JP5028949B2 - 流体ポンプの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体ポンプの制御装置に関する。
従来、ブラシレスモータを駆動源とした車両用のブラシレス燃料ポンプが知られている(例えば特許文献1参照)。ここで、ブラシレスモータでは、ロータの回転位置に応じて電機子コイルへの通電を順次切り替えることによりロータを回転させている。
特開平11−270468号公報
燃料ポンプが搭載された車両が低温環境下に置かれた場合には、シャフトの軸受部が凍結してモータの回転が阻止される状態(以下、「モータロック状態」という)となることがある。また、燃料の中に混入していたダスト等の異物がロータとステータとの間に挟まったりポンプ部のインペラに咬み込まれたりして、モータロック状態となることもある。
モータロック状態である場合には、ロータの回転位置は変化しない。したがって、モータロック状態が解消されないままロータを回転させるような通電制御を行うと、所定の相コイルへの通電が継続されることとなる。そして、この通電状態を続けると所定の相コイルの発熱量が増大し、ついにはその相コイルが熱により損傷を受けるという問題を生じうる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、モータロック状態を解消又はモータロック状態の発生を抑止することが可能な流体ポンプの制御装置を提供することを目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の構成は、多相の電機子コイルを有するステータと、前記ステータに対向して配設された界磁極を有するロータとを備え、前記ロータの回転位置に応じて各相の前記電機子コイルへの通電を順次切り替えることで前記ロータが回転し、該ロータの回転により流体を吸入するとともに吸入した流体を吐出するブラシレスモータ駆動式の流体ポンプを制御対象とする流体ポンプの制御装置に関するものである。そして、前記ロータを回転させることのない態様で通電と非通電とを切り替えるパターンで前記電機子コイルに通電が可能な通電制御手段を備えることを特徴としている。
流体ポンプにおいては、ロータの回転軸の軸受部が凍結したり、流体に含まれるダスト等の異物がロータとステータとの間等に挟み込まれたりして、ロータの回転が阻止される状態(ロック状態)に陥ることがある。この場合、ロータの回転位置に応じて各相の電機子コイルへの通電を切り替えるような回転制御をすると、ロータがロックされて回転位置が変化しないため所定の相の電機子コイルへの通電がされ続けることとなる。そして、所定の相の電機子コイルへの通電がされ続けることにより、その相の電機子コイルの発熱量が増大し、ついには電機子コイルが熱により損傷を受けるおそれがある。
この点、本発明では、ロータを回転させることのない態様で通電と非通電とを切り替えるパターンで所定期間電機子コイルに通電することが可能である。前記パターンで各相の電機子コイルへ通電と非通電とを切り替えることで、所定の相の電機子コイルへの通電が継続することにより電機子コイルの発熱量が増大することを抑制できる。その結果、電機子コイルが熱により損傷を受けることを抑止することが可能となる。
そして、前記パターンで所定期間電機子コイルに通電することにより、発熱量の増大は抑止しつつも電機子コイルを所定量発熱させることはできる。このため、流体ポンプを暖めることができ、その結果として凍結によるロック状態を解消又は凍結によりロック状態となることを抑制することが可能となる。
また、電機子コイルの所定の相に通電することにより、ロータはステータ側に引き寄せられる。そして、ロータの回転軸の軸受部に生じている僅かなクリアランスのためにロータはステータ側に僅かに移動する。そのため、前記パターンで各相の電機子コイルへの通電及び非通電を切り替えることで、ロータを径方向に微小振動させることが可能となる。ロータとステータの間等に挟みこまれた異物は径方向に圧縮された状態で存在することが多いが、ロータを径方向に振動させることにより、ロータとステータとの間等から異物を除去することが可能となる。この結果、異物によるロック状態を解消又は異物によりロック状態となることを抑制することが可能となる。
第2の構成として、前記パターンは、時間の経過とともに通電と非通電とが切り替わるように予め規定した規定パターンとしてもよい。回転位置に応じて通電を切り替えるのではなく、時間の経過とともに予め規定した規定パターンで通電を切り替えることで、モータを回転させない態様の通電パターンとすることが可能となる。
第3の構成では、前記通電制御手段は、前記流体ポンプの始動時に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴としている。これにより、流体ポンプの停止時にロック状態に陥っていた場合においても、そのロック状態を解除して良好に始動することが可能となる。
