JP5030310B2 - 光電変換装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置、及び半導体装置の製造方法に係わり、特にTFTを用いた液晶パネルや光電変換装置として好適に用いられる半導体装置、及び半導体装置の製造方法に係わる。
近年、TFTを用いたパネルの大判化が急速に進んでいる。TFTを用いた液晶パネルの製造技術の発展や、光電変換素子を有するエリアセンサーの各分野への利用(例えば、X線撮像装置)の影響によるものである。また、その大判化の流れとともに、パターンピッチの微細化が進んでいる。これに伴い、パネル製造工程における歩留まりの低下がおこっている。その原因として、次のようなことが考えられる。
(1)パネルの大判化が進むにつれ、パネルあたりの配線距離が増加し、断線確率があがった。
(2)パネルの微細化が進むにつれ、パネルあたりのTFTや配線クロス部の面積が増加したため、ショートの確率があがった。
(3)静電気破壊(ESD)の発生。パネルサイズの大判化によりパネルとの接触部の面積が大きくなり、静電気の摩擦帯電、剥離帯電量が増加し、かつ、均一で即座な除電が難しくなっている。そして、パターンピッチの微細化により上下のパターンクロス部数が増加することから、ESDによる不良発生確率が上がった。
これらの原因のうち、(3)にあげたパネルのESDに対しては、共通電極バイアスライン(Vs line)、ゲートライン(Vg line)、もしくは、共通電極バイアスライン(Vs line)、ゲートライン(Vg line)、転送ライン(Sigline)を金属ラインにより接続し、各ラインを接続することが有効であるが、これら接続された各ラインは途中工程で分離することが求められる。この分離はたとえばダイヤモンド粒子を樹脂材料で固めたブレードを用いたパネルスライス工程で行うことができるが、金属配線部の切断を行うことにより、金属部のカケ(チッピング)による配線異常や、金属部の伸びによる金属配線間のショート、また、スライス時の水や熱による金属の疲労や腐食における信頼性に影響を及ぼすなどの問題が出てくる場合がある。
本発明は、TFTマトリックスパネルを有する半導体装置において、製造工程における静電気破壊(ESD)を効果的に防止することができ、より歩留まり向上を実現できる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明は、配線ライン間に所望の抵抗を挿入して、つまり、ライン間を所望の抵抗接続してスライス工程による分離工程を必ずしも必要とせず、分離工程が必要な場合も金属配線のない部分で行なうことが可能になる半導体装置を提供することを目的とする。また、金属導体部分のスライス工程による分離で生じる問題を生ずることなく静電気破壊を防止することができる半導体装置を提供することを目的とする。
加えて、本発明は各配線間が抵抗を介して電気的に接続されているため、その静電気破壊の防止効果が最終的な装置内への設置まで充分に効果を発揮することができる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面に係る光電変換装置は、第1の電極及び第2の電極をそれぞれ有する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子のうち対応する光電変換素子の第1の電極にソース及びドレインの一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタと、前記複数の薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続された複数のゲートラインと、隣接する2つの前記ゲートラインのうちの一方のゲートラインに接続された一端と他方のゲートラインに接続された他端とをそれぞれ有する複数の第1の抵抗と、が配されたマトリックスパネルと、前記複数のゲートラインのそれぞれへ電圧を供給する第1のドライバと、前記複数のゲートラインと前記第1のドライバとの間に接続された複数の第2の抵抗と、を有する光電変換装置であって、前記第1の抵抗の値Rsは、前記薄膜トランジスタのスレッショルド電圧をVth、前記薄膜トランジスタをオンさせるために前記第1のドライバにより印加される電圧の値をVgh、前記薄膜トランジスタをオフさせるために前記第1のドライバにより印加される電圧の値をVgl、前記第2の抵抗の値をRoとするとき、Rs>(Vgl+Vgh−2Vth)Ro/(Vth−Vgl)を満たすことを特徴とする。
