JP5030957B2 - 所要量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイス - Google Patents

所要量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイス Download PDF

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Description

本発明は、供給源である供給元容器に接続可能とされているかまたはそれに接続されているディスペンサ・ヘッドを備えた、所要量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスに関する。
この種のディスペンサ・デバイスの用途としては、例えば、毒性を有する少量の材料物質を、非常に高い精度をもって、供給先容器に供給するという用途がある。供給先容器はしばしば天秤の上に載置されていて、ディスペンサ・デバイスから供給される材料物質の供給量を計量できるようにしてあり、それによって、供給された材料物質に対して引き続き指示に沿った処理を施せるようにしている。
所要量を供給すべき材料物質は、例えば供給元容器に収容されており、この供給元容器はディスペンサ・ヘッドが接続される接続部を備えている。所要量の材料物質を供給するプロセスを実行する際には、供給元容器とディスペンサ・ヘッドとが一体的に接続されて1つのユニットを形成し、このユニットが即ちディスペンサ・デバイスである。ディスペンサ・デバイスは吐出口を備えており、供給すべき材料物質はこの吐出口を介して送出される。この吐出口はなるべく小径のものとすることが好ましく、そうすれば、供給先容器の口部が小さい場合にも、その供給先容器に何ら支障なく材料物質を供給することができる。
例えば染料粉などのような、乾燥した及び/または粉体状の、注ぐことのできる材料物質を、所要量供給するためのディスペンサ・デバイスは従来公知であり、また実地に使用されている。その一例として、米国特許第5,145,009 A号公報には、供給元容器の底部に閉塞可能な吐出口を設けたディスペンサ・デバイスが記載されている。閉塞デバイスとして、上方へ向かって細くなる円錐形の弁体が用いられており、この弁体が鉛直下方へ移動することによって吐出口を開くようにしてある。また、この弁体は、開状態にあるときには回転し、この弁体には、材料物質を吐出口へ向けて移動が装備されている。
以上に説明したデバイスは、注ぐことのできる材料物質を容器に供給する際に、その供給先容器の口部の断面が小さい場合には、適当なデバイスであるとはいえない。弁体の形状が上方へ向かって細くなる形状であることによっても、また、その弁体が回転することによっても、注がれて供給される材料物質の粒子に余計な速度成分が、即ち、水平方向の速度成分が付与される結果をもたらしており、その速度成分によって、粒子が周囲へ飛び散るため、供給先容器の口部の断面がかなり大きな場合でも、その口部の外へ粒子が散らばってしまうおそれがある。
例えば原子吸光分析などの用途に用いる、極めて少量の粉体状またはペースト状の試料物質を供給するための方法及びデバイスの一例が、米国特許第4,905,525 A号公報に開示されている。そのデバイスでは、供給元容器に定形通路が形成されており、その定形通路の先端に吐出口が設けられている。また、供給元容器に収容された試料物質の中へ押し込むようにしたピストンを備えている。試料物質の中へピストンを押し込むことによって、定形通路の上方で試料物質に圧力を加えることができ、その圧力に押された少量の試料物質が定形通路を通過して吐出口から送出されるようにしてある。その具体的な1つの実施の形態においては、供給元容器の形状を、吐出口へ近付くにつれて細くなる漏斗形の形状としてあり、また、ピストンは吐出口に対して相対的に傾斜させて配設されている。
粘性物質、ペースト状物質、粉体状物質、それに粒体状物質などを供給することのできる、所要量の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスの一例が、ドイツ特許出願公開第198 41 478 A1号公報に記載されている。このディスペンサ・デバイスは、その下端(このディスペンサ・デバイスを使用状態の姿勢にしたときの下端)へ向かって細くなる形状の供給元容器を備えており、この下端に吐出口が設けられている。また、その中心に回転可能な中空軸が配設されており、この中空軸に払い落としツールが取付けられている。所要量の材料物質を供給するためのこのディスペンサ・デバイスは、供給量を設定するための供給量設定弁を備えている。この供給量設定弁は、その弁軸が、中空軸の中に挿通されていて上下方向に平行移動可能とされている。また、その弁軸の下端に、上方へ向かって細くなる形状の円錐形の弁頭が設けられており、それによって、供給する材料物質の送出量を規制できるように、また、吐出口を上方から閉塞できるようにしている。この特許文献に記載されている実施の形態のうちには、その供給量設定弁を、上で説明したデバイスにおける弁と同様に、回転可能にしたものもある。
上述したドイツ特許出願公開第198 41 478 A1号公報や、米国特許第5,145,009 A号公報に記載されている所要量の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスは、供給元容器から送出する材料物質を、どこまで少量にし得るかという点において、甚だ不十分なものであった。即ち、吐出口の開口部の形状がリング形であるため、吐出口を通過させて材料物質を注ぐようにして供給している間は、そのリング形の開口部の幅寸法を、材料物質の最小単位(粉体状の物質であればその粉の一粒)より狭くすることができず、そのために、注ぐようにして供給されている材料物質は、同時に複数の単位(粉の複数の粒)がリング形の開口部を通過できる状態となっている。また更に、注ぐようにして供給する材料物質の流動性が乏しい場合には、そのリング形の開口部が部分的に詰まってしまうこともある。このような事態が発生するのは、特に、所要量の材料物質を供給するプロセスの終わりが近付いて、供給速度を落とすために、リング形の開口部の幅寸法を狭めて行ったときであり、それによって、リング形の開口部の周長に対する幅寸法の比が、その材料物質を供給するのに望ましくない比になるため、部分的な詰まりが発生するのである。
米国特許第5,145,009 A号公報 米国特許第4,905,525 A号公報 ドイツ特許出願公開第198 41 478 A1号公報
本発明の目的は、所領量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスにおいて、極めて少量の材料物質を、その供給量を適切に制御できる方式によって、供給先容器に供給できるようにしたディスペンサ・デバイスを提供することにある。本発明の更なる目的は、かかるディスペンサ・デバイスに、強くかたまる傾向のある材料物質や、ペースト状の材料物質を供給し得る能力を付与することにある。
上記目的は、独立請求項である請求項1に記載した特徴を備えることによって達成される。
所要量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスは、供給元容器と、ディスペンサ・ヘッドとを備え、前記ディスペンサ・ヘッドは、前記供給元容器に接続されているかまたはそれに接続可能とされており、断面形状が円形の吐出口を有するハウジングを備えている。前記ディスペンサ・ヘッドは更に、供給すべき材料物質を前記吐出口へ搬送するための少なくとも1つの搬送片を有する搬送ツールを備えている。前記吐出口及び前記送出/閉塞部材は、前記ディスペンサ・ヘッドの長手中心軸線上に配設されている。前記搬送ツールは、前記長手中心軸線を中心として前記ハウジングに対して相対的に回転可能であり、それによって、前記少なくとも1つの搬送片が、前記長手中心軸線を中心とした円形の運動軌跡をたどって運動するようにしてある。前記送出/閉塞部材は、供給すべき材料物質を送出するための送出部を有する。また、前記送出/閉塞部材は、前記長手中心軸線を中心として前記ハウジングに対して相対的に回転可能とされ、且つ、前記長手中心軸線に沿って前記吐出口に対して相対的に平行移動可能とされている。更に、前記搬送ツールの前記少なくとも1つの搬送片は、材料物質を送出するという該搬送片の機能を発揮できるように、該搬送片の円形の運動軌跡を含む平面に対して鋭角をなすようにして該搬送片の回転運動における運動方向へ傾斜させてある。
送出/閉塞部材をこのディスペンサ・デバイスの長手中心軸線に沿って平行移動させることによって、吐出口の全断面領域うちの、所要量の材料物質を供給するプロセスの実行中に、材料物質がそこを通過してこのディスペンサ・デバイスから送出される領域部分によって画成される、事実上の吐出口として機能する通路開通領域の大きさを、確実に、連続的に増減することが可能となっている。このように通路開通領域の大きさを可変にすることで、材料物質の供給量を必要に応じて増減することができる。また特に、材料物質の供給量が非常に少量である場合にも対応することができ、例えば粉体状の材料物質であれば、マイクログラム単位で供給することも可能である。そのため、所要量の材料物質を供給するプロセスにおいて大量の材料物質を供給する場合には、最初のうちは大きな供給速度で材料物質を供給し、そして、目標供給量に近付いたならば、送出/閉塞部材を平行移動させて通路開通領域の断面積を縮小し、材料物質が非常に小さな流量で供給されるようにすることによって、その供給量を、究極的な高精度をもって、目標供給量とすることができる。更に、供給すべき材料物質は搬送ツールによって吐出口へ向けて送出され、この搬送ツールは、その形状及び配置形態を適切に定めることにより、材料物質に対して下向きの力成分を印加するように、また従って、材料物質を通路開通領域から押し出す機能を果たすようにしてある。また、それと同時に、搬送ツールは、特に材料物質が粉体材料である場合には、それをほぐす機能も果たすものである。
