JP4382636B2 - 無線通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LANなどにおいて無線通信を行う無線通信端末に関し、特に、通信データの性質に応じて最適な無線通信基地局を選択して無線通信を行う機能を有する無線通信端末に関するものである。
公共の場において、無線LANを用いてInternetへのアクセスサービス等を提供するHot-Spotサービスが普及し始めている。Hot-Spotサービスでは、当然、映像、音声、文書など様々なデータ通信が行われる。無線LANの通信技術としては、米国のIEEE802.11規格による2.4GHz帯でのスペクトル拡散技術を用いたものや、5GHz帯でのOFDM技術を用いたものが利用されている。日本においても、同様の規格がARIB(電波産業会)において既に標準化されている。
Hot-Spotサービスは、未だ十分に普及しているとは言いがたい状況にある。現状では、アクセスポイント(AP)と呼ばれる無線通信基地局が乱立するような状況ではないため、周波数の面的配置についてはかなりの余裕がある。しかしながら、今後コンテンツが充実するに伴い、APの数が著しく増加することが容易に想像されるので、その対策となる技術が今後の重要な関心事となると考えられる。
また、Hot-Spotサービスは、ノートパソコン、PDA等の携帯端末により利用されるのが一般的である。これらの端末に装着されて利用される無線LANユニット(無線LANカード等)に求められる仕様は、小型、軽量、低消費電力であり、この中でも、低消費電力化がもっとも重要な課題となっている。例えば、無線LANユニット自身の消費電力が同じ2つの無線LANユニットを用いてそれぞれAPと同内容の通信を行うとすれば、それらの無線LANユニットの電力寿命は、通信効率に依存することになる。
Hot-Spotサービスでは、通常、各APは隣接するAPとは異なる周波数を用いている。APのサービスエリア内の各端末は、APと同じ周波数を用いてAPとの通信を行っており、この技術はTDMA (Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス) と言われるものである。TDMAはAPと各端末とが時間をシェアして通信を行うシステムであり、APに同時に接続される端末の数が多くなると、端末1台あたりに割り当てられる時間が減少するので、スループットが低下してしまう。
携帯端末からAPに最初に接続する際に、接続可能なAPが複数ある場合には、携帯端末側においていずれのAPに接続するかを決定する。このとき、周波数順にAPを検索してゆき最初に見つかったAPに接続するというのが最も単純なAP選択方法であるが、この方法では複数あるAP間の通信品質の違いを全く考慮に入れておらず、複数あるAPのうち通信品質のよいAPを選択して接続するということができない。通信品質の悪いAPに接続してしまうと、伝送に失敗したデータの再送処理などが発生してスループットが低下するのに加えて、無駄な電力を消費することにより消費電力効率が低下してしまう。
そこで、携帯端末がAPに最初に接続する際に、全周波数範囲をスキャンして周波数ごとに受信電力の値を調べて、最も受信電力が高いAPを選択すれば、良好な通信が可能になると考えられる。しかしながら、受信電力が大きくても、そのAPに接続されている携帯端末が多い場合は、通信効率が低いため消費電力効率が悪くなってしまう場合がある。
特許文献1に記載の移動データ端末の最適通信相手選択方式は、移動データ端末に、基地局(AP)毎の受信電界強度及び基地局の運用状態を示す情報を登録した基地局情報テーブルを設け、最適通信相手の基地局、すなわち空き状態にある受信電界強度の最も大きい基地局を選択して無線通信回線を確立する方式である。
特開平7−307971号公報。
しかしながら、特許文献1に記載の最適通信相手選択方式では、端末は基地局からの応答信号に基づいて基地局が話し中であるか空きであるかを判別しているが、基地局の運用状態が「話中」もしくは「空き」という2種類しか判別できないため、比較的通信頻度の低い基地局であっても端末が通信を開始する時点で「話中」であるものは、通信相手として選択されないという問題点がある。
また、特許文献1に記載の最適通信相手選択方式では、端末において通信を行う主体であるアプリケーションが何であるかということを全く考慮していない。したがって、一度APに接続した後、動作するアプリケーションにとって適切なAPが選択されていないことが判明した場合には、他のAPに再接続することが必要となる。これでは、受信電界強度及び基地局の運用状態に基づき最適なAPを選択するという機能が全く意味をなさないことになってしまう。APとの再接続には承認・認証の手続きが再度必要となるので、この方式では、端末の低消費電力化という重要課題にアプローチすることができない。
