JP5035120B2 - 伝送装置、伝送方法および伝送プログラム - Google Patents

伝送装置、伝送方法および伝送プログラム Download PDF

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Description

本発明は、クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置、伝送方法および伝送プログラムに関する。
従来より、ネットワークを管理するネットワーク管理者により、任意の伝送路から任意の伝送路への接続や分岐などのパス設定を行なうクロスコネクト設定が、全ての装置(ノード)に対して行なわれることによって、当該ネットワークを構成する各装置間のEnd−to−Endのパス確立がなされている。
また、最近では、IP網にラベルスイッチの概念を導入することでパスによる網の運用を可能とするMPLS(Multi-Protocol Label Switching)が利用されている。そして、IP網だけでなく、光ファイバを用いた高速デジタル通信方式の国際規格であるSDH(Synchronous Digital Hierarchy)/SONET(Synchronous Optical NETwork)におけるTDM(Time Division Multiplexing)網やWDM(Wavelength Division Multiplexing)網などを含むパス網の運用を自律分散的に行なう技術としてGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)がある(特許文献1と特許文献2参照)。このGMPLS技術は、IETF(Internet Engineering Task Force)のCCAMP(Common Control and Measurement Plane)−WG(Working Group)OIF(Optical Internetworking Forum)や、ITU(International Telecommunication Union)などで議論されて標準化作業が進められており、その一部が実用化されつつある(非特許文献1と非特許文献2参照)。
ここで、上記したSDH/SONETにおけるTDM網やWDM網などを含むパス網の運用を自律分散的に行なうGMPLSによる各装置間のEnd−to−Endのパス確立について、図16を用いて説明する。図16は、GMPLSによる各装置間のEnd−to−Endの双方向パスの生成シーケンスを示す図である。図16に示すように、伝送装置A〜伝送装置Dは、TDM装置やWDM装置などの伝送装置である。このような伝送装置A〜伝送装置D間において、GMPLS機能を用いてEnd−to−Endのパスを新規に設定する場合に、ネットワーク管理者により始点ノード(伝送装置A)と終点ノード(伝送装置D)とが指定される。そして、伝送装置A〜伝送装置Dは、指定された始点と終点との情報から、経路計算やクロスコネクト設定などを自動的に行なってパスを確立する。
具体的に説明すると、始点ノードである伝送装置Aは、当該伝送装置Aにおいて始点ノードと終点ノードとがネットワーク管理者などにより指定されると、伝送装置A〜伝送装置D間の経路情報(ERO:Explicit_Route Object)や要求する帯域情報などを指定したパスメッセージ(PathMsg:図17(1)および図18(1)参照)を伝送装置Bに対して送信する(図16の(1)参照)。
そして、伝送装置Aからパスメッセージを受信した中間ノードである伝送装置Bは、該当する経路情報や帯域情報などを予約状態として、伝送装置Aと同様に、パスメッセージを伝送装置Cに対して送信する。続いて、伝送装置Bからパスメッセージを受信した中間ノードである伝送装置Cは、伝送装置Bと同様の処理を行って、パスメッセージを伝送装置Dに対して送信する。
その後、伝送装置Cからパスメッセージを受信した終点ノードである伝送装置Dは、当該パスメッセージに対する応答メッセージであるリザーブメッセージ(ResvMsg:図17(2)および図18(2)参照)を伝送装置Cに対して送信するとともに、自ノードに対してパス設定(クロスコネクト設定)を実施する(図16の(2)参照)。
そして、伝送装置Dからリザーブメッセージを受信した中間ノードである伝送装置Cは、伝送装置Dと同様に、リザーブメッセージを伝送装置Bに対して送信するとともに、自ノードに対してパス設定を実施する。続いて、伝送装置Cからリザーブメッセージを受信した中間ノードである伝送装置Bは、伝送装置Cと同様の処理を行って、リザーブメッセージを伝送装置Aに対して送信するとともに、自ノードに対してパス設定を実施する。その後、伝送装置Bからリザーブメッセージを受信した始点ノードである伝送装置Aは、自ノードに対してパス設定を実施する。この結果、伝送装置A〜伝送装置D間の双方向のパス設定が完了する。なお、図17は、GMPLSに用いられる一般的なシグナリングメッセージを示す図であり、図18は、GMPLSに用いられる一般的なシグナリングメッセージの内容を示す図である。
特開2005−20572号公報 特開2006−287403号公報 RFC (Request For Comment)3471 RFC (Request For Comment)3473
しかしながら、上記した従来の技術は、GMPLS管理下にパスを移行する間、ネットワークサービスを一度切断する必要があるために、ネットワークサービスを提供できない時間が発生するという課題があった。
具体的には、GMPLS機能を実装する前から存在する既存パスは、GMPLS機能によって確立するパスとして管理することができない。そのため、既存パスが確立されたネットワークにGMPLS機能を実装する場合には、既存パスを形成するクロスコネクト設定を全て削除した上で既存パスに対応するパスをGMPLS機能にて登録および設定を行なう必要がある。この結果、GMPLS管理下にパスを移行する間、ネットワークサービスを一度切断する必要があるために、ネットワークサービスを提供できない時間が発生する。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、既存のパスをGMPLS管理下に移行する場合に、ネットワークサービスを継続して提供することが可能である伝送装置、伝送方法および伝送プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示する伝送装置は、クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置であって、GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第一の移行予約手段と、前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第一の送信手段と、を備えたことを要件とする。
本願の開示する伝送装置によれば、既存のパスをGMPLS管理下に移行する場合に、ネットワークサービスを継続して提供することが可能であるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る伝送装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る伝送装置の概要および特徴、伝送装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に本実施例による効果を説明する。
[概要および特徴]
最初に、図1を用いて、実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を示す図である。
本願の開示する伝送装置を含むネットワークは、伝送装置A、伝送装置B、伝送装置Cおよび伝送装置Dを有する。本実施例では、伝送装置Aを始点ノードとし、伝送装置Bおよび伝送装置Cを中間ノード、伝送装置Dを終点ノードとした例について説明する。また、各伝送装置は、ネットワークを構成するパス情報を所定の記憶部に記憶している。具体的には、パス情報として、自ノードの情報を示す「自ノード情報」と、自ノードに対する対向ノードの情報を示す「リンク情報」と、自ノードの入出力経路情報を示す「クロスコネクト情報」とを記憶している。
また、本実施例で説明する各伝送装置は、GMPLS機能を搭載しており、当該GMPLS機能を用いてパス確立のためにやり取りされる情報であるシグナリングメッセージを送受信するTDM装置やWDM装置などであり、例えば、GMPLSのLMP(Link Management Protocol)機能により収集された自ノードが持つリンクに接続されている隣接ノードの情報を保持している。
また、各伝送装置は、GMPLS機能を利用して上位ノードである伝送装置から下位ノードである伝送装置にシグナリングメッセージとしてパスメッセージ(PathMsg)を送信し、下位ノードである伝送装置から上位ノードである伝送装置にシグナリングメッセージとしてリザーブメッセージ(ResvMsg)を送信する。例えば、伝送装置Aは、下位ノードである伝送装置にパスメッセージを送信し、伝送装置Dは、上位ノードである伝送装置にリザーブメッセージを送信する。
なお、本実施例で説明するネットワークは、伝送装置A〜伝送装置Dの4つのノードに限定されるものではなく、5つ以上の複数の伝送装置から構成されていてもよい。また、伝送装置を含むネットワークは、伝送装置Aを始点ノードとして説明するが、伝送装置Aに接続される伝送装置B以外の異なる伝送装置に接続され、当該伝送装置Aが中間ノードまたは終点ノードにもなり得る。また、以下では、ネットワークにおける処理の順序に沿って、まずパスメッセージを送信する始点ノードである伝送装置A、次にパスメッセージを送信する中間ノードである伝送装置Bと伝送装置Cとの処理、そしてリザーブメッセージを送信する終点ノードである伝送装置Dの処理、続いてリザーブメッセージを受信する中間ノードである伝送装置Cと伝送装置Bとの処理、最後にリザーブメッセージを受信する始点ノードである伝送装置Aの処理を説明する。
上記した構成において、伝送装置は、複数のノードを有するネットワークにおいて、自ノードの情報を示す自ノード情報と、自ノードに対する対向ノードの情報を示すリンク情報と、ネットワークの管理者により設定された自ノードの入出力経路情報を示すクロスコネクト情報とを所定の記憶部に保持し、所定の記憶部に保持されるクロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを、複数のノード間で送受信することを概要とするものであり、特に、既存のパスをGMPLS管理下に移行する場合に、ネットワークサービスを継続して提供することが可能である点を主たる特徴とする。
この主たる特徴について具体的に説明すると、伝送装置は、ネットワークの管理者によってクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求を示すGMPLS管理移行要求を受け付けた場合に、自ノードにおいてGMPLS管理下の対象となる入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、所定の記憶部から取得する(図1の(1)参照)。
具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、ネットワークの管理者などによって既存のクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求として、始点ノードである伝送装置Aと終点ノードである伝送装置Dとの自ノード情報とクロスコネクト情報とを受け付ける。そして、GMPLS管理移行要求を受け付けた伝送装置Aは、受け付けた伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報から、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報を、伝送装置AにおいてGMPLS管理移行対象となるクロスコネクト情報として、保持している既存パス情報から取得する。
そして、伝送装置は、取得されたクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する(図1の(2)参照)。上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、取得された伝送装置Aにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、伝送装置AにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。
