JP5029374B2 - シアン色カラートナー - Google Patents

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Description

本発明は、ポリエステル樹脂を結着樹脂とし、シリコーンオイルを内添したカラートナーに係り、特に、低温低湿度環境下での画像欠陥を防止したシアン色カラートナーに関する。
電子写真方式による画像形成は、一般に光導電性材料よりなる感光層を有するドラムに均一な静電荷を与えた後、画像露光を行うことにより、静電潜像を形成し、これを帯電したトナーで現像して可視化し、得られたトナー像を用紙に転写することにより行われる。
トナーの現像方式としては、トナーの帯電をキャリアとトナーとの混合による摩擦で行う二成分現像方式か、トナーの帯電をトナー同士の摩擦もしくは、現像ロールに圧接されているドクターブレードとの摩擦により行う一成分現像方式のいずれかが採用される。
転写されたトナー像は、その後、一般に熱ロール定着方式と呼ばれる定着手段を通過し定着される。
トナーの結着樹脂には、スチレン・アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が用いられるが、ポリエステル樹脂は近年要求の高い低温定着性に優れ、顔料分散性も良好なことから、カラートナー用樹脂として広く用いられている。
このようなカラートナーは、一般に、結着樹脂に着色剤、荷電制御剤その他の内添剤を添加し混練して得られる組成物を粉砕・分級して得られる。
そして、このようなトナーには、感光体へのフィルミングがないこと、流動性が良くブロッキングが生じないこと、環境に依存せず安定した帯電性を備えること、耐久性に優れること、溶融トナーが熱定着ロールに付着したりするオフセットが発生しないこと等々が要求され、そのための望ましい組成が従来より種々提案されている。
なお、得られた粉砕・分級物に、さらにトナーの流動性、帯電性を調整する目的等で、金属酸化物等の無機微粒子や有機樹脂微粒子を外添剤として添加している。
ところで、トナー中にシリコーンオイルを含有させると、その特異な物性によりトナーに離型性や粘着性等の向上が見られることが知られており、上記内添剤若しくは外添剤として添加することが提案されている。
例えば、磁性粉を含有する加圧定着トナーにおいて、オフセットを防止するために0.05〜5.0wt%のシリコーンオイルを含有する磁性トナー(例えば、特許文献1参照)、同様にオフセット現象防止のために、動粘度が5000CS以上で特定の分子量のジメチルシリコーンオイルを0.01〜2.0wt%含有するトナー(例えば、特許文献2参照)、さらに、シリコーンオイル含有トナーが経時とともにコロナ放電ムラを起こすという不具合を防止すべく、所定の分子量と動粘度のジメチルシリコーンオイルを0.01〜3.0wt%含有するトナー(例えば、特許文献3参照)がそれぞれ(いずれもモノクロ用トナーとして)提案されている。
また、特許文献4は、結着樹脂に環状構造を持ったポリオレフィン樹脂を用いた非磁性一成分カラートナーのオフセット防止のために、ジメチルシリコーンオイルを0.1〜5.0wt%含有することを記載している。
特開昭54−48245号公報 特開昭59−197048号公報 特開平2−3073号公報 特開2004−198762号公報
上記のように、従来のジメチルシリコーンオイルのトナーへの内添は、主として、定着のオフセットを防止するためか、コロナ放電ムラを防止するために用いられている。
しかしながら、カラートナーの場合、温度22℃、湿度50%の環境下では、良好なカラー画像が得られるものの、温度5℃、湿度20%の低温低湿環境下では、ベタ画像全面に淡い斑点が発生するなどの画像欠陥が生ずるという新たな問題があった。このような現象は、特にシアン色トナーについて顕著であった。
本発明は、以上のような事情の下になされ、ポリエステル樹脂を結着樹脂としシリコーンオイルを内添したシアン色カラートナーにおいて、低温低湿度における画像欠陥を防止したシアン色カラートナーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、着樹脂、着色剤としてフタロシアニン顔料、及び内添剤、を少なくとも含有するシアン色カラートナーにおいて、前記結着樹脂が軟化点110℃以上のポリエステル樹脂であり、前記内添剤が動粘度20〜50mm2 /sのシリコーンオイルであり、該シリコーンオイルを0.2〜0.5質量%含むことを特徴とするシアン色カラートナーを提供する。
本発明によれば、環境安定性が高く、低温低湿度における画像欠陥を防止した、シリコーンオイル内添カラートナーを得ることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーは、少なくともポリエステル樹脂と所定の顔料を含むトナー原料に、所定の粘度のシリコーンオイルを内添したことを特徴とする。
本発明者らは、少なくともポリエステル樹脂と所定の顔料を含むトナー原料にシリコーンオイルを内添することにより、安定した流動性やオフセット防止効果が得られるなど、様々な利点が得られるものの、そのような利点は常に得られるものではなく、特に低温低湿度雰囲気では、画像欠陥を生ずることを見出した。そして、内添するシリコーンオイルの動粘度に着目し、実験を重ねた結果、シリコーンオイルとして、従来一般に使用されてきたものよりも低い動粘度を有するものを用いることにより、低温低湿度雰囲気における画像欠陥を防止し得るとの知見を得るに到った。
