JP5035135B2 - ハンドオーバ制御装置、ハンドオーバ制御方法、ハンドオーバ制御プログラム、及び、無線通信装置 - Google Patents

ハンドオーバ制御装置、ハンドオーバ制御方法、ハンドオーバ制御プログラム、及び、無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、ハンドオーバ制御装置、ハンドオーバ制御方法、ハンドオーバ制御プログラム、及び、無線通信装置に関し、例えば、WiMAX(登録商標:IEEE802.16e標準化規格技術)通信やWiFi(登録商標:IEEE802.11標準化規格技術)通信において、電波環境が劣化した場合に、他の基地局に接続を切り替える無線通信装置に適用し得るものである。
一般に、他の基地局に接続を切り替えるハンドオーバ(以下、HOともいう)は、電波環境の変動に伴い、現在接続している基地局から、よりよい通信環境を提供する基地局へ接続を切り替える技術である。
例えば、特許文献1には、移動電話機が基地局に位置登録を行った場合、基地局から転送されてくるFER(フレームエラーレート)基準値に対してFER値を測定し、その測定結果がFER基準値以上であって、かつ、RSSI(受信シグナル強度指標)が基準値以下のときには、移動電話機は弱電界領域で使用されていると判断し、他の基地局への接続を切り替えるハンドオーバ処理を行う技術が記載されている。
特開2000−050337号公報
しかしながら、無線端末から接続可能な基地局が、いずれも同程度の通信環境を提供するような場合であって、かつ、いずれも微弱であり、環境の変動により容易にハンドオーバを引き起こすような環境においては、無線端末は頻繁にハンドオーバをすることになり、そのつど通信が切断されるケースが起こりうる。
特に端末が固定され、より電波環境の良い方向へ移動することができないは、継続的にハンドオーバを繰り返す現象が起こりやすく、影響が顕著になる。
そのため、無線通信システムにおいて、電波環境、および、以前の接続時間から導出するスコアに基づいて、電波が不安定な環境においても継続的に接続状態の良いハンドオーバ先を決定することができるハンドオーバ制御装置、ハンドオーバ制御方法、ハンドオーバ制御プログラム、及び、無線通信装置が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明のハンドオーバ制御装置は、ハンドオーバ先を決定するハンドオーバ制御装置において、(1)複数の基地局の無線通信状態を測定する無線通信測定手段と、(2)接続する各基地局との接続時間を測定する接続時間測定手段と、(3)各基地局の無線通信状態測定結果及び各基地局との接続時間とに基づいて、各基地局の切替評価値を求める切替評価値算出手段と、(4)切替評価値算出手段により求められた切替評価値を基地局毎に保持する切替評価値保持手段と、(5)切替評価値保持手段に保持される基地局毎の切替評価値を管理する切替評価値制御手段と、(6)ハンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ先決定手段とを備え、切替評価値制御手段が、現在接続している基地局との連続接続時間を保持し、現在接続している基地局の過去の所定回数の連続接続時間のうち、連続接続時間が閾値以下となるものがあるか否かを判断するものであり、閾値以下の連続接続時間を有する場合、切替評価値制御手段は、各基地局の切替評価値の初期化を行ない、ハンドオーバ先決定手段は、無線通信測定手段によって測定される各基地局の無線通信状態に基づいてハンドオーバ先を決定し、閾値以下の連続接続時間を有しない場合には、ハンドオーバ先決定手段は、切替価値保持手段に保持される各基地局の切替評価値のうち、最も高い切替評価値の基地局をハンドオーバ先として決定することを特徴とする。
第2の本発明のハンドオーバ制御方法は、ハンドオーバ先を決定するハンドオーバ制御装置のハンドオーバ制御方法において、(1)無線通信測定手段が、複数の基地局の無線通信状態を測定する無線通信測定工程と、(2)接続時間測定手段が、接続する各基地局との接続時間を測定する接続時間測定工程と、(3)切替評価値算出手段が、各基地局の無線通信状態測定結果及び各基地局との接続時間とに基づいて、各基地局の切替評価値を求める切替評価値算出工程と、(4)切替評価値保持手段が、切替評価値算出手段により求められた切替評価値を上記基地局毎に保持する切替評価値保持工程と、(5)切替評価値制御手段が、切替評価値保持手段に保持される基地局毎の切替評価値を管理する切替評価値制御工程と、()ハンドオーバ先決定手段が、ハンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ先決定工程とを有し、切替評価値制御手段が、現在接続している基地局との連続接続時間を保持し、現在接続している基地局の過去の所定回数の連続接続時間のうち、連続接続時間が閾値以下となるものがあるか否かを判断し、閾値以下の連続接続時間を有する場合、切替評価値制御手段は、各基地局の切替評価値の初期化を行ない、ハンドオーバ先決定手段は、無線通信測定手段によって測定される各基地局の無線通信状態に基づいてハンドオーバ先を決定し、閾値以下の連続接続時間を有しない場合には、ハンドオーバ先決定手段は、切替価値保持手段に保持される各基地局の切替評価値のうち、最も高い切替評価値の基地局をハンドオーバ先として決定することを特徴とする。