接続するAPが端末において動作中のアプリケーションの要求を満たしているか否かについては、APとの接続後、ユーザが当該アプリケーションの動作を見るのが最も有効な判断方法である。そうすると、利用可能なAPの中にアプリケーションの要求を満たすAPが存在しなかった場合であっても、ユーザは、当該アプリケーションにとって適切なAPを探すために、次々とAPとの再接続を試みることになるので、電力を無駄に消費してしまうことになる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、動作中のアプリケーションの性質に応じて最適な無線通信基地局を自動的に選択して通信効率の高い無線通信を行うことで低消費電力化が実現できる無線通信端末を提供しようとするものである。
本発明者は、鋭意研究の結果、複数のAPのサービスエリア内にある無線通信端末において、接続可能な全てのAPの通信品質及び通信頻度を検出し、各APの通信品質及び通信頻度をランク付けし、予め取得してあるアプリケーションにとっての通信品質及び通信頻度の重要度を示す係数を前記ランク付けの値に掛け合わせたものを基準として、当該アプリケーションに最も適したAPを選択することにより、上記課題を解決することができることに想到した。
すなわち、本発明は、各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定する手段と、アプリケーションから通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数を取得する手段と、前記通信品質及び通信頻度の測定結果と、前記アプリケーションから取得した係数とから、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する手段と、を有する無線通信端末を提供するものである。
本発明は、また、各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定する手段と、測定された通信品質及び通信頻度をランク付けする手段と、アプリケーションから通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数を取得する手段と、前記通信品質及び通信頻度のランク付けと、前記アプリケーションから取得した係数とから、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する手段と、を有する無線通信端末を提供するものである。
本発明の無線通信端末において、アプリケーションの通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数は、通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数であることを特徴とする。
本発明は、また、各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定する手段と、測定された通信品質及び通信頻度をランク付けする手段と、アプリケーションから通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数を取得する手段と、前記通信品質及び通信頻度のランク付けに対して、前記アプリケーションから取得した係数により重み付けを適用することにより、ランク付け係数を計算する手段と、前記ランク付け係数に基づいて、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する手段と、を有する無線通信端末を提供するものである。
本発明の無線通信端末は、アプリケーションからランク付け係数に関する条件を取得する手段をさらに備えており、計算されたランク付け係数が前記条件に合致している無線通信基地局のみを接続先として選択することを特徴とする。
本発明の無線通信端末は、各無線通信基地局について計算されたランク付け係数を表示する手段をさらに備えていることを特徴とする。
本発明の無線通信端末は、接続可能な無線通信基地局の一覧を表示し、ユーザによる接続先の無線通信基地局の選択を受け付ける手段をさらに有することを特徴とする。
本発明は、また、上記したいずれかの無線通信端末と同等の機能を有する無線通信ユニットを提供するものである。
本発明は、また、複数の無線通信基地局と接続可能な無線通信端末において、アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する方法であって、各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定するステップと、測定された通信品質及び通信頻度をランク付けするステップと、アプリケーションから通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数を取得するステップと、前記通信品質及び通信頻度のランク付けに対して、前記アプリケーションから取得した係数により重み付けを適用することにより、ランク付け係数を計算するステップと、前記ランク付け係数に基づいて、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択するステップと、を含む方法を提供するものである。
本発明の無線通信基地局の選択方法は、ランク付け係数を計算した後に、アプリケーションからランク付け係数に関する条件を取得するステップをさらに含んでおり、無線通信基地局の選択ステップでは、計算されたランク付け係数が前記条件に合致している無線通信基地局のみを接続先として選択することを特徴とする。