搬送ツールは、前記長手中心軸線に沿って送出/閉塞部材に対して相対的に平行移動可能なように支持され案内されることにより、このディスペンサ・デバイスが使用状態にあるときには常に、ハウジングの吐出口を画成している口縁部(以下、吐出口の口縁部という)に摺動可能に接触した状態に維持される。これによって、通路開通領域の大きさが最小となったときでも、通路開通領域へ向けて、常に十分な量の材料物質が搬送されるようになっている。従って、搬送ツールと送出/閉塞部材とが協働することにより、強くかたまった粉体状の材料物質や、粉の粒子が静電気を帯びている粉体状の材料物質、それに、ペースト状の材料物質であっても、所定量の材料物質を供給することができ、これが可能であるのは、かたまった粉体状の材料物質はほぐされ、また、ペースト状の材料は攪拌されて軟化した状態で、吐出口へ向けて搬送され、また、材料物質が吐出口の口縁部に付着した場合には、その材料物質が口縁部から拭い落とされるからである。
送出/閉塞部材の回転方向、並びに、搬送ツールの回転方向は、送出部と協働する搬送ツールの形状、及び/または、送出部それ自体の形状に応じて決まることになる。
好適な1つの実施の形態においては、搬送ツールの前記少なくとも1つの搬送片が広さを有する滑らかな表面部分を有しており、この広さを有する滑らかな表面部分は、1方向または2方向において彎曲しているものとすることが好ましい。
本発明の更なる1つの特徴として、搬送ツールの前記少なくとも1つの搬送片の広さを有する滑らか表面部分が、その搬送片の円形の運動軌跡の径方向に対して鋭角をなすように傾斜しており、且つ、吐出口の口縁部に対して接線方向に延在しているということがある。このようにする替わりに、或いは、このようにすることと併用して、その搬送片を、前記長手中心軸線に対して鋭角をなすように傾斜させるようにしてもよい。搬送片の傾斜に関するこれら2つの特徴は、特に、それらを併用する場合には、こびり付きやすい材料物質やペースト状の材料物質の供給能力を大いに改善するものとなる。
好適な1つの構成例においては、搬送ツールの前記少なくとも1つの搬送片が先端を有し、この先端が、ディスペンサ・デバイスが使用状態にあるときには常に、吐出口の口縁部に摺動可能に接触しているようにしている。特に、この先端が更に、前記長手中心軸線へ向かって僅かに彎曲しているようにするとよい。また、搬送片は、吐出口の方を向いたこの搬送片の縁部に、鋭いエッジ部を有するものとするとよく、この鋭いエッジ部によって、強くかたまる傾向のある材料物質を供給する際に、その材料物質が吐出口や送出部にこびり付くのを防止することができる。
更に別の有利な実施の形態として、搬送ツールが吐出口の口縁部に、スプリングの弾発力によって押し付けられているようにするのもよく、また特に、搬送ツールが、搬送片として機能するスプリング形アーム部材を備えているようにするのもよい。
送出/閉塞部材は様々な形態に構成することができる。1つの実施の形態においては、送出/閉塞部材は、その基本形状が略々円筒形状であり、吐出口を閉塞するための円筒形状の閉塞部を有し、また更に、この閉塞部の近傍に、供給すべき材料物質を送出するための送出部を有している。ディスペンサ・デバイスが使用状態にあるときには、その送出部が送出/閉塞部材の下方部分を構成しており、この下方部分は前記長手中心軸線に直交する平面に対して傾斜した端面を有する。この端面の先端を形成しているこの端面の最下点は円筒側面上に位置している点であり、且つ、この端面の最上点も同じく円筒側面上に位置している点である。
別の有利な実施の形態においては、送出/閉塞部材は、その基本形状が略々円筒形状であり、吐出口を閉塞するための少なくとも1つの閉塞部を有し、また更に、この閉塞部の近傍に、供給すべき材料物質を送出するための送出部を有している。この送出部は、円筒側面に形成された少なくとも1つの凹部を備えている。
従って、送出/閉塞部材の送出部の形状は、この送出/閉塞部材の送出部を吐出口の中に位置付けたときに、事実上の吐出口として機能する通路開通領域が、中心からずれた位置に、非同心的な形状の開口部として画成されるような形状である。送出/閉塞部材をこのディスペンサ・デバイスの長手中心軸線に沿って平行移動させることによって、この通路開通領域(即ち、吐出口の全段面領域うちの、所要量の材料物質を供給するプロセスの実行中に、材料物質がそこを通過してこのディスペンサ・デバイスから送出される領域部分)の大きさを、確実に、連続的に増減することが可能である。更に、回転させることによって、長手中心軸線に対するこの通路開通領域の向きを連続的に変化させることができる。
このように、事実上の吐出口として機能する通路開通領域の大きさを可変としたことによって特に、必要とされる材料物質の供給量が多量である場合と少量である場合との、いずれの場合にも好適に対応できるようになっており、例えば、材料物質の供給量が非常に少量である場合の例として、粉体状の材料物質を、マイクログラム単位で供給することも可能である。一方、所要量の材料物質を供給するプロセスにおいてその供給量が多量である場合には、最初のうちは大きな供給速度で材料物質を供給し、目標供給量に近付いたならば、送出/閉塞部材を平行移動させて通路開通領域の断面積を縮小し、材料物質が非常に小さな流量で供給されるようにすることによって、その供給量を、究極的な高精度で目標供給量とすることができる。従って、吐出口を全閉状態としていないときには常に通路開通領域が画成されており、その通路開通領域の断面積を明確に設定することができるため、供給すべき材料物質に合わせてその断面積を最適な大きさに設定すればよい。
送出/閉塞部材の送出部の円筒側面に形成する前記少なくとも1つの凹部は、切欠形凹部、及び/または、溝形凹部、及び/または、三角溝またはノッチ形凹部として形成することが可能である。特に、この凹部の幅寸法及び/または深さ寸法は、前記閉塞部へ近付くにつれてこの凹部の断面が縮小するような寸法とするとよい。
特に1つの実施の形態においては、送出/閉塞部材はロッドに結合されている。このロッドは、前記長手中心軸線上に配設されており、供給元容器の中を貫通して延在し、駆動軸として機能するものである。また、搬送ツールは、前記長手中心軸線に沿ってこのロッドに対して相対的に平行移動可能であるように、このロッド及び送出/閉塞部材に対して拘束されている。
搬送ツールは、支持機構を介して、ロッド上において拘束され且つ案内されており、この支持機構は、上下に離れた2箇所においてロッドの外周に嵌合された複数のリング形支持片を有し、それによって、搬送ツールはロッドに対して遊嵌された状態で拘束されている。別構成例として、ロッドの一部分に、このロッドの長手方向に延在する1本または2本の溝が形成され、搬送ツールが、このロッドの溝が形成された部分に遊嵌されて2つの突起を介して溝と係合する支持リング部を有するものとしてもよい。ロッドの溝を形成する領域には、ロッドのその他の部分と比べて外径を大きくした摺動案内部を備えるようにするとよい。
原理的には、送出/閉塞部材と搬送ツールとが個別に運動するように、ないしは個別に駆動されるように構成されているようにすることができる。
特に好適な1つの実施の形態においては、ディスペンサ・デバイスが、吐出口へ近付くにつれて細くなる形状のハウジングを備えている。
これより本発明のディスペンサ・デバイスについて、図面に模式図で示した実施の形態に即して更に説明して行く。
図1に示したのは所要量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスであり、このディスペンサ・デバイスはディスペンサ・ヘッド1と供給元容器2とを備えている。このディスペンサ・デバイスの形状は、基本的には略々、長手中心軸線を中心とした回転体形状である。このディスペンサ・デバイスは、例えば所要量の材料物質を供給するプロセスに用いられているときのように使用中の姿勢にあるときには、或いは、使用可能な姿勢にあるときには、その長手中心軸線4が鉛直方向に延在している。図1はそのような姿勢を示したものであり、同図において、ハウジング3を有するディスペンサ・ヘッド1は、供給元容器2の下方に位置している。ディスペンサ・ヘッド1は供給元容器2に接続されており、この接続は、供給元容器2に材料物質を充填するのに先立って、ディスペンサ・ヘッド1の雌ネジ部5と供給元容器2の雄ネジ部8とを螺合させて、ディスペンサ・ヘッド1を供給元容器2に螺着したものである。基本的に、ディスペンサ・ヘッドは、従来公知の任意の着脱可能な接続構造によって、供給元容器に接続可能にしておいてもよく、或いは、供給元容器に固定接続しておいてもよい。ただし、洗浄の容易性を考慮するならば、このディスペンサ・ヘッド1を、装着ないし螺着することによって供給元容器2に接続可能にしておくことが好ましい。
ハウジング3は突条23を有しており、この突条23は、例えば、このディスペンサ・デバイスをホルダの中に係止する際に役立つものであり、ただしそのホルダは不図示とした。ハウジング3は、吐出口7へ近付くにつれて細くなる形状としてあり、これによって供給すべき材料物質が吐出口7へ向かって好適に案内されるようにしている。このように吐出口7へ近付くにつれて細くなる形状は、好ましい形状であるが、ただし、ハウジングをこの形状とすることが絶対的に必要なわけではない。