続いて、伝送装置は、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、シグナリングメッセージの送信先となる下位隣接ノードを所定の記憶部に保持されているパス情報から特定し、クロスコネクト情報の自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードに送信する(図1の(3)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報と一致する自ノード内のリンク情報をパス情報から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノードを伝送装置Bと特定する。そして、伝送装置Aは、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報と、伝送装置Aを一意に識別する識別子情報(例えば、伝送装置Aに保持されるNodeIDなど)とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードである伝送装置Bに当該パスメッセージを送信する。
ここで、パスメッセージを送信する中間ノードである伝送装置Bの処理について説明する。始点ノードである伝送装置Aからパスメッセージを受け付けた伝送装置Bは、伝送装置Aから受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクト(図17の(1)および図18の(1)参照)に指定される終点ノードの識別子情報と、自ノード(伝送装置B)の識別子情報とを比較して、自ノード(伝送装置B)を中間ノードであると判定する。そして、伝送装置Bは、伝送装置Bにおける入力側のクロスコネクト情報から、伝送装置Bにおける出力側のクロスコネクト情報を、伝送装置Bにおいて保持している既存パス情報から取得する。続いて、伝送装置Bは、取得された伝送装置Bにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、伝送装置BにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。その後、伝送装置Bは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報と一致する自ノード内のリンク情報を既存パス情報から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノード(伝送装置C)を特定する。そして、伝送装置Bは、伝送装置Bにおける出力側のクロスコネクト情報と、伝送装置Bを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードである伝送装置Cに当該パスメッセージを送信する。
ここで、パスメッセージを送信する中間ノードである伝送装置Cの処理を説明する。伝送装置Cは、伝送装置Bと同様の処理を行なって、伝送装置Cにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を取得して、伝送装置CにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約し、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報と、伝送装置Cを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、下位隣接ノードである伝送装置Dに当該パスメッセージを送信する。
その後、伝送装置は、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、オブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、自ノードのクロスコネクト情報を所定の記憶部に保持されるクロスコネクト情報から取得し、取得されたクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する(図1の(4)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Dは、隣接する上位ノードである伝送装置Cに送信されて受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードの識別子情報と、自ノードの識別子情報とを比較して、自ノード(伝送装置D)が終点ノードであると判定する。
そして、伝送装置Dは、各上位ノードの出力側のクロスコネクト情報と、各上位ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードである伝送装置Cに対して送信する。続いて、伝送装置Dは、伝送装置Dにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を取得して、伝送装置DにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
そして、伝送装置は、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、オブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する(図1の(5)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Cは、隣接する下位ノードである伝送装置Dに送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のクロスコネクト情報と、各ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置C)を中間ノードであると判定する。そして、伝送装置Cは、各ノードのオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードである伝送装置Bに対して送信する。続いて、伝送装置Cは、パスメッセージ受信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
ここで、リザーブメッセージを受信する中間ノードである伝送装置Bの処理を説明する。伝送装置Bは、伝送装置Cと同様の処理を行なって、伝送装置Cからリザーブメッセージを受信すると、各ノードの出力側のクロスコネクト情報と、各ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして伝送装置Aに対して送信する。そして、伝送装置Bは、パスメッセージ受信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
続いて、伝送装置は、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、オブジェクト情報を、受け付けたシグナリングメッセージから取得するとともに、予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する(図1の(6)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、隣接する下位ノードである伝送装置Bに送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のクロスコネクト情報と、各ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクトに基づいて自ノード(伝送装置A)を始点ノードであると判定する。そして、伝送装置Aは、オブジェクト情報をリザーブメッセージから取得する。続いて、伝送装置Aは、パスメッセージ送信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
上記したように、実施例1に係る伝送装置は、ネットワーク管理者により設定されたパスが存在するネットワークのパス管理をGMPLSのパス管理下に移行する場合に、パスを移行するためのオブジェクトを追加したパスメッセージを送信するとともに、GMPLS管理移行対象クロスコネクトを予約し、リザーブメッセージを送信するとともに、予約したGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新してパス管理を移行することができる結果、上記した主たる特徴のごとく、既存のパスをGMPLS管理下に移行する場合に、ネットワークサービスを継続して提供することが可能である。
つまり、伝送装置は、予約したGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新する場合に、当該クロスコネクトの削除や再生成などを一切行なうことなく管理状態を更新するので、従来技術のように既存パスを全て削除して新規にクロスコネクトを生成するのと比較して、GMPLS機能を実装する前から存在している既存パスを、ネットワークサービスを切断させることなくGMPLS管理下にパスを移行して、ネットワークサービスを利用しているユーザへの影響をなくすことが可能である。
[実施例1に係る伝送装置の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る伝送装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る伝送装置の構成を示す図である。なお、ネットワークにおける複数の伝送装置による処理の詳細な説明は、後述する図4〜図12において説明することとして、ここでは、伝送装置による処理の概要について説明する。
図2に示すように、伝送装置A100は、監視装置110、装置制御ユニット120、通信制御ユニット130、インタフェース・クロスコネクトユニット140およびオーバヘッド終端ユニット150を有する。また、伝送装置A100は、当該伝送装置A100と同等の機能を有する隣接の伝送装置、または、光(ファイバ)接続される隣接の伝送装置やネットワークを統合管理するリモート監視装置などと相互通信可能に接続されている。なお、伝送装置A100を含むネットワークは、ネットワーク管理者により予めパスが手動で設定されているものとする。
監視装置110は、伝送装置A100に入力されるコマンドを制御する。具体的には、監視装置110は、ネットワーク管理者によりデータベースの更新や各伝送装置間のパス設定などが行なわれる場合に利用される。例えば、監視装置110は、伝送装置A100を含むネットワーク内において各ノード間のパスをGMPLSによって設定する場合に、始点ノードと終点ノードとのNodeID、LinkIDおよびCh情報などの情報を受け付ける。
装置制御ユニット120は、既存パス情報DB121、ユーザI/F部122、CPU間通信制御部123、コマンド処理部124、装置制御部125および警報制御部126から構成され、光主信号を処理する。
既存パス情報DB121は、ネットワーク管理者により予め設定されている既存パス情報を記憶している。例えば、既存パス情報DB121は、図3に示すように、自ノード情報である「自ノードNodeID:1.1.1.1」および「自ノードNodeIP addres:10.5.20.11」を記憶している。また、例えば、既存パス情報DB121は、Link情報である「自ノード側LinkID:5」、「対向ノードNodeID:3.3.3.3」、「対向ノードNodeIP addres:10.5.20.13」および「対向ノードLinkID:2」を記憶している。また、例えば、既存パス情報DB121は、クロスコネクト情報である「From側LinkID:3」、「From側Ch情報:49」、「To側LinkID:5」、「To側Ch情報:1」および「帯域幅:STS1」を記憶している。なお、図3は、実施例1に係る既存パス情報DB121の例を示す図である。
ユーザI/F部122は、監視装置110と装置制御ユニット120とのネットワークを介して取得される各種情報に関する通信を制御する。例えば、ユーザI/F部122は、管理装置110が受け付けたコマンドを後述するコマンド処理部124に通知したり、後述する警報制御部126により制御される警報を監視装置110に通知したりする。
CPU間通信制御部123は、装置制御ユニット120と通信制御ユニット130とのネットワークを介して取得される各種情報に関する通信を制御する。例えば、CPU間通信制御部123は、更新された既存パス情報DB121の情報を通信制御ユニット130に通知する。
コマンド処理部124は、ネットワークの管理者によってクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求を示すGMPLS管理移行要求を受け付けた場合に、自ノードにおいてGMPLS管理下の対象となる入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、所定の記憶部から取得する。