第3の本発明のハンドオーバ制御プログラムは、ハンドオーバ先を決定するハンドオーバ制御プログラムにおいて、コンピュータを、(1)複数の基地局の無線通信状態を測定する無線通信測定手段、(2)接続する各基地局との接続時間を測定する接続時間測定手段、(3)各基地局の無線通信状態測定結果及び各基地局との接続時間とに基づいて、各基地局の切替評価値を求める切替評価値算出手段、(4)切替評価値算出手段により求められた切替評価値を基地局毎に保持する切替評価値保持手段、(5)切替評価値保持手段に保持される基地局毎の切替評価値を管理する切替評価値制御手段、(6)ハンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ先決定手段として機能させ、切替評価値制御手段が、現在接続している基地局との連続接続時間を保持し、現在接続している基地局の過去の所定回数の連続接続時間のうち、連続接続時間が閾値以下となるものがあるか否かを判断するものであり、閾値以下の連続接続時間を有する場合、切替評価値制御手段は、各基地局の切替評価値の初期化を行ない、ハンドオーバ先決定手段は、無線通信測定手段によって測定される各基地局の無線通信状態に基づいてハンドオーバ先を決定し、閾値以下の連続接続時間を有しない場合には、ハンドオーバ先決定手段は、切替価値保持手段に保持される各基地局の切替評価値のうち、最も高い切替評価値の基地局をハンドオーバ先として決定することを特徴とする。
第4の本発明の無線通信装置は、第1の本発明のハンドオーバ制御装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線通信システムにおいて、電波環境、および、以前の接続時間から導出するスコア(切替評価値)に基づいて、電波が不安定な環境においても継続的に接続状態の良いハンドオーバ先を決定することができる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明のハンドオーバ制御装置、ハンドオーバ制御方法、ハンドオーバ制御プログラム、及び、無線通信装置の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係る無線通信システム9Aの全体的な構成を示す全体構成図である。
図1において、第1の実施形態の無線通信システム9Aは、無線通信方式としてWiMAXを採用した無線通信システムを例示する。無線通信方式は、特に限定されるものではなく、WiFi、移動通信システムなど、ハンドオーバを採用するシステムにも広く適用できる。
また、図1に示すように、第1の実施形態の無線通信システム9Aは、IPネットワーク101に接続する複数のWiMAX基地局1−1〜1−n(nは正の整数)と、固定的に設置されたWiMAX端末2とを少なくとも有して構成されるものである。なお、WiMAX基地局、WiMAX端末の台数は、特に限定されるものではない。
IPネットワーク101は、通信プロトコルをIP(インタネットプロトコル)とするネットワークであるが、通信プロトコルは特に限定されず広く適用できる。
WiMAX基地局1(1−1〜1−n)は、接続するWiMAX端末2との間で無線通信を行う基地局である。図2は、WiMAX基地局1の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、WiMAX基地局1は、無線制御手段11、受信手段12、送信手段13を有して構成される。
無線制御手段11は、所定の通信制御方式(この実施形態ではWiMAX)に従って、WiMAX端末2との間で無線通信を制御する手段である。
受信手段12は、無線制御手段11の制御の下、接続するWiMAX端末2からの信号を受信し、種々の受信処理を行うものである。
送信手段13は、無線制御手段11の制御の下、接続するWiMAX端末2に対して送信信号を送信するものである。
WiMAX端末2は、WiMAX基地局1との間で無線通信を行う端末であり、本発明のハンドオーバ制御装置を有する無線通信装置を備えるものである。第1の実施形態では、固定的に設置された場合を例示するが、移動可能な端末としても適用できる。
図3は、第1の実施形態のWiMAX端末2の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、WiMAX端末2は、無線受信部201、無線測定部202、接続時間測定部203、HOスコア計算部204、HOスコア制御部205、タイマー206、HOスコアDB207、HO判断部208、メッセージ作成部209、無線送信部210を少なくとも有して構成される。
無線受信部201は、所定の無線制御方式(この実施形態ではWiMAX)により無線信号を捕捉し、種々の受信処理を行うものである。