即ち、本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーにおいて、内添剤として用いるシリコーンオイルの動粘度は、20〜50mm2 /sである必要がある。シリコーンオイルの動粘度が50mm2 /sを超えると、低温低湿度雰囲気において、ベタ画像全面に淡い斑点が発生してしまう。一方、シリコーンオイルの動粘度が20mm2 /s未満では、印字枚数が増加するに従って画像濃度が低下してしまう。
使用可能なシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等を用いることができる。
シリコーンオイルの内添量は、0.2〜0.5質量%である必要がある。シリコーンオイルの内添量が0.2質量%未満では、低温低湿度雰囲気において、文字画像に中抜けが発生し、0.5質量%を超えると、低温低湿度雰囲気において、画像濃度の低い斑点が部分的に発生したり、連続印字を続けると印字枚数とともに画像濃度が上昇し過ぎてしまう。
なお、本発明のカラートナーには、外添剤として例えばシリカ、酸化チタン、アルミナ等の無機粒子を添加することができる。
無機粒子の粒径は、例えば、粒径30〜100nmであり、粒径が100nmを超えると現像ロール、定着ロール等を傷つけやすくなり、粒径が30nm未満では、トナー使用中に無機粒子がトナーに埋没され易く、その効果が持続しにくくなる。
本発明の一実施形態に係る非磁性1成分トナーは、次のようにして製造される。
まず、ポリエステル樹脂、着色剤及びシリコーンオイルを含むトナー原料を、混合機により混合する。混合機としては、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、V型ブレンダー、ナウターミキサー等、任意のものを用いることが出来る。
原料混合物は、次いで混練機に供給され、そこで溶融混練される。混練機としては、二軸押出し混練機及び単軸押出し混練機等の押出し混練機、連続式2本ロールミル、連続式3本ロールミル及びバッチ式ロールミル等のオープンロール型混練機等、任意の型のものを用いることができる。
混練機からの溶融混練物は、通常、トナーの製造に用いられる方法に従って、冷却され、粉砕され、所定の粒度に分級されて、トナー粒子母体が得られる。冷却手段、粉砕手段及び分級手段は、特に限定されず、通常トナーの製造に用いられるものを採用することが出来る。例えば、冷却は、圧延や空気流の吹き付けによる冷却手段を用いることができ、粉砕は、衝突板式粉砕機等の気流粉砕機を用いることができ、分級は、様々な気流分級機を用いることができる。
このようにして得たトナー粒子母体に、疎水化処理された無機粒子を加え、混合・攪拌することにより、非磁性1成分トナーが得られる。
本発明の一実施形態に係る非磁性1成分トナーは、ポリエステル樹脂、着色剤及びシリコーンオイル以外に、帯電制御剤及び離型剤を含むことができる。帯電制御剤及び離型剤としては、通常、電子写真用トナーに使用される任意のものを使用可能である。なお、本発明に係るポリエステル樹脂は、軟化点が110℃以上である。これは、非磁性1成分トナーとして耐久性が確保される結着樹脂として経験的に得られた値である。
以下に、本発明の実施例及び比較例について説明する。
実施例1
1.シアントナー1の作製
ポリエステル樹脂とフタロシアニン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)を樹脂:顔料の質量比が7:3となるようにして、加圧ニーダーに仕込み、混練し、得られた混練物をフェザーミル(2mmパス)で粗粉砕し、シアン顔料マスターバッチを得た。
次いで、ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.5質量部、着色剤としてシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.5質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのシアン色着色微粒子を得た。
得られたシアン色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してシアントナー1を作製した。
2.マゼンタトナー1の作製
ポリエステル樹脂とナフトール顔料(C.I.ピグメントレッド269)を樹脂:顔料の質量比が6:4となるようにして、加圧ニーダに仕込み、混練し、得られた混練物をフェザーミル(2mmパス)で粗粉砕し、マゼンタマスターバッチ顔料を得た。
このマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー1を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー1を作製した。
3.イエロートナー1の作製
ポリエステル樹脂とイソインドリン顔料(C.I.ピグメントイエロー185)を樹脂:顔料の質量比が6:4となるようにして、加圧ニーダに仕込み、混練し、得られた混練物をフェザーミル(2mmパス)で粗粉砕し、イエローマスターバッチ顔料を得た。
このイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー1を作製した方法と同様にして、イエロートナー1を作製した。
4.ブラックトナー1の作製
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.5質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.5質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのブラック色着色微粒子を得た。
