JP5030540B2 - 金属板材のレーザ溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板材のレーザ溶接方法に関する。
レーザ溶接は、高密度エネルギー光線であるレーザビームを被溶接物の接合部に片面から照射し、レーザビームを貫通させることで被溶接物を溶融し、これにより被溶接物の表裏にビードを形成させることで溶接する。被溶接物の接合部は、溶接前にシャー装置により切断され、突き合わされる。また、レーザ溶接では、フィラワイヤ等を添加することにより溶接金属量を補填し、溶接部の間隙を充填することがある。このレーザ溶接は、高速溶接が可能であり、被溶接物への熱影響が小さい。特に、鋼板の連続溶接プロセスラインに関しては、従来フラッシュバット溶接法では困難であった高合金成分系の特殊鋼を通板するために必要な溶接強度特性を確保することが可能である。このような優れた特性から、近年レーザ溶接の採用が増加している。
しかし、レーザ溶接は、レーザ発振器から反射ミラー、光ファイバ等を通じて伝送されたレーザビームを凹面鏡、光学レンズ等により0.2〜0.8mm程度の非常に小さな径のビームに絞って溶接を行う。そのため、被溶接物の接合部の間隙が大きい場合には、レーザビームがこの間隙を通過してしまい、十分に被溶接物を溶融することができないため必要なビード厚みが形成されず、接合部の強度が得られなかった。この場合には、レーザビームの焦点を被溶接物の表面からずらし(以下「デフォーカス」という。)、レーザビームの被溶接物の表面における径(以下「スポット径」という。)を大きくしていた。しかし、レーザビームの焦点をずらすことでエネルギー密度が低下し、溶接速度が遅くなるため、生産効率が低下するという問題があった。
この問題に対し、特許文献1に記載の発明では、ストリップのクランプ装置と、ストリップの端部を切断するシャー装置とを結合させる結合手段を備えるレーザビーム溶接装置が開示されている。かかる技術によれば、両ストリップの切断面の直進性が向上し、高品質な溶接が得られるとされている。特許文献2に記載の発明では、薄板同士の突合せ部を押圧部材により平坦にした後にレーザ溶接をするレーザ溶接方法、並びに押圧部材及び支持部材を備えたレーザ溶接装置が開示されている。かかる技術によれば、突合せ部の段差を無くし、かえりを突合せ部のギャップに押込むことで、ギャップ量を大幅に小さくすることができるため、溶接不良の発生を防止することができるとされている。特許文献3に記載の発明では、レーザビームをデフォーカスせず、スキャニングさせるレーザによる溶接方法が開示されている。かかる技術によれば、高エネルギー密度のレーザを幅広く照射させることができるとされている。特許文献4に記載の発明では、トーチに先行するイメージセンサにより被溶接物の突き合せ部の間隙量を検知することで、レーザ光の集光径とトーチの走行スピードを調整するレーザ溶接方法が開示されている。かかる技術によれば、間隙量が増加しても、直ちに対応してレーザ光の焦点径を拡大することにより、溶接不良を防止することができるとされている。
特開平4−200986号公報 特開平1−118389号公報 特開平3−234388号公報 特開昭61−46389号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、クランプ装置とシャー装置とを結合させる結合手段を備えることで、レーザビーム溶接装置が複雑化するとともに、シャー装置が大型化し、設備費が増加するという問題があった。
特許文献2に記載の発明では、押圧部材及び支持部材を備えることで、レーザビーム溶接装置が複雑化し、設備費が増加するという問題があった。
特許文献3に記載の発明では、レーザビームをスキャニングさせる装置が必要となることから、レーザ照射ヘッド廻りの装置が複雑化し、設備費が増加するという問題があった。
