JP5034435B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は自動販売機、特に、省エネルギ対策を実施した自動販売機に関する。
たとえば、容器入り飲料等(以下「商品」と称す)の自動販売機は、断熱材によって包囲された筐体の内部が、複数の商品収納庫に仕切られ、収納している商品や季節に応じて、商品収納庫のそれぞれは、冷却されたり加熱されたり適宜切り替えられている。すなわち、自動販売機には、公知の冷凍サイクルを実現する冷凍ユニットが設置され、冷凍ユニットを構成する蒸発器の吸熱によって、商品収納室の冷却が実行されている。また、従来、商品収納室に電熱ヒータを設置して、これによって加熱が実行されていた。
近年、環境保全の要請から冷媒がフロン系からHC(ハイドロカーボン)に変更され、また、省エネの要請から圧縮されたHC冷媒の温熱を有効利用すべく、該温熱を商品の加熱に使用する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−173467号公報(第4頁、図1)
特許文献1に開示された発明は、HC冷媒を用いた冷凍サイクルで発生する冷熱を商品の冷却に、温熱を商品の加熱に用いため、省エネが進むと共に、余剰となった冷熱または温熱を自動販売機の筐体表面から放熱させるため、放熱が容易になるものである。このため、放熱のためのファンの運転騒音が抑えられ、室内設置に好適な自動販売機を提供するとの効果を奏するものである。
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、一方の商品収納室を冷却して他方の商品収納室を加熱する運転モード(「CHモード」に相当する)においては、冷却の際の吸熱量と加熱の際の放熱量とがバランスする必要があり、運転モードの自由度が限定されていた。また、全ての商品収納室を冷却または加熱する運転モード(「CCモード」や「HHモード」に相当する)に限って、筐体表面から放熱させるため、商品収納室を冷却または加熱した冷媒の余熱(残存冷熱または残存温熱)が利用されないでいた。
本発明は上記に鑑みて想到されたものであって、商品収納室を冷却または加熱した冷媒の余熱(残存冷熱または残存温熱)を有効に利用することができる自動販売機を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る自動販売機(請求項1)は、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒を冷却する庫外凝縮器および庫内凝縮器と、冷媒を膨張する膨張機構と、冷媒を蒸発させる複数の庫内蒸発器と、を具備する冷却ユニットと、
筐体と、
該筐体内に設置された仕切板によって仕切られた複数の商品収納庫と、
を有す自動販売機であって、
前記商品収納庫のうちの一方の商品収納庫に前記庫内凝縮器および前記庫内蒸発器が設置され、
前記商品収納庫のうちの他方の商品収納庫に前記庫内蒸発器が設置され、
前記一方の商品収納庫を形成する前記筐体の少なくとも側面部分または背面部分に、前記庫内凝縮器の出口と前記庫外凝縮器の入口とを連通する壁面余熱配管が、伝熱自在に接続されていることを特徴とする。
(2)本発明に係る自動販売機(請求項2)は、前記(1)において、前記庫内凝縮器の出口と前記庫外凝縮器の入口とを連通する壁面余熱配管に替えて、前記庫内凝縮器の出口と前記膨張機構の入口とを連通する壁面余熱配管が接続されていることを特徴とする。
(3)本発明に係る自動販売機(請求項3)は、前記(1)または(2)において、前記壁面余熱配管を迂回して冷媒を流すことができる壁面バイパス配管と、
該壁面バイパス配管または前記壁面余熱配管の一方に、冷媒を選択的に流す壁面バルブ手段と、を有することを特徴とする。
(4)本発明に係る自動販売機(請求項4)は、前記(1)乃至(3)の何れかにおいて、前記圧縮機の出口と前記壁面余熱配管の入口とを直接連通する壁面直行配管と、
該壁面直行配管に、冷媒を選択的に流す直行バルブ手段と、を有することを特徴とする。
(i)本発明の請求項1に係る自動販売機は、一方の商品収納庫に、庫内凝縮器が設置され、庫内凝縮器の出口と庫外凝縮器の入口とを連通する壁面余熱配管が、該商品収納庫(庫内を選択的に加熱または冷却することができる)を形成する筐体の側面部分または背面部分の一方または両方に接続されているから、商品収納庫を加熱した冷媒は壁面余熱配管に流入し、該冷媒に残存する温熱によって、該商品収納庫が保温される。よって、温熱が有効に利用されるから、運転モードが温熱ネックの場合(冷熱に余裕がある場合)、温熱を過剰に発生させる必要がなくなり、冷凍サイクルを構成する圧縮行程の負荷が低減するため、省エネ効果が得られる。
(ii)本発明の請求項2に係る自動販売機は、前記(1)における壁面余熱配管に替えて、庫内凝縮器の出口と膨張機構の入口とを連通する壁面余熱配管を有するから、前記(i)と同様に温熱が有効に利用されるから、省エネ効果が得られる。
(iii)本発明の請求項3に係る自動販売機は、壁面余熱配管を迂回して冷媒を流すことができる壁面バイパス配管と壁面バルブ手段とを有するから、商品収納室の加熱に供した後の冷媒の残存温熱の放出場所を選択することができる。