ロッド9に送出/閉塞部材6が結合されている。ロッド9は駆動軸として機能するものであり、図1に示したように、供給元容器2の中を貫通して延在し、その一端が供給容器2から突出するようにしてある。ロッド9のこの突出した端部は、駆動機構が連結される結合部19を形成している。図1では駆動機構を不図示としたが、この駆動機構は手動式の駆動機構とすることもでき、また、モータを用いた電動式の駆動機構とすることもできる。
図2aは、第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材6を備えたディスペンサ・ヘッド1の破断斜視図であり、ディスペンサ・ヘッド1のハウジング3を縦方向平面で破断して示した図である。図2aに示したのは、吐出口7が開状態にあるときのディスペンサ・ヘッド1である。送出/閉塞部材6の形状は、ディスペンサ・ヘッド1の(ひいては、このディスペンサ・デバイスの)長手中心軸線4に沿って延在しているロッド9に固定結合されている。ロッド9は(ひいては、送出/閉塞部材6は)、長手中心軸線4を中心として回転可能とされており、また、長手中心軸線4に沿って平行移動可能とされている。ロッド9は、図示例の構成の場合、モータで駆動するようにしておくことが好ましい。
いうまでもないことであるが、送出/閉塞部材6と、ロッド9とは、それらを一体化した一体部品としても形成するようにしてもよい。
図2bは、ディスペンサ・ヘッドを示した図2aと同様の図であり、図2aと異なっているのは、図2bでは、吐出口7が送出/閉塞部材6によって全閉状態とされていることである。吐出口7の開閉は、送出/閉塞部材6を長手中心軸線4に沿って移動させることによって行われ、即ち、図2a及び図2bに示した姿勢にあるときには、送出/閉塞部材6を鉛直方向に移動させることによって行われる。
送出/閉塞部材6は、閉塞部27を有している。閉塞部27は円筒形状に形成されており、閉位置にあるときには(図2b参照)、この閉塞部27が吐出口7の中に隙間なく嵌合して吐出口7を閉塞している。所望量の材料物質を供給するプロセスが実行されているときには、吐出口7は図2aに示したように全開状態とされているか、或いは、少なくとも部分開状態とされており、それによって、事実上の吐出口として機能する通路開通領域が画成されている。送出/閉塞部材6は、閉塞部27の近傍に、供給すべき材料物質を送出するための送出部28を有しており、少なくとも部分開状態にあるときには、この送出部28が吐出口7の中に位置している。
送出部28は、このディスペンサ・デバイスが使用状態の姿勢にあるときに、送出/閉塞部材6の下方部分を構成しており、長手中心軸線4に直交する平面に対して傾斜した端面を有している。これによって送出面10が形成されており、この送出面10は、図2a及び図2bの実施の形態では、その最下点に先端11を形成している。この送出面10の最下点は円筒側面上に位置している点であり、また、この送出面10の最上点も同じく円筒側面上に位置している点である。
図2a及び図2bなどの図では、送出面10は平面形状の面として描かれている。しかしながら、この送出面10は、平面形状とするばかりでなく、1次元的または2次元的に凹状に彎曲した形状に形成してもよく、ここで2次元的に凹状に彎曲した形状とは、互いに直交する2方向において凹状に彎曲した形状をいう。別の言い方をするならば、送出面10は、凹面形状に形成するようにしてもよい。更に、任意の1方向において、または互いに直交していることを要しない任意の2方向において、凹状に彎曲した凹面形状とすることも考えられ(例えば図14a〜図14cを参照されたい)、更に、場合によっては、長手中心軸線を中心として螺旋状にひねりを加えた形状としてもよい。
材料物質を供給する際には、即ち、吐出口7を開状態にするには、送出/閉塞部材6を吐出口7の中から完全に抜去する(全開状態にする場合)か、または、送出/閉塞部材6の送出部28(即ち、送出面10が形成されている部分)を部分的に吐出口7の中に位置付けることにより、供給すべき材料物質を通過させる開口部である通路開通領域が画成されるようにする。一方、吐出口7を全閉状態にするには、送出/閉塞部材6の閉塞部27(即ち、送出/閉塞部材6のうちの送出面10から外れた部分)を吐出口7の中に位置付ける必要がある。吐出口7の口径寸法は、送出/閉塞部材6の閉塞部27の外径寸法と等しくしてあり、そのため送出/閉塞部材6を吐出口7に出し入れすることができ、また、吐出口7に隙間なく嵌合させて吐出口7を全閉状態にすることが可能となっている。送出/閉塞部材6を移動させて送出部28を吐出口7の中に入れると、吐出口7の開口面積は全開状態のときより縮小する。これを利用して、粉体状またはペースト状の材料物質を供給する際の流量を、意図した大きさに制御することができ、なぜならば、送出/閉塞部材6の送出部28は、随時移動させて吐出口7の中に浅く入れることも深く入れることもでき、それによって通路開通領域の開口面積を様々な大きさに変化させることができるからである。供給する材料物質が粉体状の材料物質であって、その粉の粒径が小さくさらさらとした流動性に富むものである場合に、以上に説明したディスペンサ・ヘッド1では、その材料物質を供給する際の体積流量を、マイクログラム単位の極めて少量の供給量にも対応可能な、小さな体積流量に設定することができる。材料物質の供給量を計量するための好適な手段は天秤であるが、ただしそのような手段は本発明の主題ではないため、図には示していない。
供給すべき材料物質は、注ぐ際の流動性に乏しい粉体材料、即ち、詰まりやすい粉体材料であることもあり、また、ペースト状の材料物質であることもある。そのような材料物質にも好適に対応できるように、搬送ツール12を備えており、この搬送ツール12はディスペンサ・ヘッド1の内部に配設されている。搬送ツール12は、2つのリング形支持片29、30を有する支持案内構造を備えている。2つのリング形支持片29、30は上下に離れた2箇所においてロッド9の外周に嵌合されており、これによって搬送ツール12は遊嵌状態でロッド9に連結されている。搬送ツール12は更に、攪拌片14と搬送片15とを備えており、搬送片15はシャベルないしスクレーパの形状に形成されている。図2a及び図2bに示したように、搬送ツール12の上側のリング形支持片29は、ロッド9に固設された側方突出ピン16より上方に位置しており、一方、下側のリング形支持片30は、この側方突出ピン16より下方に位置している。以上の構成により、搬送ツール12はこのディスペンサ・デバイスの内部において、その運動が拘束された状態で移動可能となっている。ロッド9を長手中心軸線4に沿って平行移動させるとき(即ち吐出口7を開閉させるとき)にも、搬送ツール12は、遊嵌状態でロッド9に連結されているため重力の作用によって常時、ハウジング3の吐出口7を画成している口縁部20に摺動可能に接触した状態に維持されている。尚、この口縁部20を、以下の説明では吐出口7の口縁部と呼ぶことにする。更に、ロッド9を回転させると、側方突出ピン16が攪拌片14に当接して、搬送ツール12を押動するため、搬送ツール12はロッド9と一体に回転する。
攪拌片14は、供給すべき材料物質がディスペンサ・ヘッド1の中にある間に、その材料物質をほぐしたり、攪拌して軟化させたりする機能を果たすものである。
既に述べたように、送出/閉塞部材6が開位置にあるときにも、搬送片15は吐出口7の口縁部に接触しており、そのため、送出/閉塞部材6を回転させると、供給すべき材料物質は排出口7へ向けて搬送され、また、粉体状の材料物質の粉が吐出口7にこびり付いていた場合には、その粉も掻き落とされて、所要量の材料物質が送出される。搬送片15は、広さを有する滑らかな表面部分を含み、その表面部分が吐出口7の口縁部を向いた先端17を形成しており、そして、その先端17が常に吐出口7の口縁部に摺動可能に接触しているものとすることが好ましい。搬送片15は、また特に、この搬送片15の広さを有する滑らかな表面部分は、丸みを付けた、ないしは、彎曲した形状としておくことが好ましく、そうしておけば、その搬送片15がシャベルのように機能するため、強くかたまった粉体状の材料物質であっても、それをさらって凹部120の中に充填することができる。
搬送ツール12が長手中心軸線4を中心として回転するため、搬送片15は円を描くように運動する。搬送片15を、この搬送片15が長手中心軸線4を中心として回転するときにたどる円形の運動軌跡の接線方向に対して鋭角をなすように傾斜させておけば、及び/または、長手中心軸線4に対して鋭角をなすように傾斜させておけば、非常に有利であることが判明している。搬送片15は更に、この搬送片15の円形の運動軌跡の径方向に対して鋭角をなすように傾斜させ、且つ、吐出口7の口縁部に対しては接線方向に延在するようにしてある。このように傾斜させることによって、搬送片15は、その縁部の接触角が、吐出口7の口縁部に強力にこびり付いた供給すべき材料物質を掻き落とすのに適した鋭角の接触角となる。搬送ツール12の搬送片15の形状及び延在方向は、また特にこの搬送片15の傾斜角は、供給すべき材料物質の流動性に適合したものにしておく。そのために、必要とあらば、搬送ツールを別のものに交換するようにするとよい。図2a及び図2bに示した実施の形態のディスペンサ・デバイスでは、搬送ツール12の形状及び傾斜の向きによって、送出/閉塞部材6の回転方向が決まり、即ち、搬送ツール12の回転方向が決まる。搬送ツール12の形状及び傾斜の向きが、それらの図に示したようなものであるならば、その回転方向は時計回りの方向となる。
