JP5034691B2 - 防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法 - Google Patents

防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5034691B2
JP5034691B2 JP2007148170A JP2007148170A JP5034691B2 JP 5034691 B2 JP5034691 B2 JP 5034691B2 JP 2007148170 A JP2007148170 A JP 2007148170A JP 2007148170 A JP2007148170 A JP 2007148170A JP 5034691 B2 JP5034691 B2 JP 5034691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
explosion
proof
fire
concrete structure
resistant coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007148170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008297875A (ja
Inventor
隆祥 平田
貴士 川西
茂 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2007148170A priority Critical patent/JP5034691B2/ja
Publication of JP2008297875A publication Critical patent/JP2008297875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5034691B2 publication Critical patent/JP5034691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5076Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with masses bonded by inorganic cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00482Coating or impregnation materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/20Resistance against chemical, physical or biological attack
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/20Resistance against chemical, physical or biological attack
    • C04B2111/28Fire resistance, i.e. materials resistant to accidental fires or high temperatures

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、コンクリート構造体を耐火被覆するための防爆耐火性被覆構造及び防爆耐火性被覆層の施工方法に関する。
コンクリート構造体が火災等で加熱されて高温になると、このコンクリート構造体の表層部が剥離して落下する爆裂現象が発生する。そのため、コンクリート構造体の表面に耐火被覆材料からなる耐火層を設けて、コンクリート構造体を高熱から保護する方法が用いられている。
従来より、例えば、水硬性セメントにバーミキュライト、ロックウール等の無機材を混合したものを吹付け機でコンクリート構造体の表面に吹き付けて、耐火層を設ける方法が実施されている。
また、例えば、特許文献1 には、建築、構築物等の表面に、不燃性の金属薄板材間に軽量骨材を細密充填した合成樹脂発泡体を挟んだ耐火パネルを取り付けて耐火層とする方法が開示されている。
特開平5−220881号公報
しかしながら、上述した水硬性セメントに無機材を混合して形成された耐火層や特許文献1に記載された耐火パネルの耐火層は、強度が小さく、構造材料として利用できないという問題点があった。