具体的に例を挙げると、コマンド処理部124は、ネットワークの管理者などによって既存のクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求として、監視装置110において入力された始点ノードと終点ノードとのNodeID、LinkIDおよびCh情報を受け付ける。そして、GMPLS管理移行要求を受け付けたコマンド処理部124は、自ノードにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkIDとCh情報とから、自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkIDとCh情報とを、自ノードにおいてGMPLS管理移行対象となるクロスコネクト情報として、自ノードにおいて保持している既存パス情報DB121から取得する。
また、一般的に、コマンド処理部124は、監視装置110が受け付けたコマンドに応じた制御をしたり、装置制御ユニット120内や他ユニットなどから受け付けた信号を監視装置110に通知したりする。例えば、コマンド処理部124は、監視装置110が受け付けた既存パス情報DB121への登録に応じて、既存パス情報DB121を更新する。また、例えば、コマンド処理部124は、後述する警報制御部126から警報を受け付けると、ユーザI/F部122を介して監視装置110に通知する。
装置制御部125は、インタフェース・クロスコネクトユニット140を介して、他の装置との信号の接続を制御する。例えば、装置制御部125は、伝送装置A100と同等の機能を有する隣接する伝送装置と光接続によってパス設定を行なう場合に、インタフェース・クロスコネクトユニット140を介して信号の接続を制御する。
警報制御部126は、障害が発生した場合に、監視装置110に障害を通知する。例えば、警報制御部126は、他装置と接続されるネットワークのパスや伝送装置A100などを監視して、パス障害などが発生した場合に、発生したパス障害の場所を、既存パス情報DB121を参照しつつ、当該発生したパス障害(例えば、LOSなど)についてのパス障害警報を、コマンド処理部124とユーザI/F部122とを介して監視装置110に通知する。
通信制御ユニット130は、CPU間通信制御部131、通信制御部132、DCC制御部133、LAN制御部134およびGMPLS制御部135から構成され、主に、ネットワークにおいて送受信されるシグナリングメッセージであるパスメッセージとリザーブメッセージとを制御する。
CPU間通信制御部131は、通信制御ユニット130と装置制御ユニット120とのネットワークを介して取得される各種情報に関する通信を制御する。例えば、CPU間通信制御部131は、装置制御ユニット120により送信される既存パス情報DB121の情報を受信する。
通信制御部132は、DCC制御部133に接続され、DCC制御部133は、オーバヘッドを終端し、インタフェース・クロスコネクトユニット140に接続されるオーバヘッド終端ユニット150と通信制御部132との間に接続され、データ通信チャネル(DCC:Data Communication Channel)を制御する。また、LAN制御部134は、LAN(Local Area Network)による通信を制御する。なお、後述するGMPLS制御部135によるGMPLS制御用パケットの送受信は、データ通信チャネルまたはLANのいずれか一つを経由して行なわれる。
GMPLS制御部135は、ネットワークを構成する伝送装置A100と、当該伝送装置A100と同等の機能を有する伝送装置とでやり取りされるパスメッセージとリザーブメッセージとを制御し、特に本発明と密接に関連するものとしては、移行予約部135a、メッセージ送受信部135bおよび管理移行部135cを有する。
移行予約部135aは、コマンド処理部124により取得されたクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。上記した例で具体的に説明すると、移行予約部135aは、コマンド処理部124により取得された伝送装置A100における入力側と出力側とのクロスコネクト情報であるLinkIDとCh情報とを、伝送装置A100におけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。
メッセージ送受信部135bは、移行予約部135aによりGMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、シグナリングメッセージの送信先となる下位隣接ノードを既存パス情報DB121に保持されるリンク情報から特定し、クロスコネクト情報の自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードに送信する。
上記した例で具体的に説明すると、メッセージ送受信部135bは、移行予約部135aによりGMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報であるLinkIDと一致する伝送装置A100内のリンク情報を既存パス情報DB121から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノードを特定する。そして、メッセージ送受信部135bは、伝送装置A100における出力側のクロスコネクト情報であるLinkIDと、Ch情報と、伝送装置A100を一意に識別する識別子情報であるNodeIDとから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードに当該パスメッセージを送信する。
管理移行部135cは、メッセージ送受信部135bにより送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、オブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、自ノードのクロスコネクト情報を既存パス情報DB121に保持されるクロスコネクト情報から取得し、取得されたクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する。
上記した例で具体的に説明すると、管理移行部135cは、メッセージ送受信部135bにより送信されて受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードのNodeIDと、伝送装置A100のNodeIDとを比較して、伝送装置A100が終点ノードであると判定する。
そして、管理移行部135cは、各上位ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各上位ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードに対して送信する。続いて、管理移行部135cは、伝送装置A100における入力側と出力側とのLinkIDとCh情報とを取得して、伝送装置A100におけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
また、管理移行部135cは、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、オブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、移行予約部135aにより予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する。
上記した例で具体的に説明すると、管理移行部135cは、受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報に基づいて伝送装置A100を中間ノードであると判定する。
そして、管理移行部135cは、オブジェクト情報が追加されているリザーブメッセージを隣接する上位ノードに対して送信する。続いて、管理移行部135cは、パスメッセージ受信時に移行予約部135aにより予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
また、管理移行部135cは、受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、オブジェクト情報を、受け付けたシグナリングメッセージから取得するとともに、移行予約部135aにより予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する。
上記した例で具体的に説明すると、管理移行部135cは、受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報に基づいて伝送装置A100を始点ノードであると判定する。
そして、管理移行部135cは、オブジェクト情報をリザーブメッセージから取得する。続いて、管理移行部135cは、パスメッセージ送信時に移行予約部135aにより予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
[実施例1に係るGMPLS管理移行処理]
次に、図4〜図12を用いて、実施例1に係るGMPLS管理移行処理を説明する。図4は、実施例1に係るネットワーク構成を示す図である。
この図4におけるネットワークは、伝送装置A、伝送装置B、伝送装置C、伝送装置D、伝送装置Eおよび伝送装置Fを有する。そして、本実施例では、伝送装置Aを始点ノードとして、伝送装置Cを中間ノード、伝送装置Eを終点ノードとして説明する。また、各伝送装置は、ネットワークを構成するパス情報を所定の記憶部に記憶しており、GMPLS機能を用いてパスメッセージやリザーブメッセージなどを送受信する。なお、図5〜図12においては、伝送装置A、伝送装置Cおよび伝送装置Eを有するネットワークにおいてのGMPLS管理移行処理を、図4のネットワーク構成を利用して説明する。
(始点ノードによるパスメッセージ送信時のGMPLS管理移行処理)
図5は、実施例1に係るパスメッセージ送信時の伝送装置AのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。図5に示すように、伝送装置Aは、ネットワークの管理者によってクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求を示すGMPLS管理移行要求を受け付けた場合に(ステップS101肯定)、自ノードにおいてGMPLS管理下の対象となる入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、所定の記憶部から取得する(ステップS102)。
具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、ネットワークの管理者によってクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求を示すGMPLS管理移行要求として、始点ノードである伝送装置AのNodeID「1.1.1.1」、入力側LinkID「3」、入力側Ch情報「49」と、終点ノードである伝送装置EのNodeID「5.5.5.5」、出力側LinkID「1」、出力側Ch情報「49」とを受け付ける。
そして、GMPLS管理移行要求を受け付けた伝送装置Aは、受け付けた伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「3」とCh情報「49」とから、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」とCh情報「1」とを、伝送装置AにおいてGMPLS管理移行対象となるクロスコネクト情報として、伝送装置Aにおいて保持している既存パス情報DB121(図3参照)から取得する。
そして、伝送装置Aは、取得されたクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する(ステップS103)。上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Aは、取得された伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「3」と、Ch情報「49」と、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と、Ch情報「1」とのクロスコネクト情報を、伝送装置AにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。