図3aは、第2の実施の形態に係る送出/閉塞部材106を備えたディスペンサ・ヘッド101の破断斜視図であり、ディスペンサ・ヘッド101のハウジング3を縦方向平面で破断して示した図である。吐出口7は部分開状態にある。図1、図2a、及び図2bに示したものと同一の構成要素には、同一の参照符号を付してあり、それら構成要素についての説明を繰り返すことはしない。図3aのディスペンサ・ヘッドは、図2a及び図2bに示した搬送ツール12と同じものを備えているが、図3では図を見易くするためにそれを不図示とした。ただし、搬送ツール12を駆動するための側方突出ピン16は省略せずに示してある。
送出/閉塞部材106の全体のうち、この送出/閉塞部材106を長手中心軸線4に沿って移動させるときに吐出口7に出入りする部分に、表面から陥凹した形状の凹部120が形成されている。この凹部120は、送出面110を形成する連続表面を有する。この凹部120は、その基本形状が略々円筒形状である送出/閉塞部材106の送出部128に形成されている。この実施の形態では、ディスペンサ・デバイスが使用可能な姿勢にあるときに、閉塞部127が送出部128の下方に位置するようにしてあり、従って、この閉塞部127が、送出/閉塞部材106の外端(下端)を構成している。更に、この構成例では、図3bに示したように、送出/閉塞部材106の下端の外周面121の高さをディスペンサ・ヘッド101の吐出口7の口縁部の高さに揃えたときに、この外周面121によって吐出口7が閉塞されるようにしてある。また、図示例において、吐出口7の口径寸法は、送出/閉塞部材106の閉塞部127の外径寸法と実質的に等しくしてあり、そのため送出/閉塞部材106を、吐出口7に出し入れすることができ、また、吐出口7に隙間なく嵌合させて吐出口7を全閉状態にすることができるようになっている。
原理的には、図示例の送出/閉塞部材106を使用する場合には、この送出/閉塞部材106の凹部120より上方の部分によって吐出口7を閉塞することも不可能ではない。しかしながら、送出/閉塞部材106の下端を吐出口7と同じ高さに揃えて吐出口7を閉塞するようにする方が好ましく、なぜならば、そうすることによって、材料物質が送出/閉塞部材にこびり付くおそれを軽減できるからである。
送出面110は、少なくとも1方向において彎曲した形状とし、且つ、長手中心軸線4を中心として螺旋状にひねりを加えた形状とした表面である。ただし、この送出面を、凹部120の領域で2方向において凹状に彎曲した凹面形状とし、及び/または、長手中心軸線4を中心として螺旋状にひねりを加えた形状とした表面としてもよい。送出部128における凹部120の幅寸法及び深さ寸法は、閉塞部127へ近付くにつれて、狭く、浅くなるようにしてある。
長手中心軸線4に沿って送出/閉塞部材106を移動させて、凹部120を吐出口7の中に位置付けると、吐出口7が部分開状態となり、粉体状またはペースト状の材料物質を通過させることのできる通路開通領域が画成される。
送出面110の形状を凹状に彎曲した形状としていることから、また特に、凹部120の形状を長手中心軸線4を中心として僅かながらも螺旋状にひねりを加えた形状としていることから、送出/閉塞部材106を回転させたならば、この送出面110によって、供給すべき材料物質が制御された状態で搬送されて送出されるという作用が得られるようになっている。このことは、供給すべき材料物質が、かたまり易いものである場合に特に有利であり、そのような材料物質は、もし送出面110が凹面形状でなかったならば、吐出口7の口縁部とその送出面110との間にこびり付いて、吐出口7を詰まらせてしまうおそれがある。材料物質を供給するために送出/閉塞部材106を回転させる方向は、送出部128の形状に適合する回転方向である。
供給すべき材料物質が、強くかたまる傾向のある粉体材料である場合には、図3a及び図3bに示した送出/閉塞部材106に、図4に示した種類のワイパー形またはシャベル形の搬送ツール12を装備して、その搬送ツール12が送出/閉塞部材106と協働するようにすると、非常に有利である。
既に述べたように、搬送ツール12は、ロッド9上に支持されて案内されることによって、ロッド9が回転するときには共に回転する一方で、ロッド9が長手中心軸線4に沿って移動してもこの搬送ツール12は位置を変えず、即ち、ロッド9及び送出/閉塞部材と共に移動することはなく、それによって、この搬送ツール12の搬送片15が、また特にその搬送片15の先端17が、常時、吐出口7の口縁部に摺動可能に接触した状態に維持されるようにしている。また、それによって、所要量の材料物質を供給するプロセスの実行中に、搬送ツール12が、粉体状の材料物質を吐出口7の口縁部へ向けて搬送すると共に、その材料物質の粉を吐出口7の口縁部から拭い落とすようにしている。これを示したのが、図5a及び図5bであり、それらの図は、ディスペンサ・ヘッド101の断面図である。
図5a及び図5bは断面図であるため、それらの図からは、送出/閉塞部材106がロッド9にどのように連結されているかも見て取れる。送出/閉塞部材106の本体部分の外径より小さな外径のピン18が、ロッド9の中に挿入され、このロッド9に固定結合されており、この固定結合には、例えば、螺合、接着、ハンダ付け、等々の手段を用いればよい。
図6a〜図6dは、第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材206を示すと共に、ディスペンサ・ヘッド201内におけるこの送出/閉塞部材206の配設形態を、それが閉位置にあるときと開位置とにあるときとの両方について示した図である。図6a及び図6cはディスペンサ・ヘッド201の斜視図、図6b及び図6dはその側面図であり、それらはいずれもハウジング203を縦方向平面で破断して示した図である。送出部228は、凹面形状の送出面210によって画成された凹部220を有している。この凹部220の境界面は、長手中心軸線4に直交する平面に対して平行に延在させるのではなく、その平面に対して傾斜させるようにしており、その傾斜角は任意の角度とすることができる。このような凹部220を形成するには、例えば、長手中心軸線4に対して90°以外の角度をなして延在する円筒形の削設部を形成するようにすればよい。送出部228と閉塞部227とでは外径寸法を僅かに異ならせてあり、それによって、吐出口7を閉状態にしたときには密閉状態となる一方で、吐出口7を開状態にしたときには送出/閉塞部材206と吐出口7との間に十分なクリアランスが確保され、送出/閉塞部材206を支障なく移動させることができるようにしている。
図6a〜図6dに示した搬送ツール212は、搬送片215を有しており、この搬送片251は、図4、図5a、及び図5bに示した搬送ツールの搬送片と同様の形態のものである。特に、この搬送片215の長手中心軸線4に対する相対的な姿勢は、この搬送片215を、この搬送片215が長手中心軸線4を中心として回転するときにたどる円形の運動軌跡の接線方向に対して鋭角をなすように傾斜させ、且つ、長手中心軸線4に対して鋭角をなすように傾斜させた姿勢としてある。また更に、この搬送片215は、この搬送片215の円形の運動軌跡の径方向に対して角度をなすように傾斜させてあり、且つ、吐出口7の口縁部に対しては接線方向に延在するようにしてある。ロッド9の摺動案内部31は、その全長に亘って延在する少なくとも1本の溝32を有するものとし、この摺動案内部31は、搬送ツール212の運動を拘束しつつ、搬送ツール212を支持するものである。搬送ツール212の支持リング部33が、この摺動案内部31の外周に遊嵌されており、この支持リング部33の突起34が溝32に係合している。溝32は摺動案内部31上の互いに180°離れた位置に2本形成し、突起34も支持リング部33上の互いに180°離れた位置に2個形成することが好ましく、図示例でもそのようにしているが、ただしそれらの図において、手前側の溝及び突起は見えているが、他方の溝及び突起はロッド9に隠れて見えていない。以上の構成によって、搬送ツール212は、ロッド9と一体に回転するように拘束されているが、長手中心軸線4に沿った平行移動に関しては、自由に移動することができるようになっている。支持リング部33には、長手中心軸線4から径方向外方へ放射状に延出する複数の径方向アーム部35、38が設けられており、それら径方向アーム部35、38のうちには、先端37がハウジング203に形成された円形溝36の中に嵌合している複数の径方向アーム部35と、そうでない複数の径方向アーム部38とが含まれている。先端37が円形溝36に嵌合している径方向アーム部35は、その嵌合している先端37がこの円形溝36によって移動可能に案内されるようになっており、そうでない径方向アーム部38は、攪拌片38として機能するものである。支持リング部33、突起34、径方向アーム部35、及び攪拌片38は、長手中心軸線4に直交する同一平面内に位置している。ただしそれらのうち、攪拌片38は、その他のものと同一平面内に位置させずに、折曲げて上方または下方へ延在させるようにしてもよく、そうすれば、それら攪拌片38の機能である、供給すべき材料物質をほぐし、或いは攪拌して軟化させる機能が、より効果的に発揮されるようになる。搬送片215は、複数の径方向アーム部のうちの1本の径方向アーム部235に接続しており、ただし、径方向アーム部と別体に形成した搬送片を連結するのではなく、一体形成とすることが好ましい。搬送ツール212は、金属の薄板で形成するか、または、プラスチック材料で形成した、一体形成部品とすることが好ましい。