また、これららの耐火層は、コンクリート構造体の表面から所定の厚みを有するように設けられており、この厚みの分だけ、コンクリート構造体内の空間に対して張り出すので、コンクリート構造体内の利用可能な空間が狭くなるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、コンクリート構造体を耐火被覆でき、かつ、コンクリート構造体の躯体として利用可能な強度を有する防爆耐火性被覆構造、及びその施工方法を実現することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、コンクリート構造体の爆裂を防止する防爆耐火性被覆構造であって、セメントと砂と水とポリマーとを含むポリマーセメントモルタルと、所定の高温で気化する有機繊維とを所定の割合で配合して構築される防爆耐火性被覆層が前記コンクリート構造体の表面に設けられてなり、前記有機繊維は、その長手方向が前記コンクリート構造体の表面に対して15°以上の角度を有するように配置されていることを特徴とする。
本発明による防爆耐火性被覆構造によれば、防爆耐火性被覆層内に所定の高温で気化する有機繊維を含むので、火災等で加熱されて高温になると有機繊維が気化して微細な多数の空洞をつくるとともに、これらの空洞が連結して該空洞部と外部とを連通する亀裂が生じる。そして、この亀裂から防爆耐火性被覆層内の水蒸気を外部に排出するので爆裂を防止することができる。また、ポリマーセメントモルタルを含むので、該ポリマーセメントモルタルが硬化した後の防爆耐火性被覆層は構造材料として利用可能な強度を有する。したがって、防爆耐火性被覆層を含めてコンクリート構造体の設計が可能となる。つまり、コンクリート構造体内の内空を阻害しない。さらに、有機繊維は、その長手方向がコンクリート構造体の表面に対して15°以上の角度を有するように配置されているので、防爆耐火性被覆層内に形成される亀裂の向きを有機繊維の長手方向の向きと同じにすることができる。従来は、有機繊維がコンクリート構造体の表面に対して略平行に配置されていたので、防爆耐火性被覆層が火災等で加熱されて高温になると、亀裂がコンクリート構造体の表面に対して略平行に形成され、防爆耐火性被覆層の表層部が層状に剥離していたが、本発明による防爆耐火性被覆構造によれば、上述したように、亀裂の向きがコンクリート構造体の表面に対して15°以上に形成されて外部と連通するので、防爆耐火性被覆層の表層部が層状に剥離することを防ぎ、爆裂を防止することができる。
前述の発明において、前記防爆耐火性被覆層は、前記コンクリート構造体の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付ける吹付け工法により形成されることが好ましい。この防爆耐火性被覆構造によれば、吹付け工法により形成されるので、工期が短縮でき、構造体コンクリートの表面形状にあわせた付着力の高い断面修復及び補強が可能となる。さらに、コンクリート構造体の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付けることにより有機繊維をコンクリート構造体の表面に対して15°以上の角度を有するように配置することができる。
前記目的を達成するため、本発明は、コンクリート構造体を耐火被覆するための防爆耐火性被覆層の施工方法において、セメントと砂と水とポリマーとを含むポリマーセメントモルタルと、所定の高温で気化する有機繊維とを所定の割合で配合してなる防爆耐火性被覆材を前記コンクリート構造体の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付けることを特徴とする防爆耐火性被覆層の施工方法である。
発明による防爆耐火性被覆層の施工方法によれば、コンクリート構造体の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付けることにより有機繊維をコンクリート構造体の表面に対して15°以上の角度を有するように配置することができる。
本発明によれば、コンクリート構造体を耐火被覆でき、かつ、コンクリート構造体の躯体として利用可能な強度を有する防爆耐火性被覆構造、及びその施工方法を実現できる。
以下、本発明に係る防爆耐火性被覆構造の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る防爆耐火性被覆構造1を示す断面図である。図1に示すように、防爆耐火性被覆構造1は、コンクリート構造体4の表面に、防爆耐火性被覆材が硬化することにより形成される防爆耐火性被覆層3を備える。
防爆耐火性被覆材は、所定の高温(火災時等に防爆耐火性被覆層3が達すると想定される温度で、例えば、250℃〜500℃程度)で気化する有機繊維7とセメントと砂と水とポリマーとを含むポリマーセメントモルタルとを所定の割合で配合することにより製造される。
