JP5029837B2 - ベアリングハウジング - Google Patents

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本発明は、油排出路をもつベアリングハウジングに関する。
図5は、下記特許文献1に開示された従来の過給機50の構造を示す断面図である。図5において、タービンインペラ51とコンプレッサインペラ52が回転軸53によって連結されて一体的に回転する。タービンインペラ51はタービンハウジング54内に収容され、コンプレッサインペラ52はコンプレッサハウジング55内に収容されており、タービンハウジング54とコンプレッサハウジング55との間にはベアリングハウジング56が配置されている。
ベアリングハウジング56内に形成された軸貫通穴57には、ラジアル軸受(フローティングメタル)58が配置されており、このラジアル軸受58によって回転軸53が回転自在に支持されている。ラジアル軸受58には、給油路59を経由して潤滑油が供給される。ラジアル軸受58を潤滑した潤滑油は軸貫通穴57の両側から排出される。
またベアリングハウジング56内には、軸貫通穴57の両側から排出された潤滑油を、ベアリングハウジング56の下部に設けられた排出口60まで導く油排出路61が形成されている。この油排出路61は、軸貫通穴57の両端から半径方向に広がる2つの端部油路62,63と、各端部油路62,63からの潤滑油を集めて下部の排出口60まで導く下部油路64とから構成される。
特開2002−70570号公報
上述したベアリングハウジング50において、端部油路62,63の近傍には軸シール部65,66が設けられている。しかしながら、従来の端部油路62,63では、軸受58側から端部油路62,63に排出された潤滑油が軸シール部65,66へ行きやすいという問題がある。また、油排出路の体積が油量に対して十分でない場合には、潤滑油の排出性能が不足することでタービン側あるいはコンプレッサ側への油漏れが発生するという問題がある。
またベアリングハウジング50の鋳造後の鋳砂残りの検査において、排出口から検査ワイヤーを挿入するときに、検査ワイヤーを油排出路61の最奥部まで挿入することが困難であるために、鋳砂残りが検査で発見されにくいという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、シール部における油漏れに対する耐性を向上させることができとともに、鋳造後の鋳砂残りの検査精度を向上させることができるベアリングハウジングを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の油排出路形成用中子とこれを用いたベアリングハウジングの製造方法は、以下の技術的手段を採用する。
すなわち、本発明は、回転軸を支持する軸受を通すための軸貫通穴と、該軸貫通穴の両端から排出される潤滑油を受け入れて下部から排出するための油排出路と備え、前記油排出路が、軸貫通穴の両端にそれぞれ連結し該軸貫通穴の両端から半径方向に広がり軸貫通穴からの潤滑油を受け入れる2つの端部油路と、各端部油路からの潤滑油を集めて下部の排出口まで導く下部油路とを有するベアリングハウジングにおいて、前記2つの端部油路の少なくとも一方の左右両側に、他方の端部油路側に向かって延びる側方拡張油路が連結されており、前記側方拡張油路は、高さ方向の全体にわたって、当該側方拡張油路が連結された前記端部油路の上端部と、前記排出口の中心部とを結ぶ線分よりも、他方の端部油路側の位置まで延びている、ことを特徴とする。
上記の本発明の構成によれば、端部油路の左右両側に側方拡張油路が連結されているので、軸受側から端部油路に排出された潤滑油が軸シール部へ行かずに排出口へ行きやすくなるとともに、油排出路の体積も増えることで潤滑油の排出性能が向上するので、シール部における油漏れに対する耐性を向上させることができる。
また、ベアリングハウジングの鋳造後に鋳砂残りの検査を行う際に、排出口から検査ワイヤーを挿入し、側方拡張油路に通すことで、最奥部まで検査ワイヤーを容易に挿入できるので、検査精度が向上する。
本発明のベアリングハウジングによれば、シール部における油漏れに対する耐性を向上させることができとともに、鋳造後の鋳砂残りの検査精度を向上させることができる
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかるベアリングハウジング10の断面図である。図1の構成例において、ベアリングハウジング10は、過給機用として構成されており、左側がタービン側、右側がコンプレッサ側である。また、図1において符号aで示す一点鎖線は、過給機の回転軸の回転軸心である。
図1において、ベアリングハウジング10は、回転軸を支持する軸受を通すための円筒状の軸貫通穴17と、軸貫通穴17の両端から排出される潤滑油を受け入れて下部から排出するための油排出路11と備える。
図1においてベアリングハウジング10には、さらに、軸貫通穴17につながる潤滑油供給路21と、タービン側に貫通して回転軸を通すための穴16と、冷却液を流すための冷却液流路19とが形成されている。過給機として組み立てられた場合、従来と同様に、上記の穴16には、回転軸との間から潤滑油が漏れるのを防止するための軸シール部が設けられるとともに、コンプレッサ側の端部油路13には、スラスト軸受、コンプレッサ側軸シール部などが設けられる。
図2は、本実施形態のベアリングハウジング10における油排出路11の中空形状を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、油排出路11は、軸貫通穴17の両端にそれぞれ連結し軸貫通穴17の両端から半径方向に広がり軸貫通穴17からの潤滑油を受け入れる2つの端部油路12,13と、各端部油路12,13からの潤滑油を集めて下部の排出口15まで導く下部油路14とを有する。下部油路14は、2つの端部油路12,13の間に形成されている。