(iv)本発明の請求項4に係る自動販売機は、圧縮機の出口と壁面余熱配管の入口とを直接連通する壁面直行配管と直行バルブ手段とを有するから、加熱する商品収納室がない場合に、圧縮直後の冷媒を冷却(温熱の放出に同じ)することができるから、庫外蒸発記の負担が低減する。
以上は、商品収納室の加熱に供した冷媒(温熱が残存している)が壁面余熱配管に流入するものを記載しているが、本発明はこれに限定するものではなく、庫内蒸発器の出口と圧縮機の入口とを連通する壁面余熱配管を設け、該壁面余熱配管に商品収納室の冷却に供した冷媒(冷熱が残存している)が流入するようにした自動販売機は、本発明に均等である。
[実施の形態1]
(自動販売機−1)
図1および図2は本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明するものであって、図1は正面視の断面図、図2は側面視の断面図である。
図1および図2において、自動販売機1000は、本体のキャビネット(以下「筐体」と称す)200と、筐体200の内部で断熱材300に包囲された商品収納庫401と、商品Sを補充する時に商品収納庫401を開閉する商品補充用扉404と、商品収納庫401と外気を遮断するための内扉405と、自動販売機1000の前扉406と、を有している。商品収納庫401は仕切り板403AB、403BCによって商品収納室402A、402B、402Cに仕切られている。
なお、以下の説明(実施の形態1〜8)において、商品収納室402A、402B、402Cにおいて共通する内容については添え字「A、B、C」の記載を省略し、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
各商品収納室402には、商品Sを収納するための商品収納ラック407と、商品収納ラック407から自然落下した商品Sを取出すための商品取出し口409と、商品Sを商品取出し口409まで誘導する商品誘導板408とが設置され、商品誘導板408の下方が庫内部品収納室410となっている。また、庫内空気を商品収納ラック407を経由して庫内部品収納室410に循環させるための循環ダクト420が設置されている。
そして、庫内部品収納室410には、庫内空気を商品誘導板408(通気孔が設けられている、以下「シュータ」と称す)を通過して商品Sに衝突させる送風手段430と、送風手段430の下流側(循環ダクト420から遠い側)に庫内熱交換器440と、送風手段430および庫内熱交換器440を収納する送風ダクト450と、送風ダクト450に連通して空気を通す風洞460と、庫内空気の温度を計測する庫内温度センサー500とが設置されている。
さらに、商品収納庫401の下方には、冷却加熱装置110のコンデンシングユニット470および庫外ファン600を収納するための機械室700と、電装品を収納するための電装品収納室800とが配置されている。
また、商品収納室402A、402B、402Cに設置された庫内熱交換器440とは、具体的には、それぞれ冷却加熱装置110を構成する庫内凝縮器3、蒸発器7である。そして、商品収納室402Aの側面201(図1において筐体200の左側の面)および背面202(図2において筐体200の右側の面)には、余熱回収装置4が設置されている(図中、黒く塗りつぶして示す、これについては別途詳細に説明する)。
(冷却加熱装置−1)
図3は図1に示す自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。図3において、冷却加熱装置110は自動販売機1000に設置されるものであって、冷媒を圧縮する第1圧縮部1aおよび第2圧縮部1bを具備する二段圧縮機(以下「圧縮機」と称す)1と、圧縮機1の第1圧縮部1aにおいて圧縮された冷媒を冷却する中間熱交換器2と、圧縮機1の第2圧縮部1bにおいて圧縮された冷媒(以下「高圧高温冷媒」と称する場合がある)が順番に供給され、これを冷却する庫内凝縮器3および余熱回収装置4および庫外凝縮器(以下「ガスクーラ」と称す)5とを有する。
すなわち、商品収納室402Aは庫内凝縮器3からの温熱の放出によって加熱され、さらに、商品収納室402Aの背面202の部分および側面201の部分は余熱回収装置4からの温熱の放出によって加熱される。したがって、通常55℃程度に庫内凝縮器3を加熱した後の冷媒温度は60℃程度であるから、該冷媒に残存している温熱(以下「残存温熱」と称する場合がある)は有効に利用されることになる。
なお、余熱回収装置4を構成する壁面余熱配管40は、入口に配管34が接続され、出口に配管45が接続されるものであるが、その形状や配置形態は限定するものではなく、たとえば、背面202の一部分または側面201の一部分の一方に配置したり、機械室700の側面に到達するように配置したりしてもよい。
さらに、ガスクーラ5により冷却された冷媒を膨張する膨張手段(たとえば、電子膨張弁)6と、膨張手段6により膨張された冷媒(以下「低圧低温冷媒」と称する場合がある)を蒸発させる蒸発器7とを有する。また、膨張手段6の上流側にキャピラリーチューブが設置されているが(図2参照)、図3では図示していない。