無線測定部202は、無線通信に係る電波状態を測定するものであり、無線受信部201が受信した無線信号の受信信号レベル(RSSI:Received Signal Strength Indication)と、搬送波レベル対干渉・雑音比(CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)とを測定するものである。また、無線測定部202は、測定したRSSI及びCINRをHOスコア計算部204に与えるものである。
接続時間測定部203は、現在接続しているWiMAX基地局1との接続時間を測定し、その接続時間をHOスコア計算部204及びHOスコア制御部205に与えるものである。
HOスコア計算部204は、無線測定部202から受け取ったRSSI及びCINRと、接続時間測定部203から受け取ったWiMAX基地局1との接続時間とに基づいて、HOスコア(切替評価値)を計算するものである。また、HOスコア計算部204は、WiMAX端末2でHOが発生する毎にHOスコアを計算し、その計算結果のHOスコアをHOスコアDB207に記録させる。これにより、HOスコアの収集期間中の合計値が、HOスコアDB207に記録される。
ここで、HOスコアとは、それぞれのWiMAX基地局1との間の無線通信状態と所定時間内の接続時間とを反映させたスコアであり、ハンドオーバの実行を判断するための指標である。
HOスコアを求める方法は、HOスコア計算部204が、下記式(1)に基づいて求める。ここで、Aは1より大きい任意の係数であり、time(接続)は1台のWiMAX基地局1に連続して接続していた接続時間である。
Figure 0005035135
式(1)は、WiMAX基地局1との接続時間の長さをスコアへ大きく反映させるため時間の指数関数とし、それにRSSI_ScoreとCINR_Scoreとを乗じることにより導出する。
なお、式(1)は、現在接続しているWiMAX基地局1との1回あたりのHOスコアの導出式であり、これをHOスコアDB207でWiMAX基地局1毎に記憶することで、所定の収集期間内のHOスコアの合計値を集計できる。
HOスコア計算部204は、無線測定部202からRSSIを受け取ると、予め設定されたRSSIスコア算出テーブルを参照しながら、RSSIに対応するRSSI_scoreを求める。
また、HOスコア計算部204は、無線測定部202からCINRを受け取ると、予め設定されたCINRスコア算出テーブルを参照しながら、CINRに対応するCINR_scoreを求める。
ここで、図4は、RSSI_scoreを算出するRSSIスコア算出テーブルの一例であり、図5は、CINR_scoreを算出するCINR算出テーブルの一例である。
図4に示すRSSIスコア算出テーブルは、RSSI平均値とRSSI_scoreとを対応付けたものであり、RSSI平均値が小さくなるにつれてRSSI_scoreが大きくするように設定した。
また、図5に示すCINRスコア算出テーブルは、CINR平均値とCINR_scoreとを対応付けたものであり、CINR平均値が大きくなるにつれてCINR_scoreが大きくなるように設定した。
HOスコア制御部205は、HO計算部204により算出されたHOスコアについてHOスコアDB207への書き込み及び消去を制御するものである。
HOスコア制御部205は、タイマー206を用いて、各WiMAX基地局1のHOスコアの収集時間を管理する。収集時間とは、WiMAX基地局1毎のHOスコアを収集するための時間であり、この収集時間内で集計したHOスコアを用いてハンドオーバ処理を行う。この収集時間は任意に設定や変更ができる。
また、HOスコア制御部205は、接続時間測定部203が測定したWiMAX基地局1との連続接続時間を受け取ると、その連続接続時間を記録保持するものである。
図6は、現在接続しているWiMAX基地局1との連続接続時間の記録保持を説明する説明図である。図6に示すように、HOスコア制御部205は、接続時間測定部203から取得した当該WiMAX基地局1との連続接続時間を記録保持する。
さらに、HOスコア制御部205は、現在接続しているWiMAX基地局1との連続接続時間の記録結果を参照して、閾値以下となる連続接続時間が連続して存在する場合に、当該HOスコアDB207に保持されている情報をクリアにするものである。これにより、電波環境の変化に応じて、WiMAX基地局1の接続切り替えが可能となる。
なお、第1の実施形態では、閾値以下となる接続時間が連続して存在する場合を判定することとするが、これに限定されない。その他の判定方法として、閾値以下の接続時間が連続してなくて、所定回数のうち閾値以下となる接続時間が所定回数発見することを検出するようにしてもよい。
タイマー206は、計時するタイマー時間をHOスコア制御部205に提供するものである。
HOスコアDB207は、HO制御部205の制御の下、WiMAX基地局1のHOスコアを記録・保持するものである。
図7は、HOスコアDB207に保持される各WiMAX基地局1のHOスコアの記録の様子を説明する説明図である。図7に示すように、HOスコアDB207には、WiMAX基地局1毎のHOスコアが保持される。
