JP5033575B2 - アニュラーアレイ振動子 - Google Patents

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Description

本発明はアニュラーアレイ振動子に関し、特に、アニュラーアレイ振動子の構造に関する。
医療の分野においては超音波診断装置が用いられている。超音波診断装置においては、超音波振動子によって超音波が送受波され、それにより得られた受信信号に基づいて超音波画像が形成されている。超音波振動子としては各種のものが実用化されている。その中で、アニュラーアレイ振動子は、複数の振動素子を同心円状に配列してなるものである。実際には、単一円盤状の振動層上に、シグナル電極層として、同心円状の電極要素パターンを形成することにより、互いに独立して動作する複数の振動素子が構成される。アニュラーアレイ振動子は、乳腺などを超音波診断する際に用いられるメカニカルセクタ走査型超音波探触子等に実装されるものである。勿論、アニュラーアレイ振動子が他の用途で利用される場合もある。
特許文献1に記載されたアニュラーアレイ振動子においては、同心円状に複数の電極要素が形成されている。各電極要素に個別的にシグナルを供給するために、各電極要素にはランドと称される肥大したコンタクト面が形成されている。各コンタクト面に対しては半田付けによって信号線が接続される。
特開平6−38298号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、コンタクト面に対する半田付けの結果として、その部分が盛り上がってしまい、それが積層体を形成するにあたって障害となる。そもそも、そのようなコンタクト面に対して個別的に半田付けを行うのは作業者にとって大きな負担である。
なお、従来において、アニュラーアレイ振動子を構成する場合、振動層からなる(あるいは振動層を有する)圧電性フィルムが利用されていたが、圧電性フィルムの電気的インピーダンスは比較的高く、それを7.5MHz等の高周波の超音波を送受信する用途に使用する場合には、ケーブルや受信回路とのインピーダンス整合があまり良好ではなく、電気―機械変換効率を向上できないという問題が指摘されている。
本発明の目的は、アニュラーアレイ振動子への信号線群の接続を行う際の負担を軽減することにある。
本発明の他の目的は、アニュラーアレイ振動子の配線を確実に行え、しかもその配線が構造的に悪影響を与えないようにすることにある。
本発明の他の目的は、アニュラーアレイ振動子の電気的特性を良好にすることにある。
本発明に係るアニュラーアレイ振動子は、超音波振動を生じる圧電性フィルムと、前記圧電性フィルムと積層関係にあるシグナル電極層と、を含み、前記シグナル電極層は、同心円状に配列された複数の電極要素で構成され、それ全体として実質的に円形の形態を有する電極部と、前記複数の電極要素における引出端列から前記電極部の外側へ密集しつつ引き出されたリード要素列で構成された配線部と、を含み、前記配線部は、前記電極部に入り込んだ第1部分と、前記第1部分に連なり前記電極部の外側に突出形成された第2部分と、前記第2部分に連なる接続用の第3部分と、で構成され、前記圧電性フィルムは、前記電極部及び前記第1部分を形成するための背面基板として機能するフィルム本体部と、前記フィルム本体部から外側に引き出された部分であって、前記第2部分及び前記第3部分を形成するための背面基板として機能するフィルム延伸部と、を含む。
上記構成によれば、シグナル電極層(シグナル電極部材)が電極部と配線部とで構成される。電極部は、複数の電極要素で構成され、それらはそれぞれ引出端を有し、それらによって引出端列が構成される。配線部は複数のリード要素で構成され、それらはリード要素列をなす。引出端列から、電極部の外側へリード要素列が引き出されているので(望ましくはパターニングにより各電極要素と各リード要素とが物理的に連続したものとして構成されているので)、電極部において個々の電極要素に対して半田付け等を行う必要はない。つまり、個々の電極要素に対し、そこから引き出されたリード要素を介して、電極部の外側において、信号線を個別的に接続できるので、接続作業の負担を大幅に軽減できる。例えば、コネクタを利用して複数の信号線を複数のリード要素に接続することも可能である。電極部に半田等の盛り上がり部分は生じないので、電極部の厚みを均一化でき、アニュラーアレイ振動子の音響特性及び電気的特性を良好にできる。