ポリマーセメントモルタルは、セメントと砂と水とポリマーとを配合したものであり、JIS規格等にしたがって製造される。本実施形態においては、ポリマーセメントモルタルは、ポリマーである酢酸ビニル・アクリル等の共重合樹脂を主成分とした再乳化粉末樹脂を含むプレミックス材料を使用した。
有機繊維7は、紐状のポリプロピレン繊維を用いる。ポリプロピレン繊維は、250℃〜500℃で気化する。
ポリプロピレン繊維7の添加率は、ポリマーセメントモルタルに対して0.3〜4.0容積%の範囲内にする。ポリプロピレン繊維7の繊度を1700dtex以下にすることで、連通した亀裂を作るために必要な繊維の本数を確保でき、長さを20mm以下にする(詳細は後述する)ことで、良好な施工性を得ることができる。
防爆耐火性被覆層3は、コンクリート構造体4の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付ける吹付け工法により形成される。また、防爆耐火性被覆層3は、ポリマーセメントモルタルが主成分なので、構造体としての強度を有する(詳細は後述する)。
次に、この吹付け工法について説明する。まず、本実施形態に係る防爆耐火性被覆材の製造方法を説明し、次に、この防爆耐火性被覆材の吹付け方法を説明する。
図2は、本実施形態に係る防爆耐火性被覆材の製造方法を示すフロー図である。図2に示すように、まず、ミキサー11(図3に示す)内に規定量の水を投入し、この水の中にプレミックス材料を添加して低速で180秒間練り混ぜて、ポリマーセメントモルタルを製造する。次に、ミキサー11内にポリプロピレン繊維7を添加して低速で60秒間練り混ぜることにより防爆耐火性被覆材が製造される。
図3は、本実施形態における吹付けシステム10を示す図である。図3に示すように、吹付けシステム10は、プレミックス材料と水とポリプロピレン繊維7とを練り混ぜて防爆耐火性被覆材を製造するためのミキサー11と、防爆耐火性被覆材を吹付けノズル13に供給するためのモルタルポンプ12と、モルタルポンプ12から供給される防爆耐火性被覆材を吹付けノズル13に送給するための圧送管14と、急結剤を貯留する急結剤タンク15と、急結剤タンク15内の急結剤を吹付けノズル13に供給するための急結剤ポンプ16と、防爆耐火性被覆材をコンクリート構造体4に吹き付ける圧縮空気を吹付けノズル13に供給するためのコンプレッサー17とを備える。
図4(a)〜図4(c)は、本実施形態に係る吹付け方法を示す図である。図4(a)に示すように、防爆耐火性被覆材をコンクリート構造体4の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付けて、この吹き付けた防爆耐火性被覆材が表面から垂れない程度の厚さを有するとともに、吹き付ける方向に対して略垂直の角度を有する斜層3cを表面に作製する。斜層3cの厚さは、気温、湿度等の条件により各現場で適宜決定する。このとき、ポリプロピレン繊維7は、斜層3c内に、その長手方向が吹付け方向に対して略垂直になるように配置されるので、図4(b)に示すように、吹付け作業をコンクリート構造体4の表面に対して75°以下の斜め方向から吹き付けることにより、図4(c)に示すように、プロピレン繊維7の長手方向がコンクリート構造体4の表面に対して15°以上165°以下の角度で斜めになるように配置できる。
1つの斜層3cをコンクリート構造体4の表面に作製したら、さらに防爆耐火性被覆材を吹き付けて、この斜層3cに積層するように、新たな斜層3cを作製する。そして、この作業を連続して実施し、表面に沿って複数の斜層3cを作製することにより、防爆耐火性被覆層3が形成される。
上述した吹付け工法により、ポリプロピレン繊維7は、防爆耐火性被覆層3内に、その長手方向がコンクリート構造体4の表面に対して斜めに配置される。
また、ポリプロピレン繊維7は、火災時の熱で気化して防爆耐火性被覆層3内に微細な多数の空洞をつくる。そして、ポリプロピレン繊維7の気体が膨張することによりポリプロピレン繊維7の長手方向に、つまり、コンクリート構造体4の表面に対して15°以上の角度で防爆耐火性被覆層3内の空洞間にひびが入り、空洞同士が連通して、防爆耐火性被覆層3内に空洞と外部とを連通する亀裂が生じる。この亀裂は、防爆耐火性被覆層3内の水蒸気を外部に排出するとともに、防爆耐火性被覆層3の表層部の熱膨張力を緩和する役割を果たし、その表層部の剥離を防止する。
次に、防爆耐火性被覆材に添加するポリプロピレン繊維7の長さ、繊度について、及びポリプロピレン繊維7を含む防爆耐火性被覆層3を備えたコンクリート構造体4の強度について検討した。最初に、ポリプロピレン繊維7の長さ、繊度についての検討結果を説明し、次に、コンクリート構造体4の強度についての検討結果を説明する。