続いて、伝送装置Aは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、シグナリングメッセージの送信先となる下位隣接ノードを所定の記憶部に保持されるリンク情報から特定し(ステップS104)、クロスコネクト情報の自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードに送信する(ステップS105)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Aは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と一致する伝送装置A内のリンク情報(ノードALinkID「5」、対向ノードNodeID「3.3.3.3」、NodeIP「10.5.20.13」、LinkID「2」)を既存パス情報DB121から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノードである伝送装置Cを特定する。
そして、伝送装置Aは、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と、Ch情報「1」と、伝送装置Aを一意に識別するNodeID「1.1.1.1」とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して(図6参照)、特定された下位隣接ノードである伝送装置Cに当該パスメッセージを送信する。なお、図6は、実施例1に係る伝送装置Aがパスメッセージに追加するオブジェクト情報の例を示した図である。
(中間ノードによるパスメッセージ送信時のGMPLS管理移行処理)
次に、図7を用いて、実施例1に係るパスメッセージ送信時の中間ノードのGMPLS管理移行処理を説明する。図7は、実施例1に係るパスメッセージ送信時の伝送装置CのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、伝送装置Cは、上位隣接ノードから受け付けたシグナリングメッセージに基づいて自ノードが中間ノードであると判定された場合に(ステップS201肯定)、自ノードにおいてGMPLS管理下の対象となる入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、所定の記憶部から取得する(ステップS202)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Cは、伝送装置Aから受け付けたパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードのNodeID「5.5.5.5」と、伝送装置CのNodeID「3.3.3.3」とを比較して、自ノード(伝送装置C)を中間ノードであると判定する。
そして、伝送装置Cは、伝送装置Cにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「2」とCh情報「1」とから、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」とCh情報「1」とを、伝送装置Cにおいて保持している既存パス情報DB121から取得する。
そして、伝送装置Cは、取得されたクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する(ステップS203)。上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Cは、取得された伝送装置Cにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「2」と、Ch情報「1」と、伝送装置Cにおける出力側の情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」とのクロスコネクト情報を、伝送装置CにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。
続いて、伝送装置Cは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、シグナリングメッセージの送信先となる下位隣接ノードを所定の記憶部に保持されるリンク情報から特定し(ステップS204)、クロスコネクト情報の自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードに送信する(ステップS205)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Cは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と一致する伝送装置C内のリンク(ノードCLinkID「20」、対向ノードNodeID「5.5.5.5」、NodeIP「10.5.20.15」、LinkID「100」)を既存パス情報DB121から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノードである伝送装置Eを特定する。
そして、伝送装置Cは、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」と、伝送装置Cを一意に識別するNodeID「3.3.3.3」とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して(図8参照)、特定された下位隣接ノードである伝送装置Eに当該パスメッセージを送信する。なお、図8は、実施例1に係る伝送装置Cがパスメッセージに追加するオブジェクト情報の例を示した図である。
(終点ノードによるパスメッセージ受信時のGMPLS管理移行処理)
次に、図9を用いて、実施例1に係るパスメッセージ受信時の終点ノードのGMPLS管理移行処理を説明する。図9は、実施例1に係るパスメッセージ受信時の伝送装置EのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、伝送装置Eは、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に(ステップS301肯定)、オブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信する(ステップS302)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Eは、伝送装置Cにより送信されて受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードのNodeID「5.5.5.5」と、伝送装置EのNodeID「5.5.5.5」とを比較して、自ノード(伝送装置E)が終点ノードであると判定する。
そして、伝送装置Eは、各上位ノードである伝送装置Aと伝送装置Cとの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各上位ノードのNodeIDとから構成されるオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージ(図10参照)を、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードである伝送装置Cに対して送信する。なお、図10は、実施例1に係る伝送装置Eがリザーブメッセージを送信する場合のオブジェクト情報の例を示した図である。
そして、伝送装置Eは、自ノードのクロスコネクト情報を所定の記憶部に保持されるクロスコネクト情報から取得し(ステップS303)、取得されたクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する(ステップS304)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Eは、伝送装置Eにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「100」とCh情報「1」とから、伝送装置Eにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「1」とCh情報「49」とを、伝送装置EにおいてGMPLS管理移行対象クロスコネクト情報として、伝送装置Eにおいて保持している既存パス情報DB121から取得する。
そして、伝送装置Eは、取得された伝送装置Eにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「100」とCh情報「1」と、伝送装置Eにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」とのクロスコネクト情報を、伝送装置EにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
(中間ノードによるリザーブメッセージ受信時のGMPLS管理移行処理)
次に、図11を用いて、実施例1に係るリザーブメッセージ受信時の中間ノードのGMPLS管理移行処理を説明する。図11は、実施例1に係るリザーブメッセージ受信時の伝送装置CのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、伝送装置Cは、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に(ステップS401肯定)、オブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに(ステップS402)、予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する(ステップS403)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Cは、伝送装置Eにより送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置C)を中間ノードであると判定する。
そして、伝送装置Cは、オブジェクト情報が追加されているリザーブメッセージを、隣接する上位ノードである伝送装置Aに対して送信する。続いて、伝送装置Cは、パスメッセージ受信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして伝送装置Cにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「2」と、Ch情報「1」と、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」とを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
(始点ノードによるリザーブメッセージ受信時のGMPLS管理移行処理)
次に、図12を用いて、実施例1に係るリザーブメッセージ受信時の始点ノードのGMPLS管理移行処理を説明する。図12は、実施例1に係るリザーブメッセージ受信時の伝送装置AのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、伝送装置Aは、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に(ステップS501肯定)、オブジェクト情報を、受け付けたシグナリングメッセージから取得するとともに(ステップS502)、予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する(ステップS503)。
上記した例で具体的に説明すると、伝送装置Aは、伝送装置Cにより送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置A)を始点ノードであると判定する。
そして、伝送装置Aは、各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報をリザーブメッセージから取得する。続いて、伝送装置Aは、パスメッセージ受信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「3」と、Ch情報「49」と、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と、Ch情報「1」とを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
[実施例1に係る各ノード間のパス管理移行処理のシーケンス]