ましくは、前記第3部分は前記第2部分よりも幅広に形成される。この構成によればコネクタ接続等が容易となる。望ましくは、前記引出端列は、前記円形の電極部における半径方向に対して斜め方向に整列した複数の引出端によって構成される。この構成によれば、同心円状に配列された複数の電極要素から無理なく複数のリード要素を引き出すことができる。
望ましくは、前記電極部及び前記シグナル電極層を有する積層体が凹面形態を有する。凹面形態であれば超音波の集束性を良好にできる。振動層とシグナル電極層、そしてグランド電極層を含む柔軟な積層体シートを凹面形状をもったバッキング上面に配設し、これによって凹面型のアニュラーアレイ振動子を構成するようにしてもよい。
望ましくは、前記振動層は、前記配線部の下地層として機能する部分を含む。この構成によれば、振動層の主要部以外の部分を配線部の下地層あるいは背面基板として用いることができる。当該部分に、グランド電極層が設けられてもよいが、電界印加は不要であるので、その部分からグランド電極層を除外してもよい。
また、発明に係るアニュラーアレイ振動子は、超音波振動を生じる複数の圧電性フィルムと、前記複数の圧電性フィルムと積層関係にあり、少なくとも1つのシグナル電極層を有する複数の電極層と、を含み、前記シグナル電極層は、同心円状に配列された複数の電極要素で構成され、実質的に円形の形態を有する電極部と、前記複数の電極要素における引出端列から前記電極部の外側へ密集しつつ引き出されたリード要素列で構成された配線部と、を含み、前記配線部は、前記電極部に入り込んだ第1部分と、前記第1部分に連なり前記電極部の外側に突出形成された第2部分と、前記第2部分に連なる接続用の第3部分と、で構成され、前記複数の圧電性フィルムの内で少なくとも1つの圧電性フィルムは、前記電極部及び前記第1部分を形成するための背面基板として機能するフィルム本体部と、前記フィルム本体部から外側に引き出された部分であって、前記第2部分及び前記第3部分を形成するための背面基板として機能するフィルム延伸部と、を含む。
上記構成によれば積層構造を採用することによって電気的なインピーダンスを下げることができ、しかも配線作業を容易に行える。各振動層は圧電性フィルムとして構成されるのが望ましく、それは例えばPVDFフィルム(ポリフッ化ビニリデンフィルム)によって構成される。シグナル電極層は、音響的な影響を回避するために、かなり薄く形成するのが望ましい。
望ましくは、前記複数の圧電性フィルムは上下に積層された第1圧電性フィルム及び第2圧電性フィルムで構成され、前記複数の電極部は、前記第1圧電性フィルム及び前記第2圧電性フィルムの間に設けられた前記シグナル電極層と、前記第1圧電性フィルムの上側及び前記第2圧電性フィルムの下側に設けられた第1及び第2のグランド電極層と、で構成され、前記第1圧電性フィルムが前記フィルム延伸部を有する。
以上説明したように、本発明によれば、アニュラーアレイ振動子への信号線群の接続を行う際の負担を軽減できる。本発明によれば、アニュラーアレイ振動子の配線を確実に行え、しかもその配線が構造的に悪影響を与えないようにできる。あるいは、本発明によれば、アニュラーアレイ振動子の電気的特性を良好にできる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係る超音波探触子の好適な実施形態が示されており、図1は超音波探触子10の断面図である。この超音波探触子10は、図示されていない超音波診断装置本体に対してケーブル26を介して接続されるものである。この超音波探触子10は、特に乳房の超音波診断を行う場合に用いられるものであるが、勿論、他の部位に対する超音波診断において用いることも可能である。
超音波探触子10はケース12を有し、ケース12は大別して第1ケース部分12Aと第2ケース部分12Bとで構成される。ケース12の内部には隔壁を構成するフレーム14が設けられている。第2ケース部分12Bの内部は媒体室16であり、その媒体室16には音響伝搬媒体としてのオイルあるいは水等が充填されている。第2ケース部分12Bの先端面は送受波面12Cであり、必要に応じて、生体の音響インピーダンスと等価な音響インピーダンスを有する部材により、この送受波面12Cが構成される。