特許文献4に記載の発明では、測定された突き合わせ部の間隙量のみに応じてレーザ光の集光径とトーチの走行スピードを調節するものであり、板厚の影響を考慮していない。レーザビームの径は焦点で集光径となった後に拡大することから、突き合わせ部の間隙量のみに応じてスポット径を調節すると、板厚により被溶接物を通過するレーザビームの径はスポット径以上となる。そのため、板厚を考慮することで、レーザビームのスポット径を小さくすることができる。さらに、同じ間隙量であっても板厚が大きいほどレーザビームのスポット径は小さくてよい。したがって、特に板厚の大きな被溶接物では、必要以上にレーザビームのスポット径が大きくなることで過度に溶接速度が低下し、生産効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解決するため、装置を複雑化、大型化せずに、生産効率を良くすることができる金属板材のレーザ溶接方法を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて適宜付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項に記載の発明は、金属板材(11、11)の端面を突き合わせ、突き合わせ部(12)にレーザビーム(17)を照射して溶接する金属板材のレーザ溶接方法において、レーザビームのスポット径の上限値と次の(1)式で算出されるレーザビームの必要最小スポット径とを比較し、スポット径の上限値が必要最小スポット径以上である場合には、スポット径を必要最小スポット径以上として溶接を行い、スポット径の上限値が必要最小スポット径未満である場合には、フィラワイヤを添加して溶接を行うことを特徴とする金属板材のレーザ溶接方法を提供することにより前記課題を解決する。
min=(α−β・t)・g ・・・(1)
但し、dminはレーザビームの必要最小スポット径(mm)、tは金属板材の板厚(mm)、gは突き合わせ部の間隙量(mm)である。また、α及びβは定数であり、2.5≦α≦3.0、0≦β≦0.15である。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の金属板材(11、11)のレーザ溶接方法において、レーザビーム(17)が、YAG固体励起媒質により発振されることを特徴とする。
ここで、YAGとは、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Yittrium Aiuminium Garnet)の略である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の金属板材(11、11)のレーザ溶接方法において、固体励起媒質の形状が、ファイバ状またはディスク状であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、金属板材の板厚を用いて必要最小スポット径を求めることで、板厚に応じたレーザビームのスポット径の設定が可能である。これにより、特に板厚の大きな被溶接物において、必要以上にスポット径が大きくなることで過度に溶接速度が低下し、生産効率が低下することを防ぐことができる。
また、請求項に記載の発明によれば、レーザビームのスポット径の上限値が必要最小スポット径以上である場合には、スポット径を必要最小スポット径以上にすることで、フィラワイヤを用いずにレーザ溶接が可能である。これにより、溶接不良による再溶接、溶接部の破断が低減されるため、生産効率を向上させることが可能となる。また、フィラワイヤを用いずにレーザ溶接をすることができるため、フィラワイヤの費用が削減され、溶接速度が高速化される。一方、レーザビームのスポット径の上限値が必要最小スポット径未満の場合は、フィラワイヤを添加することでレーザ溶接を行うことが可能である。したがって、必要最小スポット径の値を判断基準として用いることで、確実な生産ができるとともに、無用なフィラワイヤの添加を防ぐことで生産費の低減及び品質の向上が可能である。