第4の構成では、前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止直後に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴としている。
流体ポンプの回転駆動中は、ロータが有する回転エネルギーが高いため、流体にダスト等の異物が混入していてもその異物はロータによって弾かれる。そのため、流体ポンプの回転駆動中はロータとステータとの間にダストが挟みこまれることが原因でロック状態になるおそれは低い。一方、流体ポンプを停止した直後は、ロータは停止するのに対し、流体の流れは慣性のため残存している。そのため、流体に混入している異物がロータとステータとの間に挟み込まれる等してロック状態に至る確率が流体ポンプの回転駆動中よりも高い。この点本発明では、流体ポンプの停止直後に通電と非通電とを切り替えるパターンで電機子コイルに通電している。通電と非通電とを切り替えることで、ロック状態となる確率が高い時期にロータに微小な振動を発生させることが可能となる。この結果、ロータとステータとの間に異物が挟み込まれること等によりロック状態に至ることを抑止することが可能となる。なお、「流体ポンプを停止した直後」とは、流体ポンプのロータは停止しているが流体の流れは慣性のため残存している時点をいう。
第5の構成では、前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止から所定時間経過した後に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴としている。流体ポンプが停止した後、流体ポンプが低温環境下に置かれた場合には、ロータの回転軸の軸受部が凍結してロック状態に陥ることがある。この点、流体ポンプの停止から所定時間経過した後に前記パターンでの通電を所定期間行うことにより、流体ポンプを暖めることができる。これにより、ロータの回転軸の軸受部が凍結することを抑止することができるとともに、凍結によりロック状態となることを抑止することが可能となる。
第6の構成では、前記流体ポンプの停止後所定時間経過するごとに、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電すること特徴としている。流体ポンプの停止後所定時間経過するごとに前記パターンでの通電を所定期間行うことにより、流体ポンプを周期的に暖めることができる。これにより、長期間流体ポンプが低温環境下に置かれた場合にもロータの回転軸の軸受部が凍結することを抑止することができるとともに、凍結によりロック状態となることを抑止することが可能となる。
第7の構成では、前記流体ポンプの近傍の温度を取得する温度取得手段を有し、前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止後、前記温度取得手段により取得した温度が所定温度以下である場合に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴としている。これにより、流体ポンプの近傍の温度が所定温度以下となり凍結によるロック状態となる可能性が高くなった場合に、流体ポンプを暖めることができる。この結果、凍結によりロック状態となることを抑止することが可能となる。
第8の構成では、前記流体ポンプのロック状態を検出するロック状態検出手段を備え、前記流体ポンプがロック状態である旨検出されたことを条件に、前記通電制御手段は前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴としている。これにより、流体ポンプのロック状態を検出できるので、適切な時期に前記パターンでの通電を行うことが可能となる。
第9の構成では、前記ロック状態検出手段は、前記各相の電機子コイルへの通電状態が切り替わることなく所定時間継続している場合に、前記流体ポンプがロック状態であると判定することを特徴としている。上述の通り、ロータの回転位置に応じて各相の電機子コイルへの通電が切り替えられることにより、ロータが回転する。ところが、ロック状態の場合にはロータが回転しないため、所定の通電状態が継続し続けることとなる。したがって、各相の電機子コイルへの通電状態が切り替わることなく所定時間継続していることを検出することにより、ロータが回転していない状態、すなわちロック状態を判定することができる。
第10の構成として、前記パターンによる通電としては、該パターンによる通電期間中、前記電機子コイルの特定の2相にのみ通電し他の相は非通電としてもよい。また、第11の構成として、前記パターンによる通電としては、該パターンによる通電期間中、前記電機子コイルの全相に同時に通電するようにしてもよい。これにより、ロック状態の解消又はロック状態の発生を抑止することができる。特に、第11の構成では、全相同時に通電するものであるため、流体ポンプ全体をほぼ均一に暖めることが可能となる。これにより、凍結によるロック状態の解除が容易になるとともに凍結によりロック状態になることを抑止する効果が増大する。
