JP2009168958A - カラートナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 軟化点110℃以上のポリエステル樹脂を結着樹脂とし、フタロシアニン顔料及び内添剤を含有するシアン色カラートナーであって、前記内添剤が、動粘度20〜50mm2 /sのシリコーンオイルであり、0.2〜0.5質量%含むことを特徴とする。これにより、環境安定性が高いカラートナーを得ることができる。
【選択図】 なし
Description
本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーは、少なくともポリエステル樹脂と所定の顔料を含むトナー原料に、所定の粘度のシリコーンオイルを内添したことを特徴とする。
無機粒子の粒径は、例えば、粒径30〜100nmであり、粒径が100nmを超えると現像ロール、定着ロール等を傷つけやすくなり、粒径が30nm未満では、トナー使用中に無機粒子がトナーに埋没され易く、その効果が持続しにくくなる。
まず、ポリエステル樹脂、着色剤及びシリコーンオイルを含むトナー原料を、混合機により混合する。混合機としては、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、V型ブレンダー、ナウターミキサー等、任意のものを用いることが出来る。
実施例1
1.シアントナー1の作製
ポリエステル樹脂とフタロシアニン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)を樹脂:顔料の質量比が7:3となるようにして、加圧ニーダーに仕込み、混練し、得られた混練物をフェザーミル(2mmパス)で粗粉砕し、シアン顔料マスターバッチを得た。
ポリエステル樹脂とナフトール顔料(C.I.ピグメントレッド269)を樹脂:顔料の質量比が6:4となるようにして、加圧ニーダに仕込み、混練し、得られた混練物をフェザーミル(2mmパス)で粗粉砕し、マゼンタマスターバッチ顔料を得た。
このマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー1を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー1を作製した。
ポリエステル樹脂とイソインドリン顔料(C.I.ピグメントイエロー185)を樹脂:顔料の質量比が6:4となるようにして、加圧ニーダに仕込み、混練し、得られた混練物をフェザーミル(2mmパス)で粗粉砕し、イエローマスターバッチ顔料を得た。
このイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー1を作製した方法と同様にして、イエロートナー1を作製した。
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.5質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.5質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
表2に示すように、上記実施例1で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例1でシアントナー1、マゼンタトナー1、イエロートナー1およびブラックトナー1を作製した方法と同様にして、シアントナー2、マゼンタトナー2、イエロートナー2およびブラックトナー2を作製した。
1.シアントナー3の作製
ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.8質量部、着色剤として実施例1で得たシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.2質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
実施例1で得たマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー3を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー3を作製した。
実施例1で得たイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー3を作製した方法と同様にして、イエロートナー3を作製した。
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.8質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.2質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
表2に示すように、上記実施例3で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例3でシアントナー3、マゼンタトナー3、イエロートナー3およびブラックトナー3を作製した方法と同様にして、シアントナー4、マゼンタトナー4、イエロートナー4およびブラックトナー4を作製した。
表2に示すように、上記実施例1で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて、動粘度がそれぞれ100mm2 /s、60mm2 /s、10mm2 /sの各シリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例1でシアントナー1、マゼンタトナー1、イエロートナー1およびブラックトナー1を作製した方法と同様にして、比較例1のトナー(シアントナー5、マゼンタトナー5、イエロートナー5およびブラックトナー5)、比較例2のトナー(シアントナー6、マゼンタトナー6、イエロートナー6およびブラックトナー6)、比較例3のトナー(シアントナー7、マゼンタトナー7、イエロートナー7およびブラックトナー7)をそれぞれ作製した。
表1に示すように、上記実施例3で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて、動粘度がそれぞれ100mm2 /s、60mm2 /s、10mm2 /sの各シリコーンオイルを用いた以外は、上記実施例3でシアントナー3、マゼンタトナー3、イエロートナー3およびブラックトナー3を作製した方法と同様にして、比較例4のトナー(シアントナー8、マゼンタトナー8、イエロートナー8およびブラックトナー8)、比較例5のトナー(シアントナー9、マゼンタトナー9、イエロートナー9およびブラックトナー9)、比較例6のトナー(シアントナー10、マゼンタトナー10、イエロートナー10およびブラックトナー10)をそれぞれ作製した。
1.シアントナー11の作製
ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.4質量部、着色剤として実施例1で得たシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.6質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
実施例1で得たマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー11を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー11を作製した。
実施例1で得たイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー11を作製した方法と同様にして、イエロートナー11を作製した。
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.4質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.6質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
表2に示すように、上記比較例7で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記比較例7でシアントナー11、マゼンタトナー11、イエロートナー11およびブラックトナー11を作製した方法と同様にして、シアントナー12、マゼンタトナー12、イエロートナー12およびブラックトナー12を作製した。
1.シアントナー13の作製
ポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)82.9質量部、着色剤として実施例1で得たシアン顔料マスターバッチ10質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.1質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
実施例1で得たマゼンタマスターバッチ顔料を用いた他はシアントナー13を作製した方法と同様にして、マゼンタトナー13を作製した。
実施例1で得たイエローマスターバッチ顔料を用いた他は、シアントナー13を作製した方法と同様にして、イエロートナー13を作製した。
結着樹脂としてポリエステル樹脂(軟化点126℃、ガラス転移点65℃)87.9質量部、着色剤としてカーボンブラックBP−L(キャボット(株)製)5質量部、離型剤としてカルナバワックス1号粉末(加藤洋行(株)輸入品)6質量部、帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)1、シリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)0.1質量部を合計50kgになるように計量し、容積150Lのヘンシェルミキサーに投入し、1000rpmで3分間混合した。
表2に示すように、上記比較例9で用いたシリコーンオイル(動粘度50mm2 /s)に代えて動粘度20mm2 /sのシリコーンオイルを用いた以外は、上記比較例9でシアントナー13、マゼンタトナー13、イエロートナー13およびブラックトナー13を作製した方法と同様にして、シアントナー14、マゼンタトナー14、イエロートナー14およびブラックトナー14を作製した。
Claims (2)
- 少なくとも結着樹脂、着色剤、及び内添剤を含有するカラートナーにおいて、
前記結着樹脂が軟化点110℃以上のポリエステル樹脂であり、
前記内添剤が動粘度20〜50mm2 /sのシリコーンオイルであり、該シリコーンオイルを0.2〜0.5質量%含むことを特徴とするカラートナー。 - 前記着色剤がフタロシアニン顔料であり、シアン色を呈することを特徴とする請求項1記載のカラートナー。
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