請求項に記載の発明によれば、レーザビームの発振源としてYAG固体励起媒質を用いることにより、後述のとおり光学レンズを交換することでスポット径を調整することができる。これにより、炭酸ガスレーザなどの他のレーザビームよりスポット径を大きくすることができる。したがって、広い範囲においてスポット径が必要最小スポット径以上になるため、フィラワイヤを用いずに金属板材のレーザ溶接が可能である。また、スポット径の上限値が必要最小スポット径未満となる場合でも、スポット径を上限値とすることで、フィラワイヤの使用量を低減することができる。さらに、デフォーカスせずにスポット径の調節が可能であるため、スポット径を大きくする場合においても、生産効率の低下を防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、固体励起媒質の形状がファイバ状またはディスク状であるYAGレーザビームは、出力が大きく、光品質に優れている。そのため、高速かつ高品質な溶接が可能である。
以下、図面に示す実施形態に基づき、本発明に係る金属板材の製造方法の一例として、鋼板同士をレーザ溶接する場合について説明するが、以下に説明するものは本発明の実施形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り以下の説明になんら限定されるものではない。
図1は、本発明に係る金属板材の製造方法に用いるレーザ溶接装置10を模式的に示す図である。図1(a)は、レーザ溶接装置10を溶接方向から見た図である。図1(b)は、図1(a)の右側面図である。鋼板11、11は、端面を突き合わせて配置されている。鋼板11、11の突き合わせ部12の上方には、上下、溶接方向及び溶接方向と直交する水平方向に移動可能な加工ヘッド13、及び間隙量測定装置14が備えられている。加工ヘッド13及び間隙量測定装置14は、溶接機制御装置15に接続されている。溶接機制御装置15は、上位PLC16またはパーソナルコンピュータ(図示省略。以下「PC」という。)などに接続されている。なお、図1(a)では、溶接機制御装置15及び上位PLC16の図示を省略している。
かかる構成により、間隙量測定装置14と加工ヘッド13とが、突き合わせ部12の上方に配置される。そして、間隙量測定装置14が加工ヘッド13に先行して突き合わせ部12を溶接方向に移動し、測定した間隙量gを溶接機制御装置15に送信する。一方、溶接機制御装置15は、上位PLC16から鋼板11、11の板厚tなどの材料情報を取得する。そして、溶接機制御装置15は、この板厚tと間隙量gとから、次の(1)式によりレーザビームの必要最小スポット径dminを求める。
min=(α−β・t)・g ・・・(1)
ここで、dminはレーザビームの必要最小スポット径(mm)、tは金属板材の板厚(mm)、gは突き合わせ部の間隙量(mm)である。また、α及びβは定数であり、2.5≦α≦3.0、0≦β≦0.15である。
そして、溶接機制御装置15は、求められた必要最小スポット径dminとレーザビームのスポット径dの上限値とを比較する。比較の結果、スポット径dの上限値が必要最小スポット径dmin以上である場合には、デフォーカスによりレーザビーム17のスポット径dが必要最小スポット径dmin以上になるように加工ヘッド13の上下位置を調節する。その後、フィラワイヤを用いずに、加工ヘッド13が突き合わせ部12にレーザビーム17を照射することでレーザ溶接が行われる。
これにより、金属板材の板厚tを用いて必要最小スポット径dminが求められることで、板厚tに応じたレーザビームのスポット径dが設定される。そのため、特に板厚tの大きな被溶接物において、必要以上にスポット径dが大きくなることで過度に溶接速度が低下し、生産効率が低下することを防ぐことができる。また、スポット径dを必要最小スポット径dmin以上にすることで溶接部に良好なビード形状が形成されるため、溶接不良による再溶接、溶接部の破断が低減され、生産効率が向上する。また、フィラワイヤを用いないため、生産費の低減及び溶接速度の高速化をすることができる。