第12の構成では、前記通電制御手段は、前記パターンによる通電期間中、パターンによる通電として、前記電機子コイルへの断続的な通電を行うことを特徴としている。これにより、ロータを径方向に連続的に振動させることが可能となる。この結果、ダスト等の異物の挟み込み等によるロック状態の解除を容易にすることができるとともに、異物の挟み込み等によりロック状態になることを抑止する効果を増大させることができる。
第13の構成では、前記通電制御手段は、前記ロータの固有振動数で前記各相の電機子コイルへの通電を切り替えることを特徴としている。これにより、ロータの振動の振幅を増大させることができる。この結果、ダストの挟み込み等によるロック状態の解除をより容易にすることができるとともに、ダストの挟み込み等によりロック状態になることを抑止する効果をより増大させることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を車両用の燃料ポンプに適用した一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて燃料ポンプの全体構成を説明する。燃料ポンプ11は、円筒ハウジング12内にポンプ部13とブラシレスモータ14とが組み込まれて構成されている。ポンプ部13の構成を説明すると、円筒ハウジング12の一端部に圧入、かしめ等により固定されたポンプケーシング15とポンプカバー16とからポンプ室17が構成され、このポンプ室17内にインペラ18が収納されている。インペラ18はブラシレスモータ14のシャフト24に嵌着されており、シャフト24とともに回転する。
一方、ブラシレスモータ14は、例えば3相全波駆動方式のブラシレスモータであり、次のように構成されている。円筒ハウジング12内に円筒型のステータ19が嵌合固定され、このステータ19には、図2に示すように、例えば6個の突極20が形成されている。これら突極20には、U、V及びW相の3相の電機子コイルU21、V21及びW21が、U相、V相、W相の順序で2個ずつ装着され、各相の2個のコイルが直列に接続されている(図3参照)。
以上のように構成した6極のステータ19の内周側には、マグネットロータ23が配置されている。このマグネットロータ23は、シャフト24に嵌着されたロータコア25と、このロータコア25の外周に接着等により固着された例えば8個の界磁用のマグネット26とから構成されている。図2に示すように、8個のマグネット26はN極とS極が交互に並ぶように配置され、これにより8極のマグネットロータ23が構成されている。
図1に示すように、マグネットロータ23のシャフト24の一端部は、軸受27を介してポンプケーシング15中心の軸受筒部28に回転自在に支持されている。また、シャフト24の他端部は、軸受29を介して円筒ハウジング12内に固定された軸受ホルダ30に回転自在に支持されている。軸受ホルダ30には、3相全波駆動方式の駆動制御回路31が組み付けられ、ブラシレスモータ14の駆動時には、この駆動制御回路31によって各相の電機子コイルU21、V21及びW21への通電が順次切り替えられる。円筒ハウジング12の駆動制御回路31側の開口部には、吐出口32を有するハウジングカバー33が嵌着されている。
ブラシレスモータ14によってポンプ部13のインペラ18が回転駆動されると、燃料タンク(図示せず)内の燃料がポンプカバー16の吸込口(図示せず)からポンプ室17内に吸い込まれ、ポンプケーシング15の吐出口(図示せず)から円筒ハウジング12内に吐出される。この燃料は、ステータ19とマグネットロータ23との間の隙間を流れてハウジングカバー33の吐出口32から燃料配管(図示せず)内に吐出され、燃料噴射弁(図示せず)へ送られる。
図4に示すように、3相の電機子コイルU21、V21及びW21はスター結線されている。また、駆動制御回路31は、制御部35と、この制御部35の出力に基づいて各相の電機子コイルU21、V21及びW21への通電を切り替えるスイッチング素子部46とから構成されている。スイッチング素子部46は6個のMOSFET(U1,U2,V1,V2,W1,W2)から構成されている。これらは2個ずつ対となってバッテリ電圧(+B)側とグランド側との間にブリッジ状に接続され、スター結線された各相の電子機コイルU21、V21及びW21の一端に各対のMOSFETの中間接続点が接続されている。そして、ブラシレスモータ14の駆動電圧(各相の電機子コイルU21、V21及びW21への印加電圧)となるバッテリ電圧が制御部35に入力される。
車両には、ユーザによるエンジン始動・停止要求を検出するイグニッションスイッチ(以下、「IGスイッチ」という)36が設けられており、IGスイッチ36によるエンジン始動・停止要求の検出結果が制御部35に入力される。燃料ポンプ11の始動及び停止は、エンジンの始動及び停止と連動している。したがって、燃料ポンプ11の始動及び停止もIGスイッチ36からの入力により推定することができる。また、燃料ポンプ11の近傍には温度検出手段37が設けられており、温度検出手段37による検出結果が制御部35に入力される。