HO判断部208は、無線測定部202から取得した測定結果に基づいてハンドオーバ処理を行うものである。HO判断部208は、ハンドオーバ処理として、例えばIEEE802.16eで標準化されている通常のハンドオーバ処理と、第1の実施形態に係るHOスコアを用いたハンドオーバ処理とのいずれかを行う。
HO判断部208は、WiMAX端末2の初期起動状態の場合又はHOスコアDBにHOスコアの収集結果が保持されていない場合に通所のハンドオーバ処理を行う。また、HO判断部208は、HOスコアDB207にHOスコアの収集結果が保持されている場合には、HOスコアDB207に保持されているWiMAX基地局1のHOスコアのうち、最も高いHOスコアをハンドオーバ先として判断するものである。
メッセージ作成部209は、HO判断部208により判断された最も高いHOスコアのWiMAX基地局1への接続要求メッセージを作成するものである。
無線送信部210は、送信信号を無線送信するものである。また、無線送信部210は、メッセージ作成部209により作成されたメッセージを無線送信するものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の無線通信システム9Aにおけるハンドオーバ制御処理の動作について図面を参照しながら説明する。
以下では、説明便宜上、WiMAX端末2と接続可能なWiMAX基地局が2台ある場合を例示して説明するものとし、WiMAX基地局1−1及び1−2と表記する。
まず、WiMAX端末2のWiMAX基地局1との初期の接続処理の全体動作について説明する。
初期状態においてWiMAX端末2が固定的に設置されると、WiMAX端末2は、接続可能なWiMAX基地局1−1及び1−2との電波環境の良いほうと接続する。
このとき、WiMAX端末2は、接続可能なWiMAX基地局1と接続するものとし、WiMAX基地局1−1及び1−2のうち電波環境のよいWiMAX基地局1−1と接続する。
また、所定の収集時間(例えば1日、12時間、60分等)内において、WiMAX端末2は、IEEE802.16eで標準化された通常のハンドオーバ処理を動作するものとする。そして、この収集時間のうち、WiMAX端末2は、各WiMAX基地局1−1及び1−2との間の無線通信の接続状況を監視し、後述するようにして各WiMAX基地局1−1及び1−2のHOスコアの収集を行う。
所定の収集時間が終了すると、その収集時間のうちに収集した各WiMAX基地局1−1及び1−2のHOスコアがWiMAX端末2のHOスコアDB207に記録される。そして、ハンドオーバ時にHOスコアDB207に保持される各WiMAX基地局1−1及び1−2のHOスコアを参照して、HOスコアが最も高いWiMAX基地局1−1へ接続するようにハンドオーバ処理を行う。これにより、瞬間的な無線環境の劣化により不適切なWiMAX基地局へ接続することを防ぎ、頻繁にWiMAX基地局が切り替わることによる通信の劣化を防ぐことが可能となる。
次に、WiMAX端末2におけるHOスコアの作成処理及び初期化処理について図面を参照しながら説明する。図8は、WiMAX端末2におけるHOスコアの作成処理及び初期化処理を示すフローチャートである。
まず、WiMAX端末2が起動すると(ステップS301)、HOスコアの初期化を行い(ステップS102)、HOスコアの収集を開始し(ステップS103)、HOスコアの収集時間が終了するまで各WiMAX基地局1のHOスコアを収集する(ステップS104)。
無線測定部202は、無線受信部201が受信した無線信号のRSSI及びCINRを測定し、そのRSSI及びCINRをHOスコア計算部204に与える。収集時間内では通常のハンドオーバ処理を行っており、ハンドオーバ先のWiMAX基地局1−1又は1−2に切り替わるたびに、受信した無線電波のRSSI及びCINRを測定する。
また、接続時間測定部203は、ハンドオーバ先であるWiMAX基地局1−1及び1−2との接続時間を測定し、その測定時間をHOスコア計算部204及びHOスコア制御部205に与える。
HOスコア計算部204では、無線測定部202からの無線信号のRSSI及びCINRを受け取ると、RSSIスコア算出テーブル及びCINRスコア算出テーブルを参照して、取得したRSSI及びCINRに対応するRSSI_score及びCINR_scoreを算出する。
また、HOスコア計算部204では、接続時間測定部203から取得した接続時間と、RSSI_score及びCINR_scoreとを式(1)に代入して、HOスコアを算出する。
HOスコア制御部205は、接続時間測定部203から取得した接続時間をWiMAX基地局1毎に保持し、各WiMAX基地局1との連続接続時間を管理する。また、HOスコア制御部205は、HOスコア計算部204により求められたHOスコアを、WiMAX基地局1毎にHOスコアDB207に記録させる。これにより、収集時間内で収集した各WiMAX基地局1のHOスコアの総計を記録させることができる。
収集時間が終了すると、WiMAX端末2は、HOスコアDB207に記録される各WiMAX基地局1のHOスコアを用いてハンドオーバ先を決定する(ステップS105)。このHOスコアを用いたハンドオーバ処理の動作については後述する。
