が取り付けられた光学ユニット50を示す図である。
具体的には、図15に示されるように、組み立て治具JG1上に光学ユニット50が設置される。そして、光学ユニット50にカバー20が被せられ、第2平行ばね17の固定枠体171とカバー20とが接着剤等によって接合される。
なお、組み立て治具JG1の設置面の傾きは、水平面に対して5分(1/12度)以内であることが好ましい。
○駆動空間の確保(工程E):
ステップSP5では、被駆動体(レンズ層16)の駆動空間が確保される。図16は、レンズ層16の駆動空間を確保する工程を説明するための図である。
具体的には、図16に示されるように、カバー20の上部にカバー押し上げ治具JG2が設置される。カバー押し上げ治具JG2は、カバー20を保持可能な真空チャック部JG3を有している。また、カバー押し上げ治具JG2は、ACサーボモータとピエゾアクチュエータとの組合せによりサブミクロンの押し上げ精度を有している。カバー20は、この機構を用いて、+Z方向(図16中の矢印YJ3の示す方向)に引き上げられる。
本実施形態では、カバー20は、レンズ層16の駆動による移動分(例えば200μm)引き上げられる。
そして、引き上げられたカバー20の下部と光学ユニット50との隙間KGにUV硬化樹脂KJ1が挿入され(図3参照)、紫外線の照射によってUV硬化樹脂KJ1が硬化される。このUV硬化樹脂KJ1の硬化によって、カバー20と撮像部PBとは相対的に固定される。
なお、カバー20を固定する際には、カバー20を引き上げた距離とカバー20の傾きの変化とをモニタリングすることによってカバー20の傾きが抑制される。
このようなカバー20の引き上げによってカバー20と撮像部PBとはレンズ層16の垂直方向に引き離され、第1平行ばね15および第2平行ばね17は、それぞれ弾性変形する。そして、レンズ層16はZ方向に移動可能な状態となる。
このように、ステップSP5では、取り付けられたカバー20が+Z方向に引き上げられ、レンズ層16の駆動空間が確保される。
また、突起部161によって−Z方向に押し曲げられていたアクチュエータ層14の梁部141における曲げ変形(図15参照)は、カバー20の引き上げによって緩和される(図16参照)。
UV硬化樹脂KJ1によってカバー20が固定された状態(図3参照)では、梁部141は、突起部161による−Z方向への押し曲げによって若干の曲げ変形を有していることが好ましい。換言すれば、カバー20が固定された状態において、梁部141は、突起部161と接して(当接して)いることが好ましい。
合焦動作などでレンズ層16を駆動する際には、アクチュエータ層14の梁部141が突起部161を+Z方向に押し上げることになるが、例えば、駆動前の静止状態において梁部141と突起部161とが離れていた場合は、駆動の際に梁部141が突起部161に接触するまで所定の時間を要する。すなわち、駆動に際して空振り区間が存在することになる。
しかし、カバー20が固定された状態、すなわち駆動前の静止状態において梁部141と突起部161とが予め接触している場合は、空振り区間が存在しないため、梁部141で発生した駆動変位を無駄なく突起部161に伝えることができる。
このように、突起部161は、梁部141で発生した駆動変位を被駆動体であるレンズ層16に効率良く伝える役割を果たしている。
<変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、撮像素子層11に設けられた電極からヒータ層への導電を、アクチュエータ層14、赤外カットフィルタ層13、および撮像素子ホルダ層12の側面に設けられた薄型の導電部材(不図示)を介して行っていたが、これに限定されない。図17は、変形例に係るカメラモジュール500Bを示す図である。
具体的には、図17に示されるように、カバー20と光学ユニット50との隙間KGを埋める接着剤KJ2を導電性を有する導電接着剤とし、当該導電接着剤をアクチュエータ層14、赤外カットフィルタ層13、および撮像素子ホルダ層12の側面に渡って設けるようにしてもよい。これによれば、撮像素子層11の電極からヒータ層への導電を、導電接着剤を介して行うことが可能になる。
また、上記実施形態におけるカメラモジュール500Aでは、アクチュエータ素子143としてSMAを用いていたが、これに限定されない。
具体的には、アクチュエータ素子として、例えば、無機圧電体(PZT)または有機圧電体(PVDF)等の圧電体素子の薄膜(圧電体薄膜)を用いることができる。アクチュエータ素子として圧電体薄膜を用いる場合は、Si基板上に電極、圧電体薄膜、および電極がこの順序でスパッタリング法などを用いて形成され、高電界をかけたポーリングが行われる。