駆動制御回路31は、2相通電方式でブラシレスモータ14を回転駆動する。この際、駆動制御回路31の制御部35は、非通電相の電機子コイル21に発生する誘起電圧を中性点電圧により検出し、この中性点電圧に基づいてマグネットロータ23の回転位置を検出する。制御部35はマグネットロータ23の回転位置に応じて、図5に示すように、各相の上段及び下段のMOSFET(U1〜W2)を順次スイッチングする。そして、図6に示す通電パターン(以下「回転パターン」という)で3相のうち2相の電機子コイル21に同時に通電して、ブラシレスモータ14を回転駆動する。
制御部35は、図6に示す回転パターンでの通電の他に、マグネットロータ23を回転させない通電パターンである第1及び第2の非回転パターンで電機子コイル21に通電することが可能となっている。第1及び第2の非回転パターンはマグネットロータ23の回転位置に応じてMOSFET(U1〜W2)をスイッチングするものではなく、あらかじめ設定されたパターンで通電されるように各相の上段及び下段のMOSFET(U1〜W2)を順次スイッチングするものである。
この第1及び第2の非回転パターンでの通電は、燃料ポンプ11の始動時においてモータロック状態が検出された場合に、制御部35により所定期間実行される。ここで、モータロック状態とは、シャフト24の軸受部が凍結することにより、又は、燃料内のダスト等がマグネットロータ23とステータ19との間に挟み込まれたりインペラ18に咬み込まれたりすることにより、ブラシレスモータ14の回転が阻止される状態をいう。
モータロック状態の検出は次のようにして行われる。上述の通り、ブラシレスモータ14を回転駆動する際、制御部35はマグネットロータ23の回転位置に応じて各相のMOSFET(U1〜W2)を順次スイッチングする。ところが、モータロック状態となっている場合にはマグネットロータ23の回転位置が変化しないため、燃料ポンプ11の始動後、ある通電状態(スイッチング状態)が継続する。制御部35は、スイッチング状態の継続時間を計測し、その継続時間が所定時間以上である場合に、モータロック状態であると判断する。
図7は本実施形態の第1非回転パターンを示すものであり、図8は第2非回転パターンを示すものである。図7及び図8に示すように、第1及び第2の非回転パターンでは3相のうち特定の2相にのみ通電され、残りの1相は非通電の状態が継続する。具体的には、U相に所定期間正方向の通電がされ、U相に正方向の通電がされている期間V相に負方向の通電がされる。また、W相は全期間非通電の状態とされる。第1及び第2の非回転パターンで通電した場合は、マグネットロータ23の回転位置に応じて順次各相の電機子コイルU21、V21及びW21への通電を切り替えるものではないため、ブラシレスモータ14は回転駆動されない。
図7に示す第1非回転パターンでは、U相およびV相の電機子コイルU21,V21が過発熱しない程度の比較的長い時間通電がされる。比較的長時間の通電がされるため、第1非回転パターンで電機子コイル21に通電した場合には、電機子コイル21は効果的に発熱する。
また、図8に示す第2非回転パターンでは、U相およびV相の電機子コイルU21,V21に比較的短い周期で断続的に通電される。2相の電機子コイル21に通電されている間は、マグネットロータ23は軸受27,29とシャフト24との微小なクリアランス分だけ磁力により特定の方向に引き付けられる。そして、通電を停止すると、磁力による引き付けが停止され、マグネットロータ23は元位置に戻る。したがって、第2非回転パターンのように短い周期で通電と非通電とを繰り返すと、マグネットロータ23は径方向に微小振動する。したがって、第2非回転パターンで電機子コイル21に通電した場合には、マグネットロータ23とステータ19との間に挟み込まれたり、インペラ18に咬み込みこまれたりしたダスト等を効果的に除去することができる。なお、第2非回転パターンにおける通電・非通電の切替波形の周期は、マグネットロータ23の固有振動数となるように設定されている。例えば、マグネットロータ23の固有振動数が100Hzである場合には、図8に示すように、第2非回転パターンにおける通電・非通電の切替波形の周期を10msecとする。
次に、燃料ポンプ11の始動時におけるモータロック状態を解除するための制御手順について説明する。本制御は、第1非回転パターンで電機子コイル21に通電することにより電機子コイル21を発熱させ、凍結によるモータロック状態を解除しようとするものである。また、第2非回転パターンで電機子コイル21に通電することによりマグネットロータ23及びインペラ18を振動させ、ダストの挟み込み等によるモータロック状態を解除しようとするものである。