本発明の無線通信基地局の選択方法は、各無線通信基地局について計算されたランク付け係数を表示するステップをさらに含んでいることを特徴とする。
本発明の無線通信基地局の選択方法は、接続可能な無線通信基地局の一覧を表示し、ユーザによる接続先の無線通信基地局の選択を受け付けるステップをさらに含んでいることを特徴とする。
本発明は、また、上記したいずれかの方法を無線通信端末において実行するためのプログラムを提供するものである。
本発明は、また、上記プログラムを記録した記録媒体を提供するものである。
以上、説明したように、本発明の無線通信端末によれば、動作中のアプリケーションの性質に応じて最適な無線通信基地局を自動的に選択して通信効率の高い無線通信を行うので低消費電力化が実現できる無線通信端末が提供される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の無線通信端末を実施するための最良の形態を詳細に説明する。図1〜図4は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
本発明の無線通信端末の一実施形態として、複数の無線通信基地局(AP)の無線通信可能な圏内(サービスエリア内)にある携帯端末(MT:Mobile Terminal)において、動作するアプリケーションの性質に応じて適切なAPを選択して接続し、無線通信を行う形態について、以下に詳細に説明する。
無線通信端末の構成
図1は、本実施形態におけるMT及びAPの配置状況を概略的に示す図である。図1では、本発明の無線通信端末をMT-orgとし、MT-orgが接続可能なAPを、AP1、AP2、AP3、AP4としている。図示するように、AP1〜AP4の各サービスエリアは、一部が互いに重なっているものとする。また、AP1にはMT1、MT2、MT3が既に接続され、AP2にはMT4、MT5、MT6、MT7が既に接続され、AP3にはMT10が既に接続され、AP4にはMT8、MT9が既に接続されているものとする。また、AP1が使用する周波数をF1とし、AP2が使用する周波数をF2とし、AP3が使用する周波数をF3とし、AP4が使用する周波数をF4とする。
図2は、本発明の無線通信端末の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。図2において、本発明の無線通信端末は、電波の送受信を行うためのアンテナ1、電波による通信データの送受信を行うためのRF部2、通信データの変復調を行う変復調部3、電波による通信の品質を測定する通信品質測定部4、通信の頻度を測定する通信頻度測定部5、通信に用いるプロトコルを制御するプロトコル制御部6、接続するAPを選択するAP選択制御部7、アプリケーション部8、ユーザによるAP選択を行うユーザAP選択部9、AP選択制御部7において生成されたQoS(Quality of Service:無線LANが提供できるサービスの質、特に伝送速度、遅延の有無に関する品質を言う)情報をユーザに表示するQoS情報表示部10を備えている。アプリケーション部8は、高画質映像、普通映像、音声、テキストファイル、バイナリファイルなどを通信データとして扱うものとする。
通信品質測定部4での測定方法としては、例えば各APから送信される制御信号(IEEE802.11規格ではビーコンと呼ばれるパケット)の受信電力を測定する手段や、IEEE802.11b規格においてはビーコンについて受信機内の相関器出力のS/Nを測定する手段が考えられる。また、例えばパケットの誤り率を測定する手段や、誤り訂正が採用されている場合は訂正前と訂正後を比較するビット誤り率を測定する手段や、受信位相点分散を測定する手段などが考えられる。通信頻度測定部5での測定方法としては、電波を一定時間監視し、電波の強度によって媒体の使用率を算出し通信頻度とする手段や、AP宛の送信パケットが一定時間中に送信される割合を算出し通信頻度とする手段が考えられる。また、APがビーコン等の報知パケット中に現在接続中の端末数やスリープ中の端末数を明示し、端末側で読み取る手段や、送信予約された時間(IEEE802.11e規格ではTXOPと呼ばれる)を読み取り、一定時間中の割合を算出し通信頻度とする手段なども考えられる。
図2において、アンテナ1、RF部2、変復調部3、通信品質測定部4、通信頻度測定部5、プロトコル制御部6、AP選択制御部7は、無線通信端末において無線通信を実現するものであり、これらをまとめて無線部11と呼ぶことにする。
図3は、図2に示すAP選択制御部7の内部構成を詳細に示す機能ブロック図である。図3において、AP選択制御部7は、通信頻度測定部5において測定された通信頻度に基づいてAPの通信頻度ランク付けを行う通信頻度判定部13、通信品質測定部4において測定された通信品質に基づいてAPの通信品質ランク付けを行う通信品質判定部14、アプリケーション部8から取得されるパラメータと、通信頻度判定部13及び通信品質判定部14から取得されるランク付け結果とに基づいてAPのランク付け係数を算出する係数算出部15、算出されたAPのランク付け係数をQoS情報として保存するQoS情報テーブル16、QoS情報テーブル16から最適なAPを選択し、その選択結果をプロトコル制御部6に出力するするAP選択部17を有している。