すなわち、商品収納室402B、402Cは蒸発器7、7からの冷熱の放出によって冷却され、さらに、蒸発器7、7を通過した後の冷媒が保有する冷熱は、内部熱交換器8において膨張手段6に流入前の冷媒に受け渡されている。
各機器を連通する配管と、一部の配管には開閉弁または逆止弁の一方または両方が設置されている。なお、符号Jと符号Kの連通する配管を「配管JK」と称し、配管JKに設置された開閉弁を「開閉弁JKv」、配管JKに設置された逆止弁を「逆止弁JKn」と称す。たとえば、膨張手段6と蒸発器7とを連通する配管67には、開閉弁67vと逆止弁67nとが設置されている。
また、余熱回収装置4の出口と内部熱交換器8の入口とを連通する配管48(開閉弁48vが設置されている)と、膨張手段6の出口と中間熱交換器2とを連通する配管62(開閉弁62vおよび逆止弁62nが設置されている)と、中間熱交換器2と内部熱交換器8の入口とを連通する配管28(開閉弁28vが設置されている)と、中間熱交換器2をバイパスするバイパス配管22(バイパス開閉弁22vが設置されている)と、が設置されている。
なお、余熱回収装置4は、入口に配管34が接続され、出口に配管45が接続された配管(以下「壁面余熱配管」と称す)40によって構成されている。
(運転方法:HCCモード、HCモード)
CCHモードまたはCHモードにおける冷媒の循環は前記要領であって、順番に、圧縮機1、庫内凝縮器3、余熱回収装置4、ガスクーラ5、内部熱交換器8、膨張手段6、蒸発器7、内部熱交換器8、圧縮機1、である。なお、ガスクーラ5を経由しないで、内部熱交換器8に直接流入する(開閉弁45vを閉じて、開閉弁48vを開く)ようにしてもよい。
(運転方法:CCモード、Cモード)
CCモードまたはCHモードにおいて、冷媒(高圧高温冷媒)は庫内凝縮器3および余熱回収装置4に流入しないまま、圧縮機1から、ガスクーラ5および内部熱交換器8を経由して膨張手段6に流入し、膨張した冷媒(低圧低温冷媒)は、蒸発器7および内部熱交換器8を経由して圧縮機1に戻る。
(運転方法:Hモード)
Hモードにおいて、冷媒(高圧高温冷媒)は庫内凝縮器3、余熱回収装置4、ガスクーラ5および内部熱交換器8を経由して膨張手段6に流入し、膨張手段6おいて膨張した冷媒(低圧低温冷媒)は、中間熱交換器2および内部熱交換器8を経由して圧縮機1に戻る。
る。
すなわち、商品収納室402Aは庫内凝縮器3からの温熱の放出によって加熱され、さらに、商品収納室402Aの背面202の部分および側面201の部分は余熱回収装置4からの温熱の放出によって加熱される。したがって、通常55℃程度に庫内凝縮器3を加熱した後の冷媒温度は60℃程度であるから、該冷媒に残存している温熱(以下「残存温熱」と称する場合がある)は有効に利用されることになる。
なお、余熱回収装置4は壁面余熱配管40によって構成されるものであるが、その形状や配置形態は限定するものではなく、たとえば、背面202の部分または側面201の部分の一方のみに配置したり、機械室700の側面に到達するように配置したりしてもよい。
さらに、ガスクーラ5により冷却された冷媒を膨張する膨張手段(たとえば、電子膨張弁)6と、膨張手段6により膨張された冷媒(以下「低圧低温冷媒」と称する場合がある)を蒸発させる蒸発器7とを有する。また、膨張手段6の上流側にキャピラリーチューブが設置されているが(図2参照)、図3では図示していない。
すなわち、商品収納室402B、402Cは蒸発器7、7からの冷熱の放出によって冷却され、さらに、蒸発器7、7を通過した後の冷媒が保有する冷熱は、内部熱交換器8において膨張手段6に流入前の冷媒に受け渡されている。
ところで、以上は、加熱専用の商品収納室402Aの位置に対応した側面201または背面202に余熱回収装置4を設置したものであるが、同じ技術思想に基づいて、冷却専用の商品収納室402B、402Cの位置に対応した側面201または背面202に壁面用の蒸発器を設置してもよい。このとき、壁面余熱器には商品収納室402B、402Cを冷却した冷媒が供給され、該冷媒の残余冷熱が放出される、筐体200の商品収納室402B、402Cに相当する一部分は冷却されることになる。
[実施の形態2]
(冷却加熱装置−2)
図4は本発明の実施の形態2に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。図4において、冷却加熱装置120は自動販売機2000に設置されるものであって、自動販売機2000は自動販売機1000に準じるため図示および詳細な説明を省略する。
商品収納室402Aには冷却加熱装置120を構成する庫内凝縮器3Aおよび蒸発器7が、商品収納室402Bには冷却加熱装置120を構成する庫内凝縮器3Bおよび蒸発器7が、商品収納室402Cには冷却加熱装置120を構成する蒸発器7が、それぞれ設置されている。そして、商品収納室402Aの側面201および背面202には余熱回収装置4Aが設置され、商品収納室402Bの背面には余熱回収装置4Bが設置されている。さらに、商品収納室402の外(たとえば、機械室700内)に、庫外蒸発器9が設置されている。
(運転方法:HHモード)
HHモードにおける冷媒の循環は、順番に、圧縮機1、庫内凝縮器3Aおよび庫内凝縮器3B、余熱回収装置4Aおよび余熱回収装置4B、ガスクーラ5、内部熱交換器8、膨張手段6、庫外蒸発器9、内部熱交換器8、圧縮機1、である。なお、ガスクーラ5を経由しないで、内部熱交換器8に直接流入する(開閉弁45vを閉じて、開閉弁48vを開く)ようにしてもよい。