図9は、燃料ポンプ11の始動時におけるモータロック状態を解除するための制御手順を示すフローチャートである。図9のルーチンはIGスイッチ36のONが検出された後、制御部35により実行される。
まず、ステップS101ではカウンタnを0に設定する。次にステップS102では、ブラシレスモータ14を回転駆動させるべく、電機子コイル21に対して通電を行う。すなわち、マグネットロータ23の回転位置に応じて各相のMOSFET(U1〜W2)をスイッチングし、各相の電機子コイル21に回転パターンで通電をする。ステップS103では、モータロック状態であるか否かを判定する。モータロック状態の判定は、上述の通り所定時間以上、あるスイッチング状態が継続しているか否かにより判定する。
ステップS103の判定結果がNOの場合、すなわちモータロック状態でないと判定された場合、本ルーチンを終了する。そして本ルーチン終了後も、回転パターンでの通電を継続し燃料ポンプ11を回転駆動する。これにより、燃料ポンプ11による燃料の吸引及び吐出が行われる。一方、ステップ103の判定結果がYESの場合、ステップS104に進み、第1非回転パターンで電機子コイル21に所定時間通電する。これにより、通電された相の電機子コイル21が発熱する。
ステップS104において、第1非回転パターンで所定時間通電した後、ステップS105に進み、再度ブラシレスモータ14を回転駆動させるべく、電機子コイル21に対して通電を行う。すなわち、マグネットロータ23の回転位置に応じて各相の電機子コイル21に回転モードで通電を行う。そして、ステップS106では、モータロック状態であるか否かを判定する。
ステップS106の判定結果がNOの場合、本ルーチンを終了する。そして本ルーチン終了後も、回転パターンでの通電を継続し燃料ポンプ11を回転駆動する。一方、ステップ106の判定結果がYESの場合、ステップS107に進み、第2非回転パターンで電機子コイル21に所定時間通電する。これにより、マグネットロータ23が振動する。
ステップS108ではカウンタnの値を1増加し、ステップS109でカウンタnの値が予め設定したカウンタの上限値nmaxより大きいか否かを判定する。ステップS109の判定結果がNOの場合にはステップS102に戻り、ブラシレスモータ14への回転パターンでの通電、モータロック状態の判定等ステップS102以降の処理を再度実行する。一方、ステップS109の判定結果がYESの場合には、ステップS110に進む。ステップS102からステップS107の処理をnmax回実行してもモータロック状態が解消されない場合、ブラシレスモータ14に故障が発生している可能性がある。そこで、ステップS110では、ランプを点灯する等してブラシレスモータ14が故障している可能性があることをユーザに警告し、本ルーチンを終了する。
次に、燃料ポンプ11の停止後において、燃料ポンプ11がモータロック状態となることを予防するための制御手順について説明する。本制御は、燃料ポンプ11の停止後、所定時間経過した場合に、第1非回転パターンで電機子コイル21に通電することにより電機子コイル21を発熱させ、凍結によるモータロック状態を予防しようとするものである。
図10は、燃料ポンプ11の停止後において、燃料ポンプ11がモータロック状態となることを予防するための制御手順を示すフローチャートである。燃料ポンプ11の停止は、IGスイッチ36がOFFされたことにより検出される。図10のルーチンはIGスイッチ36のOFFが検出された後、制御部35により実行される。
まず、ステップS201では、タイマカウンタtを0に設定する。ステップS202では、タイマカウンタtの値を1増加する。ステップS203では、タイマカウンタtが設定値Tであるか否かを判定する。設定値Tは予め設定されたものであり、例えば5時間に相当する値が設定される。このステップS203は、IGスイッチ36のOFF後、予め設定された時間が経過したか否かを判定するステップである。
ステップS203の判定結果がNOの場合にはステップS202に戻り、タイマカウンタtを増加するステップを繰り返し行う。一方、ステップS204の判定結果がYESの場合には、ステップS204に進み、第1非回転パターンで電機子コイル21に所定時間通電し、本ルーチンを終了する。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
燃料ポンプ11がモータロック状態となっている場合にはマグネットロータ23の回転位置が変化しない。そのため、マグネットロータ23の回転位置に応じて各相の電機子コイルへの通電を切り替えるような回転パターンでの通電をすると、所定の相の電機子コイル21への通電がされ続けることとなる。そして、所定の相の電機子コイル21への通電がされ続けることにより、その相の電機子コイル21の発熱量が増大し、ついには電機子コイル21が熱により損傷を受けるおそれがある。