図5は、本実施形態に係るポリプロピレン繊維7の繊度及び長さを示す一覧図である。図5に示すように、繊度及び長さの異なる6種類のポリプロピレン繊維7を用いて複数の防爆耐火性被覆材を作製し、それぞれのモルタルフローを測定して施工性について検討した。具体的には、繊度、長さがそれぞれ2.2dtex×10mm、13dtex×6mm、13dtex×12mm、17dtex×10mm、17dtex×20mm、1700dtex×20mmのポリプロピレン繊維7を用いた。
これらのポリプロピレン繊維7とポリマーセメントモルタルとを図2で示した試験用手順で練り混ぜて、防爆耐火性被覆材を製造した。防爆耐火性被覆材は、図6に示すように、水結合材比:38.0%、砂結合材比:1.9、ポリマー結合材比:5%、ポリプロピレン繊維7添加量:1.0容積%の配合割合とした。
ポリプロピレン繊維7の繊度及び長さを検討する際において、吹付け時に、モルタルポンプ12から吹付けノズル13まで防爆耐火性被覆材を圧送すると圧送管14(図3に示す)の吹付けノズル13の先端で内径が減少してポリプロピレン繊維7が詰まってしまい、圧送管14が閉塞する可能性がある。そこで、モルタルフローの判断基準を、本実施形態においては、15打値で170mmとし、モルタルフローが170mm以上であれば、防爆耐火性被覆材は吹き付けに必要な流動性を確保できている良好な状態であるとした。モルタルフローは防爆耐火性被覆材を製造後、直ちに測定した。
図7は、本実施形態におけるポリプロピレン繊維7の長さとモルタルフローとの関係を示す図で、図8は、本実施形態におけるポリプロピレン繊維7の繊度とモルタルフローとの関係を示す図である。
図7に示すように、繊維の長さが長くなるとモルタルを拘束する力が増大するので、モルタルフローが低下している。
繊度が1700dtexのポリプロピレン繊維7は、繊維の本数が大幅に減少するので、13dtexや17dtexの示す曲線よりも、モルタルフローが大きく上回っている。
本実施形態においては、ポリプロピレン繊維7の長さは、モルタルフローが170mm以上になる20mm以下とした。
図8に示すように、繊度が小さくなると同じ容積の繊維量においては、繊維の本数が増加し、繊維を拘束する力が増大するので、モルタルフローが低下している。
繊度が2.2dtexのポリプロピレン繊維7は、モルタルフローが170mmよりも小さくなるので、これを用いた吹付け作業は困難である。
本実施形態においては、ポリプロピレン繊維7の繊度は、モルタルフローが170mm以上になる10dtex以上とした。
次に、ポリプロピレン繊維7を含む防爆耐火性被覆層3を備えたコンクリート構造体4の強度についての検討結果を説明する。
ポリプロピレン繊維7を含む防爆耐火性被覆材からなる防爆耐火性被覆層3をコンクリート構造体4の表面に備えた試験体を製作し、この試験体を所定の加熱条件にしたがって加熱する耐火試験を実施し、加熱後の試験体の耐荷性能を確認した。また、耐火試験後の試験体の強度についてコンクリート構造体のみからなり、耐火試験を実施しない比較試験体の耐荷性能と比較した。
図9は、試験体No.1〜No.3及び比較試験体No.4の実験条件を示す一覧図である。また、図10は、試験体No.1の形状を示す図で、図11は、試験体No.2及び試験体No.3の形状を示す図である。
図9〜図11に示すように、防爆耐火性被覆層の厚さ及びポリプロピレン繊維の添加量の異なる3種類の試験体No.1〜No.3を製作した。
試験体No.1、No.2、及びNo.3は、コンクリート構造体4と、該コンクリート構造体4の表面に積層するように設けられる防爆耐火性被覆層3と、コンクリート構造体4内に配筋される鉄筋等の鋼材5と、試験体2内に複数設置される温度センサー6(図13、図14に示す)とから構成される。また、比較試験体No.4は、防爆耐火性被覆層3を備えていないコンクリート構造体4のみからなる。
図12は、試験体No.1〜No.3及び比較試験体No.4の配合条件及び品質を示す一覧図である。
図12に示すように、セメントと砂と水とポリマーとポリプロピレン繊維7とをそれぞれ所定の割合で配合して試験体No.1〜No.3用の防爆耐火性被覆材を作製した。また、セメントと水と骨材等をそれぞれ所定の割合で配合して試験体No.1〜No.3及び比較試験体No.4のコンクリート構造体4用のコンクリートを作製した。
そして、上記の防爆耐火性被覆材を上述した吹付け方法でコンクリート構造体4に吹き付けて試験体No.1〜No.3をそれぞれ作製した。
図13は、試験体No.1内に設置した温度センサー6の位置を示す図で、図14は、試験体No.2及び試験体No.3内に設置した温度センサー6の位置を示す図である。