一方、シャーナイフの劣化等の要因で間隙量gが大きくなった場合は、レーザビームの必要最小スポット径dminが大きくなる。この場合、レーザビームのデフォーカス量DFに限界があることから、スポット径dの上限値が必要最小スポット径dmin未満となるときがある。このときは、レーザビーム17が間隙を通過してしまい、十分に被溶接物を溶融することができないので、必要なビード厚みが形成されず、接合部の強度が得られない。そのため、フィラワイヤを添加してレーザ溶接する。このように、必要最小スポット径dminの値をフィラワイヤ添加についての判断基準として用いることで、確実な生産ができるとともに、無用なフィラワイヤの添加を防ぐことができる。したがって、生産費の低減及び品質の向上が可能である。
なお、スポット径dは、必要最小スポット径dminと同一とすることが好ましい。これによれば、良好なビード形状が得られる範囲でレーザビーム17のエネルギー密度が最も高くなるため、溶接速度が速くなることで生産効率を最も良くすることができる。しかし、鋼板11、11の突き合わせ部において、溶接方向での切断品質のばらつきや切断刃物の小さな傷などにより部分的に間隙量gが大きくなることで、必要最小スポット径dminでは良好なビード形状が得られない部分が生じることがある。この場合には、溶融金属量を増大させ、ビード形状を安定させるために、必要最小スポット径dminよりも大きいスポット径dを適用するか、フィラワイヤを添加することが好ましい。一方、スポット径dの上限値が必要最小スポット径dmin未満であることからフィラワイヤを添加してレーザ溶接を行う場合には、スポット径dを上限値とすることが好ましい。これによれば、フィラワイヤの添加量が最小になるため、生産費を低減することができる。
図2は、鋼板11、11の突き合わせ部12の平面図である。突き合わせ部12をシャー装置で切断する場合、突き合わせ部の間隙量gは、図2のように溶接方向で変わることが多い。これは、シャー装置及びクランプ装置の剛性に起因する。したがって、板厚tが厚くなり、板幅Lが広くなることで、鋼板11の切断力が大きくなるほど切断面の直線性が失われ、突き合わせ部12の間隙量gが大きくなる傾向がある。
このように間隙量gが突き合わせ部12の位置により異なる場合は、間隙量gに応じてレーザビーム17(図1参照)のスポット径dを変えることが好ましい。このためには、突き合わせ部12における各位置の間隙量gを測定し、溶接機制御装置15(図1参照)により必要最小スポット径dminを、突き合わせ部12の各位置について求める。そして、スポット径dが求めたdmin以上になるよう、溶接機制御装置15により、突き合わせ部の各位置で加工ヘッド13(図1参照)の上下位置を制御し、デフォーカスする。これによれば、突き合わせ部12の全位置で良好なビード形状が得られるとともに、溶接速度が最も速くなるため、生産効率を向上させることができる。なお、突き合わせ部12の間隙量gの測定には、通常レーザ変位計などの間隙量測定装置14(図1参照)を突き合わせ部12を走査させることで測っているが、例えばこのような測定装置が無い場合には、フィラーゲージなどの間隙量測定治具で、定期的にギャップ量を測定しても良い。
また、突き合わせ部12の各位置でスポット径dを変更しない場合は、測定した突き合わせ部12の各位置における間隙量gの最大値により、レーザビーム17の必要最小スポット径dminを求めても良い。これによれば、レーザビーム17のスポット径dを必要最小スポット径dmin以上に調節した後に溶接を行うことで、突き合わせ部12の全位置で良好なビード形状を得ることができる。なお、必要最小スポット径dminは、溶接部に要求される強度などに応じ、間隙量gの最大値に所定の割合を掛けた値や、突き合わせ部12の各位置における間隙量gを平均した値などから求めても良い。
なお、図2のように間隙量gが突き合わせ部12の位置により異なることを考慮し、レーザ溶接装置10の設計にあたっては、レーザ溶接することを想定している金属板材のうち最も広幅かつ板厚tの厚い材料をシャー装置で切断して間隙量gを測定し、その間隙量gを用いて必要最小スポット径dminを求め、必要最小スポット径dmin以上のスポット径dが得られるように設計することが好ましい。