この点、本実施形態では、燃料ポンプ11の始動時にモータロック状態が検出された場合には、マグネットロータ23の回転位置に応じて各相の電機子コイル21への通電を切り替えるのではなく、予め設定された第1及び第2の非回転パターンで電機子コイル21へ通電を行うこととしている。第1非回転パターンでは電機子コイル21が過発熱しない程度の通電時間が設定ており、第2非回転パターンでは通電が長期間継続させず短い周期で通電と非通電とを繰り返すように通電パターンが設定されている。これにより、所定の相の電機子コイル21への通電が継続することによる電機子コイル21の発熱量が増大することを抑制でき、電機子コイル21が熱により損傷を受けることを抑止することが可能となる。
そして、第1非回転パターンで所定期間電機子コイル21に通電することにより、過発熱は抑止しつつも電機子コイルを効果的に発熱させることができる。このため、燃料ポンプ11を効果的に暖めることができ、その結果として凍結によるロック状態を解除することが可能となる。
また、電機子コイル21の所定の相に通電することによりマグネットロータ23はステータ19側に引き寄せられる。そして、シャフト24と軸受27,29との間に生じている僅かなクリアランスのためにマグネットロータ23はステータ19側に僅かに移動する。そのため、各相の電機子コイル21への通電及び非通電を切り替えることで、マグネットロータ23及びインペラ18を径方向に微小に振動させることが可能となる。マグネットロータ23とステータ19の間等に挟みこまれたダストは径方向に圧縮された状態で存在することが多いが、マグネットロータ23を径方向に振動させることにより、マグネットロータ23とステータ19との間等からダストを除去することが可能となる。
特に第2非回転パターンのように、短い周期で通電と非通電とを繰り返すようなパターンで電機子コイル21に通電することにより、マグネットロータ23及びインペラ18を径方向に連続的に振動させることが可能となる。これにより、ダストの挟み込み等によるモータロック状態の解除が容易となる。また、第2非回転パターンの通電・非通電の切替波形の周波数をマグネットロータ23の固有振動数と等しくなるように設定している。これによりマグネットロータ23が共振するので、振動の振幅を増大させることができ、モータロック状態を解除することがより容易となる。なお、第2非回転パターンの通電・非通電の切替波形の周波数をマグネットロータ23の固有振動数の約数と等しくなるように設定してもよい。これによっても、第2非回転パターンの通電・非通電の切替波形の高周波成分でロータ23が共振するので、同様の作用効果を奏する。
本実施形態では、スイッチング状態の継続時間を計測し、その継続時間が所定時間以上である場合に、モータロック状態であると判断している。これにより、簡易にモータロック状態の判定が可能となる。
本実施形態では、第1及び第2の非回転パターンによる所定時間の通電をnnax回繰り返してもモータロック状態が解除されない場合には、ランプを点灯するなどしてユーザに警告がされる。これにより、ユーザにモータロック状態以外の不具合が燃料ポンプに発生している可能性をユーザに知らせることができる。
燃料ポンプ11が停止した後、燃料ポンプ11が低温環境下に置かれた場合には、マグネットロータ23のシャフト24の軸受部が凍結してモータロック状態に陥ることがある。この点、本実施形態では、燃料ポンプ11が停止してから所定時間Tが経過した後に、第1非回転パターンで所定時間電機子コイル21の通電を行っている。これにより、燃料ポンプ11を暖めることができ、マグネットロータ23のシャフト24の軸受部が凍結することを抑止することができる。そして、その結果として、凍結によりモータロック状態となることを抑止することが可能となる。
[第2実施形態]
図11及び図12は、マグネットロータ23を回転させない通電パターンである第3及び第4の非回転パターンを示す図である。図11に示す第3非回転パターンは第1実施形態における第1非回転パターンの代わりに用いられるものであり、図12に示す第4非回転パターンは第1実施形態における第2非回転パターンの代わりに用いられるものである。
図11及び図12に示すように、第3及び第4の非回転パターンは、3相のうち特定の2相に正方向の通電がされ、残りの1相に負方向の通電がされるパターンである。具体的には、U相とV相には所定期間正方向に通電され、W相はU相及びV相に通電されている期間負方向に通電される。この第3及び第4の通電パターンもマグネットロータ23の回転位置に応じて各相のMOSFET(U1〜W2)を順次スイッチングするものではないので、ブラシレスモータ14は回転駆動されない。第3非回転パターンで通電した場合にも、第1非回転パターンで通電した場合と同様、電機子コイル21は効果的に発熱する。また、第4非回転パターンで通電した場合にも、第2非回転パターンで通電した場合と同様、マグネットロータ23は径方向に振動する。これにより、第1及び第2の非回転パターンに代えて第3及び第4の非回転パターンを用いた場合にも、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