ベアリングハウジング10において、タービン側の端部油路12の左右両側に、コンプレッサ側に向かって延びる側方拡張油路22が連結されている。図1に示すように、側方拡張油路22は、高さ方向の全体にわたって、タービン側の端部油路12の上端部(図1のA点)と、排出口15の中心部(図1のB点)とを結ぶ線分よりも、コンプレッサ側の端部油路13側の位置まで延びている。
ベアリングハウジング10の油排出路は、上記のように構成されているので、軸貫通穴17から排出された潤滑油は、2つの端部油路12,13、側方拡張油路22及び下部油路を通って、排出口から排出される。
上述した本発明のベアリングハウジング10によれば、端部油路12の左右両側に側方拡張油路22が連結されているので、軸受側から端部油路12に排出された潤滑油が軸シール部へ行かずに排出口15へ行きやすくなるとともに、油排出路11の体積も増えることで潤滑油の排出性能が向上するので、軸シール部における油漏れに対する耐性を向上させることができる。
また、上記のベアリングハウジング10は鋳造によって製作されるが、鋳造後に鋳砂残りの検査を行う際に、図1に示すように、排出口15から検査ワイヤー18を挿入し、側方拡張油路22に通すことで、最奥部まで検査ワイヤー18を容易に挿入できるので、検査精度が向上する。
図3は、本発明の第2実施形態にかかるベアリングハウジング10の断面図である。図3の構成例において、ベアリングハウジング10は、過給機用として構成されており、左側がタービン側、右側がコンプレッサ側である。また図4は、本実施形態のベアリングハウジング10における油排出路11の中空形状を示す斜視図である。
図3において、ベアリングハウジング10は、回転軸を支持する軸受を通すための軸貫通穴17と、軸貫通穴17の両端から排出される潤滑油を受け入れて下部から排出するための油排出路11と備える。
油排出路11は、軸貫通穴17の両端にそれぞれ連結し軸貫通穴17の両端から半径方向に広がり軸貫通穴17からの潤滑油を受け入れる2つの端部油路12,13と、各端部油路12,13からの潤滑油を集めて下部の排出口まで導く下部油路14とを有する。
ベアリングハウジング10において、タービン側の端部油路12の左右両側に、コンプレッサ側に向かって延びる側方拡張油路22が連結されている。図3に示すように、側方拡張油路22は、高さ方向の全体にわたって、タービン側の端部油路12の上端部(図3のA点)と、排出口の中心部(図3のB点)とを結ぶ線分よりも、コンプレッサ側の端部油路13側の位置まで延びている。
またベアリングハウジングには、第1実施形態と同様に、潤滑油供給路21と、穴16と、冷却液流路19とが形成されている。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様に、側方拡張油路22によって潤滑油の排出性能が向上するので、軸シール部における油漏れに対する耐性を向上させることができる。また、最奥部まで検査ワイヤーが挿入しやすくなるので、鋳造後における鋳砂残りの検査精度が向上する。
本実施形態が上述した第1実施形態と異なるのは、タービン側の端部油路12の上部に、コンプレッサ側へ延びる上方拡張油路23が連結されている点である。
本実施形態によれば、第1実施形態の構成に対して、さらに上方拡張油路23が追加されているので、タービン側の軸シール部への潤滑油の飛散量が低減されるともに、油排出路11の体積がより増えることで潤滑油の排出性能が一層向上する。したがって、軸シール部における油漏れに対する耐性を更に向上させることができる。
なお、上述した第1及び第2の本実施形態では、タービン側に側方拡張油路22を設けた構成例を示したが、同様の側方拡張油路22をコンプレッサ側に設けても良い。第2本実施形態では、タービン側に上方拡張油路23を設けた構成例を示したが、同様の上方拡張油路23をコンプレッサ側に設けても良い。
また、第1及び第2の実施形態では、過給機用のベアリングハウジング10として説明したが、同様の油排出路構造をもつ他の回転機械のベアリングハウジングについても、本発明は適用可能である
上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の第1実施形態にかかるベアリングハウジングの断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるベアリングハウジングにおける油排出路の中空形状を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるベアリングハウジングの断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるベアリングハウジングにおける油排出路の中空形状を示す斜視図である。 特許文献1に開示された従来の過給機の構造を示す断面図である。
符号の説明
10 ベアリングハウジング
11 油排出路
12、13 端部油路
14 下部油路
15 排出口
16 穴
17 軸貫通穴
19 冷却液流路
21 潤滑油供給路
22 側方拡張油路
23 上方拡張油路

Claims (1)

  1. 回転軸を支持する軸受を通すための軸貫通穴と、該軸貫通穴の両端から排出される潤滑油を受け入れて下部から排出するための油排出路と備え、前記油排出路が、軸貫通穴の両端にそれぞれ連結し該軸貫通穴の両端から半径方向に広がり軸貫通穴からの潤滑油を受け入れる2つの端部油路と、各端部油路からの潤滑油を集めて下部の排出口まで導く下部油路とを有するベアリングハウジングにおいて、
    前記2つの端部油路の少なくとも一方の左右両側に、他方の端部油路側に向かって延び、かつ、上方側で互いに分離されている側方拡張油路が連結されており、
    前記側方拡張油路は、高さ方向の全体にわたって、当該側方拡張油路が連結された一方の前記端部油路の上端部と、前記排出口の中心部とを結ぶ線分よりも、他方の端部油路側の位置まで延びており、
    前記各側方拡張油路の上端は、一方の前記端部油路側から前記他方の端部油路側に向かって、回転軸の回転軸心と平行な方向から前記排出口側に傾いて延びて、一方の前記端部油路の潤滑油を前記下部油路へ導く、ことを特徴とするベアリングハウジング。
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