すなわち、商品収納室402A、402Bはそれぞれ庫内凝縮器3A、3Bからの温熱の放出によって加熱され、さらに、商品収納室402Aの背面202の部分および側面201の部分は余熱回収装置4Aからの温熱の放出によって加熱され、商品収納室402Bの側面201の部分は余熱回収装置4Bからの温熱の放出によって加熱される。したがって、冷却加熱装置110と同様に残存温熱は有効に利用されることになる。
また、低圧低温冷媒は庫外蒸発器9に流入して冷熱を放出するから、冷凍サイクルの熱バランスが保証される。そして、低圧低温冷媒を中間熱交換器2に流入させるための配管が不要になっている。
(運転方法:Hモード)
Hモードにおける冷媒の循環は、順番に、圧縮機1、庫内凝縮器3A、余熱回収装置4A、ガスクーラ5、内部熱交換器8、膨張手段6、庫外蒸発器9、内部熱交換器8、圧縮機1、である。なお、ガスクーラ5を経由しないで、内部熱交換器8に直接流入する(開閉弁45vを閉じて、開閉弁48vを開く)ようにしてもよい。
すなわち、商品収納室402A、402Bはそれぞれ庫内凝縮器3A、3Bからの温熱の放出によって加熱されるから、冷却加熱装置110と同様に残存温熱は有効に利用されることになる。一方、商品収納室402B、402Cの何れにも冷媒が流入しない。
(運転方法:HCCモード)
HCCモードにおける冷媒の循環は、順番に、圧縮機1、庫内凝縮器3A、余熱回収装置4A、ガスクーラ5、内部熱交換器8、膨張手段6、蒸発器7、内部熱交換器8、圧縮機1、である。なお、蒸発器7は商品収納室402B、402Cのそれぞれに設置されている。ガスクーラ5を経由しないで、内部熱交換器8に直接流入する(開閉弁45vを閉じて、開閉弁48vを開く)ようにしてもよい。
すなわち、商品収納室402Aはそれぞれ庫内凝縮器3Aからの温熱の放出によって加熱され、さらに、商品収納室402Aの背面202の部分および側面201の部分は余熱回収装置4Aからの温熱の放出によって加熱され、一方、商品収納室402B、402Cは、蒸発器7からの冷熱の放出によって冷却される。
(運転方法:CCCモード、CCモード、Cモード)
CCCモード、CCモードまたはCHモードにおいて、冷媒(高圧高温冷媒)は庫内凝縮器3A、3Bおよび余熱回収装置4A、4Bに流入しないまま、圧縮機1から、ガスクーラ5および内部熱交換器8を経由して膨張手段6に流入し、膨張した冷媒(低圧低温冷媒)は、蒸発器7(商品収納室402A、402B、402Cに設置されている)および内部熱交換器8を経由して圧縮機1に戻る。
このとき、低温低熱冷媒は庫外蒸発器9に流入することはない。
[実施の形態2の2、2の3]
(冷却加熱装置−2の2)
図5は本発明の実施の形態2に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置の一部を変更したものを説明する構成図である。
図5の(a)に示す冷却加熱装置122は、冷却加熱装置110における余熱回収装置4A、4Bを共通の余熱回収装置4に統合すると共に、余熱回収装置4を通過した冷媒は内部熱交換器8に直接流入するようにした、余熱回収装置4とガスクーラ5とを連通する配管45を撤去したものである。したがって、冷却加熱装置110に準じた効果が得られる。
図5の(b)に示す冷却加熱装置123は、冷却加熱装置110における余熱回収装置4A、4Bを共通の余熱回収装置4に統合すると共に、余熱回収装置4を通過したガスクーラ5に流入するようにし、内部熱交換器8に直行する配管48を撤去したものである。したがって、冷却加熱装置110に準じた効果が得られる。
[実施の形態3]
(冷却加熱装置−3)
図6は本発明の実施の形態3に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。図6に示す冷却加熱装置130は、冷却加熱装置110(図3参照)の余熱回収装置4(壁面余熱配管40によって形成されている)に、これをバイパスするバイパス配管44を設置したものである。すなわち、バイパス配管44にはバイパス開閉弁44vとバイパス逆止弁44nが設置され、壁面余熱配管40には逆止弁40nが設置されている。したがって、余熱回収装置4における温熱の放出を実行したり停止したりする切り替えが可能になる。
[実施の形態4]
(冷却加熱装置−4)
図7は本発明の実施の形態4に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。図7に示す冷却加熱装置140は、冷却加熱装置120(図4参照)の余熱回収装置4A、4B(それぞれ壁面余熱配管40A、40Bによって形成されている)に、これをバイパスするバイパス配管44A、44Bを設置したものである。
すなわち、バイパス配管44Aにはバイパス開閉弁44Avが設置され、バイパス配管44Bにはバイパス開閉弁44Bvおよびバイパス逆止弁44Bnが設置され、壁面余熱配管40A、40Bにはそれぞれ逆止弁40An、40Bnが設置されている。