本発明の半導体装置は、前記共通電極バイアスライン(Vs line)と前記複数のゲートライン(Vg line)、もしくは、前記共通電極バイアスラインと前記複数のVg lineと前記複数の転送ライン(Sigline)を接続することを可能とするものであり、パネル製造工程の静電気の発生に対し、前記共通電極バイアスラインと前記複数のゲートライン、もしくは、前記共通電極バイアスラインと前記複数のゲートラインと前記複数の転送ラインを同電位に保つことにより、前記接続された各ライン間の静電気破壊(ESD)の防止を可能とし、歩留まりの向上を図るものである。
また、本発明の半導体装置は、ライン間にある抵抗を持たして接続することにより、スライス工程において分離する必要をなくすことを可能とし、また、スライス工程において分離する際は、半導体層においてスライスすることにより前記信頼性の問題を除去することを可能とするものである。
以上に説明したように、本発明によれば、TFTマトリックスパネルを用いた半導体装置において、製造工程における静電気破壊(ESD)を効果的に防止することができ、より歩留まり向上を実現できる。
本発明によれば、配線ライン間に所望の抵抗を挿入してある、つまり、ライン間を所望の抵抗接続しているため、スライス工程による分離工程を必ずしも必要とせず、分離工程が必要な場合も金属配線のない部分で行なうことが可能となる。したがって、金属導体部分のスライス工程による分離で生じる問題を生ずることなく静電気破壊を防止することができる。
加えて、本発明によれば各配線間が抵抗を介して電気的に接続されているため、その静電気破壊の防止効果は最終的な装置内への設置まで充分に効果を発揮することができる。
本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的等価回路図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的平面図である。 (a)、(b)は動作の一例を説明するための等価回路図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的等価回路図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的平面図である。 スライス部の一例を示す模式的断面図である。 スライス部の一例を示す模式的断面図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的等価回路図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的平面図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的平面図である。 本発明の半導体装置の一例を説明するための概略的平面図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
〔実施例1〕以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例に関わる半導体装置の概略的な等価回路図であり、図2は本実施例の半導体装置におけるスライス工程前の概略的等価回路とスライス位置を示す概略的平面図である。
図1に示すように、本実施例の半導体装置は、パネルスライス後のTFTマトリックスパネル1、ドライバ(Driver)2、信号処理ICまたはソースドライバ(Source Driver)3、共通電極ドライバ(Driver)4を有する。また、c11,c12,・・・はコンデンサであり、不図示の光電変換素子により発生した電子と正孔とを、バイアスを印加することにより分離した状態を表している。また、t11,t12,・・・はTFTであり、光電変換素子により発生した電荷を転送する際のスイッチ素子の役割を果たす。
光電変換素子部は、たとえば絶縁基板上にアルミ、クロムなどを真空蒸着等の方法で形成される下部電極と、電子、ホール両方の通過を阻止する窒化シリコンや酸化シリコンで形成される絶縁層、水素化アモルファスシリコンの真性半導体層で形成される半導体層、ホールの注入を阻止するアモルファスシリコンのn+層で形成される注入阻止層、アルミを真空蒸着等の方法で形成される絶縁層を順に有している。
共通電極バイアスラインVs lineは2系統から制御され、各系統間は抵抗Rvs-vsにより接続されている。各ゲートラインVg line間は抵抗Rsにより接続され、また共通電極バイアスラインVslineとゲートラインVg line間は抵抗Rvs-gにより接続されている。
第1ラインのゲートラインVg lineを選択する場合、ドライバ2のDr.1には、TFT(t11,t21,t31,・・・)のオン電圧Vghがかかり、ドライバ2のDr.2及びDr.3はTFTのオフ電圧Vglがかかっている。各ドライバDr.1〜Dr.3から一番目のTFT(t11,t12,t13,・・・)のゲート電極に至るまでに、抵抗Roを配置し、各ゲートラインVgline間は半導体層による抵抗Rsで接続する。ここで、抵抗RsはTFTのスレッショルド電圧をVthとすると、Dr.2の一番目のTFT(t12)のゲート電極にかかる電圧がこのVthより低くなるような抵抗値とする。こうすれば、第1ラインのゲートラインVglineを除く他のラインのTFTがオンすることはない。