周囲の接続可能なWiMAX基地局1の数が増減し変動した場合、WiMAX端末2のHOスコア制御部205は、ステップS102に戻り、HOスコアを初期化し、再度収集期間における各WiMAX基地局1のHOスコアの収集処理を行うようにする(ステップS106)。一方、WiMAX基地局1の数の変動がない場合、そのままHOスコアを用いたハンドオーバ処理が行なわれる。
WiMAX基地局1の変動の検出については、新たに追加されたWiMAX基地局からの制御信号を受信することによりHOスコア制御部205が変動を検出したり、HOスコアDB207などを参照しながらHOスコア制御部205が接続可能なWiMAX基地局1を管理しており、管理するWiMAX基地局以外のものからの制御信号を受信することで検出したりする方法を適用できる。
また、HOスコア制御部205は、WiMAX基地局1−1との接続時間を保持しており、過去の所定回数の接続時間を参照して、閾値以下となる連続接続時間が連続して存在するか否かを判定する。そして、閾値以下の接続時間が連続して存在する場合、ステップS102に戻り、HOスコア制御部205は、HOスコアを初期化し、再度収集期間における各WiMAX基地局1のHOスコアの収集を行う。一方、そうでない場合、HOスコアを用いてハンドオーバ処理を続行する。
このように、接続しているWiMAX基地局1−1の連続接続時間を監視し、電波環境の変化などを迅速に察知することができ、その環境の中でHOスコアの高い最適なWiMAX基地局1との接続を図ることができる。
また、HO制御部207は、所定時間毎にHOスコアを初期化する。つまり、HO制御部207は、HOリセットタイマーが0になると、HOスコアDB207に保持されるHOスコアを初期化する(ステップS108、S102)。これにより、HOスコアを周期的に見直すことができる。
次に、WiMAX端末2におけるハンドオーバ処理の動作について図面を参照しながら説明する。図9は、WiMAX端末2におけるハンドオーバ処理の動作を示すフローチャートである。
WiMAX端末2のHO判断部208は、無線測定部202による受信電波の測定結果に基づいてハンドオーバをすべきか否かを判断している。そして、ハンドオーバ判断部208がハンドオーバ条件を発動する(ステップS201)。
HOスコア制御部205は、接続時間の計測中であるか否かを判断し(ステップS202)、接続時間の計測中である場合には、その接続時間の記録を終了する(ステップS203)。一方、接続時間の計測中でない場合、ステップS204に移行する。
次に、HOスコアDB207に各WiMAX基地局1のHOスコアが記録されているか否かを判断し(ステップS204)、記録されていない場合、通常のハンドオーバ処理を行う(ステップS210、S211)。
一方、HOスコアDBに記録されている場合、HOスコア制御部205は、過去の所定回数の連続接続時間を参照して、閾値以下の接続時間が連続して存在するか否かを判断する(ステップS205)。
そして、閾値以下の連続接続時間が連続して存在する場合、HOスコア制御部205はHOスコアを初期化し(ステップS209)、通常のハンドオーバ処理を実施させる(ステップS210)。
一方、閾値以下の連続接続時間が連続して存在しない場合、HO判断部208は、HOスコアDB207に記録されているHOスコアのうち、最も高いHOスコアのHOスコアのWiMAX基地局1−1をハンドオーバ先と判断して、このWiMAX基地局1−1に対して接続要求を行う(ステップS206)。すなわち、HO判断部208が判断したWiMAX基地局1−1に対してハンドオーバの接続要求メッセージをメッセージ作成部209が作成し、この接続要求メッセージを無線送信部210が無線送信するようにする。
そして、WiMAX端末2が当該WiMAX基地局1−1と接続すると(ステップS207)、HOスコア制御部205は、当該WiMAX基地局1−1との連続接続時間の記録を開始し(ステップS208)、ハンドオーバ処理を終了する(ステップS211)。
なお、当該WiMAX基地局1−1との接続ができない場合には、通常のハンドオーバ処理を行うようにする。これにより、WiMAX基地局1との接続断状態を回避する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、WiMAX端末が、個々のWiMAX基地局に対して電波状況と接続時間とに基づいてHOスコアを算出し、ハンドオーバ時に、各WiMAX基地局のHOスコアの優劣に準じてハンドオーバ先を決定することにより、電波状況が不安定な環境においても、ハンドオーバを繰り返す現象を回避しながら、継続的に電波状態の良いWiMAX基地局と接続することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明のハンドオーバ制御装置、方法及びプログラム、並びに無線通信制御装置の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成及び動作
図10は、第2の実施形態に係る無線通信システム9Bの全体的な構成を示す全体構成図である。