図7a及び図7bに、第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材306が吐出口7を閉状態にしているところを示した。図7aはディスペンサ・ヘッド301の斜視図、図7bはその側面図であり、それらはハウジング303を縦方向平面で破断して示した図である。この実施の形態における送出/閉塞部材306の送出部328は細長いノッチ形凹部46により構成されている。このノッチ形凹部46は、横にずらして、即ち、中心から外れた位置に形成されている。また、ノッチ形凹部46は、上下方向に延在して、下方へ行くにつれて幅が狭まり、その下端が鋭く尖った頂角を形成しており、従ってノッチ形凹部46は、その幅寸法及び深さ寸法が、閉塞部227へ近付くにつれて変化して次第に減少している。この構成においては、送出面は不連続面として形成されている。所要量の材料物質を供給するプロセスが実行されているとき、この送出面は、供給すべき材料物質を掻き取り、そして、回転することによってそれを送出する。また更に、ノッチ形凹部46の形状は、下端へ近付くにつれてその断面の大きさが縮小する形状としてあるため、このノッチ形凹部46によって画成される通路開通領域の大きさは、吐出口7の中における送出/閉塞部材306の位置に応じて、連続的に変化するものとなる。また、このようなノッチ形凹部を、送出部に複数設けるようにしてもよく、その場合には、それら複数のノッチ形凹部を、送出部の周方向に均等に配置することが好ましい。また、そうした場合には、その送出部は、ノッチ形凹部が隣接した複数の部分円筒形領域を備えたものとなり、従って、ノッチ形凹部によって区切られた複数の部分円筒形形領域から成る送出領域が形成されることになる。またその場合の複数のノッチ形凹部は、それらの先端を、図7a及び図7bに示したように、鉛直下方に向けて形成するようにしてもよく、或いは、それらを傾斜させて送出部に削設するようにしてもよい。
図8a及び図8bは、図7a及び図7bと同様の図示の仕方で、ディスペンサ・ヘッド401を示した図である。このディスペンサ・ヘッド401は、第5の実施の形態に係る送出/閉塞部材406と、第3の実施の形態に係る搬送ツール412とを備えている。この送出/閉塞部材406の閉塞部227は、第3の実施の形態及び第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材に用いられている閉塞部227と同様の構成のものであるが、一方、この送出/閉塞部材406の送出部428は、深さ寸法及び幅寸法が変化している複数の細長い溝形凹部24を、送出/閉塞部材406の略々円筒形の周面、即ち円筒側面に形成することにより構成されている。それら複数の溝形凹部24は、それらの長手方向、即ち延在方向を、長手中心軸線4に対して同一の鋭角をなすように傾斜させてある。以上の構成により、この送出/閉塞部材406を開位置に位置付けたならば、それら複数の溝形凹部24によって、材料物質を供給する際に通過させる通路開通領域が、複数画成されるようにしたものである。
搬送ツール412は3枚の搬送片415を有しており、それら搬送片415は支持リング部433に一体的に接続している。支持リング部433は、突起34が溝32に係合することによって、摺動案内部31を介してロッド9に対して拘束されており、これについては、図6a〜図6dに関して先に説明した実施の形態と同様である。ただし、図6a〜図6dに示した実施の形態とは異なり、図8a及び図8bに示した搬送ツール412は、攪拌片38を備えていない。この搬送ツール412に、図6a〜図6dに示したものと同様の攪拌片38を付加するようにしてもよいのであるが、しかしながら、材料物質をほぐし、或いは攪拌して軟化させるという機能は、径方向外方へ延出した3本の延出アーム部435と、3枚の搬送片415とに担わせることができる。3枚の搬送片415の形状並びにそれら搬送片415のディスペンサ・ヘッド401内における配設形態は、図4〜図7に関して先に説明した搬送片215のものと実質的に変わりはない。3本の延出アーム435は、その各々に1枚ずつの搬送片415が接続している。また、それら延出アーム部435の先端37は、ハウジング3の円形溝36の中に嵌合しており、この円形溝36によって移動可能に案内されるようにしてある。
図9a及び図9bに示したのは、ディスペンサ・ヘッド201及び301を上方から見た高度に簡略化した模式図であり、夫々の送出/閉塞部材206、306を、吐出口7の箇所の断面図によって示した図である。これらの図は、夫々の通路開通領域が呈する断面形状を示している。また搬送ツールに関しては、図9a及び図9bは、その搬送片315の部分を示しており、ただし図を見易くするために、その搬送片315の断面形状を上方から見たところを示している。図示した搬送片315は平板状の金属の薄板で形成されており、その両側の板面は平面形状である。搬送片315は、この搬送片315の円形の運動軌跡の径方向に対して鋭角をなすように傾斜させてあり、且つ、吐出口7の口縁部に対しては接線方向に延在するようにしてあり、それらによって、送出/閉塞部材206、306を搬送ツールと共に回転させることで(回転方向は矢印の通り)、供給すべき材料物質を通路開通領域へ向けて搬送できるようにしたものである。
既に述べたように、搬送片は、その搬送片が長手中心軸線4を中心として回転するときにたどる円形の運動軌跡の接線方向に対して鋭角をなすように傾斜させ、及び/または、長手中心軸線4に対して鋭角をなすように傾斜させるとよい。また、それら2つの傾斜角は、供給すべき材料物質に応じて様々に設定するとよく、それには例えば、ディスペンサ・デバイスの中の搬送ツールを交換するなどすればよい。
送出/閉塞部材206、306が様々に異なった位置にあるときに、その送出/閉塞部材206、306によって画成される通路開通領域の夫々の断面形状を、図9a及び図9bでは、左上から右下へ並んだ複数の破線によって示した。尚、いうまでもないことではあるが、それら複数の破線は、画成される通路開通領域の大きさが連続的に変化することを説明するための代表例を示したに過ぎない。
図10aは、更に別の実施の形態に係るディスペンサ・ヘッド601を示した断面図である。先に説明した数々の実施の形態と異なる点は、このディスペンサ・ヘッド601はそれらより幾分長いこと、それに、搬送ツール612として、金属線またはプラスチック材料から成る弾性アーム部材26を使用していることである。弾性アーム部材26は、ハウジング603の内壁面の形状に沿う形状に形成されており、この弾性アーム部材26とハウジング603の内壁面との間の隙間及び遊びは非常に小さい。また、この弾性アーム部材26は、吐出口607の箇所おいて鋭角をなして折れ曲がり、それから先の部分はロッド609の外面に沿って延在している。材料物質の供給が行われているときには、金属線またはプラスチック材料から成るアーム部材26は、ロッド609と一体に回転することによって、円形の運動軌跡をたどって運動している。金属線またはプラスチック材料から成るアーム部材26の形状は、このアーム部材26が搬送ツール612としての機能を発揮できるように、このアーム部材26の円形の運動軌跡を含む平面に対して鋭角をなすようにして、このアーム部材26の回転運動における運動方向へ傾斜させた形状としてある。また、搬送ツール612は、コイルスプリング25の作用によって、吐出口607の口縁部に摺動可能に接触した状態に常に維持されるように拘束されている。尚、送出/閉塞部材606は、図2a及び図2bに示して先に説明した送出/閉塞部材と実質的に同一のものである。
図10bは、コイルスプリング25によってロッド609に対して拘束された搬送ツール612を示した斜視図である。ロッド609には3枚羽根形の攪拌部材614(図には3枚の羽根のうちの2枚だけが見えている)が固定されており、この攪拌部材614は、搬送ツール612を保持するホルダとしても機能する。攪拌部材614は、その1枚の羽根39に、2つの小孔40、41が形成されており、金属線またはプラスチック材料から成るアーム部材26が、それら小孔40、41の中に遊嵌されて保持されている。更に、この攪拌部材614よりやや下方においてロッド609に取付けられたリングによって、金属線またはプラスチック材料から成るアーム部材26を拘束するためのもう一つの小孔42が設けられている。ロッド609には更に、2枚の孔開きディスクで構成されたホイール43が固定されており、このホイール43は、ディスペンサ・ヘッド609の内部においてロッド609を案内するガイドとして機能する。コイルスプリング25はみずからの弾発力によって、下方からこのホイール43に押し付けられている。この構成により、搬送ツール612は、ロッド609と一体に回転するようになっている。コイルスプリング25は、送出/閉塞部材606が閉位置と開位置とのいずれにあるときにも、縮装された状態にあり、そのため、ロッド609及び送出/閉塞部材601が長手中心軸線4に沿って平行移動しても、このコイルスプリング25の弾発力により、搬送ツール612は、吐出口607の口縁部に接触した状態に維持されるようになっている。
図11a及び図11bは、夫々、図6a〜図6d、図7a、及び図7bに示した搬送ツール212を、斜め上方から見た斜視図と側面図とで示した図であり、また図12a及び図12bは、図8a及び図8bに示した搬送ツール412を、図11a及び図11bと同様の図示の仕方で示した図である。