以下に、半導体層による抵抗Rsを求める。今、ドライバ2のDr.1には、TFT(t11,t21,t31,・・・)のオン電圧Vghがかかり、それ以外にはTFTのオフ電圧Vglがかかっている。第1ラインと第2ラインのゲートラインVglineだけを考えると、図3(a)のような等価回路となり、a点の電位Vaは、
Va=Vgl+(Vgh−Vgl)・Ro/(Rs+2Ro)
となる。
また、第1ライン〜第3ラインのゲートラインVg lineを考えると、図3(b)のような等価回路となり、a点の電位Va′は、
Va′=Vgl+(Vgh−Vgl)・R/(Rs+Ro+R)
となる。ここで、R=Ro(Rs+Ro)/(Rs+2Ro)である。
Va−Va′=(Vgh−Vgl)・Ro/(Rs+2Ro)−(Vgh−Vgl)・R/(Rs+Ro+R)>0
なので、Va>Va′となり、第1ライン〜第nラインのゲートラインVg lineを考えても図3(a)中のa点の電位はゲートラインVg lineが増えるごとに低下していく。そして、一つ前のゲートラインVglineの電位よりも次のラインのゲートラインVg lineの電位の方が低くなる(例えば図3(b)中のb点の電位VbはVa′>Vbとなる。)。したがって、Va<Vthとなるように抵抗Rsを設定すれば、ゲートラインVglineの数に係わらず、第2ライン以降のゲートラインVglineにかかる電圧がVthより低くなる。
すなわち、抵抗Rsは、
Vgl+(Vgh−Vgl)Ro/(Rs+2Ro)<Vth
となるような値を持たせる。上式より、
Rs>(Vgl+Vgh−2Vth)Ro/(Vth−Vgl)
なる抵抗Rsを持たせた場合、各ドライバーに接続され、かつDr.1の駆動電圧に対し、Dr.2、Dr.3、・・・に接続されたすべてのTFTは、ゲート電極の電位がVthより小さくなるためオフの状態となり、各Vglineを接続し、かつ制御が可能となる。
本実施例で、Vgl≒−5V、Vgh≒15V、Vth≒2V、Ro≒100Ωとしたときに、抵抗Rsは、
Rs>85.7Ω
であればよいことになる。ただし、製造工程のバラツキやマージンを考慮するとRsは1MΩ程度が好ましい。
また、抵抗Rvs-gの抵抗値の範囲は次の通りである。
Vslineのバイアスに関しては、半導体層の光吸収による電子または正孔の蓄積時の共通電極バイアス(蓄積バイアス)は9Vであり、また蓄積された電子または正孔の除去時のリフレッシュバイアス(除去バイアス)は3Vである。このため、Vgline(Vgh=15V,Vgl=−5V)とVs lineとのバイアス差は、最大で14Vであり、Vg line間のバイアス差(Vgh−Vgl=20V)と比較すると小さいため、Vslineのバイアス印加部とVg lineのバイアス印加部との間の抵抗Rvs-gがRs+Roより大きければ、Rvs-gにより接続されているVg lineにより駆動しているTFTが、VglineにVghのバイアスを印加した際はTFTが駆動し、Vglのバイアスを印加した際はTFTがスレッショルド電圧まで到達せず、TFTがオフとなる。つまり、ESD対策として、抵抗Rvs-gはVglineの駆動を考慮すると、
Rvs-g>Rs
を満たす抵抗を持たせることにより正常に駆動する。
また、Vs lineの駆動に関しては、ESD対策の接続による印加バイアスのバイアス変動がVg lineとVs line間のバイアス差の1%より小さい範囲では正常に駆動することが確認された。よって、Rvs-gは、
Rvs-g>100×Ro
を満たす範囲においては、バイアス変動を1%程度より小さく抑え、正常に駆動することができる。
よって、Rvs-gに関しては、
Rvs-g>Rs、かつ、Rvs-g>100×Ro
であることが好ましい。
本実施例では、
Rvs-g>10kΩ
であればよいことになる。
Rvs-vsに関しても同様で、2系統別駆動(別々のバイアスを印加)において、Rvs-vsの接続によるバイアス変動が2系統別駆動のVsline間のバイアス差の1%より小さければ正常に駆動するため、Rvs-vsは、
Rvs-vs>100×Ro
であればよい。
本実施例では、
Rvs-vs>10kΩ
であればよいことになる。
本実施例では上記式を満足するようにRvs-g、Rvs-vsを10MΩとすることにより、Vs lineの各系統と各Vg lineを制御可能としている。
これにより、パネルスライス後のパネル製造工程において発生する静電気に対し、各系統の共通電極バイアスラインVs lineと各ゲートラインVg lineの帯電電位差によるパネルのESDがなくなり、歩留まりの向上につながる。