したがって、余熱回収装置4Aまたは余熱回収装置4Bの一方または両方における温熱の放出を、実行したり停止したりする切り替えが可能になる。なお、余熱回収装置4A、4Bの入口にはそれぞれ開閉弁40Av、40Bvが設置されているから、たとえば、商品収納室402Bに設置された庫内凝縮器3Bから流出した冷媒を、余熱回収装置4A、4Bの双方に流入させたり、余熱回収装置4A(商品収納室402Aの背面等に設置されている)に流入させることができる。同様に、庫内凝縮器3A、3Bの両方を通過した冷媒を余熱回収装置4Aまたは余熱回収装置4Bの一方に流入させることもできる。
[実施の形態4の2、4の3]
(冷却加熱装置−4の2)
図8は本発明の実施の形態4の2および実施の形態4の3に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。実施の形態4の2である冷却加熱装置142および実施の形態4の3である冷却加熱装置142は、冷却加熱装置140(実施の形態4)に準じ、それぞれ冷却加熱装置122(実施の形態2の2)および冷却加熱装置123(実施の形態2の3)にバイパル配管を、追加して設置したものである。
図8の(a)示す冷却加熱装置142は、冷却加熱装置122(図5の(a)参照)の余熱回収装置4(壁面余熱配管40によって形成されている)をバイパスするバイパス配管44を設置し、壁面余熱配管40の入口に開閉弁40vを設置したものである。
図8の(b)示す冷却加熱装置143は、冷却加熱装置123(図5の(b)参照)の余熱回収装置4(壁面余熱配管40によって形成されている)をバイパスするバイパス配管44を設置し、壁面余熱配管40の入口に開閉弁40vを設置したものである。
なお、バイパス配管44には、バイパス開閉弁44vとバイパス逆止弁44nとが設置されている。
したがって、冷却加熱装置122、123において、余熱回収装置4からの温熱の放出を実行したり中止したりする切り替えができる。
[実施の形態5]
(冷却加熱装置−5)
図9は本発明の実施の形態5に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。実施の形態5である冷却加熱装置150は、冷却加熱装置110(実施の形態1)の余熱回収装置4に、圧縮機1から高圧高温冷媒を直接供給することができるようにしたものである。すなわち、圧縮機1の出口と壁面余熱配管40の入口とを直接連通する壁面直行配管14が設置されている。壁面直行配管14には直行開閉弁14vと庫外蒸発器が設置されている。
したがって、冷却加熱装置110(実施の形態1)の作用効果に加え、CCモード運転において、高圧高温冷媒の温熱が余熱回収装置4およびガスクーラ5の双方で放出されるから、冷却加熱装置110(実施の形態1)に比較して、ガスクーラ5の負担が低減する。なお、壁面余熱配管40には圧縮直後の高圧高温冷媒が供給されているから、庫内凝縮器3を経由して供給される場合と区別するため、便宜上「壁面余熱配管」と称する場合がある(たとえば、請求項6参照)。
[実施の形態6]
(冷却加熱装置−6)
図10は本発明の実施の形態6に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。実施の形態6である冷却加熱装置160は、冷却加熱装置120(実施の形態2参照)の余熱回収装置4A、4Bを統合し、圧縮機1から高圧高温冷媒を直接供給することができるようにしたものである。
すなわち、余熱回収装置4A、4Bを統合して余熱回収装置4(壁面余熱配管40によって形成されている)とし、圧縮機1の出口と壁面余熱配管40の入口とを直接連通する壁面直行配管14が設置されている。壁面直行配管14には直行開閉弁14vと直行庫外蒸発器が設置されている(直行開閉弁14vと直行庫外蒸発器とをまとめて「直行バルブ手段」と称す場合がある)。
したがって、冷却加熱装置120(実施の形態2)の作用効果に加え、CCモード運転において、高圧高温冷媒の温熱が余熱回収装置4およびガスクーラ5の双方で放出されるから、冷却加熱装置120(実施の形態2)に比較して、ガスクーラ5の負担が低減する。なお、壁面余熱配管40には圧縮直後の高圧高温冷媒が供給されているから、庫内凝縮器3を経由して供給される場合と区別するため、便宜上「壁面余熱配管」と称する場合がある(たとえば、請求項6参照)。
[実施の形態7]
(冷却加熱装置−7)
図11および図12は本発明の実施の形態7に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。実施の形態7である自動販売機7000は、自動販売機1000(実施の形態1)に準じるため図示および詳細な説明を省略する。
自動販売機7000の商品収納室402Aには冷却加熱装置180を構成する凝縮器7Aが設置され、商品収納室402B、402Cには冷却加熱装置170を構成する蒸発器7B、7Cが、それぞれ設置されている。
図11において、冷却加熱装置170は、圧縮機1、ガスクーラ5、膨張手段6、一対の蒸発器7B、7Cから形成されている。すなわち、蒸発器7B、7Cが設置される商品収納室402B、402Cは、冷却専用または室温に放置しり(冷却も加熱もしない)ものである。
図12の(a)において、冷却加熱装置180は、圧縮機1、三方弁10、蒸発器7A、余熱回収装置4、膨張手段6、ガスクーラ5から形成され、膨張手段6から蒸発器7Aに低圧低温冷媒を供給するための配管67(逆止弁67nが設置されている)が設置されている。