第1ケース部分12Aの内部にはモータ18が配置されている。具体的には、フレーム14によってモータ18が保持されている。モータ18において生じた回転力はギア機構20を介してアニュラーアレイ振動子24へ伝達され、アニュラーアレイ振動子24は回転軸22を中心として揺動運動をする。
アニュラーアレイ振動子24は、後に詳述するように、複数の振動素子を同心円上に配列してなるものであり、そのような構成により超音波ビームを電気的に収束させることができる。
図2には、アニュラーアレイ振動子24を構成する主要な部材が示されている。アニュラーアレイ振動子24は、大別して積層体(積層シート)26とバッキング28とにより構成されている。積層体26は、本実施形態において複数の圧電性フィルム30,32を有し、圧電性フィルム30の上面側にはグランド電極層34が設けられており、圧電性フィルム32の下面側にもグランド電極層36が設けられている。2つの圧電性フィルム30,32の間には、中間電極層としてのシグナル電極層38が設けられている。このように、積層体26は積層構造を有しており、このような構造により電気的なインピーダンスを非積層型の従来のアニュラーアレイ振動子に比べて大幅に低減することが可能である。つまり、2層化されているため、電気的なインピーダンスを2分の1にでき、しかも各圧電性フィルムの厚みを従来のものよりも2分の1にすることができるので、アニュラーアレイ振動子全体として電気的なインピーダンスを従来のものに比べて4分の1にすることが可能である。圧電性フィルム30,32は振動層として機能し、望ましくはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)フィルムとして構成される。
積層体26の製作にあたっては、まず圧電性フィルム32の上面側に蒸着法等によってシグナル電極パターンを形成し、これによってシグナル電極層38を設けた上で、圧電性フィルム32の下面側に蒸着法等を利用してグランド電極層36を形成する。一方、圧電性フィルム30の上面側に蒸着法等を利用してグランド電極層34を形成する。そのように構成された2つのシート部材を貼り合わせることにより積層体26を構成することが可能である。勿論、積層体26の製作にあたっては、公知の各種の手法を利用することが可能である。図2に示す例では、圧電性フィルム32が一部分延伸しており、それが符号40によって表されている。延伸した部分には後に説明するシグナル電極層38の一部としての配線部が形成される。すなわち、そのような配線部を介して信号線群がシグナル電極層38の主要部としての電極部に接続されることになる。従来のように、電極部を構成する個々の電極要素に対して個別的な半田付け等は不要である。
バッキング28の上面28Aは図示されるように凹球面形状を有しており、その上面28Aに対して、製作された積層体26が貼り付けられる。これにより、アニュラーアレイ振動子24が構成される。勿論、本発明はそのような凹面型のアニュラーアレイ振動子24以外の各種のアニュラーアレイ振動子に対して適用することが可能である。上記の手法によれば、バッキング28の上面28Aを所望の形状にしておくことにより、フレキシブルな積層体26の変形を利用して所望の形態をもったアニュラーアレイ振動子24を構成できるという利点がある。
図3には、シグナル電極層(シグナル電極パターン)38の具体例が示されている。上述したように、シグナル電極層38はその背面基板として圧電性フィルム32上に設けられるものである。まず、圧電性フィルム32について説明すると、圧電性フィルム32には大別して、フィルム本体部41とフィルム延伸部44とで構成され、フィルム延伸部44は幅の狭い連絡部44Aと幅が広がった幅広部44Bとで構成される。フィルム本体部41は図示されるように円形を有しており、フィルム延伸部44はその一部分から外側に引き出された形態を有している。