搬送ツール212は1枚の搬送片215を有しており、この搬送片215は延出アーム部235に一体的に接続している。この搬送片215のうちの、吐出口の口縁部に摺動可能に接触した状態に常に維持される部分は、吐出口の口縁部の方を向いた彎曲形状の先端44を有する。吐出口の口縁部に付着している供給すべき材料物質は、この先端44によって口縁部から掻き取られて送出/閉塞部材の方へ押しやられる。支持リング部33には2つの突起34が形成されており、それら突起34は、図6a〜図6dに関連して説明したように、ロッド9の摺動案内部31に形成されている夫々に対応した溝32に係合している。以上の構成によって、搬送ツール212は、ロッド9と一体に回転するように拘束されているが、長手中心軸線4に沿った平行移動に関しては、自由に移動することができるようになっている。
第3の実施の形態に係る搬送ツール412は、図12a及び図12bに示したように、3枚の搬送片415を有している。この形態の搬送ツール412は、例えば強くかたまる傾向のある粉体材料を供給する場合などに特に有利であり、なぜならば、この形態の搬送ツール412を用いることで、大きな供給速度が得られるからである。
以上の図から明らかなように、搬送片215、415は、搬送ツールに接続しているその基端から先端44へ向かうこの搬送片の延在方向を、鉛直方向に対して角度をなすように傾斜させてある。即ち、搬送ツール212、412の搬送片215、415は、この搬送片の円形の運動軌跡を含む平面に対して鋭角をなすようにしてこの搬送片の回転運動における運動方向へ傾斜させてある。また、搬送ツール212、412の搬送片215、415は更に、外方へ角度をなすように傾斜させてあり、また、支持リング部33の径方向に対しても角度をなすように傾斜させてある。搬送ツールの回転方向は、実質的にこれらの傾斜の向きと、搬送片215、514の表面の彎曲形状とによって決まるものである。
図13a〜図13cは、図2a及び図2bに示した送出/閉塞部材6を様々な方向から見た図である。これらの図にはロッド9に結合するためのピン18を備えた送出/閉塞部材6が示されている。図13aに示したのは、送出/閉塞部材6をその送出面10が見える方向から見た側面図であり、図13bに示したのは、送出/閉塞部材6を図13aにおける方向に対して90°回転した方向から見た側面図であり、図13cに示したのは、送出/閉塞部材6の斜視図である。
図14a〜図14cに示したのは、第7の実施の形態に係る送出/閉塞部材706である。この送出/閉塞部材706は先端を備えており、また、この送出/閉塞部材706の送出部728は、2方向において凹状に彎曲した凹面形状の送出面410を備えている。送出面410の形状をこのようにしたことによって、供給すべき材料物質を、この送出面410が吐出口7へ案内するという利点が得られている。図14a〜図14cは、この送出/閉塞部材706を様々な方向から見た図である。図14aに示したのは、送出/閉塞部材706をその送出面710が見える方向から見た側面図であり、また、図14bに示したのは、送出/閉塞部材706を図14aにおける方向に対して90°回転した方向から見た側面図であり、図14cに示したのは斜視図である。
この送出/閉塞部材706においても、送出部728の送出面410の形状を凹面形状とすることによって、閉塞部727に近付くにつれてその幅寸法及び深さ寸法が減少するようにしている。
図15a〜図15dは、先に図6a〜図6dに関連して説明した形態の送出/閉塞部材206を様々な方向から見た図である。図15aに示したのは、送出/閉塞部材206をその送出面210が見える方向から見た側面図であり、図15bに示したのは、送出/閉塞部材206を、図15aにおける方向に対して90°回転した方向から見た側面図であり、図15c及び図15dに示したのは、送出/閉塞部材206の斜視図である。送出部228の凹部220は、凹面形状の送出面210によって画成されており、この送出面210の境界線は、長手中心軸線4に直交する平面に対して平行に延在させるのではなく、長手中心軸線4に対して傾斜させてあり、その傾斜角は任意の角度とすることができる。このような形状の凹部を形成するには、例えば、長手中心軸線4に対して90°以外の角度をなして延在する円筒形切削部を形成するようにすればよい。
更に図15a〜図15dから明らかなように、送出部228の外径寸法を閉塞部227の外径寸法より僅かに小さくしてある。また、これはいうまでもないことではあるが、ディスペンサ・ヘッドの吐出口7の口径は、閉塞部227の外径寸法に合わせてあり、それによって、吐出口7を閉状態にしたときには密閉状態となる一方で、吐出口7を開状態にしたときには送出/閉塞部材206と吐出口7との間に十分なクリアランスが確保され、送出/閉塞部材206を支障なく回転させることができるようにしている。尚、このように、閉塞部の外径寸法と送出部の外径寸法とを異ならせる構成は、先に説明した様々な図面に示されている夫々の送出/閉塞部材にも採用し得るものである。
図16a〜図16cは、先に図7a及び図7bに示した第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材306を様々な方向から見た図である。図16aに示したのは、送出/閉塞部材306をその送出面が見える方向から見た側面図であり、また、図16bに示したのは、送出/閉塞部材306の斜視図である。細長いノッチ形形凹部46は、長手中心軸線4の延在方向に対して傾斜させて形成してもよい。ノッチ形凹部46は、所望量の材料物質を供給するプロセスが実行されているとき、送出すべき材料物質を掻き取り、そして、回転することによって、その材料物質を吐出口7へ向けて送出する。更に、この実施の形態の送出/閉塞部材306でも、吐出口7を連続的に開閉することができる。図16cは、図16a及び図16bの送出/閉塞部材306の断面図であり、部分閉状態にある吐出口7の箇所で切断した断面を示した図である。図16cに示したように、通路開通領域の断面形状は三角形であり、その三角形の三辺のうち、吐出口7の口縁部によって画成される一辺は円弧状の辺である。いうまでもないことではあるが、この構成でも、通路開通領域の大きさを連続的に拡大及び縮小させることができる。図16a〜図16cは、送出部328にノッチ形凹部46を1本だけ形成した場合を示したものであるが、このようなノッチ形凹部46を送出/閉塞部材に2本形成するようにしてもよく、その場合には、例えば、互いに180°離れた位置にそれら2本のノッチ形凹部を形成するとよい。また、その場合にも、送出部328の外径寸法を、閉塞部327の外径寸法より僅かに小さくするとよい。
図17a〜図17cは、図8a及び図8bに示した第5の実施の形態に係る送出/閉塞部材406を示した図であり、図17aに示したのは、送出/閉塞部材406をその送出面が見える方向から見た側面図であり、図17bに示したのは、送出/閉塞部材406の斜視図である。この実施の形態においては、深さ寸法及び幅寸法が変化している複数の細長い溝形凹部24が、送出/閉塞部材406の略々円筒形の周面に、即ち円筒側面に形成されており、それら溝形凹部24は、例えば、ボールエンドミルを使用した切削加工などにより形成することができる。図17cは、図17a及び図17bの送出/閉塞部材406の断面図であり、部分閉状態にある吐出口7の箇所で切断した断面を示した図である。この図17cから明らかなように、通路開通領域の断面の大きさを連続的に変化させることができるようになっている。
図18a〜図18cは、第7の実施の形態に係る送出/閉塞部材806を様々な方向から見た図であり、図18aに示したのは、送出/閉塞部材806をその送出面が見える方向から見た側面図、図18bに示したのは、送出/閉塞部材806の斜視図、そして、図18cに示したのは、長手中心軸線に直交して吐出口7を横切る平面で切断した断面図である。細長い凹部820は、円弧状の凹面から成り、その凹面の輪郭線は鏡面対称形状である。かかる形状の3本の細長い凹部820が、送出部828の円筒側面に形成されており、それら凹部820の対称軸線は長手中心軸線4に平行に延在している。特に図18cから明らかなように、この構成は、吐出口7の断面の全体領域の中の3つの部分領域に、材料物質を送出するための通路開通領域が画成されるようにしたものであり、それら3つの通路開通領域の大きさは、送出/閉塞部材806が平行移動することによって連続的に変化する。
即ち、複数の細長い凹部45の幅寸法及び深さ寸法が、閉塞部へ近付くにつれて縮小するように変化するものであるため、送出/閉塞部材806を吐出口7の中へどれほど深く入れるかに応じて、画成される通路開通領域の大きさが変化するのである。
ディスペンサ・ヘッドのハウジングは様々な構成のものとすることが考えられ、駆動機構もまた様々な形態のものとすることが考えられる。原理的には、搬送ツールに専用の駆動機構を装備することも可能であり、それによって、送出/閉塞部材の平行移動及び回転運動とは切り離して、搬送ツールを平行移動させ回転運動させ、即ち、送出/閉塞部材と搬送ツールとを個別に運動させ、ないしは駆動するようにするのもよく、その場合にも、少なくとも、供給すべき材料物質を送出するプロセスが進行しているときには、搬送ツールが吐出口の口縁部に摺動可能に接触した状態に維持されるようにしておく。
更に別の実施の形態として、送出/閉塞部材を結合したロッドに、平行移動する方向の引張力を作用させておき、そのロッドと駆動機構との結合が解除されたならば、吐出口が自動的に閉じられるようにしておくのもよい。