図3は、スポット径d、間隙量g、レーザ溶接する鋼板11(図1参照)の板厚(以下単に「板厚」ということがある。)t、及び溶接後のビード形状の関係について調査した結果を示す図である。調査には、レーザ発振器に10kw炭酸ガスレーザ、及び同出力のファイバレーザを用いた。スポット径dは、デフォーカス量DF、または光学レンズ焦点距離を変えることにより0.1mm〜0.8mmの範囲で調整可能とした。レーザ溶接する鋼板11には、板厚tが2、4、6mmの3種類の低炭素鋼(組成比率C:0.05%、Si:0.005%、Mn:0.2%、残部はFe及び不可避的不純物)を用い、同じ板厚の鋼板11、11をレーザ溶接した。それぞれの厚みtの鋼板11、11について、間隙量gを、0.1、0.2、0.25mmと変更し、スポット径dを変えながらレーザ溶接を行った。そして、溶接後のビード形状の評価を、プロセスライン通板の観点から、ビード厚さhbが鋼板11の厚さhsの70%以上であるときを良好とし、ビード厚さhbが鋼板11の厚さhsの70%未満であるときを不良とした。
図3のとおり、いずれの板厚tでも、間隙量gが広くなるほど、良好なビードが得られる最小のスポット径d(必要最小スポット径dmin)は大きくなった。一方、間隙量gが同一では、板厚tが薄くなるほど、良好なビードが得られる最小のスポット径d(必要最小スポット径dmin)は大きくなった。これより、板厚tと、間隙量gと、必要最小スポット径dminは、次の(1)式によって整理可能なことを見出した。
min=(α−β・t)g ・・・(1)
ここで、α及びβは、図3の調査結果から求められた定数であり、次の(2)、(3)式のとおりである。
2.5≦α≦3.0 ・・・(2)
0≦β≦0.15 ・・・(3)
これにより、スポット径dは、次の(4)式を満たすことで、良好なビード形状が得られる。
d≧dmin ・・・(4)
なお、図3には、α=3.0、β=0.1としたときの直線が記されているが、2.5≦α≦3.0、0≦β≦0.15であれば、良好なビード形状を得ることができる。定数αが大きい場合には、間隙量gに対しスポット径dが十分に大きいことから、良好なビード形状を得ることができる。しかし、上述したようにレーザビームのエネルギー密度が低下し、不要な溶接速度の低下を招くこととなる。そのため、αの上限は、3.0とする。一方、αが小さい場合には、計算されるスポット径dは間隙量gの大きさ以下となり得る。スポット径dが間隙量gよりも小さくなるときは、フィラワイヤ等により溶接金属量を補填したとしても、間隙を介した突き合わせ部12(図1参照)の両端面を均一に溶融することが難しいため、良好なビード形状を得ることができない。したがって、スポット径dは間隙量gよりも大きくする必要がある。そのため、αの下限は、2.5とする。
また、図3のとおり、スポット径dが大きいほど、良好なビード形状が得られる間隙量gの範囲は広くなる。しかし、大きなスポット径dにするには、レーザビームの焦点をデフォーカスする必要がある。これにより、レーザビームのエネルギー密度が低下するため、溶接速度を遅くする必要があり、生産効率が低下する。したがって、スポット径dは0.8mm以下とすることが好ましい。これは、一般的に、鋼板の連続プロセスラインにおける間隙量gは、0.3mm以下であることから、良好なビード形状を形成するという観点からも問題のない値である。また、プロセスラインでの突き合わせ位置と溶接位置の精度、あるいは突き合わせ部の溶接長手方向直線性を考慮すると、スポット径dは、0.4mm以上とすることが好ましい。
さらに、上記ではプロセスライン通板の観点から、金属板材において一般的であるビード厚さhbが金属板材厚さの70%以上であるときを良好として(1)〜(3)式を規定したが、溶接後のビード形状の評価は、溶接部に要求される強度などから個別に定めることが可能である。そのため、必要な強度に応じて、ビード厚さとして鋼板厚さhsの70%と異なる値を設定することで、定数α及びβの範囲を変更することも可能である。また、ビード形状の評価は、ビード厚み以外の基準により評価することも可能である。