図10において、第2の実施形態の無線通信システム9Bは、IPネットワーク101に接続する複数のWiMAX基地局1−1〜1−nと、WiMAX端末3を有して構成されるものである。
図11は、第2の実施形態のWiMAX端末3の内部構成を示すブロック図である。図11に示すように、第2の実施形態のWiMAX端末3は、無線受信部301、無線測定部302、接続時間測定部303、HOスコア計算部304、HOスコア制御部305、タイマー306、HOスコアDB307、HO判断部308、メッセージ作成部309、無線送信部310、通信時間測定部311を少なくとも有して構成される。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、WiMAX端末3におけるハンドオーバ処理に係る機能である。具体的には、第1の実施形態は、接続時間としてWiMAX基地局1との無線接続時間を用いたのに対し、第2の実施形態は、接続時間として実際の通信時間を用いてHOスコアを算出する。
以下では、第2の実施形態の特徴的なWiMAX端末2のハンドオーバ処理の機能構成について説明するものとし、第1の実施形態で既に説明した機能構成の詳細については省略する。
通信時間測定部311は、継続的に接続する1台のWiMAX基地局1との連続した通信時間を測定するものであり、HOスコア計算部304及びHOスコア制御部305に、測定した通信時間を与えるものである。
これにより、あるWiMAX基地局1との間の1回の継続的な接続期間の中での通信頻度を求めることができる。
ここで、1回の継続接続期間内での通信頻度としては、WiMAX基地局1との間の通信時間やデータ量(パケット量)を用いることができる。第2の実施形態では、通信時間測定部311が測定する通信時間を用いる場合を例示する。
通信時間測定部311が測定する通信時間とは、具体的に継続接続している1台のWiMAX基地局1との間で電波を送受信した時間をいう。
例えば、通信パケットの送受信する際に、通信時間測定部311は、無線受信部301又は無線送信部310のパケット送受信に要する時間を観測して通信時間を求めることができる。
また例えば、通信時間測定部311によるパケット送受信時間の測定方法として、今回送受信するパケット数を測定し、1パケットの送受信に要する時間を設けておき、今回通信したパケット数を計測し、そのパケット数に1パケットの送受信に要する時間を乗じて当該通信時間を求めるようにしてもよい。
図12は、通信時間測定部311による通信時間の管理テーブルである。図12に示すように、一回の連続接続時間中に通信した合計時間を記録する。
なお、この実施形態では、通信時間測定部311が通信時間を測定する場合を示すが、通信時間測定部311がWiMAX基地局1との間で送受信したデータ量(パケット)を測定するようにしてもよい。
また、通信時間測定部311は、例えばSIP(Session Initiation Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)など、予め観測するプロトコルの種類を設定することができる。これにより、通信時間測定部311は、無線受信部301及び無線送信310で送受信したパケットのうち特定のプロトコルで構成されたパケットのパケット数を観測し、接続時間として取得することが可能である。
これにより、送受信したデータ量(パケット)を接続時間として取得することで、特定のプロトコルで通信が行える傾向が高い局をHO先として選択しやすくすることができる。
HOスコア計算部304は、各WiMAX基地局1と接続するたびに各WiMAX基地局1のHOスコアを算出するものである。
HOスコア計算部304は、第1の実施形態と同様に、無線測定部302から無線電波RSSI及びCINRを取得し、RSSI_score及びCINR_scoreを算出する。また、HOスコア計算部304は、接続時間測定部303から測定時間を取得する。なお、RSSI_score及びCINR_scoreの算出方法は、第1の実施形態と同様の方法を適用できる。
さらに、HOスコア計算部304は、通信時間測定部311からWiMAX基地局1との通信時間を取得する。
ここで、HOスコア計算部304は、例えば式(2)を用いてHOスコアを算出する。Aは1より大きい任意の係数であり、time(接続)は1台のWiMAX基地局1に連続して接続していた接続時間である。また、Bは1より大きい任意の係数であり、time(通信)は同一接続時間内に通信した通信時間の合計時間である。
Figure 0005035135
式(2)は、WiMAX基地局1との接続時間の長さ及び通信時間の長さをスコアへ大きく反映させるための時間の指数関数とし、それにRSSI_ScoreとCINR_Scoreとを乗じることにより導出する。
これにより、無線上又は上位ネットワークの何らかの原因により、接続はできるが通信できないWiMAX基地局との接続を回避させることができる。また、電波の送受信に要する接続時間をHOスコアに導入することで、無線通信を行う傾向の高いWiMAX基地局1をハンドオーバ先として選択させやすくすることができる。