本実施形態では、特に、通信品質が低下すれば通信パケット損失などのエラーが発生するという問題が生じ、通信頻度が増大すれば送信待ち時間などのため遅延が発生するという問題が生じるものと考える。AP選択制御部7は、このような考えに基づいて、動作中のアプリケーションにとっての接続先として最適なAPを選択するものとする。
無線通信端末によるAP選択の動作
以上のように構成された本発明の無線通信端末において、複数の接続可能なAPがある場合において、通信状態や動作中のアプリケーションなどに応じて適切なAPを選択する動作について説明する。図4は、このとき無線部11において行われる処理の流れを示すフローチャートである。
まず、無線通信端末の無線部11により無線通信を行おうとするアプリケーションは、AP選択制御部7に接続要求を発する。このとき、アプリケーション部8は、そのアプリケーションの性質を示すパラメータとして、そのアプリケーションにとっての通信品質及び遅延に関する重要度を示す係数(a, b)をAP選択制御部7に出力する。ここで、遅延に関する重要度とは、通信頻度に関する重要度であることを意味する。多少の遅延は許容するが通信品質は高い方がよいとするアプリケーションの場合には、係数aの方が係数bよりも大きい値に設定されるし、通信品質の向上よりも遅延発生防止の必要性の方が高いアプリケーションの場合には、係数bの方が係数aよりも大きい値に設定される。
例えば、バッチ処理などのデータを伝送する場合には、遅延が起こっても何ら問題はないので、係数を(0.9, 0.1)などにすることができる。これに対して、音声データなどの場合には、品質はある程度でよいが、遅延なく滑らかに再生する必要性が高いので、係数を(0.3, 0.7)などとすることができる。また、映像データの場合には、一定の通信品質を確保するとともに遅延発生もある程度防止する必要があることから、例えば、高画質映像については係数を(0.5, 0.5)とし、普通映像については係数を(0.6, 0.4)とすることとができる。ここで、a, bについては特にその関係に規定が必要なわけではないが、ここでは簡単のためa+b=1になることとする。以上の処理が図4のステップS41において行われる。
一方、アプリケーション部8又はAP選択制御部7から接続要求を受けたプロトコル制御部6は、無線通信に用いる周波数帯の電波をスキャンして接続可能なAPを検索する。無線通信端末がAPのサービスエリア内にある場合には、APから発せられる電波(ビーコン等)を受信することができるので、その電波をアンテナ1及びRF部2により受信し、変復調部3において変復調して、通信品質測定部4及び通信頻度測定部5のそれぞれに出力する。以上の処理が図4のステップS42において行われる。
通信品質測定部4及び通信頻度測定部5は、接続可能なAPからの電波受信状況に基づいて、それぞれ通信品質及び通信頻度を測定し、その測定結果をAP選択制御部7の通信品質判定部14及び通信頻度判定部13のそれぞれに出力する。以上の処理が図4のステップS43において行われる。
通信品質判定部14及び通信頻度判定部13は、通信品質及び通信頻度の測定結果に対して、所定のルールに従いランク付けを行う。例えば、本実施形態では、接続可能な全てのAPについて、通信品質を4ランクに分類する(品質が低い順にxn=1〜4)。すなわち、最も通信品質の高いAPにはxn=4というランク付けをする。また、接続可能な全てのAPについて、通信頻度を4ランクに分類する(頻度が高い順にyn=1〜4)。すなわち、最も通信頻度が低いAPにはyn=4というランク付けをする。但し、ランク付けの数値の与え方は任意の方法をとることができ、上記よりさらに細かくランク付けを行うことも可能である。本実施形態では、説明を簡略化するために単純な例を用いる。以上の処理が図4のステップS44において行われる。
各APに対する上記のランク付けを、APn(xn, yn)と表現する。今、図1に示す4つのAPに関して、通信品質の高い順がAP2、AP4、AP3、AP1となっており、通信頻度の低い順がAP3、AP4、AP1、AP2となっているとすると、それぞれのAPには、AP1(1, 2)、AP2(4, 1)、AP3(2, 4)、AP4(3, 3)というランク付けがされることになる。通信品質判定部14及び通信頻度判定部13は、接続可能なAPのそれぞれをランク付けした結果を係数算出部15に出力する。以上の処理が図4のステップS45において行われる。
係数算出部15は、アプリケーション部から取得してあるパラメータ(a, b)と、通信品質判定部14及び通信頻度判定部13から取得した通信品質及び通信頻度のランク付け結果APn(xn, yn)とから、APのランク付け係数APnRを計算する。ランク付け係数APnRの計算は、以下の式(1)により行われる。
APnR = a×xn+b×yn …(1)
ランク付け係数APnRの値が大きいほど、そのアプリケーションの接続先として適していることになる。本実施形態において用いられるアプリケーションごとに、図1に示す4つのAPのランク付け係数APnRを計算した結果を表1に示す。