図12の(a)は商品収納室402Aが加熱される様子を示すものであって、圧縮機1を出た高圧高温冷媒は、三方弁10において、蒸発器7A側に方向転換され蒸発器7Aに供給される。そして、蒸発器7Aにおいて温熱を放出した冷媒は、余熱回収装置4に流入して商品収納室402Aの側面等を加熱する。さらに、膨張手段6において膨張した低圧低温冷媒は、ガスクーラ5において冷熱を放出し、三方弁10において圧縮機1側に方向転換され、圧縮機1に戻っている。このとき、蒸発器7は周囲の空気を暖め、反対に、ガスクーラ5は周囲の空気を冷却している。
図12の(b)は商品収納室402Aが冷却される様子を示すものであって、圧縮機1を出た高圧高温冷媒は、三方弁10において、ガスクーラ5側に方向転換されガスクーラ5に供給される。そして、ガスクーラ5において温熱を放出した後、膨張手段6において膨張して圧低温冷媒になる。圧低温冷媒は配管67を経由して蒸発器7Aに供給され、そこで冷熱を放出したのち、三方弁10において圧縮機1側に方向転換され、圧縮機1に戻っている。このとき、蒸発器7Aは周囲の空気を冷却し、反対に、ガスクーラ5は周囲の空気を温めている。
したがって、自動販売機7000はHCCモードのとき、自動販売機2000(実施の形態2)と同様に、加熱している商品収納室402Aの側面201等が加熱され、温熱が有効利用されることになる。
[実施の形態8]
(冷却加熱装置−8)
図13は本発明の実施の形態8に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図である。実施の形態8である自動販売機8000は、自動販売機1000(実施の形態1)に準じるため図示および詳細な説明を省略する。
自動販売機8000の商品収納室402Aには冷却加熱装置190を構成する凝縮器7A(図13参照)が設置され、商品収納室402B、402Cには冷却加熱装置170を構成する蒸発器7B、7C(図11参照)が、それぞれ設置されている。冷却加熱装置190は、冷却加熱装置180(図12の(a)参照)に余熱回収装置4をバイパスするバイパス配管44(バイパス開閉弁44v、バイパス逆止弁44nが設置されている)を設置したものである。
図13の(a)は商品収納室402Aが加熱される様子を示すものであって、図12の(a)に示す冷却加熱装置180の運転に準じている。このとき、冷却加熱装置190には、バイパス配管44が設置されているから、蒸発器7Aを通過した後の冷媒は、余熱回収装置4に流入して商品収納室402Aの側面201等を加熱したり、あるいは、膨張手段6に直接流入したりすることができる。
図13の(b)は商品収納室402Aが冷却される様子を示すものであって、図12の(b)に示す冷却加熱装置180の運転に同じである。
したがって、自動販売機7000はHCCモードのとき、自動販売機3000(実施の形態3)と同様に、加熱している商品収納室402Aの側面201等が加熱され、温熱が有効利用されることになる。
[実施の形態1〜8共通]
(余熱回収装置)
図14および図15は本発明の実施の形態1〜8に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置の余熱回収装置を説明する部分模式図であって、図14は正面図、図15は側面視の断面図である。
図14の(a)において、余熱回収装置4を構成する壁面余熱配管40は自動販売機1000の側面201に設置されるものであった、U字状に所定の曲率で繰り返し曲げられ、直線部が水平方向に配置されている。そして、直線部の端部は水平方向で自動販売機1000の前面側を向き、他の配管との接続のためのカプラまたは継手40cが設置されている。たとえば、冷却加熱装置110(図3参照)では、一方のカプラまたは継手40cによって配管34が接続され、他方のカプラまたは継手40cによって配管45が接続され、それぞれ、自動販売機1000の前面寄りの近接した位置において接続作業を実行することができる。したがって、接続が容易であって、製造および保全が容易になる。
図14の(b)において、壁面余熱配管40はU字状に所定の曲率で繰り返し曲げられ、直線部が鉛直方向に配置されている。そして、直線部の端部は水平方向に向けられ、他の配管との接続のためのカプラまたは継手40cが設置されている。
図14の(c)において、壁面余熱配管40はU字状に所定の曲率で繰り返し曲げられ、直線部が斜めに傾斜した方向に配置されている。そして、直線部の端部は水平方向に向けられ、他の配管との接続のためのカプラまたは継手40cが設置されている
図15の(a)において、余熱回収装置4を構成する壁面余熱配管40は自動販売機1000の側面201の内側にロー付けRにて接続され、断熱材300によって包囲されている。したがって、壁面余熱配管40から放出される温熱は、側面201に伝達され、側面201の外側(図中、右側)から大気中に放出される。