次に、図13を用いて、実施例1に係る各伝送装置間のGMPLS管理移行処理のシーケンスを説明する。図13は、実施例1に係る各伝送装置間のGMPLS管理移行処理のシーケンスを示す図である。
図13に示すように、伝送装置Aは、ネットワークの管理者によってクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求を示すGMPLS管理移行要求として、始点ノードである伝送装置AのNodeID「1.1.1.1」、入力側LinkID「3」、入力側Ch情報「49」と、終点ノードである伝送装置EのNodeID「5.5.5.5」、出力側LinkID「1」、出力側Ch情報「49」とを受け付ける(ステップS101)。
そして、GMPLS管理移行要求を受け付けた伝送装置Aは、伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「3」とCh情報「49」とから、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」とCh情報「1」とを、伝送装置AにおいてGMPLS管理移行対象となるクロスコネクト情報として、伝送装置Aにおいて保持している既存パス情報DB121から取得する(ステップS102)。
続いて、伝送装置Aは、取得された伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「3」と、Ch情報「49」と、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と、Ch情報「1」とのクロスコネクト情報を、伝送装置AにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する(ステップS103)。
その後、伝送装置Aは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と一致する伝送装置A内のリンク情報(ノードALinkID「5」、対向ノードNodeID「3.3.3.3」、NodeIP「10.5.20.13」、LinkID「2」)を既存パス情報DB121から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノードである伝送装置Cを特定する(ステップS104)。
そして、伝送装置Aは、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と、Ch情報「1」と、伝送装置Aを一意に識別するNodeID「1.1.1.1」とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードである伝送装置Cに当該パスメッセージを送信する(ステップS105)。
続いて、伝送装置Cは、伝送装置Aから受け付けたパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードのNodeID「5.5.5.5」と、伝送装置CのNodeID「3.3.3.3」とを比較して、自ノード(伝送装置C)を中間ノードであると判定する(ステップS201)。
その後、伝送装置Cは、伝送装置Cにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「2」とCh情報「1」とから、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」とCh情報「1」とを、伝送装置Cにおいて保持している既存パス情報DB121から取得する(ステップS202)。
そして、伝送装置Cは、取得された伝送装置Cにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「2」と、Ch情報「1」と、伝送装置Cにおける出力側の情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」とのクロスコネクト情報を、伝送装置CにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する(ステップS203)。
続いて、伝送装置Cは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と一致する伝送装置C内のリンク(ノードCLinkID「20」、対向ノードNodeID「5.5.5.5」、NodeIP「10.5.20.15」、LinkID「100」)を既存パス情報DB121から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノードである伝送装置Eを特定する(ステップS204)。
その後、伝送装置Cは、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」と、伝送装置Cを一意に識別するNodeID「3.3.3.3」とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードである伝送装置Eに当該パスメッセージを送信する(ステップS205)。
そして、伝送装置Eは、伝送装置Cにより送信されて受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードのNodeID「5.5.5.5」と、伝送装置EのNodeID「5.5.5.5」とを比較して、自ノード(伝送装置E)が終点ノードであると判定する(ステップS301)。
続いて、伝送装置Eは、各上位ノードである伝送装置Aと伝送装置Cとの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各上位ノードのNodeIDとから構成されるオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードである伝送装置Cに対して送信する(ステップS302)。
その後、伝送装置Eは、伝送装置Eにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「100」とCh情報「1」とから、伝送装置Eにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「1」とCh情報「49」とを、伝送装置EにおいてGMPLS管理移行対象クロスコネクト情報として、伝送装置Eにおいて保持している既存パス情報DB121から取得する(ステップS303)。
そして、伝送装置Eは、取得された伝送装置Eにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「100」とCh情報「1」と、伝送装置Eにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」とのクロスコネクト情報を、伝送装置EにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する(ステップS304)。
続いて、伝送装置Cは、伝送装置Eにより送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置C)を中間ノードであると判定する(ステップS401)。
その後、伝送装置Cは、オブジェクト情報が追加されているリザーブメッセージを、隣接する上位ノードである伝送装置Aに対して送信する(ステップS402)。そして、伝送装置Cは、パスメッセージ受信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして伝送装置Cにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「2」と、Ch情報「1」と、伝送装置Cにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「20」と、Ch情報「1」とを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する(ステップS403)。
続いて、伝送装置Aは、伝送装置Cにより送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置A)を始点ノードであると判定する(ステップS501)。
その後、伝送装置Aは、各ノードの出力側のLinkIDと、Ch情報と、各ノードを一意に識別するNodeIDとから構成されるオブジェクト情報をリザーブメッセージから取得する(ステップS502)。そして、伝送装置Aは、パスメッセージ受信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報であるLinkID「3」と、Ch情報「49」と、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報であるLinkID「5」と、Ch情報「1」とを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する(ステップS503)。
[実施例1による効果]
このようにして、実施例1によれば、伝送装置A100は、ネットワークの管理者などに手動で設定された既存パスをGMPLSのパス管理下に移行する場合に、クロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約し、自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と、自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して送信し、リザーブメッセージを送信しつつ、予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行するので、ネットワークサービスを切断することなく、既存のパスをGMPLS管理下に移行することが可能である。
例えば、伝送装置A100は、自ノードにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約する。そして、伝送装置A100は、自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と、自ノードのNodeIDとから構成されるオブジェクト情報をパスメッセージに追加して隣接する下位ノードに送信する。続いて、伝送装置A100は、終点ノードである場合に、受信したパスメッセージを隣接する上位ノードに、リザーブメッセージとして送信する。その後、伝送装置A100は、パスメッセージ送信時に予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。この結果、伝送装置A100は、ネットワークサービスを切断することなく、既存のパスをGMPLS管理下に移行することが可能である。
ところで、上記実施例1では、GMPLS管理移行処理におけるGMPLS管理移行対象を、片方向パスについて予約、移行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、GMPLS管理移行処理におけるGMPLS管理移行対象を、双方向パスについて予約、移行することもできる。
そこで、以下の実施例2では、図14を用いて、実施例2に係るGMPLS管理移行処理について説明する。また、図14は、実施例2に係るGMPLS管理移行処理におけるGMPLS管理移行対象を双方向について予約、移行する場合を説明するための図である。なお、実施例2に係る伝送装置と当該伝送装置を含むネットワークとの構成や機能などは、実施例1と同様であるためその説明を省略する。
[双方向パスにおけるGMPLS管理移行処理]
図14に示すように、伝送装置は、ネットワークの管理者によってクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求を示すGMPLS管理移行要求を受け付けた場合に、自ノードにおいてGMPLS管理下の対象となる入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、所定の記憶部から取得する(図14の(1)参照)。
具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、ネットワークの管理者などによって既存のクロスコネクト情報をGMPLS管理下に移行する要求として、始点ノードである伝送装置Aと終点ノードである伝送装置Dとの自ノード情報とクロスコネクト情報とを受け付ける。そして、GMPLS管理移行要求を受け付けた伝送装置Aは、伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報から、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報を、伝送装置AにおいてGMPLS管理移行対象となるクロスコネクト情報として、保持している既存パス情報から取得する。