図2は本実施例のTFTマトリックスパネルのスライス前の等価回路である。
共通電極バイアスラインVs lineは2系統から制御され、各系統間は抵抗Rvs-vsにより接続されている。各ゲートラインVg line間は抵抗Rsにより接続され、各転送ラインSigline間は抵抗Rs-sにより接続され、また共通電極バイアスラインVs lineとゲートラインVg line間は抵抗Rvs-gにより接続されている。これにより、TFTパネルにおける全Vgline、全Vs line、そして全Sig lineは電気的に接続されており、常に同電位が保たれることになる。このため、パネル製造工程において発生する静電気に対し各配線の帯電電位差によるパネルのESDがなくなり、歩留まりの向上につながる。
また、光電変換素子により発生した電荷の転送用である配線(Sig line)は、パネルスライス工程までは半導体層により接続されており、パネルのスライスとともに各ラインが分離される。
〔実施例2〕以下、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。図4は本発明の第2の実施例に関わる半導体装置の概略的等価回路であり、図5は本実施例の半導体装置のスライス工程前の概略的等価回路とスライス位置を示す。
図4は本実施例2の半導体装置であり、パネルスライス後のTFTマトリックスパネル1とドライバ(Driver)2、信号処理ICまたはソースドライバ(Source Driver)3、共通電極ドライバ(Driver)4からなる。また、c11,c12…はコンデンサであり、液晶部を表している。また、t11,t12…はTFTであり、SourceDriverから液晶に電界強度を与える際のスイッチ素子の役割を果たす。共通電極バイアスラインVs lineは2系統から制御され、各系統は電気的に分離されている。また、全Vgline、全Vs line、及び全Sig lineも同様に電気的に分離されている。
図5は本実施例2のTFTマトリックスパネルのスライス前の概略的等価回路である。
共通電極バイアスラインVs lineは2系統から制御されている。各系統の共通電極バイアスラインVs lineと各ゲートラインVg lineと各転送ラインSiglineは各半導体層に接続されており、前記各半導体層は、前記複数のTFTと複数のコンデンサが配置されている素子が形成されている領域の外周部に配置された金属配線により接続されている。
図6はパネルスライス部の一例を示す模式的断面図で、絶縁基板5上に半導体層6と金属配線7が形成されているパネルをTFTマトリックス配置側を半導体層部(スライス領域8)でスライスしている様子を表す図である。図5における各系統のVs lineと各Vg lineと各Sig lineと接続されている各半導体層部で図6のようにスライス領域8でスライスすることにより各ラインが分離される。
図7はパネルスライス後のスライス部の断面図である。TFTマトリックス側は半導体層部によりスライスされている。9はスライス端部を示している。
〔実施例3〕以下、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。図8は本発明の第3の実施例に関わる半導体装置の概略的等価回路である。
図8は本実施例3の半導体装置であり、パネルスライス後のTFTマトリックスパネル1、ドライバ(Driver)2、信号処理ICまたはソースドライバ(Source Driver)3、共通電極ドライバ(Driver)4からなる。また、c11,c12…はコンデンサであり、光電変換素子により発生した電子と正孔とを、バイアスを印加することにより分離された状態を表している。また、t11,t12…はTFTであり、光電変換素子により発生した電荷を転送する際のスイッチ素子の役割を果たす。
Vslineは2系統から制御され、各系統のVs lineには配線抵抗低減のために、共通電極ドライバーから複数の配線を通じてバイアスを印加している。またVslineの各系統間は抵抗Rvs-vsにより接続されている。各Vg line間は抵抗Rsにより接続され、またVs lineとVg line間はRvs-gにより接続されている。
Dr.1には、TFT(t11,t21,t31…)のオン電圧Vghがかかり、Dr.2及びDr.3はTFTのオフ電圧Vglがかかっている。各ドライバから一番目のTFTのゲート電極に至るまでに抵抗をRo配置し、各Vglineは半導体層により抵抗Rsで接続されている。ここで、RsはTFTのスレッショルド電圧をVthとすると、Dr.2の一番目のTFT(t12)のゲート電極にかかる電圧がこのVthより低い抵抗とする。
以下に半導体層による抵抗Rsを求める。実施例1で説明したように、