得られたブラック色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してブラックトナー1を作製した。
上記のようにして作成した実施例1の各トナー(シアントナー1、マゼンタトナー1、イエロートナー1、ブラックトナー1)をカシオ計算機社製カラーページプリンタN5300(非磁性一成分現像方式)のトナーカートリッジに充填して、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、それぞれの条件で良好なベタ画像が得られた。また、文字画像をプリントしたところ、中抜けのない良好なプリント画像が得られた。
実施例2
表2に示すように、上記実施例1で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例1でシアントナー1、マゼンタトナー1、イエロートナー1およびブラックトナー1を作製した方法と同様にして、シアントナー2、マゼンタトナー2、イエロートナー2およびブラックトナー2を作製した。
作成した実施例2の各トナー(シアントナー2、マゼンタトナー2、イエロートナー2、ブラックトナー2)を上記同様カシオ計算機社製カラーページプリンタN5300のトナーカートリッジに充填して、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、実施例1と同様に良好な結果が得られた。
実施例3
1.シアントナー3の作製
ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.8質量部、着色剤として実施例1で得たシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.2質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのシアン色着色微粒子を得た。
得られたシアン色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してシアントナー3を作製した。
2.マゼンタトナー3の作製
実施例1で得たマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー3を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー3を作製した。
3.イエロートナー3の作製
実施例1で得たイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー3を作製した方法と同様にして、イエロートナー3を作製した。
4.ブラックトナー3の作製
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.8質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.2質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのブラック色着色微粒子を得た。
得られたブラック色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してブラックトナー3を作製した。
上記のようにして作成した実施例3の各トナー(シアントナー3、マゼンタトナー3、イエロートナー3、ブラックトナー3)を上記カシオ計算機社製カラーページプリンタN5300のトナーカートリッジに充填して、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、それぞれの条件で良好なベタ画像が得られた。また、文字画像をプリントしたところ、中抜けのない良好なプリント画像が得られた。
実施例4
表2に示すように、上記実施例3で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例3でシアントナー3、マゼンタトナー3、イエロートナー3およびブラックトナー3を作製した方法と同様にして、シアントナー4、マゼンタトナー4、イエロートナー4およびブラックトナー4を作製した。
作成した実施例4の各トナー(シアントナー4、マゼンタトナー4、イエロートナー4、ブラックトナー4)を上記同様カシオ計算機社製カラーページプリンタN5300のトナーカートリッジに充填して、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、実施例1と同様に良好な結果が得られた。
比較例1〜3
表2に示すように、上記実施例1で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて、動粘度がそれぞれ100mm2 /s、60mm2 /s、10mm2 /sの各シリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例1でシアントナー1、マゼンタトナー1、イエロートナー1およびブラックトナー1を作製した方法と同様にして、比較例1のトナー(シアントナー5、マゼンタトナー5、イエロートナー5およびブラックトナー5)、比較例2のトナー(シアントナー6、マゼンタトナー6、イエロートナー6およびブラックトナー6)、比較例3のトナー(シアントナー7、マゼンタトナー7、イエロートナー7およびブラックトナー7)をそれぞれ作製した。