一方、シグナル電極層38は、大別して、電極部42と配線部48とで構成される。電極部42は、同心円状に配列された複数の電極要素42A〜42Lにより構成されており、すなわち12個の電極要素からなるものである。ここで、電極要素42Aは円形を有し、電極42B〜42Lはそれぞれリング状の形態を有している。内側から外側にかけて各電極要素42B〜42Lの幅が序々に狭くされている。ただし、それぞれの電極要素42A〜42Lの面積は本実施形態において実質的に同一とされており、これによって、それぞれの電極要素42A〜42Lで生じる音圧が均一化されている。
配線部48は密集した複数のリード要素によって構成される。図3においてIVで示される部分の拡大図が図4に示されている。配線部48は、並列の12個のリード要素48A〜48Lによって構成されている。
図3に戻って、配線部48は大別して第1部分50、第2部分52及び第3部分54によって構成され、第1部分50は、電極部42の内部まで入り込んだ形態を有している。そこから電極部42の外側へ引き出された部分が第2部分52であり、その端部が第3部分54を構成している。第3部分54は幅広部44B上に形成された幅広の部分であり、その端部には端子列102が構成されている。すなわち、第3部分54においては複数のリード要素のピッチが広げられており、また各リード要素の幅も広げられており、第3部分54においてコネクタを利用した電気的な接続が可能とされている。なお、図3にはコネクタは図示されていない。
複数の電極要素42A〜42Lは、それぞれ引出端を有している。図3においてはそれらのうちで一部の引出端について符号42a,42b,42lが付されている。それらの12個の引出端は引出端列100を構成する。引出端列100に対してリード要素列が物理的に連結されている。引出端列100は図示されるように半径方向に対して斜めに並んだ複数の引出端からなるものである。このような形態により各電極要素から自然にリードを引出すことが可能である。
シグナル電極層38は、上述したように圧電性フィルム32上に蒸着法等によって電極パターンを形成することにより、製作されたものであり、各電極要素と各リード要素は物理的に一体化されており、それらの接続部分において半田付け等の作業を行う必要がない。したがって、電極部42において部分的な盛り上がりを生じることを防止でき、すなわち、従来のような半田の盛り上がりによる問題を解消でき、また作業上の問題も解消できるという利点がある。
ちなみに、本実施形態に係るアニュラーアレイ振動子が有する周波数帯域の中心は例えば7.5MHzであり、上述したシグナル電極層の厚みは例えば数μm〜数十μmの範囲内に設定される。勿論、用途や条件に応じて各種の形態を採用し得る。上述した実施形態においては、図3に示したように配線部48の裏側にフィルム延伸部44が設けられ、すなわち、そこにおいては、超音波振動は期待されないものの、圧電性フィルムが基板として機能している。したがって上述したパターニングを行うだけで配線部48を容易に製作できるという利点がある。この場合において、フィルム延伸部44の反対側にはグランド電極層を設ける必要はない。
図3に示した構成例によれば、引出端列100が上述したように斜めに整列しており、これによって複数の電極要素42B〜42Lをリング上の形態にできるだけ近づけることができ、すなわち超音波の特性を円周方向に沿って均一化させることができるという利点がある。上述した実施形態においては積層型のアニュラーアレイ振動子が示されていたが、図3に示したようなシグナル電極層のパターンは非積層型のアニュラーアレイ振動子に対して適用することも可能である。ちなみに、図2に示した2つのグランド電極層においてはそれをベタ電極として構成してもよいし、各グランド電極層に対して上述したようなリング上のパターンを形成するようにしてもよい。また中間電極をグランド電極層とし、上面及び下面の両側に2つのシグナル電極層を設けることも可能である。
本発明に係る超音波探触子の好適な実施形態を示す断面図である。 本発明に係るアニュラーアレイ振動子の構造を説明するための断面図である。 図2に示したアニュラーアレイ振動子におけるシグナル電極層(シグナル電極パターン)を説明するための平面図である。 図3におけるIVで示される部分の拡大図である。
符号の説明
10 超音波探触子、24 アニュラーアレイ振動子、26 積層体、28 バッキング、30,32 圧電性フィルム、34,36 グランド電極層、38 シグナル電極層、41 フィルム本体部、44 フィルム延伸部、42 電極部、48 配線部、42A〜42L 電極要素、48A〜48L リード要素、100 引出端列、102 端子列。