図15の(b)では、壁面余熱配管40は、図15の(a)のロー付けRに替えてテープTによって熱的に接続されている。このとき、伝熱性のテープTを使用すれば、壁面余熱配管40から放出される温熱は、側面201に直接伝達されるだけでなく、テープTを経由して側面201に伝達され、側面201の外側(図中、右側)から大気中に放出される。なお、テープTは断続的に添付されているから、断熱材300はテープTと側面201との間に侵入しているが、テープTを略全長に渡って添付しておけば、断熱材300はテープTと側面201との間に侵入しない。
図15の(c)では、壁面余熱配管40は、図15の(a)のロー付けRに替えて押さえ板Pによって固定されている。このとき、壁面余熱配管40から放出される温熱は、側面201に直接伝達されるだけでなく、押さえ板Pを経由して側面201に伝達され、側面201の外側(図中、右側)から大気中に放出される。また、押さえ板Pは壁面余熱配管40の略全長を収納するように押さえ付けているから、断熱材300は押せ板Pと側面201との間に侵入していない。なお、押せ板Pと側面201との間に伝熱媒体を侵入させ、壁面余熱配管40から側面201への伝熱を促進してもよい。また、押せ板Pが壁面余熱配管40を断続的に押さえるようにすれば、断熱材300は押せ板Pと側面201との間に侵入することになる。
図15の(d)において、壁面余熱配管40は扁平に形成され、広い範囲において側面201に直接当接している。なお、ロー付けRによって固定されたものを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、テープTや押さえ板Pによって固定されてもよい。
[実施の形態9]
(冷却加熱装置−9)
図16は本発明の実施の形態9に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を模式的に説明する、(a)は部分側面図、(b)は回路図である。
図16の(a)において、自動販売機9000に設置された冷却加熱装置900は、実施の形態1〜8に説明した余熱回収装置4(壁面余熱配管40によって形成されている)が、壁面内の設置に替えて機械室700に設置されたものである。そして、余熱回収装置4を形成する壁面余熱配管40に吸熱部51が伝熱自在に接続され、筐体20の側面201(図示しない)または背面202に放熱部53が伝熱自在に接続されたヒートポンプ50(吸熱部51、断熱部52および放熱部53を具備する)が設置されている。
したがって、冷媒の残存余熱(温熱)はヒートポンプ50を経由して背面202に伝達され、商品収納室401の保熱に供される。したがって、実施の形態1〜8と同様の省エネ効果が得られる。このとき、壁面余熱配管40と吸熱部51とを電熱自在に接続する接続手段60の形式は限定するものではない。たとえば、バンドやクリップ等によって着脱自在に接続しておけば、余熱回収の実行/中止の切り替えが迅速かつ容易になる。また、孔が形成された部材を壁面余熱配管40に溶接固定しておき、該孔に吸熱部51を嵌挿するようにしてもよい。
図16の(b)にヒートポンプ50の一例として、サーモサイフォン(ループ式ヒートパイプに同じ)を示している。サーモサイフォン50aは、吸熱部51を構成する蒸発容器51aと、断熱部52を構成する蒸気管52aおよび液管54aと、放熱部53を構成する凝縮管53aとから形成されている。
蒸発容器51a内には公知の作動流体が収納され、作動流体は、蒸発容器51aへの温熱の流入によって温度上昇して密度が低下したり、あるいは蒸発したりする。
蒸気管52aは、蒸発容器51aの上部に連通し、筐体20の側面201で前面寄りの位置に略鉛直に配置されている。したがって、前記密度が低下したり、あるいは蒸発したりした作動流体は蒸気管52a内を上昇する。
凝縮管53aは、筐体20の側面201で後面に向かって略水平に配置された複数の水平凝縮管53bと、水平凝縮管53b同士を円弧状に連通する円弧凝縮管53cとから形成されている。したがって、蒸気管52aを上昇した作動流体は、凝縮管53a(水平凝縮管53bおよび円弧凝縮管53に同じ)において温熱を放出するため、温度が降下して密度が上昇したり、あるいは凝縮したりして凝縮管53aを下降する。
液管54aは凝縮管53aの下端部と蒸発容器51aの底に近い位置とを連通している。したがって、凝縮管53aを下降した作動流体は液管54aを経由して蒸発容器51aに戻ることになる。このとき、液管54aは蒸発容器51aの底に近い位置に連通しているため、蒸発容器51a内において密度が低下したり、あるいは蒸発したりした作動流体が、液管54aに侵入することがないから、作動流体の循環方向が反転することはない。
なお、ヒートポンプ50の形式や数量、さらに放熱部53の設置位置は限定するものではない。また、壁面余熱配管40および断熱部52を断熱材によって包囲し、大気中への余熱の放散を抑制してもよい。また、作動流体は、比熱、蒸発温度、蒸発潜熱、あるいは環境調和性等によって適宜選定されるものであって、限定するものではない。
また、実施の形態9における余熱回収装置4は商品収納庫401の外に設置されるから、実施の形態1〜4における壁面余熱配管40を移設したものについては、これを「庫外余熱配管」と読み替える(請求項5参照)、実施の形態5、6における壁面余熱配管40を移設したものについては、これを「庫外加熱配管」と読み替える場合がある(請求項7参照)。