本発明に係る金属板材の製造方法に用いるレーザとしては、本発明の作用効果を達成できるものであれば特に制限がなく、CO2、CO、CF、HF、ヨウ素などの気体レーザ;色素を用いる液体レーザ;YAG、YLF、ガラス、Tiサファイア、CrLiSAFなどの固体レーザ;GaAs、(InGa)As、InP、In(PAs)、CdSnP、GaSb、Cd、InAs、PbS、InSb、PbTe、PbSe、(PbSn)Seなどの半導体レーザ;あるいは自由電子レーザなどを例示することができるが、後述する観点からYAG固体励起媒質により発振するレーザビーム(以下単に「YAGレーザビーム」という。)を使用することが好ましい。
本発明に適用できる能力(出力)を有する主要なレーザとしては、YAGレーザ及び炭酸ガスレーザがある。このうち、本発明に係る金属板材のレーザ溶接方法では、光ファイバ伝送が可能であること、及び集光レンズを備えることから、YAGレーザビームを用いることが好ましい。YAGレーザビームのスポット径d(mm)は、次の(5)式で表すことができる。
d=Dcore×Lf/Lc×DF/100 ・・・(5)
ここで、Dcoreは伝送ファイバケーブルのコア径(mm)、Lfはフォーカスレンズ焦点距離(mm)、Lcはコリメートレンズ焦点距離(mm)、DFはデフォーカス量(%)である。なお、100%≦DF≦可能範囲による上限値であり、デフォーカスなしの場合は、DF=100%として計算される。上記(5)式のとおり、YAGレーザビームのスポット径dは、デフォーカスに加え、光学レンズを交換してLf、Lcを変更することでも容易に調節が可能であるため、調整の自由度が大きい。
そのため、広い範囲においてスポット径dが必要最小スポット径dmin以上になるため、フィラワイヤを用いずに金属板材のレーザ溶接が可能である。また、スポット径dを必要最小スポット径dmin以上にすることができない場合でも、スポット径dを上限値とすることで、フィラワイヤの使用量を低減することが可能であり、生産効率の低下を防ぐことができる。
YAGレーザビームは、特に熱延コイルもしくは酸洗処理を施した熱延コイルの連続プロセスラインでの溶接において顕著な効果を有する。熱延コイルの材質は特に限定されず、例えば極低炭素鋼、低炭素鋼、高張力鋼、高炭素鋼、高Si鋼、ステンレス鋼などを挙げることができる。熱延コイルは通常、板厚tが1.2〜6.0mmと冷間圧延以降のプロセスに比べて厚く、また板幅Lも2000mm前後と広いため、突き合わせ部12(図1参照)の間隙量gが0.2mm以上と大きくなりやすい。これまで一般的に用いられてきた炭酸ガスレーザでは、レーザビーム17(図1参照)のスポット径dが0.2〜0.3mm程度であるため、スポット径dを必要最小スポット径dmin以上にできない場合が発生し、溶接不良を引き起こしやすい。一方、YAGレーザビームでは、光学レンズを適正に選定することにより広い範囲においてスポット径dを必要最小スポット径dmin以上にすることができるため、フィラワイヤを用いずに鋼材11(図1参照)のレーザ溶接が可能である。これにより、溶接不良を防止することができる。
なお、YAG固体励起媒質は、ファイバ状またはディスク状であることが好ましい。これらの励起媒質は、ロッド状のYAG固体励起媒質と同等以上の出力が得られ、本発明に係るレーザ溶接方法が対象としている金属板材の溶接に必要な出力レベルでは、ロッド状のYAG固体励起媒質を用いたYAGレーザビームよりも光品質に優れている。そのため、高速かつ高品質な溶接が可能である。
なお、レーザビームのスポット径dを(5)式のような計算によらず直接測定することも可能である。測定方法の一例としては、被溶接材の位置にアクリル板を置き、レーザビーム17(図1参照)を照射してバーンパターンを取ることにより、被溶接材表面位置でのレーザビームのスポット径dを測定する。
(実施例1)