特に第3非回転パターンで通電した場合、3相全ての電機子コイル21に通電がされるので、3相全ての電機子コイル21を発熱させることができる。このため、燃料ポンプ11を全体的に効率よく暖めることができ、凍結状態をより速やかに解消することが可能となる。
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、IGスイッチ36のOFFが検出された後、所定時間が経過した場合に、第1非回転パターンで電機子コイル21に通電した。本実施形態では、IGスイッチ36のOFFが検出された後の所定時間経過という条件に代えて、温度検出手段37による検出温度が所定温度(例えば0℃)以下という条件の場合に第1非回転パターンで電機子コイル21に通電する。
これにより、燃料ポンプ11の周辺温度が低下し、凍結によるモータロック状態に陥るおそれが高い場合に、電機子コイル21を発熱させ、燃料ポンプ11を暖めることができる。そして、シャフト24の軸受部が凍結してモータロック状態に陥ることを未然に防止することが可能となる。
[第4実施形態]
上記第1実施形態では、IGスイッチ36のOFFが検出された後、所定時間が経過した場合に、第1非回転パターンで電機子コイル21に通電した。これに対し、本実施形態ではIGスイッチ36のOFFが検出された直後に、第2非回転パターンで電機子コイル21に通電する。
燃料ポンプ11の回転駆動中は、マグネットロータ23やインペラ18が回転している。そしてそれらが回転している間は、燃料に混入しているダスト等はマグネットロータ23やインペラ18の回転によって弾かれる。そのため、マグネットロータ23やインペラ18の回転中は、ダストがマグネットロータ23とステータ19との間に挟み込まれたり、インペラ18に咬み込みこまれたりしてモータロック状態になるおそれは低い。一方、燃料ポンプ11を停止した直後は、マグネットロータ23やインペラ18の回転は停止するのに対し、燃料の流れは慣性のため残存している。そのため、燃料ポンプ11を停止した直後は、燃料に混入しているダストがマグネットロータ23とステータ19との間に入り込みやすく、燃料ポンプ11の回転駆動中よりもモータロック状態になる確率が高い。
この点、本実施形態では、燃料ポンプ11の停止直後に第2非回転パターンで電機子コイル21に通電している。このため、燃料ポンプ11の停止直後のモータロック状態となる確率が高い時期に、マグネットロータ23に微小な振動を発生させることが可能となる。この結果、ダストがマグネットロータ23とステータ19との間に挟み込まれたり、インペラ18に咬み込みこまれたりしてモータロック状態に至るおそれを低減することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記第1実施形態では、燃料ポンプ11の始動時にモータロック状態の検出を行ったが、始動時以外にモータロック状態の検出を行い、モータロック状態が検出された場合に第2非回転パターンでの通電を行うようにしてもよい。これにより、運転時に異物がインペラ18に咬み込まれたりしてモータロック状態となった場合においても、そのモータロック状態を解除することが可能である。
上記第1実施形態では、燃料ポンプ11が停止してから所定時間Tが経過した後に第1非回転パターンで所定時間電機子コイル21の通電を行ったが、所定時間Tの経過ごとに繰り返し第1非回転パターンでの通電を行うようにしてもよい。これにより、数日車両を駐車した場合などにも、凍結によりモータロック状態となることを抑制することができる。また、所定時間Tをユーザが任意に設定できるようにしてもよい。これによると、次回の車両使用時に対応した時間Tをユーザが設定することで、車両使用前に燃料ポンプ11を暖め、凍結によるモータロック状態を予め解除しておくことが可能となる。
上記第1実施形態では、燃料ポンプ11が停止してから所定時間Tが経過した後に所定時間だけ第1非回転パターンで電機子コイル21の通電を行った。すなわち、第1非回転パターンで電機子コイル21の通電は、所定時間の経過により終了するようにした。しかし、温度検出手段37による検出温度が所定温度以上となった場合に、第1非回転パターンで電機子コイル21の通電を終了するようにしてもよい。これによると、燃料ポンプ11が十分に暖まるまで電機子コイル21への通電を行えるので、凍結によるモータロック状態を依り確実に解除することが可能となる。
なお、車両に搭載されたバッテリの電圧を検出する手段を設け、バッテリ電圧が所定値以下の場合には、燃料ポンプ11の停止後における電機子コイル21への通電を禁止、又は通電時間や周波数を低減するようにしてもよい。これにより、車両停止時における通電により、バッテリがあがることを抑止することが可能となる。