Figure 0004382636
係数算出部15は、このようなランク付け係数APnRの計算結果をQoS情報テーブル16に出力する。以上の処理が図4のステップS45において行われる。尚、無線通信端末においてアプリケーションが接続要求を発する度に、そのアプリケーションについてのランク付け係数APnRが計算されるが、これをQoS情報テーブル16において一定期間キャッシュしておくのが好ましい。
AP選択部17は、表1に示す各APのランク付け係数APnRを参照して、動作するアプリケーション毎に適切なAPを選択することができる。例えば、QoS情報テーブル16において表1に示すようなテーブルが保持されているとすると、アプリケーションが高画質映像データを扱う場合にはAP3又はAP4、普通映像データであればAP4、音声データであればAP3、バッチ処理などのデータ伝送であればAP2が最適な接続先APとして選択されることになる。以上の処理が図4のステップS46において行われる。
AP選択部17は、アプリケーションに最適な接続先として選択したAPをプロトコル制御部6に通知する。プロトコル制御部6は、そのアプリケーションの接続先を通知されたAPに設定し、アプリケーションによる通信を開始させることができる。以上の処理が図4のステップS47において行われる。
一方で、QoS情報テーブル16に保持されているランク付け係数APnRの計算結果は、QoS情報表示部10に出力されるようになっている。QoS情報表示部10は、表1に示すような情報をユーザに提示することができる。これを見たユーザは、ユーザAP選択部9により接続先APを手動で選択することも可能である。
以上示した本発明の実施形態では、無線通信端末においてアプリケーションがAPへの接続を要求した時点において、そのアプリケーションが通信を行う上での要求に応じて最適なAPを選択するので、一度APが選択された後は、ユーザがわざわざアプリケーションの動作状態を見て接続するAPを選択し直す必要はない。したがって、ユーザの手間が省略されるとともに、再接続要求の発生を抑制することができるので、無線通信端末の低消費電力化に寄与することができる。
さらに、本発明の無線通信端末において、各アプリケーションについて上記の係数a, bに加えて、ランク付け係数APnRの最低値を設定しておき、接続可能なAPのうちこれを満足するものが存在しない場合には、通信を開始しないようにすることも可能である。例えば、表1の例において、高画質映像データを取り扱うアプリケーションに対してランク付け係数APnRの最低値を3.5と設定しておくと、接続可能であるAP1〜AP4のうちいずれもがランク付け係数APnRの最低値に満たないため、当該アプリケーションからの接続要求が無線部11において受け付けられないことになる。このように、アプリケーションごとに予め設定してあるランク付け係数APnRの最低値を満たすAPが見つからない場合には、最初からいずれのAPとも接続を行わないようにすれば、望ましいレベルで通信できるAPを探すために接続するAPを何度も変更する必要がなくなるので、無線通信端末の低消費電力化に寄与することができる。
また、本発明の無線通信端末は、常に自ら接続先のAPを選択して通信要求を送信し、データ伝送路の確立を行うため、基地局側では端末情報の管理や基地局間制御が不要であり、簡単に無線通信システムを構築することができる。
以上、本発明の無線通信端末について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
本発明は、IEEE802.11a, IEEE802.11b, IEEE802.11gなどの無線通信規格により通信を行う機能を備えた無線通信端末として利用可能である。
本発明の一実施形態における無線端末及び無線通信基地局の配置状況を概略的に示す図である。 本発明の無線通信端末の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図2に示すAP選択制御部7の内部構成を詳細に示す機能ブロック図である。 本発明の無線通信端末において、複数の接続可能なAPの中から、通信状態や動作中のアプリケーションなどに応じて適切なAPを選択する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 アンテナ
2 RF部
3 変復調部
4 通信品質測定部
5 通信頻度測定部
6 プロトコル制御部
7 AP選択制御部
8 アプリケーション部
9 ユーザAP選択部
10 QoS情報表示部
11 無線部
13 通信頻度判定部
14 通信品質判定部
15 係数算出部
16 QoS情報テーブル
17 AP選択部

Claims (14)

  1. 各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定する手段と、
    アプリケーションから通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数を取得する手段と、
    前記通信品質及び通信頻度の測定結果と、前記アプリケーションから取得した係数とから、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する手段と、を有し、