実施例1では、本発明のレーザ溶接方法を既存のレーザ溶接機に適用し、効果を検証した。レーザ溶接する金属板材には、板厚tが2mm、4mm、6mmの低炭素鋼板(組成比率C:0.05%、Si:0.005%、Mn:0.2%、残部はFe及び不可避的不純物。以下単に「鋼板」という。)を用い、シャー装置で溶接長300mmの切板状に切り出した。そして、溶接される端面を機械加工にて矩形に仕上げ、この端面を突き合わせて間隙量gをフィラーゲージで正確に調整した後にクランプで固定した。間隙量gは、0.10mm〜0.25mmの間において0.05mm間隔で変化させた。この板厚t及び間隙量gを用い、上述した(1)式によりレーザビームの必要最小スポット径dminを求めた。定数は、αを2.5または3.0、βを0.1とした。
レーザ発振源には、出力10kWのファイバレーザ、または同出力の炭酸ガスレーザを用いた。ファイバレーザには、伝送ファイバケーブルのコア径Dcoreが0.2mm、または0.3mmの物を使用し、光学レンズの交換によるLf、Lcの変更、及びデフォーカス量を調整することでスポット径dを変化させた。
以上の条件により、スポット径d、間隙量g及び溶接速度を変えてレーザ溶接を行い、溶接後のビード厚みを調べた。ビード厚みは、ビード厚hbの鋼板の厚さhsに対する割合(hb/hs×100(%))とし、断面観察から求めた。そして、ビード厚みが70%以上であるときを良好とした。表1に結果を示す。なお、表1に記載した以外の条件については、すべて同一とした。
Figure 0005030540
実施例1−1〜1−12では、スポット径dを必要最小スポット径dmin以上としてレーザ溶接をしたところ、すべてにおいてビード厚みが70%以上となった。一方、比較例1−1、1−2ではファイバレーザを用いて、比較例1−3、1−4では炭酸ガスレーザを用いて、スポット径dを必要最小スポット径dmin未満としてレーザ溶接をしたところ、すべてにおいてビード厚みが70%未満となった。これにより、スポット径dを必要最小スポット径dmin以上とすることで、ビード厚みが70%以上となり、良好なビード形状が形成されることが確認できた。
(実施例2)
実施例2では、本発明のレーザ溶接方法により複数種類の鋼板をレーザ溶接した。鋼板には、極低炭素鋼板、低炭素鋼板、高張力鋼板、高炭素鋼板、高Si鋼板、ステンレス鋼板を用いた。これらの鋼板の端面をシャー装置で切断し、突き合わせ部の間隙量gを測定したところ、板厚tが6mmの鋼材で最大の間隙量gは0.24mmであった。この板厚t及び間隙量gを用い、上述した(1)式によりレーザ溶接を可能とするレーザビームの必要最小スポット径dminを求めた。定数は、αを3.0、βを0.1とした。これにより、必要最小スポット径dminは、0.58mmとなった。
レーザ発振源には10kWのファイバレーザを用い、伝送ファイバコア径Dcoreを0.3mm、フォーカスレンズ焦点距離Lfを300mm、コリメートレンズ焦点距離Lcを150mm、デフォーカス量DEを100%とした。これにより、上述した(5)式から計算するとレーザビームのスポット径dは0.60mmであり、必要最小スポット径dmin以上となった。なお、ビード厚みは、上記と同様に70%以上であるときを良好とした。
以上の条件によりレーザ溶接を行ったところ、フィラワイヤを使用することなく、溶接速度4〜10m/minですべての鋼板においてビード厚み70%以上と良好であり、安定した溶接が可能であった。これにより、本発明が材質を問わずに適用可能であることが確認できた。
(実施例3)
実施例3では、図1のレーザ溶接装置10に出力5kWのYAGレーザビームを用い、極低炭素鋼板、低炭素鋼板、高張力鋼板、高炭素鋼板、高Si鋼板、ステンレス鋼板などの鋼板をレーザ溶接した。YAGレーザビームは、伝送ファイバコア径Dcoreを0.3mm、フォーカスレンズ焦点距離Lfを250mm、コリメートレンズ焦点距離Lcを150mm、デフォーカスDFを100〜110%とすることで、レーザビームスポット径の下限値を0.50mm、上限値を0.55mmとした。それぞれの鋼材の板厚tと、間隙量測定装置14で測定された間隙量gから、上述した(1)式によりレーザビームの必要最小スポット径dminを求めた。定数は、αを3.0、βを0.1とした。なお、ビード厚みは、上記と同様に70%以上であるときを良好とした。