供給元容器に螺着して接続したディスペンサ・ヘッドを備えたディスペンサ・デバイスの斜視図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材と、第1の実施の形態に係る搬送ツールとを備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が開位置にあるところを示した図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材と、第1の実施の形態に係る搬送ツールとを備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が閉位置にあるところを示した図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第2の実施の形態に係る送出/閉塞部材を備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が開位置にあるところを示した図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第2の実施の形態に係る送出/閉塞部材を備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が閉位置にあるところを示した図である。 図3bのディスペンサ・ヘッドに第1の実施の形態に係る搬送ツールを付加して示した図である。 図4のディスペンサ・ヘッドの断面図であり、送出/閉塞部材が開位置にあるところを示した図である。 図4のディスペンサ・ヘッドの断面図であり、送出/閉塞部材が閉位置にあるところを示した図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材と、第2の実施の形態に係る搬送ツールとを備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が閉位置にあるところを示した図である。 ハウジングを縦方向平面で破断して示した、図6aのディスペンサ・ヘッドの側面図である。 図6aのディスペンサ・ヘッドにおいて、送出/閉塞部材が開位置にあるところを示した図である。 図6bのディスペンサ・ヘッドにおいて、送出/閉塞部材が開位置にあるところを示した図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材と、図6aの実施の形態に係る搬送ツールとを備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が閉位置にあるところを示した図である。 ハウジングを縦方向平面で破断して示した、図7aのディスペンサ・ヘッドの側面図である。 ディスペンサ・ヘッドのハウジングを縦方向平面で破断して示した、第5の実施の形態に係る送出/閉塞部材と、第3の実施の形態に係る搬送ツールとを備えたディスペンサ・ヘッドの破断斜視図であり、送出/閉塞部材が閉位置にあるところを示した図である。 ハウジングを縦方向平面で破断して示した、図8aのディスペンサ・ヘッドの側面図である。 ディスペンサ・ヘッドを上方から見た高度に簡略化した模式図であり、第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材を吐出口の箇所の断面図によって示した図である。 ディスペンサ・ヘッドを上方から見た高度に簡略化した模式図であり、第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材を吐出口の箇所の断面図によって示した図である。 第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材と、第4の実施の形態に係る搬送ツールとを備えた、別構成例のディスペンサ・ヘッドの断面図であり、吐出口が開状態にあるところを示した図である。 図10aの搬送ツールがロッドに遊嵌状態で連結されているところを示した斜視図である。 図6及び図7の搬送ツールを斜め上方から見た斜視図である。 図6及び図7の搬送ツールの側面図である。 図8の搬送ツールを斜め上方から見た斜視図である。 図8の搬送ツールの側面図である。 第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、送出面が見える方向から見た側面図である。 第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、図11aにおける方向に対して90°回転した方向から見た側面図である。 第1の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 第6の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、送出面が見える方向から見た側面図である。 第6の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、図11aにおける方向に対して90°回転した方向から見た側面図である。 第6の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 図6a〜図6dに示した第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、送出面が見える方向から見た側面図である。 第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、図15aにおける方向に対して90°回転した方向から見た側面図である。 第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 第3の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 図7a及び図7bに示した第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、送出面が見える方向から見た側面図である。 第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 吐出口の領域を通り、長手中心軸線に直交する平面で切断した、第4の実施の形態に係る送出/閉塞部材の断面図である。 図8a及び図8bに示した第5の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、送出面が見える方向から見た側面図である。 第5の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 吐出口の領域を通り、長手中心軸線に直交する平面で切断した、第5の実施の形態に係る送出/閉塞部材の断面図である。 第7の実施の形態に係る送出/閉塞部材を、送出面が見える方向から見た側面図である。 第7の実施の形態に係る送出/閉塞部材の斜視図である。 吐出口の領域を通り、長手中心軸線に直交する平面で切断した、第7の実施の形態に係る送出/閉塞部材の断面図である。
符号の説明
1、101、201、301、401、601…ディスペンサ・ヘッド
2…供給元容器
3、203、303、603…ハウジング
4…長手中心軸線
5…雌ネジ部
6、106、206、306、406、606、706、806…送出/閉塞部材
7、607…吐出口
8…雄ネジ部
9、609…ロッド
10、110、210、710…送出面
11…送出/閉塞部材の先端
12、212、412、612…搬送ツール
14…攪拌片
15、215、315、415、615…搬送片
16…側方突出ピン
17…搬送片の先端
18…ピン
19…結合部
120、220、820…凹部
121…送出/閉塞部材160の下端の外周面
22…凹部
23…突条
24…深さ寸法及び幅寸法が変化している溝形凹部
25…コイルスプリング
26…金属線またはプラスチック材料から成るアーム部材
27、127、227、627、727…閉塞部
28、128、228、328、428、528、628、728、828…送出部
29…上側のリング形支持片
30…下側のリング形支持片
31…摺動案内部
32…溝
33、433…支持リング部
34…突起
35、235、435…延出アーム部
36…円形溝
37…先端
38…攪拌片
39…羽根
40…小孔
41…小孔
42…小孔
43…ホイール
44…彎曲形状の先端
45…三角溝またはノッチ形凹部

Claims (19)

  1. 供給元容器(2)と、ディスペンサ・ヘッド(1、101、201、301、401、601)とを備え、前記ディスペンサ・ヘッドは前記供給元容器(2)に接続されているかまたはそれに接続可能とされており、前記ディスペンサ・ヘッドは、断面形状が円形の吐出口(7、607)を有するハウジング(3、203、303、603)と、前記吐出口(7、607)を閉塞するための閉塞部(27、127、227、627、727)を有する送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)とを備えており、前記ディスペンサ・ヘッドは更に、供給すべき材料物質を前記吐出口(7、607)へ搬送するための少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)を有する搬送ツール(12、212、412、612)を備えており、前記吐出口(7、607)及び前記送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)は、前記ディスペンサ・ヘッド(1、101、201、301、401、601)の長手中心軸線(4)上に配設されており、前記搬送ツール(12、212、412、612)は、前記長手中心軸線(4)を中心として前記ハウジング(3、203、303、603)に対して相対的に回転可能であり、それによって、前記少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)が、前記長手中心軸線(4)を中心とした円形の運動軌跡をたどって運動するようにしてある、所要量の粉体状またはペースト状の材料物質を供給するためのディスペンサ・デバイスにおいて、