図13に示すように、試験体No.1内には、試験体No.1〜No.3を加熱する際の加熱面3aとなる防爆耐火性被覆層3の表面より、例えば、0、25、50、100、200、300mmの深さ位置に温度センサー6を設置した。
また、図14に示すように、試験体No.2及びNo.3内には、加熱面3aより、例えば、0、50、100、150、200、300、400、500mmの深さ位置に温度センサー6を設置した。
図15は、試験体No.1の耐火試験方法を示す概略図で、図16は、試験体No.2及び試験体No.3の耐火試験方法を示す概略図である。また、図17は、本耐火試験における加熱方法のRABT加熱曲線を示す図である。
図15及び図16に示すように、試験体No.1〜No.3を耐火炉の上部にそれぞれ設置し、試験体No.1〜No.3の加熱面3aを加熱した。
加熱方法は、トンネル火災を想定して、図17に示すように、加熱開始後5分間で1200℃まで昇温するRABT曲線にしたがって加熱した。
図18〜図20は、それぞれ耐火試験後の試験体No.1、No.2、No.3の状態を示す図である。
また、図21〜図23は、それぞれ試験体No.1、No.2、No.3の爆裂深さの分布状態を示す図である。
そして、図24〜図26は、それぞれ試験体No.1、No.2、No.3内に設置した温度センサー6の測定結果を示す図である。以下、各試験結果について考察する。
<試験体No.1について>
図18及び図21に示すように、試験体No.1は、加熱面3a全体に激しい爆裂が生じ、防爆耐火性被覆層3内に設けた鉄筋が露出した。爆裂による損傷の深さは、最大で59mm、平均で32mmであった。
また、図24に示すように、試験体No.1の深さ0mm(=加熱面3a)及び深さ25mmの位置の温度が加熱を開始してから数分で急激に上昇しているので、加熱開始後、数分で表層部に爆裂が生じている。また、深さ50mmの位置の温度は、加熱を開始してから15分経過後に急上昇しているので、爆裂が断続的に深さ方向に進行している。
加熱開始後、数分で最初の爆裂が発生し、その後も断続的に発生したので、15分が経過した段階で加熱を中止した。
<試験体No.2について>
図19及び図22に示すように、試験体No.2は、加熱面3a全体に激しい爆裂が生じたが、試験体No.1よりも損傷は少なかった。爆裂による損傷の深さは、最大で57mm、平均で26mmであった。
図25に示すように、試験体No.2の深さ0mm(=加熱面3a)の位置の温度が加熱を開始してから3分前後で急激に上昇しているので、加熱開始後、数分で表面付近に爆裂が生じている。また、試験体No.2の深さ50〜100mmの間の温度は、加熱を開始してから10分前後で上昇していることから、爆裂が深さ方向に進行していることがわかる。
試験体No.2の深さ50mmの位置(=防爆耐火性被覆層3とコンクリート構造体4とが接する積層面3b)の温度は、70分前後まで100℃の状態が継続し、70分経過後に400℃まで上昇してコンクリート構造体4の耐熱温度である300℃を超えている。したがって、コンクリート構造体4の表面部の強度は低下していると考えられる。
<試験体No.3について>
図20及び図23に示すように、試験体No.3は、爆裂が生じなかった。
また、図26に示すように、試験体No.3の各深さ位置の温度は穏やかな上昇曲線を示し、急激な温度変化や特異点が認められないので、爆裂は発生していないことが確認された。
そこで、爆裂を生じなかった試験体No.3における深さ方向の最高温度の分布を確認する。
図27は、試験体No.3の深さと最高温度との関係を示す図である。
図27に示すように、コンクリート構造体4の耐熱温度である300℃に達する深さは45.4mmなので、50mmの厚さの防爆耐火性被覆層3を備えている試験体No.3のコンクリート構造体4の積層面3bの履歴温度はコンクリートの耐熱温度以下である。したがって、コンクリート構造体4の強度は低下していないと考えられる。
そこで、試験体No.3について、耐火試験後の耐荷性能を確認するために、静的2点曲げ載荷試験を行い、試験体No.3の耐力及び変形性について検証した。
図28は、上記の曲げ載荷試験を示す概略図である。図28に示すように、試験体No.3の加熱面3aを圧縮側にして曲げ載荷試験を行い、載荷荷重及び中央部の変位量を測定した。また、耐火試験を実施していない比較試験体No.4についても試験体No.3と同様の曲げ載荷試験を行い、試験体No.3の測定結果と比較した。
図29は、曲げ載荷試験により得られた試験体No.3及び比較試験体No.4の載荷荷重と変位量の関係を示す図である。
図29に示すように、試験体No.3、比較試験体No.4は、それぞれ変位量が125mm付近、95mm付近まで耐力を維持している。また、試験体No.3と比較試験体No.4との最大耐力は、ほぼ同程度の値を示した。つまり、試験体No.3は、比較試験体No.4と同程度の強度を有している。