Vgl+(Vgh−Vgl)Ro/(Rs+2Ro)<Vth
上記式より、
Rs>(Vgl+Vgh−2Vth)Ro/(Vth−Vgl)
なるRsを持たせた場合、各ドライバーを接続し、かつDr.1の駆動電圧に対し、Dr.2、Dr.3、・・・に接続されたすべてのTFTは、ゲート電極の電位がVthより小さくなるためオフの状態となり、各Vglineを接続し、かつ制御が可能となる。
本実施例では、Vgl≒−5V、Vgh≒15V、Vth≒2V、Ro≒100Ωであり、
Rs>85.7Ω
を満たす1MΩとする。
また、Rvs-gの抵抗値の範囲は次のようになった。
Vslineのバイアスに関しては、転送するもしくはされる電子または正孔の蓄積時の共通電極バイアス(蓄積バイアス)は9Vであり、また転送後の蓄積された電子または正孔の除去時のリフレッシュバイアス(除去バイアス)は3Vである。このため、Vgline(Vgh=15V,Vgl=−5V)とVs lineとのバイアス差は、最大で14Vであり、Vg line間のバイアス差(Vgh−Vgl=20V)と比較すると小さいため、Vslineのバイアス印加部とVg lineのバイアス印加部との間の抵抗Rvs-gがRs+Roより大きければ、Rvs-gにより接続されているVg lineにより駆動しているTFTが、VglineにVghのバイアスを印加した際はTFTが駆動し、Vglのバイアスを印加した際はTFTがスレッショルド電圧まで到達せず、TFTがオフとなる。つまり、ESD対策として、抵抗Rvs-gはVglineの駆動を考慮すると、
Rvs-g>Rs
を満たす抵抗を持たせることにより正常に駆動する。
また、Vs lineの駆動に関しては、ESD対策の接続による印加バイアスのバイアス変動がVg lineとVs line間のバイアス差の1%より小さい範囲では正常に駆動することが確認された。よって、Rvs-gは、
Rvs-g>100×Ro
を満たす範囲においては、バイアス変動を1%程度より小さく抑え、正常に駆動する。
よって、Rvs-gに関しては、
Rvs-g>Rs、かつ、Rvs-g>100×Ro
であることが好ましい。
Rvs-vsに関しても同様で、2系統別駆動(別々のバイアスを印加)において、Rvs-vsの接続によるバイアス変動が2系統別駆動のVsline間のバイアス差の1%より小さければ正常に駆動するため、Rvs-vsは、
Rvs-vs>100×Ro
であればよい。
本実施例では、上記の式を満たすように、Rvs-g、Rvs-vsを10MΩとすることにより、Vs lineの各系統と各Vg lineを制御可能としている。
これにより、パネルスライス後のパネル製造工程において発生する静電気に対し、各系統のVs lineと各Vg lineの帯電電位差によるパネルのESDがなくなり、歩留まりの向上につながる。
〔実施例4〕以下、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。図9は本発明の第4の実施例に関わる半導体装置の概略的等価回路である。
c11,c12…はコンデンサであり、光電変換層により発生した電荷を転送する際のスイッチ素子の役割を果たす。
Vslineは2系統から制御され、Vs lineの各系統間は抵抗Rvs-vsにより接続されている。各Vg line間は抵抗Rs により接続され、また、VslineとVg line間はRvs-gにより接続されている。
各配線には検査パッド10が設けられており、パネル検査時にプローブなどを通じてバイアス電圧を印加することができ、電気実装前の検査工程により良品/不良品の判定をすることが可能となっている。
Dr.1には、検査パッドよりTFT(t11,t21,t31,…)のオン電圧Vghを印加しており、Dr.2及びDr.3はTFTのオフ電圧Vglを印加している。各検査パッド部から一番目のTFTのゲート電極にいたるまでに抵抗Roを配置し、各Vglineは半導体層により抵抗Rsで接続されている。ここで、RsはTFTのスレッショルド電圧をVthとすると、Dr.2の一番目のTFT(t12)のゲート電極にかかる電圧がこのVthより低い抵抗となる十分に高い抵抗Rsを持たせる。本実施例においてはRs=1MΩとする。
また、Rvs-gの抵抗値は、Vg line−Vs lineのバイアス差とVgh−Vglのバイアス差を考慮すると
Rvs-g>Rs
を満たす抵抗を持たせることにより正常に駆動する。
また、Vs lineの駆動に関しては、ESD対策の接続による印加バイアスのバイアス変動がVg lineとVs line間のバイアス差の1%より小さい範囲では正常に駆動することが確認された。よって、Rvs-gは、
Rvs-g>100×Ro
を満たす範囲においては、バイアス変動を1%程度より小さく抑え、正常に駆動する。
よって、Rvs-gに関しては、