なお、式(2)は、現在接続しているWiMAX基地局1との1回あたりのHOスコアの導出式であり、これをHOスコアDB307でWiMAX基地局1毎に記憶することで、所定の収集期間内のHOスコアの合計値を集計できる。
HOスコアDB307は、HO制御部305の制御の下、WiMAX基地局1のHOスコアを記録・保持するものである。
図13は、HOスコアDB307に保持される各WiMAX基地局1のHOスコアの記録の様子を説明する説明図である。図13に示すように、HOスコアDB307には、WiMAX基地局1毎のHOスコアが保持される。
(B−2)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、WiMAX端末が通信時間をHOスコアに付加する機能を加えることで、無線上あるいは上位NWになんらかの原因があって接続はできているが通信はできない状況についても適切なHOスコアを計算することが可能となる。
(C)他の実施形態
第1〜第3の実施形態において説明したハンドオーバ制御処理は、WiMAXによる無線通信を行う場合を例示したが、ハンドオーバ機能を備える無線通信装置に広く適用できる。
第1〜第3の実施形態において説明したハンドオーバ制御処理は、無線通信装置におけるソフトウェア処理により実現されるものである。例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等を備える無線通信装置において、CPUがROMに格納される処理プログラムを読み出し、これを実行することにより、第1〜第3の実施形態で説明したハンドオーバ処理が実現される。
第1の実施形態の無線通信システムの全体構成図である。 WiMAX基地局の内部構成図である。 第1の実施形態のWiMAX端末の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のRSSIスコア算出テーブルを説明する説明図である。 第1の実施形態のCINRスコア算出テーブルを説明する説明図である。 第1の実施形態の接続時間を記録するテーブルを説明する説明図である。 第1の実施形態の各WiMAX基地局のHOスコアを記録するテーブルを説明する説明図である。 第1の実施形態のハンドオーバの作成処理及び初期化を示すフローチャートである。 第1の実施形態のハンドオーバ処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の無線通信システムの全体構成図である。 第2の実施形態のWiMAX端末の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の通信時間を記録するテーブルを説明する説明図である。 第2の実施形態の各WiMAX基地局のHOスコアを記録するテーブルを説明する説明図である。
符号の説明
1−1〜1−n…WiMAX基地局、2及び3…WiMAX端末、201及び301…無線受信部、202及び302…無線測定部、203及び303…接続時間測定部、204及び304…HOスコア計算部、205及び305…HOスコア制御部、206及び306…タイマー、207及び307…HOスコアDB、208及び308…HO判断部、209及び309…メッセージ作成部、210及び310…無線送信部、311…通信時間測定部。

Claims (9)

  1. ハンドオーバ先を決定するハンドオーバ制御装置において、
    複数の基地局の無線通信状態を測定する無線通信測定手段と、
    接続する上記各基地局との接続時間を測定する接続時間測定手段と、
    上記各基地局の無線通信状態測定結果及び上記各基地局との接続時間とに基づいて、上記各基地局の切替評価値を求める切替評価値算出手段と、
    上記切替評価値算出手段により求められた切替評価値を上記基地局毎に保持する切替評価値保持手段と、
    上記切替評価値保持手段に保持される上記基地局毎の上記切替評価値を管理する切替評価値制御手段と、
    ンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ先決定手段と
    を備え
    上記切替評価値制御手段が、現在接続している基地局との連続接続時間を保持し、現在接続している基地局の過去の所定回数の連続接続時間のうち、連続接続時間が閾値以下となるものがあるか否かを判断するものであり、
    閾値以下の連続接続時間を有する場合、上記切替評価値制御手段は、各基地局の切替評価値の初期化を行ない、上記ハンドオーバ先決定手段は、上記無線通信測定手段によって測定される各基地局の無線通信状態に基づいてハンドオーバ先を決定し、
    閾値以下の連続接続時間を有しない場合には、上記ハンドオーバ先決定手段は、上記切替価値保持手段に保持される上記各基地局の切替評価値のうち、最も高い切替評価値の基地局をハンドオーバ先として決定する
    ことを特徴とするハンドオーバ制御装置。
  2. 接続する上記各基地局との1回の継続的な接続時間の中での通信頻度を測定する通信頻度測定手段をさらに備え、