    アプリケーションの通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数は、通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数であることを特徴とする無線通信端末。
  2. 各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定する手段と、
    測定された通信品質及び通信頻度をランク付けする手段と、
    アプリケーションから通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数を取得する手段と、
    前記通信品質及び通信頻度のランク付けと、前記アプリケーションから取得した係数とから、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する手段と、を有し、
    アプリケーションの通信品質及び通信頻度についての要求レベルを示す係数は、通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数であることを特徴とする無線通信端末。
  3. 各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定する手段と、
    測定された通信品質及び通信頻度をランク付けする手段と、
    アプリケーションから通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数を取得する手段と、
    前記通信品質及び通信頻度のランク付けに対して、前記アプリケーションから取得した係数により重み付けを適用することにより、ランク付け係数を計算する手段と、
    前記ランク付け係数に基づいて、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する手段と、を有する無線通信端末。
  4. アプリケーションからランク付け係数に関する条件を取得する手段をさらに備えており、計算されたランク付け係数が前記条件に合致している無線通信基地局のみを接続先として選択することを特徴とする請求項に記載の無線通信端末。
  5. 各無線通信基地局について計算されたランク付け係数を表示する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項又はに記載の無線通信端末。
  6. 前記ランク付け係数が所定の最低値を満たす無線通信基地局が存在しない場合は通信を開始しないことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  7. 接続可能な無線通信基地局の一覧を表示し、ユーザによる接続先の無線通信基地局の選択を受け付ける手段をさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の無線通信端末と同等の機能を有する無線通信ユニット。
  9. 複数の無線通信基地局と接続可能な無線通信端末において、アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択する方法であって、
    各無線通信基地局から受信される電波状況に基づいて、通信品質及び通信頻度を測定するステップと、
    測定された通信品質及び通信頻度をランク付けするステップと、
    アプリケーションから通信品質及び通信頻度に対する相対的重み付けを示す係数を取得するステップと、
    前記通信品質及び通信頻度のランク付けに対して、前記アプリケーションから取得した係数により重み付けを適用することにより、ランク付け係数を計算するステップと、
    前記ランク付け係数に基づいて、前記アプリケーションの接続先として適した無線通信基地局を選択するステップと、を含む方法。
  10. ランク付け係数を計算した後に、アプリケーションからランク付け係数に関する条件を取得するステップをさらに含んでおり、
    無線通信基地局の選択ステップでは、計算されたランク付け係数が前記条件に合致している無線通信基地局のみを接続先として選択することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 各無線通信基地局について計算されたランク付け係数を表示するステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項9又は10に記載の方法。
  12. 接続可能な無線通信基地局の一覧を表示し、ユーザによる接続先の無線通信基地局の選択を受け付けるステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 請求項9から12のいずれか1項に記載の方法を無線通信端末において実行するためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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