Rvs-g>Rs、かつ、Rvs-g>100×Ro
であることが好ましい。
Rvs-vsに関しても同様で、
Rvs-vs>100×Ro
であればよい。
本実施例では、上記式を満たす十分に高い抵抗値として、Rvs-g、Rvs-vsを10MΩとすることにより、Vs lineの各系統と各Vg lineを制御可能としている。
ここで、検査パッドを用いてパネル検査を行うにあたり、全パッドを一括に測定することが困難で、特定のブロックごとの測定を複数回行い1枚のパネルを検査する場合、次のような現象が起こることがある。
図9のように、検査領域がDr.1〜3、未検査領域がDr.4〜において、Dr.1にTFTのオン電圧Vgh、Dr.2、3にTFTオフ電圧Vglが印加された場合は、Dr.4以降の電気的にフローティング電位であるVglineには、Dr.3のリーク電流により電圧が決定するため、各Vg lineはTFTのオフ電圧となり、Dr.1に接続された光電変換素子の検査を行うことができる。しかし、図10の概略的回路図に示されるように、Dr.1,2がTFTのオフ電圧Vgl、Dr.3がTFTのオン電圧Vghとなった場合、Dr.4以降の電気的にフローティング電位であるVglineは、Dr.3のリーク電流によりTFTのオン電圧となるため、結果Dr.3に接続された光電変換素子の検査ができなくなる。つまり、Dr側の検査領域の端部の電圧が、未検査領域側にリークすることにより検査領域端部の光電変換素子の評価が不可となる現象が発生することがある。
これに対し、本実施例4では図11の概略的回路に示されるように検査領域と未検査領域となるブロックの境界に定常的にVglもしくはGND電位をプローブから供給できるダミーパッド部11を設けることにより、未検査領域のVg lineの電位をダミーパッドからのリーク電流で制御し、VglもしくはGND電位とし、未検査領域のTFTをオフ電圧で維持する。結果、ブロックごとの検査においても、静電気対策として設けた抵抗Rsを有する配線のリーク電流が問題とならず、検査可能となる。
また、これにより、パネルスライス後のパネル製造工程において発生する静電気に対し、各系統のVs lineと各Vg lineの帯電電位差によるパネルのESDがなくなり、歩留まりの向上につながり、かつ、検査工程特有の問題をも除去できる。

Claims (10)

  1. 第1の電極及び第2の電極をそれぞれ有する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子のうち対応する光電変換素子の第1の電極にソース及びドレインの一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタと、前記複数の薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続された複数のゲートラインと、隣接する2つの前記ゲートラインのうちの一方のゲートラインに接続された一端と他方のゲートラインに接続された他端とをそれぞれ有する複数の第1の抵抗と、が配されたマトリックスパネルと、
    前記複数のゲートラインのそれぞれへ電圧を供給する第1のドライバと、
    前記複数のゲートラインと前記第1のドライバとの間に接続された複数の第2の抵抗と、
    を有する光電変換装置であって、
    前記第の抵抗の値Rsは、前記薄膜トランジスタのスレッショルド電圧をVth、前記薄膜トランジスタをオンさせるために前記第1のドライバにより印加される電圧の値をVgh、前記薄膜トランジスタをオフさせるために前記第1のドライバにより印加される電圧の値をVgl、前記第の抵抗の値をRoとするとき、
    Rs>(Vgl+Vgh−2Vth)Ro/(Vth−Vgl)
    を満たすことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記マトリックスパネルは、前記複数の光電変換素子の第2の電極に接続されたバイアスラインと、前記バイアスラインに接続された一端と前記ゲートラインに接続された他端とを有する第3の抵抗とを更に有し、
    前記光電変換装置は、前記バイアスラインを通じて前記複数の光電変換素子にバイアスを供給する第2のドライバと、前記バイアスラインと前記第2のドライバとの間に接続された第4の抵抗と、を更に有し、
    前記第4の抵抗の値をRoとするとき、前記第の抵抗の値Rvs-gは、
    Rvs-g>Rs、かつ、Rvs-g>100Ro
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  3. 前記マトリックスパネルは、前記バイアスラインを複数有し、複数の前記バイアスラインの間に接続された第5の抵抗がに配されており
    前記第5の抵抗の値Rvs-vsは、