本発明の一実施形態を示す燃料ポンプの縦断面図。 図1のA−A線断面図。 各相の電機子コイルの巻回方法を説明するための図。 ブラシレスモータの電気的構成を示す回路図。 各MOSFETの切り替えパターンを示す図。 回転パターンにおける各相の通電状態を示す図。 第1非回転パターンにおける各相の通電状態を示す図。 第2非回転パターンにおける各相の通電状態を示す図。 燃料ポンプ始動時におけるモータロック状態解除ルーチンを示すフローチャート。 燃料ポンプ停止後におけるモータロック状態予防ルーチンを示すフローチャート。 第3非回転パターンにおける各相の通電状態を示す図。 第4非回転パターンにおける各相の通電状態を示す図。
符号の説明
11…燃料ポンプ、12…円筒ハウジング、13…ポンプ部、14…ブラシレスモータ、15…ポンプケーシング、16…ポンプカバー、17…ポンプ室、18…インペラ、19…ステータ、20…突極、21…電機子コイル、23…マグネットロータ、24…シャフト、25…ロータコア、26…マグネット、27,29…軸受、28…軸受筒部、30…軸受ホルダ、31…駆動制御回路、32…吐出口、33…ハウジングカバー、35…制御部。

Claims (12)

  1. 相の電機子コイルを有するステータと、前記ステータに対向して配設された界磁極を有し、回転軸に嵌着されて該回転軸とともに回転するロータとを備え、前記ロータの回転位置に応じて各相の前記電機子コイルへの通電を順次切り替えることで前記ロータが回転し、該ロータの回転により流体を吸入するとともに吸入した流体を吐出するブラシレスモータ駆動式の流体ポンプを制御対象とする流体ポンプの制御装置であって、
    前記ロータをその径方向に振動させるべく、前記ロータを回転させることのない態様で通電と非通電とを切り替えるパターンで前記電機子コイルに断続的に通電する通電制御手段を備えることを特徴とする流体ポンプの制御装置。
  2. 前記パターンにおける通電・非通電の切替波形の周波数は、前記ロータの固有振動数に設定されることを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプの制御装置。
  3. 記パターンは、時間の経過とともに通電と非通電とが切り替わるように予め規定した規定パターンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体ポンプの制御装置。
  4. 前記通電制御手段は、前記流体ポンプの始動時に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  5. 前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止直後に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  6. 前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止から所定時間経過した後に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  7. 前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止後所定時間経過するごとに、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  8. 前記流体ポンプの近傍の温度を取得する温度取得手段を有し、
    前記通電制御手段は、前記流体ポンプの停止後、前記温度取得手段により取得した温度が所定温度以下である場合に、前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  9. 前記流体ポンプのロック状態を検出するロック状態検出手段を備え、
    前記流体ポンプがロック状態である旨検出されたことを条件に、前記通電制御手段は前記パターンで所定期間前記電機子コイルに通電することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  10. 前記ロック状態検出手段は、前記各相の電機子コイルへの通電状態が切り替わることなく所定時間継続している場合に、前記流体ポンプがロック状態であると判定することを特徴とする請求項に記載の流体ポンプの制御装置。
  11. 前記通電制御手段は、前記パターンによる通電期間中、パターンによる通電として、前記電機子コイルの特定の2相にのみ通電し他の相は非通電とすることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
  12. 前記通電制御手段は、前記パターンによる通電期間中、パターンによる通電として、前記電機子コイルの全相に同時に通電することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の流体ポンプの制御装置。
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