したがって、試験体No.3の防爆耐火性被覆層3は、爆裂を抑制するとともに、コンクリート構造体4への熱の伝達を防止し、かつ、構造体材料としての機能を備えている。
以上説明した本実施形態における防爆耐火性被覆材によれば、所定の高温で気化するポリプロピレン繊維7を含むので、防爆耐火性被覆材により形成される防爆耐火性被覆層3が火災等で加熱されて高温になるとポリプロピレン繊維7が気化して微細な多数の空洞をつくるとともに、ポリプロピレン繊維7の気体が膨張することにより空洞間にひびが入り、空洞同士が連通して、防爆耐火性被覆層3内に空洞と外部とを連通する亀裂が生じる。この亀裂は、防爆耐火性被覆層3内の水蒸気を外部に排出するとともに、防爆耐火性被覆層3の表層部の熱膨張力を緩和する役割を果たし、その表層部の剥離を防止する。
また、防爆耐火性被覆材は、ポリマーセメントモルタルを含むので、防爆耐火性被覆材が硬化することにより形成される防爆耐火性被覆層は構造材料として利用可能な強度を有する。したがって、防爆耐火性被覆材により形成される防爆耐火性被覆層3を含めてコンクリート構造体4の設計が可能となる。つまり、コンクリート構造体4内の内空を拡くすることができる。
ポリプロピレン繊維7の添加率は、ポリマーセメントモルタルに対して0.3〜4.0容積%なので、ワーカビリィティは良好である。ポリプロピレン繊維7の添加率がその範囲内において、高くなるとコンクリートの施工性が低下するが、ポリプロピレン繊維7の繊度を1700dtex以下にすることで、連通した亀裂を作るために必要な繊維の本数を確保でき、長さを20mm以下にすることで、良好な施工性を得ることができる。そして、ポリプロピレン繊維7は市販されているので、入手性が良い。
また、コンクリート構造体4の表面に対して75°以下の斜め方向より防爆耐火性被覆材を吹き付けることによりポリプロピレン繊維7をコンクリート構造体4の表面に対して15°以上の角度を有するように配置することができる。
そして、ポリプロピレン繊維7は、その長手方向がコンクリート構造体4の表面に対して15°以上の角度を有するように配置されているので、防爆耐火性被覆層3内に形成される亀裂の向きをポリプロピレン繊維7の長手方向の向きと同じにすることができる。従来は、ポリプロピレン繊維が7コンクリート構造体4の表面に対して略平行に配置されていたので、防爆耐火性被覆層3が火災等で加熱されて高温になると、亀裂がコンクリート構造体4の表面に対して略平行に形成され、防爆耐火性被覆層3の表層部が層状に剥離していたが、防爆耐火性被覆構造1によれば、上述したように、亀裂の向きがコンクリート構造体4の表面に対して15°以上に形成されて外部と連通するので、防爆耐火性被覆層3の表層部が層状に剥離することを防ぎ、爆裂をより効果的に防止することができる。
本実施形態においては、加熱方法として、一般的に行われているRABT曲線に基づく加熱方法を採用したが、これに限定されるものではなく、現場条件等に応じて他の加熱方法を採用しても良い。
本発明の実施形態に係る防爆耐火性被覆構造を示す断面図である。 本実施形態に係る防爆耐火性被覆材の製造方法を示すフロー図である。 本実施形態における吹付けシステムを示す図である。 本実施形態に係る吹付け方法を示す図である。 本実施形態に係るポリプロピレン繊維の繊度及び長さを示す一覧図である。 本実施形態に係る防爆耐火性被覆材の配合割合を示す図である。 本実施形態におけるポリプロピレン繊維の長さとモルタルフローとの関係を示す図である。 本実施形態におけるポリプロピレン繊維の繊度とモルタルフローとの関係を示す図である。 試験体No.1〜No.3及び比較試験体No.4の条件を示す一覧図である。 試験体No.1の形状を示す図である。 試験体No.2及び試験体No.3の形状を示す図である。 試験体No.1〜No.3及び比較試験体No.4の配合条件及び品質を示す一覧図である。 試験体No.1内に設置した温度センサーの位置を示す図である。 試験体No.2及び試験体No.3内に設置した温度センサーの位置を示す図である。 試験体No.1の耐火試験方法を示す概略図である。 試験体No.2及び試験体No.3の耐火試験方法を示す概略図である。 本耐火試験における加熱方法のRABT加熱曲線を示す図である。 耐火試験後の試験体No.1の状態を示す図である。 耐火試験後の試験体No.2の状態を示す図である。 耐火試験後の試験体No.3の状態を示す図である。 試験体No.1の爆裂深さの分布状態を示す図である。 試験体No.2の爆裂深さの分布状態を示す図である。 試験体No.3の爆裂深さの分布状態を示す図である。 試験体No.1内に設置した温度センサーの測定結果を示す図である。 試験体No.2内に設置した温度センサーの測定結果を示す図である。 試験体No.3内に設置した温度センサーの測定結果を示す図である。 試験体No.3の深さと最高温度との関係を示す図である。 曲げ載荷試験を示す概略図である。 曲げ載荷試験により得られた試験体No.3及び比較試験体No.4の載荷荷重と変位量の関係を示す図である。