    前記送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)は、供給すべき材料物質を送出するための送出部(28、128、228、328、428、528、628、728、828)を有し、また、前記送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)は、前記長手中心軸線(4)を中心として前記ハウジング(3、203、303、603)に対して相対的に回転可能とされ、且つ、前記長手中心軸線(4)に沿って前記吐出口(7、607)に対して相対的に平行移動可能とされており、更に、前記搬送ツール(12、212、412、612)の前記少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)は、材料物質を送出するという該搬送片の機能を発揮できるように、該搬送片の円形の運動軌跡を含む平面に対して鋭角をなすようにして該搬送片の回転運動における運動方向へ傾斜させてあり、
    前記搬送ツール(12、212、412、612)の前記少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)は、広さを有する滑らかな表面部分を有しており、
    前記少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)の前記広さを有する滑らかな表面部分は、前記搬送片(15、215、315、415、615)の円形の運動軌跡の径方向に対して鋭角をなすように傾斜しており、且つ、前記吐出口(7、607)の口縁部に対して接線方向に延在している、
    ことを特徴とするディスペンサ・デバイス。
  2. 前記長手中心軸線(4)に沿って前記送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)と前記搬送ツール(12、212、412、612)とが相対的に平行移動可能であるように、前記ディスペンサ・ヘッド(1、101、201、301、401、601)の中で前記搬送ツール(12、212、412、612)の運動が拘束されていることを特徴とする請求項1記載のディスペンサ・デバイス。
  3. 前記広さを有する滑らかな表面部分は、1方向または2方向において彎曲しており、それによってシャベルのごとき形状を呈していることを特徴とする請求項記載のディスペンサ・デバイス。
  4. 前記搬送片(15、215、315、415、615)の前記広さを有する滑らかな表面部分は、前記長手中心軸線(4)に対して鋭角をなすように傾斜していることを特徴とする請求項1又は3記載のディスペンサ・デバイス。
  5. 前記ディスペンサ・デバイスが使用状態にあるときには常に、前記搬送ツール(12、212、412、612)が前記吐出口(7、607)の口縁部に摺動可能に接触していることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  6. 前記搬送ツール(12、212、412、612)の前記少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)は、先端(17、44)を有しており、該先端は前記ディスペンサ・デバイスが使用状態にあるときには常に、前記吐出口(7、607)の口縁部に摺動可能に接触していることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  7. 前記少なくとも1つの搬送片(15、215、315、415、615)は、前記吐出口(7)の方を向いた該搬送片の周縁部に、鋭いエッジ部を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  8. 前記搬送ツール(612)は弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  9. 前記送出/閉塞部材(6、606、706)は、その基本形状が略々円筒形状であり、前記吐出口を閉塞するための円筒形状の閉塞部(27、627、727)を有し、また更に、該閉塞部の近傍に、供給すべき材料物質を送出するための送出部(28、628、728)を有しており、前記ディスペンサ・デバイスが使用状態にあるときには、前記送出部(28、628、728)が前記送出/閉塞部材(6、606、706)の下方部分を構成しており、該下方部分は前記長手中心軸線(4)に直交する平面に対して傾斜した端面を有しており、該端面の先端(11)を形成している該端面の最下点は円筒側面上に位置している点であり、且つ、該端面の最上点も同じく円筒側面上に位置している点であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  10. 前記送出/閉塞部材(106、206、306、406、806)は、その基本形状が略々円筒形状であり、前記吐出口(7)を閉塞するための少なくとも1つの閉塞部(127、227)を有し、また更に、該閉塞部の近傍に、供給すべき材料物質を送出するための送出部(128、228、328、428、828)を有しており、該送出部は、円筒側面に形成された少なくとも1つの凹部を備えていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  11. 前記送出/閉塞部材(106、206、306、406、806)の前記送出部の形状は、前記送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)の前記送出部(28、128、228、328、428、628、728、828)を前記吐出口(7)の中に位置付けたときに、少なくとも1つの通路開通領域が、中心からずれた位置に、非同心的な形状の開口部として画成されるような形状であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  12. 前記少なくとも1つの凹部は、凹面で画成された凹部(20、220、820)、ノッチ形凹部(46)、及び/または、溝形凹部(24)によって形成されていることを特徴とする請求項10記載のディスペンサ・デバイス。
  13. 前記送出部(28、128、228、328、428、728、828)の前記少なくとも1つの凹部は、その幅寸法及び/または深さ寸法が、前記閉塞部(27、627、727)へ近付くにつれて該凹部の断面が縮小するような寸法とされていることを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  14. 前記送出/閉塞部材(6、106、206、306、406、606、706、806)は、ロッド(9、609)に結合されており、該ロッドは、前記長手中心軸線(4)上に配設されており、前記供給元容器(2)の中を貫通して延在し、駆動軸として機能するものであることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  15. 前記搬送ツール(12、212、412、612)は、前記長手中心軸線(4)に沿って前記ロッド(9、609)に対して相対的に平行移動可能であるように、前記ロッドに対して拘束され、及び/または、前記ロッド上において案内されていることを特徴とする請求項14記載のディスペンサ・デバイス。
  16. 前記搬送ツール(12)は、上下に離れた2箇所において前記ロッド(9)の外周に嵌合された複数のリング形支持片を有する支持構造を備えており、該支持機構を介して前記搬送ツール(12)は遊嵌状態で前記ロッド(9)に連結されていることを特徴とする請求項15記載のディスペンサ・デバイス。
  17. 前記ロッド(9)には、該ロッド(9)の全長の少なくとも一部分に亘って延在する溝(32)が形成されており、前記搬送ツール(212、412)は、前記ロッド(9)の前記溝が形成された部分に遊嵌されて2つの突起(34)を介して前記溝(2)と係合する支持リング部(33)を有することを特徴とする請求項16記載のディスペンサ・デバイス。
  18. 前記送出/閉塞部材と前記搬送ツールとが個別に運動するように、ないしは個別に駆動されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至17の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
  19. 前記ハウジング(3、203、303、603)は、前記吐出口(7、607)へ近付くにつれて細くなる形状であることを特徴とする請求項1乃至18の何れか1項記載のディスペンサ・デバイス。
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