必要最小スポット径dminが0.55mm以下の場合にはデフォーカスを実施し、スポット径dを必要最小スポット径dmin以上として、レーザ溶接を行った。必要最小スポット径が0.55mm超の場合にはスポット径dを0.55mmとし、かつフィラワイヤを供給してレーザ溶接を行った。その結果、すべての鋼材でビード厚みが70%以上と良好であった。そのため、フィラワイヤ供給対象が大幅に削減され、フィラワイヤの費用が削減されることを確認できた。また、溶接速度が高速化され、生産能力の向上を実現できた。
なお、上記実施形態及び実施例では、金属板材を鋼板として説明したが、本発明は、アルミニウム、チタンなどの他の金属の板材にも適用可能である。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う金属板材のレーザ溶接方法もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明に係る金属板材の製造方法に用いるレーザ溶接装置を模式的に示した図である。 鋼板の突き合わせ部の平面図である。 スポット径d、間隙量g、板厚t、及び溶接後のビード形状の関係について調査した結果を示す図である。
符号の説明
g 間隙量
10 レーザ溶接装置
11 鋼板
12 間隙部
13 加工ヘッド
14 間隙量測定装置
15 溶接機制御装置
17 レーザビーム

Claims (4)

  1. 金属板材の端面を突き合わせ、突き合わせ部にレーザビームを照射して溶接する金属板材のレーザ溶接方法において、前記レーザビームのスポット径の上限値と下記式で算出される前記レーザビームの必要最小スポット径とを比較し、前記スポット径の上限値が前記必要最小スポット径以上である場合には、前記スポット径を前記必要最小スポット径以上として溶接を行い、前記スポット径の上限値が前記必要最小スポット径未満である場合には、フィラワイヤを添加して溶接を行うことを特徴とする金属板材のレーザ溶接方法。
    min=(α−β・t)・g
    但し、dmin:レーザビームの必要最小スポット径(mm)
    t:金属板材の板厚(mm)
    g:突き合わせ部の間隙量(mm)
    2.5≦α≦3.0、 0≦β≦0.15
  2. 前記レーザビームが、YAG固体励起媒質により発振されることを特徴とする請求項1に記載の金属板材のレーザ溶接方法。
  3. 前記固体励起媒質の形状が、ファイバ状またはディスク状であることを特徴とする請求項に記載の金属板材のレーザ溶接方法。
  4. 金属板材の端面を突き合わせ、突き合わせ部にレーザビームを照射して溶接する金属板材のレーザ溶接装置であって、
    上位PLCと、
    該上位PLCに接続された溶接機制御装置と、
    該溶接機制御装置に接続された間隙量測定装置と、
    を有し、
    前記間隙量測定装置が、前記突き合わせ部の間隙量を測定し、
    前記溶接機制御装置が、
    前記上位PLCから前記金属板材の板厚の情報を取得し、
    該取得した板厚及び前記間隙量に基いて前記レーザビームの必要最小スポット径を下記式により算出し、
    該算出した必要最小スポット径と前記レーザビームのスポット径の上限値とを比較し、
    前記スポット径の上限値が前記必要最小スポット径以上である場合には、前記スポット径を前記必要最小スポット径以上として溶接を行い、
    前記スポット径の上限値が前記必要最小スポット径未満である場合には、フィラワイヤを添加して溶接を行うことを特徴とする、金属板材のレーザ溶接装置。
    min =(α−β・t)・g
    但し、d min :レーザビームの必要最小スポット径(mm)
    t:金属板材の板厚(mm)
    g:突き合わせ部の間隙量(mm)
    2.5≦α≦3.0、 0≦β≦0.15
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