そして、作成した比較例1〜3の各トナーを上記同様カシオ計算機社製カラーページプリンタN5300のトナーカートリッジに充填して、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、内添したシリコーンオイルの動粘度が100mm2 /s、60mm2 /sの比較例1、2において、5℃20%の環境下で不具合が確認された。すなわち、イエローおよびブラックトナーでは問題なかったものの、シアントナー5,マゼンタトナー5では、画像濃度が低い斑点が全面に発生し、シアントナー6,マゼンタトナー6でも、画像濃度が低い斑点が部分的に発生した。
一方、内添したシリコーンオイルの動粘度が10mm2 /sの比較例3では、5℃20%、22℃50%のいずれの環境下であっても、1万枚連続印字を続けると印字枚数とともに画像濃度が低下する結果が生じた。
比較例4〜6
表1に示すように、上記実施例3で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて、動粘度がそれぞれ100mm2 /s、60mm2 /s、10mm2 /sの各シリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例3でシアントナー3、マゼンタトナー3、イエロートナー3およびブラックトナー3を作製した方法と同様にして、比較例4のトナー(シアントナー8、マゼンタトナー8、イエロートナー8およびブラックトナー8)、比較例5のトナー(シアントナー9、マゼンタトナー9、イエロートナー9およびブラックトナー9)、比較例6のトナー(シアントナー10、マゼンタトナー10、イエロートナー10およびブラックトナー10)をそれぞれ作製した。
そして、作成した比較例4〜6の各トナーを上記同様カシオ計算機社製カラーページプリンタN5300のトナーカートリッジに充填して、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、内添したシリコーンオイルの動粘度が100mm2 /s、60mm2 /sの比較例4、5において、5℃20%の環境下で不具合が確認された。すなわち、イエローおよびブラックトナーでは問題なかったものの、シアントナー8,マゼンタトナー8では、画像濃度が低い斑点が全面に発生し、シアントナー9,マゼンタトナー9でも、画像濃度が低い斑点が部分的に発生した。
一方、内添したシリコーンオイルの動粘度が10mm2 /sの比較例6では、5℃20%、22℃50%のいずれの環境下であっても、1万枚連続印字を続けると印字枚数とともに画像濃度が低下する結果が生じた。
なお、この比較例4〜6の結果は、上記比較例1〜3の結果と極めて類似しており、また、上記実施例1〜4の結果から、以下のことが判明する。すなわち、トナーに内添するシリコーンオイルの動粘度が高過ぎると少なくとも低温低湿環境で不具合が見られ、シリコーンオイルの動粘度が低いと画像濃度低下に影響する。このことから、用いるシリコーンオイルの動粘度として、20〜50mm2 /sが好ましいと推察された。
比較例7
1.シアントナー11の作製
ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.4質量部、着色剤として実施例1で得たシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.6質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのシアン色着色微粒子を得た。
得られたシアン色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してシアントナー11を作製した。
2.マゼンタトナー11の作製
実施例1で得たマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー11を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー11を作製した。
3.イエロートナー11の作製
実施例1で得たイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー11を作製した方法と同様にして、イエロートナー11を作製した。
4.ブラックトナー11の作製
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.4質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.6質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのブラック色着色微粒子を得た。
得られたブラック色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してブラックトナー11を作製した。
次に、作成した比較例7のトナーを用い、上記同様にカシオ計算機社製カラーページプリンタN5300にて、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように5℃20%の環境下において、シアントナー11,マゼンタトナー11で画像濃度が低い斑点が部分的に発生する不具合が認められた。
比較例8
表2に示すように、上記比較例7で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記比較例7でシアントナー11、マゼンタトナー11、イエロートナー11およびブラックトナー11を作製した方法と同様にして、シアントナー12、マゼンタトナー12、イエロートナー12およびブラックトナー12を作製した。