実施形態に係るカメラモジュールを搭載した携帯電話機の概略構成を示す模式図である。 携帯電話機のうち第1の筐体に着目した断面模式図である。 カメラモジュールの断面模式図である。 レンズ層の断面模式図である。 レンズ層の下面外観図である。 第3レンズを有するレンズ構成層の作製の様子を示す図である。 第1平行ばねの上面外観図である。 レンズ層に装着された第1平行ばねを示す図である。 アクチュエータ層の上面外観図を示す図である。 アクチュエータ層の側面外観図を示す図である。 カメラモジュールの製造工程を示すフローチャートである。 準備するシートの構成例を示す平面図である。 準備されたシートを順次に積層させて接合する様子を模式的に示す図である。 光学ユニットの断面模式図である。 カバーが取り付けられた光学ユニットを示す図である。 レンズ層の駆動空間を確保する工程を説明するための図である。 変形例に係るカメラモジュールを示す図である。
符号の説明
500A,500B カメラモジュール
100 携帯電話機
11 撮像素子層
111 撮像素子
12 撮像素子ホルダ層
13 赤外カットフィルタ層
14 アクチュエータ層
141 梁部
143 アクチュエータ素子
15 第1平行ばね
16 レンズ層
161 突起部
17 第2平行ばね
20 カバー
50 光学ユニット

Claims (7)

  1. ウエハレベルで作製されるレンズ層と、
    ウエハレベルで作製され、前記レンズ層を光軸方向に移動させる駆動機構と、
    を備え、
    前記駆動機構は、
    前記レンズ層の一主面側において、第1固定部と前記レンズ層との間に介挿され、一部が前記第1固定部に固定されるとともに、他の一部が前記レンズ層に固定され、前記レンズ層の光軸方向に弾性変形可能な第1弾性部材と、
    前記レンズ層の他主面側において、第2固定部と前記レンズ層との間に介挿され、一部が前記第2固定部に固定されるとともに、他の一部が前記レンズ層に固定され、前記光軸方向に弾性変形可能な第2弾性部材と、
    前記レンズ層に駆動変位を与える駆動層と、
    を有する撮像装置を製造する方法であって、
    a)被写体像に関する撮影画像を取得する撮像部を、所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記駆動層を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記第1弾性部材を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記レンズ層を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートと、前記第2弾性部材を所定の方向に所定の間隔で複数個配列したシートとを積層して接合し、積層部材を形成する工程と、
    b)前記積層部材を切り離して光学ユニットを形成する工程と、
    c)前記第1固定部としての前記撮像部と前記第2固定部とを前記光軸方向に引き離して、前記レンズ層の駆動空間を確保した上で、前記第1固定部と前記第2固定部とを相対的に固定する工程と、
    を備え、
    前記c)工程により、
    前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とは、それぞれ前記光軸方向に弾性変形され、
    前記レンズ層は、静止状態において、弾性変形した前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とによって保持される撮像装置の製造方法。
  2. 前記第2固定部としてのカバーを前記光学ユニットに取り付ける取付工程をさらに備え、
    前記c)工程は、前記取付工程よりも後で行われる請求項1に記載の撮像装置の製造方法。
  3. 前記c)工程は、
    前記第1固定部としての前記撮像部と前記第2固定部としての前記カバーとを前記光軸方向に引き離して、前記レンズ層の駆動空間を確保した後に、前記撮像部と前記カバーとを接合する工程を含む請求項2に記載の撮像装置の製造方法。
  4. 前記レンズ層は、前記一主面側に突出した突起部を有し、
    前記駆動層は、前記一主面側から前記他主面側に向かう方向に前記駆動変位を発生させる変位発生部を有し、
    前記変位発生部は、前記静止状態において前記突起部と接する請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置の製造方法。
  5. 前記駆動層は、
    基板と、当該基板上に形成される形状記憶合金の薄膜とを有している請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置の製造方法。
  6. 前記駆動層は、
    基板と、当該基板上に形成される圧電素子の薄膜とを有している請求項1から請求項5のいずれかに記載の撮像装置の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の撮像装置の製造方法で製造された撮像装置。
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