    上記切替評価値算出手段が、上記各基地局の無線通信状態測定結果、上記各基地局との接続時間、及び、上記各基地局の1回の継続的な接続時間の中での通信頻度に基づいて、上記各基地局の切替評価値を求めることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ制御装置。
  3. 上記切替評価値算出手段が、上記各基地局との接続時間の長さの寄与度が高くなるように上記切替評価値を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドオーバ制御装置。
  4. 上記切替評価値算出手段が、上記各基地局との通信頻度の寄与度が高くなるように上記切替評価値を求めることを特徴とする請求項2又は3に記載のハンドオーバ制御装置。
  5. 上記切替評価値制御手段が、所定の収集時間内で収集した上記各基地局の切替評価値を保持させるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハンドオーバ制御装置。
  6. 上記切替評価値制御手段が、周期的に上記各基地局の切替評価値を再収集させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のハンドオーバ制御装置。
  7. ハンドオーバ先を決定するハンドオーバ制御装置のハンドオーバ制御方法において、
    無線通信測定手段が、複数の基地局の無線通信状態を測定する無線通信測定工程と、
    接続時間測定手段が、接続する上記各基地局との接続時間を測定する接続時間測定工程と、
    切替評価値算出手段が、上記各基地局の無線通信状態測定結果及び上記各基地局との接続時間とに基づいて、上記各基地局の切替評価値を求める切替評価値算出工程と、
    切替評価値保持手段が、上記切替評価値算出手段により求められた切替評価値を上記基地局毎に保持する切替評価値保持工程と、
    切替評価値制御手段が、上記切替評価値保持手段に保持される上記基地局毎の上記切替評価値を管理する切替評価値制御工程と、
    ハンドオーバ先決定手段が、ハンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ先決定工程と
    を有し、
    上記切替評価値制御手段が、現在接続している基地局との連続接続時間を保持し、現在接続している基地局の過去の所定回数の連続接続時間のうち、連続接続時間が閾値以下となるものがあるか否かを判断し、
    閾値以下の連続接続時間を有する場合、上記切替評価値制御手段は、各基地局の切替評価値の初期化を行ない、上記ハンドオーバ先決定手段は、上記無線通信測定手段によって測定される各基地局の無線通信状態に基づいてハンドオーバ先を決定し、
    閾値以下の連続接続時間を有しない場合には、上記ハンドオーバ先決定手段は、上記切替価値保持手段に保持される上記各基地局の切替評価値のうち、最も高い切替評価値の基地局をハンドオーバ先として決定する
    ことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  8. ハンドオーバ先を決定するハンドオーバ制御プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    複数の基地局の無線通信状態を測定する無線通信測定手段、
    接続する上記各基地局との接続時間を測定する接続時間測定手段、
    上記各基地局の無線通信状態測定結果及び上記各基地局との接続時間とに基づいて、上記各基地局の切替評価値を求める切替評価値算出手段、
    上記切替評価値算出手段により求められた切替評価値を上記基地局毎に保持する切替評価値保持手段、
    上記切替評価値保持手段に保持される上記基地局毎の上記切替評価値を管理する切替評価値制御手段、
    ンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ先決定手段
    として機能させ
    上記切替評価値制御手段が、現在接続している基地局との連続接続時間を保持し、現在接続している基地局の過去の所定回数の連続接続時間のうち、連続接続時間が閾値以下となるものがあるか否かを判断するものであり、
    閾値以下の連続接続時間を有する場合、上記切替評価値制御手段は、各基地局の切替評価値の初期化を行ない、上記ハンドオーバ先決定手段は、上記無線通信測定手段によって測定される各基地局の無線通信状態に基づいてハンドオーバ先を決定し、
    閾値以下の連続接続時間を有しない場合には、上記ハンドオーバ先決定手段は、上記切替価値保持手段に保持される上記各基地局の切替評価値のうち、最も高い切替評価値の基地局をハンドオーバ先として決定する
    ことを特徴とするハンドオーバ制御プログラム。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のハンドオーバ制御装置を有することを特徴とする無線通信装置。
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