本発明によれば、商品収納室を加熱した冷媒の余熱を筐体の保熱に利用し、省エネ性に富むから、各種自動販売機として広く利用することができる。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明する正面視の断面図。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明する側面視の断面図。 図1に示す自動販売機に設置された冷却加熱装置を説明する構成図。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機の冷却加熱装置を説明する構成図。 図4に示すの一部を変更したものを説明する構成図。 本発明の実施の形態3に係る自動販売機の冷却加熱装置を説明する構成図。 本発明の実施の形態4に係る自動販売機の冷却加熱装置を説明する構成図。 実施の形態4の2、4の3に係る自動販売機の冷却加熱装置の構成図。 発明の実施の形態5に係る自動販売機の冷却加熱装置を説明する構成図。 本発明の実施の形態6に係る自動販売機の冷却加熱装置を示す構成図。 本発明の実施の形態7に係る自動販売機の冷却加熱装置を示す構成図。 本発明の実施の形態7に係る自動販売機の冷却加熱装置を示す構成図。 本発明の実施の形態8に係る自動販売機の冷却加熱装置を示す構成図。 図1〜図13に示す冷却加熱装置の余熱回収装置を説明する部分模式図。 図1〜図13に示す冷却加熱装置の余熱回収装置を説明する部分模式図。 本発明の実施の形態9に係る自動販売機に設置された冷却加熱装置を模式的に説明する、(a)は部分側面図、(b)は回路図。
符号の説明
1 圧縮機
2 中間熱交換器
3 庫内凝縮器
4 余熱回収装置
5 ガスクーラ
6 膨張手段
7 蒸発器
8 内部熱交換器
9 庫外蒸発器
10 三方弁
14 壁面直行配管
14n 直行逆止弁
14v 直行開閉弁
22 バイパス配管
22v バイパス開閉弁
40 壁面余熱配管
40c 継手
40n 逆止弁
40v 開閉弁
44 バイパス配管
44n バイパス逆止弁
44n 逆止弁
44v バイパス開閉弁
50 ヒートパイプ
51 吸熱部
52 伝熱部
53 放熱部
110 冷却加熱装置
120 冷却加熱装置
122 冷却加熱装置
123 冷却加熱装置
130 冷却加熱装置
140 冷却加熱装置
142 冷却加熱装置
143 冷却加熱装置
150 冷却加熱装置
160 冷却加熱装置
170 冷却加熱装置
180 冷却加熱装置
190 冷却加熱装置
200 筐体
201 側面
202 背面
300 断熱材
300 自動販売機
401 商品収納庫
402 各商品収納室
402 商品収納室
403 仕切り板板
404 商品補充用扉
405 内扉
406 前扉
407 商品収納ラック
408 商品誘導板
409 商品取出し口
410 庫内部品収納室
420 循環ダクト
430 送風手段
440 庫内熱交換器
450 送風ダクト
460 風洞
470 コンデンシングユニット
500 庫内温度センサー
600 庫外ファン
700 機械室
800 電装品収納室
900 冷却加熱装置
1000 自動販売機
2000 自動販売機
7000 自動販売機
8000 自動販売機
9000 自動販売機
P 押さえ板
R ロー付け
S 商品
T テープ

Claims (4)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒を冷却する庫外凝縮器および庫内凝縮器と、冷媒を膨張する膨張機構と、冷媒を蒸発させる複数の庫内蒸発器と、を具備する冷却ユニットと、
    筐体と、
    該筐体内に設置された仕切板によって仕切られた複数の商品収納庫と、
    を有す自動販売機であって、
    前記商品収納庫のうちの一方の商品収納庫に前記庫内凝縮器および前記庫内蒸発器が設置され、
    前記商品収納庫のうちの他方の商品収納庫に前記庫内蒸発器が設置され、
    前記一方の商品収納庫を形成する前記筐体の少なくとも側面部分または背面部分に、前記庫内凝縮器の出口と前記庫外凝縮器の入口とを連通する壁面余熱配管が、伝熱自在に接続されていることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記庫内凝縮器の出口と前記庫外凝縮器の入口とを連通する壁面余熱配管に替えて、前記庫内凝縮器の出口と前記膨張機構の入口とを連通する壁面余熱配管が接続されていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記壁面余熱配管を迂回して冷媒を流すことができる壁面バイパス配管と、
    該壁面バイパス配管または前記壁面余熱配管の一方に、冷媒を選択的に流す壁面バルブ手段と、を有することを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 前記圧縮機の出口と前記壁面余熱配管の入口とを直接連通する壁面直行配管と、
    該壁面直行配管に、冷媒を選択的に流す直行バルブ手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動販売機。
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