    Rvs-vs>100Ro
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  4. 前記第1の抵抗と前記第の抵抗との少なくとも一方は、半導体層を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の光電変換装置。
  5. 前記マトリックスパネルは、前記複数の薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方に電気的に接続された複数の転送ラインを更に有し、
    前記光電変換装置は、前記複数の転送ラインに接続され、前記複数の転送ラインにより転送された信号を処理する信号処理ICを更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光電変換装置。
  6. 第1の電極及び第2の電極をそれぞれ有する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子のうち対応する光電変換素子の第1の電極にソース及びドレインの一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタと、前記複数の薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続された複数のゲートラインと、が配されたマトリックスパネルと、前記複数のゲートラインのそれぞれへ電圧を供給する第1のドライバとを有する光電変換装置の製造方法であって、
    隣接する2つの前記ゲートラインのうちの一方のゲートラインに接続された一端と他方のゲートラインに接続された他端とをそれぞれ有する複数の第1の抵抗を配する第1のステップと、
    前記第1のドライバを複数の第2の抵抗を介して前記複数のゲートラインに接続する第2のステップと、
    を有し、
    前記第1の抵抗の値Rsは、前記薄膜トランジスタのスレッショルド電圧をVth、前記薄膜トランジスタをオンさせるために前記第1のドライバにより印加される電圧の値をVgh、前記薄膜トランジスタをオフさせるために前記第1のドライバにより印加される電圧の値をVgl、前記第2の抵抗の値をRoとするとき、
    Rs>(Vgl+Vgh−2Vth)Ro/(Vth−Vgl)
    を満たすことを特徴とする製造方法。
  7. 前記マトリックスパネルは、前記複数の光電変換素子の第2の電極に接続されたバイアスラインを更に有し、
    前記光電変換装置は、前記バイアスラインを通じて前記複数の光電変換素子にバイアスを供給する第2のドライバを更に有し、
    前記第1のステップは、前記バイアスラインに接続された一端と前記ゲートラインに接続された他端とを有する第3の抵抗を更に配し、
    前記第2のステップは、前記第2のドライバを第4の抵抗を介して前記バイアスラインに接続するステップを更に有し、
    前記第4の抵抗の値をRoとするとき、前記第3の抵抗の値Rvs-gは、
    Rvs-g>Rs、かつ、Rvs-g>100Ro
    を満たすことを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記マトリックスパネルは、前記バイアスラインを複数有しており、
    前記第1のステップは、複数の前記バイアスラインの間に接続された第5の抵抗を更に配し、
    前記第5の抵抗の値Rvs-vsは、
    Rvs-vs>100Ro
    を満たすことを特徴とする請求項7に記載の製造方法
  9. 前記マトリックスパネルは、前記複数の薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方に電気的に接続された複数の転送ラインを更に有し、
    前記第1のステップは、前記複数の転送ラインのうちの1つの転送ラインと前記バイアスラインとの間と、前記複数の転送ラインの間とに半導体層を配することにより、前記バイアスラインと前記複数の転送ラインとを電気的に接続するステップを含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記光電変換装置は、前記複数の転送ラインにより転送された信号を処理する信号処理ICを更に有し、
    前記第2のステップは、
    前記第1のステップにおいて電気的に接続された前記バイアスラインと前記複数の転送ラインとを電気的に分離するステップと、
    前記信号処理ICを前記複数の転送ラインに接続するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
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