そして、伝送装置は、取得された前記クロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして双方向について予約する(図14の(2)参照)。上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、取得された伝送装置Aにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、伝送装置AにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして、上位ノードを伝送装置A、下位ノードを伝送装置Dとする方向、および、上位ノードを伝送装置D、下位ノードを伝送装置Aとする方向の双方向について予約する。つまり、伝送装置Aは、取得された入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして片方向を予約するとともに、片方向における入力側を出力側、出力側を入力側としたクロスコネクト情報を、GMPLS管理移行対象クロスコネクトとして予約した片方向とは逆の方向について予約することで、双方向についてGMPLS管理移行のための予約を行なう。
続いて、伝送装置は、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが双方向について予約された場合に、シグナリングメッセージの送信先となる下位隣接ノードを所定の記憶部に保持されるリンク情報から特定し、クロスコネクト情報の自ノードにおける出力側のクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第一のオブジェクト情報、並びに、前記クロスコネクト情報の自ノードにおける入力側のクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第二のオブジェクト情報を、シグナリングメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードに送信する(図14の(3)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが双方向について予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報と一致する自ノード内のリンク情報を既存パス情報から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノード(伝送装置B)を特定する。そして、伝送装置Aは、伝送装置Aにおける出力側のクロスコネクト情報および伝送装置Aを一意に識別する識別子情報から構成されるオブジェクト情報と、伝送装置Aにおける入力側のクロスコネクト情報および伝送装置Aの識別子情報から構成されるオブジェクト情報とをパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードである伝送装置Bに当該パスメッセージを送信する。
その後、伝送装置Bは、伝送装置Aから受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードの識別子情報と、自ノード(伝送装置B)の識別子情報とを比較して、自ノード(伝送装置B)を中間ノードであると判定する。そして、伝送装置Bは、伝送装置Bにおける入力側のクロスコネクト情報から、伝送装置Bにおける出力側のクロスコネクト情報を、伝送装置Bにおいて保持している既存パス情報から取得する。続いて、伝送装置Bは、取得された伝送装置Bにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を、伝送装置Aと同様にして、伝送装置BにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして双方向について予約する。その後、伝送装置Bは、GMPLS管理移行対象クロスコネクトが双方向について予約された場合に、出力側のクロスコネクト情報と一致する自ノード内のリンク情報を既存パス情報から検索して、パスメッセージの送信先となる下位隣接ノード(伝送装置C)を特定する。そして、伝送装置Bは、伝送装置Bにおける出力側のクロスコネクト情報および伝送装置Bを一意に識別する識別子情報から構成されるオブジェクト情報と、伝送装置Bにおける入力側のクロスコネクト情報および伝送装置Bの識別子情報から構成されるオブジェクト情報とをパスメッセージに追加して、特定された下位隣接ノードである伝送装置Cに当該パスメッセージを送信する。
続いて、伝送装置Cは、伝送装置Bと同様の処理を行なって、伝送装置Cにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を取得して、伝送装置CにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして双方向について予約し、伝送装置Cにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報と伝送装置Cの識別子情報とから構成される二つのオブジェクト情報をパスメッセージに追加して、下位隣接ノードである伝送装置Dに当該パスメッセージを送信する。
その後、伝送装置は、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、上位隣接ノードに送信するとともに、自ノードのクロスコネクト情報を所定の記憶部に保持されるクロスコネクト情報から取得し、取得されたクロスコネクト情報をGMPLS管理下に双方向について移行する(図14の(4)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Dは、隣接する上位ノードである伝送装置Cに送信されて受信したパスメッセージのEXPLICIT_ROUTEオブジェクトに指定される終点ノードの識別子情報と、自ノードの識別子情報とを比較して、自ノード(伝送装置D)が終点ノードであると判定する。
そして、伝送装置Dは、各上位ノードの入力側と出力側とのクロスコネクト情報と、各上位ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードである伝送装置Cに対して送信する。続いて、伝送装置Dは、伝送装置Dにおける入力側と出力側とのクロスコネクト情報を取得して、伝送装置DにおけるGMPLS管理移行対象クロスコネクトとして双方向について更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
そして、伝送装置は、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、双方向について予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する(図14の(5)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Cは、隣接する下位ノードである伝送装置Dに送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの入力側と出力側とのクロスコネクト情報と、各ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される二つのオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置C)を中間ノードであると判定する。そして、伝送装置Cは、各ノードのオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして隣接する上位ノードである伝送装置Bに対して送信する。続いて、伝送装置Cは、パスメッセージ受信時に双方向について予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
その後、伝送装置Bは、伝送装置Cと同様の処理を行なって、伝送装置Cからリザーブメッセージを受信すると、各ノードの入力側と出力側とのクロスコネクト情報と、各ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される二つのオブジェクト情報が追加されているシグナリングメッセージを、リザーブメッセージとして伝送装置Aに対して送信する。そして、伝送装置Bは、パスメッセージ受信時に双方向について予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
続いて、伝送装置は、送信されて受信したシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報を、受け付けたシグナリングメッセージから取得するとともに、双方向について予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する(図14の(6)参照)。
上記した例で具体的に例を挙げると、伝送装置Aは、隣接する下位ノードである伝送装置Bに送信されて受信したリザーブメッセージの各ノードの入力側と出力側とのクロスコネクト情報と、各ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される二つのオブジェクト情報に基づいて自ノード(伝送装置A)を始点ノードであると判定する。そして、伝送装置Aは、オブジェクト情報をリザーブメッセージから取得する。続いて、伝送装置Aは、パスメッセージ送信時に双方向について予約されたGMPLS管理移行対象クロスコネクトを更新して、既存パス管理下からGMPLSのパス管理下にパス管理を移行する。
[実施例2による効果]
このようにして、実施例2によれば、伝送装置は、パスメッセージを送信する際に、GMPLS管理移行対象クロスコネクトを双方向について予約するので、双方向についてのパス設定を迅速に実施することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも
種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)伝送装置の構成、(2)GMPLS管理移行処理、(3)プログラムにおいて異なる実施例を説明する。
(1)伝送装置の構成
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタを含む情報(例えば、図2に示す「既存パス情報DB121」が記憶している情報やシグナリングメッセージに追加するオブジェクトや各ノードを一意に識別する識別子情報など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、管理移行部135cを、第一管理移行部、第二管理移行部、第三管理移行部として分散するなど、その全部または一部を、各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記実施例1または実施例2では、始点ノード、複数(または単数)の中間ノードおよび終点ノードを有するネットワーク内において各伝送装置によってパス管理が移行される場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、始点ノードおよび終点ノードの2つの伝送装置によってパス管理を移行されることとしてもよい。
例えば、始点ノードXと終点ノードYとの2つの伝送装置を有するネットワークである場合には、始点ノードXにおいてパス管理の移行予約を実施して終点ノードYにシグナリングメッセージ(パスメッセージ)を送信する。そして、始点ノードXからシグナリングメッセージ(パスメッセージ)を受信した終点ノードYは、GMPLS管理下にパス管理を移行して、始点ノードXに対してシグナリングメッセージ(リザーブメッセージ)を送信する。続いて、終点ノードYからシグナリングメッセージ(リザーブメッセージ)を受信した始点ノードXは、移行予約されたパス管理をGMPLS管理下に移行する。
(2)GMPLS管理移行処理
また、上記実施例1では、片方向のパスについてパス管理を移行する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、片方向のパスのパス管理を移行した後に、逆の方向についても同様の処理を行うことでパス管理を双方向について移行することもできる。
例えば、伝送装置Aから伝送装置Dに対してパスメッセージおよびリザーブメッセージを送信して、片方向についてパスのパス管理を移行する。そして、伝送装置Dから伝送装置Aに対してパスメッセージおよびリザーブメッセージを送信して、もう一方の片方向についてパスのパス管理を移行する。この結果、パス管理を双方向について移行することができる。