符号の説明
1 防爆耐火性被覆構造 2 試験体
3 防爆耐火性被覆層 3a 加熱面
3b 積層面 3c 斜層
4 コンクリート構造体 5 鋼材
6 温度センサー 7 有機繊維(=ポリプロピレン繊維)
10 吹付けシステム 11 ミキサー
12 モルタルポンプ 13 吹付けノズル
14 圧送管 15 急結剤タンク
16 急結剤ポンプ 17 コンプレッサー

Claims (3)

  1. コンクリート構造体の爆裂を防止する防爆耐火性被覆構造であって、
    セメントと砂と水とポリマーとを含むポリマーセメントモルタルと、所定の高温で気化する有機繊維とを所定の割合で配合して構築される防爆耐火性被覆層が前記コンクリート構造体の表面に設けられてなり、
    前記有機繊維は、その長手方向が前記コンクリート構造体の表面に対して15°以上の角度を有するように配置されていることを特徴とする防爆耐火性被覆構造。
  2. 前記防爆耐火性被覆層は、前記コンクリート構造体の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付ける吹付け工法により形成されることを特徴とする請求項1に記載の防爆耐火性被覆構造。
  3. コンクリート構造体を耐火被覆するための防爆耐火性被覆層の施工方法において、
    セメントと砂と水とポリマーとを含むポリマーセメントモルタルと、所定の高温で気化する有機繊維とを所定の割合で配合してなる防爆耐火性被覆材を前記コンクリート構造体の表面に対して75°以下の斜め方向より吹き付けることを特徴とする防爆耐火性被覆層の施工方法。
JP2007148170A 2007-06-04 2007-06-04 防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法 Active JP5034691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148170A JP5034691B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148170A JP5034691B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008297875A JP2008297875A (ja) 2008-12-11
JP5034691B2 true JP5034691B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40171634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007148170A Active JP5034691B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5034691B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101181005B1 (ko) 2011-01-11 2012-09-07 박종영 충격흡수구조에 의하여 방폭 및 관통 방지 성능을 향상시킨 알루미늄 폼 패널을 이용한 콘크리트 합성 방폭벽체, 그 시공방법 및 방호구조물
KR101250903B1 (ko) * 2011-01-11 2013-04-04 박종영 알루미늄 폼 패널과 콘크리트판의 합성 방폭벽체, 그 시공방법 및 이를 이용한 방폭구조물
JP6115083B2 (ja) * 2012-11-06 2017-04-19 株式会社大林組 コンクリート
JP6136203B2 (ja) * 2012-11-06 2017-05-31 株式会社大林組 断面修復材
JP2014173406A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd アラミド筋コンクリート構造物
JP6633282B2 (ja) * 2015-03-04 2020-01-22 太平洋セメント株式会社 水硬性組成物及び耐熱構造物
JP7103755B2 (ja) * 2017-03-22 2022-07-20 株式会社奥村組 補強用吹付けモルタル
JP7103754B2 (ja) * 2017-03-22 2022-07-20 株式会社奥村組 コンクリート柱の補強工法