そして、作成した比較例8のトナーを用い、上記同様カシオ計算機社製カラーページプリンタN5300にてベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように、5℃20%環境下において1万枚連続印字を続けると、シアントナー12、マゼンタトナー12の場合に、上述の比較例3,6とは逆に印字枚数とともに画像濃度が上昇し過ぎてしまうという不具合が認められた。
このように、比較例7、8の結果は、トナーに内添するシリコーンオイルの添加量が多過ぎても問題があることを示唆しており、上述の実施例1〜4の結果と考え合わせると、用いるシリコーンオイルの添加量の臨界上限として、0.5質量%が好ましいと推察された。
比較例9
1.シアントナー13の作製
ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.9質量部、着色剤として実施例1で得たシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.1質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのシアン色着色微粒子を得た。
得られたシアン色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してシアントナー13を作製した。
2.マゼンタトナー13の作製
実施例1で得たマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー13を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー13を作製した。
3.イエロートナー13の作製
実施例1で得たイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー13を作製した方法と同様にして、イエロートナー13を作製した。
4.ブラックトナー13の作製
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.9質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.1質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
混合物を二軸型押出機で25kg/hの押出速度により、溶融混練を行い、冷却した後、ロートプレックス(2mmパス)により粗粉砕した。この粗粉砕物を衝突板式粉砕機および風力分級機により、微粉砕・分級を行い、平均粒径6.5μmのブラック色着色微粒子を得た。
得られたブラック色着色微粒子100質量部に対して、シリカ微粒子1[RX−50(日本アエロジル社製)]1.2質量部、シリカ微粒子2[TG−810G(キャボット(株)製)]0.3質量部の割合となるよう、容積20Lのヘンシェルミキサーにシアン色着色微粒子を3kg、シリカ微粒子1を36g、シリカ微粒子2を9g投入し、周速40m/sで2分間混合してブラックトナー13を作製した。
次に、作成した比較例9のトナーを用い、上記同様にカシオ計算機社製カラーページプリンタN5300にて、5℃20%、22℃50%の環境下でベタ画像をプリントしたところ、表1に示すように5℃20%の環境下において不具合の発生が認められた。すなわち、シアントナー13,マゼンタトナー13,イエロートナー13、ブラックトナー13のいずれの場合にあっても、文字画像に中抜けが発生した。
比較例10
表2に示すように、上記比較例9で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記比較例9でシアントナー13、マゼンタトナー13、イエロートナー13およびブラックトナー13を作製した方法と同様にして、シアントナー14、マゼンタトナー14、イエロートナー14およびブラックトナー14を作製した。
そして、作成した比較例10のトナーを用い、上記同様に画像をプリントして評価したところ、表1に示すように上記比較例9と同様、5℃20%の環境下において、シアントナー14,マゼンタトナー14,イエロートナー14、ブラックトナー14のいずれの場合にあっても、文字画像に中抜けが発生した。
このように、比較例9、10の結果は、トナーに内添するシリコーンオイルの添加量が少ないと内添の効果がなく、上述の実施例1〜4の結果と考え合わせると、用いるシリコーンオイルの添加量の臨界下限として、0.2質量%が好ましいと推察された。
以上のことから、結着樹脂として軟化点110℃以上のポリエステル樹脂を用い、着色剤、及び内添剤を含有するカラートナーを作製する際に、内添剤として、動粘度20〜50mm2 /sのシリコーンオイルを0.2〜0.5%添加することにより、例えば22℃50%の室温環境下および5℃20%の低温低湿環境下のいずれの環境下においても、良好なベタ画像及び文字画像を得られることが判明した。本発明は、とりわけ、着色剤をフタロシアニン顔料としたシアントナーに有効に適用できる。
Figure 0005029374
Figure 0005029374

Claims (1)

  1. 着樹脂、着色剤としてフタロシアニン顔料、及び内添剤、を少なくとも含有するシアン色カラートナーにおいて、
    前記結着樹脂が軟化点110℃以上のポリエステル樹脂であり、
    前記内添剤が動粘度20〜50mm2 /sのシリコーンオイルであり、該シリコーンオイルを0.2〜0.5質量%含むことを特徴とするシアン色カラートナー。
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