(3)プログラム
ところで、上記の実施例では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例に示した伝送装置と同様の機能を有する伝送プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図15は、伝送プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図15に示すように、伝送装置としてのコンピュータ210は、HDD230、CPU240、ROM250およびRAM260をバス280などで接続される。
ROM250には、上記の実施例1に示した伝送装置100と同様の機能を発揮する伝送プログラム、つまり、図15に示すようにクロスコネクト情報取得プログラム250aと、移行予約プログラム250bと、送信プログラム250cと、管理移行プログラム250dとが、あらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム250a〜プログラム250dについては、図2に示した伝送装置100の各構成要素と同様、適宜統合または、分散してもよい。
そして、CPU240がこれらのプログラム250a〜プログラム250dをROM250から読み出して実行することで、図15に示すように、プログラム250a〜プログラム250dは、クロスコネクト情報取得プロセス240aと、移行予約プロセス240bと、送信プロセス240cと、管理移行プロセス240dとして機能するようになる。なお、プロセス240a〜プロセス240dは、図2に示した、コマンド処理部124と、移行予約部135aと、メッセージ送受信部135bと、管理移行部135cとに対応する。
そして、CPU240はRAM260に記録された既存パスデータ230aに基づいて伝送プログラムを実行する。
なお、上記した各プログラム250a〜プログラム250dについては、必ずしも最初からROM250に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ210に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、またはコンピュータ210の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ210に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ210がこれから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施例1〜実施例3を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置であって、
GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第一の移行予約手段と、
前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第一の送信手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記2)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、前記GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第二の移行予約手段と、
前記受信されたシグナリングメッセージの新たな送信先となる下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、当該シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージにさらに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第二の送信手段と、
をさらに有することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に移行する第一の管理移行手段と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、前記第二の移行予約手段により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第二の管理移行手段と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されているオブジェクト情報を取得するとともに、前記第一の移行予約手段により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第三の管理移行手段と、
をさらに有することを特徴とする付記1または付記2に記載の伝送装置。
(付記4)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に移行する第七の管理移行手段と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されているオブジェクト情報を取得するとともに、前記第一の移行予約手段により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第八の管理移行手段と、
をさらに有することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記5)クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置であって、
GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして双方向について予約する第三の移行予約手段と、
前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第一のオブジェクト情報、および、自ノードの入力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第二のオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第三の送信手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記6)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信された第一のオブジェクトおよび第二のオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、前記GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして双方向について予約する第四の移行予約手段と、
前記受信されたシグナリングメッセージの新たな送信先となる下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、当該シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第一のオブジェクト情報、および、自ノードの入力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第二のオブジェクト情報をシグナリングメッセージにさらに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第四の送信手段と、
をさらに有することを特徴とする付記5に記載の伝送装置。
(付記7)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信された第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に双方向について移行する第四の管理移行手段と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、前記第四の移行予約手段により双方向について移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に双方向について移行する第五の管理移行手段と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されている第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報を取得するとともに、前記第三の移行予約手段により双方向について移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に双方向について移行する第六の管理移行手段と、
をさらに有することを特徴とする付記5または付記6に記載の伝送装置。
(付記8)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信された第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に双方向について移行する第九の管理移行手段と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されている第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報を取得するとともに、前記第三の移行予約手段により双方向について移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に双方向について移行する第十の管理移行手段と、
をさらに有することを特徴とする付記5に記載の伝送装置。
(付記9)クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置に適した伝送方法であって、
GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第一の移行予約工程と、
前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第一の送信工程と、
を含んだことを特徴とする伝送方法。
(付記10)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、前記GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第二の移行予約工程と、
前記受信されたシグナリングメッセージの新たな送信先となる下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、当該シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージにさらに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第二の送信工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記9に記載の伝送方法。
(付記11)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に移行する第一の管理移行工程と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、前記第二の移行予約工程により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第二の管理移行工程と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されているオブジェクト情報を取得するとともに、前記第一の移行予約工程により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第三の管理移行工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記9または付記10に記載の伝送方法。
(付記12)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に移行する第七の管理移行工程と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されているオブジェクト情報を取得するとともに、前記第一の移行予約工程により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第八の管理移行工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記9に記載の伝送方法。