JP2019218226A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 太平洋マテリアル株式会社 耐爆裂性モルタル組成物、耐火被覆モルタル組成物および耐火被覆構造
CN110158799A (zh) * 2019-06-20 2019-08-23 应急管理部四川消防研究所 一种防火防爆结构及其所组成的防火防爆墙

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2893275B2 (ja) * 1989-10-04 1999-05-17 大成建設株式会社 爆裂しない高強度コンクリート部材の製造方法
JPH11116357A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Kikusui Kagaku Kogyo Kk 耐火被覆構造体
JP2003247287A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Teijin Ltd コンクリート部材の爆裂防止構造
JP4071983B2 (ja) * 2002-04-10 2008-04-02 株式会社竹中工務店 耐爆裂性コンクリート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008297875A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5034691B2 (ja) 防爆耐火性被覆構造、及び防爆耐火性被覆層の施工方法
JP6034425B2 (ja) エーロゲル複合材ならびにその製造および使用方法
KR100804682B1 (ko) 하이브리드 섬유를 가진 모르타르 및 그 모르타르의시공방법
KR100582840B1 (ko) 고인성·고내화성 혼합 모르타르 조성물과 이를 이용한보수공법 및 이의 시공장치
KR101612800B1 (ko) 내하력 및 내화성능을 증진시키기 위해 격자형 섬유메쉬와 시멘트 매트릭스를 보강재로 이용한 터널, 교량, 공동구 및 철근 콘크리트 구조물의 보수 및 보강공법
KR100770389B1 (ko) 고인성 내화모르터 조성물과 이를 이용한 콘크리트구조물의내회피복 보수공법
US10647618B2 (en) Thermal and environmental barrier coating for ceramic substrates
KR101668631B1 (ko) 건식 공정 바텀애시를 경량골재로 활용한 경량 내화 모르타르
KR100659458B1 (ko) 자기충전성을 갖는 내화충전모르타르를 사용한고강도콘크리트의 폭열방지공법
KR100659457B1 (ko) 영구거푸집 및 내화패널 겸용의 고강도 고인성 패널을사용한 고강도콘크리트 부재의 내화공법
KR101504726B1 (ko) 탄소섬유 메쉬 및 내화모르타르 피복재를 구비한 고강도의 폭렬방지 내화 구조물 및 그 시공 방법
JP6163984B2 (ja) コンクリート構造体の補修方法、補修構造及びシールド工法のセグメント
KR20100060833A (ko) 난연성제가 주입된 스치로폼과 불연 단열재가 결합된 판넬
KR20090047044A (ko) 강관 피복형 내화성 콘크리트 부재 및 그의 구축방법
JPH07300913A (ja) 軽量断熱防火パネル
JP2007302528A (ja) 繊維補強モルタル又は繊維補強コンクリート、及びそれを用いてなる法枠の施工方法
JP4090762B2 (ja) 耐爆裂性水硬性硬化体
KR101769146B1 (ko) 난연 코팅층을 포함하는 지관 및 이의 제조방법
JP6745120B2 (ja) 吹付け断熱材及び該断熱材の施工方法
JP5366695B2 (ja) 耐火性コンクリート
JP2007132082A (ja) 耐火被覆構造体の施工方法
KR100921406B1 (ko) 내화성 고강도 콘크리트
JP6961872B2 (ja) 高強度セメント硬化体爆裂防止用繊維及びそれを含む高強度セメント硬化体
KR101853061B1 (ko) 내화구조를 갖는 석탄 저장시설 및 이의 시공방법
JP2004003285A (ja) トンネル用耐火セグメント及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5034691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150