Claims (7)

  1. 超音波振動を生じる圧電性フィルムと、
    前記圧電性フィルムと積層関係にあるシグナル電極層と、
    を含み、
    前記シグナル電極層は、
    同心円状に配列された複数の電極要素で構成され、それ全体として実質的に円形の形態を有する電極部と、
    前記複数の電極要素における引出端列から前記電極部の外側へ密集しつつ引き出されたリード要素列で構成された配線部と、
    を含み、
    前記配線部は、前記電極部に入り込んだ第1部分と、前記第1部分に連なり前記電極部の外側に突出形成された第2部分と、前記第2部分に連なる接続用の第3部分と、で構成され、
    前記圧電性フィルムは、
    前記電極部及び前記第1部分を形成するための背面基板として機能するフィルム本体部と、
    前記フィルム本体部から外側に引き出された部分であって、前記第2部分及び前記第3部分を形成するための背面基板として機能するフィルム延伸部と、
    を含む、
    ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
  2. 請求項記載の振動子において、
    前記第3部分は前記第2部分よりも幅広に形成された、ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
  3. 請求項記載の振動子において、
    前記引出端列は、前記円形の電極部における半径方向に対して斜め方向に整列した複数の引出端によって構成された、ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
  4. 請求項1記載の振動子において、
    前記電極部及び前記シグナル電極層を有する積層体が凹面形態を有する、ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
  5. 請求項1記載の振動子において、
    当該振動子は、超音波探触子ケース内で回転軸を中心として揺動運動するものである、
    ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
  6. 超音波振動を生じる複数の圧電性フィルムと、
    前記複数の圧電性フィルムと積層関係にあり、少なくとも1つのシグナル電極層を有する複数の電極層と、
    を含み、
    前記シグナル電極層は、
    同心円状に配列された複数の電極要素で構成され、実質的に円形の形態を有する電極部と、
    前記複数の電極要素における引出端列から前記電極部の外側へ密集しつつ引き出されたリード要素列で構成された配線部と、
    を含み、
    前記配線部は、前記電極部に入り込んだ第1部分と、前記第1部分に連なり前記電極部の外側に突出形成された第2部分と、前記第2部分に連なる接続用の第3部分と、で構成され、
    前記複数の圧電性フィルムの内で少なくとも1つの圧電性フィルムは、
    前記電極部及び前記第1部分を形成するための背面基板として機能するフィルム本体部と、
    前記フィルム本体部から外側に引き出された部分であって、前記第2部分及び前記第3部分を形成するための背面基板として機能するフィルム延伸部と、
    を含む、
    ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
  7. 請求項記載の振動子において、
    前記複数の圧電性フィルムは上下に積層された第1圧電性フィルム及び第2圧電性フィルムで構成され、
    前記複数の電極部は、前記第1圧電性フィルム及び前記第2圧電性フィルムの間に設けられた前記シグナル電極層と、前記第1圧電性フィルムの上側及び前記第2圧電性フィルムの下側に設けられた第1及び第2のグランド電極層と、で構成され、
    前記第1圧電性フィルムが前記フィルム延伸部を有する、ことを特徴とするアニュラーアレイ振動子。
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