(付記13)クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置に適した伝送方法であって、
GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして双方向について予約する第三の移行予約工程と、
前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第一のオブジェクト情報、および、自ノードの入力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第二のオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第三の送信工程と、
を含んだことを特徴とする伝送方法。
(付記14)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信された第一のオブジェクトおよび第二のオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、前記GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして双方向について予約する第四の移行予約工程と、
前記受信されたシグナリングメッセージの新たな送信先となる下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、当該シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第一のオブジェクト情報、および、自ノードの入力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成される第二のオブジェクト情報をシグナリングメッセージにさらに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第四の送信工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記13に記載の伝送方法。
(付記15)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信された第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に双方向について移行する第四の管理移行工程と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、前記第四の移行予約工程により双方向について移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に双方向について移行する第五の管理移行工程と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されている第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報を取得するとともに、前記第三の移行予約工程により双方向について移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に双方向について移行する第六の管理移行工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記13または付記14に記載の伝送方法。
(付記16)自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信された第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に双方向について移行する第九の管理移行工程と、
自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されている第一のオブジェクト情報および第二のオブジェクト情報を取得するとともに、前記第三の移行予約工程により双方向について移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に双方向について移行する第十の管理移行工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記13に記載の伝送方法。
実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を示す図である。 実施例1に係る伝送装置の構成を示す図である。 実施例1に係る既存パス情報DBの例を示す図である。 実施例1に係るネットワーク構成を示す図である。 実施例1に係るパスメッセージ送信時の伝送装置AのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る伝送装置Aがパスメッセージに追加するオブジェクト情報の例を示した図である。 実施例1に係るパスメッセージ送信時の伝送装置CのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る伝送装置Cがパスメッセージに追加するオブジェクト情報の例を示した図である。 実施例1に係るパスメッセージ受信時の伝送装置EのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る伝送装置Eがリザーブメッセージを送信する場合のオブジェクト情報の例を示した図である。 実施例1に係るリザーブメッセージ受信時の伝送装置CのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。 実施例1に係るリザーブメッセージ受信時の伝送装置AのGMPLS管理移行処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る各伝送装置間のGMPLS管理移行処理のシーケンスを示す図である。 実施例2に係るGMPLS管理移行処理におけるGMPLS管理移行対象を双方向について予約、移行する場合を説明するための図である。 伝送プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 GMPLSによる各装置間のEnd−to−Endの双方向パスの生成シーケンスを示す図である。 GMPLSに用いられる一般的なシグナリングメッセージを示す図である。 GMPLSに用いられる一般的なシグナリングメッセージの内容を示す図である。
符号の説明
100 伝送装置
110 監視装置
120 装置制御ユニット
121 既存パス情報DB
122 ユーザI/F部
123 CPU間通信制御部
124 コマンド処理部
125 装置制御部
126 警報制御部
130 通信制御ユニット
131 CPU間通信制御部
132 通信制御部
133 DCC制御部
134 LAN制御部
135 GMPLS制御部
135a 移行予約部
135b メッセージ送受信部
135c 管理移行部
140 インタフェース・クロスコネクトユニット
150 オーバヘッド終端ユニット

Claims (6)

  1. クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置であって、
    GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第一の移行予約手段と、
    前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第一の送信手段と、
    を有することを特徴とする伝送装置。
  2. 自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、前記GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第二の移行予約手段と、
    前記受信されたシグナリングメッセージの新たな送信先となる下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、当該シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージにさらに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第二の送信手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージをリザーブメッセージとして前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に移行する第一の管理移行手段と、
    自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、前記第二の移行予約手段により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第二の管理移行手段と、
    自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されているオブジェクト情報を取得するとともに、前記第一の移行予約手段により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第三の管理移行手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載の伝送装置。
  4. クロスコネクト情報を用いて、GMPLS機能のシグナリングメッセージを複数のノード間で送受信する伝送装置に適した伝送方法であって、
    GMPLS管理下への移行要求時に特定のクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第一の移行予約工程と、
    前記シグナリングメッセージの送信先となる自ノードより下位に位置する下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、前記シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第一の送信工程と、
    を含んだことを特徴とする伝送方法。
  5. 自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される入出力経路情報を、前記GMPLS管理下に移行する移行対象クロスコネクトとして予約する第二の移行予約工程と、
    前記受信されたシグナリングメッセージの新たな送信先となる下位隣接ノードを、前記クロスコネクト情報を含むパス情報から特定し、当該シグナリングメッセージにおいて自ノードの出力側となるクロスコネクト情報と自ノードを一意に識別する識別子情報とから構成されるオブジェクト情報をシグナリングメッセージにさらに付加して、特定された下位隣接ノードに送信する第二の送信工程と、
    をさらに含んだことを特徴とする請求項4に記載の伝送方法。
  6. 自ノードより上位に位置する上位隣接ノードから受信されたオブジェクト情報が付加されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが終点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージをリザーブメッセージとして前記上位隣接ノードに送信するとともに、当該シグナリングメッセージによって特定されるクロスコネクト情報を取得し、取得されたクロスコネクト情報により示される経路をGMPLS管理下に移行する第一の管理移行工程と、
    自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが中間ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージを上位隣接ノードに送信するとともに、前記第二の移行予約工程により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第二の管理移行工程と、
    自ノードより下位に位置する下位隣接ノードから受信されたシグナリングメッセージに基づいて、自ノードが始点ノードであると判定された場合に、当該シグナリングメッセージに付加されているオブジェクト情報を取得するとともに、前記第一の移行予約工程により移行予約された経路を示す移行対象クロスコネクトをGMPLS管理下に移行する第三の管理移行工程と、
    をさらに含んだことを特徴とする請求